※この作品はR-18です。

幻想入りしたオタクは理想の2次嫁にお仕えしたい   作:トテツクlv0,01

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二度目の吸血

待ちに待った一週間後の夜。というか明け方。

いつでもいいぜばっち来いと思ってたんだがちょっと待ってそこまでは聞いてない。

 

「いやここでするのは不味くありません?」

「なんでよ?ここなら終わった後すぐ寝かせて終わりじゃない。」

 

場所が大問題である。

どこかっつーとうん、俺の部屋なんだ。

いや俺の部屋っていうと語弊があるか、あくまで貸し与えられてるってかたちだし。

それでもまぁ一応はプライベートルームといってもいいだろう。

見つかってヤバいような物は既に全部没収されてるが。

 

そこにまぁ二人っきりなわけですよ。

事情を知ってる筈のお嬢様がグイグイ来る。

どうしてこうなった。

なにこれワンチャンあるとか期待しちゃっていいの?

心臓なんてばっくんばっくんである。

俺振られたんじゃなかったのか。

まてまて落ち着けこれは孔明の罠だ。そうに違いない。

いや?罠だとしてそれがなんだというのか。

こんなハニートラップ全力でかからざるを得ないだろ。

しかし一応だ。念には念をいれておこう。

 

「でもほら。来ちゃってから言うのもなんですがここだとお嬢様の部屋から一番遠いとこじゃないですか?毎週わざわざ来てもらうのも悪いかなーとか。」

「だったら近くの部屋に移ればいいじゃない。どうせ内装なんて殆ど変わらないんだし。」

「え!?いいんですか!?だったら隣の部屋がいいです!なんなら同室同棲でも!」

「そこまでいいとは言ってない!隣とか貴方穴あけて覗いたりしそうじゃない。

聞き耳たてたりもしそうだし。嫌よ。」

 

あはん、やっぱりダメだった。いやまぁダメ元だったけどさ。

しかしいよいよ俺の行動パターンまで把握され始めた。

理解がすすんでるようで何よりです。

流石に穴まであけたりはしませんけどね、器物損壊だし。

聞き耳は~…うん俺ならやりかねんわ。多分やる。

 

「少し前までならそれで気色悪いって追い払われてましたけど、そんな奴近づけちゃって本当に大丈夫なんです?」

「言ったって無駄でしょ貴方の場合。いい加減慣れてもくるっての。

はぁ…霊夢から見た私って本当にこんなのなのかしら…。未だにショックなんだけど。」

 

いやーお嬢様の霊夢さんへのラブ度合いにもよりますがここまでではないんじゃないっすかね。

自分がちょっとばかしイっちゃってる自覚はある。

でも部屋が近くなる事自体はマジでいいのか。

これが縮まった心の距離だと考えるともうなんというか滅茶苦茶嬉しい。

 

「そんな事よりこっちはもうお腹ぺこぺこなんだからさっさと吸わせなさいよ。

たくさん吸う為にお茶とか抜いてきてるんだから。」

「それは勿論いいんですけど。あの~その…、お嬢様が吸ってる間ハグとかしたいんですけど…

流石に駄目っすかね?」

「……またお尻とか触ったら承知しないからね。少しぐらいなら好きにしなさい。」

 

こっちもダメ元だったんだがまさかのOKが出た。

マジで!?許される範囲ってどの辺だ!?

きつくしすぎると飲むのに影響あるかもしんないな。

あくまでそう、ふわっと。優しく包み込む感じならいい…のか?

本当にいいのか!?俺なんかがそんな事しちゃっても!?

