バレンタインだけでここまでふざけられる作品って、きっと殆ど無いと思うんですよ。そう考えたらこのすばって凄いですよね。最後までボケたっぷりですもん。
ってことでバレンタインの第2回。3月ですけどお付き合いください。
バレンタイン。日本一チョコが売れるそのイベントは、この世界でも日本と殆ど変わらない。恋人達はチョコで愛を確かめ、恋人未満はチョコレートで気持ちを伝え、時には義理を果たす為にチョコを渡す。そして、気持ちのついでに身体まで差し出す最強のパターンが……
「カズマ様、これが私からのバレンタインです。私のはボリュームがあって食べ応えがあると思います」
「先に私の方を食べてください。私のは張りもあって、中身がピンクですよ?」
「私のは小さいけど高感度で、下の方もトロトロですよ?」
「サキュバスの皆さん?胸にチョコ塗って差し出すのは、流石にギリアウトでは……」
「「「「「本命なので大丈夫です!」」」」」
「そっちの義理じゃなくてね?!」
この身体にチョコを塗って差し出すサキュバススタイルである。二重の意味で凄く美味しそうだが、流石にこれは受け取れない。数人下半身にも塗ってるし、乱交パーティでも始める気か?
「皆さん、カズマ様が迷惑してますよ!そろそろ開店時間ですから、しっかり準備してください!それと、お店が汚れるのでチョコは各自で舐め取ること!」
「「「「「「「は〜い……」」」」」」」
見た目には乱交パーティ始まっちゃったけど、これが彼女らの日常である。店のオーナーになった今でも、共存の道はまだ遠く感じる。正直ロリーサが来てくれなかったら、俺もパーティしてたかも知れない。
「すみません。カズマ様の精は質が良いので、あわよくばと狙う子も居て……」
「慕われないよりは良いさ。捕食対象なのは気になるけど……」
バレンタインのチョコが0なんて事は、冒険者界隈では珍しくない。そんな寂しい心を埋めてくれるのが、このお店のサービスだ。こういう時に儲けるべく、俺も色々と画策しているわけだ。
「えっと、実は私からもチョコが有りまして、ご迷惑でなければ受け取って頂きたいのですが……」
「ご迷惑なんてあるわけ無いだろ?ロリーサの愛情は真剣なものだって、俺にはちゃんと伝わって……」
そこまで話して俺の言葉は、目の前の光景に掻き消された。そりゃ一糸纏わぬロリーサを見て、平静を保てる筈などない。
「皆が居たら魅力半減ですから……どうぞ、カズマ様専用のサキュバスチョコレートです。思う存分召し上がってください……」
「じゃあ、遠慮なく」
その言葉と共に手渡されたのは、チョコ入った小瓶と筆。緩く溶かれたそのチョコは、そのまま食べる為の物じゃない。目の前のロリーサに塗り付け、一緒に頂く為のチョコレートだ。俺はデスクに仰向けになったロリーサへ、チョコを纏った筆を向けた。
「あっ……そんな優しく塗り拡げるなんて……食べられる前に……溶けちゃいますよ……」
「なら、早く頂かないとな……」
「あんっ!先端はチョコ……塗ってないのに………」
俺はロリーサの胸へチョコを塗りつつ、その先端の蕾を優しく舐る。元からサキュバスの汗は甘く、チョコが無くとも甘味な身体だ。折角それを差し出されたのだし、別々に味わわなきゃ勿体ない。先端を優しく舐ってから、徐々に胸全体へと愛撫を広げた。
「折角2つの味があるなら、どっちも楽しまなきゃ勿体ないだろ?いや、そう言えば3つ目もあったんだっけ……」
「そ、そっちは本当に……あっ……駄目……気持ち良い……」
蕾から徐々に舌を下げて行くと、その行き着く先は透明な泉。愛撫で溢れ出したロリーサの蜜は、汗以上の甘みを持つ危険な媚薬だ。それを甘味として味わうなんて、俺にしか許されない贅沢だと思う。
「やっぱりここが一番美味いな。ほら、チョコと合わせたらもっと美味しそうだ……」
「あっ……だめ……筆でクリ◯リスイジメないで……愛液もっと溢れちゃう……あっ!舐めるのはもっとだめぇ!」
筆で撫でられ舌で舐られ、ロリーサの身体はどんどん熱を帯びていく。徐々に充血していくクリトリ◯を見るに、もう一分と保ちそうにない。
「なら、そろそろもう一つの味覚が味わえそうだな?我慢しないで逝って良いぞ……」
「あぁ……本当にこれ……だめぇ!」
プシッ!
