私の作品、R-18カテゴリーって理由とはまた別に有害図書みたいな扱いをうけているんじゃないかと思う今日この頃です。
これは不味いです。良い子にも選ばれる作品にしないと!って馬鹿なこと考えてこんなの書きました。
またお暇なときにでもお付き合いください。
倫理教育。それは日本では道徳として行われる教育の一環である。人としては当たり前のように感じるその教育が、実はとても重要だったりする。そう、前回の暴走した神様なんて、まさに最たる例だろう。
「えぇ。最近、神様までも悪いことをしたり、善良かと思っていた人が悪事に手を染めたり、なんか王国皆殺しにしたり、エミリアたん一筋なんて言いつつハーレムって良いなぁと夢を見る子が出てきています。そこで、皆には正しい倫理観に付いて、この場で学んで貰うことになりました!」
「「「へぇー」」」ジトー
「いや俺の方を見るなって!お前らのほうが絶対にあくどい事してんだろ?!良いじゃん憧れるくらい!」
もう何度目か分からない突然のカルテットに、俺達はもう慣れつつある。だが、今回の集合には1つ疑問がある。なぜ俺たち4人だけが、ここに呼ばれているのだろうか…
「と言うか、今回俺はレストランのボタンで召喚されたんだけどさ?流石にそのやり口はずるいよな?」
「スバル……日本じゃないのだぞ?まぁ、私もドワーフの族長の館にインターホンがあると思って押したんだが……」
「アインズも人のこと言えんではないか…私は給湯器のボタンと置き換わっていた。全く、久々の休暇というのに、どんどん手段を問わなくなっているではないか…カズマはどうなんだ?」
「え?俺はこの世界のコロッケを買おうと……」
「「「自分から来たのか?!」」」
うん、ボタン残しておいたから……
「君たち!ちょっと緊張感が足らないのではないかね!今回の招集は君達が余りにも良い子にお見せできない事をやっているとPTAから苦情が来たことに由来するんだぞ!ここで良い子であることを証明できない場合、厳しいお仕置きがあるので覚悟するように!」
「レルゲン先生。ご存知かと思いますが我々は軍人です。故にこの手は間違いなく血に汚れています。ですが、我々が血に汚れなければ多くの市民が死ぬということを、是非加味して頂きたい!私の決断は祖国のためです!PTAだとか知ったことではありません!」
「そうだそうだ!変なのが攻めて来なきゃ!俺たちだって平穏無事にラブコメしたいぞ!」
スバルお前、あんな状況でもラブコメしてるじゃん……
「安心したまえデグレチャフ君、スバル君。ここはあくまで学校。戦争と倫理なんて難しい話はしない。そして、今回テストするのはあくまで君たちの仲間だ。教育の不出来は上官の責任ということで、仲間のミスで君らには電流が流れる仕掛けになっている」
え?なにそれイジメ?俺はアイツラの不出来で痛い目みるの?!…………あれ?それいつもと一緒じゃん!
「おい待てって!俺別にリーダーじゃないぞ!それで全責任を俺が負うのは……」
「ふむ、それでは王選代表のエミリアくんに代わって貰うと…」
「俺がやります!」
「「「スバルかっけぇー」」」
「いやそれ馬鹿にしてるよね?!」
いやいや、そういうところは素直に好感持てるぞ。
「それでは、最初のお題はこれだ!」
『落とし物を拾ったら!』デデーン!
「「「「………は?」」」」
え?なにこれ馬鹿にされてんの?!
