※この作品はR-18です。

英雄特典のエリス様   作:熱心なエリス教

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いつも私の妄想にお付き合い頂きありがとうございます。

他人のネタに乗っかってノリで書いていると、全然短くまとまりません!
ちなみにこのネタ、サブキャラにまで派生する影響で長くなります。お暇な時にお付き合いください。

今回も、私の作品の第三者視点の代名詞であり、ツッコミ要員の天使視点です。

また最初にカズマさんサイドの話がほんの少しだけ!


その愛する二人に天望を(中編)

僕はこの光景を、なんて説明すれば良いのだろう…

 

「馬鹿な!英雄といえど人の子に過ぎん筈だ!その力は…まるで!まるで!!」

 

ボロボロになった最高位の悪魔が、ただ後ずさる事しか出来ないこの状況を…

 

「俺の後ろに、こんな俺を信じてくれる人達が居るんだ…だから…ここで負ける訳にはいかないんだよ!」

 

僕らの英雄が、右手から女神様と同じ光を放っているこの状況を…

 

「いけぇ!カズマ!」「お前に託すぜ!俺たちの願いを!」「俺達の希望を!願いを!お前に!」

 

いや、きっと見たままに書けばいいのだろう。歴史の証人は、何万人と居る。そして、この名声もまた、人々の常識になるのだから…

 

吟遊詩人の書。英雄伝説ー地獄侵攻編ーより抜粋。

___________________

 

あるえ様の一件で深く反省した私は、誰かを蹴落とすことは諦めました。しかし、玉の輿は諦めません!競争が起こる前、カズマ様のご子息の誰かにおねショタして唾を付けておく作戦に切り替えます。目指せ!幸せな寄生生活です!

※良い子はおねショタを真似してはいけません。犯罪です。

 

「しかし、やはり人付き合いが得意なタイプは友達も多くて倍率が高くなるんです。と言うことで、お願いします!」っ例の鏡

 

「あの、その話をした後に私にこの鏡を渡すって…悪意あり過ぎじゃないですか?!」

 

やはり、チョロい系ヒロインと言えばゆんゆん様でしょう。きっとお子さんもチョロい筈、そしてすけべDNAを持ってますから胸でも触らせてあげれば簡単に落とせるはずです!

※浅ましい

 

「ゆんゆん様は自分のお子様にコミュニケーション能力があると思ってますか?カズマ様も実は元引きこもりのニートですよ?」

 

「あれ?この人本当に天使ですか?すごく人の不安を煽ってくるんですけど?!」

 

天使は時に残酷なのです。仕える神に破壊神も居ますから、これは仕方ないですね!

 

「良いですかゆんゆん様…私は天使として皆様に幸せになって欲しいのです。ご子息が友人関係で悩むところなんて、友人の貴女には経験して欲しくないのです!だから、先に対策を練りましょう!」

 

「友人?!そ、それなら仕方ないですね!そこまで言われては、今回はお付き合いしますよ!」ペカー

 

はい、ちょろいー!

※相変わらず浅ましい天使でお送りいたします。

 

……………………

 

「ん……ゆん…ゆんゆん?」

 

「あれ?お、お父さん?!」

 

おや?未来のゆんゆん様も実家にいますね?まさか出戻り?!え?泣かないでくださいよ?私にも罪悪感はあるんですからね?

 

「ふぅ…いきなり固まるから心配したよ。育児疲れかい?大変なら、もっと頻繁に頼ってくれていいからね?」

 

あ、危なかったです…これで出戻りだったら、今度こそ私は天使としてアウトでした!