ロリーサの腰が激しく跳ね、俺の口内へ塩味の液体が注がれる。ロリーサに手渡されたチョコの小瓶は、半分以上を残してその出番を失った。そりゃ欲を言えば完食したかったが、この結果も決して悪くない。
「さて、後はこの余ったチョコとロリーサをどうするかだが……」
「余らせるのも忍びないですし、私と一緒では駄目ですか?」
「えっ……受付さん?!」
瓶を片手に固まっていた俺を、受付さんの声が現実に引き戻す。受付さんはお楽しみ中に入ってきたようで、既にいつもの服を脱ぎ捨て、その魅力的な肢体を晒している。こんな姿を見せ付けられて、我慢など出来る筈がない。
「……良いんですね?」
「はい……私も捧げたかったので……」
そう言ってデスクに腰掛ける受付さんへ、俺は再び筆を手に取った。ロリーサよりボリュームのある2つの丘は、この小さな筆では心許ない。俺は左胸の先端を味わいつつ、右胸の先端を筆でなぞった。
「あっ……その舌使い……やっぱりすごいです……筆より舌の方が気持ち良い……」
「受付さんの身体が甘くて美味しいから、俺も熱心になっちゃうんですよ。ほら、チョコが無くなっても十分に甘いです」
「喜んで貰えてうれしいです……どうぞ心ゆくまで味わってください……」
甘めの果実をロリーサとするなら、受付さんは果実の飴だ。ねっとりとした甘みが口いっぱいに広がったあと、僅かな酸味が後を引く。元からこれだけ甘いのであれば、チョコを塗る必要なんて無い。それならこのトロトロのチョコには、別の仕事をしてもらおう。
「えっと……どうしてチョコを谷間に……そこはあまり甘くない気が……」
「良いんですよ。そこを舐めるのは受付さんですから……」
俺は自身の息子を取り出し、チョコまみれの谷間に亀頭を押し当てた。先端に絡む緩めのチョコが、ローション代わりとなって谷間を滑る。そうして目の前に来た息子を見て、受付さんは目の色を変えた。
「私にもチョコレートをくれるなんて、カズマ様はお優しいのですね……では、遠慮なく頂きます……はむっ…」
「んっ……やっぱり受付さんとするなら、その舌を味わわなきゃ損ですからね……」
「うれしいです……好きなだけ味わってください……」
受付さんの長い舌が、竿の裏筋を容赦なく舐る。たっぷり塗り付けた筈のチョコレートは、ほんの数秒で全て舐め取られ、全てが受付さんの唾液へと置き換わった。だが、彼女の奉仕はこれで終わらない。彼女が本当に求めているのは、塗り付けたミルクチョコレートでは無いからだ。
「舐め終わっちゃいました……カズマ様……これでチョコレートは終わりですか?」
「そんなこと言って口を離さないなんて、今日の受付さんは貪欲ですね。もっと頑張って奉仕してくれたら、ホワイトチョコが出せるかも知れませんよ?」
「ふふふ、流石はカズマ様……私の好みをよくご存知で……ちゅっ……」
「あっ……やっぱりすごっ……そこ、良い……」
俺からの許しを得た受付さんは、そそり勃つ息子をねっとりと咥えた。舌先で舐め回すのも勿論気持ち良いが、彼女の真骨頂は咥えてからの舌使いだ。逃げ場のない口内であの舌に捕まってしまえば、全ての弱点を余す所なく舐られ、情けなく射精させられてしまう。それは淫魔のスキルを持っても同じ事で、多少耐えられる時間が延びたとしても、耐え続けられるテクニックじゃない。
「受付さん……俺もう……」
「はい……どうぞこのまま……出してください……」
