※この作品はR-18です。

詰みシコRの寝室   作:百男合

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※キャラ崩壊注意。


結城友奈は勇者であるバトルファックの章
BFS的「丹羽太郎」 樹編


 昔々あるところに…。ではなく神歴300年。岡山県南部の地帯をテラフォーミングしている人型のバーテックスがおりました。

 このバーテックスはいわゆる異世界転生者で、なんの因果かゆゆゆ世界に転生してしまいました。

 ただ、このバーテックスの知るゆゆゆ世界とこのゆゆゆ世界とは決定的な違いがあったのです。

「くっ、なぜこの世界はバトルファックシステムなんだっ⁉」

 声に怒りをにじませながら彼は言います。

 そう、この世界はいわゆるバトルファックシステム。通称BFSで戦う世界だったのです。

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 当然バーテックスを倒すのにもエッチな手段を使うので勇者たちは全員もれなく淫乱でした。

 特に三ノ輪銀ちゃんの最期の戦いのシーンである3体のバーテックスとの戦いは3穴を使った世紀の戦いならぬ性器の戦い。

 ラストの12星座そろい踏みの園子の乱交は花びら大回転で、満開ならぬマン開を20回以上繰り返して小さい体でソフ倫的にはNGな光景が繰り広げられました。

 原作の神樹様が見たら憤死しそうな光景でしたが、この世界のルールなのだから仕方ありません。

 ちなみにこの世界の2人は生きてます。そりゃそうだよね、殺し合いじゃないんだもん。

 あ、12星座の巨大バーテックスはテクノブレイクで全滅しましたよ。

 人型のバーテックスもこの世界のあんまりな内容に最初は呆然とし、すぐに原作介入は諦めました。

 曰く、こんな狂った同人みたいな世界にいられるか! 俺は余生を壁の外に引きこもって百合の楽園を作って生きていくと。

 壁の外なのに引きこもるとはこれいかに。そんな哲学的なことを考えていたある日、事件は起こりました。

 なんと勇者たちが壁の外にまで進出してきたのです。

 理由は神樹の寿命でした。本編では神婚で寿命を延ばそうとしましたがこの世界では勇者たちの性欲に神樹が耐えきれず、枯れてしまったのです。

 ダブルミーニング的な意味で枯れてしまった神樹に対して、人型のバーテックスは本編でした勇者たちへの仕打ちを忘れてこの時初めて心から神樹に同情しました。

 そして神樹の恵みを失った四国の勇者たちは壁の外へ生きるすべを求めて飛び出してきたのです。

 具体的に言うと、人型のバーテックスがたわむれに作った百合の楽園、中国地方の田んぼや畑の作物を狙って。

「ヒャッハー! 米だ! 小麦だ! 大豆だぁー!」

 世紀末のモヒカンみたいな言葉を発しているのは勇者部部長の犬吠埼風です。彼女は無抵抗の村人(きんモザのキャラをモデルにつくった人間型星屑)を百合乱暴しながら仲間に告げます。

「シノー!」

「アリスー!」

「この2人、どうやら恋人みたいですよ風先輩。並べて犯しますか?」

 残虐非道なことを言うのは東郷美森。本編での国防思想や大和なでしこっぷりが嘘のような無法者状態です。

「陽子ぉー! やめて! 陽子にひどいことしないで! むぐぅ⁉」

「はぐっ、ふぐぅ。ひぐっ、ふぐっ」

「あはは、おもしろーい。この娘、風先輩みたいな声してるよ」

「友奈。終わったらそいつ貸しなさいよ。このツインテの舌使い、いまいちなのよね」

 四つん這いにさせた女の子に勇者パンチ(意味深)してるのは友奈です。その隣では夏凜が自分と同じツインテの女の子に秘部が露出した勇者服の股間を顔にうずめて強制奉仕させています。

