TS提督は、ふたなり艦娘に愛され過ぎている。 作:クソザコナメクジ
提督さんの肉体は、暁型駆逐艦の艦娘を基盤に作り上げている。
長くて艶やかな黒髪は暁と響を合わせたものであるし、パッチリと開いた目は雷と電を合わせたものだ。それでいて身体年齢は海防艦程度、提督さん自身に自覚はないが、その見た目は犯罪的なものがある。子供好きな長門さん辺りが提督さんと横に並ぶと犯罪臭がもの凄いことになる。いや、別に長門さんを例に出したことに他意はないんだけど。
そんな感じで提督さんは六駆の妹みたいな見た目になっている。
とはいえ幾ら基盤が艦娘だったとしても艤装を装備することはできない為、海上での活動は難しい。だが艦娘を基盤にしている為に装備カードを使うことは可能だった。提督さんの肉体に装備カードを当てるとパァッと全身が輝き出した。
その様子はさながら魔法少女の変身シーンである。
さて、事のついでなので装備開発についての仕様についても少し解説する。
開発に失敗した時に出るペンギン人形、あれは全年齢版では出せないような装備を開発した時に出る運営の配慮なのだ。前にも話したが装備資材のひとつには受精した卵子がある。ペンギン人形が出た際に、時折、装備資材が戻ってくるのは、つまり、そういうことなのだ。提督と秘書艦がうっふんあっはんと燃え盛った成果である。
つまり、私は建造された際に余りある資材を使って(その時点で電の所業は察していた)、幾つかの(おしおき用の)装備を作っておいたのだ。妖精さんの謎技術により、人類では到達できなかった道具群は今後、機会があれば晒すとして、今の状況において必要なのはひとつきり、陰茎を生やす装備には様々な謎技術が詰め込まれている。レア度が高ければ、それはもう生やすだけに留まらない。
あまりの特異性故に、主な用途はマンネリ化の解消。そのひとつが変身機能だ。
頭にはピンと張った犬耳、仙骨からはフサフサとした尻尾が生える。
四肢と背中は毛皮で覆われて、胸元から下腹部までは産毛の生えた肌を晒す。大きな手に肉球、足の方は所謂、ケモ足と呼ばれるものへと変形した。顔にも毛が生えており、鼻先には黒豆のような可愛らしい鼻が付いている。キョトンとした顔で自らの姿を確認する提督さん、可愛い。とりあえずカチッと南京錠の首輪を付けておいた。首輪に繋いだリードを片手に持ち、はぁっ、はぁっ、と私の熱の籠もった吐息が零れた。
やっばい、思っていた以上に興奮する。
「雷? 流石に、何も言わずに首輪を付けられるのは怖いんだけど?」
ペットの提督さん、朝から晩まで世話して飼いたい。
御飯の時間はきっちりと決めて、しっかりとトイレトレーニングもして、お手とか、おかわりとか、伏せとか、ちんちんとか、おまわりとか、芸を仕込んだり、一緒にお散歩に行ってみたり、夜に寒い時は提督さんでぬくぬくと寝てみたり、夢が広がる。浪漫が広がる。お出かけした後に寂しくなった提督さんが家に帰るとお座りして待ってたり、尻尾をぶんぶん振ってたり!? 想像するだけで鼻血が出てくる。私が世話をしてあげないと、私が面倒を見てあげないと、なにもできない提督さん可哀想、可哀想過ぎて可愛過ぎる。愛おしくて、いじらしい。
大丈夫、犬になっても提督さんを愛し続けるから、だから私のペットになって欲しい。
「いや、それは流石にどうかと思うなあ」
犬耳をピクピクと動かした提督さんが引き気味に告げる、可愛いなあ。
「提督さん、わんって言ってくれない?」
「……わん」
「きゃあん、かわいい!」
よ〜しよしよし、と頭を胸元に抱き寄せながら撫でれば「わふん……」と複雑そうに零した。
