見たら逝くと言うパワーワードから派生した今回の話。そうですね。言わずとも分かる酷い話です。でも私の話なんてそんなものなので、皆様は既に慣れているかと思います!
と言うことでエーリカパニックの後半戦、またお暇な時にでもお付き合いください。
「そんな…馬鹿な……」
「テイラー!しっかりしろテイラー!」
屋敷に響くダストの声は、友であるテイラーに向けられたもの。共に戦うと誓った仲間は、圧倒的な力を前に呆気なく倒れてしまったのだ。しかしそれも無理はないだろう。まさか護衛対象にやられるなんて、多分当人も想定していない。
「ご、ごめんね……まさかマスクしてても駄目だなんて……」
「だから言ったろ?口元を隠しても目元の魅力が際立つだけで、魔貌スキルは止まらないんだ。大人しく鼻眼鏡付けとけって」
「やだ!ダサいもんそれ!」
エーリカを保護することにした俺達は、ついでにダスト達も屋敷へと招いた。エーリカの魅了が制御出来て居ない以上、暴走したファンや仲間に襲われないとも限らない。そんな時に頼りになるのは、こういう荒事に慣れた冒険者である。なんて期待して居たんだが、蓋を開けたらこのザマだった訳だ。
「目を見ただけで失神するって、一体どんな状況なのよ……」
「もはやメデューサの類だろこれ……」
とは言えこれも最強の力と言う訳では無い。エーリカの顔を見慣れていると耐性が得られるようで、そのお陰で俺は無事だった。テイラーは目を見ただけで逝ってしまい、キースとダストは耐えられたので、多分サキュバス店の指名率も関わってくるのだと思う。スケベな奴ほど役に立つとは、この世界のスキルは色々とおかしい。
「取り敢えずテイラーはピュリフィケーションかけておくとして、キースとダストはエーリカに接近するなよ?生半可に対抗できるお前らだと、何しでかすか分からないからな」
「大丈夫よ。やろうとしたら潰すから」
「「ひっ?!」」
マスクだけあれば同性は大丈夫なようなので、今の所我が家に被害者は居ない。そして、リーンがかなり心強いので、このままいけばエーリカは大丈夫だろう。とは言えそれは身の安全であり、踊り子に復帰できるかはまた別である。
「ふっ、そろそろ紅魔族の高い知能が必要になった頃だと……」
「あっ、それは大丈夫なんで大人しくしててくれ」
「なっ?!」
顔を見せられないのは踊り子として致命的だし、そもそもエーリカは可愛いが売り。金を取って顔が見られないなんて、流石に商売として成立しない。顔を隠しつつファンの納得を得る方法が、何かしら無いものだろうか?
「話くらい聞いてくれても良いではないですか!私もエーリカの友人として、解決案を持ってきたのですよ!」
「分かった!分かったから俺の肩をガクガクすんな!なんでこういう所は知的じゃねぇんだよ?!」
「これくらいなら怒られず、手っ取り早く話を聞いて貰えるからです。相手の事を知り尽くしているからこそ出来る駆け引き……知的でしょう?」
それは知的と言うより、ただの惚れた弱みって奴だと思うが……とは言えめぐみんの気持ちは本物のようだし、話くらい聞いてやろう。分かりにくいツンデレ娘だが、仲間想いの良い娘なのは間違いない。
「それで、めぐみんの解決案ってのは?」
「エーリカの魅力を振り直す事で、魔貌発動の条件を回避するのです。師匠が美しさで発動し、エーリカが可愛さで発動する。つまり、このスキルは特化した部分が一定ラインを超えなければ発動しないので、可愛さを別の魅力に振り直せばよいのです!」
「マジかよ……思ったよりまともな案が出てきたな……」
「ちゃんと考えてくれてたんだね……」
確かに可愛いのが原因であるなら、いっそ美しさに振り切ると言う方法もある。それで程よくポイントが分散すれば、スキル発動には至らない訳だ。
「そこで私から、日本で買った格好良いアイテムを授けてあげましょう!さぁエーリカ!このイカすお面を付けるのです!」
「………ちょっと!そんなイキナリ?!」
かぽっ
めぐみんを見直して早2分。俺は自分の判断が正しかった事を痛感した。めぐみんの言う日本の格好良いアイテムとは、メッチャ本格的な般若のお面である。可愛いとか可愛くないとか以前に、結局顔が見えていない。
