※この作品はR-18です。

詰みシコRの寝室   作:百男合

6 / 19
 ホワイトデー記念。バレンタイン編から続いてたりします。


【風ルート「恋人に送る未来の幸せ」】

 3月に入りしばらくたったある日。勇者部に喜ばしい知らせが舞い込んだ。

「「「「風先輩、高校受験合格おめでとうございます!!」」」」

 友奈、東郷、銀、そして恋人の丹羽の言葉に風は照れ臭そうにする。

「ありがとう、みんな。おかげさまで推薦も一般の入試も無事合格することができた。それもこれもアタシがいない間も安心して勇者部を任せられたみんながいたからよ」

 風の言葉に勇者部メンバーは笑顔を返す。

「特に夏凜、樹から聞いたわよー。アタシがいないぶん頑張ってくれたみたいじゃないの。最初は仕方なくとか言ってたのにこのこのー」

「ちょ、やめなさいよ! あたしはただ中途半端なのは嫌だっただけよ!」

 うりうりとひじで脇腹をぐりぐりする風に夏凛が顔を真っ赤にして言う。口ではああいっているがまんざらではなさそうだ。

「ふうにぼキテマスワー」

「ビュォオオオオオ!」

「ほら、あんたが不用意に近づくからあの百合厨どもが元気になっちゃったじゃない」

「あはは」

 百合イチャを見て通常運転の丹羽と園子に樹が苦笑いする。

「乃木もアタシの家庭教師してくれてありがと。なんか一般入試のほうアンタがヤマ張った部分が怖いくらい出たんだけど…偶然よね?」

 風の発言に全員が園子を注目する。それに「偶然なんよー」と笑顔で園子が言う。

「えっと、事前に問題用紙を取り寄せたりとか…不正してないわよね?」

「そんなことしないよー。失礼な」

 プンプンと怒る園子に、「いや、お前ならそのくらいやりかねないだろ」と銀が冷静に指摘する。

 どうやら本当に偶然ヤマが当たっただけらしい。大赦や学校側が気を利かせたということはないようだ。

「で、どうするんですか風先輩。推薦と一般で受かった学校。どちらに入学を?」

「うん。いろいろ考えたんだけどね」

 東郷の言葉に風は勇者部の皆を見渡し言う。

「推薦で受かった高校に入学するつもり。アタシがやりたかったこともできそうだし、それにここから近いからいつでも部室に来れるわよ!」

「わー。高校に行っても遊びに来てくれるんですか? やったー!」

「あんた、終身名誉部長として居座るって話本気だったの?」

 風の言葉に無邪気に喜ぶ友奈と呆れるように言う夏凜。しかしその顔はどこか嬉しそうだ。

「じゃあ、今日はアタシの合格祝いでかめ屋に行くわよー! みんな、好きなうどん1杯奢ってあげるわ!」

「わーい」と無邪気に喜ぶグループと「いや、かめ屋にはいつも行ってるでしょ」と冷静にツッコむ夏凜と東郷。

 勇者部は今日も平和だった。

 

 

 

