お風呂場では事後だったが、今はその瞬間を母に見せることになった。
義弟の射精を見た母は口元に手を当て、目を見開き、慌てて足元のスマホを拾い上げた。
そこへ異変に気付いた義兄が部屋から出てきて、母に何事かを尋ねた。
義弟にとっては不幸中の幸いか、義兄が部屋を覗くことはなく、何かを言われて自分の部屋へ戻った。
しかし、精神的な傷を負わせるには十分だった。
母はスマホを部屋に投げ込むと扉を閉め、足音を立てて部屋から離れていく。
私は投げ込まれたスマホを拾い上げ、最後にもう一度操作した。
『見られちゃったね』
義弟は毛布を被ってうずくまり、嗚咽を漏らした。
それを見届けると私は、義弟の白濁に塗れた手をそのままに部屋を後にした。
その足で母の元へ向かうと、母は洗面所で顔を洗っていた。
白濁が母の顔まで飛んだようには見えなかったが、顔を洗い終えるのを待ち、
顔を拭き終わったところで白濁塗れの手で顔に触れた。
母は顔を逸らしたが、それに構わず手を動かし、顔に白濁を塗り込んでいく。
「なによこれ!!」
叫ぶと同時に母は自分の部屋に逃げ込んだが、鍵をかけなかったので後を追って部屋に入る。
勝手に開いた扉にひきつった顔を向ける母めがけ、手を伸ばし、再び顔に白濁を塗り込む。
「や、やめて!何なの!?」
混乱して叫ぶのに構わず、今度はベッドに母を押し倒して、両肩を抑えつけた。
抵抗しようとしたところを、義弟の時と同じく腹に跨り、更に体を抑えつける。
それでも抵抗をやめようとしないので、思い切り平手打ちを見舞った。
すると、さすがにこれには参ったのか抵抗をやめたが、次は私が驚かされた。
「……さな……あなたなの……?」
見えないはずの私を見据え、私の名を呼ぶ母。
更に蹂躙してやろうとした手を止めたが、それは一瞬。
怯える母を見ているうちに加虐心を煽られ、両手で母の服を無理やり脱がした。
魔法少女として身体能力が向上していることもあってか、服は脱がすというより、
引き裂くような格好になり、下着をまとっていない上半身の素肌が覗いた。
「いやぁ!」
悲鳴を上げて逃げようとするところへ、今度は平手打ちを二、三発見舞う。
母の顔はすっかり恐怖で怯えた表情に染まり、跨ったお腹から震えが伝ってくる。
服を更に引き裂いて胸元を露にすると、隆起のある乳房を鷲掴みにして乱暴に揉む。
「……!!」
母は何かを叫ぼうとしたが、恐怖のせいか言葉にはならなかった。
代わりにしゃっくりを上げたような声を漏らし、目には涙を浮かべていた。
乳房から手を離すと、下半身をまとう衣服を掴み、無造作に引きちぎっていく。
胸元は下着をまとっていなかったが、腰には緑の下着をまとっていた。
それも引き裂いてやると無毛の秘部が露になり、ご丁寧にもお手入れをしていたようだ。
視線を横に向けてみれば、床には母の衣服の破片がいくつも散らばっている。
母の秘部に視線を戻すと握り拳を作り、秘部に宛がって挿入を試みた。しかし、
「どうしたの母さん!?」
そこへ誰かが部屋に飛び込んできたため、握り拳の挿入を中断する。
母を襲う事態に駆けつけたのは義兄で、母も義兄に気づいた。
「見ないで!出てって!」
「え…うわっ!!」
「出てって!!」
気迫に押されたのか、義兄は慌てて部屋を出て、続くように私も出た。
その後を見届けたかったが、既にみかづき荘へ帰る時間が迫っていた。
義弟はそれまでの間、一度も部屋から出てこなかった。
……ところで、本当はは義父をターゲットにしたかった。
先に母をターゲットにしたのは、今は義父を追い込めそうになかったから。
義父は何か事が起きれば、母に矛先を向け、母を非難して矜持を保とうとする。
矛先ならあと二つあるだろうに、義父はそちらに矛先を向けようとしないのだ。
自分の子供が何か事を起こしたとは、思いたくないのだろう。
これは自らの完璧さを疑わない人間によくある傾向らしい。
息子二人が精神に変調をきたしているのに、義父は母にすべてを任せきり。
だから母を先にターゲットに選んだ。
母を失ったとき、義父はどこに矛先を向けるだろうか。
母を追い込んだら次こそ義父を、自分にできるすべてを行って追い詰める。
義父にも、義弟と義兄同様、自らのうちに負を溜めこんでもらわねばならない。
何故なら私の最終目的は、彼らに自ら一家離散を選択させることだから。
今回の悪戯で母の心に深い傷を負わせた。
次に来た時に、どのような結果を見ることになるだろうか。
扉を開けたままの母の部屋からはにし、私は元実家を後にして帰路に着いた。