ちょっとエッチな回です。サブタイがモロにネタバレしてます。
こんな失敗のケースは初だった。
「ごめんなさい!本当にごめんなさい!」
必死に謝るクリス、何があったのかと言えばソフトクリームの広告の件だった。
「教会にそんなに強力な結界があるなんて思わなくて!まさかウィズさんが消えかけるなんて……」
クリスの提案は教会のミサの日を狙って、教会のバザーに紛れてソフトクリームを販売。口コミで情報を拡散すると言う手順だった。
「こればっかりは俺も予想してなかった…ウィズが再起するまで、ソフトクリームは販売できないな…」
「小僧、そうなるとこの炎天下では大量に用意したこの材料も……」
「惜しいけど廃棄しかない…」
「アタシのせいでこんな…」
クリスは初仕事で大きなミスをしてしまい。酷く落ち込んでいた。
「仕方ない。発想は悪くなかったし、次で取り返せば良いさ」
クリスを慰め、俺達は諦めて屋敷に帰った。
____________
「ねぇ、カズマ…少し良いかな?」
「あぁ、クリスか?鍵は開いてるぞ」
その夜、深刻そうな顔でクリスが俺の部屋を訪ねてきた。部屋に入ると同時に鍵をかける。恐らくだが昼間の件だろう。
「ごめんなさい。アタシ、折角カズマの仲間になれたのに、足手まといにしかなってない…」
これくらいの失敗なら、他のメンバーも相当やらかしているが、やはりクリスは責任感が強いようだ。
「気にするなよ。俺は馴れてるし、そんな状況で俺の部屋に来たら、それこそ取り返しがつかない事になるぞ?」
少し冗談を交えながら、クリスの頭を撫でる。女神のくせに、気が小さいと言うか、真面目過ぎるのか…
「アタシの気が済まないって言ったら、受け取ってくれるの?」
「好意としてなら受けとるだろうけど、責任感で身体を差し出されても手は出せないな。過去にダクネスがそうなりかけたからな。俺はあんな外道になりたくない」
クズと言われている人間には似合わない台詞だが、これは本音の話だ。だから、チョーカーの時もセクハラはしたが、一線は越えなかった。
「好意なら…良いんだ…」
「そうだな。俺もそろそろモテ期が来てもおかしくは…んむっ!」
いきなりクリスの顔が近付いたと思った直後、俺の唇はクリスの唇に押し付けられていた。これは俗に言うキスと言うやつで…
「言っとくけど…初めての相手を責任感なんかで選んだりしないから…」
「良いんだな?」
「お詫びをきっかけにしたかっただけ…それだけの理由で抱かれになんて来ないし…もう!これだけ言わせて、何もしないつもり!」
既に俺の中の何かは切れていた。頭の中で、パーティーメンバーの顔が浮かんだりしたが、それも目の前の赤面する少女に掻き消された。
「この先は、止まらないからな?」
「カズマからキスしてくれたら、いいよ…」
責任も何も知ったことか、クリスとの未来も幸せになれる!そう心で断言し、クリスの唇を奪った。
「んっ………………………………………ぷはっ!長くない?!」
「うるさい!俺も初めてなんだよ!そもそも、鼻で息は出来るだろ!」
「「ぷっ……ハハハッ!」」
不慣れなキスから、馬鹿な言い合い。そして耐えきれなくて二人で笑ってしまう。格好つかないけど、こう言う関係も悪くない。
「後悔するなよ?」
「させないよ、カズマは。しょうがねぇなって世界も救ってくれたんだよ?アタシみたいな一人の女の子、しょうがないって幸せにしてくれるでしょ?」
少し熱くなる目頭を拭い、ゆっくりとクリスをベッドに寝かせた。これだけ真っ直ぐに俺を信じてくれる女の子だ。愛されて嬉しくない筈がない
「じゃあ、脱がせるからな?」
「聞くの?いつも勝手にパンツ取るくせに…」
そんな嫌みは無視して、ゆっくりトップスをずり上げて脱がす。慎ましくもハッキリとその性を主張する胸が露になった。
「物足り、なくない?」
「そんなこと、言ってられなくしてやる」
優しく、ゆっくりとクリスの胸に手を這わせる。サキュバス店で習得させて貰った技術を初めて使う相手が、まさかクリスだとは予想してなかった。
「んっ!…はふぅ…カズマ、慣れてない?」
「予習に余念が無いだけだよ。気持ちいいなら、無駄にならずに済んだかな?」
欲望のままにしたい気持ちもあるが、クリスの初体験を怖い思い出にはしたくない。なるべく欲望を抑え込む。
「ふふ、男の子だね…あっ…ちゃんと気持ちいいよ」
「なら、良かった」
撫でるような動きは継続しつつ、快楽に緩急をつけるように先端を摘まむ。
「んんっ!声、出しちゃったら…皆が起きちゃうかな…」
健気に手で口を抑えて耐えるクリス。そんな姿に、俺も少し意地悪がしたくなる。
「そうかもな。だから、ちゃんと我慢しろよ?」
両手の動きは継続しつつ、ゆっくりと顔を胸に近づけ、さくら色のつぼみを口に咥えた。
「んっ!」
クリスの腰が跳ねる。更に舌でゆっくりを舐めあげると、今度はゾクゾクと身体を震わせ始めた。
「どうしよう…それ、気持ちいい…」
こちらを見つめる目がもっと欲しいと求めている。両手はシーツを握っていて、抵抗の意思は無さそうだ。
「もっとその可愛い表情を見せて貰うぞ」
下半身は痛いほど張っているが、クリスのこの反応は今しか楽しめない。必死に自分の欲望を抑え込み、クリスの開発に集中する。舌でつぼみの周りをじっくりなぞり、高ぶったタイミングでつぼみを舐めあげる。
「あっ!…声が……あぅ…」
必死に声を抑えるクリスだが身体の力は徐々に抜けてきている。刺激を強めても良いと判断し、今度は軽く歯を立てた
「はぁ…ふぅ…あぁ!!」
歯を立てると同時にクリスの腰がガクガクと震えた。少し大きめに声が出たが、身体は大丈夫だろうか?
