※この作品はR-18です。

5P erosuna4   作:夜叉五郎

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海老原あいは攻略対象ではありません。そしてこの作品はバスケ物ではありません。


第05章 剛毅/月

<VELVET ROOM 2011年4月18日MAN 晴 --:-->

 

「うふふ、今宵もまた新しい技を試させて頂きますわ」

 

ベッドの上で投げ出した両足の間からマーガレットが挨拶してくる。

 

「主のマーラ様の両脇には今二つの乳房が輝いております」

 

マーガレットはすでにその白い肌を全て曝しており、奇麗なピンクの乳首を強調する姿勢で欲情を煽ってくる。

 

「右の乳、そして左の乳」

 

片方ずつ順番に己の乳を持ち上げて、その柔らかさと形の良さアピールしてくるマーガレット。

 

「もうすぐ私の生み出す乳圧によって、新たな快感が生まれるはず」

 

マーラ様に触れそうで触れないギリギリのところで両の乳をたぷんたぷんと揺らし、期待値をつり上げる。

 

「私のパイズリはやがて主を快楽の果てへと誘う輝かしい技へと成長していくことでしょう」

 

マーガレットの思惑通り、白い谷間に収まったマーラ様は彼女の唇にキスしそうなくらいギンギンに屹立していた。

 

「では始めさせて頂きます。存分にペルソナ液を吐き出しなさって下さい。んんっ」

 

ゆっくりとマーラ様がマーガレットの白い乳に包まれていく。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月19日TUE 晴/曇 8:00>

 

"雪子姫の城"で味わった雪子の影のパイズリが忘れられなくて、昨日のセックスでリアルな雪子にもお願いしてみた。

そのあまりの素晴らしいムニムニ感が尾を引いたらしい。

夢の中までパイズリされてたような気がする。

 

ストーカーの件があるので今朝も雪子を迎えに行くはずだった。

しかし起床したらその雪子から今日は迎えはいらないとのメールが入っており。

なんでも千枝との約束があるらしい。

一応難色は示してみたが千枝がしっかりガードしてくれるとのことなので、不承不承ではあったが一人で登校して教室で二人を待つ。

 

「おはっよー」

 

「おはようございます。ご主、ンン悠君」

 

やっと登校してきた千枝と雪子。

挨拶を返す。

 

「おはよう。ん?」

 

あれ?

千枝、綺麗になって・・・る?

唇が吸い付きたくなるほどぷっくらプルプルだ。

 

「えへへ、ちょっと雪子にアドバイスしてもらってさ。アタシもついに化粧をば。これが本当の高校デビューって奴?なんかウキウキしちゃうねー、いやーメイクって凄いわ」

 

俺の怪訝な表情に気付いて照れる千枝。

彼女なりのサプライズが成功したことで、やけにハイテンションだ。

 

千枝の化粧はほんとに軽くというレベル。

あまりやり過ぎるとモロキンに目を付けられるが、まぁこの程度なら大丈夫だろう。

雪子のアドバイスが良かったようだ。

 

「昨日はお疲れ様。すっごくカッコ良かったよ」

 

軽く頬を染めて声を掛けてくる雪子。

確かに昨日は学校が終わってから千枝の家に押しかけることになり大変な思いをした。

雪子のときと同様に千枝との仲を千枝の家族に認めてもらうためだったのだが・・・。

千枝のお父さんは千枝以上の武道マニアで「娘が欲しければ私を倒してみせろ」といきなりの対決である。

 

格闘技なんて習得しているわけもなく苦戦は必至だった。

しかしこの躰自体のスペックが高かったことと去年一年の研鑽が自分を助けた。

どうやらテレビの中の世界での自分の動きに近づこうと意識したのが功を奏したようだ。

 

愛すべき千枝と雪子の前で千枝のお父さんを完璧にのす。

「グフ、小僧、いや息子よ、千枝を頼んだぞ・・・ガクッ」と説得に成功。

晴れて千枝にも外泊許可が出る。

まぁ千枝が浮かれてオシャレに気を使い始めるのも仕方ないだろう。

 

「なになにどうした?俺も疲れが抜けなくてさ―、グフフフ、聞いてくれよついに俺昨日早紀と」

 

後ろの席の花村は相変わらずの頭がお花畑のようだ。

適当に相槌を打っておく。

 

「つーか鳴上聞いてるか、女の子の初めて貰うのってすっげー体力使うんだぜ。終わった後疲れがどっときたっていうか」

 

「え、俺は全然平気だったけどな」

 

「なんだよ、お前も処女食ったことあんの!?俺なんてなーやっと昨日童貞捨てれて」

 

「確かに悠ってスッゴい体力あるよね」

 

「うん、昨日も凄かった。ポッ(赤)」

 

もちろん昨日も里中パパとの対戦終了後、自宅マンションに所を移して雪子と千枝の二人相手に閨合戦を挑んでいた。

雪子のパイズリ分も含め、その戦も俺の完全勝利に終わったわけで。

 

「ねぇご主人様。転校してくる前、何か体育会系の部活とかやってたの?」

 

うっとりと雪子が尋ねてくる。

 

「いや。帰宅部だったけど?」

 

「あ、そうだ!」

 

何かに気付いたのか、いきなり声を上げる千枝。

 

「部活と言えば一つ頼みがあったんだー。ちょっとでも興味があったら協力して欲しいんだけど」

 

両手を合わせて拝みながらウィンクしてくる。

その仕草が可愛かったので放課後千枝に付き合うことにした。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月19日TUE 晴/曇 15:50>

 

<ドン、ドン、ドン、キュ、キュ、シュパッ!>

 

千枝に連れられて雪子と一緒に体育館に移動する。

バスケの音が響いている。

 

「頼みって、バスケ部に入って欲しいってことか?」

 

「うん、もう少しで練習試合があるみたいなんだけど。なんだか選手が揃わなくて困ってるみたいなの。お願いできないかなー。悠のかっこいいとこも見てみたいしー」

 

甘えてくる千枝。

雪子が補足してくる。

 

「あ、それ前にちょっと聞いた。うちのバスケ部ってとっても弱いんだけど、インターハイ常連校がわざわざ練習試合に来てくれるって」

 

「了解した」

 

弱小高校バスケ部。

燃える!

先生・・・、バスケがしたいです!

 

「一条くーん!ちょっといいー!?」

 

「さ、里中さん!?ちょっと休憩入るぞ!あ、えーと何の用?」

 

一人だけ機敏な動きで黙々と練習していたバスケ部員がこちらに近づいてくる。

 

「新入部員連れてきたよー。臨時の。期間限定だけどねー」

 

「マジで?あ、この前の転校生・・・。お前か」

 

「千枝に頼まれてな」

 

ああ、以前に掲示板の前で声を掛けてきた生徒か。

 

「ち、千枝?クソッもうそんな関係なのかよ・・・。あ、ああスマン。俺は一条、一条康。よろしく」

 

「ああ、任せろ」

 

「俺サッカー部の」

 

さあやるぞ!

