※この作品はR-18です。

5P erosuna4   作:夜叉五郎

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メイドはかなり昔に閉店した神田小川町のショコ◯ッテのメイド服をイメージ。
直斗の水着姿は"ペルソナ×探偵NAOTO"の冒頭のグラビア撮影時のバージョン。


第19章 太陽

<VELVET ROOM 2011年10月29日SAT 晴 --:-->

 

ベルベットルームにはマーガレットの姿はなかった。

 

ベッドのサイドテーブルには出張中と書かれた立て札が置いている。

 

その脇にマーガレットの署名の入った一枚のメッセージカードが。

 

"待望の排卵日です。お待たせ致しました。マーガレット"

 

 

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月26日WED 晴 14:30>

 

「えー。というわけで、うちのクラスの文化祭の出し物は"ちょっとエッチ風なメイド喫茶"に決まりました」

 

クラス委員長が高らかに宣言する。

 

よし。

圧倒的な得票数だ。

企画提案書作戦が成功したな。

競合していたどっかのバカが提案した"合コン喫茶"には一票しか入ってない。

 

「いやいやいや、あり得ないだろ!文化祭だろ。嬉しいけどさ!法律的にまずいって!何?誰のアイデアよ?」

 

うるさいな花村。

"合コン喫茶"ってやっぱりお前か。

 

「いやー、このメイド服凄い可愛くてさー。悠に凄い似合ってるって褒められて。テへへ」

 

「うえ?里中、お前票入れたの!?」

 

お前寝てて投票前に配った企画提案書読んでないだろ・・・。

せっかく千枝の可憐なメイド姿の写真まで載せてあるのに。

 

「私、いっつも和服でお客さんの相手してたから、メイドの格好で仕事するのにちょっとだけ興味があったっていうか。それにメイド喫茶ならご主人様って教室で呼んでも自然だし」

 

「天城もーーっ!?」

 

花村以外の生徒たちは全員この結果に納得してるようだ。

 

「実は俺もメイド好きなんだよねー」

「ネタ的には最近定番じゃん」

「あたしもこのメイド服きてみたーい」

「この企画提案書読んだら入れないわけには」

「売り上げで盛大にパーティーしようぜ」

 

呆然としている花村。

 

「なんなんだ?このクラス・・・」

 

何言ってんだ花村。

お前だってそういうの大好きなくせに。

 

さてそろそろいいかな。

じゃあ事前の打ち合わせどおりに。

 

こちらの様子を伺っていたクラス委員長に対して頷いてやる。

 

「じゃあメイド喫茶をやるにあたって店長を決めたいと思います。この企画提案書を作ってきてくれた鳴上君が適任だと思うんだけど、賛成なら拍手願います」

 

<<<わーーーぱちぱちぱちぱち>>>

 

「鳴上、提案したのお前かよ!?」

 

見ると花村以外の全員が拍手してくれていた。

皆、企画提案書の執筆者である俺の熱意をわかってくれていたようだ。

 

心が伝わるように手書きした甲斐があった。

ありがとう、みんな!

 

「じゃあ鳴上君、後はよろしく」

 

クラス委員長からの登壇要請。

快く答える。

 

「ただいま店長を拝命した鳴上悠です。店を一つの国と例えれば、店長とは言うなれば店の王様。利益という勝利を掴むためには国民である皆が王の下で一致団結して戦いに挑まなければならない!【賛同してくれた皆は、俺を王様だと思って俺の指示に従ってくれ!】」

 

「「「おうっ!」」」

 

「よし、じゃあさっき配った企画提案書をもう一回見てくれ。いいかお前たち。メイド喫茶というものはだな・・・」

 

予算、損益分岐点、席数、メニュー構成、売り上げ予測、人員配置、衣装、サーブの仕方、内装と事細かく説明していく。

 

奇麗なメイドで客を引き、原価のカスいメニューで利益をガッツリ頂く。

それが清く正しいメイド喫茶スタイル。

俺の目指すメイド喫茶である。

 

メニューのドリンクは格安茶葉の紅茶一択。

フードも調理が簡単なハニトーもどきオンリー。

レンタル代もバカにならないので皿とコップは百均統一。

売りは正しくメイドのクオリティーのみ、だ。

 

メイドのクオリティー。

それはつまりメイド服とメイド服の中身。

 

メイド服の方は俺のポケットマネーを原資にして既に入手済みだ。

メイドブームも今は昔。

最近は多くの店が閉店の憂き目にあっている。

そしてメイド喫茶の発祥の地とも言える秋葉原でついこの間メイド喫茶のまた一件が店を畳んだ。

その店のメイド服をネット経由で安価に入手。

それをベースにノーギャラで手直ししてもらった。

一年の服飾がやたら上手い巽完二君に頼み込んだのだ。

 

ミニのフレンチメイド服で胸元はアンミラ仕様。

勿論黒のニーソックスで絶対領域完備である。

胸元と太ももがいい感じに強調されており、ちょっとエッチ風という名目は嘘ではないだろう。

このメイド服ならばたとえ中身が並の容姿でもワンランク上の女子に錯覚させることが十分に可能だ。

ポスター撮影向けのノースリーブ夏服バージョンは四着完成済みで、雪子と千枝たちに着せて写真撮影も完了している。

もちろん撮影者は俺だ。

彼女たちの魅力が伝わるよう思いっきり念を込めて最高の一枚をおのおの撮ってある。

 

次にメイド服の中身の方だが。

雪子と千枝だけでなく、並以上の容姿の子たちにメイドをお願いすることになる。

前述のメイド服であれば容姿が並の子でも十分に魅力的に見えるはずだ。

ただしメイドの中身で重要なのは容姿だけではない。

服が良いだけにむしろサーブの質、客への思いやりの方がより重要になってくる。

 

雪子と千枝は天城屋旅館の接客で鍛えられている。

彼女たち以外の女子生徒向けに、出来るだけ優雅さを意識することに集中しやすい環境を作る必要があった。

そのためにサーブのオペレーションを簡略化する。

オーダーを取るメイド、フードを運ぶメイド、カップとソーサを運ぶメイド、ポッドでお茶を注ぐメイド、食器を片付けるメイド。会計するメイド。

六人体制の完全分業制だ。

そして雪子と千枝の二人をメイド長に任命し、メイドたちをサポートさせるのだ。

 

雪子と千枝。

この二年二組の美人ツートップが勝敗を握ると言っても過言ではない。

ポスターや呼び込み等の露出はもちろん、利益率を上げるためのパンダ役にもなってもらう。

 

飲食店の客の回転率は売り上げに直結する大事なパラメータである。

しかし喫茶店の場合、お茶と駄弁りを楽しむ場所という性質上ラーメン屋並みの回転率はとても望めない。

そこで時間制での課金システムをぶっ込む。

"15分単位の時間制でお茶は飲み放題。フードを注文すれば好きなメイドと一枚だけ写真撮影OK"

これなら確実に雪子と千枝目当てでクソ高いフードが飛ぶように出てくれるだろう。

 

ちなみにフードのハニトーもどきだが。

厚めの食パンをトースターで焼いてバター塗って四つ切り。

フルーツ散らしてアイス乗っけてシナモンパウダー振ってはい完成。

5分もあれば提供可能な一品である。

トースターはみんなで持ち寄る予定。

 

もちろん飲食店をやる上で裏方も大事だ。

メイドになれなかった娘たちには裏方の調理をお願いする。

俺手ずからお茶の入れ方とハニトーもどきの作り方を指導することを約束し、ご機嫌を取るのも忘れない。

男子にも設営、ポスター張り、呼び込み、影働きと動いてもらうことがいっぱいある。

 

文化祭当日、俺は店長として店内に控え、まさに王のように部下たちを監督することになるだろう。

 

 

 

<SYSOP 2011年10月26日WED 晴 --:-->

 

鳴上悠の神言が宿った手書きの企画書により、花村以外のクラスメイトは全て洗脳されました。

鳴上悠は二年二組の王になりました。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月26日WED 晴 15:00>

 

「つまり、メイドとは奉仕の心なのだ!」

 

「・・・わかった。もうわかったってばよ、悠・・・」

 

花村の声が聞こえた気がする。

 

おや?

