直斗の改造がまたさらに一歩進みます。
<VELVET ROOM 2011年8月20日SAT 晴 --:-->
「ようこそまた私の膣へ。あんっ」
膝をついて腰をつき出している浴衣姿のマーガレットの膣へ、マーラ様がヌルヌルと差し込まれて行く。
「あっあっあっ、これが主が私に射精して中出しした回数、ですぅ」
裾がめくり上がって露わになっているマーガレットの尻たぶには油性のマジックペンで正の字が書かれている。
「あふっん、一度にこれだけのペルソナ液を膣に入れられるなんてぇ~」
一突きする毎にパンパンに注がれたペルソナ液が吹子のように隙間から溢れ出てくる。
「ああ、私、また絶頂への高まりを感じるわ。あああんっ」
マーガレットの肩が落ち、尻がより高く突き出される。
「やはり、主は、はぁ、私の思っていた以上の、ああああっ、益荒男なのかもしれない。イクうっ」
六回目の中出しがマーガレットの膣を破裂しそうな勢いで駆け巡っていった。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 18:00>
今日は夏祭りだ。
昨晩花村から「夜、神社に集合な」と電話があり、みんなで辰姫神社に行く約束をしていた。
それと叔父さんからの依頼も受けている。
菜々子ちゃんを夏祭りに連れて行って欲しいそうだ。
勿論その依頼は快く引き受けた。
身重の千里さんに無理はさせられない。
それに菜々子ちゃんは優しいから。
千里さんが一緒だとお母さんが気になって夏祭りに集中できないだろう。
雪子と千枝とりせの三人と相談し、雪子たちに一旦菜々子ちゃんを預ける。
雪子たちは菜々子ちゃんを連れて天城屋旅館に寄り、浴衣に着替えてから神社に来る予定だ。
とは言うものの、少し早く来すぎたかもしれない。
花村たちの姿もまだ見えない。
しかし凄い人手だ。
例年こうなんだろうか。
少し境内を回ってみるか。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 18:05>
あれは誰だっけ?
一条とよくつるんでたサッカー部のキャプテン。
長井君だったか。
相変わらずのジャージ姿の彼。
かき氷の屋台の前で一人特盛のかき氷食べてる。
お、あのかき氷屋、四六商店のおばちゃんがやってるのか。
「ぐ、ぐおー」
長井君、突然冷たいもの食べて頭がキンキンになったようだ。
のたうち転げ回っている。
・・・そっとしておこう。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 18:10>
屋台をぶらつく。
露天くじ屋があった。
ああいうくじ屋って当りクジの無い詐欺の場合が多いんだよな。
くじ全部引いても当たりが出なくて露店商が捕まったニュースが思い出される。
「お客さん、うちのは外れクジ無しだよ。一つ引いていかないか?」
・・・心を読まれたのだろうか。
眼光鋭い露店商の挑戦的な視線。
いいだろう。
引いてやろうじゃないか。
「一回千円だ」
随分高いな。
一回勝負だ!
「【いい商品が当たりますように!】えいっ」
「・・・大あたりーっ。特等だ。もってけドロボーッ」
<ごろんごろーん>
店員がヤケクソ気味に鐘を鳴らす。
おお、凄いのが当たったようだ。
賞品を受け取ってみると摩訶不思議な品だった。
リップスティック型カメラ。
なんだこれ。
スパイ大作戦か?
小型カメラとして使えるだけではなく、普通に口紅としても使えるようだ。
ブランド物を模したオシャレな外装。
口紅の色自体はパールピンク。
あ、普通に口紅部分差し替えれる構造になってる。
エコでポイント高いぞ。
しかし確かに隠し撮りには便利かもしれないが・・・。
明らかに女性専用のアイテムだ。
こんな物、いったい誰にあげればいいんだろう?
