※この作品はR-18です。

ドワォ、順文学激情短編:お伽噺版大飢饉   作:アンデッド

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 何も思いつきません。

 とりあえず、お試しにどうぞ。


はじまり、はじまり

むかしむかし──

 

「くうもんねぇんじゃーっ」

 

「家族でも蛆虫もくえるモンくえーーっ」

 

天地をひっくり返す禍により

大飢饉がおきました。

 

1.面食い爺さん

 

「ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」

廃屋に近い家で爺さんは凛とした

稀有の美貌を持つ性別不詳の浪人と

合体しておりました。脆美な身体を

妖艶にくねらせながら起き上がる浪人。

さらに端麗で大きな暗褐色の瞳にくっきりとした

二重、通った鼻筋の顔、、両胸にぶら下げた

肉丘などが爺さんの下半身を

さらに熱をおわせました。

 

 

「待っておれ、くいもんを探してきたるぞ」

 

「いってらしゃいませ」

 

爺さんは全裸で正座して見送る浪人のために

食料を探しにいきました。婆さんの頭に

振り下ろした杵をかついで歩き通します。

 

厚い澱んだ雲に覆い尽くされた空、木々すらも

枯れた荒地には骨ぐらいしかありません。

 爺さんは腐敗した餓死体を何度も横切りますが

生きてる者には会いませんでした。

 

「要りません。おじいさまお食べください」

先日、腐った腕を浪人に食べさせようとしたら

丁寧に断れてしまいました。なので新鮮な人間を

爺さんは見つけなくてなりませんでした。

 

「お花~咲きましょ~」途方にくれる爺さんの前に

妙な歌を口ずさみながら、裾が短い桃色の着物に

身を包んだ少女が目に映りました。

綺麗に切り揃えられた赤茶おかっぱ、

赤褐色の目が整った美貌とは、裏腹に

灰を周囲にばらまく奇行をおこなっています。

 

爺さんは自らの欲望と浪人のために

背後から襲いました。

 

「はなして~」両脚を鋭い速さで動かす少女を

必死に抑えて家へ戻っていきます。戸を開けたとき、

 

「あっ、おきゃぁさん」爺さんの胸に〝MK-8ボウイナイフ〟が突き刺さりました。少女が『お母さん』と

呼ぶ相手こそ浪人です。赤い縁取りと灰色のつまみ部分が特徴的なコートを羽織っておりました。

 

「すずのすけ……ワシが死んだら食っておくれ」

 

「遠慮します」浪人ことすずのすけは

爺さんの言葉を断り、杵を顔面に振り下ろしました。

 

「どう? ほづみ」

 

「やわらくてゴムみたい」

 

「そっか……また外れか」

 

世界観を無視した会話を繰り返す二人。実は

血の繋がらない母娘だったすずのすけとほづみ。

家に火を放ち、またどこかへ向かいます。

「おじいちゃんと一日中、なにやってたの」

娘の問いに母は「いろいろ」洋式の襯衣(しゃつ)と

すぼんに着替えながらはぐらかしました。

 

ほづみが灰を蒔いた場所から

草原が荒廃した土地に広がりはじめていきます。

ですが二人は気に止めず、村から

立ち去っていきました。

 

 




MK-8ボウイナイフ- 8インチの手挽きと磨かれた
古風な長さ7.8インチ、ボウイスタイルの刃が特徴な
鞘付きナイフ。刃はニコロックス鋼製、黒檀の木製ハンドル、すずのすけは刃が折りたためる改造を施して
おります。
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