※この作品はR-18です。

英雄特典のエリス様   作:熱心なエリス教

16 / 226
いつも駄文にお付き合い頂きありがとうございます。

本編ならメインヒロインっぽいめぐみんですが、ここまで後回しですみません。

作者のエリス様不足でこちらの回はいつもより長いです。ご了承ください。


七夜目、結局やり過ぎる

「「ばっくれつ♪ばっくれつ♪」」

 

紅魔の里の帰り道、俺とめぐみんは思い出の場所に来ていた。冒険者カードを渡されて、上級魔法を入れろと言われたあの場所に

 

「あの時です。私が一生カズマの側に居ると誓ったのは…」

 

「恩なんて感じる必要ないだろ?めぐみんは本当に最強だったじゃないか。魔王城を落としたのも、バニルを倒したのも、いつも俺達の切り札はお前の爆裂魔法だったろ?」

 

あの時の爆心地は大きな湖が出来ていて、今は釣りが楽しめる観光地になっている。人が居るので爆裂は諦めたが、ほんの少しだけ、俺たちの軌跡を眺めて帰ることにした。

 

「でも、そんな私を最後まで信じて、背中を押してくれたのはカズマです。だから、改めて言わせてください。ありがとう。愛しています」

 

悪い気はしないが、凄く照れくさい。しかし、これに応えない訳にはいかない。

 

「こんな優柔不断な男に、最後まで付き合ってくれてありがとう。俺もめぐみんを愛してるよ」

 

ちゃんと目を見て伝える事が出来た。あの時とは違う。俺に変わったのだ。多少。

 

「少しだけ照れくさいですが…んっ」

 

めぐみんが俺に向かって顔を寄せて目を閉じる。

 

「今日は積極的だな」

 

俺は腰に手を回し、その唇を奪う。屋外で、しかもめぐみんから望まれたことで俺は柄にもなくときめいてしまう。

 

「ふふ、カズマの顔、真っ赤ですよ?」

 

「…そりゃ、めぐみんもだろ?」

 

「そっちの方が、嬉しいんじゃないですか?」

 

やはりこのロリッ娘は魔性だ。舐めてかかると主導権を奪われてしまう。

 

「ねぇねぇ!この丘から湖が見えるよ!」

 

他の観光客が俺達の後ろからやって来た。…キスは見られてないよな?

 

「あぁ、これは失恋の泉だ」

 

ん?なんだその不穏な名称は?

 

「なにそれ?」

 

「なんでも、伝説級のアークウィザードが失恋したショックで大魔法を撃ち込んで生まれたとか…ここの領地を管理してる貴族も、あの泉でデートしたらことごとく結婚が流れるって話題だぞ?」

 

「えぇー、デートには微妙じゃん!」

 

「でも、湖の主はとんでもない大型魚で、デート中のボートは転覆させられるとか…でも、その主を釣るために釣り人が集まってるんだから、皮肉だよな」

 

……マジでなにそれ?ここの領主がモテないだけでなく?て言うか主ってなんだよ!

 

「カズマ、ここの領主の館はどこでしたっけ?」

 

「おいやめろ。まだ撃ってない時にそう言うの辞めろ」

 

「やだなぁカズマ…今日撃ってたら明日聞きますよ!」

 

「もっと駄目だろ!」

 

勝手に失恋と言うことにされためぐみんは、それはもう大変お怒りでした。

 

________________

 

「「ただいま」」

 

「おかえりー。んっ」

 

めぐみんと帰宅した直後、クリスが玄関まで走ってきて自然に唇を重ねる。流石にここまで露骨なモーションは今まで無かったので、俺もめぐみんも唖然としてしまう。

 

「あのクリスさん?!」

 

「なぁに?」

 

悪戯っぽく舌を出すクリス。「いいでしょ?」と言いたげな誘うような表情に、あれだけ色々やった俺も不覚にもドキドキしてしまう。なんだこの甘酸っぱい新婚夫婦のような空気は、良いですけど!

 

「はぁやれやれ、魔王より頭を悩ませる相手がまさかこんなところに…爆裂魔法で何とか出来ないなんて、恋愛とは苦難の道ですね」

 

「爆裂魔法で何とかしようとするのは勘弁して欲しいなぁ…アタシじゃ死ぬから」

 

クリスは軽く冷や汗をかいている。魔王亡き今、今この世界で一番ヤバいのはめぐみんなのかも知れない。

 

「しませんよ。大好きなカズマが許さないですし、私もクリスが好きなのですから」

 

「……めぐみん、ゆいゆいさんの件で変わったね」

 

「自然体で気持ちを伝えることをクリスから学んだのです。あと……下手な策を打つと痛い目見ると学びましたし」

 

めぐみんはクリスと母の影響で更に魔性の女になったらしい。

 

「ところで、爆裂魔法は撃てたの?今日は歩いて帰宅したよね?」

 

「……思い出の地が、不名誉な観光地になってて撃てませんでした」

 

「不名誉?」

 

__________________

 

「では第一回、思い出の地を探せ会議を始めます!」

 

「なにそれ?」

 

帰宅しためぐみんは、パーティーメンバー全員を集めて突然会議を開催した。アクアの疑問も仕方ない。

 

「親公認でカズマの女になった私ですが、その後の記念すべき1発目の爆裂魔法は、大切な1発なのです!そこら辺で済ませる訳には行かないのです!」

 

「いつもは問答無用で撃ちまくるのに…なんて面倒な要望を…」

 

「ゆんゆん?聞こえましたよ。これ以上重要な事が他にあると言うのですか?あるとしたら何だと言うのですか!」

 

冷めきったゆんゆんと熱すぎるめぐみん。しかし、今回の軍配はゆんゆんに上がった。

 

「だって、カズマさんが我慢する理由がなくなったんでしょ?そっちを先に気にするべきじゃないの?」

 

「……あ」

 

顔を真っ赤にして硬直するめぐみん。俺は別にそのままのめぐみんで良いのだが、女の子には色々あるらしい。

 

「ち、ちなみにですが…私はどんな準備をすれば良いんですか?!」

 

「心の準備?」

 

俺にはそれしか言えない。

 

「カズマはそう言うけどねめぐみん。全身くまなく見られて、触られて…場合によっては味見されるよ?」

 

クリスの助言が生々しい。

 

「爆裂会議は中止です!身体を清潔にし、あと可能なら美味しくする方法を募集します!」

 

「それはお風呂行きなよ…あと味付けはしなくていいからね?」

 

クリスの至極全うな助言。

 

「私がピュリフィケーションで浄化する?ピッカピカになるけど?」

 

「それです!お風呂とアクアの浄化で行きましょう!」

 

と言うことで、入浴と浄化で話は決まりました。これで議題は終了…かと思ったら、今度はクリスが前に出る。

 

「じゃあ続いて、アタシの時には聞き耳と見張りが居たのに、自分だけ何事もなくカズマと一夜を過ごそうとしているめぐみんの妨害作戦会議を始めたいと思います」

 

めぐみんはそっと地面に膝を着け、それはそれは美しい土下座を敢行した。

 

「……その、本当にすみませんでした」

 

クリスの議題に素直に謝罪するめぐみん。ゆいゆいさんから学んだことが生かされているようだ。

 

______________

 

「ここなら何かしらの役立つ道具があると思って来てみました」

 

「それはありがとうございます。でも、女性の初体験に役立つものはちょっと…私も経験がないので、何をお薦めして良いのか…」

 

まさかのウィズ魔法具店でめぐみんに遭遇してしまった。ちなみに、俺とクリスはひょいざぶろーさんの作った暖めて混ぜる機械で何か出来ないかを検討中だ。あの人、その場のノリで作るんだもんな…

 

「そう言うのに詳しい人なら、今は裏に居るよ?」

 

「ん?バニルに恋心なんて分かるのですか?」

 

クリスとめぐみんの会話がいまいち噛み合っていない。そう言えばめぐみんはまだ遭遇していないな。

 

「坊やの言ってた小麦の生地だけどね。確かに丸く膨らんだよ。ただ、加熱しすぎも駄目みたいで、上手くいったのはこれだけさ」

 

裏からシルビアが出てきた。シュークリームの生地は加熱してあると言うのを聞いたので、それを試して貰っていたのだが…

 

「あら、あんた紅魔の……」

 

めぐみんは顔をひきつらせ、杖を前に構え

 

「…黒より黒く闇より」

 