響は苦笑を浮かべており、暁はキラキラと目を輝かせている。手招きすると喜んで提督を撫でに来た、ついでに響も興味津々で提督さんの背中の毛に手を埋める。ふっかふかである、今日の夜は絶対に抱いて寝る。性的にではない。そんな私達を少し離れた場所で羨ましそうに見つめているのが電だ。うんうん、と私は頷いて、ふたなりカードの設定を変える。
発情期モード、と。ビクンと身を跳ねさせる提督さんに、どうやら上手くいったようだと頷いてみせる。
「んっ……ふぅっ……はぁっ……いかづち……にゃに、したの?」
「提督さん、蕩け切ってても可愛い。それに……ここもちゃんと再現されてるのね」
提督さんの股間から生えた陰茎は、犬の形をしていた。
それを手の平で優しく撫でてあげれば、ふるふると身を震わせる。潤んだ瞳は、とても扇情的だった。私のことを雌と意識している、犯すべき対象として見られている事にキュンと下腹部の奥が疼いた。キュンキュンと身悶えする。獣のように犯されたい、襲わせたい。その欲求を寸でのところで我慢し、「提督さん」と顎下を擽りながら囁きかける。
「犬なんだから犬らしく喋ってみたらどうかしら?」
提督さんは逡巡し、視線を泳がせた後で、
「……わん」
と改めて口にした。
気恥ずかしそうな姿が可愛くて、もじもじと股下の女の子から垂らす愛液がえっちぃかった。
とりあえず今はまだ、手を出す時ではない。
「興奮してる? 犯したい? 押し倒したい?」
囁きかける問い掛けに「わん!」と提督さんが吠える。生意気なのも好きだけど、素直なのも大好きだ。よしよしと提督さんの頭を撫でる。ついでに犬耳を摘んで親指の腹で内側をすりすりと擦る。ペロッと赤い舌を出して、はっ、はっ、と肩で息をする提督さんは本当に犬になってしまったようだった。その目は私の他に暁と響を捉えている。
「駄目よ、提督さん。二人にはもっと素敵な初体験を――――」
犬の陰茎、その先端から溢れる我慢汁を指先で掬い取り、提督さんの口に含ませた。たっぷりと指を舌に絡めてから告げる。
「――でも、そこに寝転がっている裏切り者ならオナホにしても良いわよ?」
そんな私の言葉に、電は引き攣った笑みを浮かべた。
電は犬が苦手だ。
†
変形した脚は使い慣れていないのか、ケモノな提督さんが前のめりに転んだ。
大きくなった両手を地面に着いて、四つ足立ちの姿勢。何度か立ち上がろうとして転んで、諦めて、犬提督さんが四つ足のまま歩み寄ってくる。勃起させた異形の陰茎、ひたり、ひたり、と透明の滴を地面に落とす。
私、電は犬があまり好きではない。小さな犬なら構わないが、大型犬を前にすると身が竦んでしまうのだ。大袈裟なトラウマを持っている訳ではないが、ワンと吠えられるのが怖くて、自分の身の丈以上に大きな犬が苦手だった。無意識に、本能的に、犬になった提督さんを避ける。そんな自分にも嫌気が差し、恐怖に身を震わせながらも笑みを浮かべる。
提督さんが大好き、愛してる。犬になっても、その想いは変わらない、はずだ。
「……電?」
優しい声がした。気遣う言葉に、それだけで絆されそうになる。
「提督さん」
しかし雷が冷ややかな笑顔で告げる。
口元を人差し指で差して、
「わん」
と、提督さんに伝える。
「……わん」
提督さんが鳴くと雷はにこやかに頷き返した。