 

「おじいちゃん、その必要はないよ!私は紅魔族の随一の良い子だからね!いい子検定二級だよ!」

 

「よーし、いい子はピーマン避けちゃ駄目だぞ?ちゃんと食べような?」

 

あ、なんだ同じ部屋にお子さんとカズマ様居るじゃないですか。娘も可愛いですし、なんて羨ましい未来予想図!しかし、お子様は女児ですか…残念…

 

「…やっぱり悪い子で良い…ピーマンは正義と悪の垣根を超えた敵…終末をもたらすモノ…私とピーマンは、パパとスワティーナさんみたいな関係…やつを滅ぼす為なら、私は魔王さんに着く…」

 

「おいやめろ。スワティーナはやめろ。て言うか、本当にどんな友好関係だ…オークにまで友達いんのかよ…」

 

にしてもこの人達、会話のレベルは何も変わってません…ん?なんか魔王とか出たような…

 

「え、カズマさん?オークより魔王さんって…」

 

「たまにくるじゃないか?うちの孫に会いに」

 

「あぁ、七五三のお祝いも貰ったろ?」

 

「魔王はマメな性格!」

 

……は?

 

「ははは!ゆんゆんの反動なのかな?うちの孫は友達を作るのが上手いからなぁ!」

 

何笑ってんですが族長!それはもう上手いとかの次元じゃないです!接点どこにあったんですか?!

 

「えっ…カズマさん、それ大丈夫なんですか?」

 

「まぁ、うちの子のお陰で魔王の娘…いや、新魔王も人に手出ししてこないし…結果的には良かったんじゃないか?」

 

「停戦協定会議で王様と魔王に向かって「仲直りするなら、お互いにごめんなさいでしょ!」って言った時は肝が冷えたが、魔王の娘が「良かろう!その娘に免じて、今回は無条件で停戦に合意してやる!」とか言ったからもう、もう!」クスクス

 

「お義父さんが連れて行くから…あの時の王様、すごく困ってましたよ?結局停戦の協定書に、娘の手形押されましたし…」

 

族長さん?それ笑い話じゃないですよ?それ下手すりゃ家族全員処刑ですよ?!て言うか、そういう場に子連れで行っちゃ駄目ですよ!

 

「もう…カズマさんもお父さんも能天気なんだから!もうそんな危ない事しちゃ駄目!ママと約束だよ?」

 

あっ!早速母親面してます!初対面なのに距離の詰め方下手ですね…まぁ、今回は本当に母親なんですけど…

 

「でも、私が友達を沢山連れてくれば、ママも寂しくないでしょ?」

 

「えっ…そんな…私のために?!」

 

うわっ!なんて良い子!お母さん想いのいい子ですよ!

 

「良かったじゃないかゆんゆん…娘が良い子に育って…」

 

「うん…本当に…大好き…」ギュ~

 

あぁ…暖かい空気ですねぇ…お腹の中の黒いモノが溜まりますねぇ…ペッ!

 

「えへへ…これでボッチのママも寂しくないよね?」

 

「……ぐふっ!」

 

あっ、最後に致命の一撃を…

 

…………………………

 

「い、良い子でしたね!」

 

「そうですよね…良い子なのは間違いないと思います…」

 

帰還直前の一撃に、ゆんゆん様のメンタルが抉られています。子供は素直なので、仕方ありません。

 

「しかし、子は親に似ると思ったのですが、ゆんゆん様の場合は反転しましたね。きっと母親を思う気持ちが、彼女をあんなに立派にしたのでしょう…」

 

「そ、そうですか?確かに色々不安な娘ですが、想われた結果だって考えたら悪い気はしませんね!」

 

うーん…この人、本当に心配になるほどにチョロいです。誰かが側にいないとコロッと騙されそうですよ。まぁ、私は面倒なのでお断りですが…

 

「では、お子さんが女児だったので私はこの辺で!さらばです!」

 

「あれ?さっきは私と友人だからって?ちょっと対策は?!」

 

残念!女の友情なんて、男の前に儚く崩れるものなのです!

________________

 

「未来の家庭は確かに気になりますが…なぜこれを私に?」

 

あるえ様、ゆんゆん様と来たらめぐみん様です。紅魔族は生まれ付いてのエリートウィザード。たとえニートでも、ギルドにさえ登録すれば、実力で食い扶持に困らないタイプです。めぐみん様はチョロくないですが、内包する魔力量なら私も相当な上玉!紅魔族にならモテると思われます!

