異世界ヒロインが召喚される世界で好き勝手する話 作:もう万体
クロガネ大公国との戦争が膠着状態となってからも、首都の様子は大きくは変わらない。戦争初期は、超大国が攻めてくるということもあり若干の混乱が見られたものの、ノワール軍の善戦と月日の積み重ねがパラディクレールの住民達の心境に安定をもたらしていた。
戦争は確かに継続しているが、目の前に戦火が迫っているわけではない。
軍が上手く立ち回っているので、前戦から遠い都市部の住民は戦時下であっても戦争中という実感が薄れてきている。
下手に不安を煽って制御できなくなるのは問題だが、あまりにも慣れすぎるのもよくない。戦争を継続するには国民の協賛が必要だ。ヒロインという強大な戦力を持つマオは究極的には国民の意向に関係なく戦争をすることができるといえばそうなのだが、それをすれば圧制者の道しか存在しなくなるだろう。
ノワールは隣国との関係がまったくよくない。辺境の地でありながら、敵対国ばかりというのは非常に苦しい状況なわけで、戦争に勝つだけでなく次に繋がる外交がしたいというのが本音だ。内情としては、この戦争は外交のための布石であるということだ。
戦況が落ち着きある程度コントロールできる状態になったことでマオにも自由な時間が増えてきた。
最前戦に立つわけではないが、戦争中に勝手気ままに出歩いていると思われるのは外聞が悪い。何より様々な要望、要請が飛び込んできているので、仕事量がかなり増えているのは間違いない。戦争は最後の外交手段というように、政治の延長でもあるのだ。戦時下にあってはマオに求められる仕事量も激増するのは想像に難くない。
そんなわけで、屋敷と職場を往復するばかりの生活だったマオが珍しく外に出て向かったのは、パラディクレールの郊外にある収容所だった。
魔法使いすら拘束し収容することを目的とした施設であり、ノワール国内でも特に頑強な城といっても過言ではない。そんな施設の地下にはさらにヒロインを収容する特別仕様のフロアがある。今、マオに侍っているヒロイン達の中にもここに収容され調教された者は少なくない。
「また、少し仕様を変えたんだったか」
地下通路を歩きながらマオが呟く。
汚れ一つない白い廊下はあまりにも無機質でこの世界の建物としては極めて異質な設計だ。この施設には精神に刺激を与える如何なる装飾もない。刃物を掲げたり文章を刻印したりして罪人を威圧するようなものもなければ、目を楽しませる彫刻もない。驚くほど無味乾燥とした施設には、人間性というものを一切感じない。この施設の設計者は、この施設を作る過程で自我というものを徹底的に封じ、余計な色がつかないように細部まで拘ったのだろう。むしろ、この無機質さにこそ設計者の意図が込められているのではないかとすら思える。
事実、この廊下を歩いていると精神的に参ってくる。何の変化もないというのはそれだけで人間には辛いのだ。おまけに廊下は手を横に広げられない程度の幅でしかなく、天井も低く作られているので圧迫感がある。独房もこの調子なので、四六時中こんなところに押し込められていれば、まともな人間は精神に不調を来すだろう。
そんな中で目に付いた――――というよりも感じたのが空気感の違いだ。
収容所なので魔術的細工が幾重にも施してある。それが、以前来た時と少し変わっている。
「ずいぶんと分かるようになったんだね。その通り。結界の組成を少し弄っているんだ。報告はしているはずだよ」
花のような甘い香りを漂わせてマーリンが現れる。霊体化してマオに付き従っていたのだ。サーヴァントは姿を透明にする術を持つ。その原理まで理解しているわけではないが、マーリンと契約しているマオは、目に見えずとも彼女の存在を感じることはできるのだ。
マーリンの世界の魔術を使うことはできないが、西洋魔法のようなこの世界の人間でも魔力があれば使用できるタイプの魔法はマオでも使用可能だ。一流の魔術師たちから魔力の扱いを学ぶうちに、こうして結界の空気感まで判別できるくらいにはなっていた。
「報告をもらっていたから、違いを意識できただけだよ。そうじゃなかったら、気づかなかったはずだ」
