※この作品はR-18です。

英雄特典のエリス様   作:熱心なエリス教

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いつも私の妄想にお付き合い頂きありがとうございます。

内なる自分を知り……みたいなスピリチュアルな広告を見てたら思い付いたネタです。いつもこんな思い付きで書いているので、欲しい話が来なくてすみません。

またお暇な時にでもお付き合いください。


この尊き女神に審判を

勇者の試練。殆どのファンタジーで訪れるそれは、勇者の資格を試したり、時には勇者の力を覚醒させるなど、必要に応じて用意されている。

 

「へぇ、特典以外にもそんな仕事が……」

 

「はい……我が主神がその担当でして、今回はその仕掛けをアクア様が……」

 

と言って頭を下げているスーツの男は、その神様の専属天使。何でも勇者の試練を用意する担当らしいのだが、試練の霊薬を酔ったアクアがチェイサー感覚で呑んでしまったらしい。昨晩から熱にうなされているのは、それが原因との事だった。ちなみにこの天使がスーツなのは、謝罪の為に来たからである。しっかり菓子折りも持参しているし、まともな天使もいるようだ。

 

「じゃあ、アクア先輩は勇者の試練に?」

 

「はい。夢の中でもう一人の自分と対話し、ぶつかり合って1つになる。それで自らの持つ隠された力を把握して、我が物にするまでが試練となります」

 

なんか良く聞くシチュエーションだが、その発動って霊薬使うんだ。この天使が人里に紛れていたのは、勇者に一服盛る為って事か……なんか、知りたくなかったなそれ……

 

「まぁ、とは言え先輩も立派な女神!そんなベタベタな勇者の試練なんて、軽く突破して目を覚ましますよ!」

 

「辞めろエリス!今その台詞はフラグにしか……」

 

「ふっ、エリスも解っているじゃない。私はエリートな女神だから、こんな試練余裕よ!」

 

「さ、流石は先ぱ……すみません……私、余計なこと言ったみたいです……」

 

部屋から出てきたアクアを見て、俺とエリスは肩を落とした。アクアは実に元気そうだが、それどころではない異変がある。

 

「お前、何で園児サイズなの?」

 

「………へっ?」

 

…………適当に楽しむキャラ紹介………

 

サトウカズマ

皆さんご存知の主人公。今でもたまにアクアをチェンジしようとするツンデレ。ポケ◯ンを買うと厳選やら何やらして、何時までも終わりが見えないタイプ。ゲン◯ー、フー◯ィン、カイ◯キー、ゴ◯ーニャ、トモ◯チってポケモ◯は知らない。

 

アクア

今回の主人公。内なる自分に向き合う試練で、何故か身体が縮んでしまう。ポ◯モンを買うと水タイプを集めてアクシズ教パーティーを作る。急所に当てられると何故かエリスに怒りの矛先が向く。

 

エリス

本作のヒロイン。本来なら試練を与える側なのだが、クリスとして多くの冒険者を救い導いてきた良い子。◯ケモンを買うと色違いの強個体が大量に集まり、アニメを見て「えっ、色が違う……」って話をして周囲をドン引きさせた。一撃必殺が必中する為、チーター扱いを受けてしまう。

 

ダクネス

ドMだけど割と普通のサブヒロイン。アクアが大変なので護衛を名乗り出たが、やってることは保育士状態。ポケ◯ン買うとコ◯ーンとトラン◯ルに感情移入する。

 

めぐみん

久々に出てきたサブヒロイン。勇者の試練に興味があり、アクアの護衛を買って出た。日頃やってることがマルマイ◯なので、あのポケモンにはシンパシーを感じている。

 

試練の天使

エリスの天使より34期先輩。姿を変えて名前を変えて、陰ながら世界をあるべき形に導いている縁の下の力持ち。ずっと仕事の地味さに嘆いていたが、最近スパイファ◯リーを読んで「俺、実は黄昏ポジなのでは?」と仕事に前向きになった。ポケ◯ンは知らない。デ◯モンのエンジェウー◯ンが理想の女性。

