異世界ヒロインが召喚される世界で好き勝手する話 作:もう万体
蠢く海魔の触手が万力のようにマーリンの細腕に絡みついて締め上げる。海魔は細い腰や太ももにも絡みつき、その五体を完全に拘束する。
「うく……やってくれたね、まさか、こんな手間をかけてボクを、虜にしようとするなんて」
「減らず口が本当に減らないな」
「ヒロインを食うっていうのが、性的に食うだなんて思わなかったよ。まあ、でも、これでもボクは夢魔だからね。人間に与えられる快楽なんてのには慣れっこだよ」
事実、マーリンの主食は人間の感情であり、その中には性的快感も含まれる。むしろ、夢魔という種族は、その伝説にもあるとおり性に纏わる脅威で知られる。
人の快感を食らうマーリンは、確かに快感に強い耐性がある。快楽に屈するということは、基本的にはあり得ない。
だが、その夢魔の力を失い、ただの剥き出しの精神になっている今、その前提は通じない。マーリンのそれは、単なる強がりでしかなく、海魔を模した魔獣の与える快感は着実にマーリンを蝕んでいる。
触手の先端がマーリンの膣口から内部に侵攻する。同時にアナルにも押し入る。形のよい乳房を触手は気に入ったのか、執拗に巻き付いて搾り、乳首を責め苛んでいる。人間のペニスとはまったく違う感触は、マーリンにとっても初めてだ。
「んぐぅ、膣内に、あぐッ……かはッ、ふはッ、ん……くあッ、あん……んあッ、んくうぅ♡」
魔獣は糧にはならない。マーリンのエネルギー源はあくまでも人間の感情だ。マオが夢の中に想像した疑似魔獣では、マーリンの飢えを満たすことはできない。その一方で、魔獣たちはマーリンを絶頂させて魔力を消費させることはできる。
「あく、んぐ……ふぐ……ぐ……んく……ふはッ、あ、んあッ、ふあッ、あ、あ、ああッ」
「ずいぶんと感じるじゃないか、マーリン。快楽は慣れっこじゃなかったのか?」
「く……力を封じられていなければ、これくらいの拘束……んふぅ♡ ふはッ、あん、海魔の触手なんかに、ボクが、イカ、される、なんてぇ♡ はう、く、いくら、君の夢でも、こ、これは、んあッ、あッ、そんな、マンコ、壊れ、大きいぃ♡」
マーリンは逃れようと腰を左右に振る。その姿すら無様で扇情的だ。当然、海魔はマーリンを逃がすことはなく、マンコの中で表皮に発生させたつぶつぶの突起物でゴリゴリと媚肉を擦り上げる。
「ひゃッ、はああああああん♡」
マーリンの身体が跳ねる。
快感で不随意に収縮する筋肉は、マーリンの意に反して快楽に悶えていることをアピールしている。
「んふう、んふあッ、あく……んぐ……ああぅ……魔力が、抜ける。んく、あぐ、んく……あ、ふぐ……んあッ」
膣も直腸も太い触手に貫かれ、ゴリゴリと削られるように快感を流し込まれている。穴という穴が快楽に満たされる。マーリンの精神を着実に抉り、貪り、魔力と感情を消費させていく。
夢枕に立ったマーリンを無力化したマオは、瞼を開いた。
正面からマーリンを堕とすこともできたが、そこはリスクを負って「試す」ことにしたのだ。
ヒロインを食らうと予言され、事実あらゆるヒロインを無力化する特異体質を持つマオだが、その力を完璧に使いこなせているわけではない。調整に調整を重ねて、特定のヒロインにのみ力の行使を認めたり、広範囲に無力化の力場を拡散したりと能力の応用法を日夜研究中である。今回は、そのための実験の一つだ。夢の中に現れるであろうマーリンを夢の中で拘束することが可能かどうか。また、マオ向けに調整した分割思考がマーリンのような夢に入り込む類のヒロインに対する牢獄として機能するかどうか。例え失敗しても、マーリンの性格からして致命的な事態にはならないだろうという楽観的予測も後押しした。
結果は成功。
