ちょっと感想欄で天啓を得ました。
ちなみに、人生の重要っぽい立ち位置の名前のないキャラが出ます。各自で勝手に名付けてください。私には命名のセンスが無いので!
なお、私の書いてる話の裏話にちょうど良かったのと、いい感じに私の琴線に触れたので書いてます。なんでも対応は出来ないので過度は期待はご勘弁ください。
この世界の最強戦力。それは王国軍、または魔王軍であると言われていた。しかし、これが過去形である意味を、ここに居る者ならば誰もが知ることとなるだろう。そう…ここに集結せしはまさに世界の軍勢。英雄の前に集いし、何万の冒険者、紅魔族、そして…国籍と領地を超え、何百の軍を巻き込んだ、まさに武力の集合体である。
「いやはや、恐るべきは人の性よ。神々の軍勢さえも飲み込める武力を、まさか汝が集められようとは…このまま地獄を滅ぼす事も、汝らであれば可能であろうな」
地獄の公爵も、この一件には一枚噛んでいる。勿論、それは敵としてではない。
「やめろよ。俺たちは共存のためにここに居るんだ。この地獄の奥地で目的の物を手に入れるだけでいい。話が通じる悪魔には、ちゃんと避難するように伝えてくれたんだろ?」
「あぁ、故に汝らに迫る脅威は、言葉が通じぬか、分かっていて挑む者だけである」
「なら遠慮はいらないな。いくぞ!邪魔する奴は斬り伏せて進めぇ!」
「「「「「うおぉー!!」」」」」
比喩でもなんでもなく、ここは地獄の入口。これから挑むのはまさしく悪魔の軍勢である。しかし、彼らは怯まない。大切な物の為に勃ち上がった男たちに、逃走と敗北など無いのだから…‥
というのはまた後々のお話!
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※以下、天使視点でお送りします。
「ねぇねぇ天使ちゃん?これ試してみてくれない?始末書20枚、「ごめんね」で認可してあげるから!」
金曜の朝、珍しく事務仕事(始末書)をしていると、何故か愛の女神様が訪ねてきました。なんでしょう、交換条件が破格すぎて嫌な予感しかしません。
「手鏡?試すって言われても…こんなの…試しようが…」
「ふふふ、なんとそれは!意中の相手との結婚生活を疑似体験できるアイテムなのよ!」
……なんですと?!
「まぁ性格診断とか遺伝的な相性から判断してるから、参考程度にしかならないんだけどね?」
「十分凄いですよ!でもあの、なんでこんなものを?愛の女神様は運命の相手でも探してるんですか?」
貴方なら、こんなの要らない気もしますけど…恋愛の行末を見通せる筈ですよね?
「最近、呪いちゃんと闇ちゃんがカズマくんを狙ってたから、それで身の程を知って貰ったのよ?」
あっそう言えばこの人、迷惑な片思いにはマジで非情なんでしたね。目のハイライト切るのやめてくれませんか?怖いんで!
「あれ?てことはこれ、普通にバッドエンドありきなんですか?!」
「大丈夫よ!ディ○ニー・プリンセスの恋愛でも3割上手くいくバランスだから!」
「彼女らで3割?!永遠に幸せにしてあげてくださいよ!永遠に幸せに暮らしたって書いてるじゃないですか!」
「え?そんなの式場では皆が言う事よね?それに、吊り橋効果って長く続かないでしょ?」
わぁドライ…そう言えば、この人って失恋も愛の形とか言うタイプだったな…
「失恋する場合、ちゃんとどこで失敗するか見えるから安心して散ってきて!」
「は?鬼なんですか?もうやるの決定なんですか?!て言うか、失敗する前提?!」
「相手の設定はカズマさん固定だし、他の人に頼むのもね?」
あれ?!もう準備してる!実は話聞いてないぞこの人!
「ほら、甘酸っぱい失恋してきなさい!」ペカー
「ちょっと!始末書の件、わすれないでくださいよぉぉ……」
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「はっ?!ここは何処ですか!」
目が覚めたら見慣れぬ洋室。まさか疑似体験型のマジックアイテムだったとは…この部屋、なんかラブな…まさか?!
