何となく予想している方も多いと思いますが、私の今回の目的はセクハラすることです。と言うことで、ここからはカズマもセクハラする側に回りますので、より一層酷くなります。
またお暇な時にでもお付き合いください。
オトリ。それは本命以外の選択肢を与え、相手を撹乱する技術。生物の生存競争にも用いられ、戦争やスポーツ、あらゆるジャンルに戦術性を持たせ、オトリの有無が勝敗を分けることもある。ちなみに、俺はそういうのが得意分野だったりする。
「ちょっと!私がいくらセクシーだからって、淫魔扱いは失礼でしょ?!」
「こんな格好で出歩いて淫魔では無いと?!嘘ならもっとマシなのをつきなさい!」
ポンコツ隊長の淫魔捜索は、残念ながら終わりが見えない。今度はメリッサの奴が捕まり、今も激しく揉めている。そして大変今更ではあるが、コイツは淫魔の疑いがある相手に、うちの従業員かを確認しない。つまり、うちの子が捕まったら即座に処刑もありえるので、目を離すことも出来ない訳だ。
「ちょっとカズマ!見てないでアンタも何か言いなさいよ!淫魔との見分けくらいつくでしょ?!」
「いや、俺の知ってるメリッサは、もっとへその形が違った気が……」
「何処で判別してんのアンタは?!」
と、ここで逆転の発想として、このポンコツをこちらで足止めしておいて、淫魔捜索はエリスとエリス教徒にやらせる事にした。多分そっちの方が堅実だし、うちの子の被害も心配がない。と言うことで、メリッサには少しの間だけ淫魔になって貰おうと思う。目の前に淫魔らしき相手が居ては、街を探し回るなど出来る筈もない。
「いや間違いない。メリッサのへそは、確かもっとこう……」
つっ〜
「ひゃふん!」
「へ、へそで喘いだ?!やはり淫魔です!間違いないです!」
俺の開発の甲斐もあり、メリッサはへそが性感帯になっている。それを俺が本気で撫でれば、嫌でも甘い声が出てしまう訳だ。そう、これが俗に言う「悔しい……でも…」って奴である。
「ち、ちがうから!今のは少しくすぐったかっただけで……あぁん!ってカズマも触ってんじゃないわよ?!」
「『自動回避』いや、やっぱり形が違うと思ってな?」
更に指先でへそを弄られ、今度は明確な嬌声が漏れる。ここで淫魔のスキルを使ったとしても、匂いで疑われるのはメリッサの方だ。これだけ近くに居て俺のスキルを見逃してたなんて、このポンコツは絶対に思い当たらない。
「ヘソで喘ぐとはなんて卑猥な!貴様には詳しく話を聞く必要があるようだな!一緒に来い!」
「こ、こんなポンコツに私が捕まる筈が……ちょっ!だからへそは駄目って……あっ……」
カクンッ
俺は暴れそうになったメリッサの身体を、へそ責めで強制的に脱力させた。すまんメリッサ。今度スバルにフェリスを借りてきてモフらせてやるから、今日のところは協力してくれ。
………………………
「こ、こんな拘束までして、後で本当に覚えてなさいよ!」
激しい抵抗があり得るとのことで、身体を椅子に拘束されたメリッサ。俺の知る限り、この状況は何かしらエロいことになるのがお約束だ。まぁ、ならなきゃ俺がエロくするつもりなので、そこはご安心頂きたい。
「淫魔で無かろうと、貴女が往来でへそを触られて喘ぐドスケベビッチなのは確定しました。故に、この取り調べはもはや正当!淫魔でなくてもわいせつ物陳列罪です!恨むならその乳を恨みなさい!」
「あんた本当に騎士なのよね?!」
このアンチ巨乳による権力ゴリ押し調査については、俺としても思うことはある。だが、今はあえて突っ込まないでおこう。高飛車女のくっころシーンに、水を差すのは紳士ではない。
「取り敢えず、貴方の名前から聞きましょうか。悪魔だって名前くらいありますよね?」
「メリッサよ……カズマが呼んでたんだから、それは貴方も分かってるでしょ?それと、何度も言うけど悪魔じゃないわ」
国家権力が相手だからか、メリッサは思ったより素直に従っている。ちなみに、本来なら悪魔は嘘を付けないが、淫魔は幻惑や幻想、早い話が他人に成りすましている時や、夢を見せている時は嘘が付ける。でないと「えっ、嘘……ちっさ……」とか言ってしまって萎えさせてしまうからだ。つまり何が言いたいかと言うと……
