TS提督は、ふたなり艦娘に愛され過ぎている。 作:クソザコナメクジ
「セックスなのです♪」
見た目幼い可愛らしい少女が、そんなことを口にする。
いや、ちょっと待って欲しい。少女は満面の笑顔で、左手で作った輪っかに右手の人差し指を抜き差しする。此処は恐らく提督室、みかん箱しか置かれていない部屋の中で初期艦であり、秘書艦でもある少女が、じりじりと距離を詰めてくる。彼女のことは知っている、知っているといっても一方的なもので、実際に話したこともなければ、こうやって面と向かって顔を合わせたこともない。もっと云えば、画面越しだ。彼女の名前は電、艦隊これくしょんと呼ばれるブラウザゲームの中の登場人物である。
どうして彼女が目の前に居て、どうして僕が此処に居て、どうして僕が提督帽を被っているのか分からない。
そして僕は男である、男だったはずだ。しかし僕は今、女の体になっており、ゲームの中の登場人物が性交を迫って来ている。いや、別に僕は六駆の姉妹が大好きなので、好意を向けられていることは構わない。四姉妹全員に指輪だって渡した、むしろ嬉しい。しかし、それでも受け入れられないのは、動揺が強い為だ。僕は今、自らが置かれている状況について説明を受けていた。それは最初から違和感しかない内容であり、造船の話になった時に不信感が天元突破した。
とりあえず、落ち着け、聞き間違いかも知れない。
「申し訳ないけど、もう一度だけ説明を繰り返してくれないかな?」
「命令と言われればお答えするのです」
そう云うと電は姿勢を正して、先ほど聞いた内容を繰り返す。
「人類は滅亡したのです。今、残っている人類は提督さんしか残っていません。提督さんには深海棲艦に奪われた陸地を取り戻す使命が与えられているのです。その事業を達成するまで、提督さんには不老不死の肉体が与えられています。可愛らしいのです。女の子になりたいってボヤいていたので神様に頼んで、私好みの女の子になって貰いました♪」
うん、やはり、話について行けない。
どうして僕が選ばれたとか、神様が登場するのかとか、聞きたいことは山ほどにあるのだけど、重要なのはそこじゃない。よくあるネット小説のような展開に、ちょっと乗り気になっていた数分前の自分、息子には未練があるけども、可愛らしい女の子に囲まれるのであれば、それも悪くないかなって思っていた。
問題なのは、この後だ。どうやって艦娘を建造しているのか聞いてみたのだ。
「それで造船の話になったのです。端的に云えば、艦娘はホムンクルスなのです。提督と秘書艦の遺伝子によって産み出すことができるのです」
そう、これだ。嫌な予感をしながらも、遺伝子? と問い返したんだ。
「セックスなのです♪」
電が満面の笑顔で改めて告げる。
「開発資材ってあるじゃないですか、あれの正体のひとつは受精した卵子なのです。提督が男でしたら、その子種を私の子宮に注ぎ込むことでも良かったのですが、提督の逸物って結構、大きかったじゃないですか。あれを挿れられるのは怖いなーって、なので、逆に挿れる側に回れば良いと思ったのですよ」
「いや、でも電も女性じゃ……」
「安心して欲しいのです。きちんと女提督の為に、逸物を生やす装備があるのです。全年齢版では出せなかったものだけど、此処は現実、画面裏で行われていた情事もばっちり可能なのです」
そう云うと電は装備カードを取り出し、それを股間へと当てがってみせる。
「最初から用意されているものは形も質も並だけど、装備開発をすることで大きさは勿論、形状、精液の量や粘度、なんなら獣型の逸物も用意することができるのです。勿論、盛り上げる為の道具も、薬物の投与も認められているのです♪」