「もう、カズマの意地悪」
「止まらないって言ったろ?」
「そうだけど……んっ」
優しく、唇を押し当てるようにキスをする。クリスの唇は、既に興奮で熱く湿っていた。
「じゃあ、下も脱がせるから」
「見ても笑わないでよ…」
ベルトを外し、大きめのズボンをずらすと、見覚えのある下着が出てきた。普段と違うのは、その下着が浸したように濡れていると言うところだ。
「これ、脱がせるの大変だな」
「カズマが悪いんだよ…バカ」
文句を言いつつ、余計に赤面するクリスが可愛らしい。
「『スティール』!」
「きゃっ!」
濡れた下着が手のなかに入る。クリスは少し驚いたようだが、すぐに優しい顔で話し始めた。
「初めてアタシが君に教えたスキルで、アタシは初めてパンツを取られてさ…いまから、アタシの初めても奪われちゃうんだね…」
「下着は返してやれるけど、そっちは返してやれないからな?」
「ふふ、下着だってただでは返さないクセに……カズマの初めてをくれるんだから、お互い様だよ」
クリスの頭を撫でると、その濡れた下半身に顔を寄せた。初めてなのだし、なるべく痛くないようにほぐす為には、これが良いと判断した。
「クリス、ちょっと口でするから、声は我慢しろよ?」
「そ、そこを口で?汚くない?」
「全然問題ない。気持ちいいと思うぞ。こことか」
薄い茂みから顔を覗かせる既に充血した陰核を、舌先でなぞる。舌に絡む蜜は、少し塩味を含むが甘く感じた。
「あん!…それ、刺激が強すぎるよ…」
「でも、気持ちいいんだろ?なら、声を頑張って抑えててくれよ?」チュプッ
「あぁ…ん!…あう!…」
ゆっくりと舌の動きを再開する。腰は跳ね、声も漏れているが、ここまで来たら止まれない。声はもう、クリスに耐えて貰うしかない。
「クリス、指で膣をほぐすから、痛かったら言えよ?」
「待って!いま一緒にされたら…あぁん!声が抑えられない!」
歯を食い縛り、両手でシーツを強く握るが、クリスは声を抑えられていない。俺は誰かにバレることよりも、クリスをもっと感じさせたいと言う欲望が強くなっていた。
「ばかぁ!こんなの、絶対に……んん!…気付かれちゃうからぁ!」
陰核を口の中で転がしながら、膣の腹側を指先で撫でる。腰の跳ねは痙攣に変わり、クリスの声は徐々に大きくなる。
「クリス」
「なにさ!…あぁ!…いま意地悪なこと言われても…んん!…困るよ!」
「好きだ」
「ばかぁ!今それは!…あぁぁ!!だめぇ!!」
告白してから愛撫を再開すると、即座にクリスは身体を大きく仰け反らせ、少し痙攣したかと思うとベッドに力なく倒れこんだ。全身が朱に染まり、身体は熱く火照っている。これが多分イクって奴なんだと思う。
「クリス、どうだった?」
「バカ…ちょっと怖かった…気持ちよかったけど…」
こんなエッチな状況で不貞腐れるクリスが可愛いことを言うので、俺の下半身は既に限界だった。全ての服を脱ぎ、クリスの上に移動する。
「じゃあ、いくぞ?」
「うん。でもまだ少し怖いから、抱き締めながらしてくれる?」
可愛らしく懇願するクリスを抱き締め、キスをする。すでに限界まで膨張したモノをクリスの秘所にあてる。
「カズマ…きて?」
「痛かったら言えよ?」
「でも、それで辞めたら怒るからね?」
俺はクリスの唇を唇で塞ぎながら、ゆっくりと腰を突き出した。
「んん?!んー!」
口を塞がれていて、声が出せないクリスは、俺の背中に回した手で、その痛みを教えてくる。しかし、辞めるなと言われている手前、俺はこの抵抗感に抗い。ゆっくりと前に進んでいくしかない。
「クリス、口開けて?」
「ん、こう?」