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 18:15>
口紅カメラの処分先に迷いながら歩いていると社務所の前で女の子から声を掛けられる。
「あら、鳴上君じゃない」
エビじゃないか。
一週間ぶりだな。
相変わらずファッションモデル並みのオシャレな格好。
レース編みの奇麗なショールなんて首に巻いてる。
でも場所柄を考えると意外だった。
「かっこいいけど、浴衣じゃないのか?夏祭りなのに」
「そこは可愛いって言うとこ。今日は康と一緒じゃないもの。それにこれ奉納しに来ただけだから」
一条は九月のアジア杯に向けて日本代表の合宿中だ。
手に持っていた絵馬を見せてくるエビ。
アジア杯での康の活躍を祈願したもののようだ。
「わかった。じゃあ一緒に参拝しようか」
エビの参拝に付き添って混み合ってる社殿に向かう。
途中エビにさっきの口紅カメラをプレゼントしようかとも考えたが思い留まる。
彼氏持ちの女の子にプレゼントなんて誤解されたら困る。
それにエビも隠しカメラなんて貰っても困惑するだけだろう。
二人で並んでさい銭を投げ、鈴を鳴らして二礼二拍手一礼。
一条と日本代表の優勝を祈る。
別れ際、「夏祭り、来年は一条と一緒に来れたらいいな」と声を掛ける。
するとエビは「そのときはあたしの浴衣姿にメロメロの康を見せてあげる」と奇麗に笑った。
多分そのときはもう俺は稲羽市から離れていると思うが、その姿を想像するだけで楽しくなってくる。
ごちそうさま。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 18:30>
辰姫神社の境内にあるベンチに座って一休み。
スマホをチェック。
まだ連絡は無い。
一人の浴衣の男が目の前を通り過ぎる。
携帯電話でも取り出そうとしたようだ。
その拍子に男の袖から小さな箱のような何かがこぼれ堕ちる。
目の前に転がってきたそれを俺は反射的に拾い上げた。
指輪ケース?
「ご、ごめん!」
その男が慌てて戻ってくる。
二十代半ばだろうか。
なんか雰囲気が研修医っぽい真面目そうな優男。
「もしかして、これからプロポーズですか?」
指輪ケースを渡しながら一声掛ける。
「え?あ、ああ。うん、そうなんだ」
随分テンパってるようだ。
「きっと上手くいきます。【二人の絆を信じて】」
「・・・そうだね。ありがとう」
俺の一言で大分緊張が解れたみたい。
見違えるほど引き締まった表情になって去っていく。
向かう先には一人の女性の姿が。
あの水色の浴衣を着ている人がプロポーズ相手かな?
先ほどの男性よりも若干年上のようだが・・・。
うん?
あの女の人どこかで・・・。
あっ、稲羽市立病院のナースさん?
早紀さんが運ばれたときに部屋を教えてくれた人だ。
確か上原さんという名前だったような気がする。
プロポーズが上手く行けば美人ナースの姉さん女房か。
それも憧れるなぁ。
おっ、プロポーズするか?
するか?
するか?
したーーーーっ!?
指輪を嵌められた上原さんが感極まったようで指輪を抱きしめて涙を零している。
これは見事プロポーズ成功だろ!
「あらあら、まあ」
え?
気がつくと隣に喪服のお婆さんがいた。
いつの間に!?
何かを抱きしめながらプロポーズシーンを見つめて微笑んでいる。
なんだろう?
べっ甲の櫛?
「あぁ懐かしい。あたし、こんなにも夫の事を愛してたのねぇ」
「あ・・・」
このお婆さんともどこかで会った気がする。
だが俺が言葉を掛ける前に、お婆さんは幸せそうに泣きながら去っていってしまった。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 18:45>
喪服のお婆さんが少し気になって後を追ってみる。
すると境内の片隅で、だいだーらの店主のおっさんが座ったままで一人呻き苦しんでいるところに遭遇。
「く、くぉ、う、うううー」
<バシバシバシ>
すっごく暴れている。
彼の足元にはビール缶と食い差しの団子が数本置かれていた。
「どうしたんですかっ!」
段々青い顔になってきたおっさんが必死に己の背中を指差している。
「背中、叩いてほしいんですね!?」
「んんっ、んんっ、んんっ」
<ドンっ>
要望に沿って背中にハンマーパンチ。
「げほっげほっげほーーーっ」
おじいさんの口から緑色の団子が飛び出してきた。
九死に一生を得たようだ。
やはり団子と餅はこの国で一番多くの人間を殺している殺人犯だな。
「ふー、三途の川が見えたぜ」
「大丈夫ですか?」
「ああ、兄ちゃん、ありがとよっ」
しかしだいだーらの店主のおっさん、相変わらず凄い顔をしているな。
顔に大きなXの傷跡があるなんて只者ではないだろ。
よろず屋なんて営んでいるが本職は一体何なんだ?