あっ♪ と電の口から嬌声が溢れる。
むくり、むくり、と股間が膨らみ、彼女のスカートを押し上げた。
あはっ♪ と上気した頰で笑い、布越しに指先で先端を撫でる。
「とりあえず、やってみるのです♪」
「む、無理だよ! まだ、此処がどんな状況かも分かっていないのに!」
「言葉よりも慣れた方が早いのです。大丈夫、ちゃんとそれ用の部屋もあるのです」
電は私の手首を掴むと、人並み外れた力で私を抱き寄せる。
この彼女好みとされた体は彼女よりも頭ひとつ分も小さくて、その胸元に顔を埋める形となった。あ、良い匂いがする。とろんとなる頭、しかし、お腹に当たる逸物の感触にゾゾッと怖気が走る。頭上からは発情した荒い息、頭頂部に口元を押し付けて、すぅーっ、はぁーっと深呼吸される。逸物がピクンと動くのが布越しにも分かる。逃げ出そうにも逃げ出せない。あまりにも力が違い過ぎて抜け出すことは叶わない。電はひとしきり私のことを堪能した後で「優しくするのです」と私を軽々と持ち上げて、お姫様抱っこした。
そのまま提督室を出て、誰もいない鎮守府の階段を降りていった。
「着いたのです♪」
幾つかの隠し扉を通った先にある地下室。
部屋の中心には大きなベッドが置いてあり、壁際には大きなスクリーンテレビが置いてある。他にもキッチンやガラス張りのトイレとバスルームも設置されており、他にも高性能っぽいパソコンが置かれていたりする。上で見た提督室よりもあからさまに設備の整った部屋だ。仰々しい鉄扉なんかもあって、なんとなしに見つめていると「拷問器具なんかが置いてあるのです。勿論、命には別状のない範囲で」と電が清々しい笑顔で答えてのけた。この子、怖い。
いやまあ、それも気になったが、それ以上に気になるのはベッドの周囲を囲むビデオカメラの存在だった。天井を見れば、監視カメラのようなものと置いてある。
「この世界には人類は居ないのです、待てば資材が補充されると云うこともないのです」
電は私を抱っこしながら天井のカメラに向けて手を振ってみせる。
「資材調達には外の世界の協力者が必要で、その為の手段として私達の情事を裏物のDVDとして販売するのです。会員様には天井にある定点カメラで地下室における私達の生活風景を四六時中、修正なしで写しています。今は何人でしょうか、既に見ている人は居ると思いますよ?」
ふかふかのベッドの上に、ゆっくりと優しく置かれる。いやちょっと待って今、聞き捨てならないことを聞いた気がする。
「ここで生活!? それだと、提督としての仕事ができなくなるんじゃ……!?」
「……いずれ提督さんのクローンを作るのです。提督さんの業務は全て、記憶も引き継いだ提督さんが行います。本物の提督さんはずっと此処で私と一緒に……いえ、いずれは姉妹達も呼んで、五人で暮らすのです」
だって、と妙に据わった目で左手を翳す。そこには指輪が付けられていた。
「私達はもうカッコカリでは満足できないのです♪」
そう云うと電は唇を奪って、そのままベッドに押し倒した。
犯される、その自覚があっても電の人並み外れた力の前には為す術がない。足をじたばたさせても意味なんてない、手首を頭の上に引っ張り上げられて、ガチャリと両手首に何かが嵌められる。タオルを噛ませた手錠が私の手首と頭上のベッドと繋いであった。僕の足の隙間に体を滑り込ませた電は唇を離し、そして舌舐めずりをしながら私を見下ろす。電のスカート越しに主張する逸物、布擦りの音、ゆっくりとセーラー服を脱ぎ、キャミソールに似た下着姿になる。脱いだばかりのセーラー服を僕の顔に置かれた。とても良い匂いがする。