元々ボドゲ喫茶でバイトをしていた作者です。荷物を整理していたら、各種ボドゲの説明書が出てきました。普通にやったらそれなりのゲームも、コイツラがやったら盛り上がりそう。そんなノリで思い付いた1作です。
またお暇な時にでもお付き合いください。
アクセルのプロボッチ。ゆんゆんがそう呼ばれていたのは、もう随分と前のことに思う。1人で延々とトランプタワーを組んでいた彼女はもう居らず、今では多くの仲間に囲まれている。それは本人が変わろうと頑張ったからであり、旦那としても誇らしいことなのだが……
「今日こそ負けませんよゆんゆんさん!」
「させないよルナさん!ゆんゆんにかけられた賞金20万エリスは私が貰うんだから!」
「良いでしょう!受けて立ちます!」
ボッチが仲間と努力と友情を得た結果、ギルドの一角が遊◯王みたいなノリになっていた。
…………作者のうろ覚えボドゲ紹介…………
ナンジャモ◯ジャ
変なモンスターの描かれたカードを順番にめくる。あるモンスターを最初にめくった人は、そのモンスターに名前を付ける。以降、同じモンスターがめくられた際には、一番早くモンスターの名前を答える競争が始まる。正しい名前を一番に答えた人はカードを貰える。誰も答えられない場合はカードが溜まり、次答えられた人が総取り出来る。最後にカードを沢山持ってる人の勝ち。モンスターは12種類居るので、記憶力とセンスが光るゲーム。
………………ってことでプレイ風景……………
「いやね。最初はゆんゆんに勝てる人間を賭けてたんだけど、強過ぎて誰も相手にならなくてさ?」
「賞金を付ければ猛者が集まるだろうって事で始めたんですが、ずっと無敗でこんな事に……」
ゆんゆんをこのゲームで負かした者には、賞金5000エリスを進呈する。そんなルールが適応されたのは、半月ほど前の事だった。だがそこからゆんゆんの連勝が続き、挑戦料の500エリスを加算し続けた結果、何故か20万と言う賞金がかけられたそうだ。冒険者ギルドがこの状態とは、今日もアクセルは平和である。
「私は皆で遊びたいだけなので、参加費はそのまま賞金に上乗せしてるんです。そしたらどんどん金額が上がって、気付いたらこんな額に……」
「つまり400戦近く勝ち続けてんのか……どんだけゲーム強いんだよ……」
何故か最近ボードゲームの売上が伸びているとは感じていたが、その原因はこれなんだろう。賞金がそこまで大きいなら、練習用に買っても安く感じる。
「では、そろそろゲームを始めましょう。一番手のこの青色の子の名前は………きりひこ!」
「くっ!最初から紅魔族全開のダサい名前なんて、いきなり飛ばしてくるじゃない!」
「飛ばしてる気はありませんけど?!と言うか、本人を前にダサい名前は辞めてください!」
ゆんゆんが場に出したカードの魔物は、青くて毛むくじゃらのモンスターだった。普通なら特徴を捉えて名前を付けたりするものだが、ゆんゆんの名前には関連性が見られない。これは相手に覚え難い名前を付けることで、反応を遅らせる高等なテクニックだ。めぐみんとあるえには効かないのだろうが、変な名前は咄嗟に出て来ないので有効と言える。
「じゃあこの緑の子は……リーフローク・ブレンダンにします」
「ルナさんは長い名前で来るの?!そんなに覚えられないよ?!」