「お姉ちゃーん隠れていた奴がまだいたよー」

「やめて、カレンちゃんにひどいことしないで! 私が、私がなんでもしますから!」

「ホノカー!」

 ワイヤーでうまい具合に服ビリさせた樹が2人の女の子を連れてきます。片方の女の子が放った言葉に樹はにっこり笑いました。

「ん? 今なんでもするって言ったよね?」

「は、はい。カレンちゃんが助かるなら私、なんでもします!」

「そうだねー。あなたが頑張るなら考えてあげるよ(助けるとは言っていない)」

 模範解答のようなやり取りをしながら、樹はワイヤーを引っ張りほのかと呼ばれた少女を前に出します。

「じゃあ、犬になってよ」

「え?」

「ちょうどほしかったんだー。わたしだけのワンちゃん。前のは壊れちゃって」

 その言葉にほのかは顔を青くし、ガタガタと震えだしました。

 勇者に襲われた他の村の人が帰ってこなかった話を思い出したからです。

「やらないの? だったらそこの金髪の子はかわいそうだけど」

「やります! いや、やらせてください。ワン、ワン!」

 カレンをかばうために必死にほのかは犬の真似をしました。しかし樹は首を振ります。

「なんか犬っぽくないよねぇ。3回だよ3回」

「ワン、ワンワン!」

「う~ん、なんかちがうなぁ。あ、そっかぁ!」

 閃いたというように樹が顔を輝かせ、勇者服から何かを出します。

「ヒッ⁉」

「ワンちゃんにはしっぽがないとねー」

 樹が取り出したえっぐいしっぽつきア〇ルバイブを見てほのかは顔を青くしました。

 無理、あんなの入らない。

「いいの? ここで断ったら、あの金髪の子にこれ、挿入れちゃうけど」

 耳元でささやく樹にほのかは顔を青くします。

「…て」

「うーん? なにかなぁ。もっと大きな声じゃないと聞こえないよー?」

「挿入れてください。お願いします」

 絞り出すようなほのかの声に、樹は満足げにうなずき、

「犬はワンワンしか言っちゃダメでしょうが! お仕置き!」

「きゃうん⁉」

「ホノカー⁉」

 前戯とローションなしで一気にアナルバイブを挿入させられました。

「あははは! このワンちゃん気に入ったよ。わたしの部屋で壊れるまで飼ってあげる」

「ホノカー! ホノカー!」

「ちっ、うるさいなぁ。あんまり騒ぐようだとあなたもこいつと同じようにしてあげようか?」

 自分を見つめる冷たい瞳にカレンは凍り付きます。

『こらー! お前ら何やってる⁉』

「ちっ、人型か。乃木がヤバイって言ってた…。みんなー、ずらかるわよー」

 複数のゆゆゆいバーテックスを引き連れた人型の登場に、部長の風は撤退の号令を上げました。

「えー。風先輩。女の子は持ち帰っちゃダメですかー?」

「今は食糧が最優先。それに、また来たときに犯せばいいでしょ」

 本編では考えられないほど残酷なことを言う風に、「確かに」と友奈が納得して笑います。

 それは百合好きの人型バーテックスにとって悪夢のような光景でした。

「じゃあね、人型さん。女の子のみんなー!」

「また私たちのためにいっぱい作物を作ってねー」

 悪鬼のような言葉を捨て台詞にして勇者部の5人は去っていきます。

 いや、あれは本当に勇者部なのでしょうか?

 少なくとも顔形が似ているだけで、性格はキャラ崩壊と言っていいほどの別物でした。

 人型のバーテックスは傷ついた女の子たちをヒーリングウォーターで癒し、壊された家を直します。

 しかし身体は治せても傷ついた心は治せません。彼女たちが立ち直り、安心して暮らせるようにどうにかしなければ。

『しかたない。作るか』

 人型のバーテックスは決意します。自分にとって諸刃の剣の創作を。

『目には目を。歯には歯を。バトルファックシステムがこの世界の理なら、それ用のバーテックスを作ってやるよ』

 そう、禁断の下半身にジョイスティックが付いたバーテックスの製作を決意したのです。

『そうして産まれたのがお前だ、丹羽太郎』

「いや、全然わからん」

 丹羽太郎こと初の男性型強化版人間型星屑の丹羽明吾が生まれてすぐ放った第一声がそれでした。

 というか丹羽と人型のバーテックスは記憶を共有しているので本当はわかっているのですが、認めたくないだけです。

『ええい、お前も俺なら細かいことはいいからとっとと勇者部の女の子を懲らしめてこい! 性的な意味で』

「雑過ぎない⁉ もっとこう、情緒的な文章とかさぁ」

『いいから行け! お前の身体にはバーテックスの能力をフルに活用した正義の…もとい性技の力が宿っている。勇者部の女の子たちに後れを取らないはずだ』

「ふざけんな! バーテックスの能力をそんなことに使ったら天の神が黙ってないだろ」

『つべこべ言わず四国へ行ってこーい』

 丹羽をフェルマータ・アルタに水のワイヤーで括り付け、人型のバーテックスは発進させます。

 こうしてエロの導入としては微妙なキャラ崩壊なお話は始まるのでした。

 