 3月13日、14日は土曜と日曜日で讃州中学はお休みである。

 樹も夏凜のマンションに遊びに行き、その日犬吠埼家には風と丹羽の2人きりだった。

「明日のホワイトデー。どうしようか?」

 背後から自分を抱きしめて椅子のようになっている丹羽に視線をテレビに向けたまま、風は問いかける。

 今日は朝から2人そろって犬吠埼家でのんびりしていた。

 受験勉強中はイチャイチャ禁止ついでにエッチなことも禁止だったので、風は受験が終わってからは暇さえあると丹羽にくっついている。

 無論樹や勇者部メンバーのいない時に限って、という制約付きだが他の面々にはもうバレバレだったりした。

「そうですね。映画館に映画を見に行きましょうか? 久しぶりにデートなんてどうです?」

 愛しい恋人を胸に抱きながら、丹羽は風に提案する。

 考えてみれば風の受験と重なり正月からデートらしいデートをした覚えがなかった。たまには普通の恋人同士のようにエッチなことなしで遊びに行くのもいいかもしれない。

「映画…いいわね。今何が公開されてるっけ?」

「少年漫画のアニメ化作品が興行収入トップらしいですよ。あとは…まあ、ホラーが多めですね」

 スマホで公開されている映画の内容を調べながら言うと風は「うーん」とどこか思案顔だ。

 嫌ではない。だがあまり気は進まない。そんなところだろう。

 かといえレジャー施設で遊ぶには少し気温が低い。遊んでいるうちに暖かくなるかもしれないが、できることなら恋人と一緒にくっついていたい。

 というか、むしろ今下半身を突っ込んでいるこたつから出たくないというのが本音だ。

「丹羽が何か計画してるんじゃなければ、アタシは連休中部屋でのんびり2人きりでいたいかな。こっちのほうもご無沙汰だったし」

 スススっと風の指先が丹羽の股間に触れる。背中に当たる丹羽の胸がびくっ、とわかりやすいくらい反応するのがわかった。

「ごめんね、ずっとがまんさせて。でも、アタシもがまんしてたんだからね?」

 股間を指でなぞるように弄ってから、太ももを手のひらで撫でまわす。

 丹羽を見つめる潤んだ瞳はすっかり発情していた。

「ねえ、明吾。シよ♡ 樹も気を利かせて2人きりにしてくれたんだし……ね?」

 熱いまなざしに誘うような口ぶり。

 この人は本当にエッチなことが好きなんだなぁと丹羽は内心呆れるとともに嬉しくもある。

 そういう行為が嫌いな男はいない。ましてやそれが好きな相手からのお誘いならなおさらだ。

「んっ」

 丹羽の唇と風の唇が触れる。

 口の中は驚くほど暖かく、心地よい。久しぶりの口づけに2人は溺れた。

 唇が離れたのは15分ほど経った後。たっぷりと互いの口内をむさぼり息が上がった2人は、そのままことに及ぼうとして…いかん! と丹羽は思い直した。

 このままではバレンタインデーの二の舞だ。エッチするだけで休日がつぶれる。

「風、やっぱりデートしましょう。このままだと2日間エッチするだけの休日になる!」

 突然の丹羽の発言に、発情モードだった風は冷や水を掛けられた気分だ。つい不満そうな口ぶりになってしまう。

「アタシとしてはそれでもいいんだけど。というか、バレンタインデーの日以来そういうことしてないし。いいじゃない」

「よくないです! このままだとただれた生活で風の将来的にもよくない! というわけで、やっぱり遊びに行きましょう!」

 そうと決まれば即行動と丹羽は着替えのため隣の自分の部屋へと戻っていった。犬吠埼家のリビングにはポツンと風だけが残される。

「明吾の馬鹿。アタシのことを考えてくれるのはいいけど、アタシがしてほしいことも察してよ」

 この火照った身体と甘い疼きをどうしたものか。不満に思いながらも風は部屋着からデート用の服に着替えるのだった。

 

 

 