マーリンの意識は今もまだマオの夢の中に囚われている。分割思考により、思考の一部分を夢の中に止め置いているのだ。
「頭が重い。これは、今後の課題だな」
シオンが開発したマオ向けのエーテライトはシオンの補助を受けて分割思考を可能とした。とはいえ、現状では使い道が限定的だ。マオは地頭が悪いわけではないが、思考回路を二つに分けてまで、必死になって頭を使う必要に迫られることはないだろう。
慣れない分割思考は、シオンのサポートがあっても頭に響く。ちょっとした風邪くらいの頭の重さだ。
マオは大きく欠伸をして、強ばった身体の筋を伸ばす。そして、ベッドを下りて屋敷の地下に向かう。
緊急時のシェルターや実験室、資材の保管庫などを詰め込んだ地下空間。その一室にマオはやって来た。青く輝く一メートルほどの大きさのモノリスが部屋の中心に据え置かれている。書棚にはマオが買い与えた歴史書や魔術書がびっしりと詰まっていて、机の上の試験管やビーカーにはカラフルな薬品が入っている。ミコトの部屋とは全く違う様相を呈するここは、シオンの工房である。
「どうやら、そちらは上手くいったようですね」
シオンは眼鏡をくい、とあげてニヒルな笑みを浮かべる。
「ああ、シオンのおかげだ」
「ありがとうございます。もっとも、わたしはミコトさんの考案した式神をモデルにマオ様の力を乗せるエーテライトを用意しただけで、何か特別な作業をしたわけではありませんが」
「それでも、強力なヒロイン一人を無効化することはできたわけだから、合格だ」
マオは自分のこめかみを叩く。
マーリンの意識がそこにいる。厳密に夢の世界というのが、人間のどこに当たるのかはよく分からないが、とりあえずは脳ということでいいのだろうか。
強力なヒロインは国家の要であり、他国に渡るを良しとしないのはどこの国でも同じことだ。戦力としても性処理係としてもマーリンは最高の逸材と言っていいだろう。
「シオンの首尾は?」
「問題ありません。こちらへどうぞ」
シオンは工房の奥にマオを案内した。扉で仕切られた隣の部屋には、大きな金属製の椅子が鎮座している。
白く無機質な椅子は、見るからに真っ当な代物ではない。分厚く頑丈な背もたれは必要以上に長く、てっぺんには見慣れないボウルのような器具がついている。
この椅子に腰掛けているのがマーリンだ。
衣服を剥ぎ取られて全裸になったマーリンは虚な瞳のまま抵抗することなく座っている。
「マーリンが宿泊している宿から無事、連れてきました。一緒にいた行商人の皆さんには、「マーリンさんは一足先に帰宅しました」と暗示をかけてあります」
「魔術って、便利だな」
「この国の技術水準で見るとそうかもしれませんね」
マーリンの意識はマオの夢に囚われている。よって、マーリンの意識が解放されるまで、彼女の肉体はこうしてなすがままの肉人形に成り果てるのである。
「で、シオン、これは何がどうなるんだ?」
「はい、えーまずはこの椅子ですが、対サーヴァント用霊器改造装置になります。座ったサーヴァントの五感を操作し、強制契約を行う優れもの。大地からくみ上げた魔力を濃縮し、疑似令呪とすることであらゆるサーヴァントを使役可能な恐るべき非人道的洗脳装置なのです」
「何だかすごいんだろうなとは思うが、よく分からないな」
「まあ、そうですよね。ということで、百聞は一見にしかず。どういう風に機能するか、起動してみましょう」
シオンは手元のリモコンのスイッチを押す。
すると、マーリンが腰掛けている椅子が振動し、背もたれの上のボウルが外れた。チューブで背もたれと繋がるボウルは、逆さになってマーリンの頭に被さった。
「かの大魔術師にこれを使うというのも何とも恐れ多いところですし、少々状況が特殊なので再現性に不安もありますが、特殊なデータはあって困ることがありませんから、問題なしですよね」
