私は清純派の可愛い女の子がエロく恥じる姿が大好きです。そうですね。清純派と言えばエリス様ですね。ということで、前回のオチからレッツ恥じらい!二度と清純派を名乗れなくしてやるぜ!
またお暇な時にでもお付き合いください。
愛する人と結ばれる事は、とても尊くて幸福なこと。それは愛の言葉から始まり、手を繋ぎ、抱き合い、唇を重ね、最後には1つに結ばれる。生物として種を残す為の営みに、これ程の幸福を感じることが出来るのも、全ては心があるから。そんな心を持つ存在に産まれたことを、私は心から嬉しく思っていました。
「えっ……いや、えっと……み、皆さん…まさかずっと見て……」
「「「……ごめんなさい」」」
今は心なんて無ければ良かったと思っています。
___________
「まったく、身重になった身体をこんなにして……やっぱりカズマさんは鬼畜です……」
「エリスがあんな挑発するからだろ?しかもあんなに積極的で、夜の女神様は今でも現役バリバリじゃないか」
「それはだって……凄く気持ち良かったから……もう、意地悪……」
久々に訪れたカズマさんとの熱い時間は、結局私が堕とされて終わりを迎えました。最初こそ主導権を握っていた私でしたが、やっぱりカズマさんの適応力には敵いません。あんなに優しい動きで何度も達してしまって、これでは産後に手加減無しで抱かれたら壊れてしまいそうです。まぁ、嫌というわけでは無いんですが……
「さて、連戦して腹も減ったし、簡単な昼飯でも用意するか?スパイスならあるから、カレーなら直ぐに用意できるぞ?」
「スパイスから作るカレーは簡単じゃないと思いますが……そうですね。昼食も忘れてしちゃいましたし、ここは休憩も兼ねて……んっ?」
「……あっ!」
サッ
幸福な時間を過ごした私は、どうやらまだ夢を見ているようです。誰も居ないはずの家でエミリアさんと目が合うなんて、そんなことある筈が無いのに……
「………」
ちらっ
「………………んっ?!」
えっ、ちょっと待ってくたさい。いまのエミリアさん本物でした?なんかドアの隙間から覗いていて目が合いましたよね?というか、そもそもなんでここに人が居るんですか?!
「か、カズマさんカズマさん?」
「はいカズマです」
あっ、それ私初めて言われました!ちょっと感動……じゃなくて!
「なんか、お部屋の外にエミリアさんがいらっしゃった気がするのですが……」
「あっ、そうだった。昼飯を用意するなら、2人分じゃ足りなかったな」
「いやそういう事を言ってるんじゃなくて無くてですね?!確かに異世界から遥々来てくれたお客さんですから、お食事くらいは出すべきだと……って、そうだった?!」
そこで過去形が出るのはおかしいですよ?!事前に来客の約束とかしてたんですか?!またコラボが始まるってライブ配信したんですか?!いえ、今一番大切なのはそこではありません!いつからここに居たかです!
「いつからですか!いつ頃からエミリアさんの存在に気が付いていたのですか?!ま、まさか私が乱れている時からずっとなんて……」
「えっと……なんか、この部屋に入る前に話をした気がするんだよなぁ……それで、リビングでちょっと待って貰っていたような……」
一番最初からじゃないですか!!
「な、ななな!なんでそのタイミングで言わないんですか?!別室とは言え、これから愛し合おうって時に来客が居たら言いますよね?!声を聞かれたら恥ずかしいとか思いますよね?!」
「だ、大丈夫だって!この部屋は防音で、しかも魔法で鍵もしたろ?外にエミリアが居たとしても、中の様子なんて分からないって!」
「いや開いてましたよ!扉の隙間からこっち見てましたから!完全に施錠忘れてましたよね?!オートロック機能壊れてますよね?!ほら、だってあそこにエミリアさんが!」
「……ゴメンナサイ」
パタン……ガチャ
「オートロックは生きてるな……」
「そう、みたいですね……」
私達の話を聞いたエミリアさんが、申し訳無さそうな表情でゆっくりと寝室のドアを閉めました。その直後に鍵の音がしたと言うことは、オートロックの魔法はどうやら有効なようです。壊れてないなら、良かった……
バタンッ!
「って、それで良しとはなりませんから!なんでここにエミリアさんが居るんですか!先ずはそこに説明を求め……へっ?!」
「「「お、お邪魔してます」」」
なんか、エミリアさんだけじゃないんですけど?!