 その後丹羽と共に外に繰り出した風。最初は不機嫌そうだったが映画館で映画を見終わった後にはすっかり機嫌もよくなっていた。

「うう、煉獄さんが…煉獄さんがぁ…」

「面白かったですね。俺はアニメも見てたけど、初見の人でも楽しめるように構成されてて」

「今度樹と夏凜連れてまた見に来るわ。勇者部の皆も」

 少年漫画の王道ストーリーは風の心にドンピシャだったらしい。映画が終わっても感動しきりだ。

「動画配布サービスでテレビ放送のアニメ版無料で1話から見られますよ。帰ったら見ましょうか?」

「うん、見る!」

 すっかり作品にハマってしまった風に勧めてみると力強くうなずかれる。どうやら今日帰ってからの予定が決まったらしい。

 時間を見ると午後4時。このまま帰ってもいいがせっかく遠出をしたのだからもう少し遊んでいきたいというのが本音だ。

「ね、次は服見に行きましょ。アンタが着てほしい服、特別に何でも1着着てあげるわよ、明日ホワイトデーだし」

「ん? 今なんでもって言ったよね?」

 思わず聞き返す丹羽の圧力に若干引きながらもうなずく風。それに丹羽はにっこりと笑った。

 さっそくアウトレットモールにつき、風がいつものように服を選ぼうとすると丹羽がそれを止める。

「風、たまには違うお店に行ってみませんか?」

 丹羽の言葉に珍しいこともあるものだと思いながらも悪い気はしなかった風はうなずき、丹羽に案内されるままに任せた。

 そしてたどり着いた先は、予想を上回るものだった。

「こ、ここって」

 目の前に埋め尽くされるフリル地獄。きゃわいいを濃縮したような恰好。

 そう、ここはフリフリのかわいい衣装。いわゆるピンクハウス系やゴシック系などの衣装の専門店。

 風が普段着ているカジュアルな服とは正反対の衣装が並ぶ店だったのだ。

「み、明吾? ここはやめない? ほら、こういうの向き不向きとかあるし」

「なんでも着るって言ったじゃないですか。いいからいいから」

 恋人に背中を押され、風は半ば強制的に入店させられる。

 店内は意外なことに綺麗に整頓されていて服でごちゃついていない。衣装はいつも風が選ぶようなハンガーにかかって展示されているのではなく梱包されてショーケースに陳列されていた。

 店先に飾られていたのはあくまで展示用だったらしい。女性の店員を呼んだ丹羽は風を突き出す。

「この娘に似合う妖精系の甘ロリを。小物、帽子とかのアイテムはマシマシで。あ、髪のセットサービスもしてくれるんですか? じゃあそれもお願いします。色は似合いそうなのをお任せで」

「かしこまりました。どうぞお嬢様のお着替えが終わるまで、こちらの席でお待ちください」

「ちょ、明吾ー!」

「いってらっしゃい。楽しんできてくださいね」

 あれよあれよという間に数人の店員に促され、風は服をあてがわれたり髪のセットをされたりと目まぐるしく変化する。

「これが…アタシ?」

 10分後。そこには不思議の国のアリスから抜け出したような衣装の風がいた。

 ツインテールだった髪はゆるい三つ編みにまとめられ、それを彩るように黄色い花飾りと帽子がまるで咲いた花のようだ。

 白とライトイエローを基調としたゴシック服にはふんだんにフリルがあしらわれ、スカートもふんわりと膨らんでいる。

 白いタイツに編み上げブーツ。ハートをあしらったフリルのついたホワイトグローブなど、普段の風の着る服からは想像できない。

「イイヨイイヨー! 風先輩、めっちゃくちゃカワイイヨー!」

 見ると恋人の丹羽が興奮した様子でほめながらあらゆる角度からスマホで撮影している。お店の人は苦笑いだ。

 恥ずかしい。これじゃまるでバカップルじゃない。

 動きづらい服なので下手に抵抗もできずされるがままの風。それにこんな衆人環視の中でイチャつくなんて初めてだ。

 後で覚えてなさいよと思いながらも何気なく自分の着ている服の値段を見た風は目を見開いた。

 え、高っ⁉

 すごい値段だ。これ1着でいつもアタシが選んでる服10着は買えるんだけど?

 こんな洗濯しにくそうで着るのも大変そうなのに。丹羽がこの店に入らなかったら一生着ることはなかっただろう。

 まあ、その丹羽も風の普段見られない格好に大満足なようだ。「次はイチゴ柄のロリゴシ着てみましょう!」とか鼻息荒く言っているが聞こえない聞こえない。

 しかしその後、風の願いもむなしく風は丹羽の着せ替え人形にされた。お店のサービスで丹羽が撮ったものとは別に写真を撮影してもらったが、どれも自分ではないようだ。

 着た衣装全てを丹羽が買おうとしたのは全力で阻止した。1着でも目が飛び出る値段なのにこいつは何を考えているんだか。

 懇願され、土下座までされたので最初の1着だけはホワイトデーのプレゼントということで受け取っておいた。

 これでご飯何食分つくれるんだろうなーと考えてしまう自分の庶民感覚が憎い。

 丹羽が精算しているのを見ながら風は元の服に着替えるために試着室に入った。着る時はもちろん脱ぐ時も人の手を借りなければいけないタイプの服なので、今は店員さんが入ってくるのを待っている。