気がつけば30分以上捲し立ててしまっていたようだ。

 

「よし。じゃあ雪子と千枝はあっちの方も頑張ってくれ」

 

「「うん!」」

 

「あん?あっちって何だ?」

 

そろそろ張り出されてる頃だな。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月26日WED 晴 15:20>

 

一階の下足棚の向かいにある掲示板に人だかりが出来ている。

 

「レベル高過ぎじゃね?今年のミスコン!」

「くぅー悩むなー。つーかお前誰押しよ?」

「凄いよねーミスコンに出るとか。勇気あるー。住む世界違うって感じー」

「どんだけ自分の顔とスタイルに自信があるんだろうねー。羨ましーなー」

 

出来上がったばかりのミス八高コンテストのポスターが張り出されていた。

それも四種類。

 

ミスコン優勝候補者の四人をそれぞれメインにしたポスターである。

久慈川りせ、里中千枝、天城雪子、白鐘直斗が思い思いのポーズを取って己の魅力をアピールしている。

共通しているのは全て俺が撮った写真であり、皆メイド服だということ。

 

そう。

二年二組がメイド喫茶で披露する予定の衣装であった。

 

ミス八高コンテストは生徒会主催で行われる毎年恒例のイベントである。

俺は二年二組でメイド喫茶をやると決めてから、企画提案書を二つ作り生徒会へも売り込みを行っていた。

生徒会も「八十高きっての美少女四人が全員参加してくれるなんて!」と喜んで俺の提案を受け入れてくれた。

その時点でミスコンへの申し込みは柏木典子と大谷花子の二名のみ。

生徒会も中止にすべきか否かで大変苦慮していたらしい。

俺の提案は正しく渡りに船だったようだ。

 

メイド服姿の写真もその被写体のクオリティーの高さによりあっさり受け入れてくれた。

そしてこの四種のポスターが出来上がったというわけである。

 

ちなみに当初はメイン以外の立候補者の顔写真をポスター内に配置するというレイアウトだったのだが。

立候補者に柏木と大谷がいると知ってそこは断念。

立候補者情報は文字リストで掲載するに留めた。

 

これが逆に吉と出たようだ。

シンプルな構図となってメインの四名のスタイルの良さとメイド服の可憐さが全面に押し出された。

これによりポスターとしてのインパクト度が激増したのである。

 

この四種のポスター、二年二組の男子生徒の野郎どもを動員して稲羽市中に張りまくる予定である。

 

「ちょっと恥ずかしいね、あはは」

 

「うん・・・ご主人様のためとはいえ、これはちょっと(赤)」

 

何を言うか千枝、雪子。

もっとその魅力的な胸を張るがいい!

 

これでミスコン目当てで文化祭に来た部外者は皆、必然的にうちのメイド喫茶に脚を運ぶことになるであろう。

 

元アイドルと美少女探偵もポスターでメイド姿を披露しているがうちの喫茶店で働くとはどこにも書いてない。

メイド喫茶で彼女たちにも会えると考えるのは客の勝手だ。

断じて騙してるわけではない。

 

ふふふ、完璧だ!

 

 

 

<SYSOP 2011年10月26日WED 晴 --:-->

 

鳴上悠の神言が宿ったミス八校ポスターが稲羽市の街中に張られます。

ポスターを見た男子は煩悩を刺激され、モデルの四人への興味を募らせます。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月26日WED 晴 15:30>

 

りせと直斗の二人とも合流して屋上。

花村もいた。

 

「鳴上。お前が書いたのか、ミスコンの応募」

 

「ああ。学校中で前からかなりの人気だった雪子、最近注目されつつある千枝、その上アイドルに美少女探偵。こんな注目ヒロインが全員不参加のミスコンなんて、あり得ないだろ」

 

「んなこと言って、自分の女を皆に見せつけてーだけだろ」

 

おや、ばれていたか。

 

「花村、早紀先輩は出さないのか?」

 

「へっ。はっきり言ってよ。露出を楽しむ段階なんてとっくに過ぎちまってんだよ俺たちは。ぬる過ぎだっつーの」

 

なんか花村、黄昏れてる。

すっかり汚れちまったな。

 

「じゃあ、花村先輩はアタシたちの内、誰が勝つと思う?」

 

りせが花村に尋ねる。

 

「んー、ミスコンの審査内容見たけど水着審査にアピールタイムの二つだろ。やっぱ最後のアピールが明暗をわけんじゃね?」

 

「アピールですか。困りましたね」

 

花村の答えを受けて悩む直斗。

 

「直斗クン、名探偵でしょ。そこは推理力働かせないとー」

 

茶化す千枝。

 

「た、探偵関係ありますか?そういう千枝先輩は何をアピールされるんです?」

 

「あたし?あたしは最近ハマってる朗読かな。えっへっへ。やっと人前で聞かせられるレベルになったかなって」

 

千枝が照れながらカバーの掛かった小説を取り出してきた。

意外性で勝負のようだ。

 

「勝つためには私も本気出さないとダメそうだね」

 

扇子を取り出しパシリと構えを取る雪子。

幼い頃から習っていたという日舞で勝負するようだ。

 

「優勝したら先輩がご褒美くれるっていうし、久しぶりに頑張っちゃおうかな!」

 

とか言いつつ、りせの目は往年のアイドルの頃のギラギラした輝きを取り戻している。

こちらもかなりの本気仕様のようだ。

 

「なぁ鳴上、お前この四人にどんなご褒美を約束したんだ?」

 

そこは察してくれ花村。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月26日WED 晴 16:15>

 

何故かサッカー部の練習に参加することになった。

一条の強引さに負けた結果である。

 

「すまんな。文化祭の準備とかで欠席者が多くてな。いいだろ偶には」

 

一条の友人の長・・・田?君が礼を言ってくる。

彼が一条に頼んで人を集めていたようだ。

 

しかし文化祭の準備で忙しいとは言うがギャラリーの数が凄い。

 

「きゃー、一条くんよーっ、きゃー」

「一条君、がんばってー」

 

一条、凄い人気だ。

 

さもありなん。

先月中国で行われたバスケのアジア杯。

一条の活躍によって日本が見事優勝。

大会MVPまで獲得し、一条はまさに日本のニューヒーローである。

 

「うちのクラスの出し物がだりーよ。何だよ演劇って。しかもなんで俺が主役なんだよっ」

 

溜まった鬱憤をサッカーボールにぶつけて発散している一条。

 

「そう言うな、ハム」

 

長田君が一条を宥めつつ俺にパス。

ハムってなんなんだ?