「どうしたんだよ?お前がホテルに連れ込んだ癖に…」
「か、カズマさん?!あれ?私から?!」
嘘ぉ!私ってば大胆過ぎ!やっぱりラブなホテルでしたか!
「お前が『このままだと女として終わってしまいます!やり捨てても良いので!一晩だけでも私を抱いてください!エリス様に許可取りますから!』って3日間泣いて許可貰ったんじゃねぇか…記憶が飛んだのか?」
あ、どうしよう…私がカズマさんと初体験するためには、色々と投げ捨てないと駄目なんだ…あはは…泣けてきますねこれ…
「おいどうした?!痛かったのか?優しくしたつもりだったけど…」
「……ん?あれ?これ事後なんですか?」
「え?お前から頼まれて3回もしただろ…」
タイム!私これからフラれるだけ?!一夜の熱い夜の話は?!お楽しみ後のフラれる所だけ味わうんですか?!性格悪すぎるだろ愛の女神様!!
「でもごめんな…大切な友達だけど…やっぱり女として見られなくて…途中でお前が気を使ってAVつけた時は、なんかマジで申し訳なくなったし…」
あの…私には勃つことさえ無く?AV見ながら抱いたってことですか?え?私にも女の尊厳とか色々あるんですけど?!
「本当にごめん!また何時でも遊びに来てくれて良いから!こう言うのはもうこれっきりで!」
「あ…はい…良いんです…えぇ、本当に…はは…」
あぁ、目の前が白くなってきました。戻れるんでしょうか…それとも精神的なダメージで白いんでしょうか…ぐすっ…
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「おかえり…その…なんか…ごめんね?」
「あぁ…これ、鏡から見られるんですね…はは…あはははははは!」
どうしよう…涙が本当に溢れてきた…
「ち、違うのよ!これは今の好感度で家庭を築こうとした時のシミュレーションだから!少なくともホテルまで行けた天使ちゃんは闇とか呪いの女神には勝ってるわ!」
「わ、私が…あの美しい女神に…ははっ!まぁ私の可愛さは天使では収まりませんからね!」
「あ、それで良いんだ…」
あの美人二人より上!これだけでもう私は満足ですよ!えぇ!そう思わないとやってられませんよ!
「あ、でもなんで初体験は見えなかったんですか?折角ですし、それは味わわせてくれても…」
「…それは…需要かな…」
あっ、やっぱり凹んでおこうかな…
「ほ、ほら!カズマさんが手当り次第じゃないって分かっただけでも収穫だわ!この始末書は私が全部認可するから、今日は好きに過ごしてらっしゃい!それの検証って事で外出許可だすから!」
「…ありがとうございます」
これで、ウォルバク様とかセレナ様辺り、道連れに撃沈させてやろ!
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「はぁ…あの方々までカズマさんを狙うなんて…どう考えても、原因は私の挙式の時のアクア先輩との喧嘩ですよね…」
今日は憂いもない外出。と、言うことで敬愛するエリス様を一番に!ついでに、エリス様で勝ちパターンも確認したいです。
「にしたって、こんなの持って来られましても…」
「私でもベッドまで行けましたし、エリス様なら余裕ですよ!さぁさぁ、将来の確認の意味も兼ねてどうぞ!」
これでエリス様が失敗したら、私としても傷が浅くなりますし!
「全く…まぁ私とカズマさん愛は本物ですし?二人の子供とか、ちょっと気になりますけど…」
ふふふ、少しずつ鏡がお顔に向かってますよ。さぁ、期待させて貰いましょう!
「ほら、愛の女神様の実験にご協力を!」
「もう、仕方ないですね!」ペカー
貴女には必要ないと思いますが…グッドラックです!エリス様!
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「んっ…あれ?ここは…ベッドですか?」
鏡越しに見える世界は、少しだけぼんやりとしています。エリス様の居るのは可愛らしい内装の寝室。もう、既に私とは違う勝者の香りがします…
「あ、パパー!ママやっと起きたよー!」
あれ?!ちっちゃいクリス様が居ます!子供ですか?!これが勝ち組のビジョンなんですか?!
