※この作品はR-18です。

豊穣神サクナヒメの勤勉な繁殖   作:伊倉米磁


原作:天穂のサクナヒメ
タグ:R-18 ロリ 妊娠
ヒノエ島を救ったサクナヒメ。暇になって稽古場で訓練している時、父が遺した母とのセックスの記録を見つけてしまう。そこには豊穣神の奔放な性事情が語られていた。サクナヒメにも流れるその血が目覚め、平和になって神のいない島に人を増やすべく手近な田右衛門と子作りに励むことにするのだった。
Pixivにも投稿しています。

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サクナヒメをクリアしたので書きました。
ダメなメスガキだったサクナヒメがあんなにも立派に熱くなって……
良いゲームでしたのでぜひやってみてください。

エンディング後の話なのでネタバレ注意です。


豊穣神サクナヒメの勤勉な繁殖

 眼前には、出穂した稲田。サクナヒメは縁側にごろ寝して秋の柔らかな日差しを浴びながら風にゆれる小さな田を眺めていた。

 大禍大龍を討ち果たし、父母との別れ、ミルテ、きんた、かいまるとの別れを経て、ヒノエ島は平和になった。平和になって……

「暇になったのお……」

 もともとサクナのやっていたことと言えば稲作と狩りだ。島の全土に存在する鬼どもはサクナたちに害をなす。これを狩る事は武神の務めであるし、それ以前に日々食べる肉を得る目的もある。しかし首魁たる大禍大龍を討ち果たし、島の下に眠る大いなる力を防衛のために使う事で熊鬼など凶暴なものはすっかりと鳴りをひそめ、見かけるのは兎ばかり、せいぜいが猪や鹿程度。それもサクナが片手武器を一振りしただけで斃れるような強さのものでしかない。

 最初こそ天返宮に入り浸り存分に武技をふるっていたサクナだったが、それも300層までたどり着き、底の底までたどり着いてしまった事で「終わった」と感じてしまい、装備類の強化も極まっている。多分今のサクナならばカムヒツキと一騎討ちをしても勝てるであろう。

 ならば都に帰り好きな本でも読もうかと思ったが、以前帰った折にも感じたように田についていなければ不安だし、そもそも米と交換で最新刊を取り寄せるなど簡単な事であった。タケリビが実家に遺した術書を読み解いて訓練場の隣に書庫を増築すれば、あっという間に以前のような読書環境は整った。

 しかし、今や書物の購入は米で払っているのだ。サクナは家の前の小さな田を世話し、周りにある100に届かんとする田を他の皆……河童やらアシグモやらが世話している。そうして得た米をただの娯楽に湯水のごとくつぎ込むのはさすがに気がとがめた。結局一番好きな作家の作品だけは、という事で折り合いをつけてはみたが、そうなると圧倒的に冊数が足りない。一番の大作である全1200巻の物語を2周目に入るというのも考えなくはなかったが、今はそんな心境になれなかった。

 そういう訳で、サクナはいまとても退屈しているのだった。

「おーい、猫やーい」

 暇に飽かして縁側に居る猫を撫でてやろうかと思ったら、そっぽを向いて去ってしまった。脱力してぐでっと縁側に突っ伏す。しょうがなしに立ち上がり、ちょっと目を離した隙ににょきにょき伸びていた雑草を引っこ抜いて訓練場へ向かった。

 タマ爺は寝ていたのでそのままにしておいた。

 

 弛んだサクナでも、父が遺したこの訓練場に居ると多少身が引き締まる思いがする。基本の動きの素振り、一通りの武技を繰り出し、実戦を想定した動き……羽衣で壁に張り付く事で上昇し、壁を蹴ってジャンプ、そして……

「雷霆万鈞!」

 空中から稲光を伴い急降下して強襲する技が、訓練場の床を激しく穿った。大神をも弑し奉るサクナの技に訓練場の床も耐えかねたのだ。そして……

「あ? なんじゃこりゃ」

 つづらが出てきた。ひょっとしなくても父母が遺したものだろう。サクナは久々に目を輝かせ、早速それを開けた。

「巻物! はて、農書はもう一通り読んだと思ったが」

 何はともあれ、暇な時に振ってわいた新しい書物だ。さっそく読んでみる事にする。

「なっ……これは……!」

 果たして……サクナは開いたとたん目を見開いた。

「淫書!? こ、『これは房事の事を書き留めた書だ。しかし色々ヤリまくってもう房事って感じでもなくなってきたんで、素直に淫書と書く事にした。』ナニをやっておるのじゃ父上……!」

