※この作品はR-18です。

神様転生でチート能力をもらった僕が、島村卯月ちゃんをドスケベ変態アイドルに調教する話   作:g-men

2 / 49
第2話

入学してから1週間、私の高校生活は順調です。

クラスの皆と友達になれたし、アイドル養成所に入ってアイドルを目指す皆とレッスンを行ないながら夢を語り合う毎日。

毎日がキラキラと光り輝いていて心躍る日々です。

今日もこれから養成所に行ってレッスンですけど、レッスンの時間まで少し時間が空いてしまいました。

クラスの友達も皆帰ってしまって、私はふと入学式の日に訪れた綺麗なお花の園の存在を思い出しました。

 

「ちょっと時間もあるし、お花見てこようかな」

 

私が校舎裏の花園まで行くとこの前と同じように満開の桜が私を出迎えてくれて、その柔らかな美しさに思わず笑顔になってしまいました。

私は鼻歌を歌いながら花園に近づいて色とりどりのお花を見始めました。

 

「えっと、この黄色のお花は……マリーゴールドだったかな? あっ、これはアネモネだよね。これはチューリップで、このお花はなんだろう?」

 

色んな種類のお花を見るのが楽しくて時間も忘れちゃいそうでした。

柔らかな日差しにお花のいい香り、私はこの場所がとても好きになっていました。

そうやって沢山のお花を見ていると。

 

「おや、君は新入生の子じゃないか」

 

「ひえっ!?」

 

突然かけられた声にビックリして振り向くとそこには入学式の日にこの場所でアネモネの花束をくれた用務員の男の人がいました。

スコップを片手に肩には肥料の袋を担いで今からお花の手入れを行なうのかと思わせるような出で立ちです。

 

「花を見に来たのかい? それだったらゆっくり見て行くといい、僕は少し離れたところで花の手入れをするからね」

 

用務員さんはにやにやと笑いながら私を見てきます。そのどこか粘っこい笑顔に背筋がゾワリとしますが、人を見かけで判断しちゃ駄目って思い直して私はこの前貰ったアネモネの花束のお礼を言いました。

 

「あの、この前は素敵なお花をありがとうございました」

 

「んん? おお、そうだそうだ。君にはアネモネの花をプレゼントしたんだったね。あの花は根っこから摘んだ事だしまだ元気にしてるかな?」

 

用務員さんは入学式の日に私にアネモネの花をくれた事を思い出したのか饒舌になって私に話しかけてきました。

アネモネの花の育て方やちょっとした豆知識、思わずへぇ~と唸るようなうんちくを聞いているうちに他のお花の説明も用務員さんはし始めて私はあまり知らなかったお花の名前や花言葉を沢山知る事が出来ました。

そうしてしばらく用務員さんとお花の話をしているともう養成所に行かないといけない時間になっていました。

 

「あっ、もうこんな時間」

 

「おや? どうかしたのかな?」

 

「これからレッスンがあるんです」

 

「レッスン? ああ、部活かな?」

 

私は用務員さんに簡単にアイドルの養成所に通っている事を話して、毎日養成所でレッスンを行っている事を説明すると、用務員さんは私の事を本当のアイドルだと勘違いしてしまいました。まだ私はアイドルを目指す普通の女の子でしかないのに用務員さんには中々理解してもらえず、時間が無くなって結局用務員さんの中では私はアイドルということになっているみたいでした。

 

「それじゃあまたここに来てね、アイドルの女の子」

 

「うぅ~、だから違うのに~」

 

でもアイドル扱いされてちょっと嬉しい私がいたのでした。

手を振って私を見送ってくれる用務員さんに手を振り替えして養成所へと向かいながら、私は最初に少しだけ感じていた用務員さんへの嫌悪感がなくなっているのを感じました。

 

☆

 

次の日、私は校舎裏の花園へと足を運び綺麗な花を見ていました。

するとすぐに背後から声をかけられて今日は驚くことなく振り向く事ができました。

 

「アイドル少女の新入生ちゃん。今日も来てくれたんだね」

 

「こんにちは、用務員さん。あと私はまだアイドルじゃなくてですね……」

 

今日は昨日勘違いしたままの用務員さんに私がアイドルじゃないって説明する為に花園にきたんです。

しばらく話して用務員さんに説明しつづけてやっと用務員さんは私の事をアイドルじゃないって理解してくれたみたいで私は目的が達成できた事に満足しちゃいました。

 

「それじゃあアイドルの卵の新入生ちゃん……ああ、そうだ名前は何ていうのかな?」

 

そういえばまだ自己紹介していませんでした。

私はあらためて用務員さんにこの学校の新入生であり、自己紹介をすると用務員さんは笑いながら。

 

「島村卯月ちゃんか。それじゃあ卯月ちゃんは毎日頑張ってアイドルになる為に努力をしているんだね」

 

「はい! そうなんです!」

 

それからは用務員さんとアイドル養成所のお話やお花のお話をしました。

用務員さんは私の話をとても楽しそうに聞いてくれますし、私も用務員さんのお花の話を楽しく聞いてあっという間に時間は過ぎていきました。

お話をする内に大分いい時間になって私はレッスンへ行こうと用務員さんに声をかけるときにそれは起こりました。

 

「いい時間になっちゃいましたし、私はレッスンに行きますね」

 

「卯月ちゃんと話していると時間があっという間だな。それじゃあおじさんは花の世話をするとしようかね」

 

用務員さんは地面においていた肥料の袋を持ち上げようとした時でした。

 

「うわあー」

 

用務員さんは躓いたのかよろめいて肥料の袋を持ったまま数歩蹈鞴を踏みながら後ろに下がり、そのままドシンと大きな音を立てて倒れてしまいました。

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

「あいたたたたー」

 