「おはようエリス…ごめんな、昨日は激しくし過ぎたか」ボソッ
「あ、いえ…えっと…大丈夫です…あっ!」
サイドテーブルにあるのは、幸せそうなエリス様とカズマ様の写真。そして、産まれたばかりの子供を抱くエリス様の写真と、家族3人が並んだ写真…あれ?なんか落差で泣きそうですよ私!エリス様は幸せに浸ってますけどね!
「スキ有り!『スティール』!ママの財布とった!これで玩具買う!」
「えぇ?!ちょっとカズマさん!子供に何を教えているんですか!?」
「その件はアクアに言えよ!あいつが、「運命の相手とはスティールで出会うのよ?」なんて言うからだろ?!」
でもこれ、間違いなく二人の子ですよ。悪い意味でも!
「ふふふ!この世界は甘くないんだよ!さぁ!捕まえてご覧!」ダッ!
「あっ、あいつ逃走スキル使いやがった!全く…外面は良いのに家ではお転婆娘で…誰に似たのかね?」
「あ、酷いです!お転婆はともかく、私は何処でも人当たりは良いです!」
「俺は外面も良くないぞ?」
「じゃあ……きっと半分ずつですね?」
「だな…ほら、さっさと捕まえないと、またアクシズ教の変な玩具買ってくるぞ?」
「まったく、先輩は世代を超えて余計なことを…」
二人で子供を追いかけ回す姿は、まさしく理想的な仲良し家族。あぁ、エリス様…私にも恋愛運ください…
「なぁエリス…いま、ちゃんと幸せか…」
「はい!私はきっと、世界一幸せな女神です!」
はい!最終回お疲れさまでした!!
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「こ、これ…外から見えるんですか?見られてたんですか?!」プルプル
ニコニコ顔で戻ってきたエリス様は、私の顔を見て全てを察したようです。えぇ、この感情の死んだ顔を見て…
「ははは…情けで抱いて貰った挙げ句に、交際は断固拒否された私としては少しだけキツイ内容でしたが、お幸せそうで何よりです…」
「え?そんな残酷過ぎる結末あるんですか?て言うか、それはカズマさんのキャラが変わってますよね?!」
「いえ…私が無理を言った結果なので…まぁ、そこは詳しく聞かないでください…」
「はぁ…」
誰か他の人も失敗すればいいのになぁ…
「あなた、誰か失敗しないかな?とか思ってません?」
「ははは…何を馬鹿な、私は人の幸福を願う天使ですよ?じゃ、私はこれで!!」
「あっ!ちょっと…」
すみませんエリス様!一人負けはごめんなのです!
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「天使様じゃないですか!まさか私のお店にも祝福を?!」
ふふふ、私を尊敬しているウィズ様ならば、これをありがたいアイテムとして使うでしょう!そして、不遇な貴方はきっとハズレを引く!さぁ負けフラグ仲間に来るのです!
「いえいえ、今回は二人の未来予想図を描くマジックアイテムを持ってきました!恋占のようなものですが、駄目なら駄目で今後の課題が分かるという実に実用的なアイテムです!」
えぇ、嘘はついてません!私は駄目すぎて、なんの参考にもなりませんでしたがね!
「た、確かに私はリッチーですから子供が産めませんし…カズマさんとの未来に少し不安はあるのですが…」
あれ?これマジに重い奴じゃないですか?これで凹んだら、下手すると私じゃフォロー無理なんじゃ…
「それでしたら、別に無理にとは…」
「でも、これに少しでも望みがあるのなら…私の望む未来に繫がるヒントがあるのなら…怖いですが…私はこれを使います!」ペカー
あ、駄目だ。これ一生貧乏になってテニスとバレーのボールに狙われ続ける生涯が待ってるかも…
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「……ィズ…ウィズ……ウィズ!」
「はぇ?!あ、カズマさん?!」
目覚めたウィズ様の目の前にいるのはカズマ様。良かった!子供なんて居なくても二人の愛は揺るがない!これで彼らに恨まれずに済む!しかしここはどこでしょう?大型店舗?研修でしょうか?
「ほら、明日から3号店の開店だぞ?しっかりしろよ?」
「えっ…これは夢ですか?!」
あ、夢ですよ。聞こえてないと思いますけど!
「またそれかよ…ちゃんとその分苦労しただろ?2号店なんて出産と被ったし…」
「は?え?!誰のですか?!」
「いや、ウィズのだろ?」
…出産…ですって?!
