※この作品はR-18です。

魔法科高校の劣等生~~転生魔王の色欲覇道~~   作:グルジオ

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今回は途中雫が内心でほのかのエッチなところを晒します。


一科の授業 初日

 暴走しかかった事を恥ずかしく思った深雪だったが、達也に慰めてもらったおかげで一高前に着くまでには立ち直っていた。

 

 

 

「それじゃあ深雪、俺はこっちだから」

 

 

 

「はい、お兄様」

 

 

 

 

 校門で一科と二科に別れてる為に、達也とは此処から別行動になるのだ。

 

 

 

(せっかくお兄様と同じ学校に通ってるのに、校門から何から全て別だなんて……寂しいです)

 

一科と二科との区別は仕方ないにしても、何も校門まで別にしなくても良いではないかと思う。

 

「深雪」

 

達也がそう呼び掛け、深雪が多少俯いていた顔を上げると───。

 

 

 「んむっ……!」

 

 

顎を軽く持ち上げられたと思うと自らの唇を達也の唇で塞がれ、一瞬身体を震わせるも……。

 

 

「んっ、ふぅ……ん……」

 

 

直ぐに身体から力が抜けていき、達也に身を寄り添わせる。そしてそれを優しく受け止める達也。

 

 

「っ、お兄様……」

 

 

「また後でな」

 

 

そう言って深雪の唇を親指で軽く一撫でして微笑む達也。

  

 

「はいっ、お兄様!」

 

 

花が咲き誇るような美しい笑顔でそう返事をする深雪。

 

 

 

(1-A、此処ね)

 

 

 

 あの後、自分のクラスを見つけ教室に入る深雪。その姿を見てガッツポーズする生徒と、露骨にガッカリする生徒の姿が見られた。前者は同じクラスである事を喜び、後者はクラスが別でへこんでいるのだ。

 

 

 

「おはようございます」

 

 

 

 

 

 クラスに入り挨拶と礼をする深雪。礼儀作法を叩き込まれているのでこれくらいは当たり前なのだが、周りに与える影響は少なくなかった。

 

 

 

「新入生総代の司波さんだ」

 

 

 

「やっぱりこのクラスだったんだ」

 

 

 

「あの優雅さ、まさに花冠(ブルーム)の名に相応しい」

 

 

 

 

 

 周りが騒がしくなったのにも目もくれず、深雪は自分の席に向かった。

 

 

 

(あそこね)

 

 

 

「ぷぎゃ!」

 

 

 

「?」

 

 

 

 

 席に向かっていたら、目の前に誰かが倒れこんできた。

 

 

 

「おいあれ、大丈夫か……」

 

 

 

「A組にあんな阿呆が居るなんて……」

 

 

 

 

 周りがざわつきだし、こけた女子も泣きそうな雰囲気になっている……

 

 

 

「大丈夫ですか?」

 

 

 

「は、はい……ありがとう司波さん」

 

 

 

「どういたしまして……えっと?」

 

 

 

「光井です。光井ほのかです」

 

 

 

「司波深雪です。光井さん、仲良くしてくださいね」

 

 

 

「は、はい!」

 

 

 

 

 

 少し興奮気味な彼女に、深雪は苦笑いを浮かべたくなったが、日頃から被っている猫の皮で表面には現さなかった。

 

 

 

「すみません司波さん。この子ちょっとおっちょこちょいで」

 

 

 

「雫!」

 

 

「えっと此方は?」

 

 

 

「北山雫です。お名前はかねがね……ほのかがファンなんです」

 

 

 

「ちょっと!」

 

 

 

「えっと、何処かでお会いしましたっけ?」

 

 

 

「試験会場で一目惚れしたとか」

 

 

 

「余計な事言わないでよ!」

 

 

 

 二人のやり取りを見て、とても仲が良いんだなと感じた深雪は、この二人となら仲良くやって行けるかもしれないと思ったのだった。

 

 

~~side 雫~~

 

 

ほのかが何か言ってるけど気にしない。司波さんに見惚れてたのは本当なんだろうし。でも、そういう意味で一目惚れした人が本当にいる───目の前にいる司波さんのお兄さんだ。入試の時にその人の使う無駄の無い綺麗な魔法に相当惹かれたみたい。それで、どうもその後からほのかは───自慰行為に溺れ始めている。どうやらその人のことを考えると身体が火照るらしい。

 

入試の時から凡そ一月以上、ほのかは主に自室なんかで頻繁に自分の火照った身体を慰めるようになった。連絡した時、丁度お楽しみの最中だったらしく話す声に熱が籠っていたのは中々忘れられそうにない。途中、そういうの(喘ぎ声)も混じってたし。