※大変浅ましいのでお忘れかもしれませんが、彼女は天使なので魔力量は凄いです。

 

「それはえっと…未来が予想できれば、今からでも幸せな家族計画が組めるんですよ!子供にどんなふうになって欲しいとか、あるんじゃないですか?」

 

「え?別に無いですよ…カズマとの家庭、それだけで十分ではないですか…」

 

くっ!なんて幸せそうな顔!私がおねショタ攻略作戦を立てられないではありませんか!仕方ありません。ここは、エンジェル誘導尋問です!

 

「爆裂魔法…」

 

ピクッ

よし!いける!

 

「ひょっとしたら、爆裂魔法の何かが嫌で、反抗的になったり、ママを嫌いになったり、虐められたりしたらどうしましょう…」

 

ピクピクッ

 

「あ、でも、爆裂魔法の素敵な逸話があれば、子供たちも一緒に爆裂してくれるかも知れません…」

 

流石にそれは無いと思いますが…

 

「ふっ!何においても爆裂魔法に不可能はありません!ありませんが……まだ改善の余地はあるので、ちょっと未来を見てきます!」ペカー

 

はーい。ありがとうございます!

 

…………………

 

「ねぇ、お母さん?ちゃんと見てる?」

 

丘の上で休んでいるめぐみん様に、話しかけているのはご息女ですね。えぇ、年齢が今のめぐみん様と同じくらいなので、ほぼ生き写しです。しかし、アラサーのハズですよねめぐみん様。ほぼ変化がないのですが…にしたって、また娘ですか…

 

「えっと…なにを見せてくれるんでしたっけ?」

 

「爆裂魔法だよ!今日こそお母さんを超えるって言ったじゃない!」

 

嘘でしょ!それ引き継ぐんですか?!頭おかしいって言われますよ!あれっ、めぐみん様泣いてる?!

 

「えっ?泣いてるの?!お母さん今日は情緒不安定なの?!」

 

「いえ、大丈夫です。ちょっと幸せを噛み締めていたんです…さぁ我が娘よ!今日こそ母を超えてみせなさい!」

 

「言われなくても!今日は全開なんだからぁ!!」

 

あれ?!なんか娘さん、めちゃくちゃ潜在魔力が高いですよ!これ天使レベルです!人間なら化け物ですよ!

 

「黒より黒く闇より暗き漆黒に…」

 

「え?なんか身体に浮かんで…魔力集積と増幅の魔法陣?!うちの子、身体に魔法陣を書いてるんですか?!」

 

嘘でしょう?!爆裂魔法の為にそこまでするんですか?!親に続いて、娘も頭おかしいですよ!

 

「来たれ!!これが破壊の体現なり!呑み込め!『エクスプロージョン』!」

 

陽光の如き閃光と、重く轟く重低音。今のめぐみん様を圧倒する程の破壊力…駄目です…こんな娘…世に放っちゃ駄目ですよ…

 

「くっ…駄目だ…これでもお母さんの無詠唱に届かないなんて…やっぱり…遠い…」パタリ

 

……は?めぐみん様はどこまで到達してるんですか?!

 

「え?私そんなでしたっけ…『エクスプロージョン』」カッ!!

 

あっ…これはあれです!エリス様の魔力流し込まれた時のレベルです!これ、絶対に詠唱ありで撃っちゃ駄目なやつです!下手したら天界が動くやつです!

 

「うん、無詠唱でこれなら、安定の97点だな…娘は83点って所か?」

 

「あ、カズマ…ふふ、やはり私達の日課は変わらないんですね…」

 

「めぐみんが変えさせてくれないからだろ?ほら、ママ終わったってよ?」

 

ひょこっ

「ママ、爆裂終わったの?」

 

息子来た!やった!二人目が居ました!お姉ちゃんも可愛いですが、やっぱりカズマ様に似てる男児は更に可愛く見えます!これは将来が楽しみですねぇ!