「パパ、ママ、見てみて!近所のお店にマヨネーズ味のアイスがあったの!皆の分買ってきたよ!」
※マヨネーズアイス。実在します
うわっ!ゆるふわ髪の幼女がいる!そしてそのセンスは間違いなくウィズ様のDNAです!
「…えっと、こちらの天使は?」
「お前がお腹を痛めて産んだ天使だろ…まだ寝ぼけてんのか?」
「大丈夫だよパパ。ママはいつもまぁまぁポケポケしてるよ!」
あ、子供からの評価が容赦ない!
「えっ…私、リッチーですし、子供なんて…」
「いやいやもう5年だぞ?!アクアに間違って浄化されて、なんかこの世界に貢献してたからって転生したろ?いや、あれは状態異常まで直した蘇生なんだっけ?」
あ、確かにその方法ならあり得る!アクア様とエリス様の力なら、リッチー化でさえ状態異常として治しかねない!確かにカズマ様と一緒に世界に貢献しているし、て言うかウィズ様、実務的にはカズマ様より活躍してます!
「ねぇママどうしたの?お腹痛いの?また変なアイスの試食したの?」
「違うの…大丈夫だよ…幸せ過ぎるだけだから…」ポロポロ
あっ、身体が透けてきてますね。はい、おかえりなさい。
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「…本当に可能なんですか?」
「えぇ、確かにリッチー化を解くことは死の宣告を解くのと大差ありません。そうすると浄化された魂だけになるんですが、カズマさんの異世界転生と同じ要領で肉体を用意すれば、確かに普通の人として蘇生できます」
一応、エリス様にフォローして貰っています。いや、本当に良かった…あんな夢だけ見せて、やっぱり無理ですとか残酷過ぎますし…
「じゃあ…私もカズマさんと子供を…」
「あ、やっぱり無理って事にして良いですか?」
「そんなぁ?!」
あ、エリス様も割とひどい…
「ふふふ、冗談ですよ。あなたは友人の為にリッチーになり、その心は闇に染まらなかった。貴女の魂は、まだ人であると私は思います」
「…エリス様」
「あ、でも人間にする場合は実年齢の身体ですよ?」
「えぇ?!えっと…この見た目のままと言う訳には…」
「それなら、もっと世界に貢献してください!特典として考えてあげます!」
「うぅ、頑張りますぅ…」
何ででしょう…あれほどアンデッドと悪魔に容赦の無かったエリス様が、ウィズ様とこんなにも楽しそうに…カズマ様が繋いだ関係は、私達の有り方さえ変えてしまうのかもしれません…
「はい!そこでいい感じにまとまったから無罪だなって思ってる天使。ちょっとこっちへ来ましょうね!」
「……はい」
残念!結局叱られました!
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「と言うことなんですが、セレナさんいかがですか?」
「いや、今の説明で如何ですかって…露骨に失敗率高そうな人を狙ってますよね?」
えぇ、本音を言えばそうです。だから来ました!
[でも、将来訪れるかも知れない危機に、予め対応出来るのは良い事。やるべき!]
おっ!流石はレジーナ様!建設的な意見です!レジーナ様に言われては、セレナ様は無碍にできないでしょう!
「はぁ…分かりましたよ。あたし家庭的なの苦手だしなぁ…それで愛想尽かされてたらどうしよ…」ペカー
ははは!それでしたら、負けフラグ組が歓迎しますよ!
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「んっ…あれ?うわっ!なんか部屋が白い!」
本当ですね。いや、それより自分では分からないとは思いますが、セレナ様多分50代くらいになってますよ?おやおや、まさか熟年離婚って奴ですか?まぁ、熟年まで行ってる段階で私より勝ち組ですが、負け組は負け組ですよね?!
コンコン
「セレナ?出迎え行かないのか?」
「あ、カズマ?出迎えって、誰の?」
おおぅ!ミドルカズマさんだ!割とイケてる!これでも全然イケますよ私!
「は?セレナは国の医師団の代表なんだから、そりゃ隣国の医師団の出迎えだろ?」
……いや凄く大成してますこの人!!
