私の作品に出たら無条件に残念な子になる呪いがかかりますが、エキドナの話の途中でコーラ飲んで、更にコーラ飲ませて真面目な話中にゲップさせるのは私の悲願でした。(最低)
じゃあ、このまま流れでやらかしましょう!
「では、これよりサトウカズマのドスケベスキル大量所有についての学級裁判を行う!心の底から下らん理由ではあるが、我々の健全な学生生活の為、有罪の際には監視役をつけるので覚悟するように!」
思えば、俺は何度も逃げてばかりの人生だった。学校から、好きな子から、現実から、戦いから、借金から……でも、結局逃げても現実は変わらない。それなら、やはり戦うべきなのだ。正々堂々と、自分を偽ることなく……
「自分は………全然エロいスキルなんて持ってません!」
そう、嘘はついても自分は偽らない。俺はどんな手を使っても勝つ男!そんな偏見なんかに負けてたまるか!
※逃走が言い逃れに変わっただけです
「またいきなり思い切った事を…だそうだ。原告のアルベド。反論を」
「ふざけたことを言わないで!じゃあ、なんで彼女はあんなことになっていたのよ!」
「エキドナは知識を求める強欲の魔女だ。叡智を追求するあまり、数多のスキルでそう言う事をしてみたいと考えてしまうのも無理はない。そう、その好奇心が強欲の所以だから仕方ない!エッチな叡智も仕方ない!」
この学級裁判で負ければ、俺は常に誰かに監視されることになる。予想するなら風紀委員のターニャかデミウルゴスが濃厚だが、俺はそんな灰色の学園生活を送りにここに来たんではない!ここで負けるなんてあり得ない!
「な、何を馬鹿なことを!ターニャ、彼の発言は彼女に責任を転嫁するものです!こんな発言に正当性はありせん!」
「待て、それを決めるのはお前ではない。ではエキドナ女史。彼の答弁に反論はあるかね?」
「いいや、全くこれっぽっちもないよ。ボクは確かにあらゆる可能性と有用性を模索する魔女だ。だからこそ、ボクと彼が手を取り合う価値があると言っている。ここで否定するなら、それは自らの価値の否定になってしまう」
そうだ。ここで否定すれば、その瞬間エキドナは俺への交渉材料が無くなる。だからエキドナはこれにNOとはいえない。これはスバルに確認済みだ。
「となれば、サトウカズマの言い分は通る。疑わしいスキルの所持、またはいかがわしい存在というだけで悪だと言うなら、むしろアルベドの方が言い訳はできんぞ?」
「そ、それは………」
流石はターニャだ。中世のクソ裁判官とは違い理論が通じる。これが俺の唯一の青春生存ルートなのだ。悪いが容赦はしないぞアルベド!
「そもそもカズマのスキルは関係を持つ時に使えるようなものだろう?コイツに脚を開く予定がないのなら、別に持っていても影響はないだろうに…」
「し、しかし!アインズ様が快楽に流されて寝取られたりしたら……」
「いや無いだろ。そもそもアインズに性感があるのかも分からねぇのに…」
だって骨だもん。
「では具体的にどのスキルでどうやってアインズ君を骨抜きにするのか説明したまえ。それで証明されればアルベドの言い分を聞くとしよう」
まぁ、骨抜きにされたら実質消滅だけどな……
「で、ではまず、この舌技というスキルですが……これはその…口で奉仕する時に真価を発揮すると思われます。その…最初に殿方のアレに口と手で奉仕することは良くあると…聞いておりまして…」
「…サキュバスの癖に随分と説明内容が可愛らしいなお前。で、カズマの反論は?」
「それは舌がよく回るようになり、魔法詠唱を更に高速化させるためのスキルだ。これで上級魔法の詠唱時間が2割減される。しっかし、まさか相手のアレを舐め回すのに使うなんて予想外ですわ〜。流石はサキュバスさんですわぁ〜」
「ぐ、ぐぬぬ…」プルプル
なお、魔法の詠唱時間が減ることに関してはマジである。まぁ、高速詠唱スキルに比べて低コストなのだが、高レベルのウィザードは無詠唱を使えるので使い所はぶっちゃけ無い。
「へぇ〜。私はてっきり、男性器を口で○○○際に舌が○○○を捉えて、○○○○してる時にも弱いところを○○○為のスキルかと思ってました」
え?なにこれ悪質な音声コラ?!そんな無垢な顔で何言ってんのヴィーシャさん!
