※この作品はR-18です。

英雄特典のエリス様   作:熱心なエリス教

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いつも私の妄想にお付き合い頂きありがとうございます。

リアを抱いてから温めていたシエロ編。アクセルハーツはちょっとだけギクシャクした恋愛模様です。安心してください。重くないですよ。

またお暇な時にでもお付き合いください。


四十一夜目、秘密の特訓

エリスの天に祈る姿は、常に美しく神々しい。それは女神ゆえの堂々とした立ち姿によるものか、はたまた心の強さによるものか、どちらにせよ祈りとは、強さを秘めたものと思っていた。

 

「エリス様……ボクはどうしたら良いんですか……」

 

だからこそ、あんなにも儚げに祈るシエロを見て、俺の心は揺さぶられたのだと思う。ただ………

 

「本当にどうしたら良いんですかぁ〜!」

 

そこまで思い悩んでいるなら、もうエリスに直接相談に来いとは思う。

 

…………………

 

「それで、結局俺はなんで呼ばれたんだ?」

 

シロエからの呼び出しを受け、俺はエリス教会の個室を訪れた。と言ってもただの個室ではない。そう、俺のホームグランド、告悔室である。

 

「カズマさんの懺悔を聞くためです。ボクに言うべきこと、ありますよね?」

 

「……すみません。プロフィールのバストサイズを少し盛りまし……」

 

「ぶっ飛ばしますよ?!本人に黙って何やってるんですか?!その件は後で詳しく聞きますが、今回はその件じゃないです!」

 

あれ違った?!この件じゃないなら……

 

「じゃ、じゃあ……衣装のパンツの染み抜きを勝手にした件で……」

 

「それも何してるんですか?!なんか綺麗な下着が増えてる気はしましたけど!と言うか、なんでボクの下着に触れてるんですか?!」

 

「リアに下着のほつれを直すように頼まれたりするから、ついでにシエロのもやっておこうかと……」

 

「リアちゃんもカズマさんに何させてるの?!と言うかそれでもありません!」

 

これも違うのか?!と言うか、これ懺悔室から出たら殴られない?この衝立が無きゃ俺もう死んでない?

 

「はぁ……これ以上聞き出そうとするとカズマさんを殴り殺しにかかりそうなので、今回は特別にボクから教えてあげます」

 

「いや最初からそうしてくれ。なんか裏切られた気分だぞ?こっちは親切心でやって……」

 

「ぶっ飛ばしますよ?」

 

「……すみません」

 

しかし、俺がシエロに懺悔するとしたら、正直仕事絡みしかあり得ない。基本的には仲良くやっているし、シエロは割と常識人で問題を起こす事は少ない。更にその暴力属性も配慮すれば、セクハラとか悪戯の対象にすることも無い。となると、一体何が………

 

「ボクのこと、性的な目で見てますよね?」

 

「何言ってんの当たり前じゃん」

 

「そんな言い訳……って今なんて?!」

 

「魅力が無い女の子をプロデュースするわけ無いだろ?シエロは可愛いし愛想も良い。その暴力癖が無ければ、間違いなく多くの貴族から縁談が来る美少女だ。男なら、きっと誰しもそういう目を向けてると思うぞ?」

 

ただその暴力癖が致命的過ぎて、実際に縁談が来るのはドMだけらしいが……

 

「即答ですか?!そ、それはちょっと嬉しいですけど……でも、だからって行動に移すのは違うと思います!ボクはそんな気無かったのに……あんなにエッチなこと……」

 

「ちょっと待て!確かにシエロは可愛いとは思うが、行動には移してない!と言うか、移したら俺は無事じゃないだろ?!」

 

シエロの怒りの理由とは、どうやら俺の行動が原因らしい。だが、今や女の子に困らない俺が、なんなら供給過多と言える俺が、生命を賭してシエロを狙うだろうか?と言うか、俺が狙っても落ちないだろコイツ。

 