「辞めてください!お店が消し飛びますから!」

 

昼下がりのウィズ魔法具店に、店主の悲痛な叫びが響き渡った。

 

………………………………

 

「と言うことで、私はもう無害な美女なのよ」

 

ことの顛末を説明してもらうと、思いの外めぐみんの理解は早かった。

 

「分かりました。ち○こ付き美女さん。カズマの信用を得ているのであれば、私は貴方を攻撃しません。でも1つだけ言わせてください」

 

「ち○こ強調すんな!…なにかしら?」

 

めぐみんは大きく息を吸うと、テーブルに乗り出した。

 

「なんであんなクソみたいなタイミングであらわれたんですか!おかげでカズマの周りにヒロインが溢れかえってますよ!」

 

そう言えば、シルビアの邪魔が無ければめぐみんと俺の関係はあの時に決まっていた可能性もある。

 

「そんなのお互い様じゃない!あんたたちが余計なことしなきゃ、坊やはとっくに私のモノよ!」

 

「いや、それは無い。それだけは無い」

 

少ししょんぼりするシルビアだが、そこに情はかけられなかった。

 

……………………

 

「坊やの働いている店で、坊やとの初体験に使えそうなモノを探しに?え、そう言うプレイなの?ヤバイ初めてのお使いね…」

 

「違います!そもそも何をどうして良いか分からなかったので、ウィズに相談しに来たんです!」

 

めぐみんは赤面しつつも事情を説明した。シルビアは呆れ顔でめぐみんとウィズを見る。

 

「経験値0が経験値0に聞いて、何を得られるって言うのよ…」

 

「ウィズは美人でスタイルが良いので、浮わついた話の1つくらい経験があるとおもっていたのですが…」

 

「あの、私は喜べば良いんでしょうか…泣けば良いんでしょうか…」

 

めぐみんも馴染むのが早い。

 

「私から勧められるのは…これ位かしら?」

 

シルビアはなんの魔法も関係ない紅茶の茶葉を取り出した。

 

「このお茶にはどんな効果が?」

 

「リラックス」

 

「普通のお茶じゃ無いですか?!舐めてるんですか?!」

 

魔法具店に来た意味が全く無いチョイスに、めぐみんは少しお怒りだ。

 

「坊やが好きなのはあんたなの。魔法で塗り固めた女を抱きたいんじゃない。あんたを抱きたいのよ!」

 

「はっ!!」

 

めぐみんに衝撃走る。ちなみに、巻き込まれた俺はただ恥ずかしい。

 

「そのままの自分でちゃんと挑めるように、今は落ち着くことよ」

 

「し、師匠!」

 

なんの師匠だなんの!

 

「でも、もしテクニックの面に不安があるなら、私に頼っても良いわ。サキュバス並みの手管は健在だから…」

 

「ははっー!」

 

めぐみんもシルビアの信者に…でも、凄いテクニックを使うめぐみんなら俺は大歓迎です。

 

「ねぇカズマ、今日の昼食後に時間ある?」

 

何を思い付いたのか、クリスが俺の予定を確認している。いつも何も言わないでも一緒にいるのに…

 

「ギルドを訪ねて、適当に依頼を確認して……うん、暇だな。何をするんだ?」

 

「んー、じゃあ、「私」の部屋に来て。そこで話そ?」

 

俺にしか分からないようにエリスとしての話をするとき、クリスは普段のアタシを私と言い換える。と言うのに自然と気付けるようになったのは、多分俺がクリスの事を常に目で追うようになったからだろう。

 

「分かった。昼食後で良いよな?」

 

「うん」

 

__________________

 

昼食を済ませて一度クリスと別行動をする。そして、ある程度人目を避けたら

 

『テレポート』

 

そこにあるのは簡素な部屋。ただ椅子が向い合わせの何もない……ハズだった部屋。

 

ガッシャガッシャ

「英雄カズマよ!お前ほどの漢が死ぬと言うのか!」

 

「いや、誰だあんた!」

 

目の前で筋骨隆々な上半身裸のマッチョなおっさんがベンチプレスをしていた。そして、大量のトレーニング機器が置いてある。

 

ガッシャガッシャ

「武神だ。エリスの休暇の間、天使の奴がサボるので交代で俺も死者を案内している。まぁ暇すぎてほぼトレーニングだが…ん?お前は死んでないのか?」

 

「いや、あのですね?せめてバーベル置きませんか?!」

 

神様って結構自由らしい。

 

_____________

 

「今回は、女神様の呼び出しに応えた訳でして」

 

「なんだ、エリスに会いに来たのか?ほら、部屋はそっちだ。本来なら天界規定とか色々言うべきなのかも知れんが…愛し合う二人を引き裂く規定など俺は知ったことではないからな!」

 

この武神さん。根はとても良い人のようだ。バーベルを置いて、ダンベルになった所は突っ込みを入れたいが…

 

「エリスも死んだ人間が真っ先に愛する者の名前を口にした時には、こっそり再会できるように融通しているのだぞ?あ、秘密だったわこれ」

 

「なんか予想できます。良い娘ですもん」

 

武神さんはとても上機嫌に俺の背中を叩いてくる。その手から伝わる衝撃は既に人類のモノではない。

 

「女神を良い娘とはな。肩書きではなく一個人と見る姿勢、気に入ったぞ!」

 

なんだろうこの人、本当に神なのだろうか?ノリは気の良いおっさんにしか見えない。

 

「と言うことでお前に加護を与えてやろう!元々結婚祝いにくれてやるつもりだったし、多少早くても構わんだろ!しかも、武神の加護なぞお前位しか持ってないからな!」

 

「マジですか?!良いんですか?!」

 

マジで気前の良いおじさんでした。

 

「…武闘家って、自分で強くなりたい奴等ばかりで、俺の加護とか求められねぇんだわ」

 

あれ?なんだろう。なんか寂しい。

 

「おかげで信仰心はちょこっとしか集まらねぇし、筋肉で神様の威厳を保ってる訳よ…ははっ」

 

なにそれ辛い。でも確かに神頼みの格闘家とか嫌だ。

 

「折角だ。冒険者カードに格闘スキルも色々入れておいてやるよ。エリスを守るために使ってくれ」

 

やだ、この人イケメン。冒険者カードの未習得スキル欄が凄いことになってる。でも、筋力がないので威力は出ないだろうし、多分使い道はない。

 

「あの…カズマさん、武神様?」

 

雑談に夢中になり結構な時間が経過していたようだ。待ちかねたエリスが俺を呼びに来た。

 

「おぅ、悪いなエリス。カズマを借りたぜ。ほら、行ってやれ、カミさんがお待ちだ」

 

「か、カミさん?!まだ…違います…けど」

 

照れるエリスはとても可愛い。

 

「お世話になりました武神様。また会うことがあったら色々教えてください」

 

「おう、挙式には呼べよ?」

 

気の良いおっさんに見送られ、俺はエリスの部屋に入った。直ぐにガッシャガッシャと筋トレの音が聞こえてきたので、やはりここは壁が薄い。

 

「カズマさんは人間以外にはモテますね…」

 

「人間以外は余計だろ?!」

 

待たされて少しだけ寂しかったらしく、ちょっとだけエリスがムスッとしている。取りあえず、椅子も無いので勝手にベッドに座らせて貰う。

 

「さて、ここに呼ばれた理由は?」

 

「そうでした!私、最近構って貰ってません!」

 

俺の隣に密着し、そんな不満を漏らすエリス。

 

「クリスの時は殆ど側にいるだろ?」

 

「違います!エリスとクリスは別です!ちゃんとエリスとして愛を囁いて欲しいんです!」

 

乙女心は複雑らしい。

 

「それなら、もうパーティーメンバーには正体を教えても良いんじゃないか?ずっと近くに居られるぞ?」

 

「ダクネスを裏切ったみたいになるじゃないですか…あと、出来ればクリスとしての関係も継続したいなぁって…」

 

「許してくれるよ、友達なんだからさ。まぁクリスとの関係は俺も続けたいと思ってるけど」

 

ダクネスとクリスはそれくらいで関係が悪くなるとは思えない。この二人はきっと形が変わっても関係は変わらないだろう。ちなみに、俺とクリスの関係は無いと町での生活で困るし、どちらも可愛いのだから仕方がない。

 

「じゃあ、私とダクネスが正式にカズマさんの奥さんに加わったら言います」

 

「それ、俺の責任が重大じゃないか?!」

 

「それはもう、頑張ってください」

 

まったく、この小悪魔女神には困ったものだ。

 

「まぁ、それはそれとしてですね?」

 

いきなり俺の正面に移動し、顔を寄せてきた。やっぱり美人でちょっとドキドキする。

 

「今夜は多分、めぐみんさんとするじゃないですか…」

 

「やっぱり…嫌か?」

 

少しだけ不安そうなエリスの表情。この顔を見てしまうと、少しだけハーレムを後悔する。

 

「このパーティーを終わりまで見送る事に、私は後悔はありません。でも、不安なんです。カズマさんがやり過ぎる事が!」

 

「そっちかよ!」

 

俺は女神にまで性獣と思われているのだろうか

 

「クリスで失禁するまでいじめられたの、私は忘れてませんからね?」

 

「それはマジでごめん…」

 

反省してます。一応後悔もしてます。でもまたやると思います。

 

「だから、その…私がカズマさんをスッキリさせてですね?ちょっとでもカズマさんの暴走が防げたらと思いまして…」

 

それはつまり、エリスが俺にご奉仕して予めちょっと出しておこうと言う事か?そんな理由で俺にご奉仕なんてするのだろうか?