 

…………じゃあ本編…………

 

「取り敢えず服は何とか出来たが、これどうやったら元に戻るんだ?」

 

園児になったアクアを着せ替え、俺達は事態の収拾に動いている。元から手のかかる子供みたいな存在だが、だからってマジの子供は対応に困る。この姿で酒でも飲まれようものなら、俺が監督責任を問われてしまう。

 

「アクア様の半身が、実体を得て逃げ出したものと思われます。その半身に打ち勝つことが出来れば、アクア様は元に戻るかと……」

 

「この世界の女神って思ったより簡単に分裂するよな。ウォルバクもちょむすけと分裂してたし、何か共通点でもあるのか?」

 

と言うか、そんなに不安定な存在で大丈夫なのか?一応世界の管理者なんだし、簡単に増えたら困るだろ。

 

「あれは数千年暇だったから話し相手を作ったとかで、どちらかと言うと故意に分裂したような……」

 

「そんな理由で分裂してたのも、正直どうかと思うけどな……」

 

しかし、アクアの分身ってどんなのだろう。ちょむすけみたいに可愛いのだと良いのだが、フルパワーちょむすけみたいなデッカイ魔獣は正直困る。アクアの戦闘力は割と並だから、同じ属性の化物相手じゃ分が悪い。

 

「あんまり悩むと疲れちゃうわよ。ほら、紅茶を淹れたから一息入れましょ?皆の分もあるからね」

 

「あぁ、ありがとうアクア。こういう時は頼りになるな」

 

「まったくね!流石は私って所かしら!」

 

俺達は通常サイズのアクアの淹れた紅茶を飲み、そして小さいアクアに視線を戻す。まさか当事者に諭されるとは思ってなかったが、確かに考え過ぎても良い案は浮かばないだろう。こういう時と冷静になって……

 

「いや待ておかしい。アクアの淹れた茶をアクアが受け取るのはおかしい。と言うか、もろにアクアがもう一人居るじゃねぇか!!」

 

冷静になってみたんですけど、これは突っ込まざるを得ませんでした。

 

…………………

 

「えっと、取り敢えず状況を確認するが……」

 

目の前に並ぶ二人のアクアは、恐らく片方が偽物なのだろう。ぱっと見には普段のサイズが本物に見えるが、多分ちびっこい方が本物なのだろう。何故ってそりゃ……

 

「ちょっと、なんで偽物の方が普通の身体してんのよ?!返しなさいよ!その神格も魔力も私のでしょ!!」

 

「痛いです!そんな髪の毛を引っ張っても返せるものじゃないんです!普通に私を超えてください!」

 

小さい方が中身が残念なので、こっちが俺の知るアクアなのだろう。と言うか、分裂した方にも人格あるんだな。しかも本物より好感持てる人格が……

 

「えっと、取り敢えず普通サイズのアクアが分裂した方のアクアって事で良いんだよな?」

 

「はい。正しくは隠された力の化身です」

 

受け答えも実にまともだし、立ちふるまいも何処となく優雅だ。アクアにこんな成分があるのか疑問だが、当人が言うので信じることにしよう。もし俺たちを惑わすなら、多分本物を自称するだろうし。

 

「隠されたって何よ?!私の神格の殆どを持っていってるじゃない!それもう私の主たる部分だから!殆ど乗っ取りみたいなものだから!」

 

「違います!貴方がずっとお酒と惰眠に溺れた為に、女神の力が隠されし力と判定されたんです!それを認めて私を超えなきゃ、この力は返還されません!」

 

「そう言えば、最近の先輩は女神の力を使ってませんね……」

 

「成程。それで飲んだくれの方がアクアのメイン部分だと……何も言い返せないだろこれ……」

 

「なんでよぉ?!」

 