 

 

「転校生の丹羽明吾です。唐突ですがそこの勇者部の犬吠埼樹! 俺とバトルファックで勝負しろやオラァ!」

 転校初日からいきなりぶちかました転校生の言葉に1年1組の生徒たちは戦々恐々とする。

 なぜなら讃州中学勇者部と言えば泣く子も犯して鳴かせるという悪名高い集団だ。

 それにケンカを売るとはこいつ、正気か? と思わず心配してしまった。

「お、おい転校生。悪い事は言わない。やめとけ」

「そうだよ。樹ちゃん様。あの転校生はまだ転校してきたばかりで勇者部のことを知らないんです。どうか、どうか寛大な心でお慈悲を」

 本編では引っ込み思案だった樹がクラスの女帝みたいな立ち位置になっている。

 これは間違った世界だ。ならば正さなければ。

 丹羽は止める親切なクラスメイトの手を払い、樹の席へと向かうと改めて宣戦布告する。

「聞こえなかったのか犬吠埼樹。俺はお前さんに宣戦布告したんだぜ? それともお姉ちゃんか部活の先輩がいないと何もできないのかな?」

「今、なんて言った?」

 本編ではまず見られない樹のガチギレ顔を見ながら、「食いついた」と丹羽は内心でほくそ笑む。

「耳が遠いんだな、かわいそうに。俺は勇者部1年生の犬吠埼樹はお姉ちゃんの陰に隠れてる小心者で、1人じゃ何もできないって言ったんだ…」

 言葉の途中で丹羽の身体にワイヤーが巻き付き、地面に引き倒される。

「がっ⁉」

「誰が能無しだって? いますぐあなたを玉なしにしてあげようか?」

「い、犬吠埼さん。今はまだホームルームの最中で」

「先に喧嘩を売って来たのはそいつですよ先生。いいよ。じゃあ遊んであげる」

 樹はそう言うと変身を解き、ワイヤーをほどいた。

 というか、一般人がいても平気で勇者に変身してるのかこの世界は。

「昼休み、体育館で1対1のバトルファックをしてあげるよ。もちろん勇者部の皆に見届け人になってもらう。ギャラリーは多い方がいいし、学校の皆も来てもらうけどいいよね?」

「ああ。君が無様にイき狂うところを見て、勇者部なんか大したことないって喧伝してあげるよ」

 こうしてこの世界で初めての戦いの火ぶたは切って落とされた。

 

 

 

 体育館は異様な熱気に包まれていた。

 バトルファック。それは子作りを目的としない、相手をどれだけ絶頂させられるかの真剣勝負。

 一方的に蹂躙(じゅうりん)。あるいは手に汗握る快楽の坩堝(るつぼ)にともに落ちかねないリスクを常に背負っている極限の中での死闘。

 いつの時代も人々を熱狂させてきた戦いなのだ。

(この世界に限って)という但し書き付きだが。

 中央の体育館にあるマットを3枚敷いた簡易リングに、樹がゆっくりと歩んでいく。

「赤コーナー! 勇者部期待の新星。ナチュラルシリアルキラー。ワイヤーでクラスメイトの男子全員を一瞬で絶頂させた伝説はもはや誰もが知るところ。死神ワイヤーの使い手、犬吠埼いーつーきー!」

 審判役の女子生徒の紹介に、王者の貫禄すら見せて緑の勇者服の樹は声援に応える。

「青コーナー。命知らずなのか馬鹿なのか。転校初日に勇者部に喧嘩を売った男。丹羽、みーんーごー!」

 丹羽の登場にブーイングが体育館中に響く。ちょっと待遇がおかしくない?