 

「へーそれは魅力的だな。…で、本音は?」

 

「折角男女の関係になったのに、最近ご無沙汰ですし、私もカズマさんにしてあげたいです…それに、カズマさんなら4.5回出しても元気ですし…」

 

突然の素直。回数的にはエリスとクリスが一番多いけど…嬉しいよね。好きな女の子のご奉仕なんて。

 

「気持ちは嬉しいけど、壁が薄いここで?」

 

「私は奉仕する側なんですから、声の心配はありません!」

 

今回は抱かれる前提では無いらしい。気分が乗ったらわからないのだけど。

 

「エリスが奉仕か…すごく可愛いのが見られそうだな…」

 

「そんな余裕も今のうちです!普段は人々の痛みを理解する為の『共感覚』のスキル。これを使うことで、カズマさんの気持ちいい所は私に筒抜けなんですからね!」

 

この女神はマジでサキュバスなのではなかろうか?と言うか人の痛みを理解する為の徳の高いスキルをそんなことに使って良いのだろうか。などと疑問は尽きないが、本人がノリノリなので、深くは追求しない。

 

「じゃあ、カズマさんのズボン、下ろしちゃいますからね?」

 

俺にのしかかり、誘うような表情で俺のズボンに手をかけるエリス。今のエリスは年上の色気を放つ魔性の女神だ。側に居たら1日の大半をベッドで過ごすことになるだろう。

 

「えっと、カズマさんを見つめながら…あれ?ベルトが取れないです…あれ?」

 

しかし手際は悪い。焦ってる顔は凄く可愛らしいが、無理してベテランなお姉さん感でも出そうとしてるのだろうか。

 

「ほら、細かいところは今後慣れていけば良いだろ?」

 

ベルトを自分で外し、あとはエリスに任せる。

 

「こ、これから本番ですから…ひゃん?!」

 

ズボンをずらすと既にいきり立ったリトルカズマが現れ、少しだけ驚くエリス。大人の雰囲気が全然継続しない。いや実年齢は俺より数倍大人だとは思うんだが……

 

「まだなにもしてませんけど…期待してくれたんですね」

」

 

「そりゃ惚れた女の子がしてくれるって言うし」

 

エリスの両手が俺の竿に添えられる。触れられただけなのに、期待してた俺は過敏に反応してしまう。

 

「触っただけでビクッてしましたよ?えへへ、なんか嬉しいです」

 

なんだろう。この初々しい女神に背伸びさせてこんな事させてると思うと凄く背徳感を感じる。クリスと同一人物なんだから、かなり今さらではあるのだが…やっぱり普段のキャラって大事だな。

 

「あむ……あんっ、こら…気持ち良くても良い子にしてて」

 

などと考えていたら、躊躇なく亀頭を口に含まれた。俺はなす統べなく快楽に腰が跳ねてしまい、エリスが驚いて口を離す。

 

「…ちょっと大胆すぎない?」

 

「ふふふ、私だってカズマさんの為ならこんなことしちゃうんですから…はむ…じゅぷ」

 

気を取り直して俺の物を咥える。クリスの時の運動量に頼る奉仕とはまた違う。口内に含み、ねっとりと舌を這わせ、こちらの反応を観察しての奉仕。自分の口内で反応する俺を見て、とても満足そうな目を向けてくるエリスは。女神よりもサキュバスに近い存在に見える。

 

「ここら辺、優しくされるとどうですか?」

 

裏スジに舌を密着させたまま、ゆっくりと喉の奥まで竿を呑み込んで行く。全体を唇に優しく撫でられる感触と、舌で少し強めに刺激される裏スジの快楽。あまりの気持ちよさに情けなく吐息が漏れてしまう。

 

「すげー良い。女神が俺のためにこんな頑張ってると思うと、嬉しさと興奮でどうにかなりそう」

 

「もう、こう言う時ばっかり女神扱いするんですから…」

 

拗ねたような声で抗議するが、そう言うプレイなのは承知しているのだろう。エリスの唇が俺の竿から離れる気配はない。

 

「そんな意地悪なカズマさんは、私が虐めちゃいますからね?」

 

竿より更に低い位置、陰嚢の下に舌を伸ばす。まさかエリスがこんな所まで…

 

「はむっ、ろうれすか?こっひも、ひもひいいれすか?」

 

舌を出したまま、陰嚢を軽く咥え込む。冷やすために露出している器官にエリスの舌と唇から熱が伝わり、じんわりとした快楽が腰まで広がってくる。しかも咥えたまま喋られると、音の振動がまた違う快楽を生む。

 

「誰に習ったんだよ…こんなの」

 

「カズマさんが…夢でされてたので……」

 

「…マジか」

 

サキュバスのあれは妄想日記の再現映像。つまりは性癖の垂れ流しなのだが…

 

「確か温めたら…今度はこっち…あむっ」

 

やんわりと包み込むように竿の先端を咥え、先端に舌を這わせる。左手は竿の付け根を握り、右手は撫でるように竿を扱く。あぁ、これ俺のお気に入りのアダルトなビデオのプレイだ。モザイク無しで好きな女の子にはそれを実演して貰えるのは感動だが、これを知られてしまった羞恥で素直に喜べない。

 

「サキュバスって、本来なら女神の敵じゃ…」

 

「あの街のサキュバスは人に仇なす存在ではありませんし…私には有益な情報をもたらすので…」

 

守秘義務について、今度説明をしてやろう。今は得をしているので怒りは湧かないが、悪用されると本気で困る。

 

「俺は性癖を晒された訳で…」

 

「カズマさんが嫌ならもう聞きません。でも、その代わり…カズマさんが私に色々教えてくださいね?」

 

「え?いいのか?」

 

期待と欲望が無限に広がる提案を受けた。背徳感と支配欲をこれほどそそられる事が人生にあったろうか…

 

「今さらですよ…私の身体は、もうカズマさんだけの物ですから…」

 

得意気に奉仕を再開するエリス。共感覚の影響なのか、気持ちいい所を的確になぞり、慣れてくれば移動、また気持ちいい所を探す。可愛らしく上目遣いされながら、これほどのテクニックで奉仕されてしまっては、俺に抗う術などない。

 

「エリス、そろそろマジでヤバイんですけど…」

 

「うふふ、このままどうぞ?」

 

俺の情けない声を聞いたエリスは、嬉しそうな顔で竿を奥までのみ込む。奥に辿り着くまでのほんの数秒でさえ、エリスの舌と唇は俺への奉仕を緩めない。ざらざらした舌の表面が、少し強めに裏スジを責める。

 

「うぁ、ごめん!」

 

その甘い刺激に、喉に亀頭が擦れると同時に限界を迎えてしまった。

 

トプッ

「んっ……じゅるる」

 

喉に直接吐き出したにも関わらず、エリスはむせる事も無く尿道に残った精液まで全て吸い出す。こんな技術がどこにあったと言うのか…

 

「む、無理はするなよ?吐き出しても良いからな?」

 

流石に心配になりエリスの顔を除き込む。すると、顔を寄せ、俺に見えるように口を開いた。

 

「ほあ、いっはいれあひは」

 

