※この作品はR-18です。

英雄特典のエリス様   作:熱心なエリス教

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いつも私の駄文にお付き合い頂きありがとうございます。

みんな大好き元魔王軍の美女(年齢不詳)回です。


十一夜目、魔王軍との戦い(夜の部)

カズマ商店、試作品エアーマット。海に浮かべて遊ぶアレ。俺としては、お風呂でお楽しむ為に作ったものだ。

 

「まさか、いい方向に役に立つとは…」

 

のぼせたウィズを風呂場で介抱できた。道具とは使う人によるのだと、こんなアホな道具で実感しようとは…

 

「すみません…お恥ずかしい話なんですが…経験が無くて」

 

「気にするなよ…俺も夢中になって気付かなかったし…」

 

「私を相手に、そんな気を使わなくても…んっ!」

 

こう言うタイプは喋らせると空気を壊す。系統的にはポジティブかネガティブの違いだけでアクア系統だ。だから、唇を塞いでしまう方が良い。気分が乗れば、無駄なことを言う余裕も無くなる。

 

「んっ…はぁ…カズマさん…もっと…お願いします…」

 

こういう時は甘えたいタイプらしい。俺は大好きです。そう言うタイプ。

 

「喜んで…」

 

「はむっ、ちゅっ、ちゅぷっ…ぴちゅ」

 

互いの唇を貪っていると、ウィズの冷たい唇が少しづつ熱を帯びる。それは興奮によるものだと、荒くなる息遣いと、潤んだ瞳、それと…

 

「これは、温泉じゃないよな?」

 

「…はい」

 

秘所から溢れる、少しだけとろみのある蜜が証明している。

 

「はしたない…ですよね…まだキスしただけですのに…」

 

「俺のも触ってみな」

 

「は、はい…」

 

仕上がったウィズは言われるがままに手を伸ばす、その両手が、張り詰めた俺の竿に触れた。

 

「熱くて…硬いです…」

 

「俺はキスする前から、ウィズにこうなってたよ」

 

「カズマさん…私を想ってこんなに熱く…やけどしちゃいそうです…」

 

ほほう、火傷しちゃうなんて中々可愛らしい表現を使うじゃないか…

 

「ほら、触って?」

 

「あの、せめてお水で冷やして…」

 

ん?なんだか話が噛み合わない。

 

「どれだけ熱いの?」

 

「えっと…淹れたての紅茶くらいには…」

 

火傷するわ!むしろ俺が無事で済まんわ!

 

「多分それ、何かしらの魔法か何か…」

 

「だとしたら、女神の加護でしょうか…多分…この世界で最も女神の寵愛を受けているのはコレですよね…」

 

めぐみん、俺のコレは本当に聖剣エクスカリバーになったらしいよ…

 

「ウィズ、なんとかできない?」

 

「これはもう私では…ダークプリーストが汚すか、または邪神クラスの加護で相殺するか…」

 

無理ゲー。セレナに土下座する?チ○コ汚してって?言った瞬間に叩き潰されるわ!

 

「それなら、私と取引しない?」

 

何やら聞いたことある声が…

 

「ウォルバクさん?!」

 

「久しぶりね。ウィズ、サトウカズマ」

 

風呂に浸かってこちらを伺う巨乳美女邪神こと、ウォルバク!くそ!ちょっと上に来い!胸が見えねぇ!うん、そうじゃなくて…

 

「生きてたのか…もう魔王は居ないぞ?取引ってなんだよ?」

 

幹部の中でも話が分かる相手ではあるが、俺を脅威として認識し攻撃してきた以上、コイツにも油断は出来ない。

 

「…私も…赤蟹が食べたい‥」

 

アカガニガタベタイとは何の呪文だろうか…いや、まさかそのままの意味?