アクアはとても不満げだが、確かにこの半年近くアクアの女神的活躍を見ていない。以前はヒール担当として俺のヒール習得を拒んだものだが、エリスが来てからそれもなくなった。いよいよ駄女神もここまで来たかと思ったものだが、まさか魂から駄女神になってるとは……

 

「そこまで言うならやってやろうじゃない!見た目がそれっぽくても所詮は偽物!女神の力を思い知りなさい!『ゴッドブロー』!」

 

「あっ、こら!早まるな!」

 

「『クリエイトウォーター』」

 

「あぁーー!鼻に水入った!!ツーンってするぅ!!」

 

そして、やはり女神の力を奪われたアクアが敵うはずもなく、それどころか水を掛けられて敗北した。殺傷力の高い手段を取らなかったのは、恐らくこれが試練だからだろう。

 

「くっ!私の力がこんなに偉大だったなんて……我ながら恐ろしい力だわ!」

 

「水鉄砲に恐れ慄くとか、お前本当に水の女神か?」

 

「今は分身体にその力を奪われているので、元水の女神になっているのかと……」

 

女神成分の抜けたアクアって、それはもうただの残念な子なのでは?下手すると一般冒険者どころか、近所の子供にさえ負けそうだぞ。

 

「ふぅ、こんな弱い者イジメは女神のすべき事ではありません。今日は見逃してあげますから、次はもう少しマシな挑戦をしてください」

 

「な、なんか偽物に気を遣われたんですけど!何なのこの嫌な女は?!」

 

少なくともお前よりは女神っぽいぞ。って言葉が頭の中をよぎったのだが、面倒な事になりそうなので、俺はその言葉を飲み込んだ。

 

…………………………

 

「見逃してやるなんて言うから居なくなるのかと思ってたんだが、そっちも普通に居座るんだな……」

 

熾烈な……とは口が裂けても言えない戦いを終え、俺達はリビングで対策会議を始めた。ただ、何故か偽アクアまで家にいるので、作戦会議の意味はあまり無い。

 

「私もアクアなんだから、カズマさんの隣に居る権利はありますよね?」

 

「ま、まぁ……アクアの異なる一面ってだけだし、それくらいは良いんじゃないか……」

 

おい、何だコイツ可愛いぞ。本物より明らかに可愛いぞこのアクア。俺の側に居たいからってそんな甘えた声を出すなんて、いっそこっちが本物で良いかも知れん。

 

「駄目に決まってるじゃない!これは私に負けて消えるだけの存在なの!それを側に置いておきたいとか、一体何を考えているの?!」

 

「おいおい?こいつだってアクアの一部なんだから、俺が大切にしない筈が無いだろ?」

 

「カズマさん……」

 

俺の優しい言葉を聞き、アクアの頬が赤く染まる。やはり腐っても最初の相棒。俺がアクアを見捨てるなんて、そんな薄情なことする筈が無い。

 

「待って!なんで偽物の方と良い雰囲気になってるの?!そこはこっちの私じゃないの?!」

 

「どっちも大切なアクアなんで、別に良いかなって……」

 

「良い訳ないからね?!」

 

それでも良いムードを作るのなら、やっぱり可愛い方と作りたいじゃん。

 

…………………………

 

「それで負け越して1週間とは、そろそろ女神交代ですかね?」

 

あれからアクアは試練に挑み続けているが、やはり女神は手強かった。ちなみに俺達はギルドに居て、今も二人の勝負を見届けている。

 

「『花鳥風月』!」

 

「『花鳥風月』」

 

「おぉ!やっぱり大人アクアさんの芸はすげぇ!」「アクアのより繊細で芸術的だ!」「なんか雅さを感じるぜ!」「エレガントだな!」

 

「いや、なんで宴会芸で競ってんの……」

 

何故か女神2人の決着は、宴会芸で着けるらしい。別に血なまぐさい戦いは望んでいないが、それでも宴会芸はどうなのだろう。勇者の試練って言うのなら、もう少しなんかあっただろ。