四つ足の提督さんが、ゆっくりと歩み寄ってくる。ペロリと出した真っ赤な舌、その口の隙間から覗き見える八重歯。両手の鋭い爪に桃色の肉球。ぺたり、ぺたり、と這い寄ってくる。本能的な恐怖に体が強張る。逃げ出したい、逃げ出せない。提督さんから逃げ出すことなんて私には出来ない。なにもできず、臆したまま、犬の提督さんが近寄ってくるのを待ち受ける。わん、と気遣うように提督さんが吠えた。くぅん、と提督さんが首を傾げる。
あと三歩の距離、残り二歩。そして、一歩。
指輪から伝わる想いは本物で、体を求められているのも本当だった。提督さんの事は好きだし、愛してる。それでも、やっぱり怖いものは怖い。受け止めてあげたくても恐怖に抗うことは難しかった。助けを求めるように提督さんを見つめる。提督さんは発情しきった目をしていたけども、おろおろと困ったように後ろのを雷を見る。今すぐにでも襲いたい気持ちを押し殺して、私の事を気遣ってくれる提督さんが優しくて、嬉しくて仕方なかった。
でも雷は提督さんに向けて、首を横に振る。
「もしも立場が反対だった時、電は我慢できるのかしら?」
無理なのです。口には出さなかったが、沈黙は雄弁に物語っていた。
「電」
と雷に名を呼ばれる。
「提督さんの初めてになれるなんて幸せね」
僅かだけど、その言葉で心を喜色に響かせてしまった。
その喜びは指輪越しに、提督さんにも届いてしまった。
あと一歩の距離を埋められる。コツンと鼻先同士が触れ合って、ひゃっ、と自らの口から小さな悲鳴が上がった。
頬を舐められる。薄く開かれた口から出された赤い舌でペロペロと、擽ったくて少し怖い。
仰向けの私に覆い被さるように一歩、踏み込まれる。
四つん這いの提督さんが私を見下ろしている。
はっ、はっ、という荒い吐息。ふりふりと左右に振られる尻尾、ひたり、と涎が頰にかかった。
私は今、提督さんに女として見られている。
それが嬉しくって、それが怖くもあって、相反する感情に本能が致命的なエラーを発する。
溢れる涙は何を意味しているのか、震える体は何を意味しているのか。面妖で複雑怪奇な心模様、泣いて笑って、恐怖に震えて感極まって、犯されたくて止めて欲しくて、もういっそ滅茶苦茶にされたくて、やっぱり初めては優しくして欲しかった。分かるのは好きも愛してるも嬉しいも怖いも悲しいも私に内在する全ての感情を提督さんに捧げたいという想いだけだ、何処まで行っても心が求めるのは提督さんだった。もっと素敵な形で提督さんに初めてを捧げたい。でも、これほどまでに多種多様の想いを提督さんに捧げられるのは今、この場において他にはなかった。提督さんに最も多くの私を捧げられる瞬間は、今しかない。
提督さんの舌先が私の唇に触れる。震える体で、薄らと口を開いて迎え入れる。提督さんの八重歯が舌に触れる、それだけで怖くなって、我慢していたものが溢れ出す。チョロチョロと黄色くて温かい液体が私の股下を濡らした。提督さんの舌が私を優しく蹂躙する、愛撫するように舌を絡め取られる。好き、提督さん。大好き。ふさふさとした背中に腕を回す。犬の提督さんは怖いけど、怖いからこそ提督さんに縋りついた。提督さんの舌に自らも絡める。口の周りを唾液でぐちゃぐちゃにしながら、ギュッと抱き寄せた。
興奮する体、恐怖する心、ふっ、ふっ、と吐息を零す。
ぬちゅっ、と私の秘部に何かが擦り付けられる。開いた両足の間に提督さんの腰がある、口吸い続ける提督さんの目は情欲に染まりきっていた。足を閉じることはできない。ぬちゃっ、ぬちゃっ、と提督さんが腰を前後させる。時折、先端が私の膣口を掠めて、ビクリと身を震わせた。腰と腰が触れ合った時、陰茎の先端は私のヘソの先に届いていた。怖い、怖い、やっぱり止めて貰おうかな? お願いしたら許してくれるかな?