多分、ほら、いっぱい出ました。と伝えたいんだろう。エリスの口内には大量の精液が貯められている。あのビデオでも確かに見せていたが、エリスにやれると破壊力が桁違いだ。

 

「んっ、ぷはっ…カズマさんの味…覚えちゃいました」

 

俺に見せたら満足したらしく、唾液と共に精液を飲み込む。女神の口に欲望を吐き出し、それを飲ませたと言う事実が、俺の中のどす黒い欲望を刺激する。ちなみに、俺の味だとかの台詞はビデオに無かったので、エリスが自分で考えたんだろう。なんてエロくて可愛い女神だ。

 

「エリス、ここまで来たらもう…」

 

「だ、だめですからね!この後、めぐみんさんが待ってますから!」

 

「ここでエリスとしても余裕だから」

 

「だ、駄目ですよ!壁薄いんですからぁ!」

 

そう言うと、エリスは俺の腕の間に潜り込み、まだ元気な俺の竿を両手で掴んだ。

 

「そんな悪い子には、もっとお仕置きですよ?」

 

そう言うと、まだ敏感さが残る竿を喉の奥まで咥え込んだ。

 

「うぁ!今日はなんでこんな…」

 

エリスの口内はまだ熱を帯びていて、咥えられた時の温度も俺の欲望を駆り立てる。

 

「じゅるじゅる…れろ」

 

垂れそうになる唾液を吸い上げながら、舌をぴったりと竿に押し付ける。頭を動かすのは最低限のストロークだけで、どちらかと言うと包み込むような奉仕。

 

「これは、どこで習ったんだ」

 

「んっ、ぷはっ…こっちは、カズマさんが私にしてくれてる時の動きを真似して…」

 

あんなに乱れながらも俺の為に色々勉強していたらしい。

 

「じゃあ、エリスは自分が何をどうされているか確認しながら可愛い声を出してたんだな…そんなことばかり考えて、悪い女神だ」

 

「そ、それは!…そうですけど…私をこんな風にした人が言わないでください!」

 

ちょっと目を伏せて羞恥心に震えるエリス。壁の防音工事がしたい。今からその顔をぐしゃぐしゃになるまで抱いてやりたい。

 

「……クリエイト系のスキルでなんとかならないかな」

 

冒険者の俺は、どんなスキルも取れるのだから、そう言う便利なのが合っても良いと思う。

 

「く、クリエイト?!赤ちゃんはクリエイト系スキルでは作れませんからね?!そ、それともそう言う隠語ですか?!」

 

「壁の防音の話なんだけど?」

 

何を勘違いしたのか、エリスの顔が真っ赤に染まる。この恥じらいの顔が俺には堪らない。

 

「エリス…赤ちゃん、クリエイトしようか?」(イケボ)

 

少しだけ悪乗りした。でも照れるエリスが可愛いから、男なら仕方ない。

 

「……はむっ。じゅるるる!」

 

「っ!エリスさん?!ごめん!恥ずかしかったのは分かるから!ちょっと弱めて!」

 

予想を裏切る反撃と言う対応。思い切り吸い付きながらの全力ストローク。まさに口を犯しているような感触だが、まだ敏感な時にこれは不味い。完全に射精させる為の動きだ。

 

「ぐぷっ、じゅぷ…らひへ!」

 

咥えたまま射精を強要される。既に限界間際の俺に、こんなの我慢できる筈がない。

 

「ごめん!エリス、また!」

 

ドクッ

「んんっ!……ケホッ、んっ…コク」

 

勢い良く精液を喉に叩きつけられ、流石に今度は軽くむせた。しかし、それでもエリスは一滴も残さずに飲み干す。

 

「ふぅ……私のお口で情けなく出しちゃった感想はどうですか?」(小悪魔スマイル)

 

「いやもう、最高でしたとしか…」

 

きっと俺はやり返されたんだろう。ただ、エリスの可愛さとエロさが勝り、あんまり悔しくない。

 

「もうやられてばっかりの女の子じゃありませんからね?今度からエッチな意地悪にはちゃんと反撃してあげます」

 

「エリスはどんどん俺の好みに染まっていくな…」

 

「えへへ、寝てるカズマさんでいっぱい練習しまし……あの…今のは…聞かなかった事になりませんか?」

 

安楽少女みたいな事を言い出した。しかし、そうかこのスケベ女神め…

 

「なりません!俺の出せる量がヤバいのはエリスのせいだな!」

 

連続でエリスの口内に吐き出したにも関わらず、全く萎える気配がない。俺はマジで性獣になってしまったのだろうか。

 

「あ…それは妊娠率の低い女神に合わせて、カズマさんが進化を…だって私がカズマさんのを出せるようになったの最近ですし…」

 

「最近って、既に何度もやってたのかよ…そもそも、幸運の女神と運だけで魔王に勝った男だぞ?0%じゃないなら、俺達には妊娠確率も回数も関係ないだろ?俺には連射力はいらないはずだ!」

 

「カズマさんは本当に…真剣に悩んでいた私が馬鹿みたいじゃないですか」

 

やはり真面目ゆえに、妊娠率の件は気にしていたようだ。

 

「俺は忘れてないぞ。理想的な配偶者と不自由のない生活が本来の魔王討伐報酬なら、エリスがちゃんと俺の嫁にならないのは契約違反だ」

 

「私が理想的な配偶者って言うのは素直に嬉しいのですが…女神に赤ちゃん産ませるのが報酬って…凄いこと言いますよね…」

 

神様の尊厳とやらを逆手に取り、無理矢理エリスを納得させる。

 

「だから…良いよな?」

 

そして、その空気を利用してエリスの肩を掴み、そのままベッドへ押し倒した。

 

「…しちゃうつもりですか?」

 

「夜這いまでしちゃう頑張り屋さんの嫁に、俺は我慢の限界なんで」

 

そっと唇を重ね、エリスの服の中に手を滑り込ませる。スベスベとした肌は、ほんの少しだけ汗ばんでいる。

 

「もう……唇を塞ぎながらだったら……良いです」

 

俺はもう理性を放棄して、エリスのショーツに手を伸ばし

 

バターン

「カズマさま!良いタイミングでいらっしゃいましたね!」

 

「貴女は最悪のタイミングでいらっしゃいましたね!」

 

そして、乱入してきた天使により、今日はお預けとなった。

 

______________

 

「まさか壁が薄いと承知の上で営むおつもりだったとは…私めの配慮が足らず申し訳ございません。ささっ!そう言うプレイならば私はここで控えておりますので……どうぞ!」

 

「出来るか!」

 

「後ろ向きます?」

 

「そう言うことじゃないです!」

 

「何と言う不条理…私めに挽回の機会も与えて貰えないとは…」

 

この天使、俺たち相手にどんどんヤバイ方向にはっちゃけて無いか

 

「その、カズマさんに用があったのでしょう?用件を伝えては?」

 

エリスは必死に取り繕って天使と話をしている。耳まで真っ赤でよくやる。

 

「そうでした!エリス様の次の排卵が半年後に迫っていて、これを逃せば400年は来ないとの連絡を愛の女神様よりお伝えしに参りました!」

 

「……え?!普通私に言いませんかそれ?!本人ですよ!と言いますか周期長くないですか!?」

 

「女神の妊娠率が余りに低いので、愛の女神様に聞いてきたんです。女神は身体の老化も遅いのですが、まさかこんな所まで長期的周期だとは思いませんでして…」

 

なんで聞いてきたのだろうか?エリスの為だとしたら、この天使は相当エリスが好きなのだろう。

 

「あ、私の周期は12年後です。カズマ様、ちゃんと覚えててくださいね?」

 

「ちょっと?!貴女もカズマさん狙いなんですか?!」

 

え?まだモテ期は続くんですか?!しかも天使にまで!……いやでもこの人はなぁ…

 

「いえ、代わり映えのない天界で12年も先では忘れそうなので、カズマ様に覚えておいて貰おうと…」

 

「…貴女は本当に自由ですね」

 

「恐れ入ります」

 

「…エリスとアクアの補佐って、この人だけなのか?」

 

「なんと!私に不服が?!」

 

不服しかねぇよ。

 

「将来、死後もエリスの側に居るなら天使でもやろうかな」

 

「カズマさん…お気持ちは嬉しいのですが、それはほとんど永遠に神の僕となる契約でして…」

 

エリスはそう言う関係は望まないらしい。

 