 

「うぇ〜ん!また負けたぁ!カズマさん抱っこしてぇ!」

 

「はいはい。アクアは頑張ったよ」

 

「ぐすっ……高い高いもして……」

 

「いや、なんで要求まで幼女化してんだよ……」

 

しかし、アクアとしては真面目な勝負のようで、毎日せっせと宴会芸を仕込んでは自分の半身に挑んでいる。ただ残念ながら相手は自分。意表を突きたくても思考は同じで、しかも身体のステータスで負けているので、何をやっても勝てないでいる。

 

「街の皆も慣れてしまったし、いっそアクアが二人いても良いような気がしてきたな。しかもあっちのアクアは勤勉だし、ギルドとしても大歓迎だろう」

 

「辞めてよダクネス!私は早く戻りたいの!早くお酒とか大人の楽しみを取り戻したいの!高い高いだけが娯楽の日々なんて、私もう耐えられないもの!」

 

「流石に、その姿にお酒は出せないでしょうしね……」

 

そりゃギルドで幼女が飲酒してたら印象が悪いし、そもそも小さい身体でアルコールに耐えられるかも定かではない。と言うことで、アクアは1週間の禁酒中である。

 

「あと、偽物とカズマさんがよろしくやってるのも気に入らないわ。これは実質浮気だと思うの」

 

「あ、あれは相手を知る為に……すみません。何でもないです……」

 

なお、大人アクアも記憶を共有している為、俺への好感度は物凄く高い。それで部屋が無いからと甘えられたら、優しくしたくなるのも仕方がない。そう、優しく『致したく』なるのも仕方がない。

 

「浮気じゃないわよ。私達は分離しただけで、カズマさんの女って所に変わりはないもの。むしろ3日連続で求められたんだから、貴方より愛されてるくらいよ?」

 

「な、なんでよぉー?!」

 

そりゃ大人アクアは色気があるし、何よりムードを分かっている。そっと手を握って「甘えて良い?」なんて、こんなのその気にならない筈が無い。テクニックも本物同等だし、そりゃ盛り上がるに決まっている。

 

「仕方ありません。カズマも受け入れているようですし、やはり分身を受け入れましょう!第二の自分が居る生活なんて、とても心踊る設定ですよ!」

 

「私がオマケみたいな状況は無理!そりゃ第2の自分に働かせて、自分は楽をしたいとか何度も思ったわ!でも、その対価が幼女化なんて、流石に対価が重すぎるわよ!」

 

「お前、そんな考えだから本物なのにオマケ側なんだぞ……」

 

「既にひも生活をしているくせに、私の本体どうなってるんですかね……」

 

ここまで本物が駄女神だと、もはや大人アクアが居たほうが良い気がする。ギルドにとっても街にとっても、貢献してるの偽物の方だし……

 

「しかし困りました。このままアクア様が自らに打ち勝てない場合、残る人格は偽物の方に……」

 

「えっ、何それ初耳なんですけど?!なんで私が消滅する事になるの?!」

 

「そりゃ本来なら世界を救えるかの瀬戸際で起こる試練ですから、駄目なら分身に頑張って貰う方がまだ希望がありますからね」

 

どうしよう。正直同じ事考えてたから、俺も強く否定は出来ない。それに……

 

「安心して。あくまで自我が溶け合うだけで、消滅とはちょっと違うわ。まぁ、私も経験ないから詳しくは知らないけど、元々は一人だった訳だし!」

 

「それ物凄く不安なんですけど?!」

 

既に大人のアクアにも愛着があるので、どっちが消えても淋しくはある。そりゃ出来るなら本物を残したい所だが、それには大きな障害がある。

 

「でも、どっちか消えちゃうのが運命なら、せめて悔いのないように過ごしましょ?ねぇ、今夜も愛してくれるわよね?」

 

「くっ!それを言われると本当に弱い!」

 

