「もう、あのグリムリーパーと呼ばれる機体には乗らんといてください」
宣言した後、ゴムを咥えたミサが、ひとつひとつ下着を脱ぎさる。デュオのワイシャツを借りて纏ったのは、何となく。そうした方が男は喜ぶ。という都市伝説を、信じたが故に。
「ウチが、全部。受け止めるから」
とはいえ、この状況。イレギュラーすぎて勃ちにくいのだろうか。まだ、状況を呑み込めてないデュオに、若干の刺激を与えるがため、その豊満な体を上手く使い、太腿でゆっくり逸物に圧をかける。男ならば、反応しないわけが無い。
「ッ、う、おまっ……」
「ええんよ。遠慮せんといて。ほら、おっきさせてな?」
たわわに実った果実は、優しく胴や顔の付近に押し付けて。彼女の愛で、優しく理性を溶かしていく。もう、彼の意識が、目の前にしか行かないように。
これだけ見ると、ただの純愛という名の行為にしか見えない。だが、デュオの手には手錠。出来るのは、せいぜい起き上がることのみ。ミサは、どこでこんなものを用意したのか。頭の中、まだ働いている理性の部分で考えた。
そこで、彼はふと思い出す。そういえば、かつて研究所時代の持ち物の中に、入っていたものだろうか。どうやら、それを目ざとく見つけ、使用しているのだろう。
「……ん、く」
暫くして、理性に抑えきれなかったのか、彼のモノは大きく起き上がり、ミサの目に留まる。はち切れんばかりのそれが、これから入るのか。と思うと、こくり。と喉を鳴らした。
「大きくなっとる。こんな、こんなに逞しいんか。これが、ウチのなかに」
惚れ惚れとする大きさではあるが、惚けてはいられない。ゴムの袋を切って、装着させる行為に移る。だが、実際に着けるその前に、彼女は、そのままの状態で膣口に当てがうことにした。
「ここまで来たら、怖気付いたらあかん。あとは、ウチの度胸。それと……まぁ、大事なハジメテは、そのままで貰って欲しいし」
少々の深呼吸。静寂を一瞬でも作り、精神を整える。覚悟は、できた。
「……ミ、サ?」
反対に、デュオは既に、思考を働かせるだけの理性はない。既に分泌された愛液で、しとどに濡れた秘所。彼女自身もまた、体を擦り合わせるだけで。更に言えば、このシチュエーションにすら、情欲の熱を覚えていたのだろう。
「ほな、行くで。……ん、ッ」
くちゅり、と音が鳴る。彼女はゆっくりと腰を下ろすと、思いのほか、抵抗なくぬるりと入ることに気づいた。濡れている。ということもあれば、彼女自身、思春期を超えきっていない乙女。一人で軽く致すことも、あっただろう。だから、体は少し慣れていたようだ。だが、大事な膜は残っている。押し込むだけだ。
「ウチの、ハジメテ。ささげるわっ……んひっ……!?」
ぱちゅん。と音が鳴る。膜を突き破るように、腰を一気におろせば、深く深く突き刺さる。破瓜の血が、結合部から滴り落ちるのを感じては、彼女は遂に性の営みを実感する。
「こんなん、ゴムつけてやるのは、勿体ない気ぃ、するわ。ん、しょっ」
「ぅ、ぐっ」
とはいえ、最初の最初は、着けてすること。それも、彼女の"計画"の内にあることなのだ。だから、一旦腰を浮かび上がらせ、ゆっくりと抜く。この行為をする中で、不思議と彼女は痛みを感じなかった。アドレナリンの方が、彼女の中で強いのかもしれない。ある意味、好都合だ。
「それじゃ、つけるで。ん」
再びゴムを咥え、そそり立ち、破瓜にて出た血が生々しくついたモノに、丁寧に被せていく。大きさに見合わないんじゃないか。と思ったが、そこは無理やりなんとかした。破れてしまってもいい。とは思うが、まずは普通に、少し足りない快楽で堕とさなければ、意味が無い。
「できた。ほな……おせっせ、しよか」
こんな言葉を、どこで覚えたか。彼女自身、深くは思い出せない。ただ、ネットの海を泳いでいたら、これくらいは身に付くものだ。
「んっ、く。ぁっ。ふ、ふふ。ほんまに、おおきい」
再び挿入する時は、膜も破ったおかげだろうか。奥まで到達する事に、完全に抵抗などなくなった。
「あかんわぁ。んッ、これ」
到達されてしまった子宮は、モノを受け入れ、搾り取ろうと締め付ける。きゅん。疼いてしまい、熱は昂る。もう、我慢などできない。
「っ、はぁぁ……い、んく。ええ、わっ、これ……っぁ!」
「うぐ、ぁ、っ、あ」
気づいた時には、腰が動き出していた。ぐちゅ、ぐちゅり。水音は大きく、室内に響きわたる。ほぼ監禁状態。女性優位の騎乗位で、彼女は淫らに跳ね回る。兎のように盛ってしまえば、もう止まることなど出来やしない。
「ひ、ぁ、っ。こんな、奥。開発されんと、無理。って、言う……んん! の、にっ、こんなええ、もんなんかっ!?」
ポルチオ、と呼ばれるその部分。本来はぶつけられても、いわゆる性の開発をされない限り、大きく感度を得られない。しかし、どうしたことか。彼女はそこに当たるだけで、トんでしまいそうになる。だが、それは自分だけではないと覚ったのだろうか。