 樹以外の勇者部の面々は他の生徒が立ち見のなか、椅子に座って観戦している。

 よく見れば人間椅子だった。尻にア〇ルバイブ入れられた生徒が椅子になっていて、時々バランスを崩しかけるとムチで叩かれていた。

 その光景に思わず「うわぁ…」とドン引きする丹羽。なにこのカオスな世界。全然ゆゆゆじゃない。

「よろしくね、生贄さん」

「生贄って…。それよりリングはマットだけでいいんですか? 俺は逃げませんけど、逃走防止用のロープとかあるのかと思ってたんですけど」

「必要ないよ、だって」

 言葉と共に樹はワイヤーを放つ。

「あなたはわたしからは逃げられない」

 攻撃と共にゴングが鳴る。まだルール説明も何も聞いてないのに⁉

「くっ」

 丹羽は人間離れした(実際人間ではない)跳躍力でその攻撃をかわそうとする。

「あ、ルール説明が遅れましたが基本的に攻撃を避けるのはなしです。場外に出れば戦闘の意思を放棄したとみなして即失格になりますのであしからず」

「なにそれズルイ!」

 審判役の少女の声に慌てて丹羽は跳躍を中止せざるを得ない。

 ジャンプする前に聞いておいてよかった。危うく反則負けとなるところだった。

 仕方なく丹羽は樹のワイヤーにされるがままとなる。

「ふふ、大口叩いた割にあっけなく捕まったね♥」

「いや、あのルールだと仕方ないでしょ。ていうか俺このままだと反撃できないんですけど」

「ワイヤーを引きちぎればいいんだよ。できればだけどねぇ!」

 まあ、今までのバトルファックでそんなことできた人いないけどね。と心の中だけで樹は告げる。

 樹はゆっくりと丹羽に近づくと、ワイヤーが巻き付きミノムシ状態になっている丹羽のズボンのジッパーを下ろす。

「ここをこうして…あはっ♥ 出てきた出てきた♥」

 慣れた様子で下半身のナニを取り出す樹に丹羽は心の中で涙する。

 原作の純真な彼女はどこに行ってしまったの? と。

「私のワイヤーはねぇ。こういうこともできるんだよ♥」

 言葉と共に丹羽の鈴口に細いワイヤーの糸が侵入していく。

「がぁっ⁉」

「動いちゃだーめ♥ 手元が狂うと一生カテーテルが抜けない生活になっちゃうよ♥」

 なんて恐ろしい攻撃なんだ。丹羽は全国の大きなお友達がトラウマになるであろう樹の攻撃に戦慄する。

「だけど、1回これやると男の子はみーんなこれをやって下さいって頭を下げるんだぁ♥ なかには土下座する人もいるんだよ♥」

 言葉と共に丹羽の尿道を細いワイヤーが犯す。

 正確なワイヤー捌きなのか痛みはない。むしろ尿道を冒されているという異常事態に快感がせりあがってくる。

 もし普通の人間なら秒で絶頂し、情けなく白濁液をまき散らしていただろう。

「ほーら♥ イっちゃえ♥ イっちゃえ♥ 精液出せ♥ 白くて汚いの出しちゃえ♥」

 言葉と共に尿道をピストンする樹のワイヤーがカリ首や裏スジにも迫る。こしょこしょとくすぐるようなソフトタッチに丹羽のペニスは勃起し始めた。

「へぇ、なかなか大きいね。でも、それも終わり。射精しちゃえ♥」

 尿道に入ったワイヤーが一気に引き抜かれる。

「きゃは♥ 出た出た♥ きったない精え……き?」

 ワイヤーと共に尿道から出てきたのは透明な液体。精液ではなく先走り汁だった。

「そんな、なんで? 今までこのワイヤーで絶頂しなかった人はいなかったのに」

 確かに普通の人間ならこの快感に抗えず絶頂していただろう。

 だが丹羽はあの人型のバーテックスが作り上げた対バトルファック特化の強化版人間型星屑である。

 絶頂をコントロールするなど朝飯前なのだ。

「それで終わりですか? だったら反撃させてもらいますよ」

 言葉と共にワイヤーで芋虫状態のまま転がり樹のスカートの下に向かう。

 ふむ、パンツは白か。こういうところは元の世界のまま清純派らしい。

「っ⁉ この!」

 スカートの中を見られた樹が赤面してワイヤーを操ろうとする。

 だが丹羽は背筋を使って跳ね樹をマットの上に押し倒し、空中で体勢を替えミノムシのまま樹の上に覆いかぶさった。

「このっ、邪魔! 重いからどいてよ!」

「先に謝っておく。ごめんね」

 言葉と共に樹の下半身に異物感。

 え、なにこれ? こんな熱いの? なに?