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月19日TUE 晴/曇 16:00>

 

整列。

 

「えー、つーわけで、仮入部員を紹介するぞー」

 

「鳴上悠だ。よろしく」

 

「「「うぃーす」」」

 

バスケ部員たちの前で一条に紹介される。

男子部員が四人。

他の部員はもう帰ったらしい。

なんて奴らだ。

 

そしてバスケ部員の中に一人、学生服の女子が交ざっている。

軽くウェーブしたロングの茶髪で広い額の小顔をしたモデル体型のオシャレ女子だった。

同じ綺麗系ではあるが純和風の雪子とは対照的。

小悪魔チックなワガママお嬢様って感じでこちらも男子から人気がありそうだ。

なんでこんな綺麗な娘がこんな潰れかけのバスケ部にいるのか不思議だ。

 

いけない。

集中しないと。

そんな埒もないことを考えている暇などない。

 

一条に則されて残っていた男子部員が一人一人の自分の名前を申告してくる。

見るからにやる気が無さそうだった。

イラっときて思わず挑発的な態度を取ってしまう。

 

「俺はバスケの経験がない。でもお前たちとバスケしても負ける気がしない」

 

「「「・・・なっ」」」

 

「なぜかわかるか。お前たちから試合に勝つという意欲が見えないからだ。【俺にバスケで勝てるのは一条だけだ!】」

 

「「「・・・ふざけんなよ!」」」

 

「俺の言葉が真実であることを今日の練習で証明してやる!【悔しかったら俺以上に練習に打ち込んでみせろ!】」

 

「「「ぐ・・・」」」

 

俺の挑発にダラけて立っていた部員たちの姿勢が臨戦態勢になる。

よし、これで少しはやる気が出るだろう。

 

おっと、そう言えばあと一人紹介されてないな。

 

「それで、こっちの娘は?」

 

「あー、ああ。こいつは海老原あい。マネージャーやってもらってる」

 

とてもマネージャーをやるようなタイプには見えないが・・・。

いや、先入観を持つのは止めよう。

 

「何よ。あたしになんか用?」

 

「はじめまして。練習のサポートをよろしく頼む。【マネージャーとして本分を尽くしてくれ】」

 

「・・・ええ、わかったわ」

 

部活の成否は女子マネージャーの質にかかっていると言っても過言ではない。

真剣にサポートをお願いする。

 

そしてストレッチに移行。

とにかく練習だ。

試合まであと十日しかないのだから!

 

この日の練習は夜遅くまで続いた。

予想通り一条以外の部員たちはてんで相手にならなかった。

そのちんけなプライドをなぎ倒して叱咤。

厳しくシゴキ上げる。

男子部員たちからゴーコンガーという意味不明な幻聴が聞こえてくるが無視する。

 

女子マネージャーの方は外見に似合わず甲斐甲斐しく練習を手伝ってくれていた。

彼女は雪子と校内を二分するほどの凄まじい男子人気を誇っているらしい。

練習中に部員からその話を聞いて納得する。

 

なるほど。

これがギャップ萌えって奴か。

人は見かけによらないとはこのことだなと実感。

 

 

 

<SYSOP 2011年4月19日TUE 晴/曇 --:-->

 

鳴上悠の「神言」により、鳴上悠はバスケットボールで一条康に勝てないことが確定しました。

バスケットボールプレイ時にのみ、一条康の各種パラメータに鳴上悠を凌駕するための補正が生じます。

 

鳴上悠の「神言」により、海老原あいはバスケ部のマネージャーを勤めるためにマネジメントの勉強を開始します。

海老原あいの愛読書にドラッカーが追加されることになります。

 

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月19日TUE 晴/曇 20:00>

 

居残り練習で一条に付き合ってもらう。

彼との1オン1はとても白熱した。

 

練習を終えてマンションに戻ると、合鍵を渡していた雪子と千枝が夕飯を用意してくれていた。

・・・とても食物に見えない。

言うなれば物体X。

こんなもの食えるかーっ!!

 

ベッドの上でマーラ様を駆使して小一時間説教する。

実際に二人の皮(服)を剥いで全身を舐め回して実践して見せ、腰を振りながら二人に皮むきと味見を徹底するようにキツく言って聴かせる。

 

これで少しはマシになればいいのだが。

 

 

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月20日WED 曇 8:25>

 

朝、掲示板脇のニ階に向かう階段で昨日の小悪魔系マネージャーとすれ違う。

 

「おはよう、海老原さん。昨日は遅くまで付き合ってくれてごめん」

 

「別に。マネージャーとして当然でしょ」

 

部活のマネージャーをきちんと勤め上げるのに学校はさぼるらしい。

そこはイメージどおりなのな。

 

「ねぇあんたも一緒に来てくれない?バスケ部が強くなるための大事な買い物があるの。部員なら手伝ってよ。当然でしょ」

 

どうせ授業の内容は出席しなくてもわかっている。

それにモロキンの授業はつまらない。

受けても時間の無駄だろう。

 

昨日の練習のサポートのお礼として海老原さんに付き合ってやることにした。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月20日WED 曇 10:00>

 

となり町の沖奈市に電車で移動。

大型書店に付き合わされる。

 

「マネージャー、本気でやってみようと思って。んで、この中でどれ読めばいいわけ?」

 

マネジメント系のビジネス本の棚の前で海老原さんに問われる。

 

本気で言ってるのだろうか。

いや同じマネジメントだから合ってるのか?

 

彼女からマネジメントを勉強したい熱意はヒシヒシと伝わってくる。

ならばとマネジメントの基本と原則を学んでもらうためにドラッカーの本を推薦しておいた。

しかし、ほんとにバスケ部の大事な買い物だったとは意外だった。

 

本を買った後は趣味の買い物に移行。

百貨店の化粧室で海老原さんが着替えるのを待つ。

 

「じゃじゃーん。どう?」

 

「良く似合ってるな。うん」

 

「や、やめてよ。そんな真っ直ぐ見つめられちゃ恥ずかしいじゃない」

 

薄いピンク色のワンピースに着替えた海老原さんは、化粧もばっちり決まっていてモデルばりだった。

東京にいた頃モデルのバイトをしたことがあるが、そこで見た女性モデルたちよりも海老原さんの方が優っているように思える。

 

海老原さんの買い物に従者の如く付き合う。

彼女はゴールドカードでバンバン買い物をしていき、洋服やら何やらと俺の持つ荷物はどんどん増えていく。

支払いのときにちらっと見ると、カードの名義は海老原某になっていた。

父親のカードなのだろうか。

良いとこのお嬢様という噂を本当らしい。

 

ただ彼女の美的センスは確かなようだ。

流行モノに鋭敏で、買うもの全て彼女に良く似合っている。

将来ファッション業界に進むと大成するんじゃなかろうか。

 

んん?

何かが思考の片隅を過る。

なんだ?

 

そうこうする間にショッピングは終了したらしい。

ATLUSBUCKS COFFEEに入ってお茶にする。

 

たわいのない会話が続く。

しかし先ほどから引っ掛かっていた何かが気になって仕方が無い。

 

「もうっ。なんだかさっきから上の空ね。失礼しちゃうわ!」

 

ファッション業界、モデル、エビ・・・。

そうか!

