※この作品はR-18です。

春庭りくえすと   作:ドンケルハイト

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*ゼンマイ式!改造マッサージチェア

「ふんふふ~ん♪」

 静かな部屋の中、がちゃがちゃと機械をいじる無機質な金属音と、その音の主の鼻歌だけが響く

「あ、そうだ」

 部屋の中心に鎮座する半壊した機械

 取り外された部品に半ば埋もれながら、思いつきで新しいパーツの作成を始める

「ついでにアレも試そっと♪」

 足の踏み場に困る部屋を器用に移動しながら、新たな木材を整形したりネジを出したり、次々にパーツが作られてゆく

 元の機械の体積からすれば相当な数と体積のそれらを、図面もなくてきぱきと組み込んでゆく

 そして信じられないことに、元の箱そのままに収まってしまった

「よーしできた!名付けて・・・『ゼンマイ式マッサージチェア改』!」

 なんとも安直な・・・最早それが命名かどうか考えるセンス

 彼女はゼンマイ。ベルガモットバレーの花騎士であり、同時に数々の名発明を残す伝説のからくり技師ケンザンの熱烈なファンでもある

 メカニックとしてからくり機械の開発・修理もしている彼女に預けられた一脚のマッサージチェア・・・だったものが、彼女の前にある物体の正体である

 調子が悪くなってきたので調査と修理をしてほしいという依頼だったのだが、技術者の本能が抑えきれずに改造を始めてしまい・・・そうして出来上がった何かがそこに生まれた

「おっと、動作検証しなくっちゃね・・・えーと、あったあった」

 おもむろにやたらボタンのついた小箱を手にとり、無造作にあれこれ押しだした

「足ツボアームの出し入れよし、腹筋ベルトの出し入れよし、顔面マッサージローラーの出し入れよし・・・」

 ボタン操作でさまざまなアームが複雑怪奇に蠢く異様な光景

 一応ことわっておくが、元の椅子は我々日本人がよく知るそれと同様、いくつかのローラーが上下したり回転したりする程度のごく一般的なマッサージチェアだった

「よし、それじゃ稼働チェック・・・って誰もいないし自分でやるしかないか」

 座面に腰かけ、リモコンをいじる

「おっ?おお?思ってたより強いかも、いててってってってってぁ!?」

 悶えた拍子にリモコンを落としてしまった

 操作面を下にして、勢いよく地面にぶつかる

 アームが起動し、無秩序に乱立する

「わわわっ」

 がちゃん

「・・・がちゃん?」

 慌てて停止のためにリモコンを拾おうと立ち上がったゼンマイ

 おそるおそる足をどけた下から出土する「元」リモコン

「これは~・・・さすがにヤバくない?」

 顔から血の気が引く

 後ろから変な音がする

 視界がひっくり返る

「ふぎゃ!」

 めちゃくちゃな命令を受け取り暴走した追加アームが製造者を捕獲する

「ひー!ストップストップぅー!」

 木と鉄でできたもの言わぬ手は言語命令を理解しない

 あっという間にゼンマイを引きずり戻し、がっちり拘束してしまう

「ちょっとぉ!どこ触ってるのさぁ!」

 肩揉み用のアームがゼンマイの胸を掴む

 逃れようともがけども、拘束がきつくてうまく踏ん張ることができない

 むしろ分厚い作業着がはだけて肌着だけの面積が増すばかり

「んく・・・っ、止まれ、止まれったらぁ!」

 そしてまさに、作業着の隙間から胸を揉まれている

「あんっ!なんでこんな・・・っ」

 絶妙な力加減はもはや愛撫

 繊細に動くマニピュレータが乳頭を刺激する

「こんなセクハラ機能つけてないよーっ!」

 こりこりといじり倒された乳首は生理反射で血流を集め膨らみ、引っかかるようになった分だけより敏感に性快楽を生み出す

「やあ、なんでこんなやらしい動きにぃ」

 実際かなり的確に緩急をつけており、そっち方面で売って売れそうだ

 ゼンマイ自身の甘い声が証拠である

「うぅ~~~!このぉ!」

 いくつかの部品が引っこんだ隙に力ずくで暴れる

 作業着は脱げ去り、肌着も無理に引っ張ったせいで破れてしまった

 尊い犠牲はあったものの、ゼンマイはなんとか脱出に成功した

「はぁ、はぁ、酷い目にあった・・・どうにかして止めなくちゃ・・・」