 あまりの出来事に樹の頭はフリーズする。

 犬吠埼樹、12歳。バトルファックは連戦連勝だが、未だ処女であった。

「樹ぃいいい!」

 妹の処女喪失に姉の風が立ち上がりかけつけようとする。

「駄目です風先輩!」

「そうよ! 姉のあんたが妹の樹を信じてやらないでどうするのよ」

 樹が処女であることは姉の風だけが知っていることだ。他の勇者部メンバーはここからが勝負どころだと思って静観している。

 風はなんとか自分を落ち着かせ、椅子に座り直す。

 そうだ。考えてみれば樹は処女。初体験の破瓜の痛みに絶頂どころではないはずだ。

 それに処女の締め付けは百戦錬磨のミミズ天井といい勝負。この戦い依然有利なことに変わりは……。

「嘘でしょ」

「はぁ、はぁん♡ 熱いのが、お腹の奥に♡ わたしの赤ちゃんの部屋にぴったりくっついてるぅ♡」

 樹の目がとろんとしていた。

 まるで初めての快感を知った生娘のように。いや実際生娘だったのだが、そうではない。

 初体験の時は男はともかく女は絶叫するくらい痛いはずだ。個人差はあるが、それは変わらないはず。

 よっぽど相手のテクがあれば別だが、相手は樹により全身拘束をされているはず。なのになぜ?

「審判! 挑戦者のボディチェックを! なにかクスリを使っている可能性が」

「却下します。バトルファック中は媚薬、催眠などの行為は黙認されます。それは犬吠埼風様もご存じのはず」

 そうだった。自分らしくないミスに風は歯噛みする。

 もし挑戦者の丹羽明吾が何らかの手段により樹の破瓜の痛みを薄れさせ快感を倍増させる手段を使っていたとしても、自分には止めることができない。

「風先輩、どこに行くんです? 試合はまだ途中なのに」

 東郷の言葉を風は背中で受けながら言う。

「帰るのよ。もう勝負はついたわ」

 妹が牝に堕ちるところなんて見たくない。

 そんな本心を押し隠し、風は涙を呑んで敗者に厳しい勇者部部長を演じなければならなかった。

 

 

 

 なぜ丹羽が樹に挿入しただけでメロメロにできたのか、読者諸兄は疑問に思っているかもしれない。

 そりゃエロ小説なんだからそうなんじゃね? という答えを出してもいいが、残念ながらそんなご都合主義はあり得ない。これには人型のバーテックスによる綿密な計算があった。

 通常、チ〇コは子宮を100%刺激できない。

 それはチン〇が棒状で子宮が押した分だけ逃げる構造をしているからである。

 だが、それをもし100%刺激して快感を与えることができれば?

 目を付けたのは液体である。丹羽の先走り汁には媚薬と共にアクエリアスの水の能力が使われていた。

 子宮に注がれるとゲル状となり、身体の隅々まで犯すことができる。

 いわばスライムチ〇コ。処女でも痛みなく快感を与えることができるマジカルチ〇コである。

 しかも能力はこれだけでなく、ゲル状の部分は穴の奥まで侵入し、どこが1番反応がいいか宿主である丹羽に伝える。

 つまり膣内のウィークポイントが丸わかりなのであった。

「ひゃあん♡」

 腰を浮かして一突き突くごとに樹は甘い声を上げる。

 今の樹は多幸感の塊だ。膣内は暖かい先走り汁で満ちて、丹羽が腰を動かすごとに膣液と一緒にあふれてくる。

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ なに? なにこれ♡ あったかくて♡ 気持ちいい♡♡♡」

