「…や、矢田さんが、戻ってきた!?」
「ああ…」
チーム椚ヶ丘の警備担当、岡島大河はメカニックの千葉龍之介にグッと両肩を掴まれた。
「そ、それで、彼女はいまどこに!?」
「それがな、ちょっと顔を出しただけですぐにいなくなっちまって…」
みるみる千葉の顔が落胆で沈んでいく。
「すまん…千葉」
「いや、それより彼女は何か言ってなかったか?」
「おう、それがな…」
ほんの10分前の出来事だった。都心の地下にあるチームの秘密司令所に突然、行方不明となっていた矢田桃花が現れたのだ。
『岡島くん』
『うえっ…!?や、矢田っ…!?』
『神崎さん知らない?』
『…か、神崎さんって、それよりお前無事だったのか!?』
『わたしは平気、それより神崎さんの居場所知らない?』
『速水を探しにあちこち飛び回ってる。たぶん世田谷辺りかな』
『そ…わかった』
矢田はクルリと踵を返した。
『あっ、ちょっと待てよ矢田!』
……
「というわけで慌ててるっていうか、いつもの矢田とはずいぶん雰囲気が違って…」
「そうか、わかった」
千葉はゆっくりと岡島の肩から手を下ろした。
「とにかくこうしちゃいられない。もう一度探しに行ってくる」
「おい千葉、速水が心配なのはよくわかるが少しは休めよ!顔色悪いぞ!」
「いい、それより早く探さないと…」
「闇雲に探す必要はないよ(クイッ)」
「あ、竹林」
「何かわかったのか?」
竹林はチーム椚ヶ丘のサポートシステム開発研究員。
「これを見てくれ」
竹林がモニター画面に映したのは、岡島と話したあと廊下を走ってどこかに向かっている矢田桃花の姿だった。
「彼女の付けているアナライザースコープは、先代の研究員が以前作りかけてストップしたやつだ」
「例のAIだな?」
「そう、ぼくもようやく完成させることができたよ。より進化させた律をね」
モニターにパッと、ピンク髪に研究用白衣を着たかわいらしい律が現れた。
「「おおお…!」」
「旧バージョンはプログラムに欠陥がある。そこをもしかしたら敵に悪用されたのかもしれない」
「欠陥…?」
「体調とかメンタルを管理・把握するために、スコープの着用者の脳神経パルスと同期させていたんだが、その脆弱性をおそらく突かれたんだと思う」
「てことは、つまり?」
「要するに、矢田さんは敵に洗脳されたかもしれないってことか」
「そう、残念ながらその可能性は高いね」
「そ、それはまずいな…」
「だけど逆に言えば、スコープなしでは洗脳は続かないってこと(クイッ)」
「そっか、あれさえ壊せば洗脳は解けるってわけだな」
「…お、おい、これを見てくれ」
千葉が指差したのは、廊下を歩く矢田がマイクに向かって何か話している映像だった。
「何てしゃべってるんだ?」
「調べよう。律わかるか?」
『はい!』
さっそく律が画像を拡大し解析を始めた。
『これは…「フェリシアさま、神崎は世田谷辺りにいるようです。今から向かいます」ですね』
「フェリシア…?どこかで聞いたような…」
「岡島、わかるのか?」
「もしかして…いや、たぶんそうだ」
「なんだ、教えてくれ」
「たしかうちの初代ヒロインの名前じゃなかったか?」
「律、わかるか?」
千葉も岡島も竹林もここ数年で入ったサポートメンバーのため、チーム椚ヶ丘の成り立ちについてはよくわかってない面がある。
たとえば初期のメンバーにまつわる不幸な事故のウワサとか、スーパーヒロイン開発の裏にある闇の部分など、今は国家機密の厚いベールに包まれていて、調べようにも手がかりがない。
『たしかにフェリシアという方はいたようですね。…ですがこの写真以外は何もデータが残ってないようです』
モニターに映ったのは、銀髪ロングヘアの女性。
「うおっ!すげえグラマー美女だな!」
岡島が鼻息荒くモニターにかじりついた。千葉はその画像を見て「おや?」と首を傾げた。
「…おい、たしか木村が言ってた矢田さんが最後に話した相手って、こんな特徴じゃなかったか?」
「ビンゴ!こいつだ!」
***
───ダークスレイブのアジト。
「…こ、ここは?」
速水はベッドからゆっくりと立ち上がり、真っ白な部屋を見回した。
青白のコスチュームに包まれた自分の身体をあちこち触ってみたが、嘘のように怪我が消えている。
「気がついたようね、速水凛香」
ハッと振り向くと背後に惡の女幹部フェリシアが両腕を組んで立っていた。その目には例のレザーマスクはなく、素顔だった。
「ククク…お前をわざわざ生かしておいた理由がわかるかしら?」
速水が「え…」という顔で黙っていると、例の金属音が始まった。
キイイイイイイイインンンッッ…!!