「カズマ様…お気持ちは嬉しいのですが、エリス様から寝とるのは心が痛みます」

 

「なんでそっちの為だと思った?!」

 

この天使は色々大丈夫なのか

 

「恐れ入ります!」

 

「馬鹿にしてんのか!」

 

なんか、ムード壊れたし疲れたわ。

 

「さて、これで聞き耳を立てていた輩は全員居なくなりましたね」

 

「え?まさかそれを狙って?て言うか聞かれてたんですか?!」

 

「無論です。エリス様とカズマ様の恋愛には皆様興味津々ですが、私の馬鹿な会話を盗み聞きするほど皆様暇ではありません。ささ、こちらが本当の極秘事項になります」

 

薬品が詰まったビンを渡された。

 

「女神用の排卵誘発剤です」

 

「え?!そんなものあるんですか?」

 

「存在が殆ど知られていない伝説のアイテムです。カズマ様とエリス様の為ならと、上層部が」

 

なんでそう言う大切な物をコイツに渡したんだろう。

 

「1錠で1人、50錠入りで50人まで産むことが出来ます。まぁ当たればの話ですが、そこは幸運のお二人、問題は無いでしょう。なんなら双子で100人でも!」

 

テンションの高い天使はスルーして、瓶の観察をする。

 

「使用期限が2000年後までなんだけど」

 

「なんと!既に3000年経過してるじゃ無いですか!古いものを渡すなんて!」

 

5000年もつんだ…これ

 

「女神に望まぬ妊娠などあってはなりませんので、これには更に使用条件があります」

 

「面倒だな神様の道具」

 

「そう言わず、カズマ様1錠出してみてください」

 

言われるがままに瓶の蓋を開ける。なんだろう。ルルって風邪薬の瓶と同じ感触。

 

「ほら1錠、これで良いか?」

 

「素晴らしい!女神への愛が本物で無いとまず蓋が開きません。悪意あるものなら指が消し飛びます。さぁそれをエリス様の前へ」

 

一瞬ヤバイ説明が聞こえた気がするが、今は無視しよう。天界のやつはこんなのばっかだ。

 

「こうか?」

 

錠剤が光っている。

 

「この光は、使用者との間に愛が、心の繋がりがある証です。あ、今度は私の方にお願いします」

 

光が淡くなっていく。なるほど、これはまさしく真実の愛を測る神の道具といったところか。

 

「そして、その光は真実を写します。エリス様の前で、錠剤を観察してみてください」

 

「あ、本当ですね。この光で文字が浮かんでます」

 

「おー、これ天界の言葉か?」

 

「はい、えっと……え?『座薬』って書いてます…」

 

なにが真実の愛を試す薬だ。感動を返して欲しい。

 

「これぞ究極の安全装置!こんな飲みやすそうな形でこれですよ!」

 

「瓶の封印とか色々有効なのがあったよな?!必要か!座薬にするの必要か?!」

 

「何を言ってるんですかカズマ様?封印なんていつか破れますよ?」

 

「そうですね。確かに封印だけでは心許ないですね」

 

女神たちの常識では、封印は頼りないらしい。

 

「では、私は大切な物を渡しましたし、カズマ様に遊んで頂いたので帰りますね!」

 

なんだこの天使は、今度からもっとまともな助手に変わらないだろうか。

 

「あ、そう言えば、今回はどんな音漏れが?今回は問題になりそうな発言は無かったですし、大丈夫ですよね?」

 

結構大きめの声で俺に反論してたりしたような気がするが…確かに大声で話した内容で状況は分からないだろう。ご奉仕の事は大声で話して居ないし、仲の良い二人くらいの認識で済むのではなかろうか。

 

「そうですね。今回は断片的な会話しか聞こえてませんでしたよ?聞こえたのは…「愛を囁いて」「カズマさんやり過ぎ」「壁薄いのに」「私をこんなにして」「赤ちゃんクリエイト」って所です」

 

何それめっちゃ恥ずかしい所じゃん。特に最後のやつ。

 

「……へー?」

 

不味い、エリスの目からハイライトが!これは暴走する前兆。取りあえず、抱き締めて頭を撫でる。

 

「落ち着け。落ち着くんだエリス。騒いでも騒いだ恥が上乗せされるだけだからな」

 

「……うぅ…消えてしまいたい」

 

「ご安心くださいエリス様…」

 

「おいこら天使!お前は余計なこと言うから今は黙っとけ!」

 

いつも大抵はコイツがトドメを刺すもんな。

 

「そんな!折角私が起死回生の手段をお教えしようとおもいましたのに…」

 

今回は信用しても良いのだろうか?

 

「よし分かった。言ってみろ」

 

「エリス様のような清楚系美少女が、大好きな人の為にエッチになるのはむしろ高評価です」

 

「うわあぁぁーーん!」

 

「このバカ天使!それがなんのフォローになると思ったんだよ!」

 

「エリス様がエッチになるとカズマ様の評価はうなぎ登りだと…さすれば周りの評価など無視できると…」

 

「……うぅ、そうなんですか?」

 

エリスが捨てられた小動物のようにこちらを見ている。

 

「そりゃ凄く嬉しいけど…」

 

内容が酷いので、良いフォローが考えられない。

 

「自分を愛する人の為に変えるのはとても尊いことです。魔王を倒し、ナンパも出来ないヘタレ男がエリス様を求めたり、スネカジリの引きニートがエリス様の為に真面目に勤労に励んだり…カズマ様の変化を、エリス様はどう思いましたか?」

 

「それは…凄く嬉しかったです」

 

なんだよ天使、やれば出来るじゃないか!でも俺には喧嘩売ってるだろ。後で話をしようか?

 

「だから、エリス様がドスケベになっても良いのです。カズマ様は喜んでくれますよ?あ、もう実際に大喜びでしたね!」

 

「ちょっと!ドスケベ必要でした?!実際の部分も必要でしたか?!」

 

「やっぱり分かっててやってるだろこの天使!」

 

「あー!私、次の仕事がー。と言うことで失礼します!」

 

逃げるときは本当に素早い。相変わらず、嵐のような人だ。

 

「…夕飯時だし、帰るか?」

 

「そうですね。なんか疲れちゃいました…」

 

『テレポート』

 

二人で俺の自室へ。もう、エリス用に別宅が欲しい。

 

__________________

 

「もっとです!もっと魔力を込めて!」

 

「『ピュリフィケーション』『ピュリフィケーション』もう良いでしょー?!」

 

帰宅したら、リビングでめぐみんをひたすら浄化するアクアが居た。

 

「あの、何してるんですか?」

 

「あらエリス、今日は珍しく普通に訪ねてきたわね」

 

そう言えばクリスになってなかった。これはいつか普通にやらかしてバレる気がする。

 

「私の浄化をして貰っています!しかし、アクアの浄化がいまいちで…」

 

「ちょっと?!最高峰よ!私の浄化の実力は最高峰よ!!」

 

アクアのイメージのせいで浄化が最高峰には感じられないのだろう。マジでトイレしないのだから、本当に最高峰ではあるのだろうが……

 

「エリス様、私は信者ではありませんし、貴方にカズマを譲るつもりもありませんが、同じ男に惚れたよしみで浄化魔法をかけて貰えませんか?」

 

「めぐみんさん、こう言う時って、せめて何か譲歩する事を言いませんか?」

 

うちのロリッ娘は、正直者で図太い。が、既にめぐみんに触れている辺り、エリスも何だかんだお人好しだ。

 

「女神エリスの名において、この者の不浄を祓いましょう『ピュリフィケーション』」

 

「来てる気がします!凄いのが来てる気がします!」

 

「なんでよー!私のと変わらないじゃないの!」

 

アクアは不満げだ。日頃の行いのせいなので、俺もフォローは出来ない。

 

「前口上を入れただけで、私とアクア先輩の浄化はそんなに変わらないはずなのですが…」

 

「まぁ、めぐみんは前口上とか大好きだからな…」

 

「所でめぐみんさん、なんで浄化が必要なんですか?」

 

「……女神様に嘘を付いたら地獄に落ちたりしますか?」

 

「そんなことしませんよ」

 

なんでそれ本人に聞くんだろうか。

 

「アクシズ教に入信するために身を清めてました」

 

「流石にすぐ分かる嘘はどうかと…」

 

「えぇ?!」

 

急いで入信証を用意していたアクアが少しだけ哀れだ。

 