「いやいや、バカにし過ぎじゃねぇか?こんなのクリア出来ない奴とかいる?」
「全くだ。これは最低限の常識があれば容易ではないか。これが出来ぬ奴は確かに地上波に乗せられんな」
「いや、その、全くだな!!」ガタガタ
アインズのやつ、なんか震えてない?と言っても、俺も自信ないんだよなぁ。アクアとかさ…
「ではまず、お手本のウォルバク女史からだ。皆も同じ状況になったときの参考にするように」
「「「「はーい」」」」
……………
「ふふふ〜ん♪あら?スイカが落ちているわ?近くに落とし主はいるかしら?」
『落とし物を見つけたら、先ずは近くに落とし主が居ないか探しましょう。直ぐに持ち去ってしまうと、逆に混乱を招く可能性があります』
※ウォルバクの後撮り音声
「すげぇ、今回はちゃんと学習ビデオになってるし」
「あぁ、やはりウォルバク女史はとても優秀だな。ピエロと交代して良かった」
「そう言ってやるなロズワール先生も必死にやってたじゃないか」
うんうん、言わないけどアレも俺の嫁です!優秀で羨ましいだろう!
「ねぇスイカさん?あなたの主はどこにいるの?」
『先ずは一番身近なところ。落とされた本人に話を聞きましょう』
「ん?これはアレか?迷子と間違ってるとかなのか?」
「ま、または意志を持つ魔導具向けなのかも知れんぞ?」
「バカを言うな。これは幼児向けのプロセスも含んでいるのだ。どこをどう見ても相手はスイカだが、何物にも優しく対応することの大切さを……」
「キタドオリ ノ ヤオヤダヨ」
「あらあら?運搬中に落としたのね?じゃ、私が連れて行ってあげるわ」
「「「………は?」」」
『落とし主が近くにいる場合、直接現地に届けてあげましょう。早いほうが落とし主も助かります』
「いやぁ律儀に済まないね。次の買い物のときにはオマケするよ!」
「あら、期待しちゃおうかしら?」
『めでたしめでたし♪』
……………
「……いや、めでたしとかの話より!あのスイカ完全に喋ってただろ?!」
「空耳じゃないよな?!あれ絶対に喋ってたよな?!」
「おいカズマ!何だあれはモンスターか?!」
まぁ、お前らにはそう映るよな。俺もキャベツには驚いたもんだったし……
「騒ぐなって。アレは普通のスイカだぞ?」
「どこら辺がだよ?!普通って何を持って普通なんだよ?!」
「夏に畑で採れて、食われてたまるかと殴りかかって来て、叩き割って食うと甘くて旨い。でも、細かい黒い種がウザい。なっ?」
「殴りかかるなよ?!他の部分が完全にスイカなのがむしろ腹立つわぁ!」
いや、そんなこと言われても……
「君たち、騒ぐのは後にしたまえ!ほら、最初はアインズくんからだ」
「うむ…わ、私の配下なら余裕だな!ちなみに先生、標的は……」
「アルベドくんだが?」
「アルベドなら……いやしかし……」ブツブツ
「「「いや余裕とは?」」」
…………………
「はぁ、どうしたらアインズ様とずっと触れ合っていられるのかしら…足の片方でも落とせば、ずっと肩を貸してくれたりは…」
「うわぁ…」「流石にこれは…」「モテるとかの次元じゃないぞ……」ジー
「見ないでくれ。私も引いている」
独り言のヤバさはさておき、アルベドが居るのはナザリックの中。相手が人だと強奪しかねないが、ここでは仲間のもの盗むことになる。流石にこれは大丈夫だろう。
「あら、落とし物かしら?」
と、早速アルベドが落とし物に気付く、それは質素な作りの指輪であり、とても高価な物には見えない。これは物の難易度も低そうだ。
「あぁ、あれは私が昔使っていた装備だ。悪いが諸君、私はこれをアルベドから受け取っている。つまり!私は間違いなくセーフなのだ!」
「あっ!ズリー!」
「なるほど。落とし主によってはこういう展開もあるんだな…」
「まぁ、アインズ相手にアルベドがネコババなんて……あれ?」
すすっ
「うふふ…アインズ様の指輪…」
左手薬指にはめて頬擦りしとる!
「なぁ、あれがアインズの物とは言ってないんだよな?」
「あ、あぁ…あの当時アルベドは居なかったので、分かるはずがないのだ。どうやって調べたのかは疑問だったのだが…」
じゃあ、これどうなってんだよ……
「すんすん…はぁ、しかもこれは、左手薬指にハメていた匂いだわ…」
「「「「匂い?!」」」」
あいつ犬か何かか?!指までわかるのは流石におかしいだろ?!