「ねぇ!ちょっとは耐えなさいよカズマさん!なんでカズマさんが真っ先に籠絡されてるの?!なんで今までの私じゃ駄目なの?!」

 

「ムードと色気と振る舞いと発言」

 

「異なる点が殆ど全部?!」

 

男の本能はとても素直なので、それを行動に移せるとは限らないのだ。

 

………………

 

「もう殆ど猶予は残されていませんね。恐らく今日中に乗り越えなければ、アクア様は……」

 

「自分の身体の事だもの。わたしだって解ってる」

 

それでも残酷に時間は流れ、いよいよ運命の日を迎えた。アクアの身体は赤子寸前で、本当に危機的状態なのは間違いない。

 

「大丈夫なのですか?今までの流れからしたら、真っ向勝負で勝つのは難しいですよ?」

 

「でも、卑怯な手を使ったら偽物を負かしたことにはならないわ。あの浮気者にお灸を据えてやる為にも、きっちり真っ向勝負で目にもの見せてやるんだから!」

 

アクアも理解しているようだが、この試練は勝てば良いと言うものではない。分裂した自分に認めさせねば、アクアは元には戻れない。と、大人アクアがベッドで教えてくれたので、多分そのルールで間違いない。それを理解して来ているのだから、何か策があるのだろう。

 

「さぁ刮目しなさい偽物!これが私の………花鳥風月よ!!」

 

「「「「こ、これは!!」」」」

 

物凄いドヤ顔で宴会芸を始めたアクアに、ギルドの誰もが驚きの表情を浮かべた。それはこの所毎日続けていた演目で、決して大きく変わり映えはしない。と言うか、これだけ貯めて全く変化のない同じ芸なので、むしろ驚きなのである。

 

「いや、変化が分からねぇぞ……」「と言うか何時も通りだったよな?」「スゲーけど見慣れた芸だった気がするぞ?」

 

「と言う皆さんの感想だが、これで勝つつもりなのか?」

 

「確かに演目は同じよ。でも、この演目には最後まで諦めない心が宿っているの!毎日ちゃんと披露してたし、これには偽物も心動かされて、勝ちを譲られるに決まっているわ!!」

 

「「「「「えぇ……」」」」」

 

何言ってんだこいつ。と観客の誰もが思っているが、問題はコレを見た偽アクアである。要はコイツの心さえ動かせば良いので、観客がどう考えるかは重要ではない。重要ではないのだが……

 

「いや、そんな取って付けた理由で納得する訳無いでしょ。馬鹿なの?」

 

「………へっ?」

 

ベースの中身がアクアなのだから、こうなる事は予想出来た。仕方ない。この手だけは使いたくなかったのだが、保険を使うことにしよう。俺だってアクアが大切なんだ。偽物の方が良い女だとしても、それが揺らぐことはない。

 

「今度はこっちのアクアの番だな。ほら、さっさと勝負を決めて、今夜も俺の部屋に来いよ」

 

「もう、カズマさんったら……あっ…」

 

俺はアクアの腰に手を回し、そのまま軽く脇腹をつつく。やったことはそれくらいで、周りに気付かれることはないだろう。

 

「ちょっと最低なんですけど?!この流れで私を裏切るの?!薄情にも程があるじゃない!なんで偽物と良いムードなのよ!!」

 

「それは女神としても女としても、私の方が格上だからよ。さぁ刮目なさい。私の花鳥風ちゅ〜……」

 

「えっ、何これ一体何があったの?!」

 

勝ち誇った顔の大人アクアが膝から崩れ、観客の視線が一点に注がれる。先程俺が指で突いたのは、外からアクアの子宮を刺激する為だ。偽物だからと遠慮なく抱きまくった大人アクアの身体は、もうこれだけで潮吹いて絶頂するくらい開発が進んでいる。さて、本物女神のアクア様は、この状況をどう乗り切るだろう。

 

「だ、騙したのねカズマさん……私のことを愛するフリして、まさかこんな罠を仕込むなんて……」

 