そう思うと秘部から感じる刺激が収まる、提督さんが腰の動きを止めていた。
「手伝ってあげるわ」
提督さんの後ろから雷が歩み寄り、提督さんの陰茎の先端を私の膣口に当てがった。
「ゆっくり、そう……ゆっくりと染み込ませるように、じっくりと……証を、刻み込むように……」
犬の陰茎が差し込まれる、先端が押し込まれる。膣口を押し広げて、膣内に割って入ってくる。
ミチッ、ミチッ、と肉が裂ける感覚があった。人間のものよりも小さな先端が引っ掛かりなく、ずるりと膣内に侵入する。痛い、痛い、痛い! 激痛が刻まれる、提督さんの証が刻まれる。「カ……ハッ! ヒュ……ッ!」と悲鳴が声にならず、体が限界まで反り返った。そんな私の体を提督さんが抱き寄せる。力いっぱいに全身で私を感じ取っている。体格差故に提督さんの顔が私の胸元に押し付けられる、匂いを嗅がれている。良い匂い、電の匂い。大好き。と指輪越しに伝わる想いは陰茎を更に大きく膨らませた。処女は破られた、体が提督さんに堕ちる。恐怖と至福が同時に心を焦がす。体が屈服する、心が屈服する。痛いとか、苦しいとか、怖いとか、もう訳が分からなくなるくらいに滅茶苦茶にして欲しかった。提督さんの陰茎の根本が大きく膨らむのを感じ取る、圧迫感に吐き気を催す。提督さんが腰を引こうとした時、陰茎の瘤が引っ掛かり、膣口が引っ張り出されるような苦痛を感じた。そんな私の痛みが伝わってくれたのか、提督さんは腰を引くのをやめて、逆に奥まで押し込んだ。首元をペロペロと舐められる。まるで犬のような慰め方に苦笑し、私も少し体を丸めて、提督さんを迎え入れた。舌を絡める、提督さんが欲しくて貪った。お互いの口内を舐め合って、抱き締め合って、提督さんがぶるりと身を震わせる。
あ、来るんだ。と思った。
温かい液体が膣の奥に注がれる、提督さんが私のお腹に注がれている。子宮に子種を注がれるという感覚は背徳的で、他の誰かを受け入れるという行為が屈辱的でもあり、愛する人を胎内に取り込んだという事実が至福だった。提督さんの膨らんだ陰茎は私の膣口をがっしりと塞いでいる。もう逃げられない、もう引き返すことはできない。あとは受け止め続けるだけだ。
提督さんの精液が子宮に溜まる、満たされる。
それだけでもう幸せだった。
「きゃんっ!」
不意に提督さんが甲高い悲鳴を上げた。
「お楽しみのところを悪いけど、これからが本番よ?」
雷が暗い笑みを浮かべて、私のことを見下ろしていた。
提督さんの背中に覆い被さる影がある。提督さんの腰を掴んで、腰を密着させている。
黒い髪を揺らし、涎を垂らしながら荒い息を立てた。
「もう良いのよね! 提督さんを好きに犯しても! もう我慢できないわ!」
「ふぅー……くぅ……んっ……あ、暁……? あっ! ん……ひっ!」
「提督さん、駄目じゃない。今の提督さんは、わん、しか喋ったら駄目なのよ?」
「きゃん! きゃん! あ……深っ……きゃ……きゃん!」
それまで私に夢中だった提督さんの意識が暁に奪われる。
暁の陰茎で膣を突かれる度に提督さんは嬌声を上げて、淫らに鳴いた。突かれる度に精液が勢いよく吹き出した、パンという腰を打ち付ける音が鳴る度にピュッと膣奥を精液が叩いた。提督さんが快楽に顔を蕩けさせる。表情を取り繕うこともできなくなって、私の体の上でビクン、ビクンと痙攣するだけになった。
暁の名前を叫んでいる。提督さんは何度も、暁の名前を叫んだ。
提督さんの意識をもう一度、私に戻さなきゃ――と思った時、私の顔を挟むように響が立った。てらてらと濡れた秘部、陰嚢付きの陰茎がグロテスクに反り返っている。「私も提督さんに相手をして貰いたいんだ」そんな響の声が聞こえた。ゆっくりと秘部が近付いてくる、私の顔の上に腰を下ろされている。
待って、それは待って! 透明の液体が頰に落ちる。縦筋と尻穴、陰嚢の裏、響の恥ずかしいところが落ちてくる!
