※この作品はR-18です。

神様転生でチート能力をもらった僕が、島村卯月ちゃんをドスケベ変態アイドルに調教する話   作:g-men

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第三部 第1話

僕は今卯月ちゃんと凛ちゃんにチンポをしゃぶられながら卯月ちゃんからの相談を受けていた。

それも驚きの346プロからアイドルデビューをする事は事実上不可能となってしまったという相談だった。

 

え?

何でまたそんな事に……。

でも待って、346プロでアイドルデビューできないならアニメのストーリーどうなっちゃうの?

卯月ちゃんが346プロに所属しなかったらアニメのストーリーが始まんなくて……って今更か。

もう原作ブレイクもブレイクしちゃってるし、アニメのストーリーとかに拘ってても始まらないよね。

そんな訳で結構軽く卯月ちゃんを慰めてあげよう。

 

「大丈夫大丈夫、346が駄目でも他のプロダクションとかあるでしょ? どこか適当にプロダクション選んでアイドルになってしまえばいいんじゃない?」

 

「う~ん……それもそうなんですけど……そもそも私ってアイドルになれるんですかね?」

 

いきなりな言葉に僕も凛ちゃんも卯月ちゃんを見てしまう。

一体どう言う事なんだろう?

卯月ちゃんほどの美少女ならばアイドルになるなんて朝飯前だと思うけど。

そう思っていたら卯月ちゃんが色んな不安を吐き出し始めた。

 

「私や凛ちゃんってセックスし始めたら他の事が見えなくなっちゃうことがありますよね? そんな私達がアイドルのお仕事を始めても、お仕事があるのにセックスに夢中でお仕事をほったらかしにしちゃうなんて……あると思うんですよ」

 

「あぁ……それ凄くありそう、この前みたいに1週間ほどヤり続けて記憶が飛んだら、もうどうしようもないしね……」

 

「た、確かに」

 

卯月ちゃんの言葉に凛ちゃんも同意して僕もその通りだと思ってしまった。

そんな事してたらアイドルデビューしてもあっという間にクビになるだろう。

仕事にも来なくて、連絡もつかない会社員なんか3日も持たずにクビだもんな。

 

「困ったなあ、かといってセックスを控えるなんて……」

 

「できないですよねぇ……」

 

「できないね……」

 

これにも3人同意見。

そりゃそうだ、もう僕達にとってセックスをするのは呼吸をして食事をするのと同義。

というか本当にセックスしながらおっぱいミルクやザーメンを飲むという食事をしてるから止める事なんて出来ないんだよね。

 

「とりあえずセックスしながら考えようか?」

 

「それもそうですね」

 

「そうしようか」

 

これにも3人同意見。

僕達仲良し3人組。

 

「結局仕事をする以上、ある程度はセックスを控えないといけないと思うんだよね。泊りがけでの仕事もあるだろうし、そんな時は僕もセックス我慢するし」

 

「えぇ~、嫌ですよぉ♥️ お仕事で泊りがけの時はあなたもちゃんとお仕事の現場に来てもらって空き時間でセックスするんです♥️」

 

「卯月に賛成♥️ 仕事の合間にこっそりヤるなんて興奮するし♥️ それ絶対にヤりたいかな♥️」

 

「そ、そんな事してて僕か二人が暴走しちゃったら仕事にならないでしょ? やっぱり少しは我慢しないと駄目だって」

 

「我慢できる?♥️ 凛ちゃん?♥️」

 

「うん、無理♥️」

 

あ、アカン。

この娘たち完全に仕事というものを舐めている。

これは社会人である僕がビシっと言ってやらんといかんな。

 

「あ、あのね二人共、アイドルとして働く以上報酬というものを事務所から貰うんだよ? 報酬をもらうということはそれ相応の対価としてきちんと働いて、報酬に対する成果を仕事上でしっかりと出さないといけないんだよ?」

 

「……卯月、この人急にマジメな事言ってるよ? 未成年者である私達のおまんこにおチンポ挿入れながら」

 

「……今のあなたがどんな正論を言っても何の説得力も無いですよ? 今だって私達のおっぱい吸いながら射精しつづけてるじゃないですか」

 

ヌウウ……。

何も言い返せない。

今この場で一番の社会不適合者は卑劣な手を使って快楽堕ちさせた未成年の女の子二人とセックスを続ける僕である事は間違いないだろう。

 

「でもあなたの言う事はわかってるよ、私も仕事をするならきっちりこなしたいし、全力でアイドルという仕事に向き合いたい……んだけど……」

 

「私もアイドルのお仕事を頑張りたいって思ってますよ? 子供の頃の夢でしたし、今でもアイドルはキラキラとした輝く素敵なお仕事だと思ってます……けど……」

 

『やっぱりセックスをしたい・んですよね・だよね』

 

3人同時にため息をついてしまう。

本当にどうしよう。

もう二人に無理にアイドルになってもらわずに、このまま楽しくセックスライフを続けて、二人を孕ませてそのまま一夫多妻のできる国にでも移住して結婚でもしてしまうか?