「うぅ、かじゅまさん…ぐすっ…エリスがね…可愛がってた後輩が…私の宗教に入ることを直ぐバレる嘘って言ったの…」

 

「よしよし、辛かったな…」

 

「かじゅまさんは、入ってくれるよね?」

 

「お断りします」

 

「うえぇーーん!この!このぉ!」

 

ぽかぽかパンチが地味に痛い。

 

「おいアクアやめろ、そんなに『怒れなく』されたいのか?」

 

「…馬鹿、今夜はめぐみんでしょ」

 

察しが悪い女神も、自分のベッドでの事は察することが出来るらしい。認めたくないが、こうなるとコイツは可愛い。

 

「カズマさんって、根底はサディストですよね…」

 

「否定はしませんが、痛い事はしてないので天罰は辞めてください」

 

「私はそんな女神ではありませんよ?!」

 

このパーティーもエリスを受け入れてくれそうだ。一人だけ距離があるが……

 

「どうしよう…女神様だ…カズマさんに近い…でも私が女神様の妨害なんて…なんでクリスさんがこう言うときに!」

 

ソファーの陰から様子を伺うゆんゆん。しかし、そこを詰めに行くエリス。

 

「ゆんゆんさん、私と貴方はカズマさんを愛し、愛された同士です。だから、そんなにかしこまらず私と自然体で話をしてください」

 

「良いんですか?!」

 

「勿論です」

 

「後から「社交辞令って知らないの?これだからボッチは!」なんて言いませんか?」

 

「それは、辛い過去をお過ごしですね…」

 

「じゃあ言わせて貰いますが、私はもうカズマさんに捧げた身です!女神様にも負けません!」

 

「はい、私もカズマさんに捧げた身です。こちらこそ負けるつもりはありませんよ」

 

牽制し合っているが、決して険悪ではない?ゆんゆんとエリスは、何故か良いライバルのようになっている。

 

「ほら、カズマさんはめぐみんさんを連れてお部屋にどうぞ?私たちはこちらで談笑しておりますので…」

 

「ん?そこは夕食後に寝る前とかじゃないのか?」

 

いつもはそんな感じだけど

 

「めぐみんさん、緊張で喉を通らないんですよ。だから、こんな時間に浄化などしていたのです」

 

「…エリス様、そんな、信者でもない私を気にかけて…」

 

「めぐみんさんは、英雄の一員では無いですか。貴方も私が祝福する相手です」

 

やはり気遣いが出来る女神だ。エリスにフォローされてしまっては、行くしか無いだろう。俺はめぐみんをお姫様抱っこして寝室に向かう。めぐみんには抵抗の意思は見られなかった。

 

「めぐみん!」

 

「はい?」

 

アクアが寝室に向かおうとするめぐみんに声をかける。

 

「こんなハーレム男の言うことなんて信用ならないでしょうから、私が言ってあげるわ!カズマさんは間違いなくめぐみんが好きよ。だから、安心して身を委ねなさい」

 

「それ、アクアが言うのかよ!」

 

「まぁ、確かに女神まで連れ込む男の言うことは信用できないかも知れませんね」

 

めぐみんも辛辣だな…実はそこまで愛されていないのか?

 

「でも、カズマを疑って過ごす位なら、私は信用して裏切られる方を選びます」

 

「めぐみん…」

 

あれ、俺が泣きそうだぞ。

 

「だから、一生後悔させないでくださいね?」

 

「当たり前だろ?俺がお前らを裏切ったことあるか?」

 

「割と」「結構な頻度で」「時々」「…ノーコメントで」

 

「あっれぇーー?」

 

なんで皆、こう言う空気で素直に言っちゃうかな?

_______________

 

「その、冷静になると仲間たちに見送られて寝室に入るのって凄く恥ずかしいですね…」

 

「今冷静になっちゃったか…」

 

俺のベッドに並んで座る。サキュバス店に通うのとは違い、これはあくまでめぐみんとの関係の進展だ。経験人数が増えようと、緊張が無くなることはない。ゆんゆんとかアクアの様なレアケースは除くとして。

 

「その、なんで来ないんですか?カズマが性獣となって奪われ、私が被害者としてカズマに罪悪感を植え付けるまでがセオリーじゃないんですか?」

 

「俺をなんだと思ってるんだ?」

 

「前科持ちの性獣」

 

「…とても反省しています」

 

この空気、性的な流れに持っていくの無理なのでは?なんか思春期に初めて出来た彼女と二人きりにされた童貞みたいじゃないか?!いや童貞ではないんだけど。

 

「あぁ焦れったいです!」

 

そう言うとめぐみんは大の字にベッドに寝る。

 

「さぁ!来なさいカズマ!私にその無限の性欲をぶつけるのです!」

 

ほう、言ったな?

 

「そうだよな、本当の仲間って本音でぶつかり合える必要があるよな?」

 

「あれ?カズマ…今の流れは、「バカ、俺がめぐみんに酷い事するわけないだろ?」って優しく何とかする流れではないのですか?」

 

「バカ、俺がめぐみんに酷いことするわけないだろ?」

 

気持ちいい事は酷いことじゃない。だって気持ちいいんだから。

 

「カズマのそのゲス顔は、気持ち良くて私がどんな醜態を晒しても、「酷いこと」じゃないと開き直るつもりですね?!今からでも、私が拒むことはしないに変えてください!」

 

「分かってるよ…ちゃんと止めてくれって言ったら止めるから安心しろ」

 

「な、なら良いです…優しくお願いします…」

 

「じゃあ…ここからな?」

 

めぐみんを膝に座らせて、後ろから抱き締める。そのまま両手でめぐみんのへそ周りを撫でる。

 

「がっつかないのですね…」

 

「ここら辺まで入るから大丈夫かな?って確認してる」

 

「あれ?実はがっついてました?!」

 

確認だけなので、がっついては居ないと思うんだが…

 

「じゃあ、こっちか?」

 

服の上から胸に手を伸ばし、やんわりと揉んでみる。優しく、焦らすように、と言うか焦らす9割のバランスで。初めての女の子にがっつくなんて紳士じゃないが、女の子が望むことに応えたらそれは紳士だろう?

 

「その、カズマが望むなら……多少はがっついても構いませんよ?」

 

「物足りないのか?夜は長いんだから、あせるなよ」

 

「その、なんか焦らされていると言うか…私の身体がおかしいのか分かりませんが…ムズムズした感覚が抜けなくてですね?」

 

大抵の事は頭が回るめぐみんではあるが、こう言う事を知る機会が無い以上は好きに誘導が出来る。

 

「それが積み重なって気持ち良くなるんだぞ?あせるなって」

 

「分かりましたけど…そんなにかかるのなら何か食べるべきでしたよ…」

 

そう言えば緊張で喉を通らないとか言ってたな。

 

「終わったら、後でこっそりラーメン作ってやるよ」

 

「約束ですよ?深夜になんて、さぞ背徳的な美味しさがあるんでしょうね…」

 

既に俺は背徳的な味わい方でめぐみんを頂いています。本当にすみません。

 

「そろそろこっちも…」

 

確認の意味も込め、下半身にも手を伸ばす。もし何も濡れてないとなれば、方向修正が必要になるが…

 

「んっ!やっぱり、そこが一番気持ちいいと思いますが…」

 

少し触れただけで可愛らしい声が漏れた。少しだけだが湿り気も確認できたので、これでじわじわやっても良さそうだ。

 

「デリケートな部分だから…優しく触るな?」

 

「ひゃう!気持ち良いのですが…強くしてはくれないのですか?」

 

欲しがって来たな…

 

「強くしたら痛くなったりするからな…優しくゆっくり感度を上げていこう」

 

「うぅ、早く…良くしてくださいよ?」

 

快楽を欲しがるめぐみん。エロいおねだりをこの年の娘にさせると言うのがそもそも背徳感がヤバいのに、その理由が俺の策略によるものだと思うと更に色々ヤバい感情が芽生えそうだ。

 

「あぁ、カズマがもう少しだけ強くしてくれたら…痛くしても良いから…思いっきり感じさせてくれませんか?」

 

「馬鹿。めぐみんの大切な身体だぞ?そんなの…いや1つだけ方法があるな」

 

わざとらしいブラフ。

 

「…どうせ分かってて焦らしていたとは思いますが、一応聞いてあげます」

 

「舌でなら、痛くないよ?」

 