…………………
そんなおかしな状況を詳しく聞くべく、私達はリビングに集まりました。そして冒頭の状況になっていると言うわけです。
「人の心って、一体何のためにあるんでしょうね……」
ドンヨリ
「それ、女神が1番反発しなきゃいけない価値観だと思うんだが……」
すみません。ちょっと今日は女神っぽい感じは出せそうにないです。むしろ今は魔王とか悪魔に変な共感をしてしまいそうです。人は愚かとか、心があるから辛いのだとか、なんなら邪神に落ちそうです……
「えっと!二人が仲良しなのは、とてもとても良い事だと思うの!だから、エリス様はそんな落ち込まないで!私、二人が仲良しで元気そうで、凄く安心したから!」
「「「ぶふっ!」」」
あぁ、きっとエミリアさんは本当に素直な良い子なんでしょうね。ただ、その素直さは今じゃないと思います。何を見て元気って言われているんですか私は……
「エミリアさん。こういう時に元気とか激しいとか熱いとか濃厚って言葉は禁句です。そのワードは色々連想されてしまいますから、事後の二人には言っちゃ駄目なんですよ!」
「そ、そうなの?!ご、ごめんなさい!私その、こんな機会に遭遇したこと無くて……なんてフォローすればいいか知らなくて……」
「だ、大丈夫ですよ……気持ちは伝わりましたから……」
それ以上にダメージも入りましたけど……
「大人の世界には見えない気遣いが必要な事が多々ありますからね。今後は気をつけるんですよ?」
「は、はい!」
ちょっとセレブリャコーフさん、それさっきの発言した貴女が言いますか?そもそも貴女が部屋の中にテレポートしてきた時、気遣って出ていけばこんな事にはなってませんからね?あと、濃厚って何から連想したんですか?どんだけ失言を重ねるんですか?
「はぁ……もう二人は黙ってなさいよ。カズマ、エリス。順番もタイミングもメチャクチャになってしまったけど、第一子の妊娠おめでとう。今回のことは忘れてあげるから、皆にはちゃんと幸せそうな姿を見せなさい。私やアインズ様が見に来たのは、幸せを掴んだ貴方達なのだから……」
「あ、アルベドさん……ありがとうございますぅ……」
グスンッ
何この人優しい。悪魔なのに1番良識的で優しいですこの人。アーネスさんを見てから度々考えてしまうのですが、ひょっとして悪魔は天使より人間性が出来ているのでは……
「そして、二人を見たアインズ様は私にこういうの……アルベド、私達もそろそろ子を成すとしようか。幸せそうな二人に習ってな……っとね!!」
「あっ、はい……そうなると良いですね……」
えっ、なんですかコレ?上がった評価をプラマイ0にするのって、何処かで決められたルールなんですか?数秒前までアルベドさんとお友達になりたいと思っていたんですが、この数秒で知り合い程度で良いと思い始めましたよ。
「あっ、それと私の手作りしたクッションもあげるわ。アインズ様との想像妊娠を繰り返して検証した結果、妊婦にはクッションが必須だと言うことが分かったの。是非活用して頂戴」
「わぁ、ありがとうございます。でも検証方法については次回からは秘密にしてください。ちょっと狂気を感じるので……」
出来たら、ちょっと距離も置いてくれたら助かります……
「つ、作った理由はさて置き、アルベドのクッションは中々上質じゃないか?包み紙の上からでも柔らかさが分かるぞ?」
「当然よ!私が作るものは基本的にアインズ様に使って頂くのだから、材質も良質な物しか使用していないの!今回は特別なのだから、有り難く使いなさい!」
作った理由は狂気でしたが、確かにコレはとても良質です。これほどのお祝いを用意してくれると言うことは、やはりアルベドさんは良識的で優しい人なのだと……
表面『YES(はぁと)』
くるっ
裏面『Very YES!』
…………そろそろ、泣いていいですか?
「おいアルベド。確かにイエスの結果が第一子な訳だし、エリスが常にイエスとベリーイエスだったら俺はとても嬉しい。でも、流石にさっきの今でこれは酷くないか?」
「愛の結晶をイエスの結果とか言うの辞めてください!と言うか、さっきから全体的に酷い会話しかしてませんからね?!なんでカズマさんはそんな落ち着いているんですか?!」
「………慣れかな」
私は慣れたくないんですが?!