「ふふふ、昔の辺境伯の名前ですから、ご存じないのも当然ですよ。まぁ、私は仕事柄知ってますけど!」
ルナさんの一手目もかなりいやらしく、実在する長い名前を出してきた。知っていれば直ぐに連想出来るのだろうが、知識が乏しいと長い名前の丸暗記が必要になる。自分のテリトリーに引き込むと言うのも、かなり有効な手段と言えるだろう。
「次は私ね……こいつは、ねぎま!」
「また素直なネーミングですね?」
「ふふふ!反応速度で勝負するからね!」
リーンは2人と異なる作戦で、鳥の魔物をねぎまと名付けた。他2名と比べたら弱い名前に感じるだろうが、実はこれも有効な手段だ。
「次のカードは……」
「ねぎま!」
「さ、流石の反応速度です……リーンさんが先制ですか……」
そう、誰より早くコールすることでポイントになるので、咄嗟に出てくる名前はかなり有効だ。流石はサバイバル能力の高い生え抜き冒険者、鳥を見たら即焼き鳥判定とは、どんな生活したらそうなるんだろう。
「さぁ、ここからが本当の勝負よ!!」
「えぇ、勿論受けて立ちますよ!」
……………………
「また負けたぁー!最初は調子良かったのに!」
「本当に最初だけでしたけどね……」
なんて盛り上げてみたのだが、蓋を開ければゆんゆんの圧勝だった。長々とした名前も何のそので、ゆんゆんの取札は過半数以上だ。束になったとしても敵わないなんて、やはり賢い子である。
「凄いなゆんゆん。そのゲームには何かコツとかあるのか?」
「そんなに大したことじゃ無いんですけど、名前を間違えたら二度と遊びに誘って貰えないと思えば覚えられますよ?」
ゆんゆんの目からハイライトが消えたので、多分過去に何かあったんだろう。
「………そんな自分を追い込んでやるゲームだっけ?」
と言うか、そんな気持ちでゲームして楽しいのだろうか?まぁ、本人が良いなら良いんだけどさ……
「ゲームは本気でやった方が楽しいですからね。それに、私が勝ち続ける限り皆が挑んで来てくれるので、まだまだ負ける気はありませんよ!」
「そっかこれからも頑張ってくれ」
ちなみに、俺はさっさとゆんゆんに負けて欲しかったりする。その理由を皆さんに語るには、まず昨日の話をしなければならない。
……………前日……………
「カズマ様カズマ様」
「はいはいカズマ様です。どうした天使?」
「最近ゆんゆん様がゲームの神に認められつつあるようで、近々会いに来たいと連絡がありました」
「へぇ、ゲームの神なんてのも居るんだな?別に危ない感じはしない神様だし、歓迎しても良いと思うぞ?」
「分かりました!主にデスゲームを愛好してますが、良識人で人当たりが良い方で……」
「ごめん………丁重にお断りしてもらえます?」
以上、回想終わり!
……………………
「本当に悪い人ではないんですよ?ただゲームに全てを賭けている方なので、ちょっとジャ◯プのカード漫画みたいなノリと言いますか、デスゲームにやたら乗り気と言いますか……」
「それはもうイカれてるって呼んで良いだろ。うちの暴虐なんて可愛いもんだぞ……」
そんなイカれた神様には関わって欲しくないので、ゆんゆんにはゲームで負けて貰いたい。とは言えその実力は折り紙付きで、俺もボードゲームはそんなに得意ではない。別にやる友達が居なかったとかではなく、TVゲーム派だからである。そこは勘違いしないように!