「では最初の質問ですが、その胸は何を詰めているのですか?それとも魔術ですか?」
「いやこれ取り調べの意味ないでしょ?!」
メリッサのお察しの通り、取り調べで得られる情報は殆どない。だが、そこをあえてやる理由が、淫魔相手にはあったりする。
「カズマ殿、やはり拘置所に送りましょう。質問にも応えられないようでは、聖水で水責めして吐かせるしか……」
「ちょっと正気?!これは本当に天然の胸よ!なんでそんな事で拷問なわけ?!」
「やはり淫魔です!」
「なんでそうなるのよ?!」
実はこの尋問。この嘘発見魔導具が決め手である。人が嘘をつけば当然鳴るが、人に化けた淫魔が嘘をついても鳴らない。つまり、メリッサ相手にコイツが鳴れば、晴れて無罪と言うわけである。なので、黙ってしまうと容疑者が不利になったりする。
「どう思いますカズマ様。あれが天然だと思いますか?」
「ダクネスやウォルバクのケースもあるしな。これで決定打にはならないと思うぞ?例えば……」
まぁ、それなら示し合わせて嘘をつかせれば良いのだが、今回の俺はあくまで時間稼ぎが目的だ。このポンコツを上手く利用して、精々楽しく時間稼ぎをしようと思う。
「では次の質問です。貴方はどの程度の頻度でオナニーしてます?」
「えっ、何コイツ頭ヤバいんじゃないの?むしろアンタが淫魔なんじゃないの?!」
メリッサの混乱する気持ちもよく分かるが、こいつは至極真面目にこの質問をしている。俺はさっき「淫魔なら下ネタに飛び付くのでは?」と言う分かりやすい餌を撒いた訳だが、それを真に受けた結果がこの質問である。だが、いくら淫魔が下ネタ大好きだろうと、そんな露骨な餌は食わないと思う。
「……お答え頂け無いので?」
「くっ……週4回……くらいよ……」
「ほぅ、ちなみにどんな感じで?」
「カズマまで何聞いてきてんの?!」
メリッサが素直に応えてしまえば、この尋問は終わらない。そんな事になれば、メリッサが淫魔として処刑されてしまうかも知れない。そんな事にならないよう、俺は仲間として助け舟を出している訳だ。まぁ、それに気付くかは本人次第だが。
「応えられないか?それじゃやっぱり……」
「わ、分かったわよ!憧れの彼を思って……ベッドの中でするけど……」
「具体的には何処をイジるんだ?」
「そ、そりゃ……股とか胸とか……へそ……って!この質問は本当に必要なのよね?!これで淫魔は判別できるのよね?!」
もはやプレイとしか思えない質問に、遂に涙目になるメリッサ。前科持ちには怖いのだろうが、慣れっこの俺にはなんて事はない。嘘さえ付かなきゃ反応しないので、上手い言い回しが重要である。
「回答にもよるが、完全に無駄ならやってない。ほら、この魔導具もならないだろ?」
「くっ……本当になんなのよ……この取り調べは……」
そうだな。あえて言うならサキュバスの保護と、俺の個人的お楽しみかな……
「なるほど……やはりコイツは淫魔です。状況的に間違いありません」
「はぁ?!ここまで協力した相手に何言ってんのよ!その理由を説明しなさいよ!」
「良いでしょう。これから討伐される哀れな悪魔に、この取り調べの意味を教えてあげます!」
ガラガラ
部屋のカドにあった黒板の前に立ち、何処からか教鞭を取り出した騎士隊長。俺にはセクハラしかして無い気がしたが、ベテランには淫魔の証拠が見えたのだろうか?だとしたら素直に凄いと思う。俺もこのメリッサは、マジで本物にしか見えてない。
「先ず、この嘘を看破する魔導具と言うのは、悪魔の貴方には反応しません。まぁ、既に理解していると思いますがね」
「なにそれ初耳なんだけど?!それじゃ、私は嘘を付けば無罪じゃない!」
「そうではありません。この事実を知っている淫魔なら、自らの声で魔導具の音も再現可能です。無機物ファ●クさえ再現出来る淫魔ですから、それくらいは造作もないのです」
「えっ、何それ凄い!誰が確かめたのそれ?!いったいどんな無機物を抱いたの?!」
「カズマ様はお静かに」
「はい、すみません」