あれ?
「・・・花火屋さんだったんですね」
法被の背中に大きな屋号が書かれてあった。
「おお。俺はアートが好きなんだよ。花火ってのはでっけぇアートよ」
「はぁ」
なんかいきなり語りだしたぞ。
「今年は人が多いなー。いいことじゃねーか。俺の花火が上がった瞬間にな。この祭りに参加している奴らみんな笑顔になるって考えるとよぉ。ワクワクしてこねぇか?おいっ」
そんなことより団子と餅食うときはちゃんと噛んで・・・。
あ、あと最近は蒟蒻のゼリーもやばいって話で。
「おっ時間そろそろか。よっしゃ行こうか!待ってろよっでっけぇ花火打ち上げてやるぜー。お前さんも彼女がいるなら、早く合流しとけよっ」
何だって?
もうそんな時間か。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 18:55>
境内の外の暗い路地を歩く。
結局、花村たちにも雪子たちにも会えていない。
19時前には合流する予定だったんだが。
このままでは一人寂しく花火を見ることになるな。
残念だ。
ん?
あれは白鐘直斗・・・。
所在なげに木々の合間に見える祭りの様子を伺っている。
声をかけてみよう。
「やあ、また調査かい」
「あなたは。・・・探偵が諦めたら事件は終わりませんから。僕は諦めませんよ。最後まで」
一ヶ月前に会った時とはまた様相が違っていた。
また髪が伸びたようでボブカットに近い。
随分髪が伸びるのが早いな。
女性ホルモンが半端ないんだろうか。
あの胸だし納得はできるが。
そして一番大きい変化はパンツルックを止めたことである。
ついにスカートを履くようになったようだ。
探偵らしくいざという時に素早く走れるようだろうか。
かなりタイトなミニだった。
そのため奇麗な脚がにょっきりと曝されており、夜祭りの薄明かりの中でその白さがかなり目立っている。
胸の大きさを強調するブラウスと相まって、どこから見ても魅力的な女の子である。
化粧っけのない清楚さが逆に妖しげな胸騒ぎを誘発させる。
こんなセクシーな女の子が闇夜で一人歩いていたら危ないんじゃないだろうか。
そんな心配さえ抱かせる美少女振りだった。
「用が無いのなら僕はもう行きます」
あまりジロジロ見過ぎたらしい。
恥ずかしげに頬を赤らめ、立ち去ろうとする直斗。
慌てて呼び止める。
「ちょまてよ!」
「何か?」
もうすぐ花火が始まる時間だ。
「【一緒に花火を見よう】」
「・・・え?」
「互いに一人きりで花火を見るのは寂しすぎるだろ」
<どどーん>
花火が始まった。
<どどーん、どどーん>
夜空に大輪の華が咲く。
花火屋のおじいさん、随分奮発したな。
直斗も見惚れているようだ。
そっとその隣に立つ。
「奇麗だな」
「ええ。いい花火です」
「いや君のことさ。そのミニのスカート、とても似合ってる」
「えっ!?あ、ありがとうございます。ポッ(赤)」
照れる直斗を肴に花火を堪能する。
そうだっ。
この口紅カメラ、彼女にあげてしまおう。
探偵の彼女なら女としても探偵としても活用する機会がある。
一番有効活用出来る。
それに千枝、雪子、りせの何れかにプレゼントしたら、結局他の二人の分も用意しなければならなくなるし。
ここで直斗にプレゼントしてしまうのが一番収まりがいい。
「あとはメイクにも気を使えば完璧だな。良ければこれを使って」
直斗に口紅カメラを差し出す。
「これは?」
「さっき屋台で当てた景品。隠しカメラにもなってる。君に使って欲しい」
「そんな。頂けません」
「君に使ってもらわないと逆に俺が困る。探偵なんだろ。【使いこなして魅せろ】」
「・・・は、はい」
いつの間にか花火は終わっていた。
<PiPiPiPiPiPiPi>
ん?