「あ…、あ…」
「これは身勝手にスーパーヒロインを作り上げた国家への復讐」
「お前たちを徹底的に辱しめ、みじめに殺して思い知らせてやる。奴らにこのわたしが受けた苦しみをわからせるためにね…」
フェリシアは速水にグッと近づいた。
「凛香、あなたには大事な彼氏がいるんでしょ。その名は千葉龍之介」
「え、あ…」
「ふふ…メカクレのなかなかいい男じゃない…」
「……」
「あなた、この男と週にどれくらいセックスしてるの?」
「え…、そ、それは…」
困惑する速水とは裏腹に、フェリシアはすぐに彼女の内面を読み上げた。
「ふーん、週に4~5回か、あんた涼しい顔して結構ヤることヤってんじゃない。フフフ…」
「……」
速水は真っ赤になって目を逸らした。
「あんたでヌいてるファンが聞いたら、さぞかしショックを受けるわよ。こんなヤリマンだなんて知ったらどう思うかしら?」
「や、やめて、下品なことを言わないで…!」
「正直に言いなさい。速水凛香はセックス大好きヒロインですって、オホホホホホッ…!」
速水の整った顔にカッと怒りが浮かんだ。
「…い、いいかげんにして!私が誰と付き合おうと勝手でしょ!?それに私は他人に恥じることなんてしてないわ!」
「フンッ…あんたも桃花もバカな女、くだらないことに大真面目にこだわって。男なんてもっと気楽に楽しめばいいのよ、このわたしみたいにね…」
フェリシアは速水の脳内に、己と千葉とが抱き合う映像を流し込んだ。
「…い、いやっ!ち、千葉…!?」
「ふーん、そんなに彼氏との仲が大事なの?ふふふ…だったら見せてあげるわ。愛しい彼氏があんたを裏切って、このわたしと夢中でセックスする姿をね…」
「え…、お、お願い…、そ、それだけは……」
速水の顔がみるみる青ざめる。
「ふふ…冗談よ、あんたの心をへし折るのはまた後のお楽しみに取っておくわ。まずはその身体を支配してあげる、たっぷりとね…」
「え…、あ…」
チュッ…!
フェリシアは速水に近づくと、その唇を奪った。
チュプッ…ヌチュ…
「んむ…(レロッ)はあ…んんっ…」
舌先で唇を撫で回すと、すぐに速水の口から熱いため息が漏れる。
「フフフ…かわいいわね、食べてしまいたいくらい」
チュプッ…!クチュッ…チュプッ!
フェリシアの舌が速水の口内に侵入し、前歯や歯茎を舐め回した。
「んむッ…!?あむ…♥️んんっ…」
フェリシアは速水を抱きしめ、黒レオタードに包まれた乳房を彼女の胸に押しつける。
その重くて張りのある大きな乳房に、速水の若い胸はぐにゅっと押し潰され、されるがままに形を変えられていく…。
「んあ、ひゃあ…、あんッ…♥️」
「ふふ…もっと気持ちよくしてあげる」
コスチューム越しに擦れ合う乳首同士…。その甘い感触にほだされて、速水の瞳から正義の光が失われていく。
「さあ…とどめよ、速水凛香」
フェリシアは速水の両脚の付け根に右膝をグッと押しつけ、ショーツの上から彼女の性器にスリスリと太ももを擦りつけた。
「あはぁッ…!!あんッ♥️あんッ♥️あんッ…!」
「フフフ…スーパーヒロインなどと言ってもやっぱりただの小娘ね、この程度の快楽でもうメロメロだなんて」
フェリシアにトンッと肩を突かれて、速水は床にへたりこんだ。
「あらあら凛香ちゃま、どうかしたの?」
「んあ…♥️ひゃ、ひゃああ…♥️あ、あん…ち、千葉、気持ちいい…」
クチュッ…ヌチュ…チュプッ…
「ククク…ぶざまね、あなたそれでもチーム椚ヶ丘のトップメンバーなの?オーッホッホッホッホッホッッ…!!」
***
───世田谷区内、某町
「待って、矢田さん」
ふいに背後から声をかけられて矢田桃花が振り返ると、見事な黒髪にかわいらしい桃色コスチュームの神崎有希子が立っていた。
「おや、お久しぶりね神崎さん。元気?」
のんきな挨拶とは裏腹に、矢田はいつでもフルスペックで戦える本気のファイティングポーズを構えた。
「おかげさまで。わたしは何も変わりないけど、矢田さんはどう?」
神崎も負けじと構える。
「ふふ…ずいぶん変わったわ、いや生まれ変わったって言っていいかな。正義のヒロインだなんてくだらない過去はゴミ箱にポイってね」
「……そう」
「神崎さんもついでに始末してあげる」
「そんなに簡単にはいかないわ!」
バチンッ…!!