 樹が一向に反撃しないことに観客たちは戸惑っている。むしろ丹羽のペニスに夢中になっているとしか思えない彼女らしからぬ言動に困惑していた。

「これぇ、好きぃ♡♡♡ ここだけ、お風呂に入ってるみたい♡ ポカポカしてぇ♡ 気持ちいい♡♡♡」

「樹⁉ 樹しっかりしなさい!」

 ようやく異常に気づいた夏凜が声をかけるが、それすらも耳に入っていないらしい。

「もっと、もっとぉ♡ どちゅって♡ どちゅってぇ♡♡♡ 下のお口に丹羽くんの頂戴♡♡♡」

「樹ちゃん!」

「しっかりして! 男の下半身についてる穢れた五稜郭なんかに負けないで!」

 友奈と東郷も声援を送る。というか、穢れた五稜郭ってなんだ。

「犬吠埼さん。ワイヤーを緩めてくれれば、もっと気持ちよくしてあげますよ」

「うん。しゅるぅ♡ だから、もっと気持ちよくしてぇ♡♡♡」

 言葉と共に丹羽を拘束するワイヤーが緩められる。それに勇者部の面々は天を仰いだ。

 犬吠埼樹が丹羽明吾に敗北したとわかったからだ。

「んっ、ちゅぶ♡ じゅるるるぅ♡ ちゅっちゅ♡ ぷはっ♡」

 濃厚な口づけをして、鯖折をするんじゃないかと思われるほど2人は強く抱きしめあう。

「あつぅ♡ 口の中ぁ♡ 下も、上も、全部ぅ♡」

「スピードアップしますよ。行きます」

 言葉と共に丹羽はマットの上に樹を寝かせ、覆いかぶさり大きく腰を引き、突く。

「くひぃいいいん♡♡♡♡♡!」

 まぎれもない犬吠埼樹の絶頂の声が体育館内に響く。その光景に観客たちは呆然とするしかない。

 まさか、あの犬吠埼樹が。

 ワイヤーを使い数多の男たちを絶頂させひざまずかせてきた女帝がよがっている?

 しかもあんな、幸せそうな顔で。

 丹羽の腰はどんどん早くなる。それと共に樹の目も潤(うる)み、自ら唇を押し付け舌を動かし求めている。

 足を腰に回し、決して逃がすまいとする行為は、誰がどう見てもただの牝だった。

「ひっ♡ ひぐ♡ 奥♡ 奥が♡ 熱くて、おかしくなるぅ♡」

「いいですよ。おかしくなって」

「ちゅっ♡ ちゅっ♡ もっと、もっとぉ♡ もっとおかしくしてぇ♡」

 樹の言葉に丹羽の腰の動きが早くなる。それと共に「あっ♡ あっ♡」と樹が漏らす嬌声も大きくなっていく。

「怖い。こんなの感じたことない。変だよ♡ こんなの絶対変♡♡♡」

「……審判」

 夏凛の言葉に目の前の光景に見入っていた女子生徒が思わず姿勢を正す。

「は、はい!」

「判定を下しなさい」

「判定…とは、どちらの」

 夏凛が審判の女子生徒をにらみつける。自分にそこまで言わせるのかというように。

「しょ、勝者挑戦者丹羽明吾ぉおおお!」

 審判員の言葉に体育館を揺らすほどの歓声が起こる。

「あ、来る♡♡♡ 来ちゃう♡♡♡ 駄目、駄目だよこれ♡ お姉ちゃんに怒られちゃう♡♡♡」

「その時は俺が一緒に謝るから、遠慮なくイってください」

「うん♡ あ、あぁっ♡♡♡」

 膣内がキュッと締まるのを丹羽は感じた。どうやら絶頂したらしい。

 だが、ここで終わらせるわけにはいかない。これはセックスではなくバトルファックなのだから。

 丹羽は絶頂する樹に追撃をかけるため、さらに腰の動きを早くする。

「やっ♡♡♡ 無理♡♡♡ こんなのぉ♡ 馬鹿になる♡♡♡ 馬鹿になっちゃう♡♡♡♡♡」

 絶頂に次ぐ絶頂。樹の頭の中に何度も電撃が瞬く。

 やがて樹が白目を剥き、口からだらしなく舌を出して気絶するまで丹羽のピストン運動は繰り返された。

 

 

 