俺が情けなく限界を告げると、受付さんの動きがストロークへと変化する。舌はカリ首と裏筋をしっかりと捉え、厚い唇は竿を扱き、容赦なく俺を追い詰める。こんな気持ち良さの中で達してしまったら、魂まで溢れ出そうだ。
「あっ…もう駄目だ……受付さんの口で……いくっ!」
「んんっ!」
遂に俺は限界を迎え、受付さんの口へと精を放った。ただでさえ気持ち良い奉仕に加え、更に程良い吸い付きで吐精を促されての射精は、本当に魂が抜けそうな程気持ちが良い。
「ふふっ……カズマ様のホワイトチョコ、凄く濃厚で美味しいです……」
「あんな凄いフェラされたら、そりゃ濃いのも沢山出ちゃいますよ……まぁ、それでも萎えてないんですけど…」
さっきコップ1杯くらい出した筈だが、俺の息子はまだまだ元気だ。恐らくサキュバスの体液を摂取した影響だと思うが、この状況でこれは大変よろしくない。責任感の強い受付さんは、きっと最後まで責任持って相手をするだろう。だが、ここ先はもう子作りだ。ギリ食事と言い張れた最後の1線は、もう目の前まで迫っている。
「カズマ様……宜しければその……最後まで私と……」
「いやその……流石にそれはギリアウトな気が……淫魔も人の精で孕むって聞いてますし……」
「大丈夫です……だってカズマ様は本命ですもの……」
そう言ってデスクに倒れ込んだ受付さんは、トロトロになった割れ目を俺へ向かって開いてみせた。まだ男を知らないピンクの割れ目は、未経験とは思えないほどにいやらしく蠢き、視覚と嗅覚で俺を誘っている。ここまで迫られて断るだなんて、今の俺には考えられなかった。
「じゃあ、頂きます……」
「はい……余す所なく味わってください……あっ……あ……あぁん!」
初めての膣壁を強引に掻き分け、もっとも深い場所で1つになる。一切の抵抗のない淫魔との結合は、まさに溶け合うと言う表現がしっくりくる。だが、この程々の気持ち良さはまだ序の口だ。これは本気になった淫魔に起こる、ただの準備運動でしかない。
「カズマ様の形……カズマ様の熱……ずっとこうして知りたかったです……」
「そんな可愛いこと言われると、本気出す前に出ちゃいますよ?」
「あら、それは流石に勿体ないです……折角カズマ様専用になれたのですから……思い切り楽しんで頂かないと……」
「んっ!まさかもう俺の形に……あっ!受付さんの腟内ヤバい!」
愛する人の形を覚え、その人専用の形へ変わる。孕む相手を見初めた淫魔は、その身体をその人専用にする。今まさに俺の息子に絡み付いているこの感触は、受付さんの献身の証だ。
「あっ……カズマ様の凄いです……淫魔の本気マ◯コに包まれてるのに、どうして腰が振れるんですかぁ……」
「そりゃ楽しまなきゃ勿体ないですからね?それと、受付さんも本気でどうぞ。いつもの真面目な姿も好きですけど、今日は本気の貴女を抱きたいです!」
「あぁん!そんなこと言われたら、もっとおマン◯濡れちゃいます!私の全部を見せますから、全部受け入れて愛してください!」
意識を狩られそうな快楽の中、俺はただ獣のように彼女の腟内を蹂躙した。まさかバレンタインに受付さんの処女を貰えるなんて予想して無かったが、貰った以上はカッコ悪い所など見せられない。相手がベテランのサキュバスだろうと、早漏を晒すなんて絶対にあってはいけないのだ。ちなみにフェラはセーフとする。だって反撃出来ないし、粘ると相手が疲れるし!