相手の顔面を狙った互いの横蹴りが見事空中で交差した。矢田、神崎、速水の三人は、チーム椚ヶ丘の中でもトップメンバー。それぞれ得意分野はあるものの戦闘能力自体は伯仲している。
前回速水があっさりと負けたのは、元々負傷していた上に律がサポートしていたことが大きい。
『桃花さん、神崎さんの弱点はガードです』
「了解!」
シュバッ…!
矢田の鋭い前蹴りが神崎の腹を襲う。それを寸でのところで避けると、体を交わす瞬間、神崎の掌底が矢田の顎を捉えた。
ガツッッ…!!
「うぐっ…!や、やるね神崎さん、でも今のは油断してただけ。ただのまぐれだよ?」
その言葉通り矢田は格段にスピードを増して神崎に襲いかかった。
バシッ!ドスッ!バキッ!ドカッ…!
『チャンスです桃花さん!』
必死でガードする腕が遅れたその瞬間、矢田のパンチが神崎の鳩尾にめり込んだ。
ドゴッ…!
「が、は……(う、うそ…速い…)」
このチャンスを逃さぬとばかりに、矢田は膝蹴りを神崎の腹にもう一度叩き込み、とどめの後ろ回し蹴りを構えたその時……
「スターライト・ギガフラッシュ!」
パパパッ…!!
「ぐッ…!」
激しく明滅する光に視界を奪われて、矢田は思わず怯んだ。
「神崎さん大丈夫…!?ごめんね遅れちゃって!」
「わたしは大丈夫、ありがとう倉橋さん」
矢田が奪われたのは視界だけではなかった。
「あ、あれ、律、律、応答して?」
『……』
「くっ…」
倉橋の放った技には強力な電磁波が含まれており、矢田がはめているアナライザースコープが完全に沈黙した。
「桃花ちゃんお願い、正気に戻って…!」
「ひ、陽菜乃……?」
ガクリと崩れるように突然矢田は両膝を地面についた。
***
───ダークスレイブのアジト。
「ん…、んむ、ん、んんっ…(チュボッ)」
「ふふ…さすが経験者ね、舌使いがとても上手よ」
フェリシアは速水の頭の後ろに手を置き、少しずつ抽送の速度を上げていく。
「んむッ…(ジュプッ)んんッ…(チュボッ)」
「ああ、気持ちいい、フェラが上手なヒロインだなんて、実にいやらしいわね…」
フェリシアは腰を使ってさらにスピードを上げる。
ズポッ、ジュプッ、ヌチュ、チュプッ…!
「うむッ…あむッ、んむッ、んんッ…!」
「ああっ、ああッ最高…!」
惡を憎み、敵を挫く言葉を紡ぐ速水の口は、今やすっかり敵幹部の極太チ○ポに塞がれ、オ○ホ同然の扱いを受けている。
「ほーら、いくわよ!」
ドビュッッ…!ドクドクッ!
フェリシアは速水の喉奥に熱い白濁液を注ぎ込むと、すぐにその口から引き抜き、彼女の顔と胸に向かって残りをぶちまけた。
ブピュッ!ビュルビュルッ…!ビクンビクン!
「んぐ…(ゴクン)…ふあ、はあ、はあ…」
「どう…?いい香りでしょ」
大量に飛び散った白濁液から立ち上る牡の性液特有の匂いに、速水は頬を染めてしばらく呆然としていた。
「さあ今度は下のお口を満たしてあげるわ。…家畜みたいにね」
フェリシアは速水を四つん這いにさせると、水色のミニスカートをめくりあげた。
純白のショーツの真ん中に、
グジュ…
「あらあら、こんなに濡らして。はしたないヒロインねえ」
クチュ…グチュ…
「あ、あん…♥️」
「かわいいお尻…ここ、いつも彼氏に舐めてもらってるの?」
フェリシアの舌がショーツ越しに速水の縦筋を上下に舐める。
「う、くあ、ああッ…!い、いい…!」
お尻を絶妙な舌先と指使いでやさしく愛撫され、速水はうっとりとした表情で振り返った。
「お尻を弄られるの、好きなのね?ふふふ…」
速水の性器はすでに男の味を覚えている。処女だった桃花に比べれば、その締まり具合はどうしても落ちるだろう。ならば……
フェリシアは速水のショーツを膝までずり落ろし、お尻の割れ目に直にヌルリと舌を這わせた。
「ひゃあんッ…!き、気持ちいい…!」
「ふふ…やっぱりあんたはこっちの穴のほうがよさそうね」
フェリシアは速水の腰をつかむと、熱く
「ココは千葉と経験ある?」
「そ、そんなの…、あ、ありません…」
「ほんとは欲しいのよね?速水凛香」
「え…」
「正直に言いなさい」
「は、はい…、ほ、欲しいで、す…」
「フフフ…いい子ね、ご褒美あげるわ」
ジュププッッ…!