ピピピ、とリモコンから電子音がして、それに合わせて装置の出力が上がる。
「手始めに性的興奮を著しく引き起こすよう疑似令呪を使って脳に信号を送り込みます。夢魔の彼女に快楽責めがどこまで効果を発揮するか、見物ですねぇ」
好奇心に突き動かされるようにシオンは目を輝かせてマーリンの反応を伺う。
起動した装置が濃縮した魔力を使いマーリンの脳に命令を出力する。
元の世界で、カルデアと連絡を取る前から独自にサーヴァントを召喚し幻霊と掛け合わせる改造を施すなど、シオンはサーヴァントの構造に詳しい。このマーリンは厳密にはサーヴァントではないが、対サーヴァント用と謳うこのシステムは、理屈上サーヴァント以外にも適用可能だ。
実証実験時に立香に協力してもらったときには、立香は足腰立たなくなるほどイキ狂ったものである。
半夢魔のマーリンには、データがないので不透明だが、それをこれから検証する。
マーリンは意識がないので、明確な反応は期待できない。だが、肉体は意識とは関係なく反応する。令呪はサーヴァントの意思に反して命令を実行させることができるのだから、同様に生理的反応にも作用させられる。
「あ……ん……ぁ……ぁ……ぅ……」
人形のようだったマーリンの可憐な唇から小さく声が漏れる。
どうやら、与えられた命令のとおりに身体が発情しているらしい。その反応として意思とは無関係に声が漏れ出したのだ。
「効果あり、でしょうか。どれどれ」
シオンは実験結果を調べるため、マーリンを傍で観察する。
「乳首の勃起あり、体温上昇と発汗も確認。膣からの愛液の分泌も……ありますね。マーリンの発情は疑いの余地なし。ふふん、わたしの発明は大魔術師にも通用することの証左ですね」
「そのようだな。俺の夢の中のマーリンも、身体と繋がりはあるみたいだぞ。悶え始めているみたいだ」
分割思考の夢の側の自分が、マーリンの悶絶を伝えてくる。
「また興味深い。いえ、そういえばバビロニアの記録でも本体と夢の繋がりを示すものはありましたね。夢魔とはそういうものですか。なら、やはりこちらの無抵抗なマーリンを責めるのは有効ということですね」
シオンはリモコンのキーを押す。さらにマーリンの身体に快楽情報を伝達する。白い肌がみるみる桜色に染まり、乳首がぷっくりと膨らむ。マーリンは小さく喘ぎながら、時折身体を震わせる。ギシギシと椅子が揺れて、太ももを擦り合わせている。
「マオ様、リモコンをどうぞ」
「いいのか?」
「はい。命令はシンプルなものほど効果を発揮しやすいです。リモコンは命令を打ち込むイメージを明確にするためのものなので、慣れればリモコンがなくても命令可能です」
「ほうほう、なるほど。じゃあ、夢の俺と相談しつつ、まずは『動くな』と」
念じながら送信ボタンを押すと、マーリンはそれまでの快感から動かしていた腰や太ももの動きを強制停止させられた。
「『股を広げろ』どうだ?」
「ぅ……ぁ……ん……ぁ」
マーリンは抵抗しない。
機械から流し込まれる強力な命令により、身体の自由を失い、操られている。言われた通りに股を広げて、卑猥な花弁を見せつける。
もともと、この身体の支配権は彼女にはない。それもあって、今やマーリンの身体はマオの好きに操れる。
「びしょびしょだな」
「彼女自身で肉体の制御はできませんからね。感度も上げてますから、普通の人間で意識がある状態なら、触らずともイキまくってるレベルです」
「マーリンも今、そんな感じだ」
「ああ、そうなんですね。反応が見えないと、分かりにくくていけませんね」
マーリンの精神のほうにも肉体の快感が伝わっていて、マオの夢の中で絶叫し、悶絶している。夢魔の能力を封じられたマーリンは自分のテリトリーである夢の中から抜け出せない。肉体に戻れないので、抵抗のしようがないのだ。