ガタッ

 

「わかった!エビちゃんだ!」

 

「きゃっ、なに!?いきなりどうしたのよ!」

 

俺が前にいた世界には、確か似たような名前の有名なモデルがいたはずだった。

カリスマ的な存在で一世を風靡。

その後人気絶頂期にヒップホップグループのMCと結婚したんだっけ?

 

だけどこの世界にそのモデルに該当する現役タレントは存在しない。

そして目の前にいるのはエビハラさん。

 

もしかして。

いや間違いない。

未来のトップモデルが目の前にいる!

 

「断言しよう!海老原さん、いやエビ!【君は将来日本のトップモデルになる!】」

 

「・・・え、ええ!?私が・・・トップモデル?」

 

「そうだ!【自分を信じろ!君なら必ず成れる!】」

 

「モデル・・・いいかも!」

 

「【小悪魔系から、悪目立ちしない可愛い系のナチュラルコーディネートに切り替えるんだ!】」

 

「可愛くてナチュラル系ね!わかったわ!」

 

エビの目に炎が灯る。

 

「サイン下さい」

 

今のうちにサイン貰っておこう。

手元のナプキンとペンをそっとエビに差し出す。

彼女が有名になったら自慢しよう。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月20日WED 曇 20:00>

 

居残り練習で一条に付き合ってもらう。

彼とのフリースロー対決はとても白熱した。

 

練習を終えてマンションに戻ると、またまた雪子と千枝が夕飯を用意してくれて・・・なかった。

台所で二人がピクピクと倒れており、すわバイオテロ発生か!と慌てる。

 

なんとか応急処置をして回復した二人から事情聴取をしてみると、昨日言い聞かせたとおり味見したことが原因だった。

料理の途中で味見をして・・・二人ともぶっ倒れたらしい。

 

ベッドの上でマーラ様を駆使して小一時間説教する。

腰を振りながら二人に料理のさ・し・す・せ・そを一から言って聴かせる。

 

これで少しはマシになればいいのだが。

 

 

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月21日THU 雨/曇 16:00>

 

今日もまた激しくバスケの練習に勤しむ。

ん、エビがまだ来てない・・・。

 

「マネージャー、遅いな」

「最近良く来るよな。今じゃバスケ部唯一のお楽しみだわ」

「放課後の男漁り止めたのかな。超遊んでたらしいのに」

「すっげー金持ちのパパとかいるって噂あったよな」

「あの顔で、あの声で、あの胸で、あの腰で、あの脚だものな。そりゃ男の二人や三人」

 

部員たちが猥談に興じ始めてしまった。

こいつらの集中力の欠如はどうしたものか。

試合のメンバ、新しく探した方が良さそうだ。

 

「お前らやめろって!あることないこと言って陰でビッチ扱いとか、彼女可哀想だろ」

 

一条が注意する。

おや一条、エビに好意を持っているのか。

だとしたらナイスタイミングだったな。

ちょうどエビが体育館の入り口に現れたところだった。

 

「やべータイミングわるー」

「聞かれてたかなー」

 

焦る部員たち。

間違いなく聞かれてたはずだ。

しかし彼女は何事もなかったかのように振舞った。

マネージャーとして練習をサポートし始める。

偉いぞエビ!

 

おや?

それに昨日と印象が違うな。

制服が派手さを抑えたコーディネートになっていた。

昨日より可憐さが二割増しである。

いいぞエビ!

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月21日THU 雨/曇 17:00>

 

休憩中に水飲み場で水を飲んでいたらエビが給水用のヤカンを持ってやってきた。

エビと二人きりになったので一応先ほどの陰口の件を確認してみる。

 

「大丈夫か?」

 

「何の事?ああさっきの?別にどうでもいいっていうか。興味ない男たちに何言われようが知ったこっちゃないし」

 

だろうな。

そんな珠じゃないか。

 

「それよりさ。さっきさ。一条くん、あたしのことかばってくれてた・・・よね」

 

「ああ」

 

「そっかぁ。嬉しいな・・・。どうしよう!すっごいドキドキしてる」

 

エビが急にハイテンションになる。

 

「実は一条くんのことずっと気になってたんだぁ。明るくて優しいしカッコイイし。つ、付き合ってる娘とかいるのかなー」

 

やれやれ。

でもこういう恋する乙女なエビも可愛いな。

微笑ましくて応援したくなる。

 

「ねぇお願い。あんたしかいないの。協力してくれないかな。一条くんに好きな女の子のタイプを聞いてくれない?」

 

「ああ、任せろ。ただし忠告がある。ワガママお嬢様キャラはもう辞めた方がいい。【もっと男を立てる術を覚えろ。いろんな意味で!】」

 

「・・・えっ?」

 

「その方が一条もきっと君を受け入れてくれる」

 

「そ、そうかな。ポッ(赤)」

 

「ああ、絶対そうだ。」

 

さて。

俺に出来ることをしようか。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月21日THU 雨/曇 18:00>

 

全体練習が終了し、一条と共に不要な分の機材を用具室に運ぶ。

エビはすでに用具室内の跳び箱の中に待機中である。

 

よし、今だ!

 

「一条、聞きたいことがある」

 

「ん、何だー?」

 

「お前の好きな娘って誰だ?」

 

直球勝負を仕掛ける。

 

「え、な、好きな娘!?何をいきなり」

 

「いないわけないよな?」

 

「えーいや、お前。意外と容赦無いよな。んー、仕方ねぇか」

 

真剣な顔をして答えようとする一条。

いい奴だな。

自分から言わせるのは忍びない。

よし。

 

「いや待て、俺が当ててみせよう」

 

「ふぅう、やっぱバレバレだよな」

 

「ああ。一目瞭然だ」

 

「いいぜ、言ってみろよ」

 

「じゃあいくぞ。【一条康が好きな娘は"海老原あい"である】」

 

どうだ。

 

「・・・お?おう」

 

やはりな。

正解をずばり言い当てられて渋々認めてくる一条。

でも今の声じゃ跳び箱の中のエビに聞こえなかったかもしれない。

ならば!

 

「もう一度言うぞ。【一条康が一番大好きな娘は"海老原あい"である】」

 

「・・・ああ」

 

まだまだ照れがあるな。

 

「声が小さい!ワンモアプリーズ!【一条康が世界で一番大好きな娘は"海老原あい"である!】」

 

「・・・あーもううっさいな!そうだよ俺は海老原さんが世界で一番大好きだよ!」

 

<ガタッ>

 

よし!

 

「フッ。【あの顔と、あの声と、あの胸と、あの腰と、あの脚に一条康も欲情している】と。そういうことだな!」

 

「・・・なんだよ!と、当然だろ?あんな美人でスタイルもスッゲーいいんだから!聞いたからには協力しろよな!じゃあな!」

 

<ガタガタッ>

 

「おーい一条、いつ告白するんだ?」

 

「次の練習試合に勝ったらだよ!」

 

少ししつこすぎたか?