「お待たせしました。風」

「ちょ、明吾?!」

 試着室に入って来た恋人に思わず仰天した。てっきり女性の店員さんが来ると思っていただけに、彼が来たのは予想外だったのだ。

「店員さんにはそのまま着て帰るって言ってあるから大丈夫です。それより」

 すっ、と胸の谷間に丹羽の手がつっこまれる。なにするの! と声を上げようとして、口元に指をあてた丹羽の顔に驚く。

「お昼の続き、しましょうか? お互い中途半端だったし」

 いやいやいや、と風は内心で首を必死に振る。

 こいつ、何を考えているのか。ここはお店の試着室。自室や部室ではないんだぞ。

 だがそう言おうとして風は自分の胸が高鳴っているのを感じた。

 ドクンドクンと未知の感覚に期待するような甘い疼き。そして、誰かが近くにいるという緊張感。

(やばい)

 いけないとわかっている。止めなくては駄目だとわかっている。

 だが、丹羽のすべてを見透かしたような瞳に屈服してしまう。気が付けば風は自分から丹羽の唇にむしゃぶりついていた。

「んっ…ちゅっ、ちゅるっ♡ んむ……んんっ♡」

 痛いくらいに早まる心臓の上、左胸を丹羽の手が焦らすように弄る。

 本当はもっと乱暴に弄ってほしい。この服をビリビリに引き裂いて力任せに犯してほしい。

 だが、そんなことをすればすぐここにいる店員さんにバレてしまうだろう。風はなるべく声を出さないようにしながら丹羽が与えてくれる快感に翻弄されていく。

「反応、すごくいいですね。ずっと期待してたんですか?」

 意地悪く言う丹羽に、風はそっぽを向いて知らないという態度をとる。

 確かに今日はいつも以上に感じている自覚がある。キスと胸をちょっと弄られただけでこんなに感じるなんて、ちょっと異常だ。

 丹羽は風の顔を上げさせ、両手で風の胸を揉みしだく。そのたびに漏れそうになる声を必死に抑えながら、熱い口づけを交わしあう。

「んっ♡ はむん♡ ……じゅっ♡ んふっ⁉ ふぅん♡ んん……やぁ、そこぉ♡」

 乳首をカリカリと爪で引っ掻くように弄られ、たまらず甘い声が漏れる。それをわかっているといわんばかりに丹羽は責めを続けた。

「んんっ⁉ 馬鹿っ♡ はぁっ…♡ こんなところでぇ♡ 誰かにバレたらぁ♡」

「風、下、弄るよ。腰上げて」

 自分の訴えを無視する丹羽に少し腹が立ったが身体はもっともっと快感が欲しいとすでに腰を浮かしている。

「はぁ……んんぅっ♡」

 ショーツをなぞるように丹羽の指が動く。焦らすつもりだ。

 なかなか指を挿入してくれない丹羽を風がにらむ。それに笑顔を返し、丹羽は、耳元でささやいた。

「挿入れますよ」

「くひぃん♡」

 思わず出た高い声に、慌てて口元を押さえる。

 誰かに聞こえなかっただろうか。ドキドキと心臓の音がうるさい。

「お客さま? どうかされましたか?」

 女性店員の声に思わず風の背中に冷たいものが走る。

 ヤバい、バレた。お店の試着室で変態エッチするカップルだって。もうこのお店…というか、この近くのお店来れないかも。

「すみません。俺が着替えさせてる途中背中に触ったら彼女びっくりしちゃって」

 心臓が早鐘のようになる中、風の代わりに丹羽が答える。

「大丈夫ですか? 構造がわかりにくい服ですからわたくしどもがお手伝いを」

「あ、大丈夫です。すぐ、イきますから」