 そう、抜け出したところで暴走状態が解決したわけではないのだ

 疲れた様子でふらふらとデスクに向かう

「あ、これって・・・」

 見つけたのはいくつかのネジ類と木の棒、それから歯車も

「あちゃぁ、これ入れ忘れだぁ~!」

 暴走の原因はあっさりわかったが、まだ解決したわけではない

「とりあえず・・・これとこれと、あとこれも!」

 気をとり直して、雑多な工具とからくりの散らばるデスクからいくつかのものを手にとる

 魔の椅子に向き直り、意を決して立ち向かう

 どうにかして解体すればさすがに・・・

 その一心で工具を握る手にも力が入る

「っ!!!!!」

 やみくもに動きまわったせいで起動した鳥のからくりが目の前を横切り、ゼンマイが怯む

「うぎゃぁ!」

 気をとられてしまったことで再び捕らわれの身になってしまう

 しかも倒れたリクライニング背もたれの上にうつ伏せに乗る形になっており、一層脱出が難しくなった

 間髪入れず胸をローラーがこねる

 マニピュレータは突き出されてぷりぷり揺れる尻を揉む

 足ツボローラーが足裏や腋に伸びる

「あひゃひはっ、んひっ♡ふひぇへへぇっへ、おひょっ♡」

 無駄に巧みな性感マッサージとくすぐり責めの合わさった攻撃

「あぁん♡ふひゃっははは!くひひひひぃ!」

 対処に混乱させられ、無防備にどちらも受け止める

「んひあっ、ひひはっは、ふぃひほぉっ♡ひー、ひひゅふっ♡」

 つまり、笑いながらおかしな絶頂をさせられる

 パンツが大量の愛液にまみれ、貼り付いて性器の形がくっきり浮かぶ

「ちょ、脱がすなっへへへへへへひーひー」

 チェアが何かを拾いあげた

 ゼンマイが落としたものだ

 さらに、ゼンマイの尻肉を左右に大きく拡げた

「もー!今度はなに!?」

 マニピュレータが振動マッサージ機のスイッチを入れる

 くぱっと開かされた秘所と肛門に試作品の振動棒が押し込まれ、マッサージ機は陰核に当てられる

 どれも囮かつっかえ棒にでもしようとゼンマイ自身が持ってきたものだ

「んひっ♡ああぁぁぁぁぁぁっ♡」

 敏感な場所が強烈に振動し、ゼンマイに耐えがたい快感を与える

 勝手に筋肉が収縮し、突っ込まれた棒に両穴が密着する

 その状態でゴツゴツぶつかり合いながら前後運動をするものだから、肉のヒダが容赦なく引っ張られる

「んはぁ♡いぎっ♡あっくぅ、んんっ♡」

 ゼンマイはよだれを垂らしてイきっぱなしで、もう自分が今どこでイかされているのかもわからない

 しかしマシンアクメはまだ激しさを増す

 振動棒もオンになり、二穴バイブピストンで子宮やGスポットが潰される

「ごぉっ♡はっはっはっはっあぁぁっ♡はーっはーぁっひんっ♡」

 視界に星が瞬き、酸素を求め呼吸が荒くなる

 限界寸前のゼンマイの胎内からぬるっと引き抜かれた棒が完全に抜ける寸前入り口ギリギリから最奥まで一息で差し込まれる

「イっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡」

 ホワイトアウトをともなう大きな絶頂

 それによって一瞬体中が弛緩し、ゼンマイは失禁した

「あ、ふあぁ、あぁぁぁ・・・」

 ガ、ガガッ、ガコン

 あからさまにヤバそうな音、滑って何かがはずれていそうな音

 次々に部品が取れたり、きしんだり、あるいは折れる音がする

 大量の体液を浴びたことで、回路ショートやネジを留め忘れた箇所の脱落を招いた、そのために多数の部品に致命的な歪みが生まれたのだ

 しばらくして、ゼンマイの体力が戻る

「う、うぅ・・・確か、えっと・・・」

 

「ってそうだ!修理!」

 がばっと立ち上がり、惨状を目の当たりにする

「・・・あちゃ~」

 我ながら言葉もない、どうしようもない・・・そんな嘆息

「これは、イチからやりなおし・・・って言うより作りなおしレベルだね・・・」

 がっくりと肩を落とす

「今度は余計な機能つけたりしないで元通りにしよう、うん・・・」

 かくしてゼンマイ式マッサージチェア改はゼンマイの心の中に仕舞いこまれ、闇に葬られた

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