くちゅっ、にちゃり。痛みを耐えるクリスに舌で口内を攻めてみる。クリスは一瞬身体を震えさせたが、抵抗する訳でもなく受け入れた。少しだけ力も抜けたようだ。そのうちに俺のモノは一番奥に到達した。
「あっ!…届いたね…アタシの奥まで…」
「あぁ、良く頑張ったな」
最後まで到達した事に安堵したクリスを優しく撫でる。その表情は痛みを抑える事より、幸福感が勝っているように見えた。
「えへへ、カズマのモノにされちゃった」
繋がったまま照れ笑いするクリスが堪らなく愛しい。その余りの可愛らしさに、俺の限界まで膨張したはずの下半身は更に固く反り返ってしまう。
「あっ!なんか、膣内で大きくなった?」
「してる時にそう言うこと言うと、どうなるか教えてやる」
「はぅっ!待って!まだ余韻が残ってて…あぁん!!」
我慢の限界だった俺は、クリスの中を突き上げる。既に快感を貪り始めた為、理性などない荒々しい動きとなっている。が、既に出来上がったクリスからは、痛みを感じる仕草は見てとれなかった。
「あぁ、ダメ!…声抑えられない!」
欲望のままに抱かれ、クリスは俺のなすがままに喘いでいる。腰を一度叩きつける度、その身を震わせ、身体は熱を帯びていく。
「カズマ!カズマァ!」
クリスは切なげに俺の名前を呼びながら、必死に身体にしがみついてくる。そんな可愛い反応をされては、俺も欲望を抑えられない。
「ごめん、俺も限界」
「最後は…アタシの中に…んん!」
快楽を圧し殺して、上目遣いで懇願してくるクリス。俺は自分の欲望に従い、腰を一番奥まで突き入れて、クリスの唇を奪った。
ドクン
下腹部が心臓の鼓動のように脈打ち、クリスの一番奥に欲望を叩きつけた。
「あっ…カズマ…あったかい」
力の抜けたクリスが俺の首に優しく腕を回してきた。それに逆らわず、俺はクリスの上にゆっくり身体を寝かせる。
「ねぇ、カズマ…落ち着いた?」
「そうだな。頭はスッキリしてるよ」
「ならさ…アタシとしたの、後悔してない?」
賢者となった俺に不安げに訪ねるクリス。こう言うのは、男が後悔することなんてあるのかな?
「エリスの姿じゃなくて良かったのか?俺が気になるのはそれくらいだ」
「ふふ、初めて出会った姿で、初めてを捧げるの。素敵じゃないですか?」
見た目はクリスのまま、でもはっきりとエリスの言葉として俺は答えを受け取った。
「じゃあ、次はエリス様の初めてを貰えば良いのかな?」
「そうですね。もう一度、優しく奪ってください…」
ゆっくりクリスとキスをする。そのまま心地よい疲労感に流され、俺はクリスを抱き締めながら眠りに落ちた。
_____________
と言う夢をみたらしい…綺麗なベッド、鍵がかかったままのドア、そして汚れた下着と、それでもなお天を突くカズマ(小)……
サキュバスの夢なら汚れる事もなくスッキリしてる筈なので、恐らくこれは俺の欲望の具現……
「うおぉぉー!!」
恥ずかしさと気まずさで俺は枕で顔を覆って絶叫した。
「なんですか!朝からうるさいですよ!」
そしてめぐみんに怒られた。
カズマさんの絶叫で目が覚めた。淫魔の見せる夢は、私には効かない。彼女らが用意する世界の人物は、私には違和感しか無いし、その世界も簡単に破壊できる。ただ、例外もある。
それは、夢の中に本人の意思が入ってきた場合、その魂は確かに本物だから。
だから……私の下着が大変な事になっても仕方ない。
そう、決して私は淫魔にやられた訳ではない。
カズマさんにやられたのだ…
「…ピュリフィケーション」
だから、女神がこんな魔法の使い方をするのも仕方ない。
「今度は現実で…ね?」
そんな呟きをして、私は数分後に顔を合わせる相手と、今まで通り接する事が出来るか不安に感じていた。