※この作品はR-18です。

エロ同人の世界が現実化した結果逃げ出したくなりました   作:ははもり

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下を向くな上を向いて笑え

「た、助けて種付けおじさーん!!」

 

俺は全力でカルデアを走り、フレンドの種付けおじさんこと新見春夫の元まで走る。

このおじさん、なんとマジカルちん●を持つと豪語しており、その一物で落とした女性サーヴァントは数知れず、他所のフレンドの女性サーヴァントまで寝取ったという曰く付きの少し薄汚い小太りのおじさんなのだが俺にとっては救世主であった。

 

「…………うわ、藻付かよ………… やめてくれよ、お前んとこの女…………しんどいんだよ…………」

 

「そんなこと言わないで助けてくださいよ!? 俺死んじゃいますよ!! 言っておきますけど俺主人公じゃなくてサブの端役なんすからね!? エロ同人みたいな展開になってるけど主人公じゃないんですからね!? 寝とりものでもないんすよ!? なんでこんな展開になってるんですか!?」

 

「それはエロ同人でいう、モブが女性サーヴァントに狙われるという希少ものだな、良かったな運がいいぞ」

 

「よかねーやい!! 退魔忍みたいな顔で襲われる身にもなってくださいよ!!」

 

「いや、俺は好きだよあの顔、尊厳崩壊してて支配欲が満たされるし」

 

「だったら相手してやってよ!!」

 

「………………あの性欲の塊『共』を相手するのは俺でもしんどいから」

「せめて! せめてメイヴちゃんだけでも相手してください!! 他は我慢するんで!!」

 

「一番しんどい所じゃねーか!? ちっ、まあ、前回ウニとか色々融通してもらってアルトリア・キャスターがスキルマになった礼もあるしな……しゃーねえ友人の陽キャのやつも呼んでやる、あいつと二人でメイヴのやつを請け負ってやるよ」

 

「あ、あの寝とり名人の陽キャ、伊藤万小一さんを! ありがとうございますありがとうございます!! このご恩は忘れません!!」

 

「お前も大変だな……俺なんか咥えさせればいいだけだが、お前はそのまま引きちぎられる勢いだもんな……頑張れ」

 

そんなこんなで、俺は春夫さんとの約束を取り付け、安堵の息を吐くと、覚悟を決めてマイルームへと帰る。

マイルームへと帰れば、ジャンヌと邪ンヌが頬を赤らめ、全裸でバイブ震わせ待ち受けていた。

いつもの光景に俺は大きなため息を吐くと、いつものようにベッドへ向かい、服を脱ぐ。

最初は、そう、最初は良かった。

最初は絶世の、それこそ時代が時代なら国を傾かせたであろう美女とあっはんうっふんとした関係を持てるだなんて夢なのではないかと思ったものだ。

夢なら良かったと何度思ったことか。

…………これが夢なら早くこの悪夢から覚めてくれとすら思う。

ああ、自己紹介が遅れたね、俺の名前は堀田藻付(ほったもづく)転生者だ。

頭のおかしな神にも会ってなければ異世界から引き込まれた訳けでもなく、気がつけば赤ん坊からリスタートした系。

いや、それは今置いておこう、今生の生はFate/Grand Order、FGOと呼称される世界であり、どちらかというと先ほどの会話からも分かる通りゲームよりの世界だ。

フレンドがおり、数多のカルデアと繋がっていて、数多の主人公、人間と関われる世界、正直最初は頭おかしんじゃないかとすら思ったが、転生そのものが頭おかしいのでそういうのもありかと納得した。

だが、数多の世界があり、数多のカルデアがあるということは、それ相応に異常に過ぎるカルデアもあるということだ。

今現状俺は、俺のモノを咥えて恍惚の笑みを浮かべている二人を見て、頭を抱える。

ああ、言い忘れていたが、俺は確かにFGOの世界に転生した。

だが、それはFGOの世界に似ているというだけで、別にそのものとは言っていない。

そう、俺は

 

――――エロ同人のような頭おかしい世界に転生した。

 

あぁ……夢なら本当に覚めて欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めれば赤ん坊からやり直しだと言い渡される気分とは一体全体どういう気分だろうか。