「良いですよエーリカ!格好良くて強そうですよ!」
「強そうって何?!そもそも私は格好良くなんて……」
何か言いかけたエーリカの言葉は、手鏡を覗くと同時に止まってしまった。お面なので表情は見えないが、雰囲気からして怒っているのだと思う。
「………めぐみん?」
「あっ……いや…私としては格好良いと思ったんですけど……エーリカとしては………」
「………………分かるよね?」
「…………はい」
顔が可愛いって言うのはそれだけで雰囲気が違うものだ。普段は怒っても可愛いのに、般若の面で怒られると普通に恐怖しか感じない。とは言え、それも仕方ないと思う。可愛い至上主義の女の子に般若の面なんて、怒るなと言う方が無理な話だ。
「顔を隠すのが踊り子としてNGなら、いっそ他に視線を誘導するって言うのはどうかな?」
「ニヤニヤしながら見てるだけかと思ったが、やっぱりあるえも参加するんだな……」
エーリカを匿っているのが俺の屋敷である以上、トラブルメーカーは一人では済まない。めぐみんが失敗したのを見届けたあるえは、色んな服の入ったアタッシュケースを持って俺達の前へとやって来た。正直この状況だけで、何となくオチが読めた気がする。
「ウォルバクさんの胸への視線誘導が有効なら、エーリカさんも視線を誘導すれば良い。隠すのがファンへの裏切りでも、他の部分を見せるのは裏切りでは無いだろう?」
「そ、それはそうかも知れないけど……」
以前ファンに乗せられて脱ぎかけたエーリカにとって、胸の露出は抵抗があるのだろう。あれで怒られたと言うのは勿論のこと、身体を許すことの重要性を身体にしっかり刻んであるので、そりゃ嫌がって当然だろう。凄く矛盾した方法な気もするが、効果はあったので許して欲しい。
「別に良いんじゃないか?安売りされるのは宜しくないが、エーリカの魅力を伝えるだけなら、何も問題はないと思うぞ?」
「カズマがそう言うなら、試してみようかな……」
なんだろう、この子犬みたいな上目遣い。アクセルハーツは揃いも揃って犬系女子なのだろうか。そんな尻尾振って頼られてしまうと、俺の理性も色々とヤバい。
……………………
「ど、どうかな?」
「ほぅ……これはなかなか……」
あるえの用意した踊り子衣装は、やはり胸の露出を用いた物。それは俺も考えた方法だが、既にエーリカの衣装は谷間を強調していて、これ以上の切り込みは不味い。なんて行き詰まった俺のアイデアを、あるえは容易く打ち破ったのだ。露出の方向を変えるだけでこんなに素晴らしい景色が見えるとは、これはもうノーベル賞ものである。
「胸の上側はしっかり隠して、あえて下側の布を無くすか……確かにこれは新しいし、何より視線が下に向く。こんなのよく考えついたな?」
「そ、それはまぁ……下から楽しむ人が旦那様だから……」
「あっ、はい。それについては、いつもお世話になってます」
確かに胸の下から挿れたりするけども、それで衣装まで用意してくれるなんて、あるえはとても健気で可愛い。今夜はあるえの部屋に行こう。せっかく用意してくれたのだから、楽しまないのは勿体ない。
「ね、ねぇあるえ?これってダンスとか出来るデザインなの?ジャンプとかしたらこぼれちゃう気が……」
「そりゃ上から覆ってるだけだから、動いたら即ポロリだよ?」
「だとしたら即不採用なんだけど?!」
下乳を楽しむことに特化した服なので、そこに機能性などあるはずも無い。そして、うっすらポッチが見えているあたり、基本的には見せる相手を限定する服なのだろう。遠目に見ればバレないかも知れないが、流石にプロデューサー的にはNGである。
「そうだな。確かにこれはステージでは使えない。しかし、ここから新しい解決策を探すことは可能だ。例えばそう……この太ももに視線を誘導するとかな!」
「す、スカートの裾上げをたった2秒で?!」
裁縫スキルをカンストした俺の手にかかれば、スカートやズボンの裾上げ2秒、外れたボタンは3秒で着けられる。それにしても、やはりこの作戦自体は悪くない。エーリカのしなやかな脚線美を晒すことで、きっと多くの男性の目は下を向くことだろう。普段の絶対領域も悪くないが、ライブで出す生足もかなりの需要がある筈だ。きっと俺の同志が沢山いるに違いない。