もう一生働かないで3人で暮らす金もあるし、それでもいいけど……この世界ってアイドルマスターシンデレラガールズの世界なんだから一回くらい二人がアイドルになって歌って踊ってる姿を生で見てみたいってのが正直な気持ちだ。

 

しかしそのためにはどっかのプロダクションに二人が所属して、いつ発生するかもわからない暴走モードを警戒しつつ仕事を行なっていって、仕事に穴を空けることなくアイドルを続けていく……。

 

「あー、どこかに僕達のセックスライフを考慮しながらアイドルの仕事を持ってきてくれる便利なアイドルプロダクションとプロデューサーとかないかなー」

 

そんな僕のぼやきに反応したのは凛ちゃんだった。

 

「…………それ、あなたが作ればいいんじゃない?」

 

僕と卯月ちゃんが凛ちゃんを見やる。

なんですと?

 

「……あなたって卯月の学校の理事長でお金も沢山持ってるんだよね?」

 

「まあ数百億くらいの資産はあるけど」

 

「す、数百億!? そ、そんなにお金あるならプロダクションとか作ってプロデューサーも雇って私達がそこに所属すれば私達のセックスライフを考慮しながら仕事を回す事もできるんじゃないの?」

 

「!!!!」

 

なんと言う悪魔的発想。

無ければ作ってしまえとの精神。

た、確かに作ればいいじゃん、僕が社長のアイドルプロダクションなら二人がどれだけ休もうが仕事に穴を空けようがクビになんてしないし、僕達が気のすむまでアイドル活動をやる事なんてできちゃう。

僕お金なんか二人に関すること以外で使うことなんて無いだろうし、二人の為にアイドルプロダクションの設立……アリだと思います!

 

「凛ちゃん! それ採用! ナイスアイディア! 無ければ作る! それ最高!」

 

凛ちゃんを抱きしめて感謝の射精をどぴゅっと放出。

 

「あひっ♥️ う、卯月♥️ 私達の生活を変えないでアイドルを出来そうだよ♥️」

 

「ぷ、プロダクションを作っちゃうんですか……す、すごいです……」

 

卯月ちゃんは呆然としながら、僕に本当に作っちゃうのかとも確認してくる。

もちろん作りますとも、そして作るからには早速行動開始だ。

 

「よーし! それじゃあ早速会社設立の為に動き始めるとしようかね! まずは知り合いの司法書士やら会計事務所やらに連絡して事務関係は丸投げしちゃおう」

 

卯月ちゃんと凛ちゃんを突きながら電話相談開始だ!

 

 

●~

 

 

そんなこんなで数ヶ月。

春の入学式と共に僕達のアイドルプロダクションは完成した。

名称は072プロダクション、僕達3人でオナニープロと名づけてみた。

対外的にはななじゅうにプロとそのまんまの名称にしておいたけど、僕達の間ではオナニープロだ。

 

事務所は都内のビルを買い取り数十億ほどかけて改装して結構な施設が完成した。

まあぶっちゃけ僕達のセックスライフを充実させるための改装が殆どでプールとかスパとか初め色んなシチュで使えるような設備をこれでもかと盛り込んだ最新鋭施設の事務所。

 

そんな事務所の最上階、一面外からは見えないマジックミラー張りで都内を一望できる僕の社長室に二人を連れ込んでセックスをしていた。

二人は大きな机に手をついてお揃いの制服を着た二人がノーパンで僕にマンコを見せながらケツを振っている光景は素晴らしい眺めである。

 

「あんっ♥️ 凛ちゃん、入学おめでとう♪ 新入生の挨拶立派だったよ♪」

 

「ありがと、何だかんだで結構緊張しちゃったよ。でもさ、なんで私が新入生挨拶をしないといけなかったの?」

 