あ、シュート打てそう。

 

「くらえっイーグルショット!」

 

<ズサッ>

 

キーパー森埼君だからとれなーい!

地を這うシュートが相手ゴール左隅に見事に決まる。

 

<ピッピーッ>

 

よし先制点ゲット!

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月26日WED 晴 17:30>

 

夕暮れに染まる河川敷。

臨時のサッカー部での活動を終え一人家路に着く。

 

女性陣はみんなミスコンの準備に忙しく先に帰宅している。

まったりと歩いていると楽器の音が聞こえて来た。

トロンボーンの音が二つ?

 

<<ぱぷー>>

 

上手い演奏と下手な演奏。

技量差が激しい。

どうやら個人レッスン中のようだ。

 

あれは・・・。

前にこの河川敷で出会った飯田君じゃないか。

もう一人は小柄な八十稲羽の女学生だ。

 

ほほう。

つまりデート兼個人レッスンというわけか。

ラブラブだな。

声をかけるのは野暮だろう。

 

<<ぷぷぷぷーぷぷぷ、ぷーぷーぷー>>

 

二人の演奏に耳を傾けながら通り過ぎる。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月28日FRI 曇 16:00>

 

文化祭前日。

このクソ忙しい中、何故か生徒指導室に呼び出されていた。

目の前には担任の柏木典子。

 

「鳴上君、うちのクラスの出し物についてクレームが入ってるの」

 

「はぁ」

 

「あなた、メイドの格好した女生徒たちに客をご主人様と呼ぶように指導してたそうじゃない」

 

ええメイド喫茶ですから。

 

「それにこの衣装。まー破廉恥だこと。先生こんなことになってるなんて知らなかったわー」

 

興味が無いって最初っから最後まで丸投げしてたのオマエだろ。

 

「いいこと鳴上君。あくまで学校は喫茶店だから出店を許してるの。お客をご主人様と呼ぶことはダメです。でもまあ衣装の方は、アタシがなんとかしてやれないこともないわね」

 

「・・・で、どんな条件なんです?」

 

「おほほっ。話が早くて助かるわーっ。鳴上君。あなたこれに出なさい!」

 

ばばっと机の上にポスターを展開する柏木。

ミスターコンテスト?

確か今年は応募者ゼロで取り止めになったはず。

どうしてこれが?

 

「おほほっ。ミスコンは開催するんですもの。男女同権の今のご時世、男のコンテストもしないと差別よねぇー。先生が生徒会に乗り込んで開催するようにわざわざ調整したのよ。出席者まで手配して」

 

すでにポスターには幾人かの顔写真が掲載されている。

そのうちの一人が俺だった。

参加者は他に三人いて、一年の巽完二に同じクラスの花村陽介。

そしてもう一人は顔が伏せられている。

ただスペシャルゲストとだけ記載されていた。

 

「あなた以外の全員は快く参加を承諾してくれたわ。あとは鳴上君、あなただけ」

 

柏木は勝ち誇った笑みを浮かべている。

 

くぅ。

ここで断れば我がクラスのメイド喫茶はただの喫茶店になってしまうだろう。

泣く泣く俺は柏木の軍門に下る。

 

くそう、許すまじ柏木典子!

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月28日FRI 曇 16:30>

 

「どうしたの先輩?」

 

生徒指導室からヨロヨロと退室したところをりせに見つかってしまった。

りせに事の顛末を説明する。

 

「えー、先輩もコンテスト参加するの?」

 

「ああ、不本意ながらな」

 

「腐らない腐らない。これで皆で楽しめるじゃん!任せて。先輩はあたしたち全員でフォローするから」

 

にこにこと笑いながら気分を盛り上げようとしてくれるりせ。

その優しい心遣いが身に染みる。

 

そうだな。

出るからにはトップを目指さないと!

 

「よろしく頼む。ダンス審査もあるらしい。今日中に振り付け覚えなきゃいけないんだ。手伝ってくれ」

 

「りょーかい。ダンスなら得意だもんっ。えへへ」

 

今夜のダンス練習についてりせと打ち合わせつつ、階段を降りる。

 

「今年のミスコン、りせちー出るんだよなー」

「ポスターも気合い入ってるなー。メイドのりせちー、かわいー」

「りせちー以外の三人もそそるよなっ。下手なアイドルに余裕で勝ってるぜ」

「生徒会の奴ら、ポスター街に張りまくって稲羽市の人間全員集めるつもりらしいぜ」

「まじかよっ、すげー」

 

掲示板の前で男子生徒たちが盛り上がってる。

熱気がこっちまで伝わってくる。

この分だと明日は人が沢山押し寄せてきそうだな。

 

「悠先輩の撮った写真すっごい評判だよ。プロみたいっていうか、プロ以上の味があるの。当日いっぱい人が来ちゃいそう」

 

そうか。

ふっ、まあ当然だ。

自分の才能が怖いくらいだ。

 

「ああそうだった。先輩。公正を期すためにミスターコンテストの会場は女性だけが入場可能になるらしいよ。それでミスコンはその逆みたい」

 

「へー、そうなのか」

 

出来るだけ多くの人が見たいコンテストを見れるようにするための措置だそうだ。

当日の入場者数が想定よりも大幅に増えそうなことを受けての変更らしい。

 

「これでやることは大分シンプルになっちゃったね。明後日はアイドルの頃の私全開にして男子たちに媚び売りまくってトップ取るつもり。先輩も女の子に目一杯色目使えば余裕で勝てるよ。でーもっ。そう簡単に浮気は許さないんだからねっ」

 

「ははっ、わかってる」

 

さぁ時間がない。

コンテストのことは一旦脇に置いて、教室に戻ってメイド喫茶の最終の仕込みを行わないと!

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月29日SAT 晴 11:00>

 

八十神高校学園祭一日目。

 

「メイド喫茶やってまーす。押さないで下さいねー」

 

廊下から入店待ちの行列を整理している雪子の声が聞こえる。

開店早々から俺たちのメイド喫茶はもの凄い繁盛っぷりだった。

服飾好き、可愛いもの好きの女子もメイドに釣られてきて結構来ている。

ただやはり男子連中が客の大半を占めている。

 

既にあまりに人が集まりすぎて延長時間は15分までで制限している状況。

 

「ご主人様ー。お客様二名、ご案内です」

 

雪子が客を案内してくる。

 

「「「いらっしゃいませ、お客様」」」

 

接客中のメイドたちが礼儀作法を守って優雅に一礼。

オーダーを取るメイドが案内を引き継いで席に案内していく。

 

「ご主人様、こちらのお客様、雪子嬢とのーショットをご所望でーす。代わりに外に出てきますねー」

 

千枝が雪子と交代で呼び込み兼列整理に出ていく。

 

柏木の横やりにより、客をご主人様と呼ぶことは出来なくなった。

その代わりなぜか店長の俺がメイドたちからご主人様と呼ばれることに。

最初雪子が言い出したのだが、今では千枝を含めたメイド全員である。

 