まあ当初の目的は無事達せられたな。

 

跳び箱の上の段を持ち上げる。

そこには体育座りのエビが夢見心地でふにゃふにゃになっている姿があった。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月21日THU 雨/曇 18:20>

 

エビの意向に沿って屋上で作戦会議をする。

とは言っても両想いなのは明らかになったわけだし、俺の出る幕はないと思うのだが。

 

「頑張って可愛くなった甲斐があった・・・」

 

「よしよし」

 

ポロポロと嬉し涙を流すエビ。

 

「アタシね。ちょっと前までデブでドン臭くてダサくて、ほんとどうしようもない人間だったの。ヒック」

 

衝撃の告白だな。

 

「中学入ったばっかのときとか気色悪いとかブス原とか影で言われてさ。クラスのみんなに無視されて。ヒック」

 

醜いアヒルの子という奴か。

 

「見返してやろうと思って必死で痩せて運動して、モテ方とか化粧とか服とか全部インターネッツで勉強したんだよ。今やっと報われた気がする」

 

「・・・それは凄いインターネッツですね」

 

そうか、とにかく頑張ったんだな、エビ。

 

「ねぇアタシがモデルになって活躍したら、一条くんもっとアタシのこと好きになってくれるのかな」

 

「ああ絶対そうだ」

 

こういう場合は女の子が好む夢物語を語ればオッケーだろ。

 

「【エビと一条は高校で初めて結ばれ、ラブラブなまま互いに励まし合って、エビはトップファッションモデルで女優、一条はプロバスケのスーパースターになる】」

 

「・・・うん!」

 

「【二人は人気絶頂の二十代半ばで電撃結婚。婚約会見で高校から十年間一途なお付き合いしていることを報告。国民的カップル、純愛カップルと世間からもて囃される】」

 

「・・・うん、うん!」

 

「【エビは二十代後半で一条の子供を毎年妊娠出産。三十代前半で美人ママタレントとして復帰。一条はコーチの道を選び名監督に。幸せな家庭は続いていく】」

 

「・・・えーウフフ、いいなーそうなれば」

 

「なるさ。きっとなる。信じれば必ず!」

 

「よし!信じて頑張る!」

 

希望に満ち溢れた晴れやかな表情のエビ。

さて後は。

 

一条がエビに気持ち良く告れるように試合に勝つだけだ!

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月21日THU 雨/曇 20:00>

 

居残り練習で一条に付き合ってもらう。

彼との3ポイントシュート対決はとても白熱した。

 

練習を終えてマンションに戻ると、またまた雪子と千枝が夕飯を用意してくれて・・・なかった。

愛屋の肉丼がテーブルの上に鎮座してらっしゃる。

どうやらギブアップして出前を取ったらしい。

 

台所を見に行くと寸胴鍋の中にスープが入っていた。

が、味ははっきり言って不味かった。

ただし以前のような得体の知れない物体Xではなく成長の後が見られる。

 

ベッドの上でマーラ様を駆使して小一時間説教する。

腰を振りながら二人にアクを取りの大切さを一から言って聴かせる。

 

これで少しはマシになればいいのだが。

 

 

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月22日FRI 晴/曇 6:30>

 

早朝の通学路。

 

「あれ鳴上」

 

「おはよう悠君、早いのね」

 

何故か花村と小西先輩の二人に会う。

朝から寄り添ってのお手々つないでベタベタの甘々な雰囲気だった。

 

小西先輩、どうやら大丈夫そうだな。

全校生徒の前で校長が失踪の件を暴露してしまったせいで、レイプ被害者という根も葉もない噂が流れていたのだが。

花村の隣で幸せそうにしている小西先輩を見ると、余計な心配だったようだ。

 

まあ花村が脳天気にも教室内で"処女頂きました宣言"したことが功を奏したのかもしれない。

あれで噂も一気に掻き消されてしまった感がある。

 

「おはよう二人とも。朝から・・・何というか情熱的だな」

 

「おぅ!」

 

「ウフフ」

 

俺はバスケ部の朝練なので朝が早いのだが、何故この二人はこんなに早く?

ピンと来た。

さては空き教室で朝からシッポリするつもりだな。

 

「ほどほどにしとけよ」

 

「鳴上、な、何のことかなー?」

 

「ポッ(赤)」

 

ごちそうさまだ。

 

そうか。

バスケ部の仮入部が終わったら、俺も雪子と千枝を連れて朝早く登校してみようかな。

学生服でのプレイってのも興味があった。

 

二人の邪魔になりそうなので先を急ごうとする。

すると後ろから俺の名前を呼ぶ声が。

 

「鳴上君ーーーっ!」

 

あれはエビ。

軽やかに自転車で登場。

 

「おはよ!」

 

「どうしたんだ?」

 

「今日からアタシも朝練手伝おうと思って」

 

「そうか、偉いな」

 

「じゃあ先に行ってるから!」

 

素直に感心して見送る。

 

「おい鳴上・・・」

 

「何だ花村?」

 

「あれ二年一組の海老原・・・だよな!えらく雰囲気違くね?すっげー可愛くなってるだろ!嘘だろマジかよ!」

 

「恋する乙女は日々成長するって奴だよ。それよりいいのか?彼女の手を握りながら他の女に目を奪われるなんて」

 

「あ・・・」

 

「よ・う・ちゃ・ん?ど・う・い・う・こ・と・か・なぁーーー」

 

「ゴメンナサイスミマセンモウシマセンニドトコノヨウナコトワーーー!」

 

やれやれ。

そっとしておこう。

さて俺も走って学校行くか。

 

エビが見守る中、朝練で一条とのパス連携を入念に練習した。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月22日FRI 晴/曇 20:00>

 

居残り練習で一条に付き合ってもらう。

彼とのダンクシュート対決はとても白熱した。

 

練習を終えてマンションに戻ると、またまた雪子と千枝が夕飯を用意してくれて・・・いた!

ビーフシチューと食パンである。

なぜ食パン?