「あっ!ち、違うのよこれは!こっちはアインズ様に普段遣いしてもらう為のデザインで、本当はこっちのデザインを用意してたの!」
「あぁ、本当にアルベドさんが良識人で良かったです……性に関する事じゃカズマさんは宛にならないので、本当に貴女が居てくれて………」
表面『とてもリアルなアインズ』
くるっ
裏面『とてもリアルな笑顔のアインズ』
………………呪いのアイテムじゃないですか。と言うか刺繍の出来が凄すぎて、子供がトラウマを抱えそうですよ。
「えっと……流石にこれを日常で使うのははばかられると言いますか、女神が持っていたら違和感しか無いと言いますか……」
ギュッ、ァ゙ァァァー!
しかも私が持つと苦しむように呻きますし……
「そうね……何故かアインズ様の刺繍が呻いているし、やっぱりこっちの強制既成事実クッションにしましょうか……」
「そ、そうですね。どちらかと言われれば、そっちの方がまだありがたいです……」
ただ、その名前を公にはしないで欲しかったですけど……
……………………………………
「それで、愛する人の子を身籠るってどんな気分なの?!やっぱり幸せとか感じるの?!」
「そ、それはまぁ……愛おしさが込み上げる事は度々ありますけど……」
「はぁ……早く本物を宿したいわぁ……」
カズマさんの作った昼食を頂いた私達は、リビングでゆったりとお茶をしています。カズマさんは他の皆さんの捜索に向かってしまいましたが、流石にもうアレでイジられたりはしないでしょう。こうして可愛らしいガールズ・トークに花を咲かせていれば、私のメンタルも癒やされると言うものです。
「私もスバルとそうなりたいと思ってはいるの……ただ、やっぱりハーフエルフって周りの目があるから、結婚とか出産は難しいかなって……」
「大丈夫ですよ。スバルさんの気持ちは世間の目になんて負けません。それだけエミリアさんは魅力的な女の子なんですから、もっと自信持ってください。もし種族の差を感じたら、いつでも相談してください。私達なんて、人と女神の夫婦なんですから」
「エリスさん……ありがとうございます。私、もっとスバルに素直になります!」
そうこれですよ!本来私のあるべき姿はこれなんです!迷える子羊を導くのが女神たる私の使命なのです!痴態を晒して恥ずかしがるなんて、誰も求めてなど居ないのです!
「えっと……何でも相談して良いんでしょうか?」
「勿論です。恋のことでも将来の不安でも、何でも話してみてください!」
セレブリャコーフさんは過酷な戦場で生きている方ですから、それはもう神にすがりたい事なんて沢山あるでしょう。そちらの世界はくるみ割り人形が神様って呼ばれるくらい救いのない世界と聞いてますから、しっかりとその悩みを受け止めて……
「エリス様は、どうやってあんな凄いテクニックを身に着けたんですか?」
………受け流しのスキルってスキルポイント何点必要でしたっけ?
「せ、セレブリャコーフさん!流石にそれを聞くのは問題じゃないんですか?!」
「そうよ!いくら何でも常識的に駄目でしょ?!あんた倫理観どうなってんの?!」
あぁ、二人が良識的で助かりました。自分で何でもなんて言った手前断わりづらかったのですが、流石にコレは答えられません。と言うか女神に聞くことじゃ無いですよね?サキュバスがフォローに回るって相当ですからね?!
「お二人も良く考えてみてください。あなた達の意中の相手は、全くモテないと言えますか?!」
「そ、そんな訳が無いじゃない!アインズ様なんて種族も性別も問わずにいつも取り合いよ!」
「す、スバルだってモテモテだもん!ちょっと幼い子と男の娘に偏ってるけど、間違いなく人気者だもん!」
あっ、これはなんか雲行きが怪しく……
「であればこそ!男を落とすテクニックは是が非でも欲しいのでは無いですか?!恋のライバルとの戦いは、結ばれてもなお続くんですよ!」
「「そ、そう言われると確かに!」」
あぁやっぱり……
「あのですね……そういった事は相手が出来てから学んでいけば良いことで、先に誰かに習うような事では……」
「何を言いますエリス様!そんな悠長にして理想の男性が手に入ると思っているんですか!エリス様みたいな麗しの女神なら、しかも相手がクズならほぼ確実でしょうけど、理想の男性は常に取り合いなんですよ!」
あれ?私お祝いに来てくれた人に旦那を貶されてません?と言うか、また私の恥を掘り返されてませんか?なんかもう相談でもなくなっているような気がするんですが……
「明日をも知れない戦争の日々。そんな中で出合った男性と一夜の関係……そんな時、彼の心に深く刻まれるにはそんなテクニックが必要なんです!そう、夜のテクニックが!」
ま、まさかセレブリャコーフさんにはそんな相手が?!流石にそれは想定してませんでした!と言うか女神に相談する内容の恋愛じゃないです!ちょっとアダルティ過ぎます!