花村からの着信だ。
やっと来たか。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 19:15>
直斗と別れた後、やっと連絡の取れた花村と合流する。
「わりぃわりぃ。花火終わっちまったな」
「ごめんね。鳴上君。JUNESのバイトが長引いちゃって。んん」
小西先輩は浅葱色の浴衣姿だ。
少し顔が赤い。
そういう事なら責めても仕方ないか。
辺りを興味深げに見回す花村。
「祭りって、去年はもっと人が少なかった気がするんだけど・・・あの赤いキツネ騒動のせいか?」
「確かに今年は人多いみたいね。あふっ。あれだけ世間で騒ぎになったら仕方ないかも、んっ」
感心してる花村の言葉に、縋り付いてた小西先輩が同意を見せた。
改めて境内を見回して自分が発端となった五月のキツネ騒動を思い出す。
あの頃はネットがやたら盛り上がってたっけ。
「マスコミはもう引き上げたみたいだな」
あのTV局、結局謝らないで有耶無耶になったままだ。
「あいつら好き放題かき回して、逃げ足だけは早いよなー」
花村もマスコミには思うところがあったようだ。
最近はほとんどTVを見ないと聞くが。
「賑わってて良かったじゃない。それより陽ちゃん。今日忙しくてお昼抜いてるの。くぅ、何か食べない?」
「おお、いいね!じゃあイカ串あたりいっとく?」
結局花村たち色ボケカップルに付き合って、また屋台を周ることになった。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 19:25>
「くそっ、なんで売り切れなんだよぅ!」
イカ串持った花村がかき氷屋で絶叫する。
「ごめんねー。ジャージ着たガタイのいい学生さんが、やけ食いだーって信じられない勢いで食べ尽くしちゃって」
「店のかき氷全部食べちゃうなんて凄いわ。失恋でもしたのかしら?」
四六商店のおばちゃんの説明に小西先輩も呆れてしまっている。
長根君、無茶しやがって・・・。
夏祭りにかき氷が無いなんてどうにも締まらない話だ。
仕方ない。
彼女に頼むか。
「俺に任せろ」
花村たちに声を掛けてからスマホを取り出し、リダイヤルで電話を掛ける。
「出前を頼みたいんだ。辰姫神社までかき氷用の氷を大至急持ってきて欲しいんだけど」
<まいどあり。んフフ。オプション代よろしく。ガチャ>
これでいい。
営業時間外の注文で三回。
メニュー外の注文で五回。
速達での注文で二回。
今回のオプション代は計十回か。
まだ払い終えてない分も結構あるから、溜まっていく一方だな。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 19:30>
氷の出前を待ちつつ、雪子たちも待つ。
「あいつら、おっせーなー。わざわざ天城んちで集合って、何してんだ?」
イカ串を食べ終わった花村がボヤいている。
「何って勿論浴衣の着付けさ。従姉妹の菜々子ちゃんの分も頼んで・・・」
「あ、あれ、そうじゃない?」
小西先輩が声を上げる。
境内をゆっくり上がってくる浴衣姿の四人。
「ご、ごめん、ちょっと遅くなっちゃった・・・ね」
開口一番謝罪の言葉を述べてきた千枝は、白地に緑の花柄の浴衣に橙の帯。
とても華やかだ。
最近とみに色っぽくなってきた彼女の女振りをいい感じに強調してる。
「えと、いつもよりお着付けに手間取っちゃって。あはは」
雪子は紫色に白い扇子柄の浴衣に桃の帯。
落ち着いた色使いでかなり高級そうな浴衣である。
やはり和装なら雪子と唸ってしまいたくなる。
体の動きまで綺麗で浴衣の見せ方が上手い。
「あつ~い、浴衣って中に巻いちゃうから、言うほど涼しくないのよねー」
りせは桃色に白い蝶柄の浴衣に黄の帯になる。
よく似合ってるが、この娘はほんとピンクのポジショニングを崩さないな。
さすが骨の髄までアイドル。
三人とも可愛いが、それ以上にその所作にはえも言われぬ色気があった。
その理由こそが彼女たちが遅れた原因。
つまり浴衣の下には何も着けるなと命令してあったのだ。