 サクナは急展開に高鳴る心臓をそっと抑え、後ろをキョロキョロと振り返った。この訓練場も隣接する書庫もサクナしか使うものは居ないはずだが、万が一にも見とがめられたらどうなることか。巻物をつづらごと抱え、床を元通り埋めなおして書庫へ続く扉を抜けて、秘密……ではないが専用の読書部屋でつづらを下ろす。

 そして改めて巻物を読み始めた。

 そこには、出だしを越えるとんでもない事実が赤裸々に書き記されていた。

『俺たちは戦で昂った後、激しくまぐわった。豊穣神として目覚めたトヨハナは子供を産むも産まぬも自在だというのでそれに甘えて、毎日精をトヨハナの膣に注ぎまくっていた。その経験を備忘録として、また思い出として残しておく。』

 最初はそんな書き出しから始まった。なれそめ等ならともかく、両親の性事情はさすがに……とも思ったが、読まずに済ませるにはサクナは暇すぎた。

「ほうほう、母上はまずこの『ひなさき』を指の腹で優しくすると股をぱっくりと……」

 大禍大龍を打ち倒した後にサクナの前に現れた二人の顔は今でも鮮明に思い出せる。立派な神だったあの二人がこんなことをしていたなんて、という秘事を暴き立てる背徳感も相まって、サクナは書物に没頭した。

 そして、そうなってくると当然『実践』したくなってくる。

「だ、大丈夫じゃよな……?」

 紙の臭いしかしない部屋で、念のため入り口からは本棚で見えない場所に移動してサクナはスパッツを下ろした。つるりとした一本筋、その上端の皮の下に隠れたクリトリス……『ひなさき』を、そっと指の腹で撫でる。

「んっ……」

 ぴりり、と性感の電流がサクナの背筋を這い上った。以前も厠に行った時に指が触れてしまった事があり、びっくりしたことがあったが……こうやって刺激してやると

「んあぁー……き、きもちええ……」

 指で一こねするたびに、幸せがじゅわりとあふれ出すかのようだった。無人の書庫の中に、くち、くちとサクナが秘唇を弄るひそやかな水音が響く。あっという間にぷっくりと勃起し、皮の合間からクリトリスが顔を出してもサクナはそのまま指を動かし続けた。普段から鬼との戦いで切った張ったをやっているサクナの肉体は頑丈かつ健康であり、剥き身のクリトリスを指で弄る刺激もすぐに快楽として楽しむことができた。

「あっ、あっ、なんじゃ、これ、なんか、凄いのが、くる、来てしまうっ!」

 腰をびくびくと痙攣させながら、それでも指は片時も止めずにサクナが産まれて初めての絶頂に昇り詰めた。ぼうっと天井を見つめ、だらしなく綺麗な股を広げている様は小さな体ながら雌の色香を漂わせている。

「ふう……えがった……さて、続き続き、と」

 両親直伝のクリオナをキメたサクナは、緩んだ頭で書の続きを読み進める。

「ぬなっ!? は、母上、本当にこんなことを……!?」

 そこに書いてあったのは、生々しい以前に目を疑うような記述の数々であった。

『俺たちは思いつく限りあらゆることをヤりまくった。口に加えてもらったり胸で挟んだり、尻に入れたり、張型を使ってほとと一緒に責めたり……最初は恥じらっていたトヨハナも、豊穣神としてどんどん目覚めていったようで、すぐ積極的になった。大龍を斃し平和が訪れたあと、ますます激しくなって俺のほうが先にへばるくらいだった。俺はいつからか、もっと乱れるトヨハナを見たいを思うようになり、トヨハナもそれに気づいていた。

 ある日、トヨハナは俺にこう言った。

「この島、犬がもう殆ど居ないみたいなの。だから、私が産んでも良いかしら?」

 いつもより短いまぐわいの後、性欲に濡れた瞳でこう囁かれては誤解の使用もなかった。何をするつもりなのか正確に理解して、俺は頷いた。

 そしてその次の日。昼から、北の森の中で……トヨハナは犬の前で全裸になり、草の地面に四つん這いになって尻を向けた。芯が強く美しい、俺の伴侶が……子作りがしたいという欲求にまるで逆らわず、そこらの野良犬としようする光景を間近で見守り、俺は最高に興奮していた。まだ触れられる前から滴るほどにほとから蜜を垂れ流し、犬もその匂いに誘われたようにいちもつをいきり立たせて遠慮なくトヨハナを貫いた。