「いっそ靴も脱いで裸足って選択肢もあるが……本人的にはどう思う?」
「い、今そんなこと言われても困るって言うか……近くでしゃがまれたら胸が見えちゃうから……少し離れて欲しいんだけど……」
「そ、そうだったな……ごめん……」
この状況で俺の理性が残ったのは、やはり一度抱いているからだろう。必死に胸を隠すエーリカの顔は、もはや生足とかパンツで逸らすことは出来ない程に可愛くてエロい。こんな可愛い表情を見せられて、我慢など出来る筈もない。そう、例えそれが同性でも……
「ふふふ……こんなエッチな格好して出歩くだなんて……エーリカさんは悪い子だよね……私とカズマさんに滅茶苦茶にされても、これじゃあ文句は言えないよね?」
「これあるえが私に着せたんだよね?!なんで目が光ってるの?!」
「駄目だ!もう話が通じる状態じゃない!エーリカは取り敢えず離れてくれ!あるえの事は俺が止める!」
面白半分で寄ってきた筈のあるえが、エーリカの魔貌で完全な変態へと変貌を遂げた。ちなみに3Pの提案に反論は無いが、流石にこの流れでそれは不味い。表向きエーリカとは関係を持っていないので、ここはエーリカを守る為に仕事をしよう。
「無理だよ!紅魔族と真っ向勝負なんてしたら、カズマも無事じゃ済まな……ちょ、ちょっとなんでキスしてるの?!」
エーリカの懸念に間違いはなく、紅魔族とやり合えば俺に勝ち目なんてない。しかもそれが傷付けられない相手となれば、足止めする事も叶わないだろう。しかし、それが夜の一戦であれば話は別だ。甘えん坊で欲しがり屋さんのあるえは、気持ち良く負ける方法しか知らないのだから……
「ほら、このままエーリカに見せつけてやれよ……あるえが先に滅茶苦茶にされて、キスと愛撫で逝く所をさ……」
「んっ……や、やらぁ……エーリカさんがみてるのに……あっ、駄目……もう逝っちゃ……あぁんっ!!」
「そ、それは見せ付けられても困るよぉ…」
そうですね。それについてはその通りだと思います。
……………………
「はぁはぁ……なぁ、そろそろ真顔に戻れないのか?流石に俺もキツイんだが?」
エーリカのエッチな顔の洗脳能力は、端的に言ってチート級だった。あのメンタルと肉体が鋼のダクネスでさえ、俺との3Pに持ち込もうとしたのだから、その効果は計り知れない。そこでも要求するのが3Pなのは、多分あいつらの義理堅さ故なのだろう。NTRにならないのは嬉しいのだが、表向きエーリカを抱くわけにはいかない。プロデューサーと3Pした踊り子なんて、炎上なんてレベルではない。
「無理だよ?!カズマが目の前で皆をあんなに……あんなの絶対夢にでてくるじゃん……」
俺のエッチな迎撃を観たことで、エーリカは羞恥顔から戻らなくなってしまっている。このスケベな表情はより一層強力で、一目見てしまえばダクネスでさえ理性が消失してしまうのだ。これが今後も偶発的に起こるとしたら、エーリカの隔離さえ考えなきゃならない。街中でヤバいパーティーが始まるなんて、マジで考えたくなどない。ちなみにダクネスの理性は度々無くなっている気もするが、本件は痛いこと関連じゃないのでノーカンとする。
「ごめんねカズマ……私が可愛過ぎるからって、こんな事になっちゃって……」
「ずっと気になってたんだが、やっぱそれ自慢だよな?顔の良い自慢してるよな?」
「茶化さないでよ!今はちゃんと危機感あるもん……」
「やっぱり最初は楽しんでたんだな……」
「ちょ、ちょっとだけだし……」
俺もファンを悩殺する程度なら、馴れたらどうにでもなると思っていた。しかし、こうして仲間がおかしくなる様を見続けていると、この力がマジで危険なものだと思い知る。通り掛かったのがあるえとダクネスだったので凌げたが、もしゆんゆんが来ていたらその場でエーリカの踊り子生命は断たれていたことだろう。あんなスケベに滅茶苦茶にされたら、二度と清純派には戻れないと思う。まぁ、全員俺のせいで非処女なので、今更と言えば今更なんだが……
「ねぇ、どうしてカズマは私を抱かないの?我慢するのも大変みたいだし、私はカズマなら拒まないよ?」
「その気持ちは素直に嬉しいが、それでエーリカが踊り子を続けられなくなるのは不本意だ。どうせ直ぐに国一番の踊り子になるんだし、そういう関係はそれからでも遅くないだろ?」