さすがにまずいだろと思ったのだが「店長はこの店の王様だから」という雪子の言に皆が賛同。

結局そのままとなってしまった。

 

つまりこのメイド喫茶は鳴上王のメイド喫茶になってしまったわけだ。

ハッハッハ。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月29日SAT 晴 12:00>

 

順調に客が回転している。

 

こういう店に来る客は粘着化することが多いのだが、さすがに田舎。

都会と違ってすれてない。

皆行儀よくメイド喫茶を楽しんでいる。

わざわざメイド喫茶の楽しみ方を大書した甲斐があったというもの。

 

教室の壁とメニューの1ページ目には俺が心を込めて記した五か条が張ってあった。

 

一つ、無闇にメイドに話しかけてはならない。

一つ、貴族になったつもりで上品に飲食せよ。

一つ、恥ずかしがらずにメイドを目で愛でろ。

一つ、好みのメイドを見つけたら一途に応援。

一つ、店の外で客が並んでいたら空気を読め。

 

席に座った客たちはメイドからこの五か条に目を通すようにお願いされる。

メイド喫茶に慣れてない来客たちは皆食い入るように五か条を読んでから注文を開始する。

 

今のところ全ての客がこちらの想定通りの反応を見せている。

 

「お、おい、ここのメイドたち全員ノーブラだって噂本当かな」

「ゴクリ。おい見ろよっ。揺れてるぜ。絶対そうだって」

 

男子生徒の客のヒソヒソ話が耳に入ってくる。

よく見ると店内の客のほとんどの視線がメイドたちの胸元に集中しているのがわかる。

 

カツカツとヒールの靴音を響かせてサーブするメイドたち。

黒い布地一枚に包まれている乳房はアンダーバストまでの白エプロンでより強調されており、並のサイズでも揺れが目立つ。

この中で一番大きい雪子の場合、歩くたびにポヨポヨと揺れていた。

 

これが"ちょっとエッチ風なメイド喫茶"の真の売りである。

 

前日からうちのクラスの男子生徒たちにノーブラの噂を校内に散布していた。

全て俺の指示であり、その策が想定通りの働きを見せ始めている。

もちろんメイドの皆にはノーブラかどうか直接聞かれても答えを濁すよう言い含めており、抜かりは無い。

 

やはりこういうのはそこはかとなく匂わせるだけの方が余計に男子の想像力を掻き立てるのだ。

チラリズムの一種である。

 

「ご主人様ー、ハニトー用のパンとアイス、もう切れそうです」

 

早いな!?

予想以上の注文率だ。

 

でも大丈夫。

そこも抜かりは無い。

ちゃんと出前は頼んである。

 

「まいどー」

 

ちょうど到着したようだ。

メイド姿のあいかちゃんも可愛いな。

岡持ちを持ってコツコツと歩く都度、直斗級の大きさを誇るその胸が揺れる。

 

最近のあいかちゃんはハッとするくらい綺麗になった。

そして今、きっちり化粧を施しておめかししているメイドのあいかちゃんからは匂い立つような色気が感じられる。

躰のラインを強調するメイド服によってその胸元や腰回りの充実振りが露骨にアピールされていた。

 

俺のペルソナ液をいつも大量に摂取しているせいだろうか。

であれば、こんなに嬉しいことはない。

 

学園祭中の出前を予約するにあたってあいかちゃんと取り交わした契約は二点。

店内のメイドたちと同じ服をあいかちゃん向けに用意することとお定まりのフェラである。

 

「じゃあちょっとだけ休憩で外すので調理よろしく。行こうかあいかちゃん」

 

「ご主人様まいどありー」

 

隣のクラス、更衣室になってて今は誰も使ってない。

メイドのあいかちゃんにご主人様の濃いのをたっぷり飲ませてやるとしよう。

 

そして三指着いてかしずいたメイドのあいかちゃんにマーラ様をしゃぶられる俺。

こっちもくせになりそうだ。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月29日SAT 晴 14:00>

 

遅い昼食であったが昼休みをもらって一旦店を抜ける。

体育館に寄ったら二年一組が劇をやっていた。

"ロミオとジュリエットとハムレット"という劇らしい。

凄い人手なので興味を惹かれて入ってみる。

 

「ロミオなのかジュリエットなのか、それが問題だ!」

 

<<<キャーキャー>>>

 

一条がハムレットを熱演してた。

ああ、だからハムか。

日本バスケ界のニューヒーローが主演ということで注目が集まっていたようだ。

もう一条はバスケ知らない女子にも人気が出ていて、ほとんどアイドル化してるからな。

黄色い声援が凄い。

 

「ああハムレット様!なぜあなたはハムレット様なの?」

 

お、ジュリエットはエビが演じているのか。

熱演だなー。

 

あ、劇の落ちが読めたぞ。

多分ハムレットとジュリエットがくっついて終わるな。

じゃなきゃエビが承知するはずないもの。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月29日SAT 晴 14:20>

 

劇を最後まで見たかったが昼ご飯を食べてない。

体育館を出て中庭に移動。

屋台で焼きそばを啜る。

 

「なぁ今年の吹奏楽部凄いんじゃね?」

「トロンボーンがめっちゃ調子良いらしいな」

 

二年二組に戻る途中の廊下。

すれ違った男子生徒たちが話していた吹奏楽部の噂が耳に入る。

 

そうななのか。

時間があったら聞きにいこうかな。

おっ噂をすればなんとやら。

 

昨日河原で二人で練習してた吹奏楽部カップルとばったり鉢合わせだ。

 

「やあ、飯田君」

 

「あっこの前の。確か鳴上君だったよな」

 

「ああ」

 

飯田君に寄り添ってる女の子。

純朴そうな可愛い子だった。

紹介してもらおう。

 

「こちらは?」

 

「えっと。こいつは同じ吹奏楽部の松永」

 

ぺこりとお辞儀をしてくる松永さん。

 

「デートか。鬼熱じゃないか」

 

茶化す。

二人とも真っ赤になる。

 

「あ、ああそうだ!この先にある占い屋、すっごい良く当たるんだぜ。お前も行ってみろよ」

 

飯田君から耳寄り情報ゲット。

へー、そんな店が。

喫茶店に戻る前に寄ってみよう。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月29日SAT 晴 14:25>

 

「こ、これは・・・」

 

店の看板には"占いの館THE長鼻"とある。

この雰囲気、どこかで・・・?

 

「お待ちしておりました我が主。どうぞ中へ」

 

奇麗な、そして何故か良く知っているような気がする玲瓏な女性の声が俺を誘う。

ふらふらと小屋の中へ吸い寄せられてしまった。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月29日SAT 晴 14:30>

 

椅子に座ると小屋の入り口の天幕がスッと閉じた。

ほの暗いランプの光に照らされつつ、奥の内幕から占い師が登場する。

 

肌も露な紫色のベーリーダンスの衣装をまとった妙齢の女性であった。

金髪碧眼で肌が抜けるように白くスタイルも良い。

美しい顔の半分が半透過のフェイスベールに覆われ、お神秘さを増している。

 

「やっと会えましたわね。私のことはいつも通りマーガレットとお呼び下さい」

 

「いや、え?」

 

初対面のはずだよな。

あれ?