…………………………
「え、えっと…ようこそ皆様…本日はお日柄も良く…」
あ、中身が伴ってない!今のセレナさんの意識だと、中身が伴ってないですよこれ!医師団の方々笑ってますよ!
「ねぇ母さん、何時から冗談なんて言うタイプになったんだい?」
「身内しかいないのにお日柄も何もねぇだろ?」
「夫婦水入らずで5年もしたからじゃない?父さんは冗談とか言うし!」
「おいやめろ。ふたりきりでもセレナはそうそう冗談なんて言わない。マジで俺も心配になってるところだ」
は?え?その方々全員子供?!大成ってレベルじゃねぇですよ?!
[最近は全員手がかからなくてつまらない。もう一人産むべき!]
「いやいや!俺らいくつだと思ってんですか?!流石にもう出産は危険ですって!」
「は…はは…そっか…あたしのやってきたこと…ちゃんと実を結ぶんだ…」
「セレナが最後までレジーナを信じ続けた結果だろ?まさか、世界一の医者の家系になるとは思わなかったけどな…」
[人体とか病原菌とか、割と単純だった。女神の知能をナメてもらっては困る]
そんな馬鹿な!絶頂期だからですか?!これが彼女の絶頂期だから熟年なのか?!て言うか息子イケメンだな!結婚してくれ!
「さぁセレナ、久々の家族水入らずだぞ。夕飯どうするか?」
「折角だから……私が作る!」
「「「「あ、それは遠慮します」」」」
「皆ひどくないか?!」
ちょっと?なんですかこの充実感!元魔王軍でさえこんな幸せ掴むんですか?私ってなんなんですか?!
……………………
「お布施です」っ100000エリス
あ、すげぇツヤツヤしてますよこの人。見たことない程の聖女の笑顔ですよ!
「あの…30年後で良いんで…息子さん、私にくれません?」
「そ、それはまだ予定ですし、本人の意志もありますし……あ、私としては長男の方が好みなんですが、天使様は…」テレテレ
あぁ、なんて幸せそうなんだろう。余計なこと言うんじゃなかったな…マジで息子生まれたらツバ付けとこ…おねショタしたろ!
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「愛の女神のアイテムねぇ…」
ウォルバク様は基本ニートですし、女神の妊娠率はかなり低いと来てます。いくらスペックが高くとも、そういう所で失敗するケース、あると思います!私もスペックだけなら高いですし!
「それで、是非ともウォルバク様にもお試し頂きたく!どうか、どうか!!」
「いや、あんた自分だけ失敗したのが悔しいだけでしょ…まぁ、私も思うところはあるし、カズマが愛想を尽かすくらいなら、今ちゃんと見つめ直そうかしら…」
あれ?なんだこの良い女。怠惰はどうしたんですか?これじゃ私がただただ浅ましくて恥ずかしいだけな気分ですよ?なんでニートに心持ちで負けてんだ私は…
「さて…なにが写るのかしら…」ペカー
……バッドラック!
※浅ましい
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「あれ?いつものベッドだわ…」
おやおや?!これはそうそうに愛想つかされるパターンなのでは?!ついに負け犬が増えたのでは?!
「なー」
「あらあら、ちょむすけもこの日当たりを求めて来たのかし……え?」
少し驚いた様子のウォルバク様。その視線の先は…
「なー」
「なぁー」
「なぁーう」
あれ?なんかちょむすけ増えてません?!
「こら!あんまりママを混乱させるんじゃない!お前ら全員、猫化状態だと似過ぎなんだよ!」
あれ?カズマさん居るじゃないですか!くそっ!振られてなかった!
「ごめんなさい」ぽふっ
猫がエルフ耳の幼児になった?!この子カズマさんに似てる!
「ちょむすけがママのところ行ったから…」ぽふっ
今度は幼女だ!髪色だけカズマさんだけど、ほぼウォルバク様の幼女版だ!
「なー?」
あ、これはちょむすけですね。
「でも、良い加減見分けて欲しいよね?」ぽふっ
あ、幼児二人目!これはウォルバク様に似た男児!女子にモテそうです!
「あっ…私の子供って猫化出来るんだ…そんな遺伝子なんだ…」
「何を今更…上級魔法も自由自在だし、最近じゃ爆裂魔法も撃つだろ?」
なんだと?!信じられない程にサラブレッドだこの家庭!園児が撃っていい魔法じゃないですそれ!
