※この作品はR-18です。

アウトキャスト日記- History of  Rampage   作:アンデッド

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 今回は雑に伏線回収していきます。


Jの日記

 十月二十七日

 

今年もあと二ヶ月かいな。一年跨いだら

オリンピックとはあんま、実感ないわ。

 

それよりもまさか、ヒビキちゃんが

ワシらの冠番組〈鉄腕BACK〉にメンバーとして

参加したのはびっくりやな。気を

使ってくれてんかな……山奥の問題は、

ヒビキちゃんのせいちゃうのに。強いていうなら

ワシが気づけなかったことが原因や。

 

ワシらが所属してるジェニーズ社長と

親しい間柄の国連特別捜査官、シンジさんが

ゴリ押したってヒビキちゃんはぼやいとるけど

事実かどうかは判断できひん。

 

それよりもヒビキちゃんは「男になればいい! 

ロランがローラ・ローラになったみたく!!」

そんなムチャせんでもええのに。

∀ガンダム第280で、主人公ロランが女装したのは

任務……アレ? ロランって女の子やっけ?

今まで男装してーちゃうな。男の子や、公式設定でも

そうなっとる。もしかしてヒビキちゃん──

ロランを男装してる女の子って思っとるんか。

 

とりあえずシンジさんと社長に相談せな

アカンわ。

 

 

三月二十日 

 

ヒビキちゃんが加入してからいつの間にか

一年も経過しとる。

ツインテールにしてた硬質な金色の髪を

ばっさり、ショートボブへ変えた。

 シンジさん直伝のやヴィクトリア朝時代的、

黒を基調にした礼服も一切やめてもうた。

 一人称も『あたし』から『オレ』に変え、

声も変声期まえの少年みたいにしとる。

 

さらには独学で大工技術も習得したらしい。

本気や。本気で山奥の代わりとして、

TAIKINのメンバーになろうとしとる。

 

天然の長山やワシに次ぐ芸人体質の司会担当、

國継からも受け入れられとるし大丈夫やな。

ワシも頑張らんとあかんわ。

 

それよりも『痛感を生まれながらに感じない』

世話役のマネージャーさんをどうするか、

社長と相談するか。

 

八月十六日

 

なんやねん……いきなり。『無人島から船を造って

脱出』企画をやってる最中に漁船二つが

流れついたから遭難したかんと、近づいたら

いきなり発砲しときおった。

 

ヒビキちゃんが「なめんなごりゃっっっっ!!!!!!」

雄叫びながら、背中から45口径の自動拳銃を

抜き応戦し始めた。

 

昔みせられた弾倉を素早く

セット出来るようにアシストする

マガジンウェル、“銃の両側で操作可能”という

意味のアンビ・セイフティレバーを備えた

コルト1911A1やった。

 

白プロテクターマスクの『マトリックス』

主人公的な黒衣姿した一団を、返り討ちに。

 

頭部に三発の弾丸が炸裂され、鮮血と脳漿が弾け

砂浜に飛び散ってもうた。

 

八人目を仕留めたときにスライド──

遊底が後退して止まった。弾を

使い切ってもうたんや。長山が駆け出して

ヒビキちゃんの抱きつき、自分の背中を盾にした。

 それより先にU.S.M.C.ファイティングナイフが

プロテクターマンの喉に突き刺さり、斜めから

銃声が鳴り響いた。ほぼ同時やった。

 

「ナイス! よるくも兄ぃ~」マネージャーさんの

名前をそん時、知ったわ。最近よく映画とかで

観るSIG P226SCTを両腕まげたアイソセレス(二等辺三角形)の構えで現れたんや。

 

この人もシンジさんと同じ側か。

 

とりあえず「みんな一時的にアメリカへ行って。

沖縄の米軍基地で、あたしの名前出して

事情を説明したら解ってくれんよ」ワシらに

身を隠すよう頭さげながら、ヒビキちゃんは

頼みこんできた。ワシらも助けたかったけど……

やむなく受け入れることになった。

 

ヒビキちゃんが念のため持ってきたイリジウム・

タブレットで情報を集め、現状を把握した。

 

二ヶ月まえに起きた『有識者会議襲撃事件』と

『平田ユリア誘拐事件』の関連。

 

確かオリンピックがらみで猥褻なもの、

いかがわしいものを排除する運動が

盛んに一年前からおこなわれとったな。

最終的にネットの生配信でそれを決める

有識者の人たちが襲撃されて……

 

このプロテクターマンらも

その関係者なんか?

 

「切腹した漫画家……あたしの知り合いですねん」

ヒビキちゃんは唖然とした表情で

目元を震わせながら、ある漫画家さんの

死亡記事を読み進めとった。知り合い

やったろうな。やりきれへんわ、ホンマに。

 

 

特に自衛隊病院で入院してたはずのユリアちゃんが

誘拐された事件を気にしとる様子や。

 

「護身用です。持っといてください」長山に

愛用してたランボーを渡してから

 

「今までありがとうございました──

生きてたら、会いにいきます」

 

そう言いのこしてヒビキちゃんとマネージャーの

よるくもさんは漁船に乗り込み、本土へ

向かったんや。

 

残されたワシらは相談して「漁船から

エンジン抜いて船を造り沖縄まで行く」で

話は纏まった。

 

ヒビキちゃん。ワシらも必ず

本土にむかうわ。

 

 

 




打ち切りマンガみたい、こりゃ。
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