「響、嫌! 止めて! 止め……んちゅっ!?」
唇が響の恥肉に触れる。
がっしりと頭を足で固定されて、顔を左右に背けることができなかった。呼吸の為に口を開ければ、響の愛液が口の中に入り込んだ。
それが嫌で吐き出そうとすれば、より一層に響の愛液が溢れ出す。
「んっ……あっ、電……動かないで、そこ、感じ……あっ!」
そんなつもりでやってるんじゃない! でも否定する言葉を出そうと口を開けば響の愛液が口の中に入ってくる。
「ふぅ……ん……提督さん、私のも……舐めてくれるかい?」
提督さんがほとんど拒絶せず、響の陰茎を舐め始めた事は指輪越しに伝わってきた。
†
提督さんの膣は気持ち良い。
獣姿の提督さん、世間一般的にはカタカナでケモノと呼ぶべきか。背中から見る提督さんは毛皮でふっさりとしていたけど、お尻の割れ目から恥肉の辺りは毛が薄く、割れ目から覗かせる肌色と桃色が情欲を誘った。
もう我慢なんてできなかった。電を犯している提督さんの腰を掴んで、精液塗れのとろっとろの秘部に自らの陰を突っ込んだ。膣壁が陰茎を擦る快感は身震いする程に強烈だった。あまりの気持ちよさに喘ぎ声が零れちゃう。蕩けきった顔を晒すなんて、はしたなくて嫌だったけど、提督さんの気持ちよさに耐えられるはずなんてなかった。
でも腰を動かすことよりもキュッと締め付けられる方が好き。提督さんが達した時に射精するのは、まるで絞り取られているようで腰が抜けるほどに気持ち良かった。だから、という訳でもないが提督さんも気持ち良くなれるように腰使いには気を配っている。提督さんは何処が弱点で、どの角度で突かれるのが好きかなんて指輪越しにすぐ分かる。抜く時はゆっくりが好みなようで、身震いしながら可愛く悶えた。突く時は一気に、ズンと陰茎を差し込めば、提督さんの体は爪先までピンと張り、ガクガクと全身を痙攣させる。達しているのが分かる。昇天した後、達した状態から落ちてこないのが指輪越しに分かる。
もう止めて、と指輪越しに伝わってくる。戻れなくなるから、と指輪越しに訴えてくる。
膣が暁の形になっちゃう、と指輪越しに懇願する。
深呼吸をすると共に限界のギリギリまで腰を引いて、ズン、と提督さんの膣を抉った。
提督さんが涙を流しながらパクパクと口を開閉させる。提督さんの頭の中は快楽が弾けて、気持ち良いだけで埋め尽くされる。バチバチと悲鳴を上げる提督さんに更なる快感を植え付ける為に弱点を抉り、突き続けて、私だけのものにするつもりで腰を振り続けた。一撃、一撃に愛を込める。提督さんの体は勿論、心の奥まで響くように丁寧に貫いた。
「あひゃじゅきぃ! あひゃじゅきぃっ!」
呂律が回らなくなる提督さんに、もっと私だけを感じて欲しくて膣を抉る。
私だけの色に染める。それは何よりも勝る甘美の味がした。
「駄目だよ、暁。私も提督さんに相手をして貰いたいんだ」
響が提督さんの口元に陰茎を押し付ける。
それ以上、何も言わずとも提督さんは響の陰茎を貪るように舐め始めた。
†
提督さんを追い詰めるのは至福だった。
雄の快感と雌の快感で悶え苦しむ提督さんを眺めるのも乙なものだけど、それ以上に叩き落とすにはもうひと手間が必要だと思った。今の快感は強制的に与えられているものだ。もうほとんど堕ち切っているようなものだけど、何処かでセーフティーは働いている。これ以上、堕ちたくないという想いがある。それを取っ払う為に必要な事は、自ら快楽を受け入れされる事だ。