「成程。それで私達に声をかけたと言うわけですか……」
「まぁ、高い知能を必要とするゲームだからね。この配置は当然だろう」
「私もこの子たちの師として、恥ずかしい戦いは出来ないわね」
「あぁ、ゆんゆんに勝てる知能を持つとしたら、やっぱりアークウィザードの皆だ。ゆんゆんを重圧から救う為に、全力でゆんゆんを打倒してくれ!」
取り敢えず紅魔組とウォルバクを集め、このゲームのルールを教えておく。多分俺では勝てないので、こういう時にこそ仲間を使おう。高い知能を持つメンバーを揃え、更に事前の作戦会議を実施することで、この戦いはかなり有利になる。
「ちなみに賞金は各自の自由で良いので、使い道は各自で決めて良いぞ」
「「「はーい!」」」
「他力本願の上にお金で釣るって、大抵こういうのは負けフラグなんじゃ……」
「うん、それ以上は辞めてくれエリス。俺もなんかそんな気がしてきたから」
いやでも流石にこのメンツだぞ?そうそう負けるなんてある筈ない。でも、一応保険は掛けておこう。
………………
「では、突然ですが第1回!ゆんゆんさんを倒すのは誰だ!アクセルナンジャモ◯ジャ大会を開催します!」
「本当に突然が過ぎませんか?!」
俺のかけた一応の保険とは、参加者を増やして勝率を上げること。賞金をポケットマネーで50万エリスまで増やしたので、冒険者どころか街の皆さんまで参加している。流石にこれだけ揃っていれば、少しは実力者が見付かるだろう。
「Aテーブル最初の1戦は、チャンピオンのゆんゆんさん、その師であるウォルバクさん、そしてウィズ魔道具店よりシルビアさんの3名です!これはハイレベルな戦いになるでしょう!」
「確かにこれは注目のカードだ……」「風船にロケットにお椀型……どれも並のプレイヤーじゃねぇ……」
「野郎どもは何処に注目してんのよ……」
以前なら俺も胸を見ていたが、今回ばかりはゲームのほうが重要だ。厄介な神様が訪ねてくるより先に、ゆんゆんに敗北を知って頂きたい。
「じゃあ、最初は私が……このトマトみたいなモンスターはラタトゥイユ(トマト煮)よ!」
「成程。あまり聞かない料理名であり、なおかつ言い難いワードチョイスとは……流石はシルビア。良い手を使う」
このゲームで点数を獲得するには、名前の記憶と反射的に呼べるかが重要になる。つまり本人だけに覚えやすく、それでいて特定の人物だけが言いやすい言葉はまさに理想だ。これならゆんゆんの記憶をかき回し、それでいて確実な得点源に……
「あっ!ラタトゥ…ガリッ………うぅ…」
「えっ?ちょっとウォルバク大丈夫なの?!」
「いま凄い音がしましたよ?!」
「エリス様ヒールを!ちょっと競技中断します!!」
なるかと思って期待していたが、そう上手くいかないのがうちの連中だ。盛大なフレンドリーファイアがウォルバクに刺さるとは、事前打ち合わせをした意味がない。と言うか発音できないなら無理するな。別にシルビアが取っても良いんだぞ。
……………
「えー、ちょっと事故がありましたが、あれ以降はとても良い勝負です。お互いに一歩も引いていません!」
ウォルバクへのフレンドリーファイアはあったものの、それ以降は本当に接戦が繰り広げられている。名前を付けてないのが後2体ほど居るようなので、恐らくはその2体で決着が着くのだろう。接戦とは言えゆんゆんがリードしているので、ここは是非ウォルバクに名付けて欲しい。
「来たわね新キャラ!じゃあ、貴方の名前は……Yol Toor Shul !」シュボッ
「えっ?なんか口から火が出てませんか?!」
「と言うかそれ何処の言語?!」
最後の最後でウォルバクが出したのは、もはや言葉かも怪しい謎の発音。何処となく名作オープンワールドで聴いたことがあるような気もするが、まさかそんな……
「ふふん!今のは古代の魔法の言葉よ!正しい発音をすると炎が出るから、発音ミスは一発で分かるの!さぁ、正しく発音が出来るかしら?」
「そんな方法ありなんですか?!と言うか、1回聞いただけで身に付けられるんですかそれ?!」