めぐみんは余計に顔を赤くして、目を背けてしまう。

 

「紅魔はトイレ行かないとか言ってすみませんでした…そこから色々出るので、口でされるのは…その」

 

「でも、舌ならヌルヌルだし、柔らかいし、温かいだろ?指の数倍気持ち良いと思わないか?」

 

めぐみんの呼吸が少しだけ早くなる。興奮により身体の熱量が上がっていくが、して欲しいとはまだ言わない。

 

「変態じゃないですか…そんな所を舐めさせるなんて……」

 

「俺はめぐみんが感じてくれるなら、変態にでもなってやるぞ?」

 

後ろから囁きかけ、首筋に舌を這わせる。一瞬だけビクッと身体を強張らせためぐみんだったが、逃げずにその感覚を受け止めた。

 

「そんな所…味見しないでくださいよ…」

 

「俺が味見したいのは…こっちなんだけど?」

 

指でめぐみんのショーツを優しく撫でる。さっきより湿りが増えている。そろそろ欲しいと思うのだが…

 

「しょ、しょうがないですね…変態のカズマを受け入れてあげられるのは私だけでしょうから、そこの味見を許してあげます」

 

「ありがとうめぐみん、沢山気持ち良くしてあげるからな?」

 

その言葉に腰を震えさせるめぐみんの目は、完全に堕ちている。興奮が理性に勝ったらしく、頼んでもいないのに自分でショーツを脱ぎ始めた。

 

「あんまり、まじまじ見ないでくださいね?」

 

そうは言うが、M字開脚で俺に脚を開いている以上、大切な部分は丸見えだ。そして、やはり毛は生えていない。犯罪臭が凄い絵面だ。

 

「ゆっくり行くからな?」

 

先ずは垂れそうになっている蜜を下から舐めとる。浄化のせいでめぐみんの体臭は全然分からなかったが、ここから溢れる甘酸っぱい香りは、浄化では消せないようだ。

 

「はぅ…これ、最初からお願いすれば良かったです…凄く気持ち良いです」

 

「気分が乗る前に頼んだら、良いって言ったか?」

 

「…変態って罵って逃げました」

 

だろうな。だから遠回りした訳だし。

 

「ほら、一番敏感な所、ちょっとだけするから」

 

ちゃんと事前に告げて、舌を陰核にペッタリと張り付ける。接触した感触と伝わる熱だけでも今のめぐみんには十分な刺激だろう。

 

「んっ!それは…なんか…」

 

「ほら、ちゃんと教えてくれよ?俺は欲望に負けたら、痛いことや苦しいことをめぐみんにしちゃうかも知れないだろ?そんな嫌な思い出の初体験は嫌だろ?」

 

完全に羞恥プレイ狙いの提案だが、快楽に流されてフワフワしているめぐみんには有効だったらしい。

 

「カズマの舌が…暖かくて、優しくて…凄く気持ち良いです…」

 

自分で何を言っているか自覚が無いんだろう。焦点が合わない目で、自分の秘所に舌が這う所を見つめ、快楽が与えられれば素直に声を漏らしている。

 

「じゃあ、もっとしないとな?」

 

温めて感度を上げた後は、じっくり楽しませて貰おう。軽く陰核に吸い付く。

 

「んっ!そこは…敏感なので…優しくしてください」

 

とは言うが、抵抗もしないし顔は蕩けたままだ。なので、続けて陰核の外周を舌でなぞる。

 

「あぁ!凄く感じます!ちょっとだけ怖いです!でも…止めて欲しくないです…」

 

怖いと言った言葉に対し、快楽欲しさに止めるなと言ってしまった。こうなってしまえば、もう止まる必要はない。

 

「あぁ、辞めないよ。めぐみんが欲しがる限り止めたりしない。本気で嫌なら止めろって言うんだぞ?」

 

「わ、分かりました…」

 

これで良い。めぐみんは「直ぐに何も言わせて貰えなくなる」なんて予想もしてないのだ。

 

「めぐみん」

 

「カズマ…」

 

名前を呼び、唇を重ねた。当分はキスが出来そうに無いので、今のうちに…そして、めぐみんにも火が着いたらしい。

 

「カズマ…私を、思い切り愛してください」

 

「あぁ、当たり前だろ?」

 

膣内に中指を浅く入れる。そしてお腹側を軽く擦り上げる。

 

「あっ!そこ、なんかムズムズします…」

 

「ちゃんと膣内も解さないと、後で痛いからな?」

 

「そうなんですか?…なら恥ずかしいですけど…許します」

 

膣内を解すのはあくまで準備、めぐみんに与えるのは陰核からの快楽。舌全体で、お尻の穴から陰核まで、全体をゆっくりとなぞる。

 

「あぁ…その優しいの好きです…もっとお願いします」

 

お望み通り、なるべく舌を広く使って、ねっとりと責めていく。陰核はあくまで触れる程度に、メインは股関節からヒダにかけての、絶頂にまでは及べない部分。

 

「はぁはぁ、そこ…凄く良いのに…なんでこんなに生殺しなんですか…」

 

答えを知らないから辿り着けない。本能が絶頂を求めても、その存在を脳が知らない。だから、めぐみんは必死に俺の舌に全意識を集中し、わずかな刺激も快楽として拾おうとする。

 

「ほら、力抜いて俺に任せろ。徐々に良くなるから…」

 

嘘はついていないが、めぐみんの身体が求める快楽には到底到達しない。今はあくまで下準備。

 

「あぁ…嘘、来ました…凄いのが…あぁっ!!」

 

ビクンッ

下準備の筈なのに…めぐみんが達してしまった。どうしよう。膣内もあまり解せてないと思う。

 

「カズマの言ってた事が分かりました…これは、凄いですね…詠唱が続いた後の爆裂魔法を思わせます」

 

俺には何となくしか分からないが、高まって達した事が伝えたいんだろう。

 

「そろそろ…カズマので、奪ってくれますか?」

 

「あぁ、痛かったら…ちゃんと言えよ?」

 

「それで止めるんですか?鬼畜なカズマとは思えませんよ?」

 

「ばか、気持ちいいイメージを植え付けないと、今後抱きにくいだろ?」

 

欲望全開だが、これに関しては本音の方が良いだろう。

 

「分かりました。どうぞ…やり方は任せますから、私を夢中にしてくださいね?」

 

先端をめぐみんの狭すぎる割目にあてがう、サイズ的に不安だが、これに関しては本人の意思を尊重するしかない。

 

「んぐっ!やっぱり、痛いのですね…」

 

亀頭だけで顔が苦痛に歪む、めぐみんの膣内は狭く、さっきの指一本も締め付けられていた。そこにこの竿が入ると言うのだろうか。

 

「一度抜いて解した方が良いよな?」

 

少し焦りながら、めぐみんから離れようとする。しかし、俺の腰をめぐみんの両足がホールドしていた。

 

「…続けてください……可能なら、浅く何度も往復しながら…徐々に奥に来るように」

 

めぐみんは痛みに耐えながら、痛みだけではない何かを感じ取っているらしい。

 

「限界なら言えよ?」

 

「はい」

 

亀頭しか入っていないので、ここから出来るストロークは精々2センチ前後。しかし、めぐみんが受け入れようとしているなら、俺はその要望に答えるしかない。

 

「んぐっ!…はぁ…続けて…ください」

 

「本当に大丈夫か?無理はするなよ?」

 

肩で息をして、表情は強張る。あまりに苦痛なら、今日は途中で終わった方が良いと思う。

 

「それなら、もっと他に感じるところを…カズマの手で…」

 

「わかったよ。出来るだけ痛みを忘れさせてやるから」

 

浅いピストンは続行しつつ、両手でめぐみんの胸を撫でる。少しずつだが、竿が奥に進む。

 

「はぁはぁ、そうです……そろそろ、思いっきり進めてください」

 

吐息に甘さが混じる。膣内も蜜が溢れだし、明らかに感じ初めている。

 

「凄いなめぐみん、初めてでこんなに感じられるのは才能だな。天才かも知れない」

 

「それ、誉めてるんですか…」

 

浅い挿入で、痛みに耐えながらこれだけ感じるのは才能だと思うが…本人的には微妙らしい。

 

「俺はめちゃくちゃ嬉しいけどな…」

 

「……どういたしまして」

 

目を逸らされたが、満更でもない顔になった。

 