 

「は?いや、お前…それで良いの?」

 

元幹部でしょ?あなた。

 

「…あんたがくれないからよ!蟹は甲殻類だから?カレー食わせて何言ってんのよ!あとね、チョコも駄目!ソフトクリームも普通の猫にあげちゃ駄目だからね!」

 

「まてまて!俺がお前に食事を?!」

 

「あぁもう!察しが悪いわね!これよ!」

 

ウォルバクが謎の魔法陣を描くと、ちょむすけの中に戻っていく…

 

「なぁ、一時期ちょむすけをウォルバクって呼んだりしたけど…マジで中に居たの?」

 

「そうよ?…貴方、それを予想してたのに、私にパンツ取ってこいとか言ったの?!…最低ね」

 

会話するためにまたウォルバクの姿に、凄いなー女神の能力。

 

「あの、ちょむすけとしてカズマさん達の側にいたなら…危険は無いのでは?それにウォルバクさんが攻撃するつもりなら、とっくに上級魔法で不意打ちされてますし、私とは仲良くしてくれてましたし…」

 

「わかったよ…頼むウォルバク」

 

「えぇ、話が分かる男は好きよ」

 

と言うことで、俺のエクスカリバーは、赤蟹で普通の剣に戻ることになりました。

 

_____________________

 

「あの、ウォルバクさん?これは必要なのですか?!」

 

俺はエアーマットに寝かされて、何故かウィズと69的なポジションにされています。そして、ウォルバクは俺の下半身側に座っており、既に魔法で出した服をまとっています。結局、見ていません。この上級者め!

 

「安心して、別に危険な事はしないから…でも、やられた時の分はお返ししようかしら?」

 

「させません!」

 

「おっと、動いちゃだめよウィズ…分かるでしょ?生半可な魔法じゃ私には効かない。でも、巻き添えでサトウカズマのここは無事じゃ済まない…」

 

「く、ウォルバクさん!卑怯ですよ!」

 

俺のチ○コ挟んで物騒な話は辞めてくれませんか?

 

「安心なさい。私は怠惰を司る女神、無償で食料供給してくれる相手を殺したりしないわ…んっ、れぇー」

 

生ぬるい?!

 

「え?!俺のアレに何してんの?!」

 

「えっと…ウォルバクさんがカズマさんのアレに唾液を…」

 

なにそれ見たい!でも、このままウィズのお尻に埋もれても居たい!

 

「力の方向性は違うけど、私も女神…エリスの残り香程度なら簡単に上書き出来るのよ?ほら、私の手で擦り込んであげる」

 

ぐっちゅぬっちゅ

「あの!ウォルバクさん!巧すぎませんか?!俺の弱点を知り尽くしてませんか?!」

 

やばい!完全に手玉に取られている。そして見せつけられているウィズの秘所から蜜が…このムッツリッチーめ!

 

「あなたがお風呂で一人寂しく弄ってるのを何度も見てるのよ?覚えちゃったわ」

 

そうか、ちょむすけ!ハッスルする時にちょむすけ洗うのに手間取ったと言い訳に利用していた!

 

「部屋でも私のことは無視、目の前でなんども射精してたものね?」

 

「だって猫じゃん!そりゃ警戒もしないだろ!」

 

「ふふふ、さて、そろそろいいかしら?」

 

シャー

温かい?まさか?!

 

「ウィズ!今度はなにを?!」

 

「……」

 

あれ?まさか魅入ってて反応してない?よし、では気付けと言うことで

 

ペロッ

「ひゃうん!」

 

「ウィズ、ウォルバクは何をかけたんだ?」

 

「え?温泉のお湯ですけど…今、舐め…え?」

 

はい、ですよね。

 

「多分取れたわ。ほら、ウィズ…舌で確認してあげて?」

 

「…はい…んっ」

 

ナチュラルにフ○ラに誘導した!これはビッチ系、いや奔放系女神!あ、ちょっとひんやりする舌が気持ちいい!

 

「ほら、あなたも女の子だけに奉仕させるつもり?」

 

「く、なんてやり手なんだ…ウォルバク!流石は元魔王軍の幹部!」ペロ

 

「こんなので褒められても…後は当人同士で頑張りなさいよ。私は自分の力を取り戻すので忙しいから」

 

去っていくウォルバク、駄目だ!もしも奴が完全に力を取り戻したら…

 

「ちゅぱ…ねぇカズマさん…私にも…」

 

うん!それはその時に考えよう!

______________________

 

ウィズを仰向けに寝かせ、取り敢えず中指一本で慣らす。

 

「痛くない?」

 

「はい…少しだけキツイですが…」

 

リッチーは繁殖能力など無いので、ここの機能が死んでいると言う話を聞いたが…ビシャビシャですね。

 

「生理とか来ないんだよな?」

 

「その筈なんですが…カズマさんが作ってたローションを一応持ってきては居ますよ?」

 

いや、これ要らないよな。指に吸い付くし、奥から溢れてくるし…ん?帰る暇なかったんだよな?