 と同時に丹羽の指のピストンが早くなってきた。もう片方の手で陰核を弄るのも忘れない。

 両手を使った責めに風は自分の声が漏れないようにするので必死だ。心臓の音が耳の奥で聞こえるほど早くなり、冷や汗は止まらない。

「っ~~♡♡♡ ~~~っ♡♡♡ ~~~ぅっ♡♡♡」

 絶頂した。それも連続で。

 ガクガクと足が震える。体重を丹羽に預け、濡れた瞳で荒い息を吐く。

 なにこれ、気持ち良すぎる。

 そんな風の内心がわかっているのか、丹羽は意地悪く風の耳元でささやく。

「本当に、すぐイっちゃいましたね。風」

 その言葉に呆然として丹羽を見つめる。瞳には期待の色があった。

「それではお困りのことがあればお気軽に声をおかけください。何かあればすぐ駆け付けますので」

 言葉と共に店員が去っていく足音。それと共に丹羽がジッパーを下ろす音が試着室に響き、風は誰に言われたわけでもないのに壁に手を突き尻を突き出していた。

 ゴシック服とセットで買ったヒラヒラの装飾が多い下着をずらし、壁から手を離した左手で膣穴を広げる。

 挿入してほしい。

 口には出さずに伝えた意思を、恋人は正確に理解してくれた。

「……くぅん♡♡♡⁉」

 風の膣穴に丹羽のペ〇スが挿入される。

 服を汚さないようにとの配慮なのか、浅い部分を探るようにいろいろな方向に突いてくる。

「っ♡ ふぅん♡ んくっ♡♡♡ はぁ♡ んっ♡ んふっ♡」

 違う、そうじゃない。

 もっと深くを突いてほしい。

 丹羽のぺ〇スでいつものように情け容赦なく、ごりごりと膣穴を削って気持ちいいところを引っ掻いてほしいのに。

 どうして意地悪するの? と風は恋人に視線で問いかける。それに丹羽は風の目の前にある鏡を指差した。

「見て、風。今の自分の顔。すっごくえろい」

 言葉に鏡を見るとそこには花の妖精のような恰好をした少女がその容姿に似合わぬ淫靡な顔で頬を上気させている。

 それが自分の顔だと風が気付くのに、少し時間がかかった。それほどまでに普段の自分とは違っていたからだ。

 まるで雄を誘う花園に集う淫らな妖精。男根中毒の淫売がペ〇スが欲しいために媚びている発情顔。

 それを自覚した途端、風の顔が真っ赤になる。

 自分は普段、こんな顔で丹羽とセッ〇スをしていたのか。

「くひぃいいいいいん⁉」

 そう思った瞬間、丹羽のぺ〇スが不意打ちで最奥まで侵入してきた。

 急いで口をあいた右手で塞がなければ絶叫が部屋中に響いていただろう。だが、その緊迫感すら快感に変わっていく。

 駄目だ。これ、ヤバい。

 容赦なく腰をつかみ自分を犯す恋人が鏡越しに悪魔のように見える。

 それに犯されている女の幸せそうなとろけ顔。洗面台でいつも見ているはずのその顔はぺ〇スに屈服し、得られる快感のために必死に自分も腰を振っているメスそのものだ。

 もっと、もっと犯して。もっと無茶苦茶に壊して!

「んっひゅぅ⁉ ふっ♡ ふっ♡ むねぇ♡♡♡ もっと強く揉んでぇ♡♡♡」

 腰を振りながら両手を服に突っ込み、乱暴に胸をもむ丹羽にもっともっととねだる。

 もう人にバレるかもしれないという考えは頭から消えていた。ただもっともっと快感が欲しい。

「もっとぉ♡♡♡ もっとぉ♡♡♡ 腰パンパン♡ パンパンパンってぇ♡♡♡ アタシのほしがり穴に明吾の頂戴ぃ♡♡♡ チ〇コ好きのメス顔女にお仕置きしてぇ♡♡♡♡♡」