「せ、セレブリャコーフ中尉?!どこでそんな知識を?!」
「え?皆さんちょこちょこ兵舎で話してますよね?グランツ中尉なんて具体的かつ頻繁に……」
あ〜、あの人かぁ……
「……グランツ中尉、男所帯で気が緩むのも分かるが、我々はこれでも女だ。少しは気を使ってはどうかね!」
「す、すみません!以後このような事が無いように……」
「いえ、別に私は構いませんよ?グランツ中尉は○○されながら○○○○されるのが好きなのも知ってますし、もう今さらじゃないですか?」
「……ゴフッ!」バターン!
「グランツーー!」
「くっ…こんなところで仲間を失うなんて…」
いや確かにこれは死ねる!同僚の女性にその性癖がバレてるとか死にたくなる!
「へぇ、そんな志向があるのは初めて知ったね。ロズワールもそうなのかい?」
「ぼ、僕にはそれは、分かりかねますが……」
「そうか…試してみようと思ったが、やはりスバルかカズマにしてみるか……」
「ぼ、僕もそれが大好きです!○○○されながらの○○が大好きです!」
「「「うわぁ…」」」
ろ、ロズワールが良く分からん男気を見せた?!コレはエキドナ的には……
「そ、それを大声で言うなんて……こわっ…ロズワールは候補から外そ…」
「そ、そん…な…」ビターン!
無しだった!あぁまた死者が!
「あー、無関係のバカが2人ほど旅立ったようだが、つまりカズマのそれはいかがわしい用途では無いそうだ。アルベドもそれで……アルベド?」
「い、いやらしい……そんなエッチな…その……でも確かに敏感な部分だって言うから…気持ち良いかも知れないけど…でも…でもぉ…」カアァァ
「……お前は本当にサキュバスか?」
「まぁ、サキュバスとはいえ処女でありんすから……」
そう、実はこの屁理屈作戦には秘策が隠されている。俺のスキルをエロいと宣言した場合、少なくとも宣言した奴はそれをエロいことに使うと考えたと自白することになる。つまり、俺を責めると自分も恥をかくのだ!
「ちょ、ちょっと男子共も何か言いなさいよ!この一覧のスキルどう考えもエロいでしょ?!男のアンタ達ならダメージ少ないでしょ?!」
「そ、それは……」
「我々はそのようなスキルなど持ち合わせて居ないしな…」
「私は悪魔なので性別がありませんし、それはコキュートスも同じことですし…」
「そ、そんな……」
確かにアルベドの言い分にも一理ある。しかし、ヴィーシャさんがグランツさんを再起不能にしたのを見ていた以上、男共はこの裁判には参加したくない。別に自分には危険がないのだから、そもそも参加する意味もない!
「カズマを疑ったのはアルベドなんだから、その羅列したスキルをなんで疑ったか話すのはアルベドの仕事じゃねぇか?思うところがあったから羅列したんだろ?」
「ナツキスバル!ちょっと待ちなさいよ!なんで私だけ?!カズマを疑ってるのは私だけじゃないわよね?!ねぇ?!」
「レムはカズマさんとそんな関係になる予定はないので、持ってるだけなら良いかと思います」
「ラムはそもそもカズマの存在に興味が無いわ」
「まぁ、別にカズマとはそんな関係じゃないし…」
「私はそれも愛される努力として認めてもいいでありんす」
「んー、そもそも…私には意味が分からなくて…」
「はいはい!エミリアたんはいい子だから話に入らなくていいからね?」
「そうなの?」
「そ、そんな…じゃあ、これを全部私が………」
アルベドが助けを求めるように後ろを振り向くが、残念ながらもう遅い。もう既に大恥をかかされたお前を見た以上、誰も手を挙げるなんてするはずがないのだ。ちなみにアクア達はさっさと帰った。万が一関係がバレたら、それに抱かれていると言う事実が突き付けられるから仕方無い。
「じゃあ、早速始めようぜアルベド?俺のスキルについて、全部じっくり語って貰おうじゃねぇか!」
「い、いや…いやぁー!」
…………………………
「け、穢された…どうして私が、こんな目に……」
「それはアルベドが俺を疑うからだろ?今回はこれくらいで許してやるが、次は全部確認するからな!」
ふぅ、しかしなんて充実の時間だろう。羞恥に染まるアルベドに、次々とスキルを用いたプレイについて語らせるなんて、これはもうお金を払わないと駄目な気がする。
「ま…まぁスキルだけで友人を疑ったのはアルベドの落ち度だ。カズマも許してくれたし、今度から気を付ければ良い。それにまぁ、私のことを心配しての行動だからな。ありがとうアルベド…」
「アインズ様ぁ!!」
むぎゅっ
うん、アイツ金払わなくてもアレが日常かよ……
「と言うか、アルベドの説明が全部男性への奉仕だったのは誰も突っ込まんのか…男共は欲望丸出しだな…」
うん、それは俺も思ったけど、突っ込んだらギャラリーから大ブーイングじゃん?