「もう辛抱溜まらない!良いわよね!少しくらいならいいわよね!」
ダッ!バタン!
「はぁはぁ!アインズさまぁ!」
やばい顔で部屋に戻ってったぞ…まさかコレって…この後って……
「…………先生。電流を流してください」
「いや、しかし君のこれはセーフで……」
「電流を流して映像を止めてください!」
「わ、分かった!お願いします!」
バリバリバリバリ
「あぁーー!!」
ビシッ!
別に誰かと示し合わせた訳では無い。その強烈な電流に焼かれるアインズに向け、俺達はただ敬礼していた。アインズ、お前の男気、忘れないぜ。
____________
「では、次はカズマくん。ターゲットは……プリーストのセレナさんだ」
うわぁセレナかぁ……
「あっ、これ新しい保険医じゃね?」
「彼女もお前のところの人材か、優秀なのが多くて羨ましいな。初期メンバーはアレなのに……」
「アレとかいうな!ちゃんと駄目と言え!」
「それはフォローじゃないだろう?!」
でも、こういう企画ならダクネスが良かった!ポンコツだけど良識あるもん!
「と、取り敢えず、この電流は不味い……カズマ、死ぬなよ…」
「ちょっと?!直前で恐怖煽るの辞めてくれる?!」
………………
「あら?お財布が落ちてますね?」
セレナが拾ったものは、正しく落とし物の代表と言える財布。だが、それにしたって厚みがやばい。余裕で数十万エリスとか入ってそうなレベルで厚い。
「いや、この厚みは揺らぐよな……」
「あぁ、駄目だと思っていても、この大金を前にするとな……」
スバルとターニャの予想が当たったのか、セレナがその財布を開ける。そして、中身を軽く探ると……
「西通りに住んでる貴族の紋章ですね。届けてあげますか……」
珍しく聖女らしい反応をした。良かった。なんか本当に助かった!
「いや、やっぱりプリーストって良い人がやるんだな?」
「ふむ、ここで満点の回答を出すのはやはり人となりの良さが見てとれるな!」
いや、それに関してはちょっと見解の相違がありますけどね?
「うん、ここら辺ですか……ほっ!」
タッタッタッ!
「ん?のんびり歩いていたのに突然走り出したな?予定でも思い出したか?」
「場所を確認していたようにも見えるが、あそこの道に何かあるのか?」
あぁ…この行動はアレだよなぁ。感謝の度合いを上げてるんだろうなぁ…
「皆の者!急いで私の財布を探すのだ!あの中には大金と、晩餐会の招待状も入っている!これが無くなるのは当家にとって大損失と言える!さぁ、街中をくまなく探しに……」
「そ、それには……はぁはぁ…及びませんよ…」
「「「なんか凄い息切れしてる?!」」」
そして露骨過ぎる上目遣いな……
「え?走ったの数十メートルだよな?!」
「ま、まさかそんなに体力がないのか?!それなのに少しでも早く届けようと?!」
いいや、あいつにそんな発想はない。そもそもフルマラソン走れる体力がアイツにはあるし、少なくともあの距離では余裕のはずだ。
「せ、聖女様……私のためにそんな必死に……ありがとうございます!本当にありがとうございます!是非何かお礼をさせてください!」
「いいえ……その言葉だけで、私には十分です…」ニッコリ
むしろその眩しい笑顔が怖いわ。
「そ、それならば!是非貴女の教会に寄付をさせてください!これで人々が救われるのであれば、それは貴女にとっても望みのはずです!」
「そ、そういうことなら…有り難く頂戴いたしますわ」ニヤリ
やりやがった!これ絶対に財布より多い金額来るぞ!いやなわらしべ長者だなおい!