「仕込んだ事は否定しないが、別に罠って程でもないだろ?最悪色々と溢れたとしても、観客は喜んでくれるだろうしな?」

 

「そ、そんな喜ばれ方はゴメンなのだけど?!」

 

四つん這いで腰を震えさせる大人アクアは、既に快楽により腰砕けになっている。まぁ、とは言えこれで不戦敗でも、当人は納得しないだろう。しかし、当人が1つに戻ろうとした場合、何なら消えたいと思った場合には、アクアの勝利が確定する。

 

「な、なんかアクアさんがエロいぞ!」「あっちのアクアさんはエロいとは思っていたが、この表情は格別だ」「こんな甘えたアヘ顔を晒すなんて、ひょっとしてドスケベ女神なのか?」

 

「な、何があったか分からないけど!取り敢えずそのいかがわしい表情は辞めて!私と同じ顔なんだから、私まで変態だと思われるじゃない!!」

 

「くっ!こんな状況じゃなきゃ締め上げてやるのにぃ……」

 

もはや泣きそうになっている大人アクアだが、今なお快楽が全身を襲っている事だろう。1晩中愛撫を続けて昂らせておいたのだから、少なくとも盛大な水芸は披露してくれる事だろう。と言っても、女神がそれを許容出来ればだが。

 

「あ……あぁ……あぅ……」

 

「えっ?なんか色々と湿ってきてない?!まさか漏らしたりしないわよね?!」

 

「「「「なんだと?!」」」」

 

「さ、更に注目を集めるなんてぇ……本当にあんた女神なの……」

 

既に涙と涎が止められない大人アクアに、子供アクアの容赦ない追い打ち。更に人集りが壁となることで、完全に逃げ道を塞がれてしまった。そうなればもう選択肢は2つ、自らを消滅させてアクアと一体に戻るか、お漏らし女神として残るかである。

 

「こんな屈辱……認めないから……いつか絶対、痛い目に遭わせてやるんだからぁ!!」

 

カッ!

 

眩い閃光が辺りを包み、気が付けばそこには1人のアクア。服がピチピチでエロい感じなので、しっかりと本物が残ったらしい。

 

「感謝しろよアクア?俺の機転が無かったら、残ってたのは偽物の……」

 

「あっ……あぁ……もう……だめぇ……」

 

ちょろっ……ちょろろろろ……

 

何となく一件落着と思っていたら、分身が消えるとその状態まで本人に返ってくるらしい。偽物を聖水の女神にしようとしたツケを、まさか本物が払わされる事になろうとは、流石の俺も想定外である。

 

「ま、まぁそのなんだ!幼児なんてよく漏らすしな!」「そうそう!俺だって10歳くらいまでやらかしてたもんだ!」「水芸の失敗ってことにしとけ!なっ!」

 

ついでにこっちのアクアがお漏らししても性的に見られないって言うのも、本当に不思議だなと思う。

 

「ねぇカズマさん。私の女神の力が戻ったかどうか、カズマさんに見て欲しいの」

 

「そ、それはどうやって……」

 

「やだもぅ、決まってるじゃない。『ゴッドブロー』!!」

 

「ごふっ!!」

 

こうしてアクアの分裂騒動は、何故か俺が殴られて幕を閉じた。大人アクアの最後の抵抗は、水の女神を聖水の女神へ変えた訳だが、既にゲロインのアクアに対したダメージにはならなかった。

 

ちなみに……

 

「く、来る!羞恥と快楽の波がまた……くりゅうぅ!!」

 

若干一名拗らせてしまって、我が家のお風呂が少しだけ騒がしくなったりしたが、これは別のお話としておこう。

 




最後までお付き合い頂きありがとうございます。

最近リアルが立て込んでしまって、更新が遅くなり申し訳ないです。

書きたい気持ちは色褪せて居ないので、今後とも末永くお付き合いください。あっ、勿論お暇な時で大丈夫です。
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