「じゃあ、これで俺の無罪は実証されたわけだし、今日はもう帰っても……おい離せ、白いの!」グイッ
「いやいや、まだボクとの契約の話があるじゃないか?」
「えぇ…お前はもうヴィーシャさんと猥談しとけよ…未知の情報沢山あったろ?」
と言うか、お前らの猥談内容エグすぎるしな。AVのインタビューでも話さねぇような話が出てたぞ。処女の癖に……
「それでは違うんだよ。ボクは知りたいんじゃなくて確かめたいんだ。君だって、料理が美味しいって感動を聞いても満足しないだろう?」
「えぇ…お前もう地雷だって分かったし、出来たらあんまり関わりたくないんだけど…スキル教えるだけじゃ駄目?」
「それは君が使わないと真価を発揮しないじゃないか。強制はしないとは言ったけど、なんでそんな頑なに拒むかな?」
「いや、だってよく考えたら協力的な娘は間に合ってるし……」
既に嫁多数にアイリス加わる予定だもんなぁ…
「そうかい……それなら、外堀から埋めるとしようかな…」
「外堀って…俺とお前がくっついても誰も得なんてしないだろ?」
「ふふふ、やはり君は、ボクの恐ろしさを知らないようだね……」
「お、おい待てエキドナ!お前カズマに何をする気だ!実力行使なんてお前の主義じゃねぇだろ!」
スバルが本気で焦りだした?!それに、なんだこの悪寒は、この魔女は、本気で俺を陥れようと?!
「……あれれー!カズマくんのスキルに洗脳系の魅了があるぞー!ボクと契約すれば遠隔で監視できるけど、他の人じゃさっきのスキルでトロットロに犯されちゃうんだろうなー!怖いなー!」(棒)
………………こ、こいつ!某少年探偵バリの演技しやがる!
「け、ケダモノ!やっぱりそうなのね!あれは言い逃れだったのね!」
「洗脳だと?!流石にそれは容認できんぞ!」
「カズマさん…そんな人だったなんて…」
「それは人としてクズでありんす!」
「ラムはカズマを本気で軽蔑するわ!なんなら切り落としを提案するわ!」
「レムはスバルくん以外に身体を許すつもりはないですからね?!」
「無理矢理は駄目だよ!チューしたいならちゃんと好きって伝えてしなきゃ!」
こ、これは不味い!エミリアは凄く良い子だけど他の奴らには殺意が見える!
「これにサインすればボクが遠隔監視出来るんだけどなぁ…ねぇカズマ君、サインしてくれるよね?あれー?スバル君も逆らえない魔法を使えたんだっけー?」
「エキドナ…お前ぇ!!」
「俺のこともまだ諦めてねぇのか……ひっ!」
「サインしろ」「サインなさい」「サインか切断よ」「サインしてください」「さぁ、サインを……」
「くっ!『フラッシュ』!」
「『シャマク』!」
「こ、こいつら姑息な真似を!逃がすな!追え!!」
畜生!結局また物理的に逃げるのかよ!!