 

「それ、常に持ってるの?」

 

「…言わなきゃ駄目ですか?」

 

もうそれ答えですよね?

 

「カズマさんが悪いんですよ…私ずっと待ってたんですからね?」

 

「ごめん!周りにバニルとかシルビア居るからさ…」

 

「…次の仕入れには付き合ってくださいね?その…泊りがけで行きますから…」

 

テレポートが使えるのに?なんて不器用で可愛いのか…

 

「それ、二日目以降は仕入れ先に遅刻しちゃうかもな…」

 

「んっ!期待させて、抱いてくれないなんて…もう嫌ですよ?」

 

指の動きに腰が合わせてきた。ちゃんと普通の女の子として抱けそうだ。

 

「ウィズ、そろそろいくよ」

 

「後悔、しないですか?」

 

「今を逃したら一生後悔する」

 

ウォルバクなんて知ったことか、目の前にトロトロのウィズが居る。世界の崩壊がかかっていたとしても、30分…いや一晩くらいの遅れは仕方ない。

 

「1番じゃなくても、隣に居させてくださいね…」

 

「俺は欲張りなんだ。勝手に居なくなるなんて許してやらない」

 

ブチッ

「んぐっ!」

 

挿入した直後、入口から裂けたような感覚、ウィズの顔も痛みに耐えている。

 

「待て、直ぐにヒール…は駄目か、ダメージになる」

 

「大丈夫…です…」

 

「そうは見えないって!一回抜くから!」

 

「駄目です!」

 

腰を引いたところをウィズに抱きとめられる。

 

「私の身体は…魔力で修復されます…きっと、この瞬間も無かったかのように…」

 

「それは寂しいけどさ、こんな苦痛なら…」

 

「私だって…女なんです。この生涯一度の瞬間は、手放したくないんです…」

 

そんな泣きそうな顔はズルいだろ!

 

「しょうがねぇな、ちょっと無茶してやるよ!」

 

内臓の粘膜、しかも傷ならばそこに流れ込む筈だ。

 

「『ドレインタッチ』」

 

「んんっ!カズマさんそれは!」

 

やばい!すげぇ量を持っていかれる!しかもメチャクチャ気持ちいい!

 

「あぁっ!倒れちゃいますよ!そんな量は…駄目なのに…んっ!」

 

あれ?まさかウィズも気持ちいい?

 

「ひょっとして、魔力を流し込まれるのって気持ちいい?」

 

「…ぅぅ」コクッ

 

真っ赤になって言い淀んでいるが、ハッキリと頷いた。今度は吸ってみる。

 

「ん…」

 

「吸われるのは微妙か…」

 

どうしよう。これでいじめたくなってきた…

 

「あの…もう傷も大丈夫なので…あんまり虐めないでください…」

 

拗ねてしまった…それはそれで可愛いけど…今回は初体験なのでちゃんとしよう。

 

「あ、ごめん…いくよ?」

 

「…はい…あぁ!」

 

先程の苦痛が嘘のように、声が甘い。癒やされる声をしているとは思っていたが、乱れればこれほど欲情を煽る声になるのか…そして、リッチーのココが死んでるとか言ったやつ出てこい。めちゃくちゃ捕食してくるぞ!貪られてますよ!

 

「その…最初は…優しくお願いします」

 

「うん、分かってる」

 

先ずは脚を持ち上げた正常位。これは少しムチっとした太もも、ボリュームのある胸、頬を赤く染めて俺を求める蕩けた表情、これらを全てが視界に入る。やばい、映像の暴力だ。

 

「くっ!」

 

咄嗟に目を瞑り、映像の破壊力を遮断する。

 

「カズマさん…私を見るのは嫌ですか…リッチーを抱くのは…やっぱり…」

 

くそっ!逃げ道が無くなった!

 

「そんな訳ない!ウィズがえっちだから我慢が…」

 

素直に白状すると、ウィズの両手が俺の頬を捉え、見つめ合う様に顔の向きを固定した。

 

「…見てください…貴方の女になった私を…最後まで…」

 

駄目だ!大人の色気も出せる可愛い女ってなんだよ!抑えられるかそんなの!