「ふひっ、だって凛ちゃんを新入生挨拶させながら全校生徒の前で犯したかったからさ。凛ちゃんも滅茶苦茶興奮してたでしょ? 演台の前に立って、僕だけ見えるようにスカートをたくし上げたときマン汁吹き出てたし」

 

「んっ♥️ 確かにアレ……最高だった♥️ もう少しで全校生徒の前でアヘっちゃう所だったし♥️」

 

「えぇ!? そんな事してたの!? 全然気付かなかったよ」

 

無事特待生として僕の学校に入学した凛ちゃんは僕の指示に従って全校生徒の前で新入生挨拶をしながら僕の触手チンポに犯されるという痴態をやってのけたのだ。

卯月ちゃんにも内緒で、エロも何も無い卯月ちゃんからの挨拶を頑張ってというの純粋な視線に凛ちゃんはあろうことか股を濡らしていたのです。

 

そうやって他愛もない話をしながら二人とセックスをして、やがて本題であるこのアイドルプロダクションの話になっていった。

 

「それにしても大きな事務所ですね~、この事務所にいまどれくらいの人が働いているんですか?」

 

「うん? 誰もいないよ、僕たちだけだよ」

 

「は? 僕たちだけって……ここアイドル事務所でしょ?」

 

「そうだけど結局アイドルは二人だけだし、仕事とかも僕が見繕ってくる予定だから他の社員とか別にいらないかなーって思ってさ」

 

この事務所に掛かってくる電話は僕のスマホに転送されるようにしといたし、設立したばっかりで仕事も殆どないし、ややこしい事務作業は外部委託でお任せしてるし、今のところ他の社員は必要ないんだよね。

 

つまりは僕が社長兼プロデューサーとして二人のアイドルプロデュースをしてしまうと言う事なのだ!

 

というか他の社員がいたらこのプロダクション内で自由にセックスできないし、余程の事がない限りこの事務所内に僕達以外の人間を入れる気なんてさらさらない。

セキュリティもカッチカチにして、僕達の顔認証でしかこの事務所に入ることなんて出来ないし、今のところこの事務所は僕達の聖域状態であるのだ。

 

「え……私達二人だけなんですか?」

 

おや?

 

「どしたの卯月ちゃん? 最初に言ったように僕達のためだけのプロダクションなんだからもちろんこのプロダクションのアイドルは卯月ちゃんと凛ちゃんだけだよ?」

 

「そう、なんですか……ちょっと寂しいですね」

 

「確かにこんなに大きな建物で私達3人だけってのは寂しい感じもするけど……まあそれはそれで仕方ないんじゃないかな? 他のプロダクションだと私達がアイドル活動するのって無理だと思うし」

 

「それもそうだね……」

 

ふむ。

もしかしなくても卯月ちゃん、他にアイドルがいないことに残念がってるな。

確かに卯月ちゃんの性格上、沢山のアイドルに囲まれて楽しくアイドル活動をしたいって思うだろうし、所属アイドルが二人だけって確定してしまっているのは卯月ちゃんにとって寂しい事なんだろうな。

ならば拙者は卯月ちゃん大好き侍につき、卯月ちゃんが寂しがっているからにはそれを解消せねばなるまい。

 

「卯月ちゃん卯月ちゃん、そんなに寂しがらなくても僕、他のアイドルスカウトしてくるよ?」

 

「本当ですかぁ!?」

 

満開スマイル発動。

どうやらグッドコミュニケーションだったようだ。

 

「ほんとほんと、なんなら今から探しちゃおうか」

 

「え? 今からスカウトにいくの? もう夕方だけど」

 

凛ちゃんからのお言葉に僕は違うよって言って、二人にスマホの画面を見せながら操作を始める。

 

「ほら、僕ってさ、転生してきたじゃん? そんでもって前世でこの世界よりちょっと未来の事もアニメで見てるし、ゲームをやって色んなアイドルの情報を持ってるんだよね」

 

スマホを弄りながらアイドル名鑑を検索して頭の中にある名前を検索して行く。

基本は二人に関係のあるアイドル達の検索だ。

 

「えーっと……まずは卯月ちゃんと凛ちゃんとユニットを組むあの娘…………おっ! まだアイドル名鑑に登録されて無いぞ、これはワンチャンありそうだな」

 

「……本田、未央ちゃんですか?」

 

「私達とユニットを組む子って……」

 