「シオンはなんだか楽しそうだな」
「伝説の大魔術師の身体が目の前にあるので、研究職の魂に灯が点くと言いますか、自分の開発した装置がどこまで通用するか試せる絶好機なわけで、大変興奮しています」
シオンは顔を赤らめて早口でそう言った。
「本物のマーリンの身体か。夢のは夢でよかったけどな」
夢の中のマーリンも美しく、この上ない快感をセックスで味わえたが、夢だと思うと途端に味気なく思えてくる。こうして目の前に本物の肉を持つマーリンの身体があるとなおさらそう思う。ひくひくと痙攣しているマンコは、白く美しい肌と不釣り合いなピンク色かつ肉感に満ちて、涎を垂らしている。
かぐわしい雌の香りを振りまくマーリンのマンコに、マオは指を突っ込んだ。
「んあッ、あッ」
びく、びく、とマーリンが震える。
「おお、すごい。滅茶苦茶絡みついてくる」
マンコの中はぬるぬるとしていて、膣肉が指に吸い付いてくる。夢魔の本物の膣は、男から精を搾り取る最適な形状と膣圧で、指を入れただけでペニスを挿入したら最高だろうということが実感できる。
マオは、マーリンが抵抗できないのをいいことに膣内を弄った。襞の形を確認するように指を這わせ、Gスポットを探り当て、執拗に愛撫する。
「んぐ……んふッ、ふあッ、んふッ、ん、ん、んんあッ、あう、んあッ、はぐッ、んおッ」
光のない瞳で虚空を見つめるマーリンの口から反射的に嬌声が漏れ出る。身体の反応は意思とは無関係だ。精神は夢の世界で汚され続け、身体は現実世界で調教されている。マーリンが興味本位でマオの夢に入ったが最後、二重の快楽責めで存在そのものを作り替えられていく羽目になったのだ。
マンコをかき回しているうちに、マーリンの色白の肌はほんのりと桜色に染まってきた。しっとりと汗で湿り気を帯びた肌に触れると張り付くようなもち肌で触り心地がいい。
クリトリスも乳首も感度は良好なようだ。弾くと腰が跳ね、愛液をどんどん分泌する。
「こんな装置もありますよ」
と、シオンが得意げにスイッチを入れる。
すると、椅子の座面の裏側から銀白色の蛇のようなものが出てくる。表面にいくつものイボがついていて、先端はくびれ、さながらペニスのようだ。
「これは?」
「人工ペニスです。全自動で対象者の性感帯を刺激し、学習しながら最適な快感を与える優れものです。前にも後ろにも対応しています。搾乳用も揃えてありますよ」
「ほうほう。よし、じゃあ、全部使ってみよう」
「いきなりですか?」
「せっかくだ。マーリンは夢魔なんだから、ちょっとくらい刺激が強くても大丈夫だろう」
夢魔のことを大して知っているわけでもないマオはイメージだけで語る。
装置は設定通りに稼働する。
マーリンの両乳房に搾乳装置が吸い付く。チューブの先端に半透明な筒がついていて、この筒が乳房に装着される。起動と同時に筒の中に細い触手が無数に送り込まれ、乳首に絡みついてこれを突いたり、扱いたりしつつ、筒の中を真空にして思い切り吸う。触手には相手の性感を刺激する機能があり、これにより乳首は猛烈な快感に苛まれることになる。チクチクとした刺激はすぐに快楽に変わる。洗脳装置と併用すれば数時間もすれば乳首だけでイキ狂うほどになるだろう。
同様の調教がアナルに対しても行われる。
マーリンのアナルに人工ペニスが押し入る。
夢でばかり人を食ってきたマーリンのアナルは未使用も同然だったが、分泌する媚薬ローションはそんなキツく締まるアナルへの侵入を容易くする。
「ふぐ♡ ふぐあ♡ あ、ああぁ♡」
痛みと圧迫感は快感となってマーリンの脳に届く。
「なんだったかな。ああ、そうそう。令呪を以て告げる。マーリン。快感を受け入れろ」
口上を口ずさみ、リモコンの送信ボタンを押す。
もとより、意識のないマーリンの身体は送り込まれる命令に抗うことができない。