腰を抑えながら痛そうな顔をする用務員さん。受身も取れずに倒れた用務員さんを心配して駆け寄って肩に手を触れると用務員さんは全身を震わせて声を上げていました。

何度も全身を震わせているので流石にこれは救急車を呼んだほうがいいんじゃないですかと言ったのですが、用務員さんは少し落ち着けば大丈夫と言って深呼吸を始めました。

やがて用務員さんの呼吸が落ち着いて用務員さんはよろめきながら起き上がり腰に手を当てながら痛そうな顔をしていました。

 

「いたた、これは腰やっちゃったかなー」

 

「ほ、本当に大丈夫ですか? 保健室に行って保険の先生に診てもらったほうが……」

 

「そこまでは大丈夫だよー。湿布でも貼っておけば良くなると思うからねー」

 

「でも……」

 

私は用務員さんが本当に大丈夫なのかと心配しながら用務員さんを見ているとふと用務員さんの足元に水溜りができている事に気がつきました。

それは不思議な水溜りで、白く濁った水溜りで草から滴り落ちる様子から粘度が高そうな感じを伺える水溜りでした。

同時にお花のいい香りの中にツンとした今まで嗅いだ事のない不思議な匂いが立ち込めてきて一体なんだろうと思っていると、用務員さんが私に声をかけてきました。

 

「あちゃー、花の手入れ用の水がこぼれてしまったぞー。ズボンもびちゃびちゃだー、ああ困った困ったー」

 

用務員さんのズボンを見ると確かに水を零したようにびちゃびちゃになっていました。

どこかに水を持っていたのかな? と考えていたら用務員さんから一つお願いを受けました。

 

「ごめんね卯月ちゃん。時間はないと思うんだけど、おじさんの片付けの手伝いをお願いしてもいいかな? 如雨露と小さなシャベルを運んでもらうのをお願いしたいんだ」

 

用務員さんが指を刺した先には如雨露と手に持てるシャベルが二つ小さな花壇の前においてありました。

申し訳無さそうにお願いする用務員さんは手に大きなスコップと色々な用具が入ったバケツをいつの間にか手にしていました。

 

「この広場の先におじさんの用務員室があるからそこまで運んでもらえると助かるんだよ。腰が痛くて往復するのは辛いから軽いものだけ持ってきてもらうとおじさんはとても嬉しいのだけど頼めるかな?」

 

申し訳無さそうにしながらも痛そうな顔もする用務員さんのお願いを断れるはずも無く。

 

「わかりました、こっちの如雨露とシャベルですね」

 

「悪いねえ、卯月ちゃん」

 

「気にしないで下さい! というか私が全部運びましょうか? 用務員さん怪我しているんですし」

 

「卯月ちゃんは優しいねえ、でも大丈夫だよ軽いものを運んでもらうだけでね」

 

にやにやと笑いながら用務員さんはこっちだよと言って桜の木の裏に歩き始めました。

私は如雨露とシャベルを持って用務員さんの後を進み、木が生い茂る中を進んでしばらく歩くと大きなログハウスのような建物にたどり着きました。

 

「卯月ちゃんありがとう。そこに置いて貰えるかな」

 

用務員さんは建物の傍にある小さな小屋の扉を開けてスコップとバケツを入れて、私はその横に持っていた如雨露とシャベルを置きました。

用務員さんは私にお礼を言って小屋の扉を閉めると頭を下げて私に言葉をかけてくれました。

 

「本当に助かったよ。最近の若い者は碌なモンじゃないと言うけど、卯月ちゃんみたいな子がいるなら若い子達も捨てたものじゃないねえ」

 

何度も何度もありがとうと言って私のことをしきりに褒めてくれる用務員さんに私は少し小恥ずかしい気持ちになってしまっていました。

そうしている内に、レッスンの時間が迫ってきているのを思い出して私は用務員さんに別れを告げて足早に木々の間を進み養成所に向かいました。

 

☆

 

次の日も私は校舎裏の花園に放課後足を運んでいました。

昨日転んで怪我をしてしまった用務員さんが心配で少し顔を見ておこうと思いこの花園にきたんです。

私が花園に着いて、用務員さんの姿を探して辺りを見渡していると桜の木の裏から用務員さんが顔を出しました。

 

「あっ、こんにちは用務員さん」

 

「今日も来てくれたんだねえ。卯月ちゃん」

 

挨拶もそこそこで怪我の具合を聞いてみると用務員さんは少し痛いと腰を抑えながらも、病院に行くほどでもないと言い笑っていました。

 

「け、怪我してるんですから今日は休んだほうがいいんじゃないですか?」

 

「本当に卯月ちゃんは優しいねぇ、でも大丈夫だよ。おじさん、花の手入れが大好きだからちょっとの怪我なんて手入れをしていると忘れてしまうんだよ」

 

用務員さんはそう言って楽しそうにお花のお世話を続けます。

でもやっぱり少し痛いみたいで時折いたたと声を出しながらお花のお世話をしています。

だけどどこか用務員さんは楽しそうで……。

 

私は用務員さんを見ながら思ったことを口に出します。

 

「あの……よかったら用務員さんの怪我が治るまでお花のお世話のお手伝いをしましょうか?」

 

私、お花の手入れの大変さを知ってるんです。

私の家には小さな花壇があるんですけど、そこのお花をお世話するだけでも凄く大変なんです。そんな私の家の花壇の何百倍ものこの花園のお手入れなんて怪我をしながら行なってたら体を壊しちゃいます。

 

だから、用務員さんの怪我が治るまでって思って言った言葉に用務員さんは振り向いて。

 

「ほ、本当にいいのかい?」

 

私はもちろんですって答え、しばらくの間放課後に用務員さんのお手伝いをする事になりました。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。