「そうだとしても、分かるだけで進歩さ。何せこの施設のデザインは何もない空間をコンセプトにしているからね。魔術的な仕掛けだって、本来は余計なんだ。けれど、さすがに結界の一つも張らないでヒロインを閉じ込めるなんてありえないからね。矛盾を承知で結界を張るわけだけど、施設のコンセプトを無視するわけにもいかない。だから、施設のデザインの邪魔にならないように隠すことが重要なのさ」
楽しげにマーリンは語って聞かせる。昔からこの施設に張られていた様々な結界や魔法トラップの稚拙さを指摘しつつ、それに手を加えて整えた手並みの自慢話。多くはマオの理解の及ばない世界の話であるが、マーリンや愛歌らヒロインの中でも有数の魔術師たちの英知が、この施設を大陸全体を見回しても比類無き要塞監獄に作り替えているのは肌で感じる。
この戦争による副産物。
クロガネ大公国が誇る武闘派のヒロインたち。
戦場で捕縛し、使い魔たちに陵辱された彼女たちが最終的に行き着くのがここだ。魔力も気力も体力も徹底的に吸い尽くされて無抵抗となったヒロインたちを一人一人この地下牢で管理している。
ちょうどスライムが扉の隙間から這い出てきた。定期的に巡回し、魔力が回復したヒロインを襲ってエナジードレインを繰り返している。スライムのお気に入りはイレイナらしく、彼女のことは念入りに捕食しているようである。
扉を開ければ、恐らくは魔力を吸い尽くされて快楽に浸りきったイレイナの姿が拝めることだろうが、今日の目的はここではない。
最奥の部屋にマオはやって来た。
スライムもこの部屋には立ち入らない。
そんな封じられた部屋の扉をマオは開けた。特別な鍵は必要ない。スライムも近寄らせていないのは、この独房のヒロインが危険だからではない。むしろ、スライムに犯させるのも躊躇する程度に非力だったからである。
扉を開けるとむわっとした湿度の高い空気が溢れ出る。漂う淫気は、マーリンの花の香りを濃縮したアロマの香りだ。性欲を増大させる夢魔の技だという。そして、その中で囚われている黒髪の少女は、ベッドに縛り付けられながら呻き続けている。目隠しと猿轡までされて、手足の自由もなく淫気を摂取し続けた彼女の身体はすっかり発情して火照っている。アロマの香りの中には、彼女から揮発した汗の香りも含むのかもしれない。
「ふーッ、ふーッ、んふー♡ ん、ふうううううう♡」
鼻息も荒くガチャガチャと手枷と足枷を鳴らしている。大の字に拘束された彼女は、自分で自分を慰めることもできないのだ。
ピンク色の乳首はビンビンに勃起して、腰をヘコヘコと上下させている様は何とも無様極まりない。猿轡からは呻き声の他に、大量の涎が溢れ出ていた。
少女の名はクロメ。
クロガネ大公国のヒロインの一人である。
「ふうううううううううッ、んふ、んあああああ♡ んぐぅ♡ ふぐうぅうう♡ んんんんんんんんん♡」
ギシギシとベッドが軋んでいる。
クロメが力一杯藻掻いているからである。
彼女は相当発情しているようで、マンコから愛液が大量に分泌されているのが見て取れる。
悶えながら声を出すこともオナニーをすることもできずに、淫気を嗅がされ続けるのは辛いだろう。
「そろそろ大丈夫なのか?」
と、マオはマーリンに尋ねた。
「ああ、大丈夫だとも。彼女の身体に溜っている毒は概ね輩出されたはずだよ」
「それにしても媚薬塗れにするってのは趣味が悪い」
「何を言っているのさ。マスターの趣味でもあるだろう」
憤慨しながらマーリンはクロメに近寄っていく。
そして、愛らしい乳首を指先で軽く撫でる。
「ふぐううううううううううううううううううう!!?」
ぶしゅうううううう、とクロメが腰を跳ね上げて潮を噴いた。
がくんがくんとベッドの上で身体を何度も跳ねさせる。まな板の上の鯉もかくやだ。快感よりも苦痛のほうが大きいのではないか。
「とても敏感になったね。こうして、何度もイカせて毒抜きをするんだ。乳首だけで、派手にイクくらいに敏感になってしまったけれど、汗からも愛液からももう薬の成分は出てこないよ」
そう言いながらもマーリンは愛撫を止めない。乳首を舐め、噛み、吸いながらクリトリスを摘まみ、マンコを指を穿った。
「んぐううううううううううううううううううううううううううううううううう♡」
壮絶なクロメの悶絶絶頂。
仰け反りながら、クロメは強烈なオーガズムに苦しんだ。