「あッ、ひはぁ♡ あ、ふあ、あ、あ、ああん、ふおぉあ、んはああ♡」
蕩けた表情を浮かべてマーリンは腰をへこへこと上下させる無様なダンスを踊る。椅子がガタガタ揺れ、腰がくねり、太ももを痙攣させる。
アナルを貫く人工ペニスは、イボを最大に活かしながら前後に抽挿している。乳首を虐める触手も同じく最適解を探りながらマーリンを責め立てる。機械であるが故にマーリンの反応を楽しむということもなく、淡々と快楽を送り込んでいる。
白く美しい魔術師は、纏っていた花の蜜のような香りが嘘のように生臭い白濁液に染まっていた。
無論、これは夢ではあるが意識の主体がこちらにある以上は現実と大差ない。マーリンは海魔による不定形の責め苦から解放され、代わりに屈強な獣人に取り囲まれて慰み者にされていた。
人狼の雄が、人間のそれとは異なる形状のペニスをマーリンの膣に挿入する。地面にうち捨てられた格好になるマーリンをバックから貫く。
「はッぐううううううううう♡」
マーリンは歯を食いしばり、猛烈な快感を堪える。
「ぐるぉおおおおおおおお!」
人狼は大きな手でマーリンの腰を鷲掴みにして、体重をかけて腰を打ち付ける。マーリンに快感を与えようという意思は感じられず、自分が射精するためだけの腰振りだ。
「あッ、あッ、あッ、んあッ、あッ、やめ、ダメ、そんな、激しいッ、あんッ、き、聞いてる、のかい? ああん♡ そんな、乱暴、お、ひはッ、あ、んぐッ、んおお♡」
じたばたと暴れて逃げようとするマーリンだが、力では人狼に勝てるはずがない。魔術を封じられた彼女の力は人間にも及ばない。マーリンの体重は二十キロ程度しかないのだ。フィジカルでの勝負は、圧倒的に不利であり、野生の化身のとも言うべき獣人種を相手にすれば一方的に組み伏せられるのが当然である。
まして、ここはマオの夢の世界だ。マオの意思によっていくらでも力関係は変わっていく。マーリンに勝ち目はなく、様々なシチュエーションで汚されるばかりであった。
「んぐううッ、んあ、あぐッ、はぐぅッ、ああぐッ、ああああ!」
バンバンと激しく膣奥を突く獣人ペニス。
マーリンは恥も外聞もなく悶え、叫ぶ。
「うぐッ、イクッ、あ、ん、ひはッ、あ、あ、イッたって、言ってるのに、んぐ、ふはッ、あ、ああッ」
マーリンの絶頂は獣人に犯され始めてから軽く三十回を上回り、快楽を堪えようにも堪えられない。全身が性感帯になったように敏感で、膣を出入りするペニスの刺激はそれだけでマーリンに強制的な多幸感を叩き込んでくる。
厄介なことに、夢魔の能力を奪われた今のマーリンは吸精することができず、エネルギー源を絶たれた状態で絶頂を繰り返している。
「あ、あ、ああ♡ 止め、イク、んあん♡ ふは♡ はうッ、もう、身体、持たない。い、意識がぁ♡ あ、あ、あーー♡」
びく、びく、とマーリンは陸に上がった魚のように身体を跳ねさせる。紅い瞳をとろんと蕩けさせて、嫌悪の感情も消えて快楽の虜となって緩んだ表情を浮かべる。
「大分、限界が近いようだな、マーリン」
「ひは、はう、ぼ、ボクの身体に何かしたね? あん、ふうう♡」
「やっぱり、分かるか。君の身体のほうも確保してるんだ。精神と肉体の両方から、たっぷりと可愛がってやろうと思ってね。令呪っていう君の世界にあった技術も応用してみることになる。身体に送り込まれた令呪の影響が夢の君にどう作用するか、観察するっていうのも、頼まれててね」
「あ、悪趣味だ、ね……んおお!?」
唐突にマーリンが身体を捩る。
「お、お尻。お尻に何かが入って、んくぅ、か、身体のほうか。あ、んん、胸、胸にも、あ、あ、何だい、これはッ!? はひ、あ、乳首に何か、あ、あ、熱いのが、あはッ♡ あ、あ、これ、ダメ、何して、あひッ、こっちはこっちで犯されてるっていうのに、んく、身体の快感まで、あ、ぐ、んふうぅ♡」
