※この作品はR-18です。

東方無限城   作:yukimi06

1 / 3
Web小説初投稿です。至らぬ点など有りましたらご指摘お願いします。続けるつもりですが、作者の心が折れたら途中で投げるかもしれません。頑張って続けるつもりなのでよろしくお願いします。


物語の始まり

 事の前触れは、いつも突然だ。

例えばお茶会の途中にスプーンが床に落ちたり。

あるいはいつもサボっている門番が真面目に仕事をしていたり。

後からどんなに考えても、どれが異変の始まりだったかは分からない。

しかし、わずかに崩れた日常が、大きな異変を呼ぶ。

物語の始まりというものは、得てしてそういうものだ。

 

 「おーい、霊夢。遊びに来てやったぜ!」

よく聞き慣れた、良く言えば元気な、悪く言えばうるさい声が聞こえて、私は箒を掃く手を止めた。

「魔理沙、また掃除の邪魔しに来たわね」

「邪魔とは酷いな。せっかく有益な情報持ってきたのによ」

そう言ってけらけら笑う帽子を被った黄色い髪の少女の名は霧雨魔理沙。私の親友であり、同時に商(・)売(・)敵(・)でもある。

そして私の名は博麗霊夢。博麗神社の神主にしてこの幻想郷のバランスを保つ仕事をしている。

「それで、有益な情報って何よ」

「お前も聞きたいだろうなと思ってよ。あの突然現れた城についてだよ」

「ああ、紅魔館の近くに現れたやつね。入口が見つからないって言って、レミリアが中に入るのを諦めたやつ」

「そうそう。その城なんだがな。入口が見つかったんだよ!」

「それ、ホント?レミリアも散々探したけど見つからなかったって言ってたし、ガセ情報掴まれたんじゃないの?」

「ところが!ガセじゃないんだなーこれが。入口を見つけたのは他でもない、この私なんだからな!」

「…ふーん」

「おいおい、反応が薄くないか?まさか私を疑ってるのか?この大魔法使い魔理沙さん、チンケな嘘を吐くほど落ちぶれてないぜ?」

「その大魔法使いさんに、私が今までどれほど振り回されたと思ってんのよ。そもそも、レミリアが散々探して見つからなかったのに、どうしてアンタが急に見つけたの」

「それが私も不思議なんだが、私が城の手前まで行くと、スーっと扉が急に現れたんだよ。まるで私を招き入れるかのように。」

私は、それを聞いたとき少し嫌な予感がした。まるで虫の知らせのように。そして、こういう予感は大体当たるのだ。

「とにかく、入口が見つかったんだから調査しようと思う。霊夢も一緒に行こうぜ!もしかしたら、すごいマジックアイテムなんかが眠ってるかも…」

「私は行かないわ」

「ど、どうしてだよ!」

「今のところ、あの城はそこにあるというだけで幻(・)想(・)郷(・)に(・)害(・)を(・)及(・)ぼ(・)し(・)た(・)り(・)は(・)し(・)て(・)い(・)な(・)い(・)。まだ博麗の巫女が動く段階では無いわ。行くならあんた一人で行きなさい。マジックアイテムとやらも見つけたいんなら好きにすれば良いわ」

「もういい、私一人で行く!何か見つかっても知らないからな!」

そう言って、魔理沙は箒に跨がり謎の城へと向かった。

 

それから3日経っても、魔理沙が戻って来ることは無かった。

 

 

 

 




ここまで読んでくださり、感謝です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。