「そ、そうなんだ…ちなみに…私って今は何をしているんだっけ?」
はい来た!ニート!ニート!!自己嫌悪になれ!ニート!
※すごく浅ましい
「ん?王都の結界設計も終わった所だし…魔法塾の講師以外は、当面休みになるんじゃないか?あと、たまに教会に顔を出すとか?」
嘘でしょ?!あのウォルバク様が強みを生かした仕事をしている!勝ち組だ!圧倒的なスペック勝ちだこの人!ちくしょう!
「そっか…どうしよう…幸せ過ぎて困るわ…」
「何いってんだ?昨日は全然信者が増えないって愚痴ってた癖に…」
「そ、それでも…女として幸せだから良いの!」
「へぇ、女としての幸せねぇ…今夜は朝までコースだな…」
「え?!えっと…そっちは、お手柔らかにね?」
はい!メス墜ちエンドお疲れ様でした!(妬み)
……………………………
「うん、まぁまぁの魔道具だったと思うわ!」
「そうですか…エリクサーがぶ飲みしてもそうはならないくらいにお肌ツヤツヤですけど、そうですかー」
私もう、ストレスで胃に穴が空きそうなんですが?なんでこの人達、みんな幸せな結末なんですか?既にディ○ニー超えてんですか?!
「そもそも、カズマの権力と財力があって、そこに愛があれば不幸になんてなるのかしらね?」
それ今言う?!今なら呪いと闇の女神様に賛同できますよ私!表出ろですよ?!まぁ、私が死ぬから言いませんけど!
「そ、そこは…性とか性格の不一致で?」
「え?カズマって雑食でしょ?」
「やめてください!雑食に食べ残された私に、止めを刺すのやめてください!!」
くそう!絶対にだれかこっちに巻き込んでやるからな!!
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「いやはや…まさか天使が訪ねてくるなんて…」
「その割には、あるえ様はあまり驚きませんね?」
恐らくこれがラストチャンス!新参者のあるえ様なら、付き合いの長さで私が勝っています!さぁ、一緒に負け組に落ちるのです!
「女神に王女に魔王軍、流石にもう馴れたさ。そして、この人の世の理を外れたマジックアイテム…確かにふたりの未来は気になる所ではあるしね…では早速…」
「ちょっと?!躊躇なしですか?!私、バッドエンドもありえるって言いましたよね?!」
流石に理解せずにやらせたら私の良心が痛みますよ!えぇ、まだちょっとだけ残った良心が!
「それが気に食わない運命なら、これから抗うだけさ。そして、それさえもネタにして、私は本を書いてみせよう!」
あ、メンタル強いこの娘!
「それに、私はいまだけでも側に居られれば満足なんだ。私じゃ釣り合わないなんて、私が一番分かっているからね…」ペカー
あれ?なんかもう負けてません?私、14歳に心持ちで負けてませんか?!
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「さて、私の未来予想図は…ここか!」
格好つけて眼を開いたあるえ様は、そのまま数秒止まりました。それも仕方ないでしょう。だって、そこは昔の彼女の部屋なのですから…
「…ははっ…出戻りか…そうだよね…私がカズマさんに相応しいはずなんてないんだ…」
明らかに声が落ち込んでいます!どうしましょう…同志なのに、これ素直に喜べません…
「ねぇ…これは夢なんだろう?なら、早く覚めてくれないかな…こんなの…あまりに辛すぎるじゃないか!」ポロポロ
ご、ごめんなさい!負け組なんて探して本当にごめんなさい!マジ泣きしないで!あ、今からでも何が駄目だったのか確かめましょう!現実で幸せになる為に!
バタン
「どうしたあるえ?!」
え?あれ?カズマさん居るじゃないですか…あっ!赤ちゃん抱いてる!
「あっ…いや、なんでも……あっ、その子って…」
「あぁ、まだ実感沸かないのか…そりゃそうだよな…難産で一晩かかったもんな…いや、里帰り出産で良かったよ…ご両親にはお世話になりっぱなしだ」
よかった!幸せな結末って素敵!私やっぱり根底は天使でした!良かったですね!