 

ビーフシチューの味は普通だった。

固形のルーを使ってるので当たり前と言えば当たり前だが、これまでの二人の料理の惨状を見るに奇跡と言っていい。

ただ夕飯に食パンは頂けない。

ご飯を要求すると雪子と千枝の二人は激しく動揺する。

 

二人の妨害を振り切り台所を見に行くとジャーの中に炊き立てのご飯が。

しかし明らかに洗剤臭い。

 

ベッドの上でマーラ様を駆使して小一時間説教する。

腰を振りながら二人に米の研ぎ方を一から言って聴かせる。

 

これで少しはマシになればいいのだが。

 

 

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月23日SAT 曇 9:18>

 

「・・・モロキンほんっと最悪だぜ!」

 

モロキンに呼び出された花村がヨレヨレになって帰ってくる。

 

「どうしたの花村?」

 

「ひどい顔よ」

 

千枝と雪子が心配して声を掛ける。

 

「ひどい顔ってひどくね?いやいいけど!早紀とイチャイチャしてるところ見つかってさ―。不純異性交遊だー!なんて生徒指導室で延々説教だよ。あの野郎」

 

「ああーまあしょうがないんじゃない?」

 

「当然かも。うん」

 

「・・・え、なんで?」

 

「有名になってるぞ、お前たちのバカップルぶり」

 

一応友人として忠告はしておく。

 

「やるならもっと上手くやらないと。周りが見えてないんじゃないか?」

 

花村はそんなんだから、目の前にいる美人女子二人が既に俺の女になってしまっていることに気付かないんだ。

 

千枝と雪子の二人は明らかにこの一週間で色気を増しており、周りの男子から浴びる視線も質が変わってきていた。

誰も彼もがオスの繁殖欲をギラつかせ、犯すような目で二人の躰を舐めるように見つめてくる。

 

周囲の変化に気付いていないのはクラスの中では花村くらい。

まさしく色ボケであろう。

千枝は格闘技を修めているのでともかく、雪子はこれまで以上のガードが必要だな。

早くバスケ部の試合が終わればいいのに。

 

<チャララチャララララララララー>

 

ゴッドファザーの着信音が鳴る。

エビからだった。

すぐに電話に出る。

 

「もしもし」

 

<早く廊下に出てきて。対戦相手の戦術について打ち合わせする予定だったじゃない>

 

「あ、悪い。今行く」

 

そうだった。

慌てて席を立って廊下に向かう。

 

「最近多くない?鳴上が呼び出されるの」

 

「しょうがないじゃん。バスケ部の練習試合近いしねー」

 

「マネージャーの子が凄く頑張ってるって聞いたわ」

 

「ああーそれでか。試合来週だっけ?俺も早紀とデートがてら応援しに行こうかな」

 

背中越しにワイワイと騒ぐ声が聞こえてくる。

 

・・・そうか。

花村を使う手もあったな。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月23日SAT 曇 22:00>

 

今日から天城屋旅館でバイトである。

無事に初日を終える。

 

仕事終わりにまかない飯を出してもらい、ありがたく頂いた。

丁度良い機会なので、板長さんに雪子の料理の腕前について相談してみる。

すると怖い顔の板前さんが途端に青い顔してブルブル震えてしまった。

雪子、どんだけだよ・・・。

 

自分の将来のためにも雪子の料理の腕を上達させないと。

そう思い立った俺は板長さんと作戦を練る。

板長は喜んで相談に乗ってくれた。

相談の結果、まずは二人に毎日のお弁当を作らせることに決定。

 

その後、雪子の部屋に移動。

千枝と三人で寝る。

必死になって声を抑え、快感を濃縮させて悶絶する二人の艶姿を堪能。

 

 

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月24日SUN 晴 10:00>

 

旅館の近くにミニバスケットコードがあると聞き、バイトの休憩時間に遊びに行ってみる。

一人でドリブルとシュート練習をしていたら、暫くして旅館の客らがやってきた。

場所を譲ろうとすると「一緒にやらないか」と誘われる。

1オン1でしばらく遊ぶ。

 

客の三人とも結構な歳なはずなのに、やたらバスケが上手かった。

ムキになって全力全開で相手をしてしまう。

そのため俺の勝率が圧倒的なものになってしまった。

一番若いのだから当然と言えば当然である。

 

「そろそろバイトに戻らないと」

 

断りを入れてプレイを止める。

 

「はぁはぁ、君凄いね。何処の高校だい?」

 

「八十神高校のバスケ部です」

 

「八十神高校?聞かないな。知ってるか?」

 

「「いや知らないな」」

 

首を捻る客人たち。

そんなにバスケ界では無名なのかうちの高校。

悔しい。

 

「確かに部自体は弱いですけど、部長の一条は俺よりも断然凄いですよ」

 

自分よりも上手い奴がいると八高バスケ部をアピール。

近くIH常連の某高校と練習試合があることも伝える。

 

「【暇なら見に来て下さい】」

 

かなり興味を持ってくれたようだ。

彼らは今週いっぱい仕事で天城屋旅館に宿泊するらしい。

強く誘ってみた。

 

 

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月26日TUE 曇り 16:00>

 

「みんな聞いてくれ。練習試合の当日のスケジュールが決まった。昼スタートだから余り腹にモノ入れとくなよー。横っ腹が痛くなるからなー」

 

「「「うぃーす」」」

 

ついに試合だ。

俺と一条のコンビネーションは日に日に良くなってきている。

俺が最初に思ったとおり、一条は凄い。

バスケに限って言えば、奴は全てにおいて俺の動きを上回っていた。

俺がアシスト役に徹して一条に点を取らせることに専念すれば、オフェンスは問題ないだろう。

 

問題は守備だ。

最近は一条とエビが互いに意識し合っているのが周りから見てバレバレで、男子部員たちのモチベージョンがどうにも上がらない状態が続いていた。

このどうしようもない部員たちに、インターハイ常連校の攻撃を食い止められるとは思えない。

 

彼らのやる気を出させるにはどうすればいいか。

そのため俺は秘策を用意した。

 

「ゆうーっ!」

 

「お待たせ悠君」

 

千枝と雪子の二人だ。

 

「ちょっといいかな一条。彼女たちを仮入部させたい。臨時のマネージャーとしてエビの手伝いをしてもらおうと思って」

 

「本当かよ?マジ助かる。ちょうど人手が欲しかったんだ。よろしく里中さん!天城さん!」

 

「みんな頑張ろー!」

 

「皆さん、よろしくお願いします」

 

「「「おおおおおおおおおお!!!」」」

 

男子部員たちのテンションが一気に上がった。

さすが学校でエビと一ニの人気を争う雪子と、最近赤丸急上昇中の千枝である。

 

二人には部員たちに軽く色目を使う程度に愛想よく接するよう言い含めてあった。

千枝は男の子を会話でその気にさせるのに慣れてない。

"男性に好かれる会話術"というハウツー本を読ませ、毎日のピロートークで実技練習させて念を入れる。

天然の雪子はあまり会話すると引かれる可能性が高い。

ほんの少しだけボディタッチを許容してスキンシップ面で頑張ってもらうことにする。

 

これで二人に良いところを見せようと野郎供も頑張るだろう。

この年頃の男子の奴らホント単純だから。

勿論勘違いして強引に迫られた時用の防犯グッズは二人に手渡し済みだ。

 

「よろしく!海老原さん」

 

「よろしくお願いします」

 

「ええ、こちらこそ」

 

二人ともエビとはこれまでほとんど交流がないようだったが、傍から見る限り問題は無さそうだ。

特に千枝とエビの相性は悪そうかなと思ったのだが・・・。

恋する乙女状態の今のエビには精神的な余裕がある。

それがうまくいっている要因かもしれない。

 

しかし、あの三人が揃っている絵は華があるな。

八十神高等学校二年のトップ3と言っても過言ではないだろう。

眼福眼福。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月26日TUE 曇り 18:30>

 

「鳴上。実は俺、次の試合が終わったらバスケ辞めようと思ってる」

 

「は?」

 