千枝と雪子は大分緊張しているのが見て取れる。
万が一でも見えないように己の動きと周囲の状況に神経を張り巡らしていた。
りせが平気そうに見えるのは職業柄か。
写真撮影時に下着のラインが出ないよう、着けないことが往々にしてあるらしいから。
まぁノーパンノーブラなんて昔の人は当たり前だったのだし、可愛いモノに違いない。
ローターにバイブまで着用の隣のバカップルよりはよっぽどマシだろう。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 19:35>
「下駄って歩きにくい・・・」
お姉ちゃんズと違って、菜々子ちゃんは慣れない下駄に四苦八苦の様子だ。
そんな菜々子ちゃんは白と桃の格子柄の浴衣に朱の帯。
大きな綿菓子の袋を持っているのが愛らしい。
途中で雪子たちに買ってもらったようだ。
「似合ってる。浴衣」
「・・・えへへ、ありがとう!」
俺の言葉にうれしそうに微笑む菜々子ちゃん。
「花火は見れた?」
「うん!旅館から見れた!すっごいきれーだった!」
良かった。
やはり夏祭りは花火を見ないと。
「ね、先輩、私たちの浴衣の着こなしどう?グッとくるでしょ」
チラリと裾を捲り、ノーブラノーパンを仄めかしてアピールしてくるりせ。
今までいろんなコスプレHをしてきたが、そういえば浴衣は初めてだな。
「ああ。今すぐ押し倒したいくらい色っぽいな。今夜は寝かせないから」
ストレートに答えてあげる。
「「「・・・ッ(赤)」」」
三人とも真っ赤になってしまった。
「ん、お姉ちゃんたち、どうしたの?顔赤いよー」
微妙な空気が流れ、菜々子ちゃんが不思議そうな顔をしている。
花村たちは・・・。
「陽ちゃん、なにそんなにマジマジと見てるの?まさか・・・浮気?許さないわよ・・・」
「そ、そんなんじゃねーよ!!」
こっちに絡んでくる余裕は無さそうだった。
「あ、あはは、花村先輩、超ぴーんちっ」
なんとか立ち直ったりせが場を和ます発言。
「「あ、あはははは・・・は」」
千枝と雪子も追随する。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 19:45>
雪子の提案で皆で集合写真を撮る。
勿論菜々子ちゃんが写真の中心だ。
それからペアで写真撮影。
「よう・・・すまんな。せっかくの祭りの日だってのに菜々子の面倒見てもらって」
ちょうど写真を撮り終えたところで背広の上着を肩に引っ掛けて、叔父さんが現れた。
「叔父さん、今日も警察で仕事だったんじゃ」
「ああ、田舎の祭りになんて興味が無いとか抜かしがやがったんで、足立の奴に雑用も含めて全部押し付けてきた」
足立さん、哀れ。
「ラブリーンの綿菓子、買ってもらったー」
菜々子ちゃんが綿菓子袋を嬉しげに叔父さんに見せている。
「そうか。よーし、じゃあ次はお父さんと一緒に射的でもやるか?」
「うん、負けないよー!」
「千里にもお土産買って帰らないとな」
「うん!」
やっぱ、菜々子ちゃんの微笑みの質が違うな。
お父さんが一番好き、か。
最高の娘じゃないか。
「菜々子はもう大丈夫だ。一年に一度の祭りだ。それにこんなにこの祭が賑わうなんてここ数年無かったからな。お前らも楽しめよ」
そう言って叔父さんは菜々子ちゃんと二人、射的屋に向かっていった。
現役刑事の銃の腕の見せ所だろう。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 19:50>
さてどうするか。
このメンバーを連れて三度屋台を冷やかすか。
・・・と思ったら花村が離脱宣言をしてくる。
「すまねぇみんな。早紀がさっきから具合が悪いみたいなんだ。彼女を送ってくから四人で回ってくんね?」
「っ。ううぅ」
小西先輩は熱に浮かされたような表情を浮かべて、ふるふると震える己の体を自分で抱きしめている。
じゃあ仕方が無いな。
「わかった。あまり無理させるなよ」
「ああ」
浮気を疑われて詰め寄られてから、花村の手はズボンのポケットに突っ込まれたままだ。