 

「ごめん、もう駄目だ!膣内で良いな!」

 

不本意ながら、早すぎるラストスパートへ。少しだけ腰を早める。

 

「んっ!中じゃなきゃ…嫌です…はぁん!」

 

ちゃんと膣内で達して欲しかったが、無理だ。俺がもたない!えっちが好きになるように頑張るのは二回戦目だ!

 

「くっ!でる!」

 

ドロッ

「んんっ!!」ビクッ

 

射精と同時にウィズの腰が跳ねる。膣壁は急激に収縮し、俺の出した精液は一滴も漏らさずウィズの子宮に流れ込んだ。

 

「うぉ!吸い付きがヤバイ!」

 

「はぁ、満たされてます…強い生命力で…」

 

ほんの数秒で血色が良くなっていくウィズ。まさかアンデッドに精液がこんな効果をもたらすなんて…

 

「カズマさん…んっ『ドレインキス』」

 

「んっ!」

 

粘膜接触による魔力、体力の譲渡。俺にはそれほどの快楽は無いが、譲渡して弱り繁殖本能が呼び覚まされた状態で、譲渡されて元気になんてなったら…

 

「あぁ、また硬く…もっと…欲しいです…」

 

元気になってしまったが、ウィズもそのつもりだったようだ。

 

「…このエロリッチー!」

 

少し強めに奥を抉る。

 

「ふぁ…だって…カズマさんのが…」

 

「言い訳は…後で聞いてやる!」

 

狙いは奥、子宮を潰すように、少し早めのテンポでウィズを蹂躙する。

 

「駄目です!こんなの!覚えちゃいます!カズマさんの形になっちゃいます!」

 

「わざとか?!誘ってんのか?!」

 

身体はただでさえエロい。感じてしまえば顔だってエロい。それがこんな発言までしてみろ?我慢できる男子なんて居てたまるか!

 

「激しいです!…んっ!…あぁ!また!…来ちゃいます!」

 

「好きなだけ逝けよ!何度でも付き合ってやる!」

 

子宮口に狙いをつけて、そのままラストスパートをかける。

 

「はぁ!また…出しちゃうんですね…赤ちゃんは、出来ませんけど…あぁん!」

 

「子供が欲しいならいくらでも手段を探してやるよ。でも、今は俺の物だって身体に刻む!」

 

「…はい、お願いします……んん!!」

 

最後の一突き、亀頭を子宮口にあてて、そのまま一番奥へ流し込む。あれ?!なんかドレインされてない?!

 

「あぁ…カズマさんのが注がれて…」

 

「待って!一緒に色々吸われてるから!」

 

やばい、そんな馬鹿な理由で意識が…

 

「あぁ…素敵でしたカズマさん…あれ?カズマさん?!カズマさん!!」

 

薄れていく意識の中、頭の片隅から蘇る思い。あぁ、ウォルバクどうしよう…

_________________

 

「おはようございます…あの…本当にごめんなさい…」

 

目を覚ますと、心配そうな顔で俺を覗き込むウィズが居る。

 

「良かったわね?ウィズが朝風呂しなかったら、カズマさんの発見が遅れていたわよ?」

 

「まさか疲労で倒れるとは思いませんでした。昨晩、頑張らせ過ぎちゃいましたかね…」

 

えっと、ウィズが口の前に指を立てているから…

 

「そりゃ、魅力的な相手に、自制なんて出来る訳ないし…」

 

何となく濁す。

 

「…ごめんなさい」

 

おやおや、エリスったら…自覚はあったんだね。

 

「ごめんね?」

 

うん、アクアは乗っかると思ったよ?

 

「カズマは安静にしますか?私達は観光に行きますが…」

 

めぐみんとゆんゆんは観光マップを持っている。

 

「あぁ、今日は休ませて貰うよ」

 

「では、私も…」

 

エリスが隣に座るが、めぐみんがそれを遮る。

 

「エリスが来ることが、旅費全額負担の条件なんですよ!それは認めません!更に言えば、カズマが休めません!」

 

お金には困っていないが…貧乏性とは抜けないものだ。あと、俺が休めないのはその通りです。

 

「私が付いてますから…皆さんはどうぞ」

 

「ウィズなら安心だろう。下手な事はしないだろうし、紅魔の里の土地勘もある」

 

ダクネスのお墨付きは信頼性が高い。倒れた原因はそもそもウィズだが…

 

「じゃあ、私達は行くけど…ウィズ、二人きりだからって、カズマさんに無茶とかさせちゃ駄目よ?」

 

「アクア様は…女神なのにその発言は良いのですか…そもそも私はアンデッドですし…アクシズ教的には…」

 

「心は人間なんでしょ?なら、その愛に従いなさいよ」

 

あれ?アクアがちゃんと女神してる?