 トヨハナは、媚びた高い声を上げてよがった。ともすれば俺相手の時より気持ちよさそうに。俺の負けん気をひどく刺激し、経験したことがないほど勃起が激しくなる。犬は遠慮なくトヨハナに圧し掛かって爪を立て、美しい肌に線状についた傷跡からジワリと血がにじんでいた。犬は激しく腰を振りたくり、トヨハナは犬の高さに合わせて、まさに雌犬のように地面に臥せって交尾をねだっている。やがて、犬はおもむろに身体を反転させてつながったまま尻と尻を合わせた。

「んおおおっ、おおおーーぅっ♥」

 とたん、トヨハナが発情した犬のように叫び声をあげる。

「ど、どうしたトヨハナ!?」

 トヨハナはもう俺の声も耳に届かない様子で、口を開けて犬のように舌を垂らし、法悦に浸りきっていた。

「しぇーえきぃ……おにゃかいっぱい入ってくるのしあわせぇ……♥」

 童女のような、俺が一度として聞いた事のないほど甘ったるい声でうわごとのように言うトヨハナの口に、俺はマラをぶち込んだ。トヨハナは当然のようにそれを吸い立てて、射精を促すように喉奥まで使ってくれたが、それでも心ここにあらずと言った感じで、ほとに注がれる犬の精液に夢中になっているのは明白だった』

「……はっ! つい読みふけってしまった。しかし……犬が、少ない……? そう言えば疑問だったのだが、幾ら鬼の住む島に居るからと言って、普通の犬がかいまるに大人しく付いて来たり、皆の採取に毎日付き合ってくれたりするものかと……まさか、こんな裏があったとは……と言うことはなんじゃ!? うちにいる犬たちは高い確率で種違いの兄弟……の子孫という事か!?」

 あまりと言えばあまりの事実に、開いた口が塞がらないサクナ。こんな半端なところで終われないと読み進めていくと、やはり記述があった。

『あの後いつもの10倍以上はトヨハナを犯し精を放ったが、結局翌日には犬の仔を孕んでいた。悶々と性欲を高める俺に、トヨハナは日に日に膨らんでいく腹を見せつけてきて、俺は犬の仔を孕んだ腹を撫でながらトヨハナのほとに孕ませる事のない精液を吐き出し続けた。

 そして10日後……トヨハナは元気な犬の赤子を2匹産み落とした。結局、トヨハナは違う犬5匹の仔を、計10匹産み落とした。犬は普通より賢く、人の言う事をよく聞いた』

「やっぱりじゃ……! ううむ、なんとも……神の中には茄子を『ほと』に突っ込んで茄子みたいな顔の子を産んだというのもいるというし、これくらいはある事なのかもしれぬな……しかし、ゴクッ……犬とまぐわうのは、そんなに気持ちええのかのう……」

 人間ならばあり得ない事だろうが、最近勤勉になって豊穣神としてぐんぐん力を付けているサクナが、覚えたての性欲を受け止めてくれる相手を無意識的に求めている。クりトリスを越えて膣穴に指を侵入させた。

「はんっ……♥」

 一度も触れた事のなかったそこがもたらす強い刺激が、日々に飽いていたサクナの心に心地よく沁みとおっていく。クリオナと読書で濡れそぼっていたその穴に容赦なく指を根元まで差し込み、ぐちゃぐちゃと卑猥な水音をあげながら気持ちいい部分を探りあてる。父譲りか母譲りか、サクナは性技にも天賦の才を発揮していた。

「あーーっ……ここ、すごいっ♥ ジンジンくるっ♥」

 Gスポットをあっさりと探りあて、トヨハナもしたという気持ちのいいまぐわいを夢想しながら必死に膣をかき回す姿は、ありし日の母親の様に性欲に心を染め切ったとしか見えなかった。