暁に突かれる度に「お゛っ!」と野太い声を漏らし、抜かれる度に「あ〜……」と情けない声を吐き出す提督さんの前に陰茎を差し出す。この時に電を椅子代わりにしたのは、事のついでだ。邪魔をされたくなかったから黙らせた、という程度の意味合いしかない。
鈴口から溢れ出す我慢汁。提督さんは私の亀頭を、スンスンと犬のように鼻を鳴らした後、ペロリと舌で透明の液体を掬い取った。
喉を鳴らし、そして鈴口を中心に舌先でペロペロと積極的に舐め始める。電の腰に回されていた手は私の腰を掴むようになり、抱き寄せて亀頭を口の中に頬張った。この時にも暁は腰を振り続けている。パンという音に合わせて、提督さんはくぐもった喘ぎ声を漏らした。決して私の陰茎を離さず、私に快楽を与える為でもなく、ただ我慢汁を味わう為だけに舐め続けている。
提督さんの目から涙が溢れて止まらなくなった。
指輪越しに分かるのは、快楽で頭の中がおかしくなったという事だけだ。響のちんこ、暁のちんこ、言語化された想いはそれだけだった。暁が深い呼吸と共に小休止を挟めば、提督さんはぶんぶんと尻尾を振り始める。その瞳は情欲だけに染まっていた、快楽で濁りきっていた。提督さんの堕ちた姿を見るだけで体が震え出し、胸の奥が疼き、私の女の子が勝手に達する。
プシュッと鈴口から潮が吹き出す、膣の奥から大量の愛液が溢れ出すのを感じる。
んーっ! んーっ! と私の股下で電が暴れ出したので、雷に目配せする。どうにかしてよ、って。すると雷は拘束用のベルトを取り出して、電の腕と足を畳んだ状態で拘束した。これでもう邪魔は入らない。まだ暁は大きく深呼吸をしている。ぶるぶると身を震わせている辺り、射精してしまったのかも知れない。なんとなしに犬耳のついた提督さんの頭を撫でてあげた。すると、提督さんは嬉しそうにとろんと目を細める。犬耳の中に親指を入れて、人差し指とで摘んでみた。擽ったいのか、ふるふると身構える提督さん。その姿を確と目に焼き付けて、親指の腹で提督さんの耳の内側を擦る。ギュッと目を瞑って、身悶えする提督さん。
あっ! と暁が何かに堪えるように前屈みになったので感じているのかも知れない。
なんだか楽しくなってきちゃって提督さんの犬耳を弄び続けた。
†
犬の射精は数十分、人間の時と大差ない射精の快感が数十分間休みなく与え続けられた。
その間も膣は突かれ続けて、頭の中は快楽でバチバチに焼き切れる。膣内に出され続けて、お腹の中が皆の精液でたぷんたぷん膨れ上がる。もう避妊なんて意味もないくらいに濃い精液を注がれて、これで子供が出来ちゃったら誰の子になるのか少し心配になった。出来たら三つ子が良いなって思う。黒と茶と銀の髪の子で分かれてくれれば、分かりやすくて良い。子供に親が分からない、と不幸な想いをさせずに済む。上も下も精液塗れ、なんなら上下が塞がっている時に待機中の子には全身に精液を浴びせられた。酷い臭いがした、皆の精液の匂いがする。興奮する、匂いだけでも体が達する。犬の嗅覚程じゃないけども、人の時よりも嗅覚は強くて鮮明だった。
暁の精液、響の精液、雷の精液、みんな違う匂いがする。みんな舌触りも、味も違ってる。
暁のは甘くて粘っこい、飲み込もうとすると喉に引っかかって大変だった。響のは少し苦めでプリッとしてる。匂いが濃くて、口の中に含んでいるだけでも生臭さに体がビクビクと反応する。雷のは二人と比べるとトロッとしていて飲みやすかった。味や匂いにも癖がなくて、なんというか健康的な精液だった。
陰茎を舐めると頭を撫でてくれる、頭を撫でられるのは気持ちよかった。もっと撫でて欲しくて膣を突かれながらでも必死で陰茎を舐め続けた。