_____________
「駄目だな。敵感知でも千里眼でも、見事に全ての出口を塞がれてる」
「だよなぁ…そうなると誰かしら突破しなきゃ駄目か…これ勝算ある?ぶっちゃけ俺達最弱じゃね?」
「真っ向勝負じゃ間違いなく勝てないだろうな。勝てるとしたら、ディスペルで魔法を無効化して魔術師を倒すくらいだけど、それやると俺達も魔法使えねぇし…」
エキドナの高度な策略にハマった俺とスバルは、今や学校中を敵に回しているらしい。まったく、これだから世の中は男女不平等なのだ。それならアルベドだって監視すべきだろうに……
「見つけたぁ…」
「ひぃ!ロズワール?!」
なにこれヤンデレって怖っ!あ、エリスは可愛いので良し!
「ふふふ、見つけたよカズマくん……君を連れていけば、先生はきっと僕を見てくれる。きっとまた愛してくれる!」
「おいおいおい!1面のボスからロズワールかよ!逃げろカズマ!本業は魔法使いでも、ロズワールは肉弾戦も相当に……」
「『頭突き』!」
メキッ!
「へ?カズマ?!」
「ごふっ!くっ、君も中々に…がはっ!ちょっ?!」
「『六連正拳突き』『浸透勁』『鞭打』『カウロイ』膝をついた所で『シャイニングウィザード』!」
ズダァン!
「ぐふっ!」
「は?!いや、ちょっとカズマ?!」
「『テキサスクローバーホールド』『スピニングトーホールド』『地獄の断頭台』!」
「待て待て待て!いや死ぬから!流石にそれは死ぬから!もううめき声も出てねぇよ?!」
え?嘘?!
「いや、相当に強いって言うから本気で戦ったのに?!これでやられるのは初心者殺し位で、一撃グマなんて子熊も倒せないぞ?!」
「カズマの世界は肉弾戦でクマ倒すのかよ?!こっちの世界じゃそんなの聞いたことねぇぞ!」
「え?そっちの世界には格闘ジョブと格闘スキルないのか?!じゃあ、これは……」
「いや、流石にこれは……」
「ゲホッ…こひゅー…」ビクンッ!
やりすぎたやつだこれ!!
「取り敢えず、口にポーション湿らせた布を噛ませて簀巻きにしよう。助けを呼ばれたら厄介だしな…」
「いや切り替え早くね?!これ普通に殺人未遂だろ!」
「馬鹿言うな!これで死んだら春キャベツなんて食えねぇぞ?!」
「お前の世界の春キャベツどうなってんの?!」
※凄い勢いで飛びます
…………………………
「それで、結局突破すんのはユリウスとフェリスか…」
「まぁな、話聞いてる限り1番扱いやすそうだしな?」
「いや、うん……それで痛い目にあったから俺からはなんとも言えねぇわ…全身骨折しても知らねぇからな?」
学校から逃げるにはどうしても何名かに遭遇する。その場合、絶対に避けなければならない化け物は避け、なるべく勝てるか交渉できる奴を選ぶ必要がある。そして何より、その二人はスバルの世界の住人であり、スバルをボコった経緯がある。なので、多少荒っぽくしても怒られないと予想した。まぁ、怒っても自分の世界に帰れば関係ないし?
「ということで……オラァ!ユリウス・ユーフラテス!スバルの敵討ちだぁ!」バァン!
「いや、そんな川みたいな名前じゃねぇよ?!」
あれ?違ったっけ?