 

 

昨日司波さんがお兄さんといるのを見てお兄さんが二科生だってことを知ってほのかは戸惑っていたけど、今は落ち着いている。それにどうもただの二科生とは思えないって言ってる……所謂女の勘らしい。まあ、私もあの人は何か他の人とは違う感じがするけど……。

 

 

─────────────────────

 

 

オリエンテーションで指導教官の百舌谷教官の話を聞き、授業見学の為に移動しようと深雪が立ち上がろうとしたら──

 

 

「司波さんはどちらを回る予定ですか?」

 

 

 

──男子生徒が話しかけてきた。

 

 

 

「私は先生について……」

 

 

 

「奇遇ですね! 僕もなんです! やはり一科生なら補欠と一緒に工作なんて見てられませんよね!」

 

 

 

 

 

 馴れ馴れしく話しかけてくるだけでも不快なのに、あろう事かこの男子は二科生を見下している……つまり達也を見下しているのと同義だ。

 

 

 

「それじゃあ急いで集合場所に行かないといけませんね!」

 

 

 

「そ、そうね」

 

 

 

 ほのかが割り込んでくれたおかげで目の前の男子生徒を氷漬けにせずに済んだ。深雪はその事にホッとしながらほのかについて行った。

 

 

背後で深雪に話しかけた男子が慰められる声を聞きながら、深雪は廊下に行ってしまう。二科生を馬鹿にした時点で、彼が深雪と仲良くなる道は閉ざされてるとも知らずに、男子生徒はガックリと肩を落としたのだった。

 

 

 

 

「何だかゴメンなさい、割り込んだみたいで」

 

 

 

「良いのよ。如何やって断ろうか困ってたところだったので」

 

 

 

「そうだったんですか」

 

 

 

 結果的に深雪を助けた形になった事を、ほのかはとても喜んだ。出遅れたと思っていたのがこうして一緒に行動出来てるのだから嬉しさも一入なのだ。

 

 

 

「あら光井さん、その汚れ……」

 

 

 

「あ、これは……」

 

  

 

 さっき派手に転んだ所為で制服が汚れている。ほのかは愛想笑いで誤魔化そうとしたが、深雪の行動の方が早かった。

 

 

 

「司波さん、これって……」

 

 

 

「内緒にしておいてくださいね」

 

 

 

 CAD無しで魔法を行使し、綺麗さっぱりと汚れを落としてしまった深雪を見て、ほのかは関心と憧れの眼差しを深雪に向けた。一方雫は、驚きと疑念の篭った眼差しを深雪に向けていた。

 

 

 

「北山さん?」

 

 

 

「何?」

 

 

 

「いえ、そんなに見られると恥ずかしいわ」

 

 

 

「そう? 司波さんなら見られるのに慣れてると思ってた」

 

 

 

 感情の読めない声でそう言われ、深雪は愛想笑いで会話を終わらせた。どうも相手し辛いのだ。

 

 自分に憧れているほのかと、自分を疑っているような気がする雫と共に、深雪は演習場に到着した。演習を見学している時に、百舌谷教官から質問があり、それに答えようとさっきの男子生徒が手を上げた。

 

 

「じゃあ森崎君、説明してください」

 

 

 如何やらあの男子生徒は森崎と言うらしい。しかし当然それ以上の興味は、深雪の中に涌いてこなかった。それどころか彼の説明は百舌谷教官が満足するまでには行かなかった。

 

 

 

「司波さんは如何ですか?」

 

 

 

 森崎では力不足だと言わんばかりに、百舌谷は深雪に質問する。

 

 

 

「放出系統魔法は素粒子及び複合粒子の運動と相互作用に干渉する魔法です」

 

 

 

 

 深雪の答えに満足そうに頷く百舌谷教官。始めから深雪なら分かると思って指名したのだろう。

 

 

 

「それではこれより昼の休憩に入ります。午後の見学は13時20分からです」

 

 

 そう言って百舌谷は居なくなり、深雪の周りには彼女と一緒に昼食を摂ろうとするクラスメイトの人垣が出来上がった。

 

 ほのかや雫もその人垣に巻き込まれ、迷惑そうに抜け出そうと身体を捻っているが、男子も女子もそんな二人の事など気にせずに深雪に群がっている。

 

 

 

「い、痛い……」

 

 

 

「ちょっと退いてください……」

 

 

 

 雫とほのかの苦痛の声が聞こえたのか、深雪は自分が移動する事で二人を助ける事にした。その行動が周りの男女たちからは、昼を共に過ごしてくれる事を承諾してもらったと勝手に思い込まれてたのだが、深雪にはそのつもりは無かったのだった。

 

 

 

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