 

「じゃあ、ママに魔力あげるね。『ドレインタッチ』」

 

あ…ドレインタッチが使えると言うことは、息子は冒険者…一般的には年収低いですし…とりあえずはキープかな…

※浅ましいにも程がありますが、こいつは天使です。

 

「あぁ…娘と爆裂して、可愛い息子の魔力を注がれる…最高です…」

 

一般的にはヤバいだけですが、めぐみん様的にはまさに百点満点の家族のようです。まぁ、当人が良いなら…良しとしましょうか…

 

…………………………

 

「ふふふ、どうですか私の家族は!完璧でしょう!」

 

「えっと…良くお子さんが理解を示しましたね…」

 

多分、ご近所さんからはヤバい家族と思われてるでしょうが、当人達が良いなら何も言いません。しかし、良いんですかカズマ様…ネタ魔法なんて子供に継がせて…

 

「ふふふ、息子も冒険者なら爆裂魔法は覚えられます!つまり!いつかは家族全員で爆裂魔法が撃てるのです!」

 

「わぁ…素敵ですー」(棒)

 

そんなヤバい家庭に嫁入りは嫌なので、めぐみん様のご子息は見送りましょう…

____________________

 

「はぁ…ダクネス様はご実家ですか…あそこ地味に遠いんですよね…」パタパタ

 

ダスティネス家に向かって、私は屋根の高さを飛んでいます。高過ぎると目立ちますし、歩くと疲れるので…

 

「しかし、この鏡は意外と使い勝手が悪いです。あくまで成功の一面しか見せてくれないですし…」

 

お気付きの方も多いかと思いますが、この魔道具は失敗の瞬間は的確に教えてくれるのですが、上手くいく場合に見せてくれる場所は指定できません。つまり、第二子、第三子の可能性は探れないですし、下手すると子供が映らない可能性もあるのです。

 

「あるえ様の子供は性別さえ分かりませんでしたし、ゆんゆん様とか子供が一人な筈がないでしょ…あの人50超えても毎晩誘いそうじゃないですか…実は淫魔じゃないかと言われてるのに…」

 

まぁ、逆にセレナ様みたいなケースもありますし、私と誰かのご子息が曲がり角でごっつんこしちゃう未来もあるかも知れませんけど…

 

「あっ!危ない!避けてくださいー!」ゴツンッ

 

あれ?なんで私は空でごっつんこしてるんですか?あ…これ、不味い…墜ちる…

_______________

 

「申し訳ございませんでした!」

 

目を覚ますと、私は豪華なベッドに寝かされていました。そして、目の前には頭を下げる王女様…なるほど…全く状況が分かりません!

 

「あぁ、天使殿。良かった、目が覚めたようですね」

 

「ダクネス様?あの、私は一体…」

 

「わ、私がダクネスさんのお家に向かって跳んでいる所へぶつかったんです。しかも、丁度顔面に膝が入ってしまって…急いでいたとは言え、私の不注意が招いた結果です。本当にごめんなさい!」

 

なるほど、私はアイリス王女の膝でノックアウトされたと…しかし、王女様は屋根の高さに跳躍して移動するんですか?NARUT○の世界の人でしたっけ?しかし!これは好都合です!

 

「あぁもうこんな時間ではないですかー!私は天界の使命で来たのに、これでは使命が果たせません!」

 

「そんな!運んでまだ20分ですのに、そんな緊急の使命が?!」

 

あ、やべ。すげー短時間でした…まぁ良いです。押し切りましょう!

 

「そうなのです!実は、カズマ様のお子さんを産んでくれる方は多かれど、その中から勇者の母となる人を探していたのです!」

 

「…え?…そ、それは…どうしたら分かるんですか?」

 

おやおや?露骨に王女様がモジモジしてますよ?そう言えば、この人って勇者の末裔なんでしたっけ?まぁ、覗かせてくれるなら好都合です!

 

「この手鏡を覗けば、カズマ様との未来予想図が見えます。そこに映る子供の手の甲に、三角のマークが浮かんでいたら勇者です!」

※知っている方も多いと思いますが、その設定は任天○の緑の勇者です。本作にはなんの関係もありません。

 

「なら私が使います!」

 

わぉ、アイリス様積極的ですね!流石に王族の子供におねショタは無理ですが、お二人が上手く行くのかは気になります!そう!カズマ様の総資産的な意味で!