やっぱり知ってるワードな気もするが、確かに未知の言語は強い。まさかゲームに古代語を使うなんて、こんなの実質ウォルバクしか取れないだろう。枚数に差が開いてない以上、このままウォルバクの勝ちが決まったも同然。後はゆっくりと試合を眺め、新チャンピオンの誕生を祝うとしよう。
………………
「えぇっと、ウォルバクさんの吐いた炎で取札が燃えてしまったので、Aテーブルの勝者はゆんゆんさんです……」
「………そんな高度な負け方ある?」
「………ごめん」
これは勝ったと思った矢先に、見事にやらかしたウォルバクの失態。ゆんゆんも料理名を把握した為、最後の方は独壇場だったそうだ。ちなみにゆんゆんの口からもちょっとだけ炎が出ていたので、下手すると古代語の魔法を使えるようになるかも知れない。
「ウォルバクの失態は論外だとしても、ゆんゆんのセンスは相当なものよ。長文だろうと直ぐ覚えるし、知能の高さが半端じゃないわ」
「シルビアが言うなら相当なんだろうな。正直ウォルバク以上の知能はそうそう居ないし、こりゃもっと高度な戦術が必要か……」
一応他の刺客も居るのだが、正攻法では難しそうだ。3人制にして数で上回る方法も実行しているが、試合数を減らしてでも4人制にすべきだったか?だが、それだとゆんゆんが強くても、真面目な奴は徒党を組まずゆんゆんの味方になるかも知れない。有能な1人を負けさせるには、試合数を含めて数の暴力が有効な筈だ。
「あのカズマ?ちょっと気になったんですが、私とあるえの対戦相手が孤児院の子供なのは……」
「トーナメント方式だから仕方ないだろ?ゆんゆんにぶつける相手を減らしたくないし、流石に子供には負けないと思ってな?」
それに、もし大人に勝つような子供がいたら、それはそれで若い才能を開花させるきっかけになる。ついでに街の冒険者と触れる機会を作り、冒険者のイメージも良くなって……
「もう1回!お願いだからもう1回させて!私4枚しか取れてないの!」
「それはアクアさんがクソ雑魚だからじゃ……」
「馬鹿!そんなこと言ったら余計に泣くだろ!程々に取らせて負けてやるんだよ!」
「そっか!」
「「………………良いよアクアさん。もう一回やろう?」」
「聞こえてたから余計に惨めになるんですけど?!」
メチャクチャイメージを下げてる馬鹿も居るが、それは見なかったことにする。
…………………………
「えっ?2回戦目の相手ってあの2人なの?!」
ゆんゆんのテーブルに座ったのは、異色の組み合わせであるエーリカとセシリー。まぁ、2人ともアホだが馬鹿ではないので、それなりに勝ち進んでもおかしくはない。だが、エーリカはミツルギの噛ませ犬で、セシリーはセレナの噛ませ犬にするつもりでトーナメントを組んだ。なのにこの2人が勝ち上がっているなんて一体何がどうなったのか。
「さぁいくよゆんゆん!最初のカードの子の名前は……エーリカちゃん最高に可愛い!」
「それはもはや名前じゃないですよね?!」
エーリカがドヤ顔でカードをめくると、絵柄も見ずに名前を付けた。絵柄との一致なんてあったものじゃ無いが、それもある意味では戦略である。
「すまないカズマ。俺も何とか食い下がりたかったんだが、エーリカの方が上手だった。まさかあんな戦略を使うだなんて……」
「しょうがねぇよ。テイラーは決して馬鹿じゃないからな。あんなふざけた名前を付けちゃ居るが、それもエーリカの作戦なんだろ?」
大量のファンの名前と顔を覚えられるエーリカにとっては、ゲームのキャラ12体の名前と顔の一致など朝飯前だ。その名前を敢えて自分のコールアンドレスポンスにすることで、更に反応を上げているとしたら、実に合理的な戦術と言える。
「あぁ、まさかシエロを裏切らせるような手を使って来るなんて……あんなの咄嗟にコール出来る筈がないだろ!」
「そんな思い詰める話?!別にシエロ派だろうとエーリカを応援したって構わないんだぞ?!」
「馬鹿!あんな可愛い顔の近くで直接コールしたら、俺までエーリカファンになっちまうだろ?!」
「それならもう箱で推せよ?!」
なんだこの厄介で真面目なファン!そりゃシエロファンガチ勢なのは把握しているが、だとしてもそれで負けるとかある?!