 2,3回膣イキを経験し、クリより深い絶頂に酔いしれてからマン汁の臭いが残る手で父の遺した書物を読み進める。

「ふむふむ、犬に、鹿に、熊に……鬼だけでなく野生にもおったんじゃな。母上も頑張るのう……」

 続きの記述には、トヨハナが次々と島の野生動物とまぐわい仔を産み落とす様子が記載されていた。都に居た頃のサクナであれば、もしかしたら取り乱し、母親に嫌悪感を抱いたかもしれないが……豊穣神として目覚めた今ならば、十分に理解できる。サクナの子宮が、胎の中で今か今かと出番を欲しているのが如実に感じられるのだ。

 孕みたい、子を産み落としたいと。

「とはいえ、犬は足りとるしな……ならば……」

 だから、サクナは身体の欲するままに行動する事にした。

「産むか。人の子を」

 

「つーわけで、お主の子を産む事にした」

「なっなんですと!?」

 納屋の前に突っ立っていた田右衛門に話を持ち掛けると、顎が落ちそうな程に口をあんぐりと開いて驚いた。

「さ、さ、サクナ様、お気を確かに」

「別に乱心なぞしとらんわ。じゃがな、お主はここで田を耕して生きていくというが、まさかずっと独り身でおるつもりか?」

「その、それは……相手がおりませぬゆえ……」

「であろ? 儂も事情は同じじゃ。ヒノエから離れとうない、しかしこの島にはそもそも、神が少なすぎる。つがいになる相手もおらんでは、そのうち誰も居なくなり、やがて昔の様に鬼とアシグモだけが残るじゃろう」

「で、ではだれか都から神を呼んでですね……」

「都の神は農耕には向かんし、豊穣神にはそれぞれ土地をもっておって仕事もある。今の儂のようにな。欲しければ自前で増やすしかないのじゃ」

「うむむ……しかしタマ爺さまが何とおっしゃるか……」

「タマ爺は最近呆けとるからの。それに仕方のない事であれば反対はせんじゃろ……それとも」

 にぃ、と口の端を吊り上げてサクナは笑った。その黒曜石の様に黒く美しい瞳の奥には熾火の様に熱く女としての情欲が宿っていた。

「儂の身体ではおったたんか?」

 田右衛門は、心の臓が一つ大きく跳ねるのを感じた。これまでの人生でまるで縁遠かった女性からの『お誘い』に身体が反応しているのだと、遅れて気づく。

「い、いいえ、サクナ様。分かり申した、不詳この桂右衛門尉瑞月朝臣高盛、サクナ様のお相手を務めさせていただきます」

 己の腰ほどの身長しかない童女にしか見えないサクナの色香に、田右衛門は男としての昂りをはっきりと感じるのだった。

 

「んほおおおおおっ♥」

 あれから、「今日はまずこの書を読んでおけ」と淫書を渡し、サクナは日が暮れるまでオナニーしたり田の雑草を抜いたりして過ごした。夜になって田右衛門が読破したと言ってやってきたので、さっそく子作りを始めた二人だったが……

「サクナ様は、トヨハナ様と弱点が瓜二つでございますな」

 一糸まとわぬ姿になったサクナは、服の上から見て想像できるように平坦な身体をしていた。それが今、田右衛門の責めによって見合わぬほどの女の色香を放っている。

 クリを親指で潰しつつ鉤爪のように曲げた指でGスポットを激しくえぐり、乳首を振れるか触れないかの加減で撫でて耳に唇を這わせる。書で語られた、トヨハナをマラの事しか頭にない女に変貌させる技の数々をサクナに行うと小さな身体を目いっぱい強張らせて、あっという間に絶頂寸前まで昇り詰めていた。

 サクナの身体は上気して桜色になり、あるかないか分からないほどだった乳首もしっかりと存在を主張する大きさに膨れ上がっている。

「そこらめ、そこらめっ♥ いっ、く……♥」

「おっと、まだにございます」

 サクナが目を白黒させて、歯を食いしばって絶頂に手を伸ばそうとすると田右衛門はサッと責めを止めて絶頂に至らせてくれない。さっきから4,5回同じ展開が続いている。

「やだぁ、イかせて、後生じゃからたのむぅ♥」

 舌っ足らずで媚がべっとりと乗った声音は、まさに親譲りのものであった。限界まで股を開き、美しい筋だったそこを自ら左右に割開いて、美しい桃色に愛液で照りをくわえたサクナのほとを田右衛門に見せつけて誘惑する。しかし田右衛門はあくまで仕事と言った素振りで淡々と書にあった事を実践しているのだった。