シオンが開発した人工ペニスと搾乳機がマーリンの肉体を犯し始めたタイミングだ。精神と肉体は繋がっていて互いに影響し合うのだというのが、彼女たちの世界における理解だ。マーリンの精神はここで快感を教え込まれ、肉体も平行して快楽地獄を味わう。
「ひい、ひい、んひいぃ♡ あ、あ、領主様、これは、さすがに酷いんじゃ……んぐ……ひ、あ、んんあ♡」
「仕方ないだろう。君が何もしないで立ち去るのならよかったが、勝手に人の夢に入ってくるから、相応の相手をしないといけなくなったんだぞ。……あっちで尻を犯されて、ずいぶんと感じているようだが、こっちでも同じところを責めたらどうなるんだろうか?」
「な……まって、それはまさか、待て待て、こっちでもって、いくらなんでもボクにそんなッ」
「アナルのほうを犯せ」
人狼はマオの夢から生まれた幻。マオの自由に操れるのだ。マオの言葉に従って、人狼はマーリンのマンコからペニスを引き抜く。射精したりないとばかりにいきり立つ一物を、そのままもう一つの穴に押し込む。
「やめッ、あッ、んふぐッ、おッ、おおおおおおおおおおおおお♡♡」
強引な挿入も夢の中ならいくらでも融通が利く。
マーリンのアナルに突き込まれたペニスが直腸壁をゴリゴリと削る。
「あひッ、んひッ、あぐぁ♡ い、あッ、んぐ、壊れる、こんな、お尻に二つも、こんな、知らなひぃ♡」
肉体と精神の両方で別々にアナルを貫かれる感覚はさすがのマーリンも初めての経験だ。
おまけにその直後、膨大な魔力が流れ込んでくるのをマーリンは感じていた。
疑似令呪による「快楽を受け入れろ」という命令。それが脳を伝い夢の中のマーリンにも届く。
「は、はひ――――ああ♡ この命令、令呪!? あ、なんて命令を、ぉおお♡ あ、あ、頭が、溶け、真っ白に、ひはぁ♡ あ、あ、お尻、い、イク!? 分からな、ああ、イクッ!?」
叫びながらマーリンは潮を吹いた。
身体と心が同時に絶頂する。
理解を超えた快楽がマーリンの心身を徹底的に追い込んでいく。
現実世界では機械がマーリンのアナルを穿り、乳首を吸っている。
「そうだ、マーリン。こっちでも乳首を弄ってみようか」
「な、なんだって?」
「令呪はこっちでも使えるかな? ああ、使える。よし、令呪を以て告げる。マーリン、乳首とクリとマンコを使って全力で自慰しろ」
「今、そんな……あ、あ、や、め、身体が勝手に、んく、ひぃ」
マーリンは人狼に犯されているが、両手はフリーだ。なので、両手が勝手に動いて自慰を始めてしまう。
左手が乳首を摘まみ、右手がクリトリスと膣口をいじり回す。そこにマーリンの意思は介在しない。魔術への抵抗力が皆無になったマーリンは、令呪には決して抗えない。
「あ、あ、あああ、ダメ、ダメダメ、今は、あ゛あ゛ッ、い、ぐぅ♡」
現実と精神の両方が同じ場所を責め立てられている。全身の感度を引き上げられた状態での責め苦はマーリンを容易く絶頂させる。
「あ、イク、んッ、イッて、イグ、かはッ、あ、あー♡ 魔力が、もう、な、い、あ゛ぐッ、気持ちイイのがいっぱい、あ、ああ、ボクの頭が、感情が、焼ける、消える、足りないぃ♡」
マーリンの危機感がいよいよ現実のものになりつつあった。魔力補給ができないというのは、ただの人間よりもずっと危機的状況だ。夢魔には感情がない。人格もない。中途半端に受肉してしまったから、人間らしく振る舞っているが、マーリンの感情は人間から吸い上げた感情を燃料にして動いている。魔力切れは感情、すなわち人格の停止にも繋がる。今、まさにマーリンは蓄積した膨大な魔力の大部分が失われ、底を突きかけていた。
(このままじゃ、まずい。ボクの中の感情が、全部快感に入れ替わってしまう!)