ガチのトーンで怒られてしまった。でも、その大先輩の話はマジで気になる。後でそれとなく聞こう。
「故に、私達は取り調べの中で嘘を誘導し、魔導具が鳴らないことを確認したのです。そう、想い人をオカズに週4オナニーと言う、ビッチでは有り得ない嘘をです!!」
「な、なんでそれが嘘になるのよ!」
すごいドヤ顔で言い放っているが、俺にはメリッサが嘘を付いているとは思えない。メリッサは確かに色仕掛けを使うが、へそ責めの時の反応は処女そのもの。女の武器を使おうとも、最後の一線は許さないタイプだと思う。
「ビッチは適当な男で性欲を発散するので、1人でする必要などありません!そして、憧れの彼なんて乙女ワードが、ビッチから出るはずもないのです!」
「そもそも私はビッチじゃないから!なんなら男性経験も無いか……」
チーン
あっ、鳴った。
「へ、ヘソでしか相手したことないし……」
「あれ鳴らない?ヘソは男性経験に入るのか……判定良く分からねぇな…」
でも、これでメリッサは無罪と言う訳だ。へそプレイで無罪なのもどうかと思うが、これ以上は流石に可哀想だし、そろそろ良いタイミングだろう。
「い、今のは高度な演技だったと思うのですが、カズマ様はどう思います?」
「いや完全に不意打ちだって顔してるし、これはマジの奴だと思うぞ」
ポンコツ隊長は不満げだが、無罪の人間を意味もなく拘束は出来ない。それに、そろそろ殺意が溢れてきてるので、ここらで辞めなきゃ後が怖い。
「も、申し訳ございません!ただのドスケベ処女だった貴女に、淫魔とビッチなんて扱いをしてしまって!」
「いやあんた反省する気ないでしょ?!取り敢えず縄を解きなさいよ!ついでに1発殴らせなさいよ!」
「いや騎士は殴っちゃ駄目だろ」
俺はメリッサの縄を解きながら、一応の助言を伝えておく。メリッサの怒りは至極当然だが、あいつは大事なことを忘れている。確かに淫魔でもビッチでも無かったが……
「では、続いて貴女の今までの窃盗についての取り調べを実施したいと思います。これでも私は騎士ですからね。では、覚 悟 は い い で す ね ?」
「…………きょ、今日はこのくらいで勘弁してあげるわ!」
「あっ、こら待ちなさい!カズマ様!縄を解くのが早いですよ!」
「ごめん」
普通に色々とアウトなことやってるから、騎士相手に歯向かうのは勝ち目ないと思う。俺の機転で逃がしてやった訳だし、今回の件は水に流してくれ。
…………………………
「しかし、あいつに任せて淫魔が捕まるのか?だんだん不安になってきたんだが……」
既に半日は付き合っているが、このポンコツが淫魔を捕まえられるとは思えない。もはや巨乳に僻む地雷にしか見えない訳だが、どうしてコイツが隊長なのか?
「お待たせしてすみませんカズマ様。それと、あのプリーストが怪しい気がするのですが、何か感じたりしませんか?」
「いやアクシズ教以外のプリーストは流石に……あっ、あいつは確かに……ちょっと感じるかも……」
トイレから出てきたポンコツ隊長は、またも新たな標的を見つけたらしい。本来なら、聖職者であるプリーストを淫魔と疑うなど非常識にも程がある。しかし、それがもし元魔王軍の幹部だとしたら話は別だ。コイツの外しまくりの直感も、悪を見抜く感度は高いのかも知れない。
「カズマ様の賛成も得られたと言うことで、後ろから……[カァン!]…って受け止められた?!」
「鞘付きとは言え、直剣のフルスイングは受けたくないですからね!と言うか、まず誰ですか貴女は?」
ポンコツ隊長の容赦ない一撃を、仕込み槍で受け止めたセレナ。レジーナの目に死角はないので、きっとアイツは本物なのだろう。しかし、本物だと分かればむしろ好都合。足止めの為にふざけたとしても、なんならセクハラしまくっても、愛し合う夫婦ならプレイである。
「貴女にはそこはかとなく淫魔の気配を感じます。手荒な真似はしたくないので、ご同行願えますか?」
「いや鍔迫り合いしながら言うことじゃないですよね?!狂ってるんですか貴女は?!」
元ダークプリーストには言われたくないと思うが、狂っていることは否定はしない。だが、それでも彼女は正義のために戦う騎士。今だけは彼女を応援しようと思う。