閉ざされた視界、つぅっと指先で胸元を撫でられた後、提督服のボタンを外されるのを感じ取る。今更、身動ぎして抵抗しても意味はなくて、ただ少し時間を遅らせるだけだった。ブラジャーはしていなかったようで、電と同じくキャミソールの下着を胸元まで捲り上げられる。ジュルリと唾を啜る音が聞こえた。お腹を撫でられる、ゾゾッとした不快感に僅かながら擽ったい感覚が入り混じった。んっ、と身動ぎする。ヘソ周りから脇腹まで優しく揉むように撫でられながれ、電の手がゆっくりと胸元近くまで上がってくる。僅かに膨らんでいた胸、下から持ち上げるように揉まれた。気持ち悪い、はずなのに心地良い。んん、と声が溢れると僕の上で電が身悶えするのがわかった。ゆっくりと体を傾けるのを感じ取る、僕の胸元に埋めるように電が顔を押し付けてきた。手は背中に回されて、電は抱き寄せながら深呼吸をする。すぅーっ、はぁーっ、されていることは嫌なはずなのに「気持ち良いのです……とっても良い匂いなのです……」と言われて嫌な気分にはならなかった。本心から好かれているのが分かる。左手の薬指に違和感があって、親指で根本近くを擦ってみると指輪の感覚があった。電の好きっていう感覚がダイレクトに伝わってくる。もぞもぞと電が自らの太腿を擦り合わせるのが分かった、僕の陰部に勃起した逸物の先端が押し付けられる。
「待って!」と声を上げた、それはまだ受け入れられない。心の準備ができない。
「服を取ってくれない? そのまま挿れるのは怖い、から……」
少し間が空いて、電のセーラー服が除けられる。
開けた視界には電の発情し切った顔があって、その腹部には勃起した陰茎がスカートを押し除ける。電が興奮しているのが分かる、僕を見て、犯したいって思っているのが分かった。彼女の中ではもう僕を犯すことは決定しているようで、例え嫌われたとしても犯したいと思っている。でも、それ以上に好きって気持ちが指輪越しに伝わってくる。逡巡があった、このまま本当に私を犯しても良いのかっていう迷いがあった。それでも、もう我慢はできないって気持ちがはち切れんばかりに伝わってくる。
だからという訳でもないが僕は口から舌先を出して、上目遣いで電を見つめる。
「……先ず、濡らさせてくれない?」
電の発情しきった感情に当てられて、気持ち良いって感覚が増幅されて、少し頭の箍が緩んでいたのかも知れない。
電は嬉しそうに笑みを深めて、濡れた股間をお腹から胸元に滑らせて馬乗りになり、僕の目の前でゆっくりとスカートを捲り上げる。むわりとした熱気、膨れ上がった逸物が皮を被った姿で私の前に晒される。逸物は、やはり悍ましかったけど、涙目で恥ずかしがる電の姿はとても可愛らしかった。今もまだ好きって気持ちが痛いほどに伝わってくる。だから、僕は先端から溢れる透明の液体を掬いとるように舌先で電の逸物を舐めた。はわっ、はわわっ!? と狼狽する電の声を耳にしながら亀頭を咥える。美味しくはない。しょっぱい、分かっていたことだけど、でも、何故だか胸の奥が疼く味がした。好きって気持ちが伝わってくる、興奮する気持ちが伝わってくる。キュンキュンと来る感情に、ちょっと先端を吸ってあげると「はわっ!?」と電の逸物が跳ねた。堪えるような呻き声、ギュッとスカートの裾を握り締めながら、電が前のめりになってふるふると身を震わせる。先端からしょっぱさとは違った液体が少しだけ溢れた。決して美味しいものではない、なのに、それを飲み込んだ。たった数滴、喉を通って胃に到達する。たった数滴が私の体に染み渡る、たった数滴で肉体が電に染められるのを実感する。僕は今、とても、とても悪いことをしている。まるで禁断の果実を口にしたような新たな扉が開かれる感覚、もうちょっとだけ、と軽く吸ったら電が「あ、ああっ! ま、待って、欲しいのです!」と声を荒げた。