「可愛いって言えば許されると思わないでください!ボクにあんな事しておいて……いくら可愛いって言われても許せないラインはあるんですからね?!」

 

「だから何の話だよ?!」

 

なんか思ったより可愛いに弱そうだが、今はそんな事言ってる場合じゃない。普段なら「冤罪だ!そんなに言うならマジでやってやる!」と言う展開に持ち込む所だが、相手がシエロではそれは無理だ。と言うか、「あんな事させて」って単語からして、俺は実行犯ではないらしい。良い思いもしてないのにこの扱いは、流石の俺も納得できない。

 

「誤魔化されないですからね!ボクの所にあんなエッチな使い魔を送り込むなんて……どうせ人形を遠隔操作して楽しんでたんですよね!」

 

「楽しんでねぇよ!あいつは自律行動型のゴーレムだぞ?!」

 

「…………へっ!嘘でしょ?!」

 

いや、その反応をすべきは俺の方じゃないか?

 

…………………………………

 

「つまりあれか?シエロはカズマ人形の噂を聞いて、魔が差してエッチな用途で使ってみたら、その多様な責め方に俺の関与を疑ったと……」

 

「ごめんなさい……そのとおりです……」

 

俺を呼び出した真実なんて、探ってみればこんなものである。となれば懺悔すべきは誰か、もはや誰の目にも明確である。

 

「男が苦手とは言え性欲はあるだろうし、若さが暴走することもあるのは理解しよう。でも、だからってそんな用途に俺の人形を使うのは、流石に違うと思わないか?」

 

「ご、ごめんなさい……でも、ボクは自分でするのが上手じゃなくて、どうしても溜まっちゃう事もあって……」

 

と言うことで、ここからは反撃の時間である。人を性犯罪者扱いしておきながら、ちゃんと謝れないのではプリーストとして宜しくない。ちょっと部屋は逆になるが、こう言う時の為の告悔室。少し楽しませて貰うとしよう。

 

「それで繰り返し使ってたのか?まったく、プリーストなのに欲望に流されてどうするんだよ。それとも、俺の人形がそんなに良かったのか?」

 

「ち、違います!普段はこんなこと無いんです!でも、カズマさんのやり方は次に繋がるって言うか、徐々に開発するようなやり方って言うか……」

 

「つまり、予想以上に良かったからハマっちゃったって事だろ?それ、シエロがスケベなだけじゃないのか?」

 

「ちがっ?!………わないかも知れませんけど……でも、だからってあんなの……ズルいです…」

 

なんだコイツ可愛いな。告悔室だからかも知れないが、暴力の無いシエロってこんな感じなのか。こりゃマジで引く手数多だぞ。暴力さえ無かったらだけど……

 

「それで俺を呼び出して懺悔させようとしたってことか?全く、自分がエロいのを俺のせいにするだなんて、プリーストとして恥ずかしくないのかね?」

 

「違います!そりゃ、キツイの一発くらい入れてやろうって気概でしたけど!それは本来の目的じゃ無くてですね……」

 

本来の目的じゃなくても、キツイの一発来たら俺は再起不能だけどな?

 

「なら、一体何の為に呼び出したんだよ?悪いが、危険な目に遭うのは御免だから、危険な事なら俺は帰るぞ」

 

「き、危険は間違いなくあるんですけど………」

 

「なら却下だ。俺にはもう愛する妻と子が居るからな。いい加減命の安売りは……」

 

「ボクにエッチな事して欲しいって言うのは、やっぱり危ないから嫌ですよね?」

 

「……詳しく聞こうか」

 

いや違うよ話だけだよ?愛する妻と子が居るのに、まさかそんな下心なんてねぇ?

 

…………………………………

 

「そ、それじゃカズマさん……おねがいします……」

 

「しょうがねぇな〜!」

 

こんな据え膳を逃す筈もなく、当然俺はシエロの提案に乗った。その提案というのが……

 

「じゃあ、先ずは羽から順番に……」

 

「は、はい……あっ……くすぐったい……けど……ドキドキします……」

 

この道具を介しての接触から、性欲を利用して徐々に触れ合っていく素敵な特訓方法である。それを狭い告解室でやることで、もう無理矢理にでも男と触れ合おうと言う提案だ。もういつもこれが良いです。なんなら毎日でも良いです!