 

「さてここは占い小屋。我が主には主向けの特別な占いをご用意しております」

 

内幕を捲るマーガレット。

そこには豪華な天蓋のダブルベッドがあった。

 

「今回ご用意したのは孕ませ占い。主にはこの場で私を孕ませて頂きます」

 

「は、孕ませ?」

 

「はい。主の種を自らの腹で育て十月十日後の出産にて未来の卦を占う、女性占い師の最終奥義ですわ」

 

なんて凄い占いだ。

 

「男の子が生まれれば豊漁。女の子が生まれれば豊作になります」

 

マーガレットは占いを説明しながらベッドにゆっくりと横たわった。

そしてスカートのベールを捲って白い脚を曝していく。

股間が露になるとそこには黒い貞操帯が。

 

「さあ我が主。そのポケットの中の鍵を使って、この貞操帯を取り外して下さいませ」

 

学生服の内ポケットを弄ると占い師の言う通り鍵が出て来た。

なぜ俺はこんな鍵を持っているんだ?

 

震える手で鍵を握り、貞操帯の鍵穴に差し込んでみる。

 

<カチリ>

 

どうやら本当にこの貞操帯の鍵だったようだ。

 

「これで準備が出来ましたわね。さあそのマーラ様をここに差し込み、いっぱい種を注いで下さい」

 

貞操帯を取り外されたマーガレットが奇麗に恥毛をそり落とした秘唇を晒す。

くぱぁと指で開いてピンク色の粘膜を見せて俺を誘う。

 

既に俺のマーラ様はこの美女を望み通り孕ませてしまおうと臨戦態勢である。

再び俺はフラフラと腰を吸い寄せられてしまっていた。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月29日SAT 晴 14:40>

 

生で挿入。

 

「あん、ああんっ!」

 

マーガレットが憚ることなく高い嬌声を上げる。

思わず腰を止めてしまう。

 

「あんっ、このテントは防音になっております。ふあっ。遠慮なさらずにお突き下さいましっ」

 

そうだったのか。

だったら遠慮なく。

 

「なんだっ、この密着感は!?くぅ」

 

「あんあんあんっ」

 

今まで俺は四人の美少女たちを相手にしてきた。

しかし、まるで彼女たち以上に回数をこなしているかのようにフィットしている。

納まるところに納まった感がある。

まるで一組の刀と鞘のようだ。

 

俺とマーガレットは狂ったように腰を叩き付け合った。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月29日SAT 晴 15:30>

 

屈曲位でマーガレットの子宮口を突く。

 

「あんっ、あ、主、もう入りませんのにっ」

 

「くぅっ」

 

<ぱちゅんぱちゅんぱちゅん!>

 

抜かずに射精することすでに五回。

文字通りマーガレットの子宮は俺のペルソナ液で満杯になっていた。

 

はあはあはあ!

絶対、この美女を、孕ませるんだ!

 

「あ、あああああああーーんっ」

 

マーガレットが腰をグググっとせり上げて絶頂する。

 

「おおおおおおっ孕めー!」

 

子宮口にマーラ様の亀頭を突っ込ませ、渾身の力を込めて射精。

さらに卵巣まで届けとばかりにペルソナ液を押し込む。

 

合計六回の射精がマーガレットの子宮の中で合体。

光が走る。

 

「あーーーーーーーっ!」

 

「おおお!?」

 

六射精合体の衝撃の中、新たなペルソナがマーガレットの腹から生まれ落ちる未来が確かに見えた。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月29日SAT 晴 15:30>

 

情熱的なセックスで全身を薔薇色に染めたマーガレットが貞操帯を装着し直す。

もちろんパンパンに注がれた種はそのままだ。

 

なよやかに身繕いしつつ、うっとりと下腹を撫でながら微笑む。

 

「ありがとうございます。我が主。頂いたこの種により私はきっと妊ることが出来ましょう」

 

「ああ。間違いない。必ず受精するさ」

 

すでに俺はこの激しい種付けセックスを通して、これまでマーガレットと交わしてきた熱い情交の全てを思い出していた。

 

「順調なら一週間ほどで着床です。そうなれば後はじっくりと育つのを待つのみ。十月十日後が楽しみですわね」

 

そうか。

来年にはもう俺はパパになるのか。

ゲームの中の話とはいえ責任感が湧いてくる。

 

「我が主。この旅の果てで私はこの嬰児と共に貴方様を待っております。何とぞ歩みを止められませぬよう」

 

「ああ、行ってくるよ」

 

俺はマーガレットに見送られながら占い小屋のテントの幕を捲り、決意を新たに外へ踏み出した!

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月29日SAT 晴 17:30>

 

大分長い昼休みとなり皆から文句を言われてしまう。

しかし千枝と雪子が上手く店を切り回してくれていたようだ。

メイド喫茶は盛況のうちに一日目を終えた。

これなら明日は俺がいないても大丈夫だろう。

 

明日は午前中ミスターコンテストに参加しなければならない。

そして午後は千枝と雪子がミスコンに参加だ。

もちろん午後のミスコンも見たい。

 

店長役は終日代理を委員長に押し付けることにした。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月29日SAT 晴 20:00>

 

千枝と雪子の二人がメイド喫茶でメイドになりきり、白昼堂々男性客たちに媚を売る姿はとてもエロかった。

その光景を思い出すとマーラ様が滾ってくる。

女一人を孕ませたくらいでは到底納まり切らない。

 

明らかに二人は俺にお仕置きされることを望み、接客中チラチラ俺を見ながら客の男たちへ必要以上に体を寄せていた。

俺の命令に従った行為だとしても、千枝と雪子がノリノリで客の男たちの欲情を煽っていたのは確かである。

他の男に色目を使う端ない女達には、ご主人様として激しい躾が必要だろう。

彼女たちの思惑に乗ってやり、狂おしい嫉妬心と所有欲に駆られたまま、お仕置きと称して全員にメイド服を着せてのコスプレエッチを断行する。

 

まずは雪子。

 

「ご主人様ー、ごめんなさぁい。雪子いっぱいお客さんたちと握手しちゃったぁ」

 

雪子はツーショットでの写真撮影で吐息がかかるくらいのギリギリまで体を寄せ、撮影後に両手で握手までしていた。

その男子生徒たちがドキドキしながら握ったであろう雪子の冷たくて気持ち良い手。

 

「許さん!俺のコレを握って消毒しろ!」

 

「はぁーい」

 

<こきこき>

 

ふふふ。

客は皆、前日に盛大にマス掻いた手を奇麗なメイド雪子に握られたぐらいで満足していたが。

俺なんかもっと凄いとこ握らせてるんだぞ。

雪子にマーラ様を握らせて悦に入る。

 

次に千枝。

 

「えへへ、テーブル拭くときにこんな感じでわざと腰上げたらさー。皆私のお尻をガン見してるの。焦ったよー」

 

実は千枝、絶対領域にプラスしてエロ過ぎるTバックのヒモパンを履いていた。

その上でギリギリ見えるか見えないかのところで腰を振って、客の男たちの反応を楽しんでたのである。

 