「ユリウス・ユークリウスだ!全く、こんな機会に敵討ちと来たか……アレは騎士を馬鹿にしたスバルに喝を入れたつもりなのだが?」
「え?お前騎士なの?じゃあクソじゃん!」
「いきなりそれ?!君は怖いものとかにゃいの?!」
あ、可愛い猫耳がいる!こっちがフェリスか……でも男なんだっけコイツ…
「それは聞き捨てならないな!我々は主の為に日々の鍛錬を欠かさず、その剣には強い誇りを持っている!そんな誇りを否定するだけの大義が、君にはあるんだろうね!」
「え?だってお前ら、主が間違ってても命令聞くんだろ?それが誇りか?生意気だからとか侮辱されたからって暴力を振るうやつが崇高か?人種差別で人を馬鹿にするような主を怒れないのなら、お前らただの暴力装置でしかねぇし、便利な武器と何も変わらねぇよ?」
「エグい!エグすぎる位に正論並べやがる!俺の感情論より正当性があってエグい!」
「いや、だってそこのフェリスだって猫耳で差別とかされてたらどうするよ?差別の理由なんていくらでもあるんだぜ?それを正せないのに誇りとか言えんの?それ口だけ野郎じゃん!」
「そ、それは…他人事じゃにゃいかも…」
なお、俺は絶対に差別なんてしない。女神も悪魔も邪神もアンデッドも、可愛かったなんでも良いと言う博愛の精神を持っている。エリスくらい可愛かったらオークも抱ける。
「くっ!ならばその誇りを証明してみるがいい!偉そうに理想だけを語るのは滑稽だ!まさに君の言う口だけ野郎だからな!」
「はっ!図星で言い返せないからって暴力か?まぁ、良いさ……抜けよ!チグリス・ユーフラテス!お前の信念がその程度だって教えてやるよ!」
「サトウカズマぁ!!」
「いや遂に完全に川になったぞ?!そしてユリウスがマジで切れてる!」
いや、その方が都合がいい。なるべく大振りでこい!
「はぁっ!」
「よっ!」
パキーン!ザクッ!
「そ…そん…な…」
チグリスの一閃は、間違いなく俺の腕を切り落とすだけの威力があった。しかし、それでも俺が培って来たものが負けるはずがない!そして、悪いが相性が悪すぎる!
「ユリウスの剣が……折れちゃった…」
「嘘だろ…あの一閃を受けるどころかへし折ったのかよ…」
「チグリス…魂が曇った剣なんてこんなもんだ。お前はスバルを見て感じたんじゃないのか?主が間違えばそれを正せる。お前が本当に欲しかったのは、そんな偽りのない誇りだったんじゃないのかよ…」
「くっ…そうだったのかもな……あと、僕はユリウス…だ…」
バタンッ
ふっ、悪いなインダス。今はこんな勝ち方を許してくれ…
「さて…あとはフェリスだけだな…」
「ぼ、僕は剣が扱えないし!君達を危険だなんて思ってにゃいよ!ユリウスも本当はカズマくんとスバルきゅんを庇うつもりだったし……」
「あ、そう言うのいいんで……さぁ、覚悟しろ!」
シャキッ
「綿棒とガーゼ?!待って!カズマくんは僕に何をするつもりなの?!ちょっと!あっ…あぁぁぁ!!」
そこから先の事はよく覚えていない。ただ目の前に猫耳があったから、俺はひたすら猫耳を綺麗にしてモフモフした。本当にそれだけだった筈で………
「…にゃうぅ……もう…らめぇ…」ビュクッビクンビクン
「うわぁ…耳だけでフェリスがエライことに……レベルアップしたカズマやべぇ…」
「ふぅ…また素晴らしいモノをモフってしまった……じゃ、逃げようぜ!」ツヤツヤ
それにしても最高のモフモフ具合だった!またお願いしよう!
…………
「よし、これで後は奴らの動向を探るとするか…」
「お、おう……マジでカズマって悪知恵がやばいな…俺の小細工がマジで情けなく感じるわ…」
「そりゃ命懸けで小細工してきたからな?」
「俺も死んでるんだけどなぁ…」
俺とスバルは、ここであえて図書館に戻ってきている。黄河とフェリスがやられたことで、恐らくアイツラは学校の外に注目するだろう。そうなってしまえば後は容易い。街の探索なんて始めることになれば、諦めて帰るのが目に見える。
「でも、カズマは俺と違って、小細工だけじゃなくて剣も強いじゃんか……ユリウスの剣をへし折るって本気で憧れるよ。やっぱり戦ってきたからなのかな…」
「あぁ、未来を見通すスキルと因果逆転の必中スキル使って、この鍛冶用ハンマーで材料に分解した。俺これでも鍛冶もエンチャントも最高レベルだからな。そんで、精神が砕ければスリープで簡単に寝ると言うわけだな!」
「……え?じゃああの話は?!」
「感情的になると動きが読みやすくなるだろ?いやぁ、本当に分かりやすいタイプで助かるわぁ!小細工に簡単に引っ掛かるタイプだよな!」
「………お、俺があんなにボコボコにやられたのに……ちょっとカズマに憧れたのに…俺の感動を返せ!この卑怯者!」
「いや俺最初から引っ掛けやすいって言ったじゃん!なんでそんな文句言われてんの?!」
それに、そんな勝手に感動されても困る!