 

「カズマ人形で気持ち良くなった時、少しだけ俺に触れたくなったと………全く、今日のシエロは可愛いことを言うじゃないか」

 

「し、仕方ないじゃないですか!ボクだって年頃の女の子なんです。あんなにエッチに触れられたら、そんな気分にもなりますよ……あっ…」

 

特訓方法は少々特殊だが、それでもシエロが男に触れたくなるなんて前代未聞。流石にアイドルとして本番は問題だろうが、これをきっかけに手を握るくらいは出来るようになりたい。そして、ちょっとくらいは良い思いもしたい。

 

「怖かったら言えよ?元々男が怖くての暴力癖なんだ。こう言うシチュエーションなんて、まさに恐怖の象徴とも言えるだろ?」

 

「そうなんですけど……でも、それ以上に触れて欲しくなって……カズマさんになら触れて欲しいって思えたから……」

 

よ〜しよし、勘違いするなよ息子。シエロの場合は消去法だ。他の男に接点がないから、結果的に俺の名前が出てるだけだ。だから落ち着け、流石にお前の出番はないぞ。

 

「つ、次はその……服越しに触れてみてください……これだけドキドキしていれば、多分大丈夫だと思いますから……」

 

「服越しって……それは俺達の関係でもギリアウトじゃ……」

 

「い、今なら!今なら本当に……大丈夫ですから……」

 

知らない奴が見ればなんの冗談だと思うだろうが、俺とシエロの接触には手袋5枚。衣類を介する場合、コート等の厚手の布が2枚は必要になる。他の男では手袋15枚なので、実はこれでもかなり改善しているのだ。しかし、今回はそれを更に上回る挑戦。失敗すれば骨折か内臓損傷、またはどちらもと考えれば、慎重になるのも当然である。

 

「じゃあ、これでその……お願い……します……」

するり

「……喜んで」

 

これもまた知らない人が見れば「なんだよ。羽織ってた上着を脱いだだけじゃん」と思うだろう。しかし、シエロにとってこれは挑戦だ。これで布越しで触れる部分は、ノースリーブに守られた胴体の部分しか残っていない。つまり、「腕じゃ駄目、身体に触れて!」ってことである。本当に知らない人には伝わらないと思うけども!

 

「こ、ここら変ならどうだ?」

サワッ

 

「あっ……大丈夫…です……我慢…できます……」

 

覚悟を決めて腹に触れれば、少し震えるシエロの身体。これが快楽によるものか、それとも殺意によるものかは見ても不明だが、我慢ってことはきっと殺意なのだろう。声を抑えている可能性もあるが、一応身構えておく方が安心出来る。

 

「シエロの体温をこんなに感じるのって、実は初めてなんだよな。普段から触れ合うなんて無かったし……」

 

「そうですね……こんなにお世話になってたのに、こうして触れ合うのは……んっ……初めて…ですね……」

 

そりゃ触れたら即ぶっ飛ばされるからだが、それについては突っ込まないでおこう。その頑張りの結果でここまで来れたのだから、きっとあの痛みは必要だったのだ。ちょっと割に合わない気もするが、今はそう思うことにする。

 

「それでさ?一応お腹には触れられたけど、流石にこれ以上は難しいと思うんだ。ほら、あと素肌以外の場所って……」

 

「ふふふ……背中も腰も残っているのに、カズマさんは何を言ってるんですか?まさか、もうエッチな期待をしているんですか?」

 

「ちがっ!それはその……ここから届く場所って意味で……」

 

しまった。大胆になったシエロを前に、俺は変な期待を抱いてしまっていた。エッチな雰囲気だからイケると思ってしまったが、あくまでこれは男慣れの特訓。エッチな雰囲気だけ作っておいて、シエロに触れられればそれで良かったのに………