 

「お待ち下さい!そのような怪しげな魔道具をアイリス様が試すのは危険です!先ずは私が!」

 

おや、流石は側近のクレア様。素晴らしい忠誠心です。貴女の家柄と財力も捨てがたいので、こちらも有り難く見せて頂きましょう!

 

「ご安心ください。その手鏡は何度でも使うことが出来ますので、クレア様が先に試してもなんの問題もありませんよ」

 

「と言うことらしいので、お先に失礼します!」

 

「むー…分かりました…後でどんな感じだったか教えてくださいよ?」

 

「勿論です!では、行ってきます!」ペカー

 

一応、鏡は他の人には見せないほうが良いですよね?

 

…………………

 

「ん?手鏡に吸い込まれたと思ったが、自室だな…」

 

あれ?思ったより若いですね。ひょっとして、負け犬仲間ですか?!それはそれで歓迎しますよ!

 

「少し汗をかいているし…部屋着だし…シャワーの前だったのだろう。せっかくだし、さっぱりさせて貰うと…」

 

ガチャッ

「お、クレア…もう動けるのか?」

 

…え?なにこれ風呂上がりカズマさんが居るってことは…まさか…

 

「…カズマ、その…変な話だが、状況を説明してくれるか?私と、お前の…」

 

「ん?さっきまで愛し合ってただろ?そんで、クレアが足腰立たなくなったから、先に風呂を貰った。以上だけど?」

 

「……あ、愛し合って……コホンッ、その、私達二人の間に子供は…」

 

「なんだ混乱してんのか?娘が一人、いまはメイドさんが見てくれてるだろ?」

 

すごい!いきなり事後の世界に飛ばされてなんて冷静な状況確認!プロですよ!やっぱりあの人プロの側近ですよ!

 

「ちなみに、娘の手の甲にアザというか紋章は…」

 

「どうした?ゲームじゃないんだから、そんなのないぞ?」

 

「あ、そうか…ありがとう…」

 

完璧に調査した!クレア様って凄いです!地味にグチャグチャになったショーツ触って赤面してますが、良くやりきりましたよ!

 

「ありがとう…それじゃ私はこれで…」

 

「んっ?これで…なんだって?」トンッ

 

ぽふっ

「え?か、カズマ?!なんでベッドに押し倒した?!」

 

「決まってるだろ?久々にクレアから誘ってくれたんだ…一度だけじゃ勿体ないって…」

 

え?ちょっと!なんでクレア様だけ?!私は見えなかったのに!

 

「ほら…こんなに期待してるくせに…」ネチュ

 

「あ…駄目だカズマ…な、なんで抗えな…あっ!」

 

『見せられないよ』

 

なんか警告出たー!

 

………………………………………

 

「私との間には、勇者は産まれないようです…」

 

『見せられないよ』から20分経過して、赤面したクレア様が帰ってきました。あれ、まさか見せられないだけで裏では関係が進んでたんじゃ…

 

「それだけですか?鏡の世界の感想は?」

 

「……す、凄かった…ですぅ…」プシュー

 

これやってますよ!絶対にやってますよ!処女になんてもん見せるんですか愛の女神様!いや、見せたのは私のせいですが!ていうか私も見たかったですが!?

 

「す、すみません!私ちょっと失礼します!」

 

内股でしたね…下着の交換にでも行くんでしょうか…ほんの20分で何をされたんでしょう…

 

「さて、次は私ですね!行ってきます!」ペカー

 

さてさて、王女様はどうなることやら…

_____________

 

「おはよう御座います、お母様。そろそろお目覚めになられては?」

 

はいイキナリ勝ち組ー!何だこの金髪イケメン!これだからエリートDNAは!そして、アイリス様も何という美しさ!息子が15くらいだから30前後だと思いますが、まだまだ20でも通用しますよ!でも王族に唾つけるの怖いなぁ…

 

「あ、えっと…ありがとうございます。えっと、お兄様は…」

 

ふふふ、アイリス様もイケメン息子にドギマギしてますね。仕方ないです。これは顔を合わせるだけで魅了かかりますよ!