逸物の先端が僕の口から引き抜かれて、はぁっ、はぁっと電が肩を揺らしながら荒い息を零す。
「は、初めては、中に出したいのです……」
その懇願に、思わず僕は苦笑する。
こんなところに連れて来られて、手錠まで掛けられて、今更抵抗なんてできるはずがない。
ちゃんと濡らして欲しい、とそれだけ伝えた。
†
指輪から伝わるという好きという気持ちは私の心を喜色に響かせた。
彼を此処に呼び出す時に、男のまま呼び出すこともできたけど、それはなんだか嫌だった。彼がそういうものに興味があるのかどうかは分からないが提督さんの事は独り占めにしたいし、仮に複数と関係を持つにしても姉妹達が限界だ。それに提督さんも男だ。私達は揃いも揃って子供体型なので、提督もいずれは胸の大きな戦艦や空母に心を寄せるのではないかと危惧し、そうなるくらいなら女の体にしてしまおうと考えた。
提督さんを呼ぶ前にしっかりと勉強はした、ボフンと沸騰する頭で提督さんがお気に入りの画像や漫画を必死に読み込んだ。
でも、そんなのは全部、無駄だった。もう頭の中は空っぽで自制を効かせるだけで精一杯だ。ビンビンに反り立つ陰茎を宥めながら提督のズボンを脱ぎ脱ぎして、その下にあるぐっしょりのパンツに指を引っ掛ける。濡らしてって言ってたけど、もう濡らす必要なんてないのでは? でも手錠でベッドに繋がれたままの提督さんがパンツを脱がす私のことを不安そうに見つめてくるから、しっかりと解してあげようと思った。
提督さんの体は小さい。大きいよりも小さい方が良いと思ったのは姉妹達に姉気質の者が多い為だ。暁はレディという言葉に憧れを持っているし、雷は甘やかすのが好きだ。響も可愛がられるよりも可愛がる方が好きで、私も抱き締められるよりも抱き締める方が好きだ。ぷっくりと膨らんだ陰部、ぴっちりと閉じた縦筋、愛液でてらてらと輝いている。こうも間近で誰かのを見るのは初めてだった。自分のだって、ここまでじっくりと見たことはない。ネット上では、実物はグロいなんて言ったりするけども、まだ誰も触れたこともなければ、初めて空気に晒されるそれはとっても――――
「――綺麗なのです」
思わず溢れた言葉に、提督さんが足を閉じた。
真っ赤な顔で、ぷっくりと膨らませた頬。瞳を潤ませながら私のことを睨みつけてくる。
あまりにも可愛らしくって、くすり、と含み笑いを零す。
「遅かれ、早かれ、なのです」
そう言い聞かせて、ゆっくりと閉じられた足を広げる。
艦娘の力を持ってすれば、ただの女の子に過ぎない提督さんの力なんて可愛らしいものだ。再び晒された縦筋に、ゆっくりと唇を落とす。陰核の部分をチュッと音を立てる。あっ、という驚きの声に切なさが混じった。もっと滅茶苦茶にしたいと思っていたのに、私色に染めたいと思っていたのに、私だけで穢したいと思っていたのに、今は大切に扱いたくって仕方なかった。自らの陰茎が縦に揺れるのを感じ取る、陰茎で重力を感じ取りながら再び提督さんの股間に顔を埋める。舌先で縦筋を優しくなぞる。陰核を舌の腹で押し潰し、時折、溢れ出す愛液を吸い上げる。提督さんの鈴鳴りの声が心地良い、指輪越しに擽ったい。と気持ち良いが伝わってくる。じっくりと丁寧に、何度も何度も繰り返している後で口を離すと提督さんの縦筋が薄らと開かれた。割れ目から覗かせるピンク色の恥部が宝石のような光沢を帯びている。えっちぃ、とてもえっちなのです。ゴクリと唾を飲み込んだ。こうやって他人のをまじまじと見るのは初めてで、だから陰茎の挿れる穴が知識として、何処なのか分かっていてもこうやって知るのは初めてだ。割れ目の下部分、ピクンと跳ねる陰茎が本当に此処に入るのか不安になる。溢れ出す愛液が提督さんのお尻の穴を濡らした。こちらの方がまだ入りそうな気がする。