そう、我等の本田さん。

確かアニメでも卯月ちゃんが2年生になってアイドルデビューしたと同時に、本田さんもシンデレラプロジェクトに補欠合格したはずだからまだフリーの可能性は十分ある。

 

「そうそう、未来で二人と関係の深いアイドルの娘達がまだどこのプロダクションにも所属してなかったらウチに来てもらおうと思うんだ」

 

その言葉に卯月ちゃんは目を輝かせて、凛ちゃんはふーんって唸ってる。

二人共特に反対する感じでもなく僕の検索する女の子ってどんな娘なのかって聞いてくる。

この方法って結構効率がいいと思うんだよね、よくわからん女の子をスカウトしてこの二人と組ませるより、原作で交流があったアイドル達を組ませたほうが絶対にいいだろうからね。

 

「本田さんは確保候補っと。他にはピンクチェックスクールの小日向美穂ちゃんは……あーすでに346所属かー。五十嵐響子ちゃんは? こっちも駄目かー346所属になってるな」

 

卯月ちゃんに縁が深いP.C.Sのお二人はすでにアイドルデビューしちゃってるようだった。

これは残念だけど諦めるしかないか。

他は……。

 

「トライアドプリムスの娘達は……おっ! 神谷奈緒ちゃんも北条加蓮ちゃんも登録されて無いじゃーん! この娘達も確保じゃー!」

 

凛ちゃんに縁が深いTPのお二人はまだデビュー前のようだ。

確かにアニメでも2期に入ってからの登場だったしこの時期はまだデビュー前でもおかしくない。

他にも検索してみるけど、二人に縁のある娘達は皆デビューしちゃってて、この3人が我が072プロの新人アイドルスカウト候補となりました。

 

「よし、とりあえずはこの3人、本田未央さんと神谷奈緒ちゃんと北条加蓮ちゃんの3人を我がプロダクションの新人アイドル候補としてスカウトする事に決定いたしました!」

 

「わ~♪」

 

「……」

 

パチパチパチと手を叩いて嬉しそうな卯月ちゃんに対して顎に手を当てて何かを考えている凛ちゃん。

少し考えていたかと思うと、手をぽんっと叩いて凛ちゃんが言った。

 

「その北条加蓮って子、私と同じ中学かも」

 

「えっ? そうなの?」

 

「うん、卒アルで同姓同名の子がいたし、写真も見たけど凄く可愛い子だったからもしかしたらそうかも」

 

二人共僕を見ながらどうなんだって目で問いかけてきている。

ど、どうだったっけ? 同中設定ってあったっけ?

アニメでそんな事を言っていたような無いような……。

まあ、今度卒アル持ってきてもらえば本物の北条加蓮ちゃんかどうかも分かるし一旦保留だな。

 

さて、色々方向性も決まってきたし、そろそろ今日の締めを始めようとしようか。

 

「では新人アイドルのスカウトなど、当プロダクションの方向性も決まってきましたので、これから072プロ社長兼プロデューサーとして新人アイドル候補である二人に一つお話をしようと思います」

 

「何? あらたまって話なんて」

 

「そうですよ~、何だかいつものあなたと違いますよ~?」

 

最初くらいはビシっと決めたいんですよ。

 

「こほん……それではお二人共、当072プロダクションの新人アイドル候補として将来有望なお二人を迎え入れられたことを大変嬉しく思います。ご存知のとおり当プロダクションは本日設立したばかりで、私自身もプロデュース業は初めてと言う事もあり、お二人には本当にこれからアイドルとして活動をしていけるのかと不安もあるかと思います」

 

二人共しっかりと僕を見て話を聞いてくれてる。

 

「しかし必ずその不安を拭ってみせることを約束します。いちプロデューサーとしてこの仕事に誠心誠意取り組み、お二人が活躍できる道を私が切り開いて、必ずお二人をトップアイドルへと導いてみせることを約束します」

 

これは誓いだ。二人を導くための誓い。

二人を見ながら言葉にして硬く誓うと、二人はとても輝く笑顔で微笑んでくれた。

 

「あはは、硬いよ。何それ」

 

「ほんとですよ~、いつもと違いすぎて私びっくりしちゃいましたよ」

 

二人は軽くそう言って、その後に僕の腕に抱きついてきて。

 

「信じてるよプロデューサー」

 

「私達をトップアイドルにしてくれるって」

 

僕をどこまでも信頼する眼で二人は僕にキスをしてくれた。

こうして僕のアイドルプロデュースは始まった。

 