「樹がやられたわね」

 場所を移し勇者部。そこには風と友奈、東郷、夏凜がいた。

「なかなか面白い子だったね。私、早く遊んでみたいよ」

 新しいおもちゃを見つけたように友奈がはしゃいでいる。それに東郷は優しく微笑む。

「そうね。でも友奈ちゃんが直接はダメ。私がちゃんと遊べるようにしつけてからじゃないと」

「え~。東郷さんがくれるおもちゃ、素直すぎてすぐ飽きちゃうんだよ。あれくらい生意気な方が遊び甲斐があるなー」

「だったらもっとたくさんのおもちゃを上げるわ。友奈ちゃんが飽きないように、いっぱい」

「あんたらねえ、少しは樹の心配をしたらどうなのよ!」

 イチャイチャしているゆうみもに、夏凜が声を上げる。

「今すぐ樹を取り戻しに行きましょう。相手は1人よ。あたしたち全員でかかれば」

「夏凜。勇者部の顔に泥を塗る気? 今回は樹の油断が招いた結果よ。最近調子に乗っていたあの娘にはいい薬でしょ」

 夏凛の提案を風は却下する。そこに肉親の情などない。

「風、あんた本気なの? 妹でしょ、あんたの?」

「だから何? 弱い奴は敗北し、勝者の奴隷となる。それがバトルファックでしょ」

 こともなげに言う風に、夏凜はギリリと奥歯を噛む。

「もういい。あの娘はあたしが取り返す。そして逆らったあの転校生はあたしの奴隷にする」

 勇者部部室のドアの前に行き、冷たい目で部室の3人を見る。

「樹も災難よね。なまじ才能があっただけにこんな世界に放り込まれて。ただの女の子ならこんなことには」

「夏凜ちゃん!」

 友奈の言葉にハッとしたような顔をした後、それでもやるせなさが勝ったのかぷいっと顔を背けて夏凛は部室を出ていく。

「風先輩」

 1人立つ勇者部部長に、東郷がどういうべきかかける言葉を探していると、風が言う。

「そう。アタシが巻き込んだ。友奈も、東郷も、樹も。優しい子だったのに。虫も殺せない子だったのに」

 勇者部に入って1番変わったのはあの子だった。どこに行くにも自分についてきた恥ずかしがり屋だった少女の面影はどこにもない。

「そんなの、アタシが後悔してないわけ…ないじゃない」

 後悔の言葉を友奈と東郷の2人は聞かなかったことにした。

 勇者である自分たちが戦いを放棄するわけにはいかないのだから。

 

 

 

「起きた、犬吠埼さん」

 犬吠埼樹が目を覚ますと、そこは保健室だった。

 自分を心配そうに見つめる転校生の姿に、樹は先ほどまでのことを思い出す。

 ああ、そうか。自分は負けたのか。

「そっか。負けちゃったんだわたし」

 呟くと、止める丹羽を無視してベッドに座って居住まいを正し、頭を下げる。

「わたしの完敗です。丹羽明吾様。どうか、この樹を奴隷としていかようにもお使いください」

 その言葉に丹羽は目が点になっている。

「え、あの? どういうこと?」

「? 丹羽明吾様はおっしゃいましたよね。俺とバトルファックをしろと。それはつまり、自分の人権全てをかけて戦えということでしょう?」

 その言葉に丹羽は何やら頭を抱えていた。どうしたのだろう。そんなの常識なのに。

「そっかー。この世界ではそういう意味になっちゃうのかー。え、だったら俺負けてたら犬吠埼さんの奴隷になってたの?」

「はい。でも、ご主人様の責めにわたしが勝てるなんて、万が一どころか億が一もあり得ませんから」

 顔が熱くなる。今思い出してもあの責めはすごかった。

 特に自分が気絶するまで何度絶頂してもやめてくれなかったあのピストン。脳が灼けてセックスしか考えられない馬鹿になってしまうのかと思った。

「それでご主人様、わたしはこれから何をしたら」

「あー。ご主人様っていうのはなし。丹羽くんって呼んで。あと敬語もできればやめて」

「そんな、奴隷は主人にかしずくもの。ましてやバトルファックで負けたならなおさら」

「だったら命令。これからは俺に必要以上にかしこまらなくていい。あとご主人様呼びは本当にやめて」

 へんなご主人様…いや丹羽くんだ。勝者の権利を放棄なさるなんて。

「さて、もう放課後だし送っていくよ。犬吠埼先輩にもやりすぎてごめんなさいしないといけないし」

「え?」

「え?」

 この人は何を言っているんだろう?