ヒクヒクと動く穴をなんとなしに指で突くと「ひうっ!?」と提督さんの悲鳴が上がった。
「ど、何処を触ってるの!?」
本当に困惑しているようだったから一先ず、「ごめんなさい」と謝ってお尻を弄るのは後日、改めてということにする。
今は提督さんの前の方の穴に、きちんと私の逸物が入るのか確かめなきゃいけない。垂れる愛液を舐め取りながら穴の中に尖らせた舌先を差し込んだ。あっ、ん……と提督さんが体を捩った。両腕で太腿の裏を下から抱えるように提督さんの腰をしっかりと固定し、開いた口をぴったりと恥肉に付ける。改めて舌先を穴の中に挿れる。出来るだけ奥の方まで、すると思っていた以上に奥は深くって、そして入り口に反して中の方は広そうに感じられた。舌全体で提督さんの愛液と恥穴を堪能してからゆっくりと口を外す。口の周りに付いた愛液も提督さんに見せつけるようにペロリと舐め取る。別に美味しい味ではない、今まで味わったことがないような不思議な味だった。でも感想を言うとするならば、美味しい。という言葉以外に出て来ない。好きな相手を穢すという背徳感、犯しているという興奮、捕食しているという感覚が美味しいという感性に結びついた。自らの人差し指を口に加えて、唾液を塗す。そして、まだ誰も犯したことのない聖域に指を差し入れる。ひぅっ、という小さくて可愛らしい悲鳴、ギュッと目を閉じて下唇を噛み締めながら堪えている。提督さんの中は暖かかった、指の腹で提督さんのお腹を内側から擦ってあげると「ふぅぅん……ふんっ……」と鼻息を立てながら涙を零す。ピクン、ピクンと跳ねる体を必死で抑え込んでいるようだ。どうやら提督さんの中は思っていたよりも深いようで、人差し指では奥まで届かないようだ。お腹の手前側に窪みのような空間があって、そこに指を引っ掛けてみると「ひゃうっ!?」と提督の嬌声が上がった。見開いた目で私を見つめながらパクパクと口を開閉させる。なんとなしにもう一度、指の腹で引っ掻いてみると「ひぅっ!
……ふぅぅぅ……うぅ……ふぅーっ……」と噛み締めるように堪える。きゅうっと指を締め付けられた。なんていじらしくって可愛らしいのだろうか。もっと提督さんの反応を堪能したかったけど、これ以上は私の理性が持ちそうになかった。
差し込んでいた指を抜き取り、勃起しぱなっしの陰茎に愛液を塗す。まだ、まだだ、まだ挿れるのは早い。ふっ、ふっ、と呼吸を整えながら今すぐに入れようとする興奮を抑え込んだ。提督の顔色が悪い。どうやら私の陰茎を見て怖がっているようだけど、ここまで来て、お預けなんて我慢できるはずがなかった。提督さんも、そのことが分かっているのか、何も言わず、ただじっと青褪めた顔で私の陰茎を見つめている。
肌と肌を擦り合わせる、左腕で提督さんの体を抱き締めながら右手で陰茎の位置を調整する、顔は提督さんの首筋に埋めた。キスを落とす、首筋を軽く吸い上げて、幾つもキスマークを付ける。陰茎の先端で提督さんの縦筋を撫でる。「子供……できる、子供、できちゃう……」と提督さんが震える声で呟いた。「好きなのです」と告げる。「愛しているのです」と告げる。「分かってる、分かっているよう……」と提督さんが震えた声で答えた。「好きだけど……ひぐっ……好きだけどさあ……」とくぐもった声で告げる。「こんなの受け入れられないよお……こんなのっておかしいよお……」と提督さんが情けなく涙を流した。