この愛すべき二人をドスケベド変態なトップアイドルにしてみせるっていう気持ちを胸に僕達は新しいスタートを切ったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△▽△▽△▽△

 

 

あたしは神谷奈緒、つい数日前高校2年に上がったばかりの16歳だ。

趣味はアニメ鑑賞で、朝のアニメから深夜アニメまで面白いアニメが大好きで、今日も昨日やってた深夜アニメを見ててちょっと寝不足だ。

そんな寝不足のあたしは人を待ってる、遊びに行く約束をして寝不足ながら時間5分前に来たのにあいつは時間になってもきやしない。

 

「ったく……加蓮のやつ寝坊でもしてんのか?」

 

待ち合わせ場所で腕時計を見ながらあたしは年下の友達、北条加蓮を待っていた。

加蓮とは去年の冬に開催された346プロのウィンターフェスで出会った、あたしがアイドルのライブを観戦していたときに隣にいたのが加蓮、年も近かったしどちらとも無く話しかけて話が合って電話番号を交換して、何度か連絡を取っていたらいつの間にか普通に遊ぶ関係になっていた。

学校も違うし、地元も全然別、だけど加蓮とあたしはウマがあって何度も遊んでいるうちに親友関係って言うのになっていた。

 

そんな親友である加蓮はあたしを待ちぼうけにすること10分くらい経過した。

寝不足でちょっとイライラしてるあたしの中で親友から普通の友達くらいにまでランクダウンし始めたその時、あたしが見知ったシルエットがあたしに向かって手を振っている姿を見つけた。

 

「遅せーよ加蓮!! 遅刻した罰として今日の昼飯は加蓮のオゴリな、それで許してや…………か、加蓮、誰だよその美人」

 

遅れてきた加蓮はこれでもかというくらいの笑顔で、隣にとんでもない美人を連れていた。

濡れ羽色の漆黒の髪に人形のように整った美しい顔、髪と同じ漆黒の瞳はあたしを見ていて、その瞳を見ていると吸い込まれそうになってしまう。

紺色のブレザーを少し着崩しているのがサマになっていて、スカートから伸びる足の白さは染み一つ無い大理石みたいな脚で……こんなにも完璧な美人を見るのは初めてであたしは加蓮に対する怒りも引っ込み怖気づいていた。

 

「奈緒ーっ、ゴメンゴメン、この子と話してたら待ち合わせ時間オーバーしちゃったよ」

 

だ、だから誰なんだよその美人は。

あたしは借りてきた猫のように美人と加蓮を交互に見ながら加蓮から美人の紹介を待ってると、美人のほうがあたしに話しかけてきて全身を震わせて驚いてしまった。

 

「もしかして……神谷奈緒さん?」

 

「ひゃぃぃぃ!!」

 

「ぶふっ! ひゃぃぃぃって何!? 奈緒の新しい鳴き声!?」

 

鈴を転がす声というのか透き通った氷のような声というのかとにかく心地の良い声があたしの名前を呼ぶもんだからびっくりしながら返事をしたら、加蓮があたしをからかい始めた。

 

「う、うるせー! びっくりしたんだよ! 悪いか!?」

 

「悪くない悪くない、可愛いよ奈緒ー、相変わらず弄りがいがあるよねー♪」

 

くそぉ……と、とりあえずあたしをからかってくる加蓮がちょっと腹立つけど、この美人が誰かを聞いてみよう、何故かあたしのことも知ってるみたいだし。

 

「か、加蓮、いい加減に紹介してくれよ、その美人は一体誰なんだよ」

 

「あ、そうだった。ゴメンゴメン、この子、アタシと同じ中学の渋谷凛ちゃん。さっき家出るときに声かけられてさ……それでこの子にすっごいこと言われちゃったんだよねー♪」

 

「すっごいこと? 何だよそれ?」

 

「ねー、渋谷凛ちゃん、さっき言った事をこの子にも言ってあげてよ、この子がアタシが言ってた神谷奈緒って子だから」

 

渋谷凛って言う美人は加蓮とあたしを交互に見ながら微笑んでこんな事を言ってきた。

 

「二人共、アイドルに興味ない? 興味あるならさ、私と一緒のアイドル事務所に入ってトップアイドルを目指さない?」

 

「えっ……アイドル?」

 

これがあたしと渋谷凛との出会いであり、あたし達がアイドルになる始まりの出会いだった。

 




アイドル編 スタート
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