「さて、ここら辺で完全に押し込むタイミングなんだけど…耐えられそう?」

 

「…どっちの意味ですか?」

 

「そりゃ普通に痛みだけど…他に何かあるのか?」

 

「いえ、別に……痛みは問題ありませんよ」

 

「じゃあ、いくから」

 

浅いストロークを段々深く、速く。

 

「はぁ!カズマ…カズマぁ!」

 

めぐみんの両手が俺のシャツを掴み、必死に俺にしがみつく。

 

「そろそろ、一番痛いのが来るから…我慢できるよな?」

 

「痛いのは我慢できます…でも、これはぁ!」

 

その言葉を確認すると同時に、ストロークを強めて奥にまで…プツリと先端への抵抗が一瞬だけ軽くなるが、めぐみんの膣内は全く緩くならない。

 

「うぅ、待って、カズマ動かないでください!」

 

「一回抜かないと…取りあえずヒールするから!」

 

掻き分ける感覚と言うよりえぐるような感覚。体への負担を考えるなら、一度ヒールを…

 

「駄目です!抜くときが一番…」

 

めぐみんが俺を制止しようとするが、今さら止まれる訳もなく、俺は腰を引いてしまう。

 

「んー!!」

 

勢いよく引き抜くと同時に、めぐみんの腰が大きく反る。そして、少しだけ潮を吹いたらしく、接合部に温かいものがかかった。

 

「初体験の痛みより、快楽が勝ったってことか…」

 

「…はぁはぁ、これで私は…カズマの女と…言うことで良いのでしょうか?」

 

息も落ち着かない癖に、そんなことを確認するめぐみん。

 

「なんだよ?俺に奪われて、そんなに良くなって、まだ不満か?」

 

「カズマが、まだ満足してないでしょうし…」

 

物凄い初体験をして、それを言うのだろうか…

 

「俺が満足するくらいしたら、めぐみん壊れちゃうぞ?」

 

「フフフ、初体験でこれを言うとは思いませんでしたよ」

 

めぐみんは俺の身体を抱き寄せ、俺の耳元で囁いた。

 

「カズマ…私のこと、メチャクチャにしてください」

 

誰だよ教えた奴…どうせシルビアかゆいゆいさんだとは思うが、そんなベタな言葉に俺の理性は砕けない。俺ももう童貞じゃねぇし?リトルカズマは臨戦態勢になっているが、俺の精神は折れない。

 

「流石にベタ過ぎて駄目ですか…しかし、これではカズマとの子供が出来ませんよね?」

 

子供と言う単語、分かっていたなら策士だが、心から漏れた言葉なら素直に嬉しい。

 

「分かった…なるべく負担が無いようにするから、痛かったら言ってくれ」

 

「え?あの…痛いのは別に大丈夫なんですが…」

 

「そうか、じゃあ遠慮なく」

 

「ちがっ、そうじゃ…んん!!」

 

再挿入。大丈夫と言いつつ、めぐみんの身体は強張っている。何か言おうとしてたようだが、気丈に振る舞うような言葉だろう。と言うことにしておく。

 

「めぐみん、表情とろとろじゃんか…スゲーエロい」

 

「…そんなこと…あぁ!…ありません」

 

1往復毎に、ちゃんと可愛らしい反応が返ってくる。にしてもずっと狭いままなのは、絞まっているのか、小柄ゆえなのか…取りあえず馴染ませるようにストロークを続ける。しかし、この絞まりは長くは持たないな…

 

「ごめんな、めぐみんのが良くて、俺も持ちそうにない」

 

「我が身の…あんっ…魅力に…はぅっ…溺れるが…くぅっ!……良いです!」

 

完全におぼれてるのはめぐみんの方だが…でも、この絞まりは確かに溺れそうだ。

 

「じゃあ、思いっきり溺れさせて貰うよ」

 

下手にかっこつけてもボロが出るので、めぐみんの提案に乗っておく。少しストロークを早めて、めぐみんの唇を奪った。

 

「んっ…あぁ!カズマ!これ、やっぱり気持ち良くて!」

 

「そっか、気持ち良いなら続けるぞ」

 

「ちょっと待ってくだ…ひゃうん!」

 

俺にしがみつき、自らが感じている事を伝えてくるなんて、なんて可愛い奴だ。入れ知恵した奴を今回は褒めてやりたい。

 

「んっ!……あんっ!…うぅ」

 

腰の動きに合わせ、もはやただ喘ぐことしか出来ないめぐみん。知性的なめぐみんが、知性を捨てて俺の腰使いに翻弄される様は見ていて気分が良い。

 

「そろそろ、奥もな」

 

「ひゃっ!…待ってください…もう……あぁ!!」

 

奥を小突くように動かすと、めぐみんが一際大きな声を出す。

 

「めぐみん…ここ好きみたいだな」

 

「んんっ!…凄いです!…そこ…ヤバイです!!」

 

めぐみんの両足がビクビクと震えている。折角だから、俺ので思い切り逝って欲しい。そして、俺もそろそろ放ちたい。

 

「ごめん、俺も出したい、強くするよ?」

 

「…覚悟は出来てます」

 

めぐみんと唇を重ね。一度ストロークを止める

 

「膣内でいいんだよな?」

 

「はい。カズマの子供…欲しいです」

 

「言い方に気を付けろよ?俺の理性が死んだら、2連発だぞ?」

 

「それで確率が上がるなら…良いですよ」

 

「こいつ!」

 

腰のストロークを強める。一番奥を擦り上げるように、少し奥の方を狙う。子宮口の位置は何となく分かったので、狙うべきはここだ。

 

「あぁ!もう、もう!」

 

「駄目そうか、めぐみん?」

 

「私が駄目でも、注ぐまで止まらないでください!」

 

歯を食い縛り、それだけ告げためぐみんは、身体を強張らせてベッドに倒れ込んだ。ただ、めぐみんの意思を尊重する為に、俺は出すまで止まらない。

 

「…かふっ…はぁはぁ…ひぐっ!」

 

「俺も、もう」

 

ドクドク

めぐみんのダウンから、ほんの少しだけ遅れて、俺はすべてを一番奥に叩き込む。ほとんど強姦のような絵面になっているが、本人公認なので僕は無罪です。

 

「……はぁはぁ…カズマ…ヒールを」

 

「『ヒール』ごめん!まさか、こんなになるとは…」

 

めぐみんの呼吸は落ち着いたが、ヒールで快楽は抜けないらしい。とろけた表情と、上気した肌は相変わらずだ。

 

「…その凄く気持ち良かったのですが…流石に限度があると言うかですね?」

 

「すみません。本当にすみません」

 

取りあえず謝っておく。今回はめぐみんの特殊体質のせいであって、決して俺は悪くないと思っているが、乙女心的には謝る方が良さそうだ。

 

「…何だか素直に謝られると、こっちの心が痛むと言いますか…カズマが私を愛してくれた結果なので…別に怒っては居ませんし…」

 

「……チョロい」

 

「今なにか言いました?」

 

「いいえ何も?」

 

取りあえず、誤魔化しは上手くいった。と言うことにしておこう。

 

「ほら、ラーメン作ってやるよ。そんなに深夜でも無いけど…」

 

「何か釈然としませんが、今はラーメンで許してあげますよ…ほら、服を直すので後ろ見ててください」

 

「あ、ごめん」

 

めぐみんとは一緒にお風呂にも入ったのに、何故だか今は裸を見られるのが恥ずかしいようだ。男の俺には良く分からない。

 

「まだ皆居ますかね?」

 

服を直しためぐみんを、お姫様抱っこでリビングに連れていく。快楽による足腰が立たない現象は、やはりヒールでは直せなかった。

 

「居たら全員分か?まぁ手間は同じだけど…」

 

「今日は私の特別な一夜です!チャーシュー増量を要求しますよ!」

 

「ハイハイ。それくらいなら叶えてやれるよ」

 

ベッドを出ると、あっという間に俺達は普段通りに戻った。

 

「…もう、カズマは私の為に色々叶えてくれましたよ」

 

「何か言ったか?」

 

「いえ、独り言です」

 

俺は回答に困るめぐみんの言葉をあえて聞き流し、少しだけ足早にリビングへと向かった。




長々とお付き合い頂きありがとうございます。

今回は更新が遅くなり申し訳ありません。

今後はちょこちょこクリスとエリスが挟まれたりすると思いますが、今後ともお付き合いお願い致します。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。