 

「なんて、本当はボクも期待してました。どうぞ、ここにも触れてください……」

 

「マジかよ…」

 

なんて俺の不平不満は、本人の提案で打ち砕かれた。普段から控えめのシエロが、まさかここで服を脱ぐとは想定外だ。これではブラ越しに胸を揉むか、下半身に手を伸ばすしか無い。素肌でお腹もチャレンジ可能だが、布無しでの接触は余りにもリスキーだ。いや胸も十分リスキーなんだが、それでも腹よりはだいぶ良い。何でって、殴られたとしても胸は揉めるし!

 

「じゃあ、いくぞ……」

 

「はい……んっ……くっ!!」

ふにっ……ギリッ!

 

俺が優しくブラに触れると、シエロが歯を食いしばる。握られた拳は小さく震え、今にも俺の頭を砕きに来そうだ。これ、このまま続けて大丈夫だろうか……

 

「大丈夫か?!もし無理そうなら、やっぱり手袋とか追加しても……」

 

「大丈夫ですから……出来たら早く感じさせてください……カズマさんが欲しくなれば、きっとこれも収まりますから……」

 

「分かった。それなら手加減はしないぞ」

 

普段のシエロからは絶対に出ない提案に、俺はもう覚悟を決めるしか無かった。男性恐怖症のシエロにとって、この方法はかなりの覚悟が要る筈だ。それを承知で身体を差し出すと言うのなら、俺は全力で応えるしかない。間違いなく嬉しくもあるし!

 

「んっ!やっぱり……本気のカズマさんって……凄い…あっ!」

 

「拳の力が少し抜けたな……なら、もう少し強めにいくぞ?」

 

「は、はい……どうぞ……んんっ!」

 

シエロの身体が強張る理由が、ここに来て徐々に変化していく。握られた拳は口元に添えられ、抑えるものが殺意から嬌声へと変わっていく。これはひょっとしたら触れ合えるかも知れない。近くて遠かったシエロの身体へ……

 

「どうだ?これだけ高まってくれば、そろそろ素肌でも……」

つん

 

「ひっ?!」

シュバッ!

 

「ひぃ?!!」

『自動回避』

 

なんて考えは甘かったようで、俺の頬を拳が掠めた。自動回避の発動が無ければ、きっと俺は天に召されていた事だろう。無防備状態でシエロの一撃を食らうというのは、つまりそういうことである。

 

「ご、ごめんなさい!なんか無意識に!」

 

「いや気にするな!今のは俺も迂闊だった!」

 

しかし、そうなるとこの先は難しい。ブラの下からジワジワ責めても、恐らくそこまでの興奮はない。だからって肌に触れるのは無理だし、ここで諦めるのは流石に惜しい。となれば残された手は……

 

「なぁシエロ。参考までに聞きたいんだが、俺の人形にはどんな事をされたんだ?」

 

「へっ?!えっと……それは言わなきゃ駄目ですか?」

 

「そりゃそうだろ。分身を弄んだのはシエロなんだ。折角だから、俺にされながら説明してくれ」

 

身体が駄目なら精神から、取り敢えず辱める方向でシエロの興奮を煽ってみる。それと、出来たら俺の人形からシエロを責めるヒントでも得られたら儲けものだ。仮初とはいえ俺の分身。ここらで主のために役に立って欲しい。

 

「最初はその……可愛いからってキスをして……」

 

ハイ無理。ずるいぞ人形。それ俺にはマジで無理だし、なんならシエロから来てるじゃん!なんの参考にもならねぇし!