全身に襲いかかる快感の嵐は、クロメに理解不能かつ我慢不可能の衝撃を与えている。
苦痛ならば如何様にも耐えられるが快感となると話は別だ。
人間の身体は快感に耐えることは難しい。元の世界で薬物中毒にされてしまったクロメの脳ならばなおのことだ。
もともとクロメはこの世界で長くは生きられない。
継続的に摂取しなければならない薬が手に入らないからだ。
クロメは、この世界に来た時点で詰みだった。
欲しい薬が得られないので、どうあっても苦しんで発狂死する未来しかなかった。
それを一時的にも解決したのがクロガネ大公国である。
クロメが欲する薬と同等品までは作成できずとも、症状を抑えることには成功した。多くのヒロインを抱え、長く魔法大国として君臨してきたからこその技術であった。
だが、同時にクロガネ大公国はクロメの薬物中毒を改善まではさせなかった。
裏切り防止に都合の良い体質を改善させる理由はない。
クロメは薬の問題を自己解決できないのだから、この件は棚上げして現状維持しておけばよいというのがクロガネ大公国首脳部の考えであった。そして、クロメは中毒症状から逃れられるのであれば、何でも良かったので、その方針を是とした。
クロメの身体の事情は深刻だった。捕縛した後の中毒症状は凄まじく、調教の前に治療が必要だったのだ。
この独房はある種の実験場。
クロメを治療するためにクロメ本人で治験をするという乱暴なやり方だ。マーリンや愛歌、シオンもいるのでクロメの治療方法も治療方針もすぐに立てられたが、それがこれだ。
ただ治すだけでなく、敵のヒロインとして徹底的な調教も加えるという趣味と実益を兼ねた治療法である。
もっとも、クロメにとってはただ放置されるだけでも拷問だ。縛り上げてほったらかしにするだけでクロメは勝手に壊れていくのだ。
マオはクロメの目隠しと猿轡を外した。急に明るくなった視界にクロメは目を細める。
「……あ、う……うう」
「やっぱり可愛い顔をしてるな」
涙と涎に汚れた酷い顔だ。しかし美少女なのは間違いない。
「く、薬ッ、薬ッ、どこッ、あ、ふぐ、ううううう! 薬がないと、わ、わたし、あ、薬ぃいいいいッ!」
クロメは発狂寸前だ。絶叫しながら藻掻き苦しんでいる。
「おい、マーリン。治療はしたんじゃないのか?」
「毒抜きはしたさ。ただ、彼女の脳が薬の苦痛と快感を覚えてしまっているからね。脳を弄ればどうにでもなるけど、それは最後の手段にしたいところだね」
「なるほどね」
症状としては唯里のそれに近いのだろう。魔術や魔法ではなく、薬によるものではあるが、マオの力ならばそれが異世界の技術ならば無効化し押さえ込むことができる。本来ならば、すでにマオの力の影響下に置かれているはずだが、事前に助言され、敢えてクロメの症状を抑えることはしなかった。能力を意識的にコントロールするのもかなりできるようになってきた。
「はやく、はやくはやくううううう! 薬、薬、薬ちょうだいいいいい!」
苦痛の原因となる薬は抜けている。だが、この手の薬というのは強烈な依存性がある。薬が抜けた後の禁断症状は、想像を絶するものだ。それが一国の暗部に属した彼女に使用された未知の薬物となれば、出回っている薬物とは比較にならないものだろう。
「さあ、マスター。このいたいけな少女を救ってやってくれたまえ」
「人でなしだな、マーリン」
この期に及んで笑みを浮かべるマーリンはやはり人外の感性の持ち主なのだ。
人の精神を模倣しているだけで、彼女は本質的には人間ではないという。こういう所にも、そんな彼女の生態が現れている。
今にも発狂しそうな、というよりも既に発狂しているようなクロメに対してもマオは情欲を抱けるようだ。その点では、マオもまた人でなしだ。
マオはクロメのマンコに触れる。指を差し入れて、その感触を確認する。
「あッ、あッ、やあああ、ダメ、それダメッ、い、い、く、イクイクッ、ひいいいあああああああああ♡」
クロメは仰け反って潮を噴く。
今日だけで何回果てたのだろうか。もう前戯の意味もなさそうだ。
「クロメ。こっちを見ろ」
「ひいぅ、ふううッ、ん、うあ……ああ」
「薬が欲しいか?」
茫洋としたクロメの目に光が戻る。
「薬、あるの? 薬、欲しい、欲しいよぉおお!」
クロメは形振り構わず叫ぶ。