「ほら、抱いてやれ…俺達の子だ…」
あぁ、なんて感動的…カズマさんから手渡される小さな命…二人の愛の結晶がいま…あるえさんの両手に…あれ?私の心に黒い何かが?
「あっ…小さくて…温かい…」
「なんだよ。語彙力どうしたんだ?感動を本にしてみせるって言ってたろ?」
「うん…いつかきっと本にする…今はごめんね…文字も何も…今の私には見えないんだ…」ポロポロ
わぁ、本当に良かったですねー。もう私の心、真っ黒ですけどね!!
___________
「………」
「………抗うだけさ」ボソッ
「し、仕方ないじゃないか!あんなの、辛いに決まってるよ!」
大人ぶっていても、やはり14歳ですね。あの涙は年相応のものでした。
「それで?勘違いから逆転ハッピーエンドのご感想は?」
「…えへへ」テレテレ
くっ!あるえ様が可愛くなかったら顔面にエンジェルブロー打ち込んでました!あぁ、やっぱり道連れが欲しいですぅ!!
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※天界、封印の女神視点
「貴女は分かっているのですか?!今あのパーティーの平穏が、ひいては天界の平穏に繋がっていることを!」
報告にあがってきた女神のアイテム使用報告。その内容は、下手をすれば彼らの関係に亀裂が入るものでした。そして、それを作ったのは、もっとも恋愛に敏感な筈の女神でした。
「ふふ、勿論です。彼らの恋愛は、私としても何よりの楽しみなのですから、それを壊すなんて致しませんよ」
愛の女神は眉一つ動かさない。つまり、彼女はこの結末を把握して…
「…貴女…結果を見通した上であれを天使に…」
「えぇ…カズマくんの包容力と彼女らの一途さは疑う余地もない程に本物。既に結果は確認済みなのです。あの方々は、誰一人として悲しい結末など迎えない。ふふっ、やはりカズマくんは素敵だわ…世界中の男が彼なら良いのに…」
いや、それは色々と不味いでしょ…
「それなら、なんで貴女はこんなことを!」
「見えるからこそ、強く焦がれるものがあるんですよ…」コトッ
「これは…念写装置?」
特定の神々しか見通せない真実を、映像として他人に共有する装置。終末戦争や魔王誕生の事実検証にしか使われないアイテムをなんでここへ…
「今日は特別です…これが、これこそが……私の望む世界です!」ペカー
壁に、床に、天井に、次々と映し出されるカズマさん達の映像。それは、ほんの少しだけ未来の…彼らの…姿…
「え?!何ですかこの娘可愛い!めぐみんさんの長女凄くかわいい!」
「ふふっ、あるえさんの娘は10歳で化けますよ?」
「うわっ!本当です!見つけたんですね!自分の可愛さを見つけたんですね!」
これは不味い!こんなの他の神々に見せたら戦争になる!誰もがウィズさんの親衛隊のように、実力行使に出かねない!!
「ちょっと、エリスの娘は不味いですよ!活発系なのに美人で笑顔が眩しいなんて出来過ぎじゃないですか!あぁ!ウォルバクの娘もなんて勝ち組のスタイルと顔!!」
くぅ!美人しか居ないとは思っていましたが、あの方々産まれる存在はまさに天使!いや、天使では足りません!本物アレですし!!
「ほら?ダクネスさんの息子さんはどうです?封印の女神はこう言うの大好きでしょ?」
「うっ!確かにジャ○ーズ系美男子は好きですけど!あぁ!ウォルバクの長男もやばい!セレナさんの次男も魔性な顔してる!」
美女のDNAってたまりません!そしてカズマさんのお人好しな性格を引き継いでて中身も良い!!
「そう、私の望みはただ1つ……早くこの子らの顔が見たいのです!」
「くっ!賛同するしか…ありません!!」
この日、私は欲望に屈しました。そして、中立にして急進派と言う謎の派閥。『子作り推進派』が結成されることとなったのです。
※後半に続きます。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
私の作品は子供とかモブに出来ないようなオリキャラは極力出しません。第三者の視点として天界の連中を出してますが、それで限界です。
なので、子供ネタは今回のでお許しください。
後半の次はカズマさんの方に視点を移します。