「なんていけない尻だ!」

 

「あんっ」

 

<なでりなでり、ぱちんぱちん>

 

ミニのスカートとレースに手を突っ込み、千枝のもっちりとした尻肉の感触を愛撫とスパンキングで直に味わう。

今頃喫茶店に来ていた連中はこの千枝のスカートの中身を想像しながら、一人寂しくオナニーしてるだろう。

 

そしてりせだ。

 

「もー、先輩たち邪魔だってばー。悠せんぱーい、こっち見て。明日のコンテストのダンスの最終確認だよー」

 

ミスコン&メイド喫茶の宣伝ポスターの撮影のために用意したメイド服を着ているりせ。

メイド服を纏った体をくねくねとくねらせ、音楽に合わせて淫らな踊りを披露してくれている。

 

「ワンツー、ワンツー、ここでお尻をクイッと突き出すのっ。でねっ、ここで一枚脱ぎながらスマイル。えへっ」

 

「いいぞーりせ!もっと脱げー!ぴぃいー」

 

<しゅるしゅるぱさっ>

 

指笛を吹いてりせのストリップを煽る。

素晴らしいりせの上達具合だった。

これならどこのストリップ劇場に行っても大トリを飾ることが出来るだろう。

 

最後に直斗。

 

「ご、ご主人様、ボクに勇気を注入して下さい!」

 

もちろん直斗にもメイド服を着せている。

膨乳薬で女性ホルモンのバランスが崩れた影響か、既に髪はミディアムヘアと呼べるほどの長さにまでになっている。

ポニーテールにしてホワイトブリムを付けている様が可愛過ぎた。

 

「明日のアピールタイム、何するのか決まったのか?」

 

「は、はい。ボクなりに年頃の男性が望むことを考えてみました。ああんっ」

 

<ぱちゅんぱちゅん>

 

メイド服のミニスカートを捲ってバックで直斗を犯す。

明日のミスコンに向けて、フェロモン全開になるようじっくりマーラ様で嬲ってやる。

 

ふぁっさふぁっさと揺れるポニーテールと、ゆっさゆっさと揺れるメイド服に包まれたノーブラの胸。

発情し過ぎて乳が溜まって限界を超えたのか、揺らすだけで服の中で噴乳してしまっているようだ。

 

「あ、ああああーーーーっ」

 

俺のマーラ様に子宮口を小突かれまくって身悶える直斗。

溢れた乳でメイド服の乳首の辺りに染みが出来てしまっている。

絶頂は近い。

 

四人の美少女メイドたちにかしずかれる今の俺は、まさしく王様だった。

 

 

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 10:00>

 

八十神高校文化祭二日目。

 

第一の盛り上がりポイント。

ミスターコンテスト。

 

例年なら観客は男女の区別無く疎らとのことだったが、今年は違うようだ。

体育館は女子でいっぱいである。

年頃の女子の体臭が香水の匂いが集合し、なんとも言えない淀んだ空気になっていた。

 

<レディーたち、いくぜ二日目の目玉イベント、ミスターコンテスト!>

 

「「キャー!キャー!!」」

 

袖で待機してると歓声が凄い。

盛り上がってるなー。

まあ審査対象のダンスがあれだしな。

 

<それじゃー早速行ってみよー。エントリーナンバー1。稲羽の美しい自然が生み出した暴走編み込み屋。人形編ませたら天下一。一年三組、巽完二くーん」

 

「うっし!行ってくるっす。やるからには咲かねーとなぁ!」

 

「・・・巽君。君はなんでこれに参加してるんだ?」

 

「赤点ばっかで単位が足りないんで柏木のセンコーに出ろって言われて。留年してお袋泣かすのもあれなんで、まぁ。じゃあ先輩方、お先っす」

 

舞台に飛び出して行く巽君。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 10:10>

 

質問タイムの後のダンスタイム。

 

「「キャーキャー、巽くーん」」

 

意外にも盛り上がっているようだ。

強面の彼が女子に受ける、だと?

 

「意外だろ悠。あいつ服飾部に入ってて、女子生徒たちからめっちゃ評判いいんだってよ。編み物すげー上手いんだって。笑えるだろ」

 

花村が頼んでもいないのにしゃしゃり出て来て説明してくる。

そういうお前は何でここにいるのか。

 

「あー、俺が何でこんなのに出るのかって?柏木のせいに決まってんだろ!早紀とトイレでやってるの見つかってな。証拠の写真まで取られちまってて」

 

「・・・それは大変だな」

 

<完二君サイコーだったYO!それじゃー次行ってみよー。エントリーナンバー2。JUNESの御曹司にしてさわやかイケメン。口を開けば色ボケ王子。二年二組、花村陽介くーん>

 

「んじゃまあいってくらー、とほほ」

 

完全に自業自得だな。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 10:20>

 

激しいブーイングの中、花村のダンスが終了する。

次は俺か。

 

<エントリーナンバー3。都会の香り漂うビターマイルド。毎晩啼かせてる女は星の数?二年二組に舞い降りた転校生、鳴上悠くーん>

 

スペシャルゲスト役の彼に挨拶して壇上に飛び出す。

 

まずは質問タイムだ。

 

<それではー質問ターイム!皆さんから応募の中から一番多かった質問はこ・れ・だ!"現在何又中ですか?">

 

「そっとしておけ!」

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 10:25>

 

続いてダンスタイム。

 

激しいダンスミュージックに合わせ、一枚ずつ服を脱いで行く。

 

「俺に惚れろ」

 

煽るような視線を投げつけ、挑発的なポーズを見せつける。

りせと練習した振り付けである。

 

「「「きゃーっ!!きゃーっ!!」」」

 

客席が沸く。

そして一番前の席で柏木がノリノリで楽しんでる。

このために俺たちを嵌めたのかーっ!

 

イラっとくるがここは我慢。

演者に徹しろ。

自分に言い聞かせる。

 

ダンスが終わったとき、俺はスイミングパンツ一丁になっていた。

これも柏木の指示であった。

「あなたたちのメイド喫茶の衣装と違って水泳部の公式スタイルだから何も問題がないわーおほほ」とは柏木の言だった。

 

踊り終わった後、会場の様子を伺う。

ライトのせいで何も見えないが、これまでの二人に比べると感触は良いようだ。

 

ただまあ次に出てくるのがあいつだからな。

何の意味も無いパフォーマンスだろう。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 10:30>

 

<さーてここでもう一人の勇者を紹介だ!本日最後の登場はスペシャルゲスト、クロネコふろーむバスケットコート!来年のオリンピックの期待の星。日本代表次期エース。我らが稲羽の英雄、二年一組、いちじょーこーーーーうっ!!>

 

「は、ハートを、ぶちぬく・・・ぞ?」

 

「「「「ぎゃあああああ!!いちじょうぐうううううんん!!!」」」」

 

黄色い嬌声を越えて、もはや怒号である。

 

モロキンが死んだ後、柏木がバスケ部の臨時顧問をやってるらしい。

顧問命令での強制参加だそうだ。

日本代表招集だなんだで出席日数が危うくなってきたのも一条のウィークポイントだった。

 

そしてエビが積極的に参加を応援したのも一条が参加を決めた理由の一つだろう。

自分の彼氏がコンテストで優勝すれば鼻が高い、というところか?