ごめんなさいなのです、と言いながら提督さんの愛液で十分に濡れた陰茎をゆっくりと挿し込んだ。
†
「あッ……ぐっ……ああッ!」
入ってくる。陰茎が、電が、僕の中に入ってくる。
狭い入り口に電の陰茎が捻じ込まれる。暴れようにも電に押さえ付けられて満足に動けない、手を動かしたくともガチャガチャと手錠の鎖が音を立てるだけだった。入ってくる、ゆっくりとこじ開けてくる。肉が裂ける感覚、鋭い激痛が走る。無理、こんなの無理! 声を上げたくとも未知の激痛に声が出て来なかった。目は限界まで見開かれ、パクパクと口が開閉する。ごめんなさい、と電が何度も呟いた。好きなのです、と電が何度も囁いた。愛しているのです、と電が何度も訴えてくる。我慢できないのです、と震えた声で告げられる。指輪から伝わる罪悪感と背徳感、そして激重の愛情が流れ込んでくる。体内に押し込まれる異物に吐き気が催す、気持ち悪さと激痛から胃液を戻した。心が電の愛情に浸食されている、体が電の逸物に侵食されている。電はゆっくりと体を起こすと前傾姿勢のまま、両手で私の腰を掴んだ。そして腰を押し込まれる、奥の奥まで電に侵略される。破瓜の痛みに涙が零れ落ちた。その先端がトンと私の最奥を叩いた、僕の中が電でいっぱいになっている。ギュッと閉じていた瞼を開くと、下腹部が電の形にぽっこりと膨らんでいる。収まっていた、電の逸物が確かに私の中に収まっている。電から荒い呼吸が零れる、肩を揺らす獰猛な吐息は精一杯の気遣いだった。ギリギリのところで理性を保っている。決して優しい行為ではない、無理矢理犯されてる。そんな中でも電の愛情が指輪越しに届けられる、電が優しく大切に扱おうとしていることが嫌でも伝わってくる。それなら、こんな無理矢理な形でしなくても良いのにと思いはするけども、憎むに憎み切れないのは純粋なる愛故に、決して許してはいけないと分かっていても受け止めてあげたい気持ちも少しはあった。好きだから、画面越しの愛情だけど、それでも好きだし、好きなキャラが現実に存在して、こんなにも重過ぎる愛情を向けられもしたら少しは絆されもする。もう好きにしたら良いじゃんか、どうせ何を言っても聞き入れてくれそうにないし……ぐすり、と鼻を啜り、もう何もかもを諦めて全身を弛緩させる。
せめて優しくして欲しいなあ、と上目遣いに獣のように荒い息を立てる電を見た。
「……やっと……半分…………」
呟かれた言葉は絶望だった。
「ま、待って……もう、これ以上は……入ら……いッ! ギ……ッ……ア……ッ!!」
動揺は最後まで言葉にならず、腰に添えられた手に力が込められた。
ぐっ、ぐっ、と押し込まれる陰茎は子宮を突き上げる。子宮ごと押し上げられた胃からコポリと酸っぱい胃液が再び喉の奥から逆流する。それでいて指輪からは胃もたれしそうな激重の感情が止まることなく注がれる。人類の構造として、許容不可能な行為に足の爪先までピンと伸びて、ビクンビクンと全身が痙攣した。押し込まれる。あと少し、もうちょっと、と最奥の更に奥、絶対不可侵の聖域に侵略せしめんと逸物の先端を押し入ってくる。生命の神秘とも呼べる根源に続く扉が僅かに開くのを感じた――瞬間、ズルリと入り込んできた。
入っている。丸ごと全部、電が入って込んでいる。あは、あはは、入っちゃてる。奥の奥まで入っちゃった。
「あ……キツ……もう、ダメ……なの……で……す…………で、で……」
最大限まで膨らんでいたはずの陰茎が、僕の膣内で更に大きく膨らむのを感じ取った。