唯一、マーリンに与えられているものこそが性的快感だ。無味無臭無感情な夢の住人と機械から送り込まれる「味気ない」快感が感情を失いつつあるマーリンを満たしている。
「俺の身体のほうも、もう我慢できなそうだな」
「な、ひぃん♡」
マーリンの赤眼が裏返り、背中が反り上がる。
ぐじゅぐじゅといじり回していたマンコからさらに汁が吹き出る。
「お、ぉお、ボクの膣内に何か、んひッ、あ、気持ちイイのが、き、君のペニスか、こんな時にボクを犯すなんて、あ、あひぃぃ♡」
現実の肉体がマーリンの肉体にペニスを挿入したのだ。その快感はマオの夢のほうにも届いている。こちらも性的感覚に突き動かされてペニスがそそり立ってしまった。
百戦錬磨のマーリンの膣の感触は、一突きで射精してしまいそうなほどだ。
「マーリンの本物マンコ、すごい気持ちいいな」
「あん、あん、んあん、あん、ペニスが入ってる、のに、オナニーなんて、ボク、こんな、変なこと、おおおあ♡」
人狼ペニスにアナルを犯され、乳首とクリトリスとマンコを自分の手で弄り回している。それと同時に肉体のほうもアナルとマンコを犯され、乳首を弄られる。およそ想像を絶する快楽だ。おまけに、令呪でこの快感をすべて受け入れるように命令されている。
「あーイグ、イク、んあ、あ、ボクが、こんな、イカされ、あ、ああ、戻って、これなくなる。あ、んぐ、ああ、待て、君、大きくなってないかい!? あ、まさか、お尻に射精はッ」
「ぐおおおおおおおおお」
雄叫びを上げる人狼。
抽挿を繰り返した果てについに精をマーリンのアナルに放出した。
「あ、あああああ、射精してるッ、人狼の精液がボクに、くう、熱い、あ、あ、止まらない、イクのも、射精も!」
「人狼モデルだからな。射精は長いぞ」
「人狼ザーメンなんて、味わわせるな……ボクは、こんな精で、ん、染まりたくなんて、あ、ない、のに……あう、あ、イクッ」
「人狼が嫌なら人間はどうだ。ん……ぐ、ほら、イクぞ」
「え、あ、んあああ♡」
登り詰める射精欲求に任せて、マオの肉体はマーリンの肉体に射精する。膣がごくごくと本物の精液を飲み、吸い上げる。その快感はマーリンとマオの精神に届く。夢の世界のマオはマーリンの美しい顔を目がけて精を吐き出した。びちゃびちゃと飛び散る精液を顔に浴びて、マーリンは嫌悪を浮かべることなく頬を赤らめた。
「あ、んあ、あ、マンコに君の、本物の精を感じる。あ、顔にも、臭い、ああ、ん、ふは、あ、イクッ、ひう♡」
「ぶっかけられてイクなんてな、大魔術師が聞いて呆れる」
「あ、あ、あ、んあ、あひ、ひあ、精液が、ん、はッ、はッ、はッ、ペニス、ペニスが」
「これがどうかしたか?」
見せつけるようにマーリンの眼前にペニスを突き出す。
組み敷かれたマーリンが舌を伸ばしても届かないギリギリのところだ。
「これが欲しいのか?」
「はあ、はあ、はあ、はあ、あ、ああ」
マーリンは質問には答えず、しかしペニスを凝視して舌を伸ばしてくる。舌先は届かず、もどかしそうに宙を舐める。
「質問にきちんと答えたら、しゃぶらせてやらなくもないぞ」
「質問に答える、はあ、はあ、んッ」
追い詰められたマーリンにとって目の前のペニスは唯一の生命線だ。感情の多くを喪失し、快感のみがすべてになる彼女は、まさに夢魔の本能が剥き出しの状態だ。大魔術師マーリンという人格も理性もこの時点で崩壊しかけていた。
「ノワールの宮廷魔術師として俺に仕え、俺専用の雌として飼われると誓え。誓えないのなら、残念だが、このまま快感だけを与え続けて、お前が消えるのを見届けるまでだ」
マオの言葉をマーリンの脳は正しく認識することはできなかった。ぼんやりとペニスをしゃぶらなければ消えるという危機感があった。快感に焼かれた意識は機能を果たさず、存在を維持するためにマーリンの選択は決まっていた。