「では、私の引いたこの子は………お姉ちゃん大好き!」
「それも欲望の垂れ流しじゃないですか?!」
セシリーはある意味期待通りだが、やはり競技性など何処にもない。だが、それならそれで疑問が残る。こんな幼稚な手を使った所で、セレナが敗れるなんてことは……
「…………可愛いショタと同卓だったのか?」
「…………はい」
申し訳なさそうに頭を下げるセレナの顔は、何故か満たされたようにツヤツヤである。恥ずかしい台詞を言うのは可能でも、恐らく言われた場合の耐性がないのだ。可愛いショタに繰り返し囁かれ、悶絶してる間に負けたのだろう。だが、ゆんゆんは高い知能を持つ紅魔族。そんな小細工が通じる相手ではない。
「お姉ちゃん大好き!エーリカちゃん最高に可愛い!はぁ…」
「「ごふっ!」」
一息で長文を言わされたゆんゆんの呼吸に、息を整える為の溜息が混じる。普通にゲームをしていたらそれだけの事だが、欲望丸出しの2人は感じ方が違う。ここで溜息をつかれてしまうと、完全に言わされている感じがするのだ。
「悪気は無いって分かっているけど……」
「思いの外ダメージが大きいです……」
「えっ?私なんかやっちゃいました?!」
だが、空気の読めないゆんゆんは2人のダメージに気付けず、息を整える度に何度も追い打ちを仕掛けていく。そして、自分が名前を付けるタイミングで、更なる追い打ちをかけることとなった。
「あっ、この子は初なので……ゆんゆんは友達って名前にします!」
「「ごふっ!!」」
「えっ?なんでそんな辛い顔を?!私なんか変なこといいましたか?!」
別にゆんゆんは悪くないんだが、この世界には笑えない冗談と言うものがある。ゆんゆんを良く知る2人だからこそ、その発言によるダメージはデカい。何なら、俺もちょっと涙が出てきそうだし……
「ゆんゆんは友達だよ!!」
「えぇ!ゆんゆんさんは友達です!!」
「えっ?いやあの……まだカードめくってない……」
「「友達だからね!!」」
「なんか変な気を遣われてますよね?!」
…………………………
「勝ったけどなんか釈然としません……」
「まぁ、あんな勝負は不本意だよな……」
誰一人得をしない勝負が決着し、ゆんゆんは俺の隣でパンを噛っている。蓋を開ければ勝負は圧勝で、ゆんゆんは一足早い昼食となった。なので俺はゆんゆんをテーブルに招き、胸のもやもやを晴らしている。
「でも、やっぱりゲームって面白いです。さっきのは少し変わった勝負でしたけど、それでも2人のことを知れた気がします!」
「あの駄目な一面はずっと知ってた気もするけどな?まっ、言いたいことは何となく解るよ」
ゆんゆんにとってゲームと言うのは、あくまで友達を作るきっかけだった。楽しいゲームをきっかけにして、ただ友達が欲しかったのだ。でも、友達が出来たことでその意味は変わり、今では友達を知る道具となっている。
「凄く単純なゲームなのに、この人はこういう事に自信があるんだなとか……この人は勝つ為にこんな方法を考えるんだなとか……冒険とおしゃべりじゃ知れなかった事を、ゲームを通じて知り合えた気がするんです」
そう語るゆんゆんの表情は明るく、あのクソゲーにも前向きに挑んでいた事が分かる。そんな良い顔をされてしまうと、裏で負けるよう画策している俺が悪者みたいだ。
「だから私は勝ち続けます。せっかく友達の事を知れる機会なのに、負けて終わりなんて悲しいですからね!」
「そっか。頑張れよゆんゆん」
「はい!見ててくださいねカズマさん!」
そんな真っ直ぐな笑顔を向けられると、流石に俺も良心が痛む。だが、厄介な神様の干渉を防ぐ為、俺は心を鬼にする!
「なんて決心はフラグになるって、いつも自分で言ってるような気が………」
「それもフラグになるから辞めて!エリスが言うと尚更だから!!」
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
名前を付けて呼ばせるだけ……普通にプレイしたらそれだけなのですが、それで終わらないのがこのすばキャラだと思うのです。と言うことで、次回はもっと酷いフルスロットルです。
またお暇な時にでもお付き合いください。