追求の回避プラスお詫びも兼ねて、小西先輩の体に取り付けられた機具の振動をマックスにしてしまったようだ。
小西先輩の様子は色っぽいを通り越してひたすらエロい。
完全に出来上がってる。
大方これから神社の裏手にでも連れ込んでするつもりだろう。
「「お、お大事にー」」
小西先輩のエロさに当てられつつ、よくわかってないで二人を見送る千枝と雪子。
「夏祭りの夜、寄り添って歩くふたり・・・慣れない浴衣が着崩れて・・・夏、かー」
りせ、いきなり何のコピーだよ。
千枝と雪子と違ってりせは状況を良く把握しているようだ。
「ねー先輩、あたしたちはどこでするの?」
花村たちと鉢合わせしたくない。
それに今は夏だからな。
最初から俺の中に青姦の選択肢は無かった。
「マンションが近いし、帰ってからかな。りせだって蚊に刺されたくないだろ」
「そっか。じゃあ取りあえず普通にお祭りを楽しまなきゃね。ほら先輩たちー、屋台巡りに出発するよー!」
りせの音頭で移動を開始した。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 20:00>
「じゃあ最初はあそこ!」
さっそく千枝が目の前のかき氷屋に突撃する。
あ、その店はまだ・・・。
「えー、かき氷無いのーっ!?」
「ご、ごめんねー、氷は品切れなの」
千枝の勢いにタジタジな四六商店のおばちゃん。
そこに救世主現れる。
「出前ー、お届けにきた」
夏祭りバージョンの浴衣姿のあいかちゃんだ。
紺色に朝顔の柄の生地に朱の帯が涼やかだ。
あいかちゃんが岡持の蓋を開ける。
中にはキラキラ輝く大きなブロックアイスが。
「おおー」
千枝が目を輝かせて感嘆する。
早速四六商店のおばちゃんがかき氷作りに取り掛かる。
良かったな千枝。
そのかき氷は俺の貴重なペルソナ液と等価交換された貴重な一品なんだぞ。
よく味わって食すように。
なんだったらシロップ代わりにペルソナ液ぶっかけてやろうか。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 20:15>
少しだけ皆から離れて出前を終えたあいかちゃんを送る。
そのまま神社の裏手に移動。
「んじゃここでー」
あいかちゃんが立ち止まる。
神社側からの視線が遮らえる木陰の中だ。
あいかちゃん、しっかり蚊取り線香まで用意してきてた。
<パンパン>
「本日の出前の手付分、頂きまーす」
俺の足元に膝をついて俺のマーラ様に二礼二拍手一拝してくるあいかちゃん。
俺のマーラ様は道祖神か何かなのだろうか・・・。
「じゅっぽじゅっぽじゅぽ」
いつもと違う可憐な浴衣姿のあいかちゃんのフェラに気分が乗ってくる。
「ううっ、もっとかりのところを舐めてくれ!」
普段はしない指示まで出してしまった。
「んぐっ了解、レロレロじゅぼじゅぼ」
これもそれも背後の林の奥から聞こえてくるバカップルたちの嬌声がいけない。
<ああーん、そこいいーっ、ようちゃん、もっとついてー>
<さきっ、もっとあしあげげろよ!いぬみたいにもっと!>
<あっあっああああ、だめっゆかたはだけて、きつけできなくなっちゃううう>
まぁ向こうからこちらは見えてないみたいだからいいだろう。
これも夏の青姦の醍醐味と言えば醍醐味だ。
はしたない喘ぎ声に煽られ、俺もだんだんエロイ気分になりつつあった。
おっといけない。
これはあくまでお礼なんだ。
「んっ出るよっ」
「ふんふん」
<どぴゅぴゅどぴゅー>
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 20:30>
あいかちゃんと別れて縁日に戻る。
三人と合流しないと。
おっと、これはアイドルのプロマイド屋か?
稲羽市に越してきてからアイドル情報はとんと仕入れていない。
昔取った杵柄で興味が湧いてくる。
冷やかしに入ってみた。
へぇーこの娘が真下かなみ、か。
「ちょっと先輩!なんで他の子のプロマイド選んでんの!?私のあったでしょ!」
げ、やばい!