「ひゃあッ…!!ああんッ…!」
いきなり肉棒の半分まで突き入れられて、速水の背中がビクンとのけ反った。
「くっ…さすがによく締まるわね、でも気持ちいいわ…」
ジュプッ、ヌプッ、グポッ…
少しずつ馴らすようにフェリシアの肉兜が速水のお尻の入り口を出入りする。
「あ、あ、あ…♥️」
「ふふ、さっそく気持ちよくなってきたでしょ?」
ジュポッ!チュボッ!ヌプッ!グポッ!
「んはあッ…!だ、だめッ♥️は、激しいッ…!」
「ああっ…!あんたのお尻最高よ!す、すごく気持ちいいわ…!ほら速水、あんたもイキなさい!」
「だ、だめッ!こんなの…んはあッ♥️」
フェリシアに動物のように後ろから突き上げられて、速水はビクビクッと痙攣した。
「キャハハハハッ!正義のヒロインだかなんだか知らないけど、ほらさっさとケツアクメ、キメなさい!」
ドビュッッ…!!ドプドプッ…!!ブピュブピュッ!
「きゃあああッ…!!いやあッッ…!!」
フェリシアの大量の白濁液が速水の直腸に注ぎ込まれていく。
ビュルビュルッ!ドプドプッ…!
「あはあッ…!き、気持ちいい…!」
プシャッ…
速水の花弁からトロリとした飛沫が噴き出した。
「おやおや潮吹きだなんて、はしたないヒロインねえ…」
失神して崩れるように床に臥せた速水が、ビクンビクンと全身を痙攣させている。その様子を満足げに見下ろしていると、傍に控えていた女戦闘員の一人が耳打ちした。
「フェリシアさま、ご報告が…」
「な、なんですって、桃花が…?なぜ早くそれを言わない!」
「お取り込み中だったので…」
「ふざけるな!この役立たずが!」
「あらあらどうかしたの?慌てちゃって」
フェリシアがハッとして振り向くと、そこには赤と黒のコスチュームを着た美少女が立っていた。
「ル、ルシファーさま…」
「フェリシア、あんたずいぶんお楽しみだったようね」
「そ、それは…」
「おかげで奴らは矢田を取り返した上に、もうすぐここにやってくるわ」
「え…!?」
「フェリシア、死にかけてたボロボロのあんたを拾って助けてやったのは誰なのかもう忘れたの?」
「ル、ルシファーさまです…」
グニュッ…
ルシファーの手がフェリシアの肉棒を握りしめた。
「あうう…!」
「命をくれてやっただけでなく、お前の望む身体にもしてやった、もしやその恩を忘れたわけではあるまいな?」
「も、もちろん、忘れてはおりません…」
「そういえばこの計画が失敗したら死をもって償う、あなたそう言ったわよねえ…?」
「あ、あ…」
「わかったらさっさと奴らを皆殺しにしな!この能無しが!」
「は、はあ…」
しかし、なぜかフェリシアは動こうとしない。
「…何をしている?フェリシア」
「実はルシファー様にお見せしたいものがありまして…」
「なに…?」
フェリシアが隠した右手の手のひらに、ポッと青い球が浮かんだ。
ドクン、ドクン…
今なら油断しているこいつを殺せるかもしれない…。フェリシアは最大級のエナジーを込めたその光球を、突然ルシファーに向かって投げつけた。
バーンッッ…!!!