練習後の更衣室で一条と二人で着替えをしていると、突然一条のカミングアウトが始まった。

 

「始めたときから家族にバスケなんて野蛮だって反対されてたんだ。うちってかなり歴史が古い家でさ」

 

なんと一条、孤児院出の養子なんだそうだ。

一条家の跡取りとなるよう引き取られて育てられてきた。

それが一転、養父母の間に女の子が生まれて環境が激変。

周りに反発して固執していたバスケにも誰も文句を言わなくなったらしい。

結果としてバスケを続けるモチベーションが急激に減退してしまったんだと。

 

「ケジメを付けるために絶対に勝っときたい。海老原さんのこともあるし、力貸してくれ」

 

気に入らないな。

 

「一条、お前は間違ってる」

 

「え?」

 

「【お前はバスケを絶対に止めたりなんかしない】」

 

「・・・」

 

「何を悩んでいるか知らないけどな。お前がバスケを止めれるはずがない。なぜなら。【お前はバスケットマンだからだ!】」

 

「・・・俺がバスケットマン」

 

「そうだ。少しでも弱気を見せたらそこで試合終了だ。次の試合に勝ちたいだと?何を弱気な。違う!【俺達は断固として勝つ!圧倒的に勝つ!】」

 

「・・・ああ、そうだな。俺たちは勝つ!」

 

ふ、迷いは消えたようだな。

 

「そして約束通り試合に勝ったらエビに告白してもらおう。【今から告白のセリフを考えておけ】」

 

「・・・勿論だ」

 

エビ、約束は必ず守るぞ!

 

 

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月29日FRI 雨 11:00>

 

試合当日。

生憎の雨。

 

既に相手チームは到着しており、準備運動に余念がない。

相手チームのチョビ髭監督が悠然と構えてる。

そう言えば八十神側のコーチとか顧問とか見たことないな。

誰だ?

 

一条に聞いてみたら、なんとモロキンが腰掛けで顧問をやってるらしい。

端からやる気なんてなくて、今日も部長の一条に丸投げだそうだ。

全くなっとらん。

 

応援に来た花村にユニフォームを着せる。

ベンチ入りのメンバが足りないので、彼にもチームに加わってもらう。

 

「俺、早紀と一緒に応援しに来ただけだっつーのに!」

 

「文句言うな。【小西先輩にいいところ見せろ】」

 

「・・・おおさっ!もうやけだ!走りまくってやんよー」

 

俺と一条以外は最初から全開で守備に当たり、力尽きたらどんどん交代していく作戦である。

オフェンスは俺と一条の二人だけで十分だ!

 

<ガヤガヤ>

 

ん?

どうしたんだ?

相手チームが騒がしい。

あれは・・・。

 

この前の昼間、天城屋旅館で一緒にバスケしたお客さんたちだった。

俺の言葉どおりにこの試合を観に来たらしい。

ほんとに暇だったんだな。

 

因みに今日は祭日でこの練習試合は部外者も立ち入り可能である。

でもなんで相手チームのちょび髭監督があの人たちにやたらペコペコと頭を下げてるんだろう。

 

「おい一条。あの人たち誰?」

 

「ばっかお前知らねーのかよ!現日本代表のコーチ陣だよ!みんな元代表で有名だった選手だ。なんでここに」

 

へー。

元代表ってあんま大したことないんだな。

一条のドライブインの方が何倍も速くて正確だったんだが。

 

まあいいや。

わざわざ来てくれたんだ。

挨拶しておこう。

一条を連れて彼らのもとへ向かう。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月29日FRI 雨 12:00>

 

試合開始。

 

「がんばれー悠!」

 

「頑張って悠君!」

 

「一条君しっかり!」

 

「こら陽ちゃん真面目にやんなさい!」

 

八十神側のベンチから黄色い声が飛ぶ。

ベンチの戦力を見比べると、女子マネの充実振りだけは圧倒的大差で八十神が勝っていた。

相手はパッとしないジャージ女一人だけである。

相手チームの男子陣からの妬みの視線が痛い。

 

まあ当然か。

八十神高等学校の美女トップ4がここに揃っているわけで。

それだけで神々しい。

 

そして肝心の試合の方だが。

開始十秒で試合の結末がわかってしまう。

 

ティップオフのボールを驚異的なジャンプ力で一条が叩き、俺があっさりキャッチ。

そのままドリブルで突き進んで相手のデフェンスを引きつけてから一条にパス。

練習のマッチアップで散々俺がやられた、一条得意の高速ドライブインからのレイアップであっさり得点。

相手チームはほとんど反応出来ていなかった。

 

一瞬で体育館が静まり返る。

 

なんというか。

これがインターハイ常連校の実力なのだろうか。

うちのやる気のない部員たちに毛が生えた程度のレベルじゃないか。

 

もし仮に俺が一条と一緒に本気でバスケに打ち込んだとしたら、全国制覇も可能かもしれない。

だが俺にはあのマヨナカテレビの謎を解き、殺人犯を捕まえてこのゲームをクリアするという使命がある。

バスケばかりに構ってはいられない。

 

やはりバスケ部のことは一条に任せよう。

というかこの試合も一条一人でも全然余裕だろ!

 

この試合、俺は一条のアシストに徹することに決めた。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月29日FRI 雨 14:00>

 

<ビー>

 

<シュパ>

 

一条がブザービーターを鮮やかに決め、試合終了。

 

試合結果は八十神高校の圧勝。

88対44のダブルスコア。

その得点の半分以上を一条が叩き込んでいた。

 

この試合により一条は「八十稲羽に一条有り」と県下にその名を轟かすことになる。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月29日FRI 雨 14:40>

 

「遅かったじゃないか」

 

シャワーを浴びて更衣室で着替えていると、やっと一条がやってきた。

一条は何やら困惑した表情を浮かべている。

 

「どうした?」

 

「日本代表のコーチの人たちに呼び止められてさ。海老原さんが撮ってた今日の試合の動画をコピーさせてくれないかって。あと・・・」

 

「あと?」

 

「進学先がまだ決まっていないなら、スポーツ推薦でうちの大学に来ないかって」

 

大学の名前を聞いたら、東京にある超有名私立で、バスケの強豪校だった。

 

「で?」

 

「突然そんなこと言われてもな。少し考える時間をもらったよ。あ、鳴上、お前のことも探してたぞ!」

 

「ん、俺はいい。この試合を最後に俺はバスケを引退するよ」

 

衝撃の告白である。

まあもともとこの試合が終わるまでの仮入部だったのだが。

 

「な、お前何言って!?ふざけんなよ!」

 

「【聞いてくれ一条】」

 

「・・・なんだよ」

 

「俺は来年の春にこの街を去る。それまでにこの街でやらなければならないことがある。【残念ながらそれはバスケじゃない】」

 

「・・・ぐっ」

 

勿論マヨナカテレビの件もあるが、あまり部活が忙しいと雪子と千枝を可愛がる時間が無くなる。

あと昨日バスケ漫画全巻読み終わったので正直もういいかなって。

すまん一条。

 