 

「そしたらその……首筋にお返しされて……そこから胸を咥えられて……」

 

「それはまた展開が随分と早いな……」

 

「それはカズマさんの人形が悪いんですからね?!ボクはその……最初はそんなつもり無かったのに……」

 

「それはなんか、ごめん……」

 

でも、最初はって事は2回目からは自分から行ったんだろうな。1回目がよほど良かったみたいだし、それでハマってしまったと……

 

「でも、そのお陰でカズマさんとここまで触れ合えてますから、今回は不問にしてあげます」

 

「そりゃ良かった。じゃあ、そろそろ人形に追いつかなきゃな?」

 

「あっ、そう……ですよね……」

プチッ

 

シエロの背中に手を回し、俺はブラのホックへ手をかけた。人形の動きを真似るのなら、次に狙うはその蕾だ。抗わずブラを脱ぎ去ったシエロは、きっとその意図を理解している。ただ、だからって安全が保証されている訳じゃ……

 

「……綺麗だな」

 

「あ、ありがとう……ございます……」

 

うん、もう多少危険でも良いや。シエロの形の良い胸をみていると、殴られる程度なら受け入れられそうだ。まぁ、下手したら死ぬんだけど……

 

「い、一応確認なんだが……この先は止まれないかも知れないぞ?それでも……」

 

「それでもカズマさんだから……良いですよ……あっ!」

ちゅぷっ

 

その言葉をもらってしまえば、もはや遠慮する理由は無い。少し強張ったシエロの胸へ、俺は容赦なく舌を這わせ、その薄紅の蕾を弄んだ。

 

「さ、流石にそれは……がっつき過ぎじゃ……はぁん!」

 

「その気にさせなきゃ殴られるからな?それに、俺の人形を相手に、こうされるのが好きだったんだろ?」

 

「それは、そうですけど……んんっ!」

 

愛らしく喘ぐシエロの反応は、まさに求めていたものを得たという感じだ。きっと若気の至りで使ってしまい、変な依存を起こしたのだろう。結果的に暴力癖の改善に繋がるなら、俺からは特に文句はない。まぁ、担当アイドルに手を出してるので、問題は間違いなくあるんだが……2人目なのでちょっと気楽である。

 

「それで、人形でのお楽しみはこれで終わりか?それとも、もっと深い所まで楽しんでた?」

 

「分かってる癖に……カズマさんの思考回路で、ここで終わりなはずないですよね……」

 

そう言ってシエロは足を開くと、恥ずかしそうに目を閉じた。そして、ゆっくりと膝までストッキングとショーツを下ろすと、消え入りそうな声でこう告げたのだ。

 

「触れてください……カズマさんになら、良いですから……」

 

「じゃあ、遠慮なく」

 

「あっ!ほ、本当にもう!遠慮なしなんですから……んんっ!」

 

シエロに触れる許可を得たことで、俺は我慢の必要がなくなった。そして、一番深い所へ直に触れられてしまえば、恐れることも何も無い。指先に絡むトロトロの蜜も、狭くて熱い割れ目でさえも、今なら俺の自由に出来る。この感動は例えるなら……

 

「ずっと懐かなかった犬がお腹見せた感覚だな……」

 

「その例えは流石に怒りますよ?!」

 

ヤベ!声に出てた!

 

「でも、感動してるのは本当だぞ?触れる度に殴られて、下手すりゃ命の危機まで味わって、遂に男を克服した訳だ。しかも、そのご褒美がシエロの身体なんて、無意識に感動の言葉も漏れるさ」

 

「だとしても例えが悪すぎます!!でも、本当に感謝してるんです。愛想尽かされても仕方ないのに、あんなに痛い目に合わせたのに、ずっとボクを支えてくれて……そんなカズマさんだから、こんなの許すんですからね?」

 

「そりゃ嬉しい誤算だな。でも、そんなに自分を安売りしないほうがいいんじゃないか?」

 

「それって……あぁん!」

じゅぷっ

 

シエロの割れ目を愛撫しつつも、俺はなけなしの理性を保っていた。シエロの気持ちは確かに嬉しいが、だとしても抱くかどうかは別問題だ。俺達の関係は元々利害関係であり、プロデュース報酬はしっかりと貰っている。これでシエロの初めてまで貰ったら、流石にちょっと貰いすぎである。