理性の箍は既に外れていて、敵も味方もない。薬を与えてくれる者に従うだけだ。そのように育てられ、そのような身体になっている。
マオは勃起したペニスを取り出した。クロメの瑞々しいマンコがのたうっているのが見て取れる。
「な、何、それ、違う、違うよ、薬は?」
「心配するな。すぐに飲ませてやるからな」
「ッ――――!?」
ぬるりとした膣内にペニスを挿入する。
クロメの全身がキツく痙攣し、
「あぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
この日一番の絶叫に繋がった。
薬の禁断症状とマーリンのアロマで高まった性欲が、マオのペニスで解放される。
この刺激はクロメの頭を真っ白にするのに十分過ぎた。
喉を反らして絶叫するその声は愛らしさとは無縁の苦悶に満ちている。
その声はサディスティックなマオの本能を後押しする。マオのペニスは萎えることなく、新しいマンコを味わうためにさらに固くなっていく。
「ひぎぃ!? んあああ! イグッ、し、死ぬッ、こんな、あ、ひぎゃああ♡」
ほんの少しの動きだけでクロメの膣は敏感に反応している。
オーガズムに相当する電気信号がクロメの脳に何度も到達している。イキながら次の絶頂を迎える。それを延々と繰り返すことになる。
「ふああッ、あッ、イグ、イッてる、の! んおあッ、あ、やめて、も、イギ、たく、な、あ、ああああ♡」
「クロメの膣内、最高に気持ちイイな。ぬるぬるで締め付けもしっかりしている。クロメも薬が欲しかったらしっかり締め付けろ」
「く、薬ッ、あ、ん……ひいいッ、あ、あ、あ、んはああ♡ ああ、んひいい♡ と、飛ぶ、こんな、あん♡ ふああああん♡」
甘い声と苦悶の声が入り交じる。
クロメにとっては正しく地獄だろう。
最悪の禁断症状に苛まれながら、限界以上に引き上げられた性感による強制絶頂。最も敏感な膣奥をペニスで擦り上げられ、突かれる。絶頂に絶頂が重なり、思考もままならない。
「イギッ、あ、イクッ、ひぎぃいい♡ んがあああ♡ あああ! もう、許し、で、あはぁああ♡ イっでりゅ、がら、あああああああん♡」
クロメは舌を突き出してあられもない顔をしてイキ続ける。
可愛い顔を歪め、瞳をぐるりと反転させている。
マオの責めはそれでも続く。
膣肉の抵抗があればあるほど締め付けがペニスを悦ばせるのだ。
快感で腰が抜けそうになる。クロメのマンコは歴戦のマオのペニスをイカせるだけの魅力がある。クロメの腰を掴んで持ち上げて、体重を掛けてペニスを押し込む。肉壺から再び淫らなシャワーが噴き上がる。潮と愛液がクロメの身体を濡らす。淫らな香りが充満してマオのやる気に火を付ける。
抽挿を激しく、速く繰り返す。カリが肉襞を引っ掻き、跳ね上がる腰を強引に押さえつけてマンコの奥深くまで穿り返す。
「ふぎいいいいいッ! あ、あああ、深いぃいい! もうイキ死ぬ! 死ぬ! あ、おおおおおおおおおおおおおおお♡ あ、あ、んあああああああああああ!」
「イクぞ、クロメ。ずっと欲しがってた薬だ」
「薬ッ、薬ッ、欲しいッ、薬ぃ」
「ああ、受け取れ。たっぷり注いでやる」
「ひぃ、んあ、んああ?」
薬と聞いて瞳を輝かせるクロメ。
マオはそんなクロメの膣奥にペニスをねじ込んだ。
湧き上がる射精衝動がクロメの膣の圧力で解放される。
「ひぁ、な、に、ひあああああああああああん♡」
きゅきゅッと膣肉が引き締まる。精液を感じた膣肉が雌の悦びに湧いた。クロメの顔が引き攣り、一瞬の後に一気にふやけた。
「はへええええぁ♡ 何これ、気持ちイイぃいい♡ あ、ふうん♡ 膣内、熱い、すごぉ♡」
クロメは涎を垂らして幸せそうな顔をしている。それまでの苦悶に満ちた顔から180度変わっている。
「んあ、あ……あなた、は?」
クロメの視線の焦点がようやくマオの顔に合った。
今になってマオを認識したようだ。
よほど薬の禁断症状がキツかったのだろう。
「自己紹介は後でしてやる。今は、セックスを楽しめ」
「セックスって、ひあッ、んあ、なんで、わたし、あなたとぉ、ふおおん♡」
理性が戻ってきたクロメはマオとセックスしている状況を認識してパニックになったようだ。ただ、それもつかの間のことだ。クロメの身体はすでにマオのペニスに馴染んでいる。取り戻した理性は、瞬く間にペニスによって溶け落ちる。