「いや本当に素晴らしいね!サトウカズマは本当にボクの予想を軽々と超えてくれる!」
「ようエキドナ。俺の記憶を読んだって言うから、なんとなく来るとは思ってたぜ?実力行使はこれで終わりか?」
「そんな訳がないだろう?今日のところはここまでだけど、まだまだボクは諦めない。これからも君には執着させて貰うつもりさ…」
だろうな。これで諦めるなら簡単でいいが、こうなることはもう予測済みだ。
「そうかよ。でも残念だけどこれで終わりだ。見せてやるよ!お前じゃ届かない世界って奴をな!」
「君は一体なにを…はっ?!」
俺達の後ろに展開される光の門。放課後になって1時間と少し、ここから最寄りの警察署までが大体1時間だから、そろそろ来ると思ってたぜ!俺を覗いていた大先輩がな!
「はぁ、今度は魔女ですか…カズマさんは本当に人外にはモテるんですね…」
「そう言うなよエリス……俺も好きで変人にモテてないぞ?」
前回一組にクリスが居たのだから、来ているのは分かっていた。しかし、天使が捕まったのであれば迎えに行かねばならない。本当に、あの馬鹿さえ居なければこんな面倒なことにはならなかったのに……
「さて、スバルとエキドナに最初に紹介するよ。俺の妻…そして幸運の女神エリスだ」
「はい。お願いします」
「か、カズマ結婚してたのかよ?!」
「おう、と言うか誰も左手の薬指に何も言わねぇから凹んだぞ?」
「いや、気付いてたんだけどさ…たちの悪い冗談だなって…」
あれぇ?!
「ははは!女神だからと何だというのさ!それはボクの興味を引く一因でしかない!それなら君の記憶も読ませて貰うだけさ!」
「おっと、見るなら覚悟しろよ?エリスは俺が……」
「莫大な知識が目の前にあるんだ!ボクが止まるはずがない!さぁ、見せてくれ!君の知る世界を…」
……本気で抱いた女だぜ?
「…〜〜っ!!」
バタンッ!
「やっぱり堕ちたか……お前じゃ耐えられないと思ったぜ…」
※全く格好いい事はしていません。強制AV鑑賞です。
「う、嘘だろ?!あのエキドナを倒しちまったのか?!」
「あぁ、これで当分は絡んでこねぇよ…」
多分、中学時代に初めて無修正の洋物見ちゃった俺くらいのショックを受けただろうからな…
「え?あの、私一応カズマさんを助けに来たんですけど……何もしてないのですが……」
「おう、助けられたよ。愛する女の力でな?」
「そ、それなら良いんですけど……」
うん、理由は言いませんけど!
「さて、一緒に下校するついでに皆に自慢するとしようか!世界一の嫁をな!」
「ちょっと待て!エリスさんは美人だけどな!エミリアたんが世界一だ!」
「それ、結婚してから言えよな!」
「おう!もう直ぐだからな!」
こうして、俺とエリスの関係を知った皆は、俺の所有スキルだけで俺を責める事は無くなった。これほど本気で愛しているなら、誰かを襲う必要は無いと理解してくれたらしい。これで一件落着。これで俺は理想とした学生生活を歩めるのだ。
なんて思っていたのだが……
「どうなってるんですかカズマさん!私、女神なのに!多彩なスキルで毎晩お楽しみのドスケベ女って噂されてるんですけど?!もうエリスの姿で学校行けないんですけど?!」
残念ながら、甘酸っぱい学生生活は歩めそうになかった。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
ユリウスごめん。名前でもう思い付いちゃったからやられ役です。
これで何となくやりたいことはやりました。ちょうどネタが付きたので、またアクセルの日常に戻ろうか、もう少しだけ異世カルしようかは思いつくままに…
またお暇な時に、お付き合いください。