 

「こうやって触れ合えるようになったんだ。なら、もうシエロは自由に恋愛も出来るだろ?そりゃアクセルハーツは続けて欲しいが、それを決めるのもシエロだしな?」

 

「そ、それはそうかも……知れませんけど……」

 

そりゃ本音を言えば凄く抱きたい。シエロは間違いなく可愛いし、シエロの為に頑張ってきた自負も、何なら独占欲もある。だが、俺には愛する妻(多数)と子供(まだ1人)が居るのだ。こんなハーレム野郎が奪って良いほど、シエロの身体は安くない。

 

「ほら、これで逝ったら終わりにしよう。シエロの事はこれからも大切にするし、これだけ楽しませて貰えたら十分だ。だから、明日からは元の関係に戻ろう」

 

「そ、そんなの……そんな……あっ……もう……」

 

徐々に余裕が無くなるシエロの声が、終りが近い事を告げている。その先にいきたい気持ちはあるが、流石にこの一線だけは守りたい。シエロが幸せになる方法は、ちゃんとシエロの手で選ばせたい。リアに流されてしまったからこそ、今度はちゃんと我慢をしたい。

 

「このまま気持ち良く意識を飛ばしてやるよ。服も綺麗にしといてやるから、明日からはいつも通りに戻ろう。そっちの方がきっとお互いの為に良い」

 

「やっ……でも…あっ……そんな…の…」

 

ピロートークは迎えない。余韻に浸る時間も与えない。この時間が気持ちの良い夢だって思える様に、俺との関係が壊れないように、そう気を遣って今夜は……

 

「そんなの、イヤです!」

 

パァン!

「………へっ?」

 

そうして気を遣って相手をしていたら、頬が突然熱くなった。その理由は目の前を見れば明確で、頬を叩いたのはシエロの手だ。決して殺意の籠もっていない。それでいて必死に放った一撃は、どちらかと言えば心が痛んだ気がした。

 

「どうしてそこで鈍くなるんですか!ボクだってずっと悩んだんです!それでもカズマさんが良いって思ったのに……どうして優しく避けるんですか……そんなの……残酷過ぎますよ……」

 

ここまで大粒の涙を流すシエロを、俺は今まで見たことが無い。こんな事になるのであれば、いっそ殴られたほうが気が楽だ。肉体的にはキツイだろうが、シエロを傷付けるよりはマシだ。でも、ここまで言わせてしまったら、もう覚悟を決めなきゃ駄目だろうな。

 

「悪かった。そこまで想ってくれてるなら、俺も本気で受け止める。だけど、もう途中で殴るのは無しだからな?」

 

「あ、当たり前です!本気になったボクを甘く見ないでください!ほ、ほら!もう殴ったりしませんよ!」

ぎゅっ

 

俺の背中に回された腕は、それこそか弱い女の子のそれ。まさか自分からトラウマを乗り越えてくるなんて、こりゃまた随分と愛されたものだ。まぁ、失敗したら死ぬのは俺なので、あまり思い切られるのも困るのだが……

 

「良いんだな?こんな空気で迫られたら、もう最後まで止まれないぞ?」

 

「はい。ここまでして終わりだなんて、それこそ女の子として傷付いちゃいます……だから……このまま最後まで……んっ」

 

差し出された唇を奪いつつ、俺は硬くなったモノを取り出した。プロデューサーとしては最低だが、今日の所は見逃して欲しい。女の子にここまでさせたら、応えないなんて選択肢はない。

 

「いくぞシエロ。お前の初めて、俺が貰うからな」

 

「は、はい……カズマさんに、差し上げます……んっ……くふっ!」

ずっ……ぐぷっ

 

少し抵抗のある割れ目の中へ、俺は自分自身を突き入れた。セレナで場馴れしているとはいえ、やはり告解室では場が悪い。初めてのシエロを気遣いたいが、対面立位ではやりようがない。

 