「あと少しにございます、サクナさまから完全にマラの事以外が消えた時、それが子を孕むにふさわしい状態なのだと」

「もういいっ♥ もうお主のマラの事で頭いっぱいらからぁ♥」

 左右の手の人差し指と中指を計4本も入れ、くにゅと柔らかそうに広げて見せるサクナは、確かに田右衛門とまぐわう事しか考えていないように思われた。

 それにしてもこの田右衛門の手際の良さときたら、この島に来て以来初めてのことだと言っても良いだろう。誰一人予想だにしなかった田右衛門の才能はこんな所に眠っていたのだった。それはサクナにとって望外の幸運でもある。

「ふむ。ではよろしい、サクナ様、参りまするぞ」

 ようやくそこでふんどしを取り去り、マラを取り出した。

「ごくっ♥」

 サクナの熱視線が田右衛門のマラに注がれる。体格の関係もあり、サクナの手首ほどもあろうかという太さのモノであった。

 未使用でサクナのほとと同じく桃色をした亀頭を、察して自分から広げたサクナの穴に宛がう。すぐに田右衛門の先端とサクナのほとは、まるで恋人同士の接吻の様に情熱的に睦みあった。

 その感触の熱さ、愛液のぬめり、何よりほとの柔らかさに今更ながら田右衛門は自分が何か大変な事をしでかそうとしている感覚に囚われた。実際に上級神のサクナヒメと気軽に子作りをしようとしているのだから大変な事なのだが、断った所でサクナは犬とまぐわいに行くだけなのでむしろ参事を止めた格好である。

 指を1本入れるだけで精一杯だった所を、ここまで丹念にほぐしてきて2本ほど入るようにはしたが、それでもサクナのほとはとても男を受け容れられる大きさではない。しかし期待に満ちた視線を注がれて引くに引けない田右衛門は腰を突き出した。

「く、はっ……!」

 普通に押し込もうとしても床を滑っていくだけなので、サクナの細い柳腰をがっしりと掴み、サクナ自身に竿の方向を整えてもらって何とか力を籠める。ぐり、ぐりとこじるように腰を回すとサクナが快楽にびく、びくと震える。田右衛門もまた産まれて初めての快楽に油断すると精を放ってしまいそうになるが、なけなしの男の意地で歯を食いしばって堪えている。

「ん、く……!」

 サクナも脚を使い、田右衛門の腰を挟んで強引に引き寄せる。何気に肉をえぐられるかと思うほどに強い力であったが、堪えてさらに腰を前へ。

 ぬぷんっ!

 と、実際にはそこまでではないが気分はその位に音を立てて田右衛門のまらがサクナのほとに収まった。

「お゛っ♥ ほお゛うっ♥」

 途中でぷつんと何かを突き破った感覚があったが、田右衛門のマラは確かにサクナの狭くも浅い膣を最深部まで貫いていた。

 白目を剥いて唇を突き出したサクナは、あの日決戦に向かう時送り出した気高さ、強い意志など微塵も感じられない、ただただ快楽を貪るだけの浅ましい雌であったが、この愛すべき武神にして豊穣神がそんな痴態を晒してくれている事に田右衛門はひどく興奮を覚えるのだった。

 サクナのほとはギチギチに締め付けてきて腰を動かすのも一苦労なくらいだったが、入り口に押し込もうとしていた時よりは随分と滑らかに出し入れができるようになっている。男女のまぐわいに対してもあっという間に馴染み、サクナの熟練度は着実に向上しつつあった。

「く、くぅ……サクナ様、動きまするぞ」

 握るようにキツく、湯の様に熱いサクナの膣は、田右衛門にとって全く未知の快楽だった。腰を引くたびに名残惜しげにヒダが絡みつき、突き入れるたびに複雑に曲がりうねる膣をかき分ける感触が襲い来る。

「ああっ、なんという極楽、サクナ様、もう某は耐えられませぬ!」

「よい、よいぞ、ぬしの精液、儂の子袋に好きなだけぶちまけるのじゃ!」

 どちらの声も上ずっていて、入れてから5分も経っていないというのにもう息も絶え絶えだった。

「くうぅっ!」

 先に田右衛門に我慢の限界が訪れた。もう遠慮も何もなくサクナの腰を両手で固定して、小さい身体を力いっぱい引き寄せ一番奥で精を解き放つ。

「んおおおおおっ♥」

 自分の子宮に精液が侵入してくる快楽にぱちん、ぱちんと全身に電流が奔り、サクナも今までで一番激しく絶頂する。四肢を大文字にピンと伸ばし、初めてのまぐわいと受精快楽に身を任せてうっとりと蕩ける様は、田右衛門に更なる射精を促した。

(ああ……あのサクナ様が……某の精でこんなにも乱れて……!)