「そっか……私じゃ駄目って訳じゃないんだね……」
「当たり前だろ?こんな可愛い相手に迫られて、心から嫌なんて言える男はいねぇよ」
「うん……ありがと……」
俺の真面目な言葉を聞いて、エーリカの表情が少しだけ緩んだ。そりゃ俺だってエーリカが良いなら今直ぐに抱きたいところだが、それは罪悪感やら変な力ですることじゃない。好きだから、って理由で迫られたらヤバさかでは無いが、流石にこの状況に流されるのはどうかと思う。俺はイチャラブで抜きたいタイプなので、そこに一切の妥協はない。
「……このまま私が人前に出られなくなったら、私のことも養ってね?」
「それはプロポーズなのか?それとも寄生したいってだけなのか?」
「それはどっちかな〜♪」
すっかりご機嫌になったエーリカは、その頭を俺の肩へと乗せた。嗅ぎ慣れた栗の花のような香りと、エーリカの甘酸っぱい匂いが俺の理性を削っていくが、今の俺はそんなもので折れたりは……
「………エーリカ。今直ぐシャワー浴びてこい」
「へっ?!私まさか臭かったり……」
「そういうのじゃないから直ぐに浴びてこい!詳しくは俺の部屋で話すから!」
「はっ、はい!」
もしもこれが理由だとしたら、流石にこの世界にツッコミを入れたい。俺の気付いた違和感の正体は、本当にそんなレベルの話だった。
………………………
「すみません……なんとなく私の力を感じていたんですが、まさかこんな事になってるなんて……」
「気付かないのも無理はないって……俺も半信半疑だったんだが、それしか思い当たる理由がなくてさ……」
俺は自室にエリスを呼び出し、今回の事象について説明をしている。最近使っていないエリスの加護。あれはエリスの性的な体液が俺に対してのみ破格のバフを生むことで発動する特殊なスキルだ。だが、それをもし他の人物に対して発動出来るとした場合、今回の件に説明がつく……
「これがエリスの体液で、こっちが俺の体液。これを混ぜ合わせてマナタイトに垂らすと……」
カッ!
「魔力がフルチャージされてますね……」
俺専用のエリスのバフは、どうやら精液にまで有効らしい。エーリカの顔から俺の精液の匂いがしたので、まさかと思って試したのだが、まさかここまでの出力だとは思わなかった。エーリカの目の前で寝取り返しセックスした時にかかったのだろうが、今度からもう少し気を使おう。こんなチートが日常的に出てきたら、マジでこの街は終わりかねない。
「り、理由がどうあれ私の力が招いた事です。解呪と回復に向かいますから、カズマさんはエーリカさんに……その……」
「エリスの件は伏せて説明しておくよ。俺達夫婦に同時に顔射されると凄い力に目覚めるなんて、説明する方も恥ずかしいしな……」
「お、お願いします……」
俺は治療に向かうエリスを見送り、自分のベッドに腰掛けた。洗い流せば効果は消えるし、部屋に来たエーリカは無害になっている筈だ。後はそう、今回の事態をどう説明するかで……
「か、カズマ……遅くなってごめんね……」
「あっ、いや別にそんな待っては……はっ?!」
なんて悩んでいた俺の頭は、目の前の光景を見て真っ白になった。風呂上がりのエーリカがバスローブをはだけているのだから、むしろ冷静でいる方がおかしいと思う。
「私だって分かってるんだよ?先にシャワー浴びて来いって、つまりこういう事なんだよね……」
「なんでそこピンポイントで知識あるんだよ?!いや、確かにここなら誰の目にもつかないだろうけどさ!」
そりゃ俺だって健全な男子だ。エーリカのキャリアに傷が付くのは困るのだが、バレないとなればメッチャ抱きたい。目の前の据え膳を突き返すなど、そこまで聖人君主ではない。
「私もしたいの……ずっとカズマに守られて、あんなに優しくされたんだもん……女の子だってしたくなるんだよ?」
「……そんな風に言われたら、俺も我慢出来ないからな?」
「……うん」
俺はエーリカの腰へと手を回し、そのままベッドへと横たえた。恐らく魔貌スキルは消えていると思うのだが、俺はすっかりエーリカの虜だ。だってこんなに可愛いのだもの。男子に産まれた以上仕方ない。
バタン!