射精した後、そのまま鈴口を吸い上げると三人共に嬌声を上げる。尿道から精液を吸い上げるのは腰が抜ける程に気持ち良いようで、暁に至っては後ろに倒れた後、腰をガクガクと震わせて暫く立てなかったほどだ。頑張ると頭を撫でてくれるから、それが嬉しくってついつい頑張った。
どれだけ精液を受け止めたのか分からない。
気付いた時には三人共に息絶え絶えで、ずっと僕の下にいた電が虚空を見上げて「提督さん、提督さん……」と呟き続けている。ぐっしょりと濡れた顔からは響と暁、雷の匂いがした。何時の間にか四肢を畳んだ状態で拘束されている。どうして電がこんなことになっているのか分からない。だからペロリと顔を舐めてあげた。響の味がする。暁の味がする。雷の味がする。それだけで口元が綻んだ。ペロッと舐める、舌の腹をたっぷりと使って電の顔を満遍なく舐める。
美味しい、もっと欲しい。ペロペロと舐め続けた。
「……提督さん、まだし足りないの?」
そんな呆れ混じりの雷の言葉に「わん!」と僕は元気よく吠えた。
「それじゃあ後は……そうね、気が済むまで犯せるようにしてあげるわ」
雷はそう云うと、僕の体から犬ちんぽの装備カードを取り外し、代わりに別のカードを付けた。
体が作り変えられる。犬ちんぽの方は、そのまま電の体に取り付けられて、彼女の体もまた作り変えられる。
作り変えられた私の毛皮には、虎柄の模様が付いていた。
犬のケモノ姿になった電の股間には陰茎がなかった。
「陰茎の有無は設定で変えられるのよ。ついでにいうとケモノ度も変えられる親切設計……発情は、しっかりとしているようね?」
僕の股間では刺付きの獣ちんぽが勃起していた。
ベルトで拘束された電の股を開けば、虚になった電の瞳に光が戻る。
「やだっ! もう嫌なのですっ!」と暴れ出した。
大丈夫、挿れたら気持ち良い。気持ち良くなれば、嫌な気持ちもなくなる。
だって電も僕を何度も犯してる時、そう言ってたもんね?
「電、良いことを教えてあげるわ」
雷が囁くように電の耳元で告げる。
「虎の射精は二日で百回……良かったわね、貴女が提督さんにしたことを二日で帳消しにできるわよ?」
まだ二人は話しているようだったけど、我慢できなかったから陰茎を根本まで突き入れた。
「あ……アッ! ガ……ッ!」
目を見開いた電の体を抱き締めて、何度も腰を振り続ける。
十回も振れば、射精感が込み上がってきて、三十回も振らない内に射精する。精液を注ぎながら腰を振り、次は五十回も腰を叩きつければ射精する。後はそれを何度も繰り返すだけだ。ふさふさになった電の体は抱き心地が良くて、その胸元に頬を擦り付けながら射精を繰り返す。
電が気絶しそうになれば、乳首を軽く噛んだり、思いっきり腰を打ち据えて起こした。
「……あともうひとつ、その装備カードには自己催眠効果もあるのよ。どうしても耐えきれなくなったら自分が犬であることを受け入れたら良いわ」
それじゃあ後は二人でごゆっくり、と雷は響と暁を連れて浴室から出て行った。
パタン、と音が鳴った後も腰を振り続ける。射精する、電の膨らんだお腹に精液を叩きつける。面白いくらいに電の体が何度も跳ねた。射精は気持ち良い、一回、二回、三回……十回、十一回……二十二回、二十三回……何度も乳首を噛んで、無理矢理に意識を保たせていた電が涙を流しながら歯を食い縛る。
そして力なく「わん」と鳴いた。
「……わん。わんなのです! わん! わふん! わんッ!!」
堕ちた、指輪越しに確信する。
「にゃん?」
「わんわん!」
「にゃん」
にゃんにゃん、わんわん。
にゃん、わふん。
きゃいん!