俺はとくに神のお告げのようなものを言い渡されもしなかったが、正解は最悪であるの一言だ。

前世では別に何かに秀でていた訳ではないが、いたって普通に幸せを噛み締めていた。

彼女は学生時代にいたきりで、そこから先、社会人となった今では女性関係についぞ触れる機会は無かったが、仕事は充実しており、日常生活も満喫できていた。

だから不満なんてものはさらさら無い人生だと言えただろう。

だというのに、目が覚めれば赤ん坊から、あまりのショックに泣き叫びそうになったよ。

 

 

ただ、まあ、父と母は前世と同じだったのでそこだけはまだ良かった点ではあったか。

若い父と母の愛を受け、俺はやり直しという苦行に前向きに取り組むことにした。

勉学に運動に、友人関係にと色々頑張った結果、俺は普通に最難関大学へ進学し、優良企業へと入社した。

これで親への恩返しができるし、前世では達成できなかったことなどを色々塗り替えれて満足した矢先、俺は黒服のあんちゃんに拉致された。

 

 

なにかの事件に巻き込まれたのかと危機を感じてビビっていれば、黒服は俺を落ち着かせるためなのかなんだったのかは分からないが、俺は選ばれたなんちゃらだとか、カルデアと言う場所に連れていくとだとか丁寧に教えてくれた。

 

 

…………カルデア?

 

マジで? 俺ってばもしかしてFGOの世界に転生したの?

死と隣り合わせどころか時代ごと消滅の危機なんですけど?

え、ヤバくない? というか主人公の藤丸くんだか藤丸ちゃんだとか、ちゃんといますよね? 俺が主人公だとか絶対に無理だからね? 世界を救う力量とか絶対にないからね? いるよね?

 

…………え、いるよね!?

 

そんなこんなビビり倒しながらもカルデア到着すれば、オルガマリー所長が腕を組んで貴方にはそこまで期待していないというありがたいお言葉をいただいた。

まあ、事実期待されるほどの力量も無いので、別にいいのだが、俺は初対面の相手に罵倒される趣味はないので普通に不快だった。

 

しかしFGOというゲームどころか色々な情報誌、媒体から彼女の性格を知っている俺は、彼女が孤独であり強がりな性格、しかも頼れる相手がレフ・ライノールとかいう魔神柱杉田とかもう普通に魔術師やめて一般人として生活をした方が絶対幸せだよねと言わしめるほどに哀れな人生だ。

 

同情した。

 

哀れに過ぎる人生だ。

 

俺は哀れな彼女に同情し、どうせ大元のストーリーなんて俺の力では変えれんだろうと半ば諦めているのでどうせなら彼女が死ぬまで優しくしたろと全力で尽くし、できるだけ優しい対応を心がけた。

 

懐かれた。

 

別にそういうつもりなんて欠片も無かったというには嘘にはなるが、ならんほうがいいだろうなとは思っていた。

見殺しにする時胸が痛むし。

だがまあ、なるようにしかならんかと諦め、カルデアのマスターとして、何故かオルガマリーを先生として魔術や戦闘の訓練を受けていたのだが、戦闘の才能はあったのか、息切れなんて全くしないほどに体力があり、どれだけ攻撃されても異様なほどに頑丈な体をしていた俺は、するするとAチームへと抜擢された。

 

おいおい、死亡フラグじゃねーの。

 

爆発して平気なのはヒイロか東方先生くらいのものですよと言いたいがまあなるようにしかなるまいと流れに任せることにした。

しかし今思い返せば転生特典的なものなのかもしれないが、正直いらなかったと声を大にして今なら言いたい、マジでいらなかった。

なにせ、これのせいで俺は後々酷い目にあうのだ。

 

人によってはいいじゃん羨ましいと言うだろうがじゃあ俺と変われと言いたい。

変わってくれるなら幾らでも変わってやりたいそれほどまでに俺は追い詰められるのだ。

まあこれは後程説明するとしてだ。

そんなこんなでAチームに抜擢された俺はマシュちゃんやカドックくん、オフェリアさんやぐっさんなどAチームの面々と交流を持つことになった。

芥ヒナコまあ、ぐっさんだが、特に交流持とうとしてこなかった、と言ってもそこそこの交流はあったのだがしかし、基本的には他の奴らと交流を持つこととなった。

が、ここで俺は何かがおかしいことに気づきはじめた。

 

 

…………なんかオフェリアとマシュちゃんが特別なにか優しくしたり口説いたりした覚えは無いのにえらく慕ってくるのだ。

あのぐっさんですら時折凄く優しい……。

 

 

まさか俺、転生特典ニコポでもゲットしていたのか……と思いそうになったのだがそれなら学生時代えらく大変なことになってただろうことを思うと、それは無いなと切り捨てることができた。

まあ女の子に慕われて悪い気はしないのでこの状況を甘受していたのだが、更に事態は様相を変えてきた。

オフェリアとマシュが魔術的うんちゃらだからと肉体関係を迫ってきたのだ。

なにその便利設定!?