「大丈夫かシエロ?初めては相応に痛いだろうし、なんなら少し休んでも……ってシエロ?!」

 

「はっ、はい……ごめんなさい…その……なんか涙が溢れちゃって……嫌われてないって分かったら、なんか安心しちゃって………」

 

あぁ、駄目だ。俺に愛されて嬉し泣きとか、いくらなんでも可愛いが過ぎる。いま丁度告解室だから、エリスには懺悔しておこう。これから本気でシエロを抱くが、これは男の義務ですよと………

 

「か、カズマさん!そんなイキナリ!激しいのは……んっ!」

 

「シエロが可愛いのが悪いんだ。そんな反応されて、興奮しない男は居ないからな!」

 

「ちょっ、ちょっとカズマさ……はぁん!」

 

シエロの背中を壁に押し付け、そのまま両足を抱え込む。俗に言う駅弁スタイルにされ、シエロはもう逃げられない。まぁ、どっちにしろもう逃がすつもりはないんだが……

 

「初体験でこんなに感じて、こんなに気持ち良い身体して、今夜は堕ちるまで抱いてやるから、ちゃんと覚悟しておけよ?」

 

「こ、こんな凄いの駄目です!初めてでこんなの……癖になっちゃ……あぁん!」

 

破瓜の瞬間から感じていたように見えたが、どうやら見間違いでは無かったようだ。少し強めのストロークにも、子宮を押し上げる圧迫感にも、シエロは快楽を見出している。これは男嫌いの反動か、それとも根がドスケベなのか、どちらにせよ好都合な身体には違いない。

 

「ほら、もっと感じてる顔を見せてくれよ?なんならシエロの唇も、まだまだ味わい足りないぞ?」

 

「ぼ、ボクもキスはしたいです……でも、こんなだらしない顔を見られるのは……恥ずかしくて……んんっ?!……そんな……強引に……」

 

だらしなく開いた唇を奪い、更にストロークを強くする。快楽に惚ける顔というのは、男からすればご褒美に過ぎない。そんな男への不勉強も、今日からじっくり教えてやろう。

 

「その顔も男には堪らないんだ。ほら、もっと俺ので乱れてくれ。感じてだらしなく蕩けた顔で、もっと俺を興奮させてくれ」

 

「……本当に……カズマさんは意地悪です……あぁん!」

 

なんて不満を漏らしつつ、シエロの身体は徐々にその感度を高めていく。それは締まりと愛液に代わり、結果的に俺さえ追い詰める。まぁ、それも今なら好都合だ。初めてのシエロに無理させるなんて、いくらなんでも鬼畜が過ぎる。

 

「そろそろ逝くぞシエロ!このまま膣内で出して良いんだよな?」

 

「はい!ボクの初めては全部カズマさんにあげます!だから、このまま一番奥に来てください!」

 

アクセルハーツはどうするとか、エリスへの言い訳はどうするとか、本来なら考えることは沢山あるのだろう。しかし、惚けたシエロと見つめ合えば、そんなの些末な問題に感じる。仕方ない。シエロが可愛いのが悪いのであって、流された俺は悪くない。

 

「あっ……ボクももう限界で……カズマさんと一緒に……」

 

「あぁ!俺もシエロと一緒が良い!」

 

「ふ、深く抉られてます!こんな暴力的なエッチしちゃ…あっ……あ……あぁ!!」

 

「くっ!」

ギリッ……どくんっ

 

絶頂するシエロの膣壁に締め上げられ、促される様にシエロへと注ぐ。射精は一度の脈動では収まらず、流し込まれた量は2度や3度分ではない。これは下手すると妊娠だろうか?以前にリアでやらかしたのに、男とはつくづく学習しない生き物だ。

 

「好きですカズマさん……あなたが初めての人になってくれて、ボクは本当に嬉しいんです。だから、後悔なんてしないでくださいね?」

 

「そりゃ最高に嬉しい言葉だが、そういう事言うと、もう一回したくなるんだが?」

 

「ふふっ……良いですよ……カズマさんになら壊されても……んっ」

ちゅっ

 

優しく触れ合うキスをして、シエロが再び腕に力を込める。これはこのまま連戦だろうか?どうせ一度も2度も同じなのだから、それならシエロが望むまま……

 

バァン!