「あの、ご主人様のお家に行くのではないのですか?」

「え、犬吠埼さんはお姉さんと2人で暮らしてるんだよね?」

「はい。ですけどそれは先ほどまでの話で、今のわたしの全所有権はご主人様にあります。お姉ちゃ…姉もそれは承知しているはずです」

「……なるほど。つまり奴隷になるってことはそういうことなのか。俺はこれから犬吠埼さんといっしょに暮さなければならないと」

 暗い顔をする丹羽に最悪の展開を考え樹はすがる。

「ま、まさか奴隷商行きですか⁉ なんでもしますからそれだけは?」

「奴隷商って?」

 きょとんとしている丹羽に樹が自分が早まったことを知った。彼は奴隷商を知らなかったのだ。

 だが主人の不利益になることをするのは奴隷として禁止されている。樹は自分の軽率さを呪いながら、口にし始めた。

「奴隷商は、その…使いつぶして飽きた奴隷や気に入らない反抗的な奴隷を売り買いする場所です。お金さえ出せばどんな相手でも奴隷を所有することができます。それこそバトルファックに勝利しなくても」

「しないしない! そんな凌辱ゲーみたいな場所に犬吠埼さんを連れて行かないって!」

 丹羽は慌てて樹が考えていた最悪の展開を否定した。

 なにを考えているんだろうこの人は。急に人を不安にさせるようなことを言ったかと思えば慌てて否定したりと、訳が分からない。

「えっと。その奴隷って立場はどうやったら取り消せるの?」

「ご主人様と改めてバトルファックで勝つか否かです。ですがわたしはもう身も心もご主人…丹羽くんのものだからそんなことしない」

「奴隷でいることで社会的に不利になるようなことは?」

「ありま…ないよ。ただ、バトルファックは絶対。魂の契約をかけた戦いなのだということを理解してほしいの」

 樹の言葉に丹羽は何事か考えている様子だ。

「じゃあ、例えばだけど…勇者部の皆を全員俺の奴隷にしても、社会的には何も変わらないんだよね? 奴隷として迫害されるとか」

「ないよ。奴隷と主人の夫婦っていうのも珍しくないから…って丹羽くん、まさかお姉ちゃんや先輩たちともバトルファックするつもりなの⁉」

 驚く樹に、丹羽は力なく笑う。

「ああ。俺はそのためにここに来たんだ。奴隷とかそういうのは計算外だけど」

 なんてことだ。まさかそんな人がいたなんて。

 讃州中学勇者部と言えば香川どころか四国中にその名をとどろかせるエリートバトルファッカーの集まりだ。

 そんなのに立ち向かおうとする人が主人だなんて、樹は誇らしかった。

「改めて、これからよろしくね。丹羽くん」

「うん、犬吠埼さん。ちなみに俺の住んでる場所、男子寮なんだけど」

「わたしが個人的に所有している場所にもっといい場所があるからお引越しだね。ご主人様は奴隷の持つ財産全てを所持する権利があるから」

 にっこりと笑って言うと「そうなんだ」と力なく笑った後うなだれた。男子寮の方が好きだったんだろうか。

 まあ、これから自分の主人となる男性だ。自分がしっかり捕まえていないと。

 後から奴隷仲間になる勇者部の先輩たちに後れを取らないように。

 樹は改めて決心すると、丹羽の手を取る。

「そうと決まったらさあ行こう、丹羽くん。次は誰を奴隷にする? わたしは夏凜さんなんかおすすめなんだけど」

「笑顔で何てこというの犬吠埼さん! ついさっきまで仲間だった人を奴隷にしてくれだなんて」

「わたしはご主人様がくれた快感をみんなに知ってほしいだけだよぅ。それにご主人様は勇者部皆とバトルファックをするつもりなんでしょう?」

 樹の言葉に丹羽はうなずく。それが自分の作られた目的だからだ。

「じゃあ、引っ越しが終わったらさっそく作戦会議だね。ご主人様のサポートは奴隷の義務。がんばりゅ…がんばるよ!」

 あ、噛んだ。かわいい。 

 ようやく自分の知るゆゆゆ原作の樹の言動になって来た。おそらくあの口調は自分の中のサディスティックな感情をオンにするためのスイッチだったのだろう。

 手を引くこの世界でできた頼もしい1人目の仲間に、丹羽はこのあとどうなるんだろうと早くも先行きが不安になって来た。




 バッドエンドルームのためにハメドリ君語録作ってたらなぜかこんな夢を見てしまった。
 人型さん。あなた疲れてるのよ。
 バトルファックものゆゆゆいはあまりお目にかからないので(頻繁にお目にかかってたまるか)多分これが1番早い新ジャンル開拓だと思います。
 というか検索してもバトルファックもBFSも引っかからない。マイナーなのかしら。
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