「【お前のバスケ人生の栄光の時代はまだまだ先にある。IH優勝。日本代表選出。オリンピックメダル獲得。アメリカ進出。NBA優勝】」

 

「・・・」

 

「俺は・・・俺のは今日の試合だった」

 

「・・・」

 

「一条ありがとう。今日の試合お前がいたから勝てた。もう思い残すことはない。【止めてくれるな】」

 

「・・・鳴上」

 

俺の引退に涙を流してくれている一条と固く握手する。

一条もわかってくれたらしい。

 

さて。

試合にも勝ったことだし。

 

「一条、さっさとシャワー浴びてこい」

 

「なんで?」

 

「エビを体育館裏に待たせてある」

 

「うぇ!?」

 

約束を果たしてもらおうか。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月29日FRI 雨 15:00>

 

練習試合の打ち上げを兼ねて、愛屋でちょっと遅い昼食会をする。

愛屋の昼の開店時間は15:00までだが、あいかちゃんに頼み込んで店を閉めないでもらってる。

 

「「「おつかれー」」」

 

ジュースで乾杯。

運動の後の一杯は本当に美味しいな。

 

「肉丼お待たせ」

 

あいかちゃんが一条の頼んだ肉丼を持ってきた。

相変わらずの無表情っぷりだ。

 

あの顔であのフェラだものな・・・。

ついこの間の自宅玄関先の出来事が思い出されて仕方ない。

おっといかん、じっと凝視してしまってた。

 

「あ、それこっちね!はい、康君」

 

「お、おう」

 

エビが肉丼を受け取り。一条の前に甲斐甲斐しく置いてあげてる。

その意味に気付くことなく、花村があいかちゃんの方を見て驚いていた。

 

「あれ?あいかちゃんじゃん。いつからここでバイト始めたんだ?」

 

「ううん。ここマイハウスー」

 

「もう陽ちゃんはもっと周りに気を配った方がいいよ。でも今日の陽ちゃんはちょっとはカッコ良かったかな」

 

「えー、そうかなー、俺的には普通だったけどー。デヘヘ」

 

相変わらずの花村と小西先輩のイチャつきであった。

ただまあ今日は気にならない。

もっとテンパッてる二人が直ぐ傍にいたので。

 

「一条、食べないのか?」

 

「・・・あ、ああ」

 

「康君、先に食べていいよ。試合であんなに活躍したんだもの。お腹減ってるでしょ。ね」

 

「ありがとう。あ、あいさん」

 

まあ二人の態度を見ていると聞かなくてもわかるけども一応。

 

「それで、二人は付き合うことになった、でいいんだな?」

 

「ぐっ、ぶほっ」

 

「だ、大丈夫!?康君!」

 

「うわっキタネー」

 

「あらあら」

 

一条の吹き出した米粒の嵐が、向かいに座っていた花村を襲う。

互いの恋人を甲斐甲斐しく世話するエビと小西先輩。

 

「へー、二人付き合うことになったんだ。やるじゃん一条君」

 

「おめでとう、二人とも」

 

「美男美女の似合いのカップルだな」

 

千枝と雪子の二人と一緒に祝福の言葉を贈る。

 

「えーどっち?どっちから告白したの?」

 

「うん興味ある」

 

「それは一条だろ。な、一条?」

 

一条はゴホゴホッと咳込みながら恨みがましい目でこちらを睨みつけてくる。

ニヤニヤ。

 

「ゴホッ、ああそうだよ!俺から告白しました!彼女の方も前から俺のこと気にしててくれたみたいで」

 

「も、もうっそんなことまで言わなくていいから」

 

両想いであったことを一条自ら暴露してしまいエビが赤面。

キャーとかイヤーンとか女性陣たちが姦しい。

雪子は特に興味津々だ。

 

「もしかして海老原さんがバスケ部に入ったのも、実は一条君のためだったりするの?」

 

「・・・そうなる、かな。ポッ(赤)」

 

「いいね。そういう関係って」

 

「へー。ごめんねー海老原さん。あたしアンタのこと誤解してたわ。一緒にマネージャの仕事してみてわかったけど。なかなか根性あるじゃん」

 

「別にいいわよ。ちょっと前まで部活サボってたのは事実だし」

 

千枝もエビを頑張りを認めたようだ。

女同士の会話が盛り上がる。

それを横目で微笑ましく眺めながら一条に語りかけた。

 

「で、大学の推薦だっけ。その話受けるのか?」

 

「・・・ああ、受けようと思ってる。なあ鳴上。久々に試合してわかったんだ。もしかして俺ってさ。もっと上のレベルでも通用するんじゃないかって」

 

それは最初から俺もそう思っていた。

初めて体育館を訪れたときに見た一条のひたむきな練習姿。

その姿を見た瞬間、俺はバスケではこいつに勝てない、勝っちゃいけないんだって思ったんだ。

 

「お前と一緒に練習するようになって、なんかバスケのコツみたいなの掴んだっていうかさ。相手が止まって見えるんだ」

 

「"ゼロの領域"って奴か」

 

「面白いようにシュート決まって、試合中このレベルじゃ物足りねぇって思うようになってた。マジで鳴上には感謝してるんだ。ありがとうな」

 

そこで一条が顔を寄せてきた。

俺にしか聞こえない声で決意表明。

 

「んで、夢物語かもしれないけどな。いつかお前が言ってたけどプロになって優勝って奴?もしそこまで行けたら、あいさんにプロポーズする」

 

それだけ言って顔を離す一条。

照れたような口調だったが目は真剣だった。

フッ。

 

「一条、それお前の悪い癖だ」

 

「え?」

 

「もしなんて言うな。言うなら【絶対】だ」

 

「・・・絶対か。ああ絶対だ!お前がバスケを辞めるのは残念だけど、お前の分までバスケ頑張るよ。応援しててくれよなっ」

 

「ああ、勿論!」

 

にこやかに笑い合う俺たち。

 

「仮入部組のアタシたちも部活続けられないけど、一条くんのことこれからも応援するよ。ね、雪子」

 

「うん。一条くんならきっとプロになれる。あんなに凄かったんだもの」

 

「俺も応援するぜー、な、早紀」

 

「もう陽ちゃんったら。でもそうね。将来活躍したらうちの酒屋の宣伝とかお願いできないかな」

 

仲間たちがそれぞれ一条に声援を送る。

隣に控えていたエビがそっと声を上げた。

 

「あの康君。あたしはバスケ部にいてもいい?最近始めたマネジメントの勉強面白くなってきちゃって。公私混同はしないようにちゃんと気をつけるから」

 

「あったりまえじゃん。あいさんにはマネージャーとしてもずっと俺のことを応援していて欲しい」

 

見つめ合う二人。

いい雰囲気だった。

それを受けてまた花村や千枝が二人を囃し立てる。

打ち上げは終始和やかな中で行われた。

 

「あー、俺の肉丼まだ来てないんだけど」

 

「え、君、誰?」

 

「俺サッカー部の」

 

「肉丼お待たせ。まいどー。あと鳴上君、約束」

 