 

「ほら早く。」

「あ、はい!」

 

促されるままにお嬢様の前に跪き、吸いやすいように肩を出す。

ヤバい、緊張する。

 

 

 

 

 

 

「ぐっ…ぎぃぃぃぃ。」

 

首元の肉に牙が突き刺さっていくのは優しくとはいっても痛いもんは痛い。

麻酔とかあればなー。こういう吸われる側って大人しくしておいて貰うためにいやらしい気分になったりヘヴン状態になったりするのもあるんだけどな。そういうのは皆無みたい。

 

ああその為のハグOKなのかもしれないな。

お嬢様の翼の下、腰の部分に腕を回してそおっと、少しだけ抱き寄せる。

 

服がふわふわしてるのか柔らかい。

思ってたより全然華奢。こんな体のどこにあんなパワーがあるのかってぐらい。

当たり前だが抱き枕なんて比較にもならない抱き心地。

そんでもってすんごいいい匂いする。なにこれ最高過ぎる。

怒ったりしてないかなって吸血中のお嬢様を見るが、特に気に留めてない様子。

本当にいいのか俺がこんな事しても。

 

今の所血を大量にこぼされたりはしていない。

ゆっくりと静かに、こくこくと俺の血を飲んでくれている。

たしかにそうしてくれるようには頼んだが言われただけでこうも変わるだろうか?

もしかしたら俺なんかの為に負担をかけないような吸い方をこの一週間で練習してくださったのかもしれない。そう考えるとますます幸せな気持ちが膨れ上がる。

 

髪とか撫でたりしていいのかな。翼触ったりもしていいのかな。

いやそこまですると少しぐらいからはみ出してしまうかも。

 

あんまり強く抱きしめるのは危険だ。

股間もムクムクと主張し始めてきている。

これが当たってしまうのは絶対に少しぐらいでは済まない。

今後もまだして貰えるかもなんだ。ここで全てをふいにしてしまうのは勿体なさ過ぎる。

ギリギリだ、ギリギリを攻めろ。

 

吸血中のお嬢様のうなじが目に入る。

シミ一つない透き通った綺麗な肌だ。

もうたまらない。許されるならそこにキスを落としたい。

舐めまわしたい。むしゃぶりつきたい。吸いつきたい。ああなんて美味しそうな…。

 

待て俺は今何を思った?

俺は大分危ない奴ではあるが流石にカニバリズムまで性癖網羅してねぇぞ?

これが吸血衝動か?ないと思ってたがこれも一応あるにはあるのか?

うなじにはあんまりフェチズム感じてなかったんだが…。

 

亜人(デミ)ちゃんは語り〇いでもそんなんあったな。噛みつきたくなる選手権。

あれの場合腕だったっけ?首も重要とか言ってたような気がするがヴァンパイアJKが。

まぁ腕でも首筋でもお嬢様のは100点じゃ足りないんだけど。

 

「…ふぅ、ご馳走様。終わったから放して頂戴。」

 

人生最大に幸福だった時間はすぐに終わりがやってくる。

ああもう少しだけ堪能していたかった…。

 

 

 

 

 

 

 

「で、どう?何か変化は感じる?量だけならこないだよりは飲めたと思うけど。」

「今の所は特には、ちょっと貧血気味に頭くらくらするぐらいですね。」

 

一旦寝る必要あったりするのかな。

変化まで時間かかるとかかも。

 

「後は飲む量増やすだけでいいのかどうかですね。今の所それが一番可能性が高い事だとは思いますが…眷属化って色々パターンあると思いますし。」

「貴方の知ってるのだと他にどんなのがあるのよ?」

「パッと思いつくのだと…牙から魔力を注ぎ込んで相手の体を変質させたりだとか。

他には相手に己の血を与えて~とかですかね。」

 

DI〇様とヴァ〇ラさんとかそんな感じだったし。

 

「そういえば吸血鬼って不死者(アンデッド)の一部にもよく数えられたりするんですけどお嬢様は違いますよね。」

「はぁ?あんた私がゾンビにでも見えるっての?」

「いやいやそうじゃないです。これも眷属化に関わってくる話で。」

 

要は死骸が動くかどうかって事だ。

まぁでもよく考えたらそれはなかった。

それなら今まで眷属化0人って事にもならんだろうし俺を治療する必要もなかったしな。

 

「ふぅん…魔力はともかく私の血を貴方にあげるつもりはないわよ。」

「分かっちゃいましたがやっぱダメですか…。」

「当たり前でしょ。少し分け与えるぐらいならまだ考えてあげなくもないけど…。

直接私から吸おうとするのは絶対に許さないからね。」

「直接じゃなければ可能性あるんですか!?」

「うっ。少なくとも今はダメよ!?そのうちねそのうち!」

 

マジかよヒャッホイ!