「スゲー…人望ってスゲー…」
「これが人徳と言うやつか……」
いやこれは違うんじゃないかな……まぁ、ルール的にはセーフで助かったけど……
「わ、私には一瞬邪悪な笑みが見えたような気が……」
「復活おめでとうアインズ。大丈夫だ。お前らよりは邪悪じゃない」
「おい待て!なぜ邪悪そのものを否定しない?!」
だって邪悪だもん!
………………
「やはり、この低難易度の試験をミスするものは殆ど居ないようだな。次はスバルくんだ」
「いや、そりゃそうだろ?うちのメンバーは皆良識的だからな!俺は余裕で居られるぜ!」
あぁ、スバルのやつが羨ましい。俺もそれを断言できるとなぁ……
「では、ガーフィール君の前にリンゴを落として……」
ガンッ!
「すみません!試験内容の変更をお願いします!アイツ獣なんで!そんなの絶対無理なんで!」
土下座した?!
「信頼と自信が崩れるまで早かったなー」
「彼の見た目はどう見ても人に近いように見えるのだが…」
「まぁなんだ。ペットの躾は親の責任だし、そこはもう諦めるしか……」
うちのペットはちゃんとスイカを届けましたし?とは流石に言えないが………
「スバル君。彼は君の仲間だろう?信じてあげたまえ、それが仲間というものだ」
「レルゲン先生…そうだよな!流石にガーフィールも拾い食いなんて……」
………
「がぶっ」
シャリ
「あぁぁーー!!あの野郎!開始と同時に拾い食いしやがった!あぁーー!!」バリバリバリバリ!
「ラム、払っといてくれ」
「仕方のないペットね」
いや、食う前に払えよそこは!多分アレだろう?売れなくなるとか気にしたんだろうけどさ……
「それにしても期待を裏切らん男だなぁー」
「この痛みの中でもツッコミは欠かさないとは……」
「取り敢えず死なないって分かっただけでも収穫だよな」
「もっと心配してくれても良くない?!あだだだだ!」
いや、すごく痛そうだけど突っ込めてるし?
「ふむ、ではこのままターニャ君だ。セレブリャコーフくんの前に……」
「彼女なら全く問題あるまい。私以上に良識的で倫理的だからな!」
「ちょっと?!俺の電気止めてから先にいってくれます?!あぁーー!!」バリバリバリバリ
本当に不憫なやつ……
「グランツ中尉が限定販売のチーズケーキを落とすと…」
「異議あり!なんですかその拾い食いさせる気満々の設定は!流石に許容できません!」
「仕方ないだろう!懲罰房に入れられる試験を避けたところ、ちょうどそんな状況があったんだ!重要作戦前に懲罰房行きは避けねばならん!」
「くっ!存在Xめぇ!頼むぞセレブリャコーフ中尉!貴官に私の運命がかかっているからな!」
………………
「はむっ!」
「「ああぁぁーーー!!」」バリバリバリバリ!
こっちも即落ちかよ!と言うかレルゲン先生もじゃん!
「しまったぁ!私も上官だったぁ!!」
忘れてたの?!
「おい中尉!俺のケーキを躊躇わず食うな!」
「良いじゃないですか。一緒に食べる予定の子には振られたんですから。私と食べましょうよ?」
「いや食いながら聞くな!せめて先に聞け!」
あっ、あの人また振られたんだ…
「ほら、あ~んしてあげますから、元気だしてください。一人で食べたらまた泣いちゃうでしょう?」
「くっ……たしかに、これを一人で食べたら泣いていたことは否定しない……あむっ」
あっ、食うんだ。
「なぁ、これはある意味では問題ないのではないか?」
「そうだよな。不器用だけど、これが彼女なりの優しさで……って!なんか電撃強くなってないか?!」
「しゅ、拾得物の盗難と……あぁーー!!」バリバリバリバリ!
「不純異性交遊を重ねては……あぁー!!」バリバリバリバリ!
あっ、さすが軍人。そこは凄く厳格なんだ。
「俺のもなんか強くなってるんだけど?!」バリバリバリバリ!