ああ、わかってるよ。

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月29日FRI 雨 15:45>

 

「ちょっとトイレ」

 

仲間たちに断って中座する。

トイレの隣にある"スタッフオンリー"と記された扉から中村宅にお邪魔する。

あいかちゃんが待っていた。

 

無理を言って営業時間外での対応をお願いしたお礼をする約束になっていた。

 

「うん。ズボン下ろしてー」

 

またイマラチオである。

手早く終わらせるためにあいかちゃんの小さな頭を掴んで刺激を強くする。

 

「じゅっぽじゅっぽじゅっぽ」

 

「ううっ」

 

<ドクンドクン>

 

あいかちゃんの小さな口の中に、白濁したペルソナ液を零れそうなほど流し込む。

 

「ごくっごくっ、もぐもぐ、ごくっ」

 

「・・・ふうぅ。まずいんじゃなかったの?」

 

腰を引く。

ぬぱぁと糸を引いてマーラ様が口から外れる。

 

「うん。忘れられない、味」

 

無表情ながら頬がややポッとなっている。

 

なんだろう。

俺の味にハマりかけ?

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月29日FRI 雨 16:00>

 

皆が食事を終えて店を出ると雨が一時的に止んでいた。

商店街を皆で漫ろ歩く。

 

すると隣にエビが寄ってきた。

 

「鳴上君あのさ。協力してくれて感謝してる。アンタ優しいからさ。ちょっと甘えさせてもらったの。迷惑だった・・・よね」

 

「そんなことないさ」

 

「いつか語ってくれた夢。実現出来るように精一杯努力してみる。モデルの勉強と女子マネージャーの仕事、掛け持ちはしんどいけどさ」

 

「そうか」

 

「康君と一緒の大学に行きたいから勉強もしなくちゃ。もう学校サボってる暇なんてないわね」

 

「大丈夫。【君なら必ず出来る】」

 

「・・・うん!こんな気持ちになれたのアンタのおかげ。ありがとうね、鳴上君!」

 

そう言ってエビは一条の隣に駆けていった。

一言二言言葉を交わし、上気した顔で腕を組む一条とエビ。

初々しくてこそばゆい。

 

気がつくと俺の左右に雪子と千枝が。

一緒にエビと一条の寄り添った後ろ姿をにこやかに眺めていた。

 

そう言えば二人とはまだ恋人つなぎをしてなかったな。

花村と小西先輩は例のごとく二人の世界に逝っているので気づかないだろう。

そっと二人の手を握る。

 

「悠」

 

「ご主人様」

 

驚いたようにこちらを見てくる二人。

微笑んで応じる。

俺たちは三人で寄り添いながら仲良く商店街を進んでいった。

 

 

 

 

 

<YU SIDE 2011年4月30日SAT 晴 12:40>

 

「千枝は緑の方だよね」

 

快晴の校舎の屋上でお昼ご飯である。

雪子が緑と赤のカップ麺を持ってきた。

 

「サンキュー。おほほ、この匂いが堪らないんだよねー」

 

「まったく。インスタントものはほどほどにな」

 

「いいじゃん偶には。好きなんだー、このお出汁」

 

「うん、私もこのお揚げが大好き」

 

ふー、仕方ない。

朝二人の弁当作りを手伝って何とか一人前は出来上がったのだが。

三人で食べるには少なすぎて、やむなくカップ麺の出番と相成った。

 

「「いっただきまーす」」

 

うん、なんとか食べられるレベルの弁当になってる。

 

「それでさ悠。テレビの中の探索ってどこまで進んだの?犯人の目星ってついた?」

 

「私も気になる。もし自分が誰かに殺したいほど恨まれているなら、知らなきゃいけないと思う」

 

食事しながら事件について訪ねてくる二人。

だが正直なところ進展はない。

 

「小西先輩と雪子を続けて救ったことで警戒しているのかもしれない。相手が尻尾を出すまで地道に探していくしかないかな」

 

「そっかー」

 

「私たちも調査を手伝えればいいんだけれど」

 

残念そうな表情を見せる千枝と雪子。

しかし俺からしてみれば二人を危険に晒すなどもってのほかである。

二人には極力安全なところにいて欲しかった。

 

「ん。個人的に調査よりも・・・もっと切実に協力して欲しいことがあるんだけど」

 

二人のスカートの中に手を忍ばせる。

 

「え、もうバカッ昨日もあんなにしたじゃん」

 

「・・・(赤)」

 

俺たちはこの日初めて青姦を決行した。

学校でのダブルフェラ&連続交尾は燃えるものがある。

花村と小西先輩がはまるわけだ。

妙に納得。

 

「あ、お揚げ」

 

雪子それ違う。

それは俺のお稲荷さんだ。

 

 

 

<SYSOP 2011年4月30日SAT 晴 --:-->

 

一条康は八十神高校二年生でバスケットボール日本代表に選出され、日本バスケ界初の高校生日本代表として活躍し一躍脚光を浴びます。

一条康は八十神高校三年生でIH杯優勝後オリンピックに参加し、バスケットボール日本代表初のメダル獲得に対して特筆すべき貢献をします。

一条康は東京の有名大学に進学して大学一年生で大学選手権優勝した後、二年生で交換留学生としてアメリカの大学に転籍して頭角を現します。

一条康は大学卒業後ドラフトでNBA入りを果たし、日本人として初めてレギュラーシーズンを通しての活躍を見せ、日本でバスケブームを巻き起こします。

一条康は26歳でNBAのファイナルに進出してMVPを獲得し、帰国時の空港でマスコミに囲まれながらも海老原あいにプロポーズをしてしまったことで国民的カップルと認められます。

一条康は鳴上悠の仲人で海老原あいと結婚して三人の子供を儲け、三十代で現役引退後は有能な監督として日米で活躍をします。

剛毅のアルカナが消滅しました。

 

海老原あいは一条康と同じ大学に進学し、一年生にも関わらず圧倒的得票率でミスキャンバスに選出されます。

海老原あいは大学在学中モデル事務所に所属してファッション誌を中心に活躍し、CAMCANの専属モデルに抜擢されます。

海老原あいは大学卒業後女優業にも進出すると同時に、あい自身の美しさが要因で売れているにもかかわらず、何故かそのメイクと着こなしが"男&友達受けの良いエビOLファッション"と銘打たれて持て囃され、大流行して社会現象となります。

海老原あいはMoDonaldsのCMに出演して"エビちゃんフィレオ"を1億食を売り上げ、エビ効果と称されてCMクィーンになります。

海老原あいは26歳で一条康のプロポーズを受け入れ、婚約会見の場で交際を開始するまで処女だったことをテンパった康に暴露されてしまい、仕方なく「私の青春にはいつも彼がいました」の名言を残します。

海老原あいは鳴上悠の仲人で一条康と結婚して三人の子供を儲け、美人ママモデルとして息の長い活躍をします。

月のアルカナが消滅しました。




"スーパー一条"×"キレイなエビ"のカップリングです。そして件のモデルさん、結婚しても三十路になっても美人は美人だなと。
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