「ッ!」
「うぐっ……!?」
不意に、彼女はギュッ。と腟内を締め付けた。すると、ゴム越しに、温かいものを感じる。ああ、そうだ。精が放たれたのだ。どく、どく。と震えている。
「いっ、ひ。んんっ……!」
勿論、彼女自身も軽く達する。だが、足りない。こんなものじゃ、足りるはずがない。ぬるりと抜けた逸物自体も、まだまだ固く聳えたままだ。
「んっ、これ……」
かなり薄かったゴムに、どっぷりと溜まった白濁液。こんなのが子宮に当てて出されたら、どうなってしまうのだろうか。幸い、この日は安全。と言われる日だ。勿論、着床する確率はあるだろう。それでも、彼女の脳は、もうここまでしているのだから、ブレーキなんてとっくに壊れていた。
「もう、ゴムないねんけど」
元々、用意していたのはひとつだ。一枚さえ、あれば良かった。だが、止まれないと知ったからには、再び入口へとモノを添える。
「びゅーっ、びゅーって。射精したいやろ? ……ウチも、奥に。びゅーっ、びゅーって。射精されたいねん。ぁ、んっ」
「ッ……!?」
先っぽから、再び腟内へと招き入れた。とても、熱い。デュオは、一回射精したことにより、理性を取り戻しかけていた。だが、戻す前に勝負を仕掛けられ、再び為す術なく快楽に身を委ねてしまう。闇夜にて、街頭に集まる蝶のように。快楽という甘い罠から抜け出すことなど、ハナから不可能なのだ。
「今日、大丈夫な日やから……」
だから、ミサもまた。その罠にかかった雄を、雌としての本能か。はたまた。
「いっぱい、だしたってな」
囁くその言葉は、彼女が彼を、繋ぎ止めるためなのか。
「ぁ、んっ、ひぃ、ぅあ、あっ。んッ、くぁ……!」
もう、止まらない。パン、パンッと、ぶつかり合う音が鳴る。腰使いは荒く、およそ初めてとは言えないものだ。時に畝り、時に締め、搾り取る事ばかり考えているのだろうか。激しさを増すだけでなく、先程までの促すような言葉もなく、ただ喘ぐ。
「ぃ、ぁ、ひっ、いっ、ぁあっ、あっあっあっ」
遠慮なんてしない。獣のように鳴き、ぬちゃ、ぐちゅ、ばちゅ。と淫らな音を響かせ、結合部からは泡立つどちらとも知れぬ混ざりあった汁が漏れ、白かった肌は既に桜色に染まる。胸は大きく揺れ、これ以上ないくらいに、淫靡な姿をさらけ出しながら、跨り腰を振るミサ。その腟内で、大きく震え、降りきった自身の子宮にモノが当たることを感じれば、その目には、彼を繋いで、彼と繋がり、結ばれることのみが頭にあった。
「んぁ、はぁぁん、ひっ、ぅ、ぁっ、キ、そう、なん。あ、はっ!」
散々気づいてこなかった想い人は、今彼女の下で快楽に溺れている。あの唐変木が、鈍感朴念仁がだ。そんな彼に襲いかかる死神から、身を呈して守るように。或いは、彼女自身を満たすように。そして、願わくば。過去の悪夢から、開放させられるように。だから。彼女は囁いた。
「ッぁ、ん。……しきゅーに、あてたまま。イって」
それをくらってしまあば、男は溶けた理性の中で、その通りにするしかできないのだ。
「ぐ、……ぁ、っあああ!?」
ダムが決壊するように、抑え込まれていたためか、熱く滾り、ドロっと濃く濁った精液は、行き場を求めるように放たれる。瞬く間に、少女であるミサの子宮を満たしていく。
「ひっ、いっ。は、ぁああぁんッ、き、たァッ。あっ、あっあっ、ぁああッ、ァっ、んっんん、ッ!」
長く、永く。どく、どく。びゅ、びゅ。と流し込み、お腹の奥を満たしていく感覚に、この日一番の絶頂に昇りゆく。1度しってしまえば、癖になる。という言葉の意味を、初めてこの時彼女は理解した。注ぎ込まれることが、こんなにも幸福ならば。もう、戻れなくなってしまうだろう。
「ぃ、ひっ、ぁふっ……ぇ、へへ……」
デュオの鍛えられた胸板を、優しく撫でる。先程までの激しい好意から、酷く真逆で。その甘美さが、男をさらに狂わせて。
「大丈夫。ウチがこれから、受け止めるから。だから、もう。一人で背負わんといて。悩まんといて。ウチが、居るから」
その晩、少しでも過去ではなく、 現在 の自分を刷り込むべく。もう辛い想いをしなくて済むように。彼も回復できるように。彼女自身も、満たしていくように。
「だから、もっと。シよ?」
彼女は、この晩彼を貪る。そうしなければならないと、強く思ったから。また、彼も。夜のうちに彼女に溶かされ、彼の氷山のような心を、この日から少しずつ崩され、暖められていく。
これは、彼が初めてミサに、過去など含め暴露した日の夜の事であった。
なんで書いたんでしょうね???
まぁ、そんなこともあるという事で。ダーティーな雰囲気があるので、挑戦してみるのも一興。吉と思ったのでしょう。
さて、これからは書かないはず!←