「あぁだめぇ!淫魔なのにカズマ様より先に逝っちゃう!クソ雑魚マン◯晒しちゃいます!」
「こんな名器がクソ雑魚な筈ないでしょ!俺だってもう限界なんですから、我慢しないで逝ってください!」
「逝きます!カズマ様のおち◯ぽに負けて逝きます!逝ったら沢山締め付けますから、カズマ様も一緒に来てぇ!」
このまま受付さんを堕とそうという所で、彼女の腟内がうねりを増す。恐らくは絶頂を控えての脈動なのだろうが、そのうねりは射精を促すにも十分過ぎる気持ち良さだ。そりゃ淫魔だからエロくて当然だが、ここまで上級者なのは想定していない。取り敢えず先に逝って貰って、合わせて逝ったと言い訳しよう。このまま何度も先に果てては、早漏認定待ったなしだ。
「もう駄目!私もう………いくぅー!!」
「俺も……もう……うっ!」
絶頂により激しく痙攣する受付さんの膣内へ、俺は再び大量の白濁を注ぎ込む。まるで魂まで溶け出しそうな気持ちの良い射精は、彼女の腟内を満たしても続き、大量の精液を溢れさせてしまう。どうしよう、彼女の腟内がメッチャ気持ち良くて、これでもまだ全然萎えない。
「はぁはぁ……良いんですよカズマ様……私は淫魔なのですから、このまま壊れるまで何度でも抱いてください……」
「流石にそろそろ優しくしますよ。淫魔とは言え愛する女性ですし、壊すような抱き方はしたくありません」
「あっ……そんなの……そんなの……いくぅ!!」
「いやなんで?!」
ギリギリの理性で欲望を抑えた俺の腕で、何故か再び絶頂する受付さん。さっきの余韻が残っていたとしても、ここまで深くイケるとは思えない。ひょっとして受付さんの性癖って、サキュバス特有のあれが刺さるのだろうか?
「……愛してますよ受付さん。貴女の腟内は最高でした」
「だ、だめぇ!そんなこと言われたら逝くの止まんない!カズマ様のおち◯ぽ入ってるだけなのに、雑魚マ◯コが勝手に敗北逝きしちゃいます!」
「雑魚じゃないですよ。こんなに俺を求めるマン◯も貴女も、本当に愛おしく思ってます」
「本当にらめぇ!愛を囁かれたら逝くの止まんない!カズマ様お願い!これ以上私を昂らせないでぇ!」
本当は少しの羞恥プレイのはずだったのだが、どうやら受付さんに愛の言葉はクリティカルらしい。ただ挿れてるだけの息子に逝き狂うなんて、どんだけ昂ぶっているんだこの人。
「えっと……折角だから思い切り愛しても良い?」
「あぁん!その言葉だけでまたいくぅーーー!!」
……………
「成程。だから2人の欠員が出て、アタシが事務仕事に呼ばれたと……」
受付さんの新鮮な姿に興奮した俺は、彼女の意識が飛ぶまで楽しんでしまった。そして賢者になって落ち着いた所で、エース2名の欠員に気が付いたと言うわけである。流石に経営に影響が出るので、アーネスに手伝いを頼んだと言う訳だ。
「本当にごめん。埋め合わせは絶対にするから何でも言ってくれ」
「別にそこまでじゃないですけど……と言うか、絶対の信頼でそれを言われるだけで……」
ちなみにアーネスは本日有給で、バレンタインに玉砕する女子や、チョコの貰えない男子の悪感情を楽しむつもりだったそうだ。なお、アーネスからのバレンタインのチョコは無い。悪魔として聖職者のイベントには踊らされたくないとの事で、甘くないコーヒー豆を前日に貰った。確かにチョコは貰ってないが、殆ど参加したようなものである。
「ヴァレンティヌスの術中にハマるのは不本意なので、埋め合わせは週末にしてください……その、出来たら愛を前面に出さず、強引に物のように犯して頂けると……」
「あっうん……アーネスがそれで良いんなら……」
これもアーネスなりの反骨心なのだろうが、それを全部説明したら意味がない。こんな具体的なエッチのおねだりなんて、ヴァレンティヌスもニッコリである。
『愛じゃ!この悪魔は愛を知っとる!!』
聞こえない!何か語り掛けてきたけど聞こえない!これ以上変なの増えたら困るんで、天啓にも着信拒否付けてください!