 

「康!がんばってーっ!」

 

最前列で応援してるエビの姿が見える。

柏木と火花を散らしている。

 

まあこれでコンテストの結果は火を見るより明らかだ。

この無駄な時間、早く終わって欲しい。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 11:30>

 

集計が終わって結果発表。

 

<結果発表!栄えある優勝は!二年一組、一条康!!>

 

あーはいはい。

おめでとうおめでとう。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 13:55>

 

「「「がやがやがや、どよどよどよ」」」

 

「お、おっかしいなー。あれだけ街中にポスター張ったから八校の生徒以外も結構来るとは思ってたけど、こんなに沢山来るなんて」

 

袖から開演前の体育館内の様子を伺っていたりせが動揺している。

無理も無い。

ミスコンの会場はすでに男で溢れ、入場制限をかけなければいけないほどぎゅうぎゅう詰めだった。

 

「よかったじゃないか。それだけ注目されてるってことだろう」

 

「まあ、そうなんだけど」

 

腑に落ちないようだ。

 

「ちょ、押すなよ!って、まじで!?」

「ああ商店街に今真下かなみが来てるんだって。ロケらしい」

「うっそ。かぁー!ミスコンじゃなかったら見に行ってたのになー」

「ロケ目当てで稲羽市に来た連中も、このミスコン見に来てるらしいぜ」

「それでこんなに混んでんのかよ。あのポスター出来良かったもんなー」

「おい、誰が勝つか掛けしようぜ!おれ、りせちー!」

 

俺の作ったポスターが真下かなみ目当ての野次馬をこちらに誘導することに成功しているようだ。

写真からレイアウトから文章まで、精魂込めて作った甲斐があった!

 

「かなみのロケ・・・」

 

「どうしたんだ?浮かない顔だな。心配事か?」

 

「かなみ、休んでるアタシや素人の千枝先輩たちに負けるってさ。何やってるのよって感じ。一応後輩だしね」

 

ふーん。

後継者が不甲斐なくて現役復帰すべきか迷ってる隠居、のような心境なのだろうか。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 14:00>

 

<ジェントルメンたち準備はいいかい!?さぁやってまいりましたメインイベント。史上最高のミス八校コンテスト!>

 

「「「ひゅー!」」」

「「「待ってました!」」」

「「「おおぉおお!」」」

 

地鳴りのような歓声。

この野郎共の気合いの入り様よ。

 

<エントリナンバー1!二年二組、里中千枝!>

 

「えっと、好きな食べ物は肉全般です!」

 

「「うおおっ」」

 

黄色いマイクロビキニを纏った千枝が元気よく登場。

改めて見ると随分エロい肉付きになったなー。

 

<続いてエントリナンバー2!二年二組、天城雪子!>

 

「よろしくお願いしまーす。うふっ」

 

「「「うおおおっ」」」

 

赤いメタリックのビキニを纏った雪子が優雅に登場。

一つサイズの小さいトップを着ているらしく、胸の谷間とブラのたわみがエロい。

 

<エントリーナンバー3!一年二組、久慈川りせ!>

 

「やっほー、りせちーだよー。みんなー休業中でごめんねー」

 

「「「「うおおおおっ!」」」」

 

ピンクのハイレグビキニを纏ったりせが軽やかに登場。

やはりこういう場は慣れているようだ。

 

<続いてエントリーナンバー4!一年一組、白鐘直斗!>

 

「す、すみません」

 

「「「「「・・・うおおおおおっ!」」」」」

 

黒い紐ビキニを纏ったポニテの直斗がおずおずと登場。

恥ずかしいのか顔を真っ赤にしてギューっと胸をすぼませる。

余計にその豊かな乳が強調され、これまでで一番の歓声があがる。

 

あとの二人の水着姿は論ずるに及び申さず。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 14:30>

 

体育館中央まで伸びた花道を使っての水着ショー。

四人の美少女がその魅惑の水着姿を存分にアピールする。

あと二匹、妖怪が壇上に上がっていた気がするが無視だ。

 

その後、一人一人のアピールタイムに移る。

 

千枝はミニスカポリスのコスプレに着替え、エロい小説の朗読。

犯される女刑事のセリフと嬌声を甘い声で演じきり観衆を魅了。

 

雪子は水着の上に白い薄衣を纏って、色っぽく日本舞踊を披露。

和のテイストのエロさを存分に披露し、観衆を疑似逆ナンする。

 

りせはアイドル衣装に着替え、自分のメドレーに合わせて熱唱。

昨年の武道館コンサート以上の熱いノリで観衆を一体化させる。

 

そして四人の中で最後に出て来たのが白鐘直斗。

前の三人と違って着替えておらず、先ほどの黒ビキニのままである。

この美少女探偵はいったい何を見せてくれるのだろうか。

皆が固唾を飲んで見守る。

 

ん、何か持ってるぞ。

あれは縄?

 

「あのっ・・・、縄跳びを、します。」

 

「「「・・・ッ」」」

 

静寂の中、皆が驚いて息を吸う音が響く。

 

「いきます!んっんっんっんっ」

 

<ばいん、ばいん、ばいん、ばいん>

 

ふぁさふぁさとポニテの黒髪が跳ねると共に、黒いビキニに包まれた直斗の柔らかな豊乳が縦揺れを起こしている。

 

「「「・・・おぉ」」」

 

会場内に感嘆の声があふれる。

 

「ふっ、んんんっ」

 

直斗、二重飛びに挑戦。

 

<ばいばいばいばいばいばいんっ>

 

跳ね回る直斗の二つの乳。

 

おお、乳神様が暴れておる。

思わず拝んでしまった。

会場の皆も同じようだ。

 

「「「「・・・ゴクリッ」」」」

 

もはや誰も言葉はない。

会場にいる全ての男子の視線が直斗の黒ビキニに包まれた白い乳肉の一点に集中。

跳ねまわる二つの柔らかくて白い固まり。

その動きを追う皆の目は、某ヤムチャのようにおっぱいになってしまっていた。

 

直斗の演技が終了したとき。

男子は皆、己がいつの間にかダラダラと鼻血を垂らしてしまっていることに気付く。

 

やるな直斗。

さすがは美少女探偵。

何か策があるとは思っていたが・・・。

ここまでとは!