 

「私としても、ウィズさんは人だと思ってますよ。ちょっとだけ、身体のあり方が違うだけです」

 

「エリス様…」

 

いい話風ではあるが、お前ら二人共浄化しようとしたのを俺は忘れてないぞ?

 

「あの、そもそも休ませるって話ですよね?」

 

そうですね。ゆんゆんは冷静ですね。

____________________

 

「で、今ここに居るのは俺たちだけだぞ…出てこいよウォルバク居るんだろ?」

 

「あら?察しが良いのね?」

 

ちょむすけ用の朝食無くなってたし…中に戻るって事は、完全分離はしていないと思っただけだ。

 

「契約を果たすよ」

 

中居さんを呼び、別料金で赤蟹コースを一人前頼む。これは個人的に払うとしよう。

 

「朝から一人で蟹とは、英雄は優雅だね」

 

あるえが持ってきた。くそ、面倒な奴が。

 

「それはアイツに頼む」

 

浴衣に着替えたウォルバクはウィズと優雅にお茶を飲んでいる。

 

「ん?あんな人居たかな?」

 

「訳あって契約を結んだ相手だ…あいつらには秘密にしてくれると助かる」

 

「なるほど、すごい美人だね。愛人かい?」

 

「ちげーよ!なんであんな…あれ?否定するような要素がねぇ…普通に美人だし、申し分ないな…」

 

「あら、嬉しい」

 

妖艶に笑うんじゃない!ちょっとドキドキするじゃないか!

 

「本当に、なんの関係も無いのかい?」

 

「ないよ」

 

あるえに勘ぐられたら面倒だ。

 

「あら?私の手であんなに感じて…私の目の前でいっぱい出したのに?」

 

「ほう…」

 

あるえがニヤニヤしている…

 

「あるえくん、彼女にお酌を…君も好きなものを食べると良いよ?」

 

「そうかい、申し訳ないな。これは蟹の味しか覚えていられそうにないね」

 

話が分かる奴で良かった。

__________________

 

「はぁ、大満足だわ…」

 

「ではカズマさん、ご馳走さま。ゆんゆんは裏切っては駄目だよ?」

 

こいつら、容赦なくおかわりしやがった…持ち合わせが…テレポートで一時帰宅しなきゃ…

 

「あの、ウォルバクさん…そろそろ復活の経緯のお話とかしませんか?」

 

ウィズが切り出した。それに関しては俺も気になっている。

 

「あぁ、そうね。私の意識はこの子に吸収されたわ。でも、封印の地で自分の力に触れて、また分裂したってだけの話…」

 

「それだけ…ですか?」

 

「……分かるの?」

 

「…はい。私が消えかけた時に似ています…力を取り戻す方法なんて…見つけてないんですよね?」

 

ウォルバクの指先は、ほんの少しだけ透けている。ウィズが消えそうな時と同じように…

 

「私はね…自分の魔力に触れて偶然意識が復活しただけ…自我を保つのも、もう限界…次に半身に溶けてしまえば、きっと次の分裂は無いわ…」

 

消えかけた指先は完全に消失し、段々と腕まで消失していく。このままだと、保っても数分だろう。

 

「なんで…そんな無茶を…」

 

「半身から見てたのよ。どうせ消えるなら…友達の背中くらい押して消えたいじゃない?それに、あのクソ女神への復讐はアンタに託す事にしたの…サトウカズマを、奪ってやって…」

 

立場が違ったからこんな関係になってしまったけど…きっとコイツも、出会い方が違ったら、仲間になれた気がする。

 

「魔力なら私のをあげますから!なんでそんな消え方するんですか!アクア様に仕返しするなら、自分でやってください!」

 