 1か月ご無沙汰だったこともあり、丹羽自身にも限界は迫っていた。いつもはもうちょっと長持ちするのにきゅうきゅうに締め付けてくる風の膣肉に暴発寸前だ。

「ぐっ、射精しますよ。どこがいいですか?」

「膣内ぁ♡♡♡ 膣内じゃないといやぁ♡♡♡ あっつい明吾のオチ〇ポ汁ぅ♡♡♡ アタシの膣内に飲ませてぇ♡♡♡♡♡」

 言葉と共に風の膣穴が締め付けるように痙攣し、丹羽からくぐもった声が漏れる。

「あぁあああああ! あっつぅい♡♡♡♡♡ 明吾の一か月ぶり射精ぇ…♡♡♡ おいしいおいしいってアタシの子宮がごくごく飲んでるぅ♡♡♡」

 鏡に映った少女は幸せそうに注がれる白濁液に顔をとろけさせている。

 その姿はまさにメスそのものだった。

「はぁ♡ はぁ♡ …はぁひっ♡⁉ はっへ♡ あっへ♡ 明吾ぉ? 射精してるのに♡♡♡ 腰ぃ…止まんない♡♡♡♡♡」

 丹羽は射精中であろうと関係なく風の膣内を犯す。パンッパンッパンッと肉を打つ音と水音が試着室に響く。

 1回射精して落ち着くかと思ったら逆にスイッチが入ったらしい。丹羽は黙々と腰を動かしさらに奥へ奥へとペ〇スを送り込んでくる。

(ヤバい。気持ちいい。じゃなくて、これはさすがにバレる!? 止めないと。でも気持ちよくて)

 快感と人に見つかるのではないかという緊張感が風の頭の中でぐるぐるして大混乱状態となっていた。

(とりあえず明吾に腰振るのをやめるように言わないと……って、アタシが腰動かしてるじゃない!? でも気持ちいいし、しょうがないじゃない! 1ヶ月もご無沙汰だったんだから)

 混乱と快感から、次第に思考は自分たちの行為を正当化させるものになっていく。

 公共の場所ともいえる服屋の更衣室で性交渉をする自分たちが明らかに悪いのだが、いつの間にか風の頭の中ではここでエッチをする正当な理由を何とかひねり出そうとしていた。

(部長のアタシには…ううん、恋人のアタシには明吾が他の女の子に手を出さないように監督する義務があるのよ。そう、こんなお゛ほぉおおおおお⁉ 極悪チ〇ポ来たぁあああああ! 膣内ごりゅごりゅ削ってイイ所滅多打ちにする情け容赦ないピストン! アタシを気持ちいいところに連れてってくれる明吾のぉおおお♡♡♡♡♡)

 口はすでに両手で押さえなくてはならないほど嬌声が内からあふれてきている。それを見て楽しそうに後ろから犯してきている恋人は意地悪だと思う。

 そしてそれにこんなエッチな顔をしてもっとすごい責めを待ち望んでいる自分は、きっとそれ以上の変態だ。

(こんなの、他の子に教えちゃ絶対ダメぇ♡♡♡ 1回エッチしたらもう離れられなくなっちゃうからぁ♡♡♡ アタシだけ♡ アタシだけのおチ〇ポ♡♡♡ 明吾はアタシだけのものなんだから♡♡♡♡♡!)

 丹羽が突く速度を上げた。限界が近いのだろう。

 それに合わせて風も自分から腰を動かしさらに奥へ奥へと丹羽のペ〇スを導く。生物としての本能がそうさせるのか、メスとしての才能がそうさせるのかは不明だが。

(絶対、絶対他の子には渡さない! アタシのぉ♡ 明吾はアタシだけの恋人なんだからぁ♡ 早く、はぁく♡♡♡ あっついお汁また頂戴ぃ♡♡♡♡♡)

 ギシギシと更衣室が揺れる。それを不審に思ったのか、次の瞬間かかった声に風は心臓が一瞬止まった。

「お客様?」

 女性店員だ。

 行為に夢中になっていて風はすっかり忘れていた。ここが服屋の試着室だということを。

 心配する声音。丹羽は気付いていない。

 鏡越しにカーテンに手がかかったのがわかった。まずい、何とかしなくては。

 こんな現場見られたら、言い訳できない。最悪、讃州中学にも連絡が届き、勇者部の皆にも迷惑かけるかも。

 ああ、でも。

 その恐怖や破滅的な想像すらも風を快感へと追いやる。

 異常な状況。窮地に陥った心理。うるさい心臓。すべてを失いかねない現実。

 そのすべてが、犬吠埼風が堕ちるためのスパイスだった。

「~~~っ♡♡♡♡♡」

 絶頂。丹羽の放つ精液を最後まで絞りつくさんと、痛いくらい膣壁が収縮する。

 その日、犬吠埼風は頭が真っ白になるほどの快感に意識を失ったのだった。

 