いつの間にか後ろからこちらの手元を覗き込んでいたりせにどやされてしまった。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 20:45>
「ご主人様ー、金魚すくい付き合ってー」
雪子に甘えられてポイを握る。
こういうとき雪子の実家が旅館であることが助かる。
庭園に巨大な池があるので、掬い放題だ。
二人で夢中になって金魚を追ってると、ふと屋台のおっちゃんの視線の先が気になった。
そんなに顔を赤らめて何、見てんだ?
はっ!?
「雪子、裾」
「え?・・・きゃっ」
しゃがみ込んだ雪子の浴衣の裾が少しめくれていた。
白い脚と足袋が屋台の明かりに照らされて眩しい。
慌てて裾を押さえる雪子。
<ポチャ>
ポイが沈んで行く。
うーむ、ノーパンは危険だ。
だがそのギリギリ感がいい!
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 21:00>
夏祭りを堪能し、マンションに戻る。
肌の露出部分に虫除けスプレーをしてるので、シャワーを浴びたいところだ。
しかしそうなるとせっかくの浴衣姿を楽しめなくなる。
痛し痒し。
仕方ないので今日は女性陣の方からの奉仕をメインに据える。
やはり和装でのHは和室ですべきだ。
明かりも行灯だけ。
そして窓辺には風鈴。
良い音色が聞こえてくる。
蚊取り線香の匂いが仄かに香る。
風情が出てきた。
準備は万端。
和室の畳の上に仁王立ちになる。
「「「ふふふふ」」」
妖しげな笑みを浮かべて三人の美少女たちが群がってくる。
まるで夏の夜を舞う美しい蝶のようだった。
<YU SIDE 2011年8月20日SAT 晴 21:30>
「えへへ。もう一回っ。あーん」
「こ、このっ。りせちゃん!次はあたしの番なんだから、勝手にしゃぶらないでよ!」
「あー!千枝が浴衣にご主人様のペルソナ液つけてるー!もー」
もうすでに俺のマーラー様が咆哮を上げること三度。
つい先ほどの口内射精を飲み干し終わったりせが、マーラ様を離さず続けてフェラチオしようとしている。
そのりせの暴挙を一回目で飲みきれずに吹いてしまったことを悔い、リベンジを誓っていた千枝が糾弾。
マーラー様の取り合いが発生している。
雪子は雪子で汚れてしまった浴衣に気づき、狼狽中。
天城屋旅館からの持ち出しだろ。
いくらぐらいするのかな。
三人とも最初の頃の風情は何処へやら、だ。
<トゥルルルル、トゥルルルル>
部屋の隅に投げ出してあったスマホが鳴る。
「れろれろ」
「はむはむ」
千枝とりせは俺のマーラ様へのフェラで忙しい。
「雪子、スマホ取って」
「あ~あ~、・・・はい、ご主人様。すんすん」
浴衣の汚れにショックを受けて涙目になってる雪子にスマホを拾ってもらう。
着信は叔父さんからだ。
「はい、悠です」
<先ほどはありがとうな、悠。お礼と言ってはなんだが、明後日うちにスイカが届くんだ。お前たちも来ないか>
「じゃあスイカ割りですね。菜々子ちゃんが喜びそうだ」
<あん?スイカ割りだって?・・・その発想は無かったな。隣の家にもお裾分けを考えてたんだが。やっぱ玉のままの方がいいか>
「ええ」
<よしわかった。昼過ぎにうちに来い。じゃあな、ガチャ、ツーツーツー>
「よし、もういいよ。みんな横になって裾を割って、脚を開いて」
「「はーい」」
今日は何故か後背位はもうやり切った感があり、正常位で三人をとことん攻めたい気分だった。
「ほら、雪子も」
「すんすん、・・・うん、わかった」
よし、まずはしょげてる雪子から。
白い長い脚を持ち上げ、のしかかっていく。
浴衣、これ以上汚さないようにしないと。
<YU SIDE 2011年8月22日MAN 曇/晴 14:00>
堂島邸にみんなでお邪魔している。
「スイカ、早く食いたいぜ。まだかな」