ぶるりと身を震わせる電に、ソレを直感する。駄目だ、それだけは駄目。覚悟なんてできない、受け入れることなんてできない。逃げ出そうにも電の両手が、がっしりと僕の腰を掴んでいる。電と僕の腰は密着しており、根本まで入っているのが分かった。ぽっこりと膨らんだお腹はもう下腹部というよりも胸骨のすぐ下まで押し込まれていた。ビクンと電の陰茎が跳ねる、それに反応してギュウッと膣内が締まる。電が陶酔しきった目が私を見やり、口の端から垂らした涎をそのままに私の唇を奪った。胃液塗れの咥内なんてお構いなしに吸い上げられる。腰の手を離して、僕の顔を抱きしめられる。強く、強く、骨が軋みそうなほどに強く、ミシミシと音が鳴るのを感じ取る中、飛んでいきそうな意識の狭間で――なにかが弾けた。ドクン、ドクン、と僕の体内で脈打たれる。注がれている、熱い液体を子宮の中に直接、注ぎ込まれている。全身が痙攣する、否応なしに跳ねる体を電に押さえ込まれる。意識に白い靄がかかり始める。酸欠か、それ以外の要因か。今、何が起きているのかも曖昧になって、ただただ電に注ぎ込まれる精液を甘受する。分かるのは、もう全てが後の祭りだっていうことだ。
激重の感情を、そのまま形にしたようなずっしりと重たい液体を感じ取り、なんだかどうでも良くなってきた。
「あ……あぁ……駄目……なのです……」
汗塗れの電が、くたりと僕に身を預ける。重たい、そして、まだ大きいし……終わったなら早く抜いて欲しいな。
「ごめんなさい……ごめんなさい……なのです……」
僕の上でぶるりと身を震わせる。
そして、コポリと体内に先程、注がれたものとはまるで違う液体が注ぎ込まれた。
直感して、サアッと血の気が引いていった。
「電……何を? 今、何を……出しているの?」
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
「止めて! 止めてよ! ああ、膨らんでく! 栓されちゃってる!?」
「腰が……抜けちゃったのです……」
チョロロロロ、と吐き出される液体に子宮が満たされている。
身動ぎをしてもガチャガチャと手錠が音を鳴らすだけだ。はふぅーっ、と気持ちよさそうに吐息を零す電のことが今は憎たらしくて仕方ない。これは酷過ぎる、あまりにも酷過ぎる! 満たされる、体内が電の排泄物で満たされる! やだ、やだ! やだあ! もうやだああああああ!!
もう泣き叫ぶことしかできなくって、数十秒の間、まるで子供のように喚き散らした。
†
提督さんが口を利いてくれなくなった。
たぷんたぷんに膨らんだお腹、自分でやった事とはいえ気の毒に思いながらも優しく撫でるとカード化された開発資材を取り出すことができた。心なしかアンモニア臭がする。「ほ、ほら、開発資材も無事に回収できたのです」となんとか会話をしようと声を掛けるも提督さんはツンとした態度を取ったまま、涙と鼻水でくしゃくしゃになった顔を背ける。こんなことをしておいて、好かれるなんて思っていなかったけど、でも、実際にそういう態度を取られるのは傷付いた。というのも指輪から提督さんからの好意が痛い程に伝わってきていたし、両想いに近い感情を持っていたことは確かだ。しかし今、指輪から伝わってくるのは嫌悪感、そして、ただ単純に怒っている。
提督さんは私のことを見ないまま、ポツリと呟いてみせる。
「痛かった」
「……ごめんなさい、なのです」
「優しくなかった」
「本当にごめんなさい、なのです」
「最後のは酷過ぎる」
何故だろう? ズズッと鼻水を啜る提督さんがとても可愛らしく感じられた。
「……なんで、大きくなってるの?」
「これは、その……」
「抜いて、早く抜いて」