 

 

「で、言い訳を聞こうじゃないの」

 帰宅後。夕食を食べ終えた2人はそろって風呂に入っていた。

 風呂といってもマンションのものなのでもちろん狭い。湯船も2人入ってギリギリといったところで身体を洗う場所も2人いれば狭く感じるほどだ。

 ということは自然と肌と肌が触れるほど2人はくっついている。抱きかかえられながらにらみつけてくる恋人に、あんまり怖くないんだけどなぁと思いながらも丹羽は言う。

「言い訳ってなんのですか? 服を結局2着買ったこと? それとも実は最初からああいう目的でお店に入ったことですか?」

 丹羽の言葉に「どっちもよ!」と風は返す。

 そう、あの後服屋の試着室で気絶した風を起こしたのは丹羽とその精霊のアカミネだった。

 なんでも最初から丹羽は風と試着室で事に及ぶつもりだったらしい。精霊のシズカとアカミネに頼み試着室の周囲に意識を向けさせない人避けの結界を作り、店員を遠ざけた。

 あの時聞いた店員の声はアカミネのものだったそうだ。彼女は自在に姿を変えられる能力を持っているらしい。

 そこで更衣室(試着室)で行為中だった2人が盛り上がるように女性店員に扮してアシストしてくれたそうだ。風が気絶するまで絶頂したのは想像の範囲外だったそうだが。

「もう駄目かと思ったわよ。学校にバレて勇者部の皆にも迷惑をかける。果ては合格取り消しになるんじゃないかとこっちはヒヤヒヤもんだったんだからね!」

「すみません。でも、なんだかんだ言って楽しんでましたよね? いつも以上に締め付けてたからわかりますよ」

 丹羽の言葉に風の顔が真っ赤になる。図星らしい。

 ちなみにお高い服を2着買ったのは迷惑料代わりだ。

 服もグシャグシャにしてしまったし、試着室もきれいに後始末してバレないようにちゃんと偽装工作しておいた。

 バレる心配はないが、そのまま服を返して何食わぬ顔で帰るのはさすがに良心がとがめたからだ。

「明吾~? アタシ、怒ってるんだけど」

 怒っているという割には口元はにやけている。それに一緒にお風呂に入っているし。

 女の子ってわかんないなと丹羽は首をひねる。言ってることとやってることがちぐはぐなことが多くてこちらは混乱してしまう。

 こういう時は話を逸らすに限る。丹羽はかねてより疑問に思っていたことを尋ねてみることにした。

「そういえばどうして推薦入試受けたのに一般で他の学校も受けたんですか? なにかその学校でやりたいことでも?」

 あからさまに話題を変えた丹羽にジト目を向けながらも、風は疑問に答えていく。

「一般で受けた学校には、在学中に資格が取れる制度があったのよ。学校説明会の時に詳しく聞いたの」

「なるほど。でもそれならなんでその学校にしなかったんですか?」

 丹羽がそう言うと風は丹羽の腕を掴んで自分を抱きしめるような格好にさせる。

「言わせる気? アンタと離れたくなかったからよ。それに、新天地に必要な勉強も別にあの学校じゃないとできないってわけじゃないしね。卒業するころには一通りできるようになってみせるわよ」