「ありがとうウィズ…でも、駄目よ…元が女神の私は貴方の魔力では身体を保てない。邪神の私に、女神の二人は魔力を譲渡できない。それでどうやって途方も無い量の魔力を用意するのよ?…最後の晩餐も食べられたし、お風呂にも入れた、宿敵に情けない声を出させたし…最後にしては悪くない1日だったわ…」

 

「嫌です…そんな別れ方…カズマさん!何とかしてください!」

 

ウィズの感情のこもった声が、本気でウォルバクが消えることを示している。本来なら敵なのに…俺はコイツが嫌いになれない…

 

「無駄よ…冒険者の魔力で女神の身体なんて保てる訳が無いわ。サトウカズマ…約束して、ウィズを幸せにしなさい…破ったら化けて出てやるから」

 

「おいウォルバク…お前はまだ、めぐみんと話をしてないだろ…魔王も倒しちまったからさ…代わりに話を聞く相手も居ないんだよ…」

 

「残念だわ…代わりに謝ってくれるかしら?」

 

「約束しろ!俺がなんとかしたら!お前は必ずめぐみんと話せ!そして、ウィズの背中を押すなら自分で最後まで押せ!」

 

「残酷過ぎるわよ…そんなこと、望めないって分かってるのに…本当に貴方って邪神より邪悪なのね…」

 

この邪神は、涙は流すし誰かの事を思う事も出来る。だから、俺はコイツを死なせたくない!

 

「どうなんだよ!約束するか?!」

 

「分かったわよ…暴虐と怠惰の女神として誓うわ…もし生き残れるのなら…貴方との約束を果たす…だから……助けて」

 

振り絞った本音の言葉。思い出される戦いの記憶。あんなに後足が悪い結末は、もう沢山だ!

 

「しょうがねぇな!…あるえ!!」

 

「あぁ!紅魔族の全従業員、集めてあるよ!バッドエンドはフィクションだけで十分だからね!」

 

「だと思ったぜ!この出歯亀娘!今だけは、最高だよお前!」

 

「褒めてないよね?!それ!」

 

そう言いながら、こいつは心底楽しそうだ。

 

「ウィズ!俺はちょっと無茶をする!支援魔法頼む!みんな!俺にありったけ魔力を!」

 

「はい!お願いします!」

 

「どうして…私は元魔王軍幹部なのに…なんで紅魔族が私に魔力を…」

 

驚きと困惑、そしてほんの少しの安堵…色々入り乱れているウォルバクの顔は間違いなく希望を望んでいる。よし、まだ諦めてねぇな!結局はお前の精神力も必要だ!

 

「カズマさんが信じたんだ!元魔王軍だなんて小さい理由、私達にはもうどうでも良いんだよ!」

 

やめろよ、あるえ!俺がちょっと泣きそうだから!

 

「もし…貴方が魔王なら…きっとこの世界も…」

 

「お断りだって言ってんだろ!俺に新たに背負わせるなら、お前の命1つで勘弁しろ!」

 

「カズマさん!まだまだいけるよ!」「まぁコイツがまた敵になったら、カズマさんが倒すんだろ?」「馬鹿!そこは味方にする流れだろ!」「恋に落ちるのも捨てがたいわよね!」

 

紅魔族は俺と同じ馬鹿ばっかりだな!でも、今はこの軽口が頼もしい!

 

「頼む!ありったけを!」

 

「ねぇ、サトウカズマ…」

 

「話は後にしろ!集中を切らすとまずいんだよ!」

 

向こうからも流し込まれると計り知れない量が来る。でかいバケツから湯船の中に、ジュースのストローで無理やり送り込むようなもんだ。下手をすれば、ストローの方は簡単にこわされる。

 

「ごほっ!」

 

今のは少し咽ただけだ!口の中の血の味は無視しろ!周りに少し飛んだのも、口内炎が切れたことにしとけ!

 

「血が……もう…いいから…」

 

「うるせぇ!まだまだ俺たちは諦めてない!」

 

一定量で送れなくなっている。俺の身体が受け止められていないから…それをウォルバクは分かっているんだろう。

 

「カズマさん!ポーションだ!魔力を流し過ぎで体内にダメージが来てるだろう?」

 

「すまない、あるえ!」

 

「カズマさん!大丈夫なんですか?!」

 

これで死なせたら絶対に後悔する。多少の無茶は覚悟のうえ!ウィズは慌てているが、紅魔の奴らならわかってる筈だ!