「ちょっ?!ストップストップ!流石にこれ以上はスバルが死ぬ!つうかこの電気は何処からでてんの?!」
_________
「はぁはぁ……なんなのだこの威力は……」
「いやこれもう罰ゲームじゃねぇよ…拷問だよ……体罰とかの次元じゃねぇよ…」
レベル1の試験終了の段階で、俺達はもう死にかけだった。まだ俺に電撃は来ていないのだが、だとしてもこれは洒落にならない。普通に一発目で他界もありえる。
「先生、ここは進めば死人が出ます。ときに辞めることも勇気です」
アインズが言うと説得力やばい。死んだ経験ありそうだもん。俺もだけど……
「くっ!私ももはや進めたくない所ではあるが、この部屋にはトイレとフリースナックはあるのに出口がないんだ。進める他ない……」
うわぁ〜ご都合主義にも程があるだろ…
「だが、流石にもうあんなご都合主義なお題は来ないはず!でしょう先生!」
「そ、そうだな!流石にそんな馬鹿な話は……」
『賄賂の断り方』デデーン
「「「「…………はっ?」」」」
いや、これ絶対に無理だろ!いきなり難易度上がり過ぎだろ?!
「えぇ、では最初のカズマくんは………うっ…」
え?なんでそこで泣くの?!
「カズマくん…君のことは忘れない…」
「えっ?レルゲン先生?ちょっと?!それ誰だったの?!」
「……アクアくんだ」
あっ、これ……終わった奴だ……
「まだ諦めるな!『インフィニティウォール』『グレーターフルポテンシャル』『グレーターレジスタンス』『グレーターハーデニング』『ドラゴニックパワー』……まだ、お前にはやらねばならんことがあるはずだ!」
「いやそっち?!諦めるなって命の方?!アクアの方じゃなくて?!」
「いや、それは諦めろよ」
「むしろ少しでも可能性があると思っているのか?」
………思ってません。
「はぁはぁ…カズマはベースステータスが低いからな…私の全力でもこれが限界だ……」
「いや、感謝してるよアインズ…こんだけしてもらって、エリスの補助魔法の半分の効果だけど……」
「マジものの女神と比較するな!あと、お前の世界のスキルは便利過ぎるんだ!お前の世界だと私と同じことが『パワード』『プロテクション』『スピードゲイン』『リジェネレーション』で終わるってズルいだろ!」
あぁ、そこは確かに便利だなぁとは思うよ。込めた魔力量に依存するせいで、俺みたいなベースが低いタイプには不利だけど……
「すまない…映像を流すぞ……」
「……はい」
…………………
仕掛け人は完全に見覚えのない人間。そして、持っているのはヤ○ザ映画でしか見ないアタッシュケース。どうしよう、仕掛ける前に通報されそう。
「いや、これなら低レベルでいけるわ」
「だな、もう完全に恐怖でしかないもんな……」
「と言うか、むしろ受け取る方が怖いだろ……」
普通ならそうだろう。でもアクアだしなぁ……
「アクア様。突然なのですが、このお金を受け取っていただきたく………」
「えっ?なにそれ?私へのお布施?!」
ほら、食いついたよ。だって顔見てねぇもん金だけだもん!
「いや、こいつも期待を裏切らんなぁ…」
「これもうアウトで良いんじゃないか?」
「おい。何しれっと死んでも仕方ない的なこと言ってんだ!俺の事を少しは気遣え!」
いや可能性は限りなくゼロだけど!
「え?いえ、これはカズマ様にお口添えを頂きたくお支払するもので……」
「そんなのギルドに行けば気楽に会えるわよ。でもそうね。私にくれるって言うなら、教会への寄付として受け取るわ!それを女神の私が受け取るわけだから、これは非課税な収益よね!」
「えっと…秘密の個人贈与としては……」
「駄目よ!相続税とかかかるでしょ?!うちのセナって女は私達の財布事情に敏感なの!でも、宗教団体へのお布施として貰えば、それはもう非課税なのよ?!貴方の気持ちが、無駄なく全額私に届くわけなのよ!」
「えっと……じゃあ、それで良いです……」
「よし!」
『サトウカズマ……………セーフ!』
「いっ………よっしゃぁーー!!!」
奇跡だ!俺はこの状況で奇跡を手にした!