「カズマさん良い所に!このヤバい女にスリープかパラライズを……」
「よし来た!『スリープ』!」
「な、なんで……あたし……に……」
バタン
すまないセレナ。本当はこんなの望んでないが、仲間を守る為に手を貸してくれ。
[録画、録画〜♪レアスチル回収〜♪]
それと、恨むなら俺に復讐の加護を発動しなかったレジーナを恨んでくれ。あとレジーナはメタ発言を辞めろ。
…………
「さて、それじゃ説明してもらえます?人を拐って椅子に縛り付けるなんて、少なくとも騎士のする事じゃないと思いますが?」
椅子に縛り付けられて目を覚ませば、当然抗議の声が上げられる。と言ってもセレナは聖女モードのままなので、恐らくはレジーナが説明したのだろう。どうやって説明したかは知らないが、そうじゃなきゃ傀儡化された鎧騎士が殴り込んでくる筈だ。
「そうですね。では単刀直入にいきましょう。貴女、プリーストなのに淫行の経験がありますね?」
「「んなっ?!」」
てっきり恥ずかしい質問が来ると思っていたのだが、ここに来てまさかのド直球。確かにプリーストは信仰上処女である筈だが、だからってその質問は流石に不味い。その神聖な処女を奪った相手が、貴女の隣に居るんです……
「私の目は誤魔化せません。貴女、お尻の穴で感じる変態ですよね?」
「わ、私はそんな変態じゃな…[チーン]…くっ!」
嘘を看破する魔導具については、ティッシュ箱の影に隠しておいた。騎士隊長の証言が本当だとしたら、これがあると知っていれば淫魔は容易に嘘がつける。普段から取り調べに慣れているセレナでも、この不意打ちには対応できないようだ。まぁ、分かっててやったんですけどね!セレナの赤面可愛いですね!
「やはりですか……貴女の後にトイレに入ったのですが、その時ウォシュレットのパワーが最強になっていました。あんなに激しい快楽を求めるなんて、お尻を開発してなきゃ有り得ないことです」
「いや快楽って言っちゃってるけど、それじゃアンタも開発済みって事なんじゃ……」
「……黙秘します」
いやそれもう完全にイエスだろ。お前も顔赤くなってんじゃねぇか。
「でも、魔導具が鳴ったのならセレナは無罪だろ?プリーストがお尻をイジって感じる変態でも、別に罪って訳じゃないし」
「お尻の話を膨らませないでください!何なんですかこの取り調べは?!誤解が解けたならもう解放してくださいよ!」
正直まだまだ楽しみ足りないが、魔導具が鳴っては無罪は確定。赤面したセレナは名残惜しいが、流石に解放する他にないだろう。と言うことで、そろそろセレナの縄を……
「まだですカズマ様。処女膜セーフなら処女と言うことで、プリーストがお尻を開発することは珍しくありませんが……」
「いやどこの常識ですかそれ?!なんでこれで魔導具鳴らないんですか?!」
その魔導具は嘘発見器なので、本人に嘘と言う認識が無きゃ鳴らない。つまり、こいつはマジでプリーストはアナル開発してると思っている訳だ。それについては親近感が湧く。
「しかし、彼女は舌舐めずりがエロいことから、恐らくは口淫も経験済みです。なんなら、日常的にしている可能性も……」
「そんなの日課にしてませ…[チーン]……ど、何処までの頻度なら日常的なんでしょう……」
羞恥により冷静さを欠いたセレナは、次々と連鎖的に墓穴を掘っていく。そして、普段なら言葉責めをしても「お前がそんな身体にしたんだろ?」とか可愛い事を言って終わりだが、やはり他人の前では羞恥が勝つらしい。耳まで真っ赤にして震えるセレナは、普段とのギャップがとても良い。ちなみに、週3回は日常的だと思います。
「えっ、まさか貴女、告解室の小窓越しにお口で抜くなんてことも……」
「してませ……[チーン]……黙秘します」
いや遅いって、感情のままに反応するなよ。なんかもう涙目になってるし……
「告解室の狭さと背徳感に興奮し、その中で濃厚セックスをしたなんてことも……」
「そ、それも黙秘します……」
[こ、この人、思考がカズマと同じレベル!世に出しちゃ危険な変態だ!]