 

自分のチャームポイントと野郎共のツボをよく理解している。

もはや勝負は決したと言っても過言ではないだろう。

 

あとの二人のアピールは論ずるに術がござらぬ。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 15:30>

 

<結果発表!圧倒的な得票率でトップに躍り出たのはーっ白鐘直斗!!>

 

「え、ええっ!?」

 

スポットライトが当り、困惑している直斗。

 

美少女組の三人は結果に納得してる表情を見せている。

 

「ただの縄跳びで優勝かー。男ってやっぱ単純だよねー。笑える。あはは」

 

「直斗クンなりに頑張ったんだよね。皆鼻血吹いちゃって、クスっ、うけるっ、ププッ」

 

「ああー負けちゃった。せめてポールダンス披露出来ればなぁ。まぁポール無いし仕方ないか」

 

納得してないのは残り二人の妖怪。

 

「ううー、この私があんな小娘たちに負けるなんて・・・」

 

「柏木先生、アタシくやしい!うわーん」

 

「あたしもよー、大谷さん!うわーん」

 

抱き合って互いを慰めている。

正直興味は無い。

 

さて、優勝した直斗にどんなご褒美をあげようか。

ギラついた男たちの視線に晒されて彼女の躰も興奮したようで、乳が溜まって乳房がパンパンのようだ。

まずは搾乳だな。

 

あと他の三人も健闘を称える意味でしっかり可愛がってあげよう。

強がってはいるが、りせなんかは地味にショックだったみたいだし。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 16:30>

 

文化祭の締めである吹奏楽部演奏会も無事終了。

飯田君のトロンボーンがいい音出してた。

 

これで八十神高校の今年の文化祭も終わりだ。

夕暮れの中、後片付けが始まる。

 

我らが二年二組のメイド喫茶の売り上げは八十神高校の学園祭史上最高となった。

メイド服への初期投資費用や諸経費を引いてもかなりの額が手元に残る。

打ち上げは盛大なものになりそうだ。

 

あとは喫茶店で使ったメイド服だが。

実際に着たクラスメイトたちから譲って欲しいとの声が多く聞こえてきている。

引き取り手が無かった服は現役女子高生が着ていた生メイド服と銘打ってネットオークションにかける予定だ。

かなりの儲けが期待できるだろう。

 

もちろん千枝たちの専用メイド服はキープだけどな。

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 17:00>

 

夕暮れの屋上。

 

「探したぞ。ここにいたのか」

 

「あ、先輩」

 

<現在休業中のはずのりせちーこと久慈川りせちゃん。本日稲羽市の高校の文化祭で彼女のミニライブが行われたそうです。私たちが独占入手した映像がこちら・・・>

 

どうやらワンセグでマスコミの報道をチェックしていたようだ。

りせの手元を覗き込む。

ニュース番組のテロップは"久慈川りせ 稲羽市で復活ライブ? ファン殺到"となっていた。

 

撮影禁止にも関わらず、恐らく誰かが携帯のカメラで撮ったのだろう。

先ほどのミスコンでりせが見せたパフォーマンスの荒い画質の動画がTVで流れている。

 

「まいったなー。私、休業中なのに。事務所通さずにこんなことやっちゃったから、後できっつく怒られるかも」

 

「そうなのか?休業中でも?」

 

「うん。多分このニュースが無ければ、かなみのロケの話が芸能面のトップニュースになってたはずだもの。事務所と今度の映画にとっては結構ダメージ大きいかも」

 

どうやら壇上で表情が優れなかったのは、ミスコンで負けたことによるショックでは無かったようだ。

りせを理解しきれていなかった自分が恥ずかしい。

 

「直斗に負けたのは別にどうってことないんだ。盗撮されることはある程度予測出来からさ。アイドル路線全開であんまりエッチに見えることしなかったし。いい?先輩。アタシが本気見せたら誰にも負けないんだからねっ」

 

つまりりせはアイドルとしてコンテストに挑んだからエロさで直斗に負けた、と言いたいらしい。

確かに今のりせは休業前まで持っていたアイドルとしての能力以上のスキルを身につけており、現在持ってるスペックの半分も発揮出来ていなかったと言えよう。

 

「予想外だったのは、かなみのロケが偶然重なっちゃったこと・・・。でも、わっかんないんだー。私は今休業中で、事務所のことももう関係ないって割り切ってたはずなのに、どうしてこんな」

 

「申し訳なく思うのは当然だ。これまでりせちーがお世話になってきた人たち、後輩として面倒を見てた娘なんだろ。そう簡単に割り切れるものではないさ。りせちーだってりせなんだから」

 

「先輩・・・」

 

「それに自分で言ってたじゃないか。"休んでるアタシに負けるって何やってるのよ"って。りせを押しのけてトップニュースを取れなかったのは、今の真下かなみって娘の実力がまだまだってことなんだろう。彼女自身が頑張るしかないさ」

 

俺の言葉が届いたのだろう。

不安げだったりせの表情がふっと緩む。

 

「ありがとっ。励ましにしては拙いけどね。こういうときはスキンシップで慰めて欲しかったなー」

 

「お望みとあらば」

 

頬を染めて言外にキスを強請っているりせを抱きしめてやる。

 

「「んっ」」

 

夕暮れの屋上で俺とりせの影が重なる。

しばし互いに体を撫で回し、舌を絡まらせて愛情を伝え合った。

 

「レロッ。うふふっ。でも今日のコンテストで直斗に負けて、アイドル路線の限界が見えちゃったのは確かなんだよねー。」

 

キスを解いて俺の胸に顔を埋めてくるりせ。

そして重大な決意を告白してきた。

 

「先輩。あたし、アイドルは本気で卒業しようと思う。少なくとも前までみたいな形での芸能界復帰はしない。りせちーもあたしの大切な一部なのは認めるけど、もっと先輩との時間を大切にしたい」

 

りせの言葉に迷いはない。

混じりっけなしの本気のようだ。

 

「そうか。決めたんだな」

 

「先輩もいっしょに考えて欲しいの。あたしがアイドル以外の路線でこれからどんな風に活動していけばいいか。あたしのマネージャーになってよ」

 

りせのマネージャーか。

俺がマネージメントするとなるとあれしかないだろ。

 

「そうだな。AV女優とかどうだろう。俺が監督と唯一登場する男優も兼ねて。もちろん撮影スタッフは全員女で」

 

「もう先輩ってば!ストレートにエッチだなー。・・・そういうとこ好きだけど」

 

りせが主演で俺が男優のAV。

そんな妄想をかつて抱いたこともあったっけ。

自主制作でもいいから撮ってみるか!

 

なんか燃えきたぞ!

 

「よーし、早速相談しに皆のとこ戻るか」

 

「えー!ハーレムもの〜?まぁいっか」

 

ん?

千枝たちに撮影係をお願いしようと考えてたんだが、ハーレムものだと?

確かにそういう手もあるな。

 

りせの勘違いであったが、本人はすっかり上機嫌になって腕に抱きついてる。

この様子では本気でハーレムものでもOKらしい。

 

りせ本人が許容してるんだ。

よーし、ハーレムAVを撮ってやるぞーっ!

 

 

 

<YU SIDE 2011年10月30日SUN 晴 17:20>

 

いつの間にか下手なトロンボーンの音が辺りに響いていた。

これは飯田君の彼女、確か松永さんと言ったか、の演奏だろう。

 

うんっ、やっぱりひどい。

飯田君が怪我しないでほんと良かった。

 

 

 

<SYSOP 2011年10月30日SUN 晴 --:-->

 

松永綾音は飯田部員ともに充実した日々を送り、鳴上悠との絆を必要としなくなります。

松永綾音は飯田部員との二人きりの個人レッスンを重ね、飯田部員の小マーラ様を吹くのと同じくらいトロンボーンが上手くなっていきます。

松永綾音は来年度の八十神高校の文化祭公演で無事デビューし、さらに翌年は吹奏楽部部長にまで上り詰めます。

太陽のアルカナが消滅しました。




この回でストックしてた分は終了になります。
次の更新まで暫く時間を頂く予定です。
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