「そこは我慢するところだろうが!」
「カズマさんの馬鹿ぁ!」
どごっ!
「ぐふぅ!」
俺とエーリカの唇が触れそうになった瞬間、部屋に飛び込んで来たのはリアとシエロ。目がハートになっていないので、きっと洗脳状態から解放されたに違いない。俺の脇腹への一撃からみても、いつものシエロだと言うのが分かる。
「ふ、2人ともどうしてここに?!」
「エリス様が教えてくれたんだ。エーリカは元に戻った筈だから、今から迎えにいってくれとな」
「そうしたらカズマさんが魅了されてて、止めなきゃ不味いと思って!」
「魅了被害者だと思ったんだったら、もう少し手加減してくれませんかね……」
しかし、これならこれで都合が良い。俺は魅了されてた事にして、このまま華麗に立ち去ろう。担当踊り子を全員抱いていたなんて、流石に殺されても文句は言えない。
「シエロのお陰で洗脳も解けたし、エーリカの洗脳能力も消えた。つまりこれで万事解決なんで、今日の所はお開きに……」
「そ、それならもうエッチしてもいいよね!カズマと私がしたくてするなら、カズマも良いって言ってたよね!」
おい辞めろ。なんて真っすぐな目で死刑宣告してくるんだ。左右の親友の目が怖いんですけど?直ぐにでも殴りかかって来そうなんですけど?!
「エーリカ。知らないかも知れないが、男女の営みは妊娠のリスクもあり、更に言えば最初は凄く痛い。カズマは丁寧にしてくれるだろうが、それでも痛いものは痛い。やっぱりこういう事は、本当に相手を愛していると確信してからすべき事だと思うぞ」
「そうだよエーリカちゃん。確かにカズマさんは優しくしてくれそうだけど、こういうタイプは盛り上がってきたら獣になるよ。可愛いエーリカちゃんを見て理性が無くなって、そのまま貪るように滅茶苦茶に抱かれることになるよ」
「ま、まさか2人もカズマとしてるの?!丁寧だけど痛かったし、結構滅茶苦茶にされたけど……それ知ってるのは経験者だからだよね?!」
「「はっ?!」」
いやお前ら3人とも素直が過ぎる!そんな具体的な話しをしたら、そりゃ怪しいに決まってるだろ!
「わ、私はその……カズマが耳元で愛を囁き続けるから……不本意にもキュンとして……」
「リアちゃんズルい!ボクはいきなりイケナイ気持ち良さを教え込まれて、殴る力がなくなるくらい虐められたんだけど?!」
「シエロもしっかり楽しんでいるじゃないか?!まるで無理矢理されたような言い分だが、それは教え込む間に殴れただろ?!」
「わ、私は最初から最後まで優しくして貰えたから、そんな文句とかは無いかも……」
「「なにそれズルい!」」
よし!俺はこの喧嘩の隙をついて逃げよう!きっとここに居ても良いことはないし、むしろ身の危険を感じ……
ガッ
「おっとカズマ、お前はどこへ行くつもりだ?」
「担当の踊り子を3人とも抱いておいて、なんの弁明もないのはどうかと思いますよね?」
「そうだよカズマ!それについてはちゃんと説明して!」
いや無理です!主に性欲に負けたの俺なんで!容赦なくスキル使ってるし、弁明って言うか自白しか出来ねぇよ!
「みんな世界一かわいいから……」
「「「……それで納得できるか!」」」
パァン!
アクセルハーツの息の合ったビンタをもろに食らい。俺はそのまま意識を失った。正直殺されても文句は言えない不貞行為だと思うが、これについては皆の寛大さに感謝しようと思う。ちなみに、抱かれるつもりで風呂に向かっていくエーリカの顔を見てしまったキースが、白い液まみれの干乾びた状態で発見されたらしいのだが、それはまた別のお話である。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
ここから少しずつアクセルハーツもヒロイン感を出してきます。しかし、まだまだ攻略キャラは残っているので、そんなにスポットが当たるとも限りません。
また不定期ではございますが、お暇な時にでもお付き合いください。