 風の言葉に丹羽は目を丸くした。

「え? ひょっとして…高校を卒業したら、新天地に行くつもりなんですか? 四国の大赦で働くんじゃなくて?」

「なによその意外そうな顔は。アンタもそのうち四国の外へ行くつもりなんでしょ? だったら恋人のアタシも一緒に行くに決まってるじゃない」

 なにを当たり前のことをというような言葉に、丹羽は気付けば風を力強く抱きしめていた。

「風、風、風! 大好きです! 愛してる! 好き好き!」

「ちょ、何よ急に。アタシも好きだけど」

 急に子供の用に全身で嬉しさを表す丹羽に面食らいながらも、風は手を取り恋人つなぎする。

「てっきり俺は犬吠埼さんと一緒に四国に残るんだと思ってて。まさか俺と一緒に四国を出ることまで考えていてくれたなんて」

「馬鹿ね。アタシはアンタの恋人なのよ。ずっと一緒に決まってるじゃない。それに3年間の間に樹には自活できるくらいの生活力は身に着けてもらうわ」

 少なくとも料理は丹羽のおかげで大分上達したし、あとは掃除洗濯さえマスターすれば自活できるだろう。

 丹羽がバーテックスであるとわかった時、考えたのはいつか彼が創造主である人型の元へ帰り四国以外の土地を再生する作業を手伝うために姿を消すのではないかということだった。

 そんなこと、自分が許さない。恋人になった以上、どこまでも追いかけてやる。

 丹羽が幸せにならない未来なんて許さない。それは風が幸せな未来につながっているからだ。

 自分は貪欲だから、こんなふうにデートした後一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったりという小さな幸せだけじゃ満足できない。

 そう思った風が尻を丹羽の股間に押し付けると、固いものが押し当てられる感触があった。

「あの、風? そんな風に動かれると」

「あれ? 元気になっちゃったの? 散々服屋でアタシのことをいじめてくれたのに」

「いや、風がそんな風にお尻押し付けてくるから俺だって」

 言い訳がましく言う丹羽の手を自分の胸に持っていき、風は小悪魔のような顔でほほ笑む。

「こんなに大きくしちゃったら、出られないわよねー。小さくするお手伝い、いる?」

 問いかける瞳はらんらんと輝き、獲物を捕食する肉食獣のようだ。

 いつの間にか湯船に沈んだ風の手が自身の玉袋をしっかり握るのに、丹羽は戦慄した。

「……よろしくお願いします」

「うんうん。やっぱり明吾はアタシが気持ちよくさせてあげないとダメねー」

 不機嫌フェイスから一気にウッキウキなご様子の風に、ああ、服屋の一件でエッチの主導権を奪われたみたいに思ったから不機嫌だったのかと丹羽は思い至る。

 と同時にかわいい人だなとより一層この年上の恋人に抱く想いは強くなった。

 

 

 

 ちなみにこの後、風呂場で3回。風呂上りに2回。寝る前に5回。翌朝3回。昼間までに5回。夕方までに8回。さらに就寝まで7回丹羽は風に絞りとられることになる。

 1ヶ月ぶりのエッチ解禁とはいえいつもの3倍以上に搾られた丹羽は月曜日カラカラの干物のようになり、逆に風の肌はツヤツヤで登校して勇者部全員にいろいろ察せられてしまう。

 さらにその後丹羽が撮った風のゴスロリや甘ロリ写真が勇者部全員に送られ、急なイメチェンに園子や他のメンバーに詰め寄られることになるのだが――それはまた別の話。




 バレンタインにものを受け取ったら3倍返しするのは基本。
シズカ『で、ポリネシアンセッ〇スの3倍搾り取られたわけか。ジブン』
丹羽「はい…」
ミロク『シズ先輩とアカミネをバーテックスとの戦いではなく自分の欲望のために使うなんて許されないわ。わかってるの?』
アカミネ『いいよレンち。私はご主人が私を頼ってくれて嬉しかったよー』
ミロク『まあ、アカミネがそういうなら…。ミロクたちは最後の方に人型からご主人に与えられた精霊だから、決して2人だけ活躍したのを拗ねているわけではないわ』
シズカ・アカミネ(あ、拗ねてるんだ)
丹羽「ミロクさんにも困ったことがあったら相談しますよ。頼りにしてます」
ミロク『フッ、当然ね。このなぜならミロクは天の道を行き、総てを司るのだから』
シズカ『ロック、それ元ネタのほうやでー。ま、今回の件は人型はんにも連絡しといたから。次ウチらに頼ることがあったら遠慮なく言ってな』
丹羽「了解です。……え、今なんて?」
(+皿+)『やあ』
丹羽「」(滝汗)
(+皿+)『まあ、話でもしようや』
 この後、私的目的で精霊を使ったことに関して滅茶苦茶説教された。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。