………………
「まさか夕方まで書類整理をすることになるとは、あの2人やっぱり凄いんだな…」
なんとか事務仕事を終えた俺は、夕方の街を徒歩で帰宅することにした。勿論テレポートを使うって手もあるのだが、今日は何と言ってもバレンタイン。俺のファンの女子が出待ちして居ても、なんら不思議は無い筈だ。
「やっと来たか……待たせすぎだぞカズマ?」
「クレア……ひょっとして俺を待ってたのか?」
確かに出待ちは期待していたが、流石にこの場所はどうだろう。そりゃ職場の前って言えばその通りなのだが、クレアが居たのは路地の入口だ。そこに来るのは間違いなく、当店の利用者に他ならない。
「当たり前だろう?他にどんな理由がある?」
「そりゃ営業妨害かと思うだろ。ここ何処だと思ってんだよ……」
「……………あっ」
風俗店の入口前に、衛兵を指揮する女騎士。風俗店に来てる連中にとっちゃ、こんなのほぼ通行止めだ。何名かエロい目で見てる上級者も居たが、どっちに転んでもろくなもんじゃない。
「ちがっ!こ、これは別にそんなつもりじゃなくてだな?!カズマにこれを渡そうと思ったんだが、屋敷だとアイリス様が居るから!!」
「取り敢えず落ち着けクレア。ただでさえヤバい所に居るんだ。変な注目は浴びたくないだろ?」
「あっ……すまない……取り乱してしまった……」
恐らくクレアはチョコを渡す事に気を取られ、この状況を正しく理解していなかったのだろう。ハッとしてからの初々しいリアクションは、風俗店で出待ちする女のそれではない。正直これだけでもお腹いっぱいだが、今日はチョコもセットで貰える素敵な日だ。クレアが女の子らしい事をするなんて、こういう時とベッドくらいしかない。
「わ、私もお前の女だからな。こう言う時に何もしないのでは、お前も愛し甲斐がないだろう?だからその、一応手作りで頑張ってだな……」
「それを渡す事に必死になり過ぎて、盛大に恥を晒したと……」
「余計なこと言うな!これでも結構自信作なんだ……たまには私にも優しくしろ……」
「………ごめん」
何こいつ可愛い。ダクネスといいクレアといい、最近女騎士にデレ方セミナーでもあったのか?クレアはベッド以外じゃツンキャラだったのに、なんだこの初恋に照れる先輩ムーブは。
「私だって最近は料理をしているんだ。確かにずっとやって来た者には負けるが、これには半年もかけたんだぞ……」
おいおい何だよその魅惑の追加設定。そんな可愛いキャラだったか?バレンタインに半年かけるって、下手すりゃ誰より熱入ってるじゃん。こんなの美味くない筈がないって、ここで一口食ったら最後、今日はクレアの日になっちゃうって。
「俺の理解が浅かったよ……バレンタインにここまで本気で来てくれるなんて、クレアは本当に可愛い女の子だ……」
「その言い方は辞めろ……外でそんな言葉を受けてしまったら、お前の顔が見られなくなる……ほら、受け取ってくれ……」
俺はクレアから貰ったチョコを開けつつ、この後の展開をシミュレートする。この真っ赤になった可愛い女騎士を、俺はどうやって楽しむべきだろう?折角可愛いモードなのだし、甘く優しく行くべきだろうか、それとも徹底的に辱めて、一番濃いので孕ませにいくべきか……
パキッ
「………カレールーじゃん」
「いや、チョコに拘る必要はないって聞いたから……」
「だとしてもルーはおかしいだろ?!ご丁寧にチョコで表面コートしやがって!まず渡す前に1言あるよな?!」
「……好き?」
「正解だけど不正解だよ!!」
あっ、やっぱり駄目だこの馬鹿騎士。もう口の中がメッチャスパイシーだし、この状況でムードとかねぇわ。取り敢えず誰か水をください!カレールーを直は流石にキツイです!