※彼女はもっとアダルティなセッ◯スをしています。
「た、確かにそういった特殊な状況では無くもないとは思いますが、セレブリャコーフさんにはそんな相手が居るのですか?」
「えっ?まぁ、酔い潰せばレルゲン中佐はワンチャンあるかなと思うんですよねぇ。お金も立場もあって誠実なので、間違いなく勝ち組ルートかなって……」
ちょっと待ってください?なんか予想外の所からとんでもない肉食獣が顔を出しましたよ?!好きな人が居るからとかじゃなく、獲物を狩る為に学ぶ気なんですか?!
「ということなので、是非その技の秘訣を私に!可能なら具体的なテクニックも込みで!」
「そんなこと言われても困ります!と言うかお二人も止めてください!これじゃもう相談というか猥談になってますから!お二人もこんな話は望んでないですよね?!」
「「あっ、どうぞ続けてください」」
………あれ?まさかここには、肉食獣しか居ないのでは?!
「さぁさぁエリス様!どうかなんの知恵も経験もない私達をお導きください!カズマさんを射精に導いていたように!」
「私もスバルを夢中にしたいんです!そういう技があるなら教えてください!カズマさんをトロトロに惚けさせたみたいに!」
「私は事後にもイチャラブ出来る致し方を知りたいわ!さっきの二人みたいに!」
いや私のイメージおかしくないですか!完全にそっちだと思われてますよね?!
「さ、流石にそれは女神の口から言えません!と言うか、そんな具体的な例えを出さないでください!別に普段からあんな感じでは……」
「えっ?でも……「「夜の女神様なんですよね?」」」
「違います!!」
あぁもう、いっそ消えてしまいたい……
____________
「いやはや、まさかアインズさんがカズマさんのご友人であったとは……本当に申し訳ございませんでした!」
ガンッ!!
「アンデッドと悪魔を許さないのが我らが教示。しかし、まさかそれらしい設定だけ盛られた存在が居ようとは………大変申し訳ございませんでした!」
ガンッ!!
「アクシズ教徒のゼスタはまぁ分かるとして、エリス教の司教も美しい土下座をするなぁ……」
我が家にアルベドが現れた事で、ルナさんの言う魔王がアインズだと気付いた俺は、昼飯を作ってからギルドへ急いだ。急いだと言いつつ飯なんて作っていたのは、正直アインズ程のチートキャラに危険が及ぶことなど無いと思っていたからだ。まぁ、結局この世界じゃそんな楽観主義は通じないと知ることになった訳なのだが……
「か、カズマの友人ならば、私にとっても友人のようなものだろう。今回の件は不幸な事故だったと言うことにして、今後は仲良くしようではないか……」
カタカタ
いや骨震えてるし!そりゃアインズに取っちゃ天敵の二人だもんな。怖いに決まってるか……
「流石はエリス様のご友人、寛大な処置に感謝します。では、私はエリス様に祝の品を届ける準備があるのでこれで………」
「私も珍しく祭事に呼ばれているのでこれで……次はもっと萌える設定をお願いしますぞ?」
「去り際までブレないなお前達?!」
まぁ、この世界じゃ人間もたくましいからな……特にこの人達は別格に……
「さて、それじゃ問題は片付いたみたいだし、俺は他の連中を探しに……」
「おい待てカズマ!何を知らん顔して帰ろうとしているんだ!そこは後始末まで手を貸す所だろう!」
ガシッ!