「あふぅ、んふあ、あ、お腹、熱い、あ、ふ、んお♡ はあん♡ き、気持ち、イイ♡ そんな、なんで、こんな、変、んあ、あん♡ あ、あ、んあ♡」
「気持ちイイだろ。どうだ。苦しいか?」
「え……あ……なんで、苦しくない……ん、気持ちイイ、何が……あん、ん♡」
「俺がクロメから苦しさを取り除いた」
「ん……あ、どう、やって」
「俺の能力だ。魔法も魔術も色々とあるだろうに、そこを不思議に思っても仕方がないだろ」
「んぐ……ふう……そんな、今まで、大公さんにもできなかった、んあ……はう……こんなエッチ、なことをして、ん、ふあ……あ、気持ち、んぅう♡」
クロメは口を噤むも刺すような快感は次々とクロメを口を突いて嬌声となって溢れ出る。
「俺に従う限り、お前を苦しめていた禁断症状は出て来ない。それは保証してやるぞ」
「ん、ん、そんな、急に……都合のいい話が、あると、んふあん……んあ……ん」
理性的になったクロメはやはり暗部にいた人間なだけはある。正常な思考回路で、当たり前のように疑っている。クロメからすればマオは自分を拘束して襲っている謎の男でしかないのだから当然だ。
「そうか。残念だ。なら、ここで一生苦しむか?」
「んがッ、ああああああああああああああああああああ!」
クロメが突然に絶叫する。
頭を振って鎖を引きちぎらんばかりに悶え苦しむ。マオが能力を抑えて、クロメの禁断症状を顕在化させたのだ。こういう制御が緻密にできるようになったのは成長したからだろうか、と苦しむ美少女を見下ろしながら他人事のように考える。
「ひいいい! あ、あ、頭がおかしく、なる! 薬、薬、欲しいッ、! ください! これ、ダメなのぉ!」
「俺に従わないのなら、ずっとこのままだ」
「やだッ、やだやだッ、許してッ、このままなんて、あああ、無理無理無理ぃいいいい!」
一度、禁断症状のない状態を経験したこともありクロメはあっさりと陥落した。もともと、クロメを従えるための薬物だ。マオがそのオンオフのスイッチを手にした以上、クロメに選択肢など存在しないに等しい。
「従うか、従わないか。どっちだ!?」
「し、従う。従います! 何でも言うこと聞きますから! 助けてくださいいいいぃ!」
恥も外聞も無く、クロメは自分を犯す男に救いを求めた。手足が自由なら、マオに縋り付いて懇願しただろう。
それほどまでに禁断症状は重く苦しいのだ。
マオはクロメの宣言を聞いて、再び彼女に能力を行使する。前の世界から継続していた薬物の苦しみが瞬く間に引いていく。
「はぁ、ふぅ……ふぅ……んお♡」
そして、マオとのセックスはまだ続いている。
息つく間もなく、ペニスが膣内を蹂躙する。
「ん……ひゃあん♡ あん♡ ああん♡ あ、あ、しゅご、い♡ 本当に、苦しく、ない♡ あん、んあ、気持ちイイ、気持ちイイよぉ♡」
「分かったなクロメ。お前の主人は俺だ。俺以外に、お前を苦しみから解放できるヤツはいない。しっかり、覚えろ」
「はい、はいぃい♡ 覚えます。ご主人様、あ、あん♡ んあぁ♡ イイ、これ、はぁん♡ イク、イクううううううううう♡」
クロメはアヘ顔を浮かべて仰け反り絶頂する。
ただ快楽だけがある。
膣内に溢れる射精の熱が、雌の本能を満足させる。長年求め続けた幸せを手にしたかのような多幸感と充足感に思考のすべてが真っ白に染まる。
そしてクロメは快感の中で意識を手放した。
拉げたカエルのようにだらしなく手足を放り出しながら、マンコから愛液と精液を垂れ流して伸びている。気力も体力も限界を超えて、絶頂する余力もないほどに追い詰められていたのだ。
マオはクロメからペニスを引き抜いた。
また一人ヒロインを陥落させた。クロガネ大公国にとっては大きな痛手であり、ノワールにとっては大きな進歩である。
「マスター、そろそろボクもいいかい?」
マーリンが頬を火照らせてすり寄ってきた。クロメとのセックスを間近で見続けていたので、彼女の性欲も刺激されたのだろう。これだけ激しい交わりを目の当たりにしたら夢魔のマーリンが我慢できるはずもなかった。
マオはその場でマーリンを抱いた。
マオもまたまだまだ満足していない。マーリンで残った情欲を発散すべく、美々しい夢魔を抱き寄せるのだった。