すみません。それについては、何も否定できません。と言うか良く考えたらポンコツ隊長の直感って凄いのでは?淫魔かの予想は全部外れだが、淫魔のテクニックで開発された女って視点でも全問正解だ。そう考えると、案外優秀なのかも知れない。
「加護や能力が相反する為、淫魔がプリーストに化けることはありません。聖なる刻印や法衣などは、再現するだけで力を宿しますからね。ですが、欲求不満なプリーストの性欲を利用し、眷属に落とす事は多々あります。まぁ、そこまで堕ちてるケースは稀ですけど……」
「うぅ……稀な淫魔めぇ……」
おいこっち見んな。あと俺は淫魔じゃないから。スキル使えるだけだから。
「まさか貴女、お尻で逝けるなんてことは……」
「そ、そんな訳ないじゃ……[チーン]……うぅ…」
まさかここまで追い詰められるとは、流石に俺も予想していなかった。何度も羞恥に晒されたセレナは、流石にちょっと気の毒に見える。まぁ、だとしても止め方なんて分からないので、俺はエンジョイするしか無いんだが!
[カズマカズマ]
はいカズマです。
[これって、このまま続けるとカズマが逮捕されたりしない?この話で言う淫魔って、つまりはカズマのことだよね?]
「………やべ」
レジーナの至極当然の指摘に、サーッと血の気が引いていく。表向きセレナは処女のプリーストで、このポンコツ隊長はエリス教徒。淫魔でないと証明したとしても、他宗教のプリーストを弄んだ事に代わりはない。どうしよう。エリスガチ勢だと殺されるし、間違いなく豚箱には入れられる。
「分かりました騎士様。私に、ナニがあったのか、包み隠さずお話しますわ!」
「あっ、はい……えっ、良いのですか?!」
そしてセレナの顔が元に戻っているということは、あいつにも今の話は聞こえてたってことになる。やばい売られる!俺を差し出して無罪になる気だアイツ!レジーナ様!なんとかセレナを止めてください!
[う〜ん。今年の冬はとても寒いので、セレナと私にもエリスの使っているふかふかのベッドが必要だと思うのですが……]
いや中々高級なアイテムを要求してくるじゃん!それ結構な値段がするやつじゃん!
[セレナ、カズマは拘置所の藁のベッドがお気に入りみたい]
「実は私のことを弄んだのは、淫魔ではなく人でして……」
「ま、まさか人がプリーストに淫行を?!」
すぐに用意させて頂きますレジーナ様!セレナにもそう伝えて下さい!
「うしっ……そうなのです。ですので淫魔の件と私は無関係。そこは間違いありません」
「なっ、鳴らない……まさか、淫魔レベルで女性を弄ぶ人間が居るなんて…」
弄んだんじゃ無いです。ちゃんと双方合意でやらかしただけです。最近はセレナからおねだりしてきます。
「そうなのです!私は抗うことも許されず、やたらテクニシャンなクズに純潔を散らされたのです!」
はいそうですね。そこは間違いないですね。でも、その言い方には悪意あるよね?しかも魔導具鳴らねぇし……
「な……なんと言うことでしょう……性被害を受けた女性を淫売扱いし、更には暗い過去を思い出させてしまうだなんて……私は一体なんてことを……」
「いや、その反省をする機会は割と何回かあったと思うぞ?武器で殴りかかってる訳だし……」
「すみませんセレナ様!私に出来る償いがあるなら、何でも言ってください!」
あっ、やっぱコイツ都合の悪いこと聞こえないタイプだ!こんなの騎士隊に入れちゃ駄目だろ!
「良いのです騎士様……貴女は街の正義のために活動しているのですから、時に失敗することもあります……分かっていただければ良いのです……」
「あ、ありがとうございます!なんて慈悲深……すみません。今財布の中はこれだけで……後は騎士隊からの援助金をお約束します……」
「うしっ!これで今年の冬は快適だな!それと、あんたはあたしに関する記憶を全部忘れるんだ!ここで意識を失って、起きたら全部忘れとけ!」
カクッ
あぁ、結局また悪どい顔に戻ってしまった。そりゃ涙目になるほど虐めたいわけじゃないが、セレナの初々しい恥じらい顔は、一体どうしたら楽しめるのか……
[可愛いって正面から言ったら楽しめますよ?]
「………可愛い」
「ぴゃっ?!」
あれ何これ可愛い!こんな簡単に楽しめるもんなのか?!
「そもそも、カズマがあたしの身体を滅茶苦茶にしたのが事の発端だぞ?それについては責任取れよな……」
「しゃうがねぇな!正直その顔にムラムラ来てたし、コイツが起きるまで相手してやるよ……」
まぁ、潰れたらテレポートで家に送れば大丈夫だと思うし!
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
ここまではまだ言葉責めです。次はネタだけどR18になります。個人的に忙しくて更新遅れてますが、ちゃんと書いてるので見捨てないでね!
また不定期ですが、お暇な時にでもお付き合いください。