 

「えっと…現国王なら、王都ですが?」

 

「あっ!えっと…カズマさんは…」

 

「お父様は執政室です。全く、そう言うプレイは息子に知られないようにしてくださいね?」

 

「ぷ、プレイではありません!以前は兄代わりだったんです!」

 

可愛い!身体は大人なのに中身子供なアイリス様超可愛いです!これは第二子待ったなしです!

 

ガチャ

「あ、お父様。ちょうど良かった。お母様がお目覚めですよ」

 

「おや本当だ。おはよう、俺の可愛いアイリス」チュッ

 

「おっ!お兄様?!」

 

え?誰このカズマ様風のイケメン?調子乗って目覚めのキスですか?貴方のキャラになにがあったんですか?!

 

「ふふ、お母様、また呼んでますよ?それに、いつもは自分からキスをせがむじゃないですか?」

 

「そ、そんな?!あぅ…私は、何時からそんな甘えん坊に…」テレテレ

 

いいなぁ!あまずっぺーなぁ!王女様は年取っても甘え上手ってか?!ぺっ!

 

「あ、そうです!王子の手の甲に、勇者の紋章はありませんか?」

 

「お母様は何を言っているのですか?そんなのありませんし、勇者が不要な世界を作ったのはお父様ですよ?」

 

「あ、それはそうなんですが…無いんですね…」

 

「えぇ。それに、そんなものあるべきではありません。望まぬ者を勇者に仕立て上げて戦地に繰り出すなど、人のやっていい事ではありませんからね!」

 

あれ?なんか私の嘘がすげー恥ずかしくなってきましたよ?にしてもパーフェクトなイケメンだな息子は…

 

「いえ、無いなら無いで、不要ならばそれが一番です!でも、見つけたら保護してあげましょう!勇者になるべきは、今度は私なのですから!」

 

「それは勘弁してくれ。アイリスは凄すぎて、前勇者の俺の存在が霞んでしまうだろ?」

 

「では、僕がなりますよ!父さんの威厳を保つ為にもね!」

 

ハイ仲良し家族ー。いいなぁ…

 

「あれ?そう言えば、私って。普段カズマさんって呼んでましたっけ?」

 

「ん?あなた、だろ?」

 

「酔うとお兄ちゃんでしたね?」

 

はいkawaii!息子にお兄ちゃん呼びバレてんのは恥ずかしいけど可愛いー!

 

「…あ、あな…お兄…きゅぅ」クテッ

 

「あ、アイリス?!」

 

「お母様?!」

 

はい。羞恥心の限界みたいでーす!

______________

 

「ざ、残念ながら…私も勇者の母ではありませんでした…」

 

「アイリス様、それにしては嬉しそうですね…」

 

でしょうねぇ!そりゃ満足でしょうよ!幸せな家庭ですもん!私の羽、今2割黒いですもん!

 

「アイリス様でないなら、健康で健全な肉体を誇るダクネス様こそ、最有力なのではありませんか?」

 

「あ、アイリス様が駄目だったのに私など…カズマとの子供は気になりますが…」

 

健康で健全…なんて上手い言い回し…まぁ、たしかにステータス的には勇者向けですよね。そんなの居ればですが(笑)

 

「減るものでは無いようですし、ダクネス様もお試しになっては?」

 

「わかりました。試すだけ試します」ペカー

 

よし!お願いしますよ有望株!

____________________

 

「おーよちよちよち!いい子でちゅねぇ!」

 

「あー!」キャッキャッ

 

ダクネス様の腕には赤ん坊。そして目の前にはデレッデレのイグニス様。あるあるですが、イグニス様が想像以上に…

 

「子供はこんなに可愛いのに…お父様の顔と赤ちゃん言葉がキツくて感動が半減する…」

 

「ララティーナがいきなり辛辣に?!」

 

今回は出産直後のようですが、腕に抱いてるのは…娘ですか…残念!

 

「ふふっ、許してやれよ。何人目でも孫は可愛いんだからさ?」

 

「そうですよ。お母様だって、お父様には甘えてる時は甘い声をだしているじゃないですか?」

 

………はいキター!カズマ様の隣にキター!!私が求めていたイケメン!まだ7歳位ですが約束された勝利の顔です!ダクネス様のDNAありがとう!さぁ、好みの女の話をするのです!