 射精の最中にさらに硬く勃起し、一滴でも多く注ぎ込もうと子宮口と亀頭をぐりぐりとこすりあわせた。

「それしゅごいっ♥ しゅごいよぉぉっ♥ もっとしてっ♥ もっと出してぇ♥」

 快楽が許容量を上回ったか、とうとう普段の素振りすらかなぐり捨てて、小さな体にふさわしい童女のような甘えた言葉遣いになるサクナ。自身の獣欲を掻き立てられた田右衛門は、射精が終わったその瞬間から次の射精に向けて腰を振りたくりはじめた。

 射精直後で刺激が強すぎ、腰が震え脳裏に痛みにも似た激しい感覚が渦巻くが、サクナに子を孕ませんとする一念でそれをねじ伏せてサクナの子宮を突き上げ、臍まで届くほどの剛直を綺麗な一本筋だったそこに突き立てる。

 眼下に見えるサクナは自分のマラを下の口いっぱいに頬張って、先ほどから触っていないのにもう一段大きく勃起させた乳首を隠しもせず、背を逸らして喉元を晒していた。女を屈服させるという原始的な快楽に身を任せながら、田右衛門はサクナの細い両脚を抱えたまま圧し掛かり、完全に覆いかぶさる体勢になった。

「うおおおっ、孕め、孕めっ……!」

「はりゃむ、ぬしの子供はりゃむぅぅぅ♥」

 腹の底から絞り出されるように快楽を叫び、再度の射精をサクナの一番奥に注ぎ込んだ。

「んひいいいいいいいんっ♥」

 まるで馬のいななきのようなスケベ丸出しの大声が峠に響き渡る。ミルテが居たらすっ飛んでくるだろうがもう居ないし、ゆいはぐっすり寝ているので起きては来ない。

「しぇーえきぃ♥ いっぱい注がれてしゃーわせぇー♥」

 トロトロに崩れた笑みを浮かべるサクナに理性を捨てた獣となった田右衛門が上からマラを突き刺し、更なるお代わりを注ぎ込まんと動き始める。二人の初夜は明け方まで続くのだった。

 

 9日後。サクナの胎はぽっこりと丸く膨れ上がっていた。3日目くらいには既にバレてしまった。

 体格の小さなサクナは腹の大きさも普通の妊婦とはくらべものにならないので、ゆいが呆れながら妊婦のための服を作ってくれ、柔らかな布に包まれたその膨らみが良く見える。

「ほれ、今日もヤるじゃろ?」

 そんな日の昼日中、縁側に立ったサクナは田右衛門を手招きしていた。

 初めてまぐわったその日から、二人は毎日欠かさずまぐわっている。何も愛に芽生えたとかそんな事はない。平和で特別な事が何も起こらない日々にあって、気持ちいい事というのはそれほど夢中になれることなのだ。

 今では田右衛門も、小さな体に不釣り合いな大きすぎるお腹を抱えたサクナを眺めているだけでムラムラと勃起するようになってしまった。

 それをサクナも知っているので、ひひっと悪戯っ子の笑みを浮かべて今日も誘っているのだ。

「仕方ありませんな。しかし、いい加減産まれてもおかしくない時期ですので加減は致しましょうね」

「そう言っていつも最後は思い切り突いてくるではないか。ま、儂の子じゃ、丈夫に産まれてくるだろうから心配要らんよ」

 そして、峠のてっぺんの縁側で、いつものように二人はまぐわい始めた。

 

 

「お゛ぅ!? しぇーえき出されたらムズムズして……こ、子供でりゅっ♥ 破水気持ちよくてイくっ♥」

 きっとこれからも、何人でも何匹でもサクナは雄とまぐわい、産み落としていくだろう。武神としてではなく、繁栄を司る豊穣神として。


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