 

「私達は分かってるよ、カズマさん。貴方にここで言うべき言葉は、頑張れ、だろう?」

 

「あぁ、こういう時は嫌いじゃないぜ…お前らの流儀!」

 

ありったけを!女神を形作るのに必要な量を!

 

「分かりました。カズマさん…お願いします…私の友達を…助けてください!」

 

返事は出来ない。だから目を見て頷くだけ。それでもウィズは頷き返してくれる。

 

「腕が戻った!あと少しだ!カズマさん!」

 

あるえの声が遠くなる。でも、やってることは無駄じゃないんだな!なら続けるだけだ!

 

「どうして…おかしいわよ…貴方も…紅魔族も…なんで私のために…」

 

目の前で生きたいって言ってる奴に手を貸す。それが偶然邪神で、ソイツはなんか他人と思えなくて…仲間の友達だった…うん!十分だろ!命をかけて守るには!

 

「駄目だ!私達の魔力ももう!」

 

紅魔族からの魔力供給が尽きた。でも、殆ど身体は再構成されている。

 

「指先くらいなら!俺のでもなんとかなるだろ!」

 

残るは少し、まだ俺の魔力は残ってい…

 

プツッ

「くそっ…」

 

それでも、限界を迎えたストローは損傷し、使用者の意識を刈り取った

 

「…駄目だ…今だけは…」

 

伸ばした手は何も掴めず、俺の意識はそこで途切れた。

 

______________________

 

「んっ…」

 

布団の中…ここは個室だろうか?少なくとも、さっきまでの部屋ではない。

 

「貴方は、本当に無茶をするわね…」

 

「ようウォルバク…契約は忘れてないよな?」

 

俺はウォルバクの膝枕で目を覚ました。無事だっただけでも、今は良しとしよう。

 

「暴虐の力は結局ちょむすけの中よ…だから、約束の暴虐と怠惰に誓う部分は不成立かしら?」

 

えぇ、ズルくない?

 

「だからなのか、私の魂はさっきの約束に縛られてないわ…残念だったわね?」

 

「それ、ズルだろ…制約なしの完全復活じゃねぇか…」

 

結局脅威を蘇らせて終わりだよ…まったく…

 

「でも、私の心は縛られたわ」

 

「おい、顔が近っ…んっ?!」

 

抵抗する暇もなく、唇を重ねられた。とても柔らかく、温かい。

 

「友達の愛する人に惚れるなんて…最低よね私…でも、ウィズも良いって…」

 

「俺の意思は確認しないのか?」

 

「…嫌…なの?」

 

そんなに泣きそうな顔するのズルくない?

 

「別に嫌じゃないけどさ…ちょっと展開が早すぎるって言うかさ…」

 

「私の身体は…貴方に何度も蹂躙されているのに?」

 

「え?…流石に身に覚えが無いぞ?!」

 

「貴方…いかがわしいスキル持ってるでしょ…それで半身を思い切り撫でたりするから…」

 

えぇ、それはノーカウントにしませんか?

 

「だとしてもだ。そっちの身体は違うだろ?それに、俺は恩とか借りとかで女を抱く趣味はない!」

 

エリスの時にも言ったけど、それは俺の精神がすり減る。

 

「ふーん、じゃあ私が…無理矢理しちゃう…」

 

俺を膝枕から降ろすとウォルバクは服を脱いでいく…

 

「貴方に見られるのは…3回目かしら?」

 

「何度見ても綺麗だよな…」

 

しまった。自然に口から漏れた…

 

「…ありがと…もう、貴方のものだから…」

 

「本当に良いのかよ…俺は…嬉しいけど…」

 

その言葉に、ウォルバクは予想以上に機嫌が良くなる。

 

「貴方が嬉しいなら…私も嬉しい」

 

裸のまま俺の上に抱きつく。眩しい!やっぱ女神だよ!アクシズ教徒が勝手に邪神にしただけでやっぱり女神だよウォルバク!そして胸の柔らかさと重さがすげーよ!