「いやいやいやいやいや!!」
「おかしいだろ?!流石に今のはおかしいだろ?!」
「宗教法人へのお布施は非課税であり合法だ。しかも相手が御神体そのものとなれば、お布施であることを否定することなど出来ん……いや、まさかアクアのやつ?!」
「あぁ、アイツは……自分が得することに関しては知恵が回る!」
「「「女神としてどうなんだそれは?!」」」
本当にね!!
「ふむ、しかしこれで憂いは無くなったな。レルゲン先生、次に行きましょう!」
「そうだな。これなら無事に帰れそうだ。では次は……………」
アクアの予想を上回る活躍(?)により、俺達は勢いに乗った。そう、俺達は良い子の雑誌KAD○KAWAの仲間達、地上波に載せられない悪いやつなんて……悪い奴なんて…あれ?
………………………………………
「はぁはぁ……よく考えたら、私達は魔王サイドの人間だぞ!これはどう考えても不利だろう!と言うか、PTAと話が合うわけがない!」
あっ、だよね?やっぱり本編的にはそうなるよね?!
「まさか10回近く焼かれてからそこに突っ込むとはな…」
「あぁ、どう考えても無理だろうなぁとは思ってたんだけど、アインズがやる気じゃ言えないしな…」
「というか、デミウルゴスが賄賂を当然と言いたげに受け取った段階で無理だと思えよ……」
「この世界のノリだったら普通にいけた筈なんだ!と言うか、気付いてたのならカズマに支援魔法使う前に言ってくれ!自分に使ったわ!」
いや、本人はめっちゃ良いやつなんだけどなぁ……
「すまないアインズ君……だが、君がこうして叱られることで、真似をしてはいけませんと子供達が学ぶんだ……辛いが耐えてくれ……」
「良い子達に私の真似が出来ると?!」
「もし出来る子供が居たら、恐らくそっちの方が問題だろうな…」
「つうか、真似出来そうでヤバいのはどっちかと言うとカズマなんじゃ……」
あれ?なんか俺が1番悪い感じの流れになってる?!
「いやいや!俺は最近普通に善人として生活してますし!なんなら英雄として尊敬される日々を送ってるからな?!」
「ほう、ならばアインズ君にはカズマ君をお手本として貰おう。カズマ君の日々を学び、アインズ君が正しき指導者になれるようにな!」
「おぉ!それは俺も興味があるぞ!」
「言われてみれば私も興味があるな。英雄の生活とはどのようなものなのか…」
「あぁ、もしカズマの統治が素晴らしいものなら、私にも他の道が見えるかも知れないからな……」
あれ?なんかこの流れは不味くないか?!いやでも、俺の生活の記録は残ってないだろうし……
「実は、本企画を行うために各自の1日を監視及び記録させて貰っていてな。なにか不正がないかと確認をしたそうだ。つまり、カズマ君の1日を見ることは可能という事だ」
「おおぃ!プライバシーはどこいった?!つうか誰だよ記録係とか!」
「……黒い羽の彼女だが?」
あっ、どうしようプロの犯行だ………
「そうだ。それならば、私の毎日がどれだけ苦悩の連続かもみて貰えるではないか?」
「そうだな。私がいかに国のために行動しているかも理解いただけるだろう!」
「お、俺もエミリアたんから浮気してないって証明してやるよ!」
「待て待て!お前らは、それでいいのかよ?!プライベートとか気にしろよ!」
と言うか俺の私生活爛れ過ぎだし!誰でもいいから仲間に来て!
「おっ、上映準備ができたそうだ。では、デグレチャフ君から流していくぞ!」
あっ…これもう完全に逃げられないやつだ!お願いだから神様!俺が死んだ日とかにしてくださいーー!!
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
実は神様を出しまくる前に考えていたネタなのですが、ネタに困ったので放出します。あ、もちろん酷いことにしかなりません!
またお暇な時にでもお付き合いください。