言われるがまま、名残惜しく思いながらも腰を引いた。
亀頭に吸い付く何かからスポンと引き抜いた時、溜め込まれていた尿と精液の混合物が溢れ出した。膣壁と陰茎の隙間から流れ出し、その間、提督さんは歯を食い縛ってなにかを堪えていた。ぽっこりと膨らんでいたお腹が凹んだ時、ふぅーっ、ふぅーっ、と提督さんは荒く息を吐き出す。提督さんの体がぶるりと身を震わせて、キュウッと膣が私の陰茎を締め付ける。
……陰茎をゆっくりと引き抜いて、膣口に亀頭が引っかかった辺りで――ズン、と腰を押し込んだ。
「お゛ッ!?」
提督さんの口から下品な声が漏れる。
その唇に吸い付いて、胃液で酸っぱくなった唾液を啜り、舌を容赦なく絡め取った。腰を叩きつける。引いては押し込んで、引いては押し込んで、その度に吸い付いた提督さんの口から下品な喘ぎ声が零れた。じゅるじゅると吸い取って、逆に唾液を流し込んで、たっぷりと堪能した後に唇を離した。
なにが起きたのか分からないといった顔をする提督さんに、私は口元を拭いながら答えてやる。
「提督さんがいけないのです! こんなにもえっちくて、可愛いのがいけないんです!」
ズン、と陰茎を押し込んだ。ズンズン、と容赦なく叩き付けた。
射精する。大量の精液が吐き出されるのを感じ取り、その快感に身を打ち震わせて、まだ治まりの効かない陰茎を押し付ける。ぐりぐりと子宮口を刺激し、快感が引いた頃合いで腰を引いて、また叩き付けた。ぐちゅぐちゅと接合部が下品な音を立て始める。唇を奪って、咥内も、膣内も蹂躙する。容赦なく攻め立てる。腰に手を回して、ギュウッと抱き寄せる。限界奥深くまで突き入れた陰茎の鈴口から熱い欲望が吐き出される。再び膨らみつつあるお腹を光悦に思いながらも、まだ、まだ足りない。と欲望のままに陰茎を叩き付けた。提督さんは口の端から泡を吹き出し始めていた。涙は止まらず、半ば白目を剥いている。ゆっくりと陰茎を引きぬけば、ビクビクと提督さんの体が痙攣する。限界のギリギリまで引き絞り、先端が抜けそうになるギリギリで再び叩き付けた。「イギッ!?」と提督さんの口から悲鳴が溢れる。瞳が正常の位置に戻る、意識を取り戻したのが分かった。状況が掴めていないようだ。だから、分からせてやる、と陰茎で提督さんの膣を突いてやる。腰と腰が接触してパンパンと音が鳴る、接合部は白濁とした泡が溢れて出した。止まらない、止められない。鼻水で出来た鼻提灯、百年の恋も冷めそうな下品な提督さんの姿に心が悶えるほどに興奮する。身動ぎする、そして、やっぱり唇を奪った。腰を叩きつけて、射精して、気絶しそうな提督さんを起こして、何度も、何度も、何度も繰り返す。トイレに行くのも億劫で全部、提督さんの膣内に注いだ。反応が鈍くなったので、パンと頰を叩いてやる。私を見つめさせる、提督さんの目を見つめる。私を意識させてやる。私が貴女を犯しているのだと、額を擦り付けるような距離感で認識させる。瞳に光が戻ったのを確認して、腰を叩きつけた。
どれだけ繰り返したのか覚えていない。
気付いた時には何十枚というカード化された開発資材がベッドの周りに散らばっており、腰の周りには精液溜まりが生成されていた。提督さんはもう欠片ほども反応してくれない、ペチペチと頰を叩いても駄目だった。ただ身を痙攣させるだけだ。布団は互いの体液でぐじゅぐじゅになっており、あまりにも凄惨過ぎる光景に私事ながらにちょっと引いた。
流石にやり過ぎた。引き抜こうとした時、陰茎が膣を擦られる感覚に身震いし、あと一回だけ、と突き入れる。
あと一回、もう一回、まだ暫く治まりそうになかった。
続きは気分が乗ったら。