「ギャアアアアアッッ…!!!」
「アーッハッハッハッ…!!」
部屋の壁が爆発で崩壊し、目の前が真っ白な塵に包まれた。直撃をモロに浴びたルシファーは粉々に吹き飛んだはずだった。
「…なーんてね。あんたが土壇場で裏切ることくらいわたしに予想できないと思った?」
「…そ、そんな、ま、まさか…あれだけの爆発をどうやって…?」
ルシファーにはケガはおろか、コスチュームに埃すら付いていない。
「…おや、わたしがわざわざお前を引き裂くまでもなさそうね。正義のヒロインご一行様が到着よ。あんたみたいな恩知らずは、かわいい後輩たちにキッチリ始末されなさい。このゴミクズめが!」
「くっ…」
ルシファーがフッと消え去ると同時に、矢田と神崎と倉橋が部屋になだれ込んできた。
「見つけたわフェリシア!よくもわたしたちを罠にはめたわね!」
「チッ!」
「凛香ちゃん!大丈夫…!?」
「…う、あ…、く、倉橋…?」
「よ、よかった…」
速水を抱き起こした倉橋の目尻が光っている。
「フェリシア、あんたは絶対に許さない!覚悟しなさい!」
「フンッ…矢田、あんたたちに負けるほどわたしは落ちぶれちゃいないわ!」
バシッ…!
フェリシアのハイキックを片手で弾くと、矢田は神崎と二人でフェリシアの両腕をつかみ、左右からその腹に重い膝蹴りを入れる。
ドガッッ…!!
「ゲボッッ…!!」
続いて神崎の肘打ちがその背中に落ちる。
ドスッ…!
「アガッ…!」
すかさず矢田の膝がフェリシアの顎を捉えた。
ガポッッ…!
「グアアッッ…!!」
たまらず地面に転がりこむフェリシアの目の前に、速水が立っていた。
「あ、あ…」
バキィッッ…!!
速水の渾身のサッカーボールキックがフェリシアの顔面を強打した。
「ブギャアアアアアッッ…!!」
仰向けに吹っとんだフェリシアが、フラフラしながら起き上がると、矢田を中心に三人が必殺技のポーズを構えていた。
「ヒイイイイイッッ…!!お、お助けえッッ!!」
「喰らいなさい!汚れなき正義のエナジーを!」
ババババババッッ…!!!
「ギャアアアアアアアッッ…!!!」
………
……
…
***
───翌日、チーム椚ヶ丘の訓練所。
「ほんとに無事でよかったね、桃花ちゃん!」
「うん、でも何にも覚えてないんだけどね…」
矢田も速水も、囚われてから呪縛が解けるまでのあいだの記憶は戦いの後すぐに消えてしまった。
「この度の一件でチーム椚ヶ丘のメンバーが命を落としたことは本当に残念だ。…だが彼女たちのためにも、ダークスレイブに我々は必ず勝たなくてはいけない」
そう話す烏間センター長の訓話を聞きながら、ふいに矢田桃花は気分の悪さを感じて口元を押さえた。
「…大丈夫?矢田さん」
リーダーの片岡メグが心配して矢田の背中に手を当てた。
「う、うん…ごめん、ちょっとトイレ行ってくる」
ザーザー…
「う…、気持ち悪い…」
吐き気を催して桃花は多目的トイレにこもった。
すると突然、脳裏にチームメンバーのイメージがよぎった。
倉橋のかわいらしい笑顔、片岡メグのすらりとした体型、共に戦った速水の胸とお尻、そして神崎の黒髪と白い肌……
「え…?ちょ、ちょっと、なに…!?」
ふいに両脚のあいだに熱と圧迫感を感じて、桃花はミニスカートの上から自分の股間に触れた。
…そこにあったのは、痛いくらい屹立する男性器だった。
「う、うそ…でしょ、ど、どうして…」
スカートを押し上げる硬く尖ったその肉棒に触れると、ビクンと電気が流れるように快感が脳髄に駆け上がる。
「あうっ…!」
その時だった。誰かが多目的トイレの前に立つ音がした。
「矢田さん…?大丈夫?」
神崎のその声を聞いた瞬間、矢田の全身にゾクゾクするような感覚が沸き起こった。
「うッ…!」
「え…?だ、大丈夫?」
扉一枚を挟んでそこに神崎がいる。チーム一の美貌の持ち主が…。
矢田の脳裏に、神崎のコスチュームを引き裂き、乱暴に犯すイメージが沸き起こる…
犯したい…正義のヒロイン、神崎有希子を徹底的にこの手で…
「大丈夫…、それより近くに他の人とかいる?」
「ううん?誰か呼んできたほうがいい?」
呼ばなくていい。どうせあとのメンバーは、神崎が済んでから一人ずつ犯していくから…
「いいよ、それより手伝ってほしいことがあるの」
「わかった、入るね?」
そして、惡夢は続く…
……
…
END
ここに上げている画像はスマホアプリで作ってるんですが、倉橋さんだけうまくできなくて、載せられなくてとても悔しいです。目と髪が意外と難しい…。
次回から学園モノを書きますのでお楽しみに!