分かっていたから逃げたかったのだが、どうやらアインズにそんな手は通じないようだ。石造りの壁にめり込んだコキュートスに、何故かエロい感じに服を破かれたエルフの双子、そして唾液まみれになったパッドを見つめて泣いているシャルティアに、椅子に置かれたデミウルゴス(眼鏡のみ)……まぁ、そりゃ手助けくらい必要だよな……
「しょうがねぇな。コキュートスとエルフの二人にはヒールをかけて、新しくアインズ好みの服を見繕ってやるよ」
「いいんですか?!」
「ありがとうございます。カズマさん!」
まぁ、ついでに広告塔にするけどな。
「シャルティアには新しい下着と服は勿論。ズレないヌーブラをオーダーメイドで用意してやるよ」
「ほ、本当でありんすか?!本当にズレないでありんすか?!」
パッド関係ならクリス用の試作品がたくさんあるし、俺も作り馴れてるから丁度いい。まぁ、そこまでして大きく見せたい気持ちは良くわからないが……
「そして、アインズの服は修繕業者を手配し、魔力ポーションも大量に用意しよう。じゃそういう事で……[ガシッ]おい手を離せ。俺は十分な保証を提案しただろう?」
俺の完璧な保証の何処に文句があるのか、立ち去ろうとした所でアインズに肩を掴まれた。何となくこうなることは分かってはいたが、取り敢えず話を聞くとしよう。まだ俺の予想が外れる可能性もあるし……
「いやそこじゃないだろう?!何事も無かったかのように解散したが……と言うか厄介者に居なくなって欲しくて私も解散に同意してしまったが!デミウルゴスはどうするつもりだ?!」
「私は本体が無事なので大丈夫です(カズマの裏声)」
「眼鏡を本体みたいに扱うな!」
残念ながら俺の期待は叶わず、やはりデミウルゴスの身体はマジでお亡くなりになってしまったらしい。だが、それに関してはどうして良いか分からない。うちの世界の悪魔みたいに残機があれば回復するのか、それとも蘇生が必要なのか、でも光属性のリザレクションしたら本体(眼鏡)まで消えるんじゃないのだろうかとか……
「…………ダメ元で聞くけど、ここに転生者の作った使い所のない程に凄く良い肥料と、自然に帰る素材で作ったメガネケースがあるんだけどさ……これじゃ駄目?」
「えっ……むしろ何でそれでイケると思った?!駄目に決まっているだろう!」
眼鏡キャラって眼鏡が本体とか言われるし、土に植えたら眼鏡から身体が生えてこないかなって……
「以前シャルティアの蘇生に膨大な対価を求められてな。正直ナザリックの蓄えにもあまり余裕がないのだ。あのゼスタとか言う男の体液でこうなったのだから、その対価はアクアの保護者であるカズマに求めるのが道理だろう?」
「えっ、体液って何?!いやごめん!やっぱ聞きたくないから言わないで!」
何となくそうなる気はしていたが、やっぱ悪魔だし生贄とか用意しろって話だよな。そりゃ死刑囚とかなら国に掛け合えば出てきそうだけども、流石にそれは俺が嫌だしなぁ……いっそキャベツやらリザードランナーじゃ駄目だろうか……
「ち、ちなみに対価ってのは……」
「我々のレートで金貨5億枚か、それに準じる貴重品か……」
「いやまさかの現金かよ?!」
しかも5億エリスじゃなくてそっちのレートで金貨5億枚?!こっちのクソ安いレートでそれは無理ゲーだろ?!
…………………………
「なんて……そんな風に苦悩していた日々が懐かしいな。やっぱり幸運の女神がパートナーだと、人生って全然違うわ……」
アインズとやり取りをして数分、いつもなら莫大な借金を抱えることになったであろうこの状況が、一瞬でひっくり返る事となった。やはり持つべきは幸運の女神の嫁、そして羽振りの良い友人だと思う。
「カズマが良いと言うなら構わんが、デミウルゴス復活の対価に戦車とは……アイツの命はそれだけの価値があるのか?」
「アインズが人命軽視なのは種族的に分かるけど、ターニャがそういう事言うなよ……人命は金に変えられないだろ……」
「おっとそうだった。我々も表向きはそう言っていたな!」
「嫌な幼女だな……まぁ、今回ばかりは助かったけど……」
ターニャの持ってきたプレゼントは、恐らくどんなハリウッドセレブでも選ばないであろう戦車だった。普段ならこれが争いの火種になったり、変な暴走により街を壊したりするのだろう。しかし、この状況ならデミウルゴスが救え、更に対価にするので戦車による何かしらのトラブルも起こらないと言うわけだ。何これ凄いマッチポンプ。流石はチート女神様。
「よし、魔法陣が出来たぞ。後は蘇生の魔法陣の中心に対価を移動してくれ。それで魔力を込めれば、デミウルゴスが復活するはずだ」
「了解だ。さて、折角だからカズマも乗ると良い。土産として持ってきたのに、乗らずに終わるのは切ないだろう?」
「いいのか?!いや、でもそれで俺が対価に支払われたりなんてしたら困るしなぁ……」
生贄で跡形もなくなったら、流石に蘇生とか無理だろうし……
「安心しろ。対価として見合うものだけが発光して対象になるから、もし私が発動タイミングを間違えたとしても、カズマが巻き込まれる事はない筈だ」
「おいアインズ。ナチュラルに俺の価値が低いって言うのやめてくれない?俺コレでも英雄なんだけど?この国の教科書に載ってもおかしくない偉人なんだけど?!」
「す、すまない……そう言えばそうだったな……」
そうだよ!何故かまだ載ってないけどな!