 

 

いや、そういう魔術があるのは知ってるけど俺と君らってそういう関係だったっけ!?

そう言うも彼女らには関係無かった。

俺は襲われ、強制的にそういう関係になってしまった。

 

 

だがまあ、見た目美人であり可愛い女の子と無理矢理とはいえそういう関係になれたのだ。

正直悪い気はしていなかった。

役得であり、男冥利につきるというものであろう、ただ咥える時のひょっとこのような顔だけやめて欲しかったが。

そうしてそんな関係が続いていると、どこで聞き付けてきたのかオルガマリーが涙目で袖を掴み、関係を強要してきた。

…………なんだかうすら寒いものをかんじて来ていたものの、オフェリアとマシュにその現場を目撃され何故か四人で致すことになった。

正直出来過ぎていて怖かったのだが、モテ期のようなものだと自分を納得させることにした。

…………そんな矢先の出来事だった。

 

 

本気で恐怖を感じたのは芥ヒナコ、そう虞美人に襲われた時からだ。

 

 

 

ありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえない項羽命の虞美人が他の男に股を開く? ましてや頬を赤らめて自分から腰を振る? ありえないだろう!?

なんだこれ……なんだこれ!?

俺は一体全体なにに巻き込まれたんだ!?

そもそもここは本当にFate/Grand Orderの世界なのか!?

そうして俺は本当の恐怖の始まりの日、カルデアに藤丸立夏という女の子が来る幕開けにて俺は思い知らされる。

――――あぁ、これエロ同人の世界だわ。

そうして始まる恐怖劇、俺がワラキアならリテイクを連発するくらいにはイカれた物語が幕を開けたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

弊カルデアは笑えることに電力不足である。

何故かって? FGOのストーリーにはないカルデアの襲撃があったからさ。

その時は北米まで終わらせていたのだったか、それと同時にカルデアが襲撃され電送系がモロモロイカれたせいでイカれた提案が可決された。

そうサーヴァントに文字通り精をだして魔力供給、つまり交合して魔力維持しろってさ。

 

 

はは頭イカれてやがる。

だが正直な話それは別段問題など無かった。

何故って?

弊カルデアには女性サーヴァントしかおらず、しかも俺はその全員と肉体関係にあったからだ。

頭おかしいよな?

でもさ、マジだよ。

 

 

しかも特異点の頭からずっとだよ、因みにオルガマリーも生きてたよ、なんでか大切なレイシフトの日に俺の部屋でスタンバってたんだよ。

レフも呆れ過ぎて苦虫噛み潰したような表情してたな、俺は今もしてるけど。

 

 

女性サーヴァントが増えていき、肉体関係を持つことが増えた。

オフェリアとぐっさんは案の定吹き飛んだけど流石にそこまでストーリー変えるわけにもいかんだろうと見送りはしたが今はそれをナイス判断と思っている…………しかしぐっさんは頼むから項羽loveに戻って欲しい普通に怖い。

 

 

まあそんな話は一旦置いといて、俺はエロ同人のような世界であると理解した時――――一応順応しようとした。

こうなったらもう逆に楽しむしかないのでは? そう思ったのだ。

股間のゲイ・ボルグを大暴れさせるのも悪くないだろう!

そう、楽しもうと思ってた。

最初だけな。

でも、召喚されるサーヴァントが女性だけで、全員が全員俺と肉体関係を持ちにくるとは思わないじゃん?

でもそんな馬鹿の妄想が現実化したんだよ、エロ同人の世界だから。

しかも全員性欲凄いの。

頭おかしいとすら思うほどに。

なんで四六時中俺に迫ってくるの?

なんで大体俺の部屋でエロい格好してるの? 俺にプライベートはないの?

 

というか頭のおかしな魔力供給案が採決されてからこれ幸いにと大義名分を引っ提げて性欲の権化達が俺に襲いかかってくるんだけど、なのに藤丸ちゃんはなんで召喚やめないの? ガチャガチャうるさいんだけど? 明日からモヤシ生活だ! なんて叫んで涎と涙で俺のベッド汚して俺に襲いかかるのマジやめて?