 

「わ、私はまだカズマに甘えているのか?!自分では、割と手のかからない女だと思っていたのだが…」

 

「手がかからないって…それはせめて、僕より家事が出来るようになってから言ってくださいね?」

 

「んなっ?!くっ、私は息子以上に不器用なのか…なんか済まない…」シュン

 

カズマ様のDNAが入った子供に、ダクネス様が器用さで勝つのは無理ですよ。ちなみに私は割と器用ですよ?カップ焼きそばの湯切りとか超上手いですよ!嫁にどうですか?!

 

「別にそれで良いんじゃないですか?不器用ですけど、甘えた以上にちゃんと僕達を支えてくれるじゃないですか…それに、お母様を甘やかすお父様は、いつも幸せそうですよ?」

 

「おまっ!それは…ノーコメントで…」テレテレ

 

「……うぅ…子供のくせに…そういう所は父親譲りなんだな…」テレテレ

 

かぁー!なんだコイツ中身もイケメンだな!カズマ様はベッドに連れ込む為に言うけど、息子さんは下心なしときた!こりゃイケメン度が違います!魔性の男ですよ!

 

「残念ながら、まだまだお父様には及びません。国家予算を叩きつけて、愛する人を奪える程の甲斐性はありませんからね。いつかやってみたいのですが…」

 

「お前…実は辱める系のドSだよな?」

 

「えぇ!二人の子ですから!」

 

「それは誇らないでくれる?!」

 

嘘でしょ!変態性を引き継いでいてこれ?!あぁ、今日から私はドMになりますぅ!

 

「あぁ、そうか…こんな温かい家族を…ありがとうカズマ…身に余る程の幸福だよ」

 

「なんだよ今更…まだまだ足りないって欲張れよ。もっと欲しい物、沢山あるだろ?」

 

私は、お金と権力と有給が欲しいですよ!

 

「あ、じゃあ次は弟が良いです!」

 

「待て待て!娘も一人では可哀想だろう!やはりもう一度女の子を!」

 

「……だってよ?」

 

「二人共、出産直後だと言うのに…あぁ、何人でも良いよ。愛する人の子供なら……それに陣痛もちゃんと味わいたいし…」

 

くっ!今日はなんて綺麗なダクネス様!最後に馬鹿なこと言いましたけど!これ以上見ると羽が完全に黒くなるので終わりです!

______________

 

「うちの子はイケメンでした!」

 

「それは何よりです。うちの子も負けてないと思います!」

 

あれ?勇者の話、どこ行きました?まぁ、嘘なんですけどね?

 

「あの…ダクネス様不在中にアイリス様にも聞いたのですが、その鏡の中ってどうなってるんですか?」

 

「レイン殿も、気になるなら試してみれば良い。回数制限も無いようだし、その…案外悪くないです…」

 

いや、レイン様はどうでしょう…自分から押し切れないタイプですし、カズマ様次第で負け組ルートも十分ありますよ…まぁ、イケメンが生まれる確率は高くなるので、止めはしませんが…

 

「…や、やってみます!」ペカー

 

はい。がんばってくださいねー。

________________

 

「あれ?ここは私室ですね。なるほど、ここは記憶を元に世界を作る魔道具ですか…」

 

そうですね。そして、そこにカズマ様が来るんですよ…知ってますよこのパターン…

 

カチャ

「レイン、具合でも悪いのですか?朝食の準備ができていますよ?」

 

あれ、王女様?カズマ様が居ない筈は…

 

「おはようレイン。珍しく遅いな?」

 

あ、居た。まぁ、道具の性質上居ない筈は無いんですよね。問題はどういう関係かであって…

 

「あ、そうですカズマ様!私とカズマ様の関係を教えて頂けますか?」

 

おっ!いきなり核心に迫りますか?側近の両名はメンタル強いですね!