 

「ねぇ?キスしても良い?」

 

「許可取るなよ…ちょっと他の女神連中に後ろめたくなるから…」

 

「それは、貴方はしたいってことよね?…んっ」

 

唇が柔らかい。ここまでしたら俺も我慢なんて出来ず、少しだけ舌を…

 

「ひゃん!…ちょっと、そう言うのは…先に言ってよ…」

 

あれ?俺のに手を這わせた時には無かった反応ですね?

 

「いい?いきなり激しく絡めるのは駄目だからね?」

 

「あっはい」

 

「んっ…ちゅっ…ひゃぅ、んん!」

 

舌を少し絡めただけで腰が跳ねる。可愛い…やばい…なんだこの初々しい反応。

 

「ウォルバク…昨晩の唾液は…」

 

「あ、あれだって初めて触ったのよ?!見様見真似で、途中から目をつぶってたもの!」

 

えぇ、ウィズで見えなかった部分はそんな感じだったのか…

 

「だから、下手でも怒らないでよ?」

 

ウォルバクの両手が俺の竿へ向かう。つられて視線を下へやると、俺の太ももにぬるい液体が垂れていくのが見えた…

 

「貴方は…私の信者にしてあげる。一応、あの二人の女神より、スタイルは良いんだから…」

 

ウォルバクは呼吸を整えると、ゆっくりと竿の先端を秘所に埋めていく。

 

「うぅ、痛い…」

 

「辛いなら…無理はするなよ?」

 

「いやよ…カズマのモノに…私もなるんだから…」

 

くそ!動け身体!この可愛いウォルバクを少しでも楽に…

 

「いたっ!…ねぇ…好きって言ってくれない?」

 

「なんでそんな…」

 

「言ってくれたら…頑張れると思うから…」

 

こいつは本当に…天然なのか?狙ってんのか?!

 

「好きだよ!こんなに愛されて嬉しくない訳ないだろ。お前美人でスタイルいいんだから、これが嘘でも俺はもう本気になっちまってるからな!」

 

「ありがとう…嘘でも嬉しい……んんっ!」

 

少しだけ身体を硬直させたウォルバクは、脚の力を抜いて体重で俺のモノを受け入れた。

 

「ねぇ…私も…貴方のモノに…なれたかしら?」

 

「あぁ、もう可愛すぎんだよ!」

 

無理矢理身体に力を入れ、ウォルバクを押し倒す。

 

「駄目よ…無理しちゃ…」

 

「うるさい!これで我慢なんて出来るか!」

 

長めのストロークで腟内を抉り、唇を重ねる。

 

「んんっ!…はぁ…貴方って…ケダモノ?」

 

「これは、お前のせいだろ」

 

コイツは無意識にこれやってんのか?!あれ?ひょっとして堕落させられてる?!

 

「痛いのに…ちょっとずつ…気持ちよくなってきた…」

 

「良かったよ…痛いだけで終わったら、次が嫌になるからな…」

 

「次も…してくれるのかしら?」

 

うん!絶対に堕落させに来てる!

 

「可愛いすぎかよ!この女神は!」

 

理性が削り取られ、本能のままに腰を動かす。

 

「あぁ!…カズマ!カズマァ!」

 

ウォルバクは俺の名前を呼び、両腕を俺の背中に回す。そんな風に甘えられては、こっちも色々抑えが効かなくなる!

 

「ウォルバク!良いんだよな?俺のものにして良いんだよな!」

 

「良い!良いから!早く頂戴!……はぁん!!」

 

そのまま理性を投げ捨て、俺は邪神に溺れた。吸い付いてくる子宮に、何の抵抗もなく精液を注ぎ込み、こちらを求める唇を、望まれるままに貪った。ただ、これが邪神の力なのか、俺が本気で愛してしまったからなのかは…理性が戻るまでは分からないだろう。

 

「ねぇカズマ…大好き」

 

俺にしがみついたウォルバクは、俺の耳元で小さく可愛らしい事を言うと、そのまま意識を手放した。

 

「俺も…たった1日でお前に溺れたよ…まぁ聞こえてないと思うけど…」

 

ウォルバクにだけ聞こえる声で告げ、隣に俺も倒れ込む。無理しすぎた…今は寝よう…フォローはウィズに任せよう…

 

 




いつもお付き合い頂きありがとうございます。

元魔王軍の美女です。少し多かったでしょうか?問題ないですよね?

また不定期更新ですが、今後ともお暇な時にお付き合いお願いします。
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