…………
「またクレアがご迷惑をおかけしたようで……本当に申し訳ございません……」
「良いんだアイリス。俺の傷はこれで癒えたから……」
カレーの妖精から逃げ遂せた俺は、屋敷でアイリスの膝枕に癒されている。やはり持つべきは正統派ヒロイン。たまに可愛いだけのイロモノではなく、いつも可愛いアイリスこそ正義だ。
「でしたらその、そろそろ私のチョコレートを受け取って欲しいのですが……」
「そりゃ勿論大歓迎だよ。アイリスが俺の為に作ってくれた物を、俺が断る筈がないだろ?」
「ありがとうございます!お兄様!」
緊張と不安を抱えたアイリスの顔が、俺の返事1つで可愛らしい笑顔に変わる。結婚してもこのいじらしさを守り続けているなんて、何処までも正統派ヒロインの器だ。
「今年はお兄様と一緒に楽しみたくて、王家に伝わる日本古来のチョコを作ったんです!見てください、これが王国の威信をかけた…………」
アイリスが珍しく勿体ぶるが、日本古来のチョコって何だろう?もし日本でも最高級の品だった場合、むしろ俺がポカーンってしそうだ。せめて名前の解る品なら良いのだが……
「ホ◯ッキーです!」
「いやポッ◯ーかよ……日本代表なんて呼ばれたら、重圧に耐えきれず折れちゃうだろ……」
確かに日本の有名チョコレート菓子だが、これが代表になる事は絶対にない。だってメチャクチャお手頃価格だもの。国の代表を背負わせたりしたら、容易に折れちゃう軽い食感だもの。
「ふふふ。どうやらお兄様は知らないようですね!確かにお手軽なお菓子ではありますが、これにはカップル専用の食べ方………ホ◯ッキーゲームがある事を!」
「な、なんだってぇー!」
誰もが何となくお察しだろうが、妹の提案には最高の形で乗るのが兄の務めだ。既に直接キスしている俺達には、ポッキ◯ゲームなど可愛らしい遊び。でもやりたくないかと問われれば、それでもやりたいのが男の子である。
「ち、ちなみに上級者向けと初心者向けの2つがあるのですが、やはりお兄様は上級者で……」
「勿論、上級者でお願いします!」
何が違うの?なんて野暮な質問はしない。このアイリスの期待と羞恥に染まった顔を見れば、上級者向けがエッチなのは確実だ。アイリスも期待しているようだし、俺もたっぷり楽しませて貰うとしよう。可愛い妹の望むプレイなら、残弾も勝手に増えると言うものだ。
「わ、分かりました……ではその、パンツとズボンを失礼します……」
「どうぞどうぞ!」
俺は促されるままに息子を取り出し、それをアイリスの方へ向けた。これから素敵な時間が始まると思うと、それだけで勝手に息子が上向く。
「…………アイリス様。一体何をされているのですか?まだお勉強は終わってませんよね?」
「レイン?!一度屋敷に戻るのでは無かったのですか?!」
おっと、ここに来てまさかのレインが出現。しかし、俺はもうレインの扱いもお手の物。ここでお預けとか言われたら辛すぎるので、こういう時は巻き込むに限る。
「レインも相手してやるから来いよ。折角のバレンタインなんだし、お硬いことは言いっこなしだろ?」
「バレンタインを不埒なイベントのように言わないでください!ま、まぁ……少しくらいなら息抜きにもなりますし、口煩くは言いませんけど……」
委員長タイプの女性というのは、一度落ちれば案外チョロい。特にレインは真面目キャラの癖に性欲強めと、チョロインの代表みたいなものだ。最近はサキュバス店の利用もないので、押せば堕ちると思っていた。
「こっちは私が頼まれたのですから、レインはポッキーゲーム初級ですよ?」