 

「…同僚か?」

 

「私に悪影響だからといつもお兄様を叱っている辺り、天敵とも言えるのでは?」

 

「……そう、ですか…そうですよね…まぁ、普段の関係がアレですもんね…」

 

おっとぉ!ようこそ負け犬!すみませんねぇ!私は貴女と接点が少ないので、今回はブラックエンジェルとして接しますよ!ざまぁみなさい!羽も白くなりますー!

※大変浅ましいですが、これは一応天使です。

 

「ご、ごめんなさい!やはり体調が優れないので、部屋で休みます!」

 

ははは!後でめっちゃ優しく慰めてあげますよ!今日は私の奢りですよ!

 

…………………………

 

「…あ、あんな軽薄なハーレム男…選ばれなくて良かったんです…別に、他の男性と幸せになればいいですし…悔しくないですし!」ポロポロ

 

……なんか、笑ってごめんなさい。布団の中でボロボロに泣かれると、私も流石に心が痛みます。そんなに惚れ込んでたんですか?どれだけ気持ちを抑え込んでたんですか?早く出て来てください。飲みに行きましょ?飲んで忘れましょ?

 

「レイン。なんか様子がおかしかったけど…大丈夫か?」

 

「…なんで、カズマ様が来るんですか…」

 

その男は、泣いてる女の子に激甘だからですよ。

 

「なぁ、ひょっとして同僚って言われたのが辛かったのか?」

 

「な?!貴方は私の何を知ってるんですか!あまり調子に乗らないでください!」

 

そうだそうだ!思わせ振りな態度は罪だぞ!て言うか、レイン様もメンタル強いですね!これなら、飲めば笑い話にできそうですよ!

 

「もうアイリスも居ないんだから、いつも通り甘えろよ?」ギュッ

 

「ふぇ?!ちょっと…もう一度聞きますよ?私と貴方の関係は…」

 

「まだ秘密だけど、ここに俺の子がいるだろ?」

 

「…え?…そ、そうなんですか?!」

 

そうなんですか?!

 

「自分からアイリスに言うから、まだ秘密にしろって言ったのはレインじゃないか…それに、こうして誘ってきたのもレインだろ?」

 

「あっ…カズマ様…近いです…その…顔が…んっ」チュッ

 

ファーーー○ク!!なに今更女の顔してんだこの女狐!なんでこんなぽっと出の女にまで幸せが!ふざけんなこの裏切り者がぁ!!ギリギリギリギリ!(歯ぎしり)

※大変お見苦しい映像が流れていますが、これは一応天使です。

 

「さっきはごめんなさい…謝りますから…いまはその…一人に…」

 

「駄目だ。そんな身勝手なこと言うレインにはお仕置きしないと…」

 

ベッドに入った?!身重なレイン様になにをするんですか?!まさかエグいバッドエンドになるんですか?!

 

「えっ!ちょっと?!そっちは挿れる所じゃ…」

 

「今更だな…妊娠してからは、自分から何度も欲しがったくせに…」

 

「あっ…入っちゃ…んんっ!」

 

『見せられないよ』

 

こいつもかよぉ!!

____________

 

「…私…もう…トイレ行けません…」

 

「え?!レインには一体何があったのですか?!」

 

「い、言えません!今日はもう失礼します!」

 

『見せられないよ』から帰還まで30分。ほぼお楽しみでしたよこの女狐。何なんですか?王女の側近はドスケベな奴しか居ないんですか?!お前らが一番教育に害ですよ!

 

「行ってしまいました…あの、天使様の羽が黒いんですが…それは大丈夫なのですか?まさか!勇者探しの時間切れと言う事では?!」

 

「あ…すみません重曹あります?それで白くなるんで…」

 

「そんな主婦のアイテムで良いんですか?!」

 

はぁ…羽が白くなったら、この鏡は愛の女神様に返しに行きましょう。私のメンタルは、もう限界です…

 




最後までお付き合い頂きありがとうございます。

ヒロインが多いのでまさかの3部構成です!

後編は、ヒロイン枠に入らないであろう人達の手に渡ります。まぁ失敗してもオッケーというか、ちょっとギャグ強めな感じです!まぁ、一人だけあえて入れてないヒロイン居ますけど…

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