「もう陽ちゃん、人の家に来てまでにがっつかないで」
スイカと聞いてすっ飛んできた花村。
いつも通り小西先輩も一緒だ。
彼には菜々子ちゃんに内緒で、こっそりスイカ割り用のバットを持って来てもらっている。
「うふふ。今、遼太郎さんが取りに行ってるわ」
千里さんのお腹はもう八ヶ月目で随分大きくなってきている。
赤ちゃんの性別も判明したらしい。
男の子だそうだ。
「楽しみー、スイカ割りー」
イベント好きなりせもスイカが待ちきれない様子。
「え、やっぱり割るの?パックリ?」
「え、割らないの?ここまできて?」
千枝と雪子の掛け合い。
そして菜々子ちゃんの瞳が輝く。
「え、スイカ割るの?・・・菜々子スイカ割りたい!」
やっぱり菜々子ちゃんも割りたかったか。
「よし、じゃあ菜々子ちゃんに割るの任せるよ」
「うん!」
<がらがら>
「ただい・・・うぉっ、女ものの靴の数がすげえな。何人来てんだ?」
叔父さんが帰ってきたようだ。
菜々子ちゃんが玄関に飛び出して行く。
「お帰りー。お父さん。スイカ割ろー」
「おーいいぞー。庭にビニールシート敷こうか。千里、ビニールシートは物置だったよな」
さて取りに行くか。
<YU SIDE 2011年8月22日MAN 曇/晴 14:30>
「菜々子ちゃん、頑張れー」
「右、もっと右よー」
「行き過ぎー。少し戻って」
千枝と雪子とりせの指示で、菜々子ちゃんがスイカに近づいて行く。
よし、俺もアドバイスを。
「【考えるな!心で感じるんだ!】」
「てぇーぃ」
<ばかん>
飛び散る果汁。
はじける笑顔。
菜々子ちゃんは見事スイカを一撃で粉砕した。
<YU SIDE 2011年8月22日MAN 曇/晴 15:00>
菜々子ちゃんが割ったスイカをみんなで頂く。
菜々子ちゃんは大満足のようだ。
「菜々子ちゃん、スイカ割りまたやろっか」
縁側で菜々子ちゃんの横に座った千枝が提案。
「賛成。でもスイカ割りっていったらやっぱり海でしょ。また海行こーっ先輩」
それにりせが乗っかる。
「おお海かー。いいねー。来年はガッツリ計画立ててよ。皆で南国の海に行こうぜ!」
そうだな。
今度は花村たちとも一緒に海に行きたいな。
ただ来年はどうなってるかわからないけど、な。
「来年も皆と一緒にスイカ割りできる?」
恐る恐る尋ねてくる菜々子ちゃん。
「あたり前だってば。海水浴場の砂浜でさ。スイカ割りだけじゃなくビーチバレーとか他の遊びもしようよ」
「もっちろん。棒倒しとかみんなでしたいねー。夜は違う棒も倒しちゃったりしてっ。うふふっ」
千枝とりせが当然とばかり菜々子ちゃんに答えていた。
りせの言う棒倒しは菜々子ちゃんにはまだ早いかな。
うん。
「私たちだけじゃないわ。来年は弟君も一緒だね」
雪子が優しく微笑んだ。
「うん!」
この菜々子ちゃんの輝かしい笑顔によって、この一夏の思い出の締めくくりとなる。
一夏の思い出がここに完結した。
<SYSOP 2011年8月22日MAN 曇/晴 --:-->
上原小夜子は沖奈市の総合病院の理事長である親の反対を押し切った年下のイケメン彼氏にプロポーズされます。
上原小夜子は全てを捨ててでも彼女と添い遂げたいと願う彼氏の熱い想いに絆され、プロポーズを受け入れます。
上原小夜子は親に勘当された夫に付き従って公私ともに充実した日々を送り、鳴上悠との絆を必要としなくなります。
悪魔のアルカナが消滅しました。
黒田ひさ乃の夫は最後までひさ乃を忘れずに幸せな往生を遂げました。
黒田ひさ乃は上原小夜子のプロポーズシーンを目撃し、かつて同じ場所で夏祭りの日に夫から結婚を申し込まれた時の感情を思い出します。
黒田ひさ乃は夫の死を鳴上悠との絆無しで受け入れることが出来るようになります。
死神のアルカナが消滅しました。
リップ型盗撮カメラは次話に必要となるアイテムです。