まあベッドは大体体液でえらいことになってるから今更なんだけどさ……。

…………最近他の職員から同情的な目でよく見られるようになった。

最初はなんだこのクズみたいな対応だったのに、最近だと休めるときは休めよななんて優しい言葉をかけてくれる。

…………やっぱ異常だよね!?

でも俺には息切れ全く起こさないほどの体力と病気もなにも寄せ付けないほどの頑丈な肉体があった。

極めつけは俺の精を肉体に取り込んだサーヴァントは一週間全力で動き続けれるというまさにエロ同人的ご都合設定まであった。

そこからは天国なのか地獄なのか、俺は四六時中肌を重ね、飯を食いながらやり、ゲームしながらやり、歩きながらやり、ブリーフィングしながらやり、風呂でトイレで平原で街道で塹壕で草原で 凍土で砂漠で海上で空中で泥中で湿原でこの世のありとあらゆる場所やり続けた。

それはもうありとあらゆる場所でだ。

 

 

頭がッッおかしくなるッッッッ!!!

 

 

俺に!!! もう少し!!! まともな!!! 時間を!!! くれよマジで!!!

肉体はもはや無敵なんじゃないかってくらいなんともないのが余計に精神の磨耗に拍車をかけやがる!!

心が硝子じゃなくてもキツすぎるわ!!!

 

 

だから俺は禁断の一手を打つことにした。

いやこの場合生存の一手と言うべきか。

俺はフレンドの中でもタチが悪いことで有名な寝とりのスペシャリストを呼び込むことにしたのだ。

これこそが逆転の一手だと藁にもすがるような思いを胸に彼らに望みを託したのだ。

 

 

 

まあ糞ほどにも役には立たなかったんだけどな。

 

 

あいつらの性欲を嘗めていたというか英雄の体力を嘗めていた。

なんなのこいつらおかしくない?

寝とりで有名な奴らはこれ幸いにとやって来て自分の部屋へと連れ込み干からびていく。

まるでクロコダイルに水分取られたルフィのようだった。

死ぬ寸前で解放されていくその姿はまるで、ゴミをダストシュートに放り込むが如く。

ただ、ある程度満足してくれるのがまだ幸いではあるのだが、それだけだ。

たが、寝とり男どもが問題だった。

続かない。

続いてくれない。

絞られ過ぎて行為そのものにトラウマを覚えて次の日には来やがらねえ!!

ご自由に寝とってくださいと言ってるのにだ!!

女サーヴァント共は間男達を搾り取った三日後には俺から絞り取っていきやがる!!!

しかもエロ同人の世界と言っても多数のエロ同人界と連結しているのか純粋な恋愛対象としてみているもの、ただヤりたいだけのもの、被虐体質のものと多岐にわたり、キャラ崩壊している、しかし唯一共通しているのは頭おかしいくらい性豪共ばかりだということだ。

あと共通して咥えるとき一物を引っこ抜きそうなほど強く吸い、ひょっとこみたいな顔になる。

実はFGOではなく退魔忍とコラボした世界線なのかもしれない。

その場合全員退魔忍ばりの性欲とコラボしてるので頭おかしいとしか言いようがないが。

 

 

そうして、現実に絶望しそうになったとき、その人は現れた。

カイニスをんほらせ、スカサハを土下座屈服させ、人妻系サーヴァントから旦那のことを忘れさせ、ロリだろうがなんだろうが女性サーヴァントを手当たり次第に抱き散らし、他所のサーヴァントにまで手を出したという寝とりの神、種付けおじさんこと新見春夫が我がカルデアに現れた。

 

 

 

 

そいつは至って普通の小汚ないおっさんに見えた。

だが、それは見た目だけ、そいつは現れた瞬間、少し冷や汗を流して――――笑う。

 

「なんて性気(オーラ)だ。ここの肉壺共、頭おかしいくらい性欲にまみれてやがる…………お前がここのマスターか? 頑張ったな。だが、もう安心だ。私が来た」

 

画風が……違う……!!