なんらかの成果を示せばご褒美に貰えるかもしれないのか。

しかしやっぱりハニートラップ潜んでたな。うなじに何もしなくて良かった。

忍耐の勝利だぜ。

 

 

 

 

「そういえばお嬢様、一つお聞きしたい事があるんですが…ロケットの事って誰から聞きました?流石に材料全部元からお嬢様がご存じだったとかはないですよね。」

「あれ?黒幕の片割れよ、帽子被ってる方。」

 

えーりんの方か…。やっぱそうなるよなぁ。

それで考えられる変化ってどういう事があるか。

えーりんとパッチェさんどっちの知識量が上だとか全然わからんけども。

 

設計から違って打ち上げ失敗とかか?

それなら再生でどうにかなるからまだしも、宇宙空間で破損とかになると最悪だな…。

 

「なぁに?また何かうじうじ悩んでるの?とっとと全部吐きなさいよ。」

「うーん…終わった部分の事は言っちゃいますけど、あれ俺の知ってる流れだと帰ってきてからパチュリー様に聞く筈だったんですよね。それが変わっちゃって大丈夫かなと。」

「ふーん?それがどうしたってのよ?」

「いや…俺の馬鹿な助言のせいでお嬢様に不幸な出来事が生まれたりしないか心配で。」

「呆れた。あんた私の事散々好き好き言っておいて実際何も分かってないのね。」

 

お嬢様がずいっと詰め寄ってくる。

近い近い近い!

 

「あんたの目の前にいるのは誰よ?」

「永遠に紅い幼き月、紅い悪魔(スカーレットデビル)、紅色の世界、濃霧の吸血鬼、紅色のノクターナルデビル、ヴラド・ツェペシュの末裔で紅魔館の当主たるレミリア・スカーレットお嬢様です!」

「二つ名全部言えだなんて言ってないんだけど。で、そのお嬢様の能力は?」

「運命を操る程度の能力です!」

「そうよ。多少の不都合がなんだってのよ。そんなもの私の前では赤子も同然。

あんたの知る本来の流れとか知ったことじゃないわ。」

 

…そっか。そうか。

心配なんてする必要なかった。

いや心配する事自体がお嬢様を信じきれてなかったか。

運命が敵に回ってもお嬢様ならそれを真っ向からねじ伏せれる。

 

「だからそんなちっちゃなこと気にしないの。あと月で何が起こるかも言いなさい。」

 

…感激してたのにホントの狙いはそれだったのかと思えてくる。

気になってたんですかそれ。もう未来がとかどうでもいいや。お嬢様なら平気だろ。

とりあえず月にお嬢様を負かせる相手がいるとだけ伝えるとワクワクしてた。

特訓でもするのかな?頑張って下さいな。ご健闘をお祈りしております。

 

「それにね、仮にあんたのせいで何かが起こったとしても私がどうにかしてあげるわよ。

もううちの一員みたいなもんなんだし。」

「お嬢様ぁ!!」

「ふぎゅっ!」

 

こっちには本当に感激させられた。

お嬢様が俺を身内と言って下さった。こんな嬉しい事があるだろうか。いやない。

感極まって思い切り抱き寄せてしまった。

いやホントにここの時点ではいやらしい気持ちは一切なかったんだ。

 

そうするとだ。

当たっちゃったんですよ胸元に。

 

ふにゅんと。

 

求めてやまなかったものが。

 

小さな小さな膨らみだったがそれは確かにそこに『あった』。

 

で、だ。

俺から当たってる事がわかるって事はお嬢様からしてもわかるって訳でして。

しかもだ。

その感動の感触のせいで俺のアレも臨戦態勢に移行しちゃった訳でして。

それも割とガッツリ押し当ててる形になっちゃった訳でして。

 

まぁそれでどうなるかというと

 

「少しだけっつったでしょうがこの馬鹿ッ!スケベッ!!変態ッ!!!」

 

とんでもない勢いで俺を壁まで突き飛ばし、お嬢様は部屋から大慌てで逃げてった。

 

 

 

アカン…やっちまった。

こんなんまた好感度0からスタートやん…。

やはり忍耐こそが勝利だったぜ……。

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