「でも、やっぱ少しだけ名残惜しいな。戦車とかメチャクチャ格好いいのに、それを対価に使っちゃうなんてさ……」
「そう思うなら、何か代わりの対価を用意すれば良いだろう?アインズの世界の相場は判らんが、意外とこの世界にも掘り出し物があるかも知れないぞ?」
「いやいや、流石にそんな貴重品なんて無いって。だって金貨で5億枚だぞ?そんな価値の現物を用意するなんて、現実的に考えて戦車とか戦闘機くらいしか……」
ペカー
「「……んっ?」」
俺とターニャが魔法陣に入った所で、何故か俺のポケットが発光を始めた。もしアインズの言葉を信じるのなら、この中にはアインズの世界で金貨5億枚に相当するお宝が入っている事になる。流石にそんな物をポケットに入れている筈が………
ぴらっ
『昨晩たっぷり焦らした時に手に入れた、エリスの蜜が染み込んだ黒レースのパンツ』ペカー
……………マジか。
……………………………………
「アインズ様、貴方様の手を煩わせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。そして、膨大な対価を必要とする蘇生術を施してくださったこと、心より感謝いたします」
こうしてデミウルゴスは復活した。対価のアイテムは消失してしまったが、儀式は滞りなく成功したようだ。なんでも良いから対価で蘇生が出来るなんて、一体どんな原理なのだろう……
「き、気にするなデミウルゴス。お前が無事で何よりだ」
「ありがとうございますアインズ様。ただ、どうにも周りの皆さんの目が余所余所しく見えるのですが、これは一体……」
「気にするなデミウルゴス。我々はこの世界でも異質な存在なのだ。目立つなと言うほうが無理な話だろう?」
「そ、それはそのとおりなのですが……承知しました。アインズ様がそう仰るなら……」
うん、頼むからそういう事にしといてくれ。蘇生は成功したのだから、俺はもう自分の責任は果たした筈だ。これ以上の厄介事は望んでいない。それに……
「これ凄いですカズマさん!急勾配でもスイスイ登れて、しかも魔力も必要ないなんて!やはり科学と言うのは偉大ですね!」
こんなにエリスが楽しそうなのだ。折角の雰囲気を壊されては困る。
「そりゃ良かった。これはエリスのお陰で手に入れたようなもんだからな。心ゆくまで楽しんでくれ」
「……私、なんかしましたっけ?」
あの対価が何処に行くのか知らないが、今はそんなことよりこの贈り物を楽しもう。街の外を乗り回していれば、きっとスバルも見つかるだろう。ついでにデミウルゴスから距離もおけるし……
「本当に風が気持ち良いです……なんなら、もうこのまま帰りたくないです……」
「そ、そうか……なるべく長く付き合うよ……」
エリスもそれを望んでいるみたいだしな。
______________
「なぁなぁ……アイツ上級者過ぎねぇか?」
「サキュバス店で目隠しプレイしてるのかよ……流石に正気とは思えねぇな……」
知ってます皆さん?目は塞がれても耳は聞こえるんですよ。そんで、俺がアブノーマルな状況って事は、なんなら俺が1番分かってるんですよ。つまり、何が言いたいかって言うとですね……
「レムさん、ベア子、やっぱり店内で目隠しってのは……」
「「絶対に取りません(取らないかしら)!!」」
「あっ、はい。すみません…」
頼むカズマ!早く俺を迎えにきてくれ!俺が変態上級者として、悪評がこの街に広がる前に!
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
デミえもんは人間の皮剥いでるから天罰が下りました。今後魔法を使う時には「この身体はパンツで出来ている」と詠唱して下さい。
本当は集まってからの馬鹿な話を書くつもりだったのに、集めるだけで1話使ってしまいました。ごめんなさい。次回はちゃんと馬鹿な話をします。
また不定期更新ではありますが、お暇なときにでもお付き合いください。