「はいはいすみません!緊急事態なので、ちょっと失礼しますよ!」

 

「ちょっと時間的な余裕がないんだ!悪いが長ったるい説明はねぇぞ!」

 

「えっ?なんでロリーサとアーネスが?!」

 

と言うか、これ前も見たやつだ!リアの時にも見たやつだ!

 

「ちょっと!なんで悪魔の2人がここに?!ここはエリス教会ですよ?!」

 

「2人が迂闊なことするからだろうが!まさか女神エリスに呼ばれるなんて、あたしもロリーサも予想外だっての!と言うか告解室でおっぱじめんな!全部女神に筒抜けだぞ!つぅことでロリーサ、やれ!」

ガッ!

 

アーネスの手で羽交い締めにされ、シエロが再び拘束される。そして屈んだロリーサの舌が、その濡れた秘所へと這わされた。

 

「すみませんシエロさん。これも2人の未来の為です!」

 

「ちょっ、ちょっとロリーサさん!駄目ですそんな!そんなの……あぁん!」

じゅぷん

 

淫魔の本気の愛撫を受け、シエロの顔が快楽に歪む。以前にも全く同じ流れだったが、やっぱりこれは寝取られっぽくてよろしくない。と言うことで、今回は別の妥協案を提示しようと思う。俺も参戦するなんてしたら、またリアの時の繰り返しである。

 

「シエロの要望は俺みたいだし、今回は俺にさせてくれ。それでまたしたくなったら、2人が相手してくれるだろ?」

 

「そ、その提案でしたら……私は納得しちゃいますけど……」

 

「ま、まぁ……あたし達は妊娠を防げって事しか言われてないし……カズマ様が絞り出すなら、それでも結果は同じだが……」

 

「悪いな2人とも。じゃあ、シエロは力を抜いてくれ」

 

2人が納得してくれれば、もはや憂いは何も無い。シエロが俺を求めている以上、最後まで俺が相手をすべきだ。と言うことで、人形に負けないくらい良くしてやろう。

 

「ちょ、ちょっとカズマさん?!それはボクの意志としては微妙と言いますか……確かにその場のノリで注がれましたけど、それでも気持ちに嘘は……あっ!ちょっと!う、上手過ぎます!上手過ぎますって………あぁーー!!」

 

シエロの気持ちは嬉しいが、やはり大切な相手にノリは不味い。エリスがこうして避妊できると言うのなら、多分運良くそうなるのだろう。と言うことで、シエロは本気でトロトロにします。もし俺との関係に真剣なら、引退してからでも受け入れるつもりだ。

 

「ふぅ、今回はこれで難を逃れたが、次からはちゃんと気を付けるんだぞ?シエロは皆の踊り子なんだし、次からは迂闊なことはしちゃ駄目で……ってあれシエロさん?なんか目が怖いような……」

 

「その言葉……散々弄んでから言う事ですかぁ!!」

ズドン!

 

「ごふっ?!」

 

内臓に突き刺さるシエロの拳は、恐らく今までの最高威力。リアの失敗を活かした筈なのに、女心って分からねぇ……

ガクッ……

 

……………………

 

翌日、克服したと思ってシエロの肩を抱いた俺は、真っ赤になったシエロに再び殴られる事となる。男への恐怖が放っていた拳が、この日を境に羞恥による拳へと変わったようだ。ちなみに言うと、殴る威力は上がっていた。

 

 

 




最後までお付き合い頂きありがとうございます。

シエロは恋人にすると依存しそうなので、程々にギクシャクさせてやります。それはエリスの仕事です。
ちなみに、懺悔室ネタはまだあります。

また不定期ではありますが、お暇な時にでもお付き合いください。
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