「むぅ……私も上級がしてみたかったですが、混ぜて貰ってる以上仕方ありません。どうぞ味わってください……んっ」
「私の方も味わってください……ちゅぷっ…」
口に差し込まれたポッキーの甘さと、俺のポッキーを舐るアイリスの舌。まさに夢心地のダブルポッキーゲームに、俺は心からポッキーに感謝した。まぁ、されても困るとは思うが。
「んんっ……カズマ様とのキス気持ち良い……ポッキーは、まだ温存で良いですよね?」
「それじゃレインがメインじゃないか?まぁ、俺は全然構わないけど……」
直ぐに快楽堕ちしたレインの舌を、チョコを味わうように優しく舐る。舌技を好むレインにとって、ディープキスは最も興奮を唆る前戯だ。この舌使いを下の口で味わいたいと思った途端、レインは性欲全開のエロ委員長へと変わってしまう。
「レインばかり見ちゃ嫌です……お兄様……」
「あぁ、アイリスのお口も凄く良いよ……本当に上手になったな……」
だが、今はレインだけに構っていられない。アイリスの必死の奉仕はとても心地良く、出来れば集中して楽しみたいところだ。と言うことで、レインは逆肩車とする。
「ほらレイン。そろそろ下の口でも味わいたくなってきたろ?そのままこっち向きで肩車して、俺の頭にしがみつけよ」
「もう……下の口ではポッキーは咥えられませんのに……あっ……でもそこ……良いです……」
俺はぐっしょりと濡れた蜜を舐め取り、その舌で充血した陰核を撫でる。レインの事も勿論好きだが、今はチョコをくれたアイリスを優先したい。と言うことで、レインにはさっさと堕ちて貰おう。満足しての脱落であるなら、後腐れなくアイリスを抱ける。
「お兄様のがこんなに硬く……なら、そろそろ頃合いでしょうか……」
そんなアイリスの言葉が聞こえた直後、息子の先端に何かが触れた。それは指よりも明らかに細く、恐らくはアイリスの作ったポッキーなのだろう。いや待て?そもそもなんでそこにポッキーなんだ?上級者向けのポッキーゲームって俺のポッキー(極太)の事じゃ……
ずぶっ
「んんんーーー!!!」
「あっ!カズマ様激しい!」
そんな俺の小さな疑問は、最悪の形で解き明かされる事になる。尿道に走った鋭い痛みと圧迫感は、間違いなくポッキーが侵入した痛みだ。まさか上級が尿道責めとは、いくら何でも上級者過ぎる。
「さっきより硬く脈打ってます……では、じっくり楽しんでくださいね……」
「んっ!んぐっ!」
「興奮してるのですねカズマ様……そんな情熱的にされたら、私も火が着いちゃいます……あんっ!」
正直興奮より恐怖と苦痛が勝っているが、この状況は簡単には抜け出せない。逆肩車のレインに口を塞がれ、振り落とせば息子とアイリスが危険な状況。更に息子の中には割れやすいポッキーが入っていて、見えないまま手で抜こうとするのもハイリスク。どうしようこれ詰んでるじゃん!マジで覚えてろよヴァレンティヌス!
「さぁお兄様……このまま私と大人のポッキーゲームを……あっ…」
ぽき
良い子の皆は、お菓子で遊んだりしちゃ駄目だぞ?特に折れやすいポッキーを尿道に突っ込むなんて変態プレイをすると、とっても痛い思いをするからね!
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
ポッキーゲームって単語を見て勃起ゲームとかいう最低ワードを連想し、さらに最低のオチまで持っていく。我ながら頭の中どうなってんだと思いますが、次はちゃんと幸せなバレンタインになるので許してください。