まるでアメコミから出てきたような、性欲の権化のような姿。

その姿はメガテンのマーラの化身のような、性に愛されしものの姿をしており、一目で彼はヤル男だと理解させられた。

俺は涙混じりに、何度も何度も頭を下げる。

 

「お願い……します……あの性の化け物共を……打ち払ってください……」

 

彼はまるでヒーローであった。

一週間、そう一週間だ。

一週間も彼は女サーヴァント共を相手取り、屈服に屈服させ、手が足りぬと俺も一緒に戦い、全サーヴァントを屈服させ続けた。

こうして俺は5日、誰にも求められることの無い、安息の日を手に入れた。

これを後に『性が止まった日』と誰かが言ったとかいないとか。

全ての戦いが終わった時、新見春夫さんはサムズアップし、にこりと笑い、膝を笑わせながら、彼のカルデアに帰っていく。

その姿はまるで遊戯王の最終回、アテムが光の中に帰っていく姿を連想させた。

ああ、彼こそが性ヴァーだと俺は涙した 。

そうして六日後、復活した彼女達に俺はまた絞り取られるはめになった。

彼女達の性欲に底はあっても広さと回復に限界などなかった。

 

 

 

結局振り出しに戻ったわけなのだが、自分の時間が欲しい時は素材やQPを献上することと引き換えなのだが、新見さんの手伝いがあればなんとか時間の確保をすることができるようになった。

のだが、女性サーヴァントは増え続けている。

ピックアップがくるたびに、俺の時間は消えていく。

おそらく、この安息の日も、時期に来なくなるだろう。

というか水着や本来のサーヴァントで別々の個体がいるとかマジ勘弁して欲しい。

もし冬木の聖杯が正常な状態であるのならば、真っ先に彼女らを正気に戻すように願うのは間違いないだろうことは確定的明らかだ。

 

 

 

なんて過去を思い出しては浸ってしまうのは、カルデアの濃すぎる日々が俺を老けさせてしまったのか。

まだ一年も経っていないというのにとても長く感じてしまう。

俺の股間でアイスキャンディを頬張るように美味しそうになめているジャンヌと邪ンヌにはきっと分かってもらえはしないだろう。

ズゾゾ!!とかドゥドドド!! とかどんな音鳴らしてんねん!! と言いたくなるその吸引力とそれにともなって、もうそれ変顔とかそういうレベルじゃないよね? と言いたくなるほど顔がアレな二人に正直引く。

二次元なら許容できても現実になると許容できないことってあるよね! とまざまざと現実を叩きつけてくる。

 

「あは! マスターたら気持ち良さそうに顔を歪めて可愛いですね」

 

それは気持ちいいから歪めてるんじゃなくてお前らにどん引きしてるから歪めてるってことに気づいて欲しいな邪ンヌさん。

「ふふ、姉妹丼ってやつですね? お姉ちゃんの舌は気持ちいいですか?」

 

気持ちいい気持ち良くないは置いといてすぐにでも終わりたいです。

というかノーマルジャンヌさん、貴女水着じゃないんですからその性癖持ち出さないで。

姉なるものは一人で十分です。

 

「勝手に姉妹にされるのは業腹ですが私達に奉仕されるなんてマスターも幸せね」

 

「ふふ、素直じゃないですね」

 

「ふん、言ってなさい」

 

なんか仲の良い感じの会話が繰り広げられているが、こいつらはバイブ振るわせながら喋ってんだよな……しかもなんかチェーンみたいなのでお互いのバイブと繋がってる特注品だし……仲いいなおい。

…………君らだけで性欲解消してくれない?

レズだろうがなんだろうがなんでもいいからさ、俺を間に挟まないでくれる?

いやレズじゃないんだろうけど。

だが、まだこいつらはいい、まだこいつらは中ボスですらない、性欲は一般女性の十べぇくらいあるが、まだ早く終わる方だ。

本物のボス級はメイヴや酒呑などの、マジでイカれた性欲と体力をしているやつだ。

あいつらとヤルと三日三晩ヤりっぱなしで、基本的に他のサーヴァントが突っ込んで来て複数プレイになるなどザラに起こる。

まだ救いなのはキアラという性の化身が我がカルデアにいないことだろうか、想像するだけで身震いが止まらない。

ああ……せめて一時間だけでもいいからプライベートの時間が欲しい……。

俺に安息をもたらす休憩時間が欲しい……。

…………ああ、早くロストベルトに突入して、サーヴァント全員退却してくれねぇかな……そう思いつつも、そういうやゲームよりの世界だからマジで退却するのかが不明だった………。

――――――――絶望しかねえ。

 

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