「誓う。誓うよ。ボクは君のものだ。君のために存在する。だから、ボクに君のペニスをしゃぶらせて欲しい。君のザーメンをボクに注いで、君で満たして、早く、はあ、はあ、ああ、消えちゃう、ボクがぁ」
「いいぞ、マーリン。令呪を以て命じる。その誓いを果たせ」
「あ――――♡ はう♡」
膨大な魔力が装置を通じてマーリンに送り込まれる。彼女の生命維持ではなく、あくまでも契約を遵守させるためだ。もはやマーリンの目には、目の前のペニス以外は映らない。
「はあ、あ、ペニス……はあ、はあ、あぁ……ん♡」
マーリンはマオに縋り付き、ペニスを頬張った。
「んじゅる♡ んんぅ♡ ちゅぱ、ちゅぱ……じゅるる、んふぅ♡」
相好を崩して、マーリンはペニスにがっつく。端正な顔は淫らに歪み、唇を吸い付かせてペニスを啜る。
「んん、んん、んんふ♡ はあ、れろれろ……領主様の、ペニス……ん、美味しい……ちゅぱ……ちゅぱ、んふぅぅ、んじゅるるる♡」
「マーリン、がっつきすぎだ」
「んちゅ……ちゅ、んじゅるる♡ じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ♡」
人狼を消し、マーリンと二人で邪魔は入らない。夢の空間の中でマーリンは自由になった身体でマオの前に跪き、腰に抱きついてペニスを喉奥までくわえ込む。
「んふー♡ ん、ん、ん、んんぅ♡ じゅる、じゅる、じゅるるる♡」
マーリンのフェラチオは、男を弄ぶ夢魔のそれではなく、生存本能に従う猛烈な捕食のようなものだ。精液を摂取し、感情を食わなければマーリンは自分を維持できない。極度の飢餓が形振り構わないフェラチオに表れている。
「いいぞ、マーリン。そんなに欲しいなら、くれてやる。ほら、飲め」
ペニスを吸い立てるマーリンの口の中にマオは思い切り自らの欲望を解放する。
「んんんんんんんんんんん♡」
どろどろの粘液が口いっぱいに広がる。マーリンは待ってたとばかりにこれを啜り、一滴残さず飲む。
「んじゅる、じゅるるる♡」
おまけに射精後のペニスにも吸い付いてきて離れようとしない。
とろんとした表情のまま必死になって食らいついてくる。夢魔の口があまりに気持ちイイので、このまま何度もフェラさせたくなるが、そこは堪えてマーリンの口からペニスを引き抜く。
「あ……ん、領主様?」
「マーリンとしたくなった。自分で股を開け」
「……はい」
マーリンは股を開いて、自分でマンコを広げる。とろりと愛液の雫が漏れる。
マーリンを押し倒し、マンコにペニスを押し込む。命令は必要ない。心身共にマオに服従したマーリンのマンコはマオのペニスを優しく包み込み、そしてぎゅっと締め付ける。
「あ、ふぅ♡」
耳元でマーリンが快感に喘ぐ。
マオの精を摂取して、少し余裕が戻ったようだ。マーリンは吐き出した感情をマオから与えられる欲望で補填しなければならない。彼女の身体がマオを求めて止まないのだ。
マオはマーリンを抱きしめながら、腰を叩き付ける。膣奥をずんずんと突く。
「ふはッ、あ、あ、んあ、あ、ふはぁ♡ あ、あ、気持ちイイ♡ あん、あん、ああん♡」
「マーリンのマンコも気持ちいいぞ」
「や、あん♡ んあ、すご、ぃ、あ、ああ、満たされる♡ あ、ボクの中が全部、あ、こんな、初めて♡ はう♡ あ、んああ♡ 領主様のペニス、あ、い、イイ♡」
マーリンはマオの身体に両手両足を絡ませてぎゅっと抱きつく。
全身が溶けて一体化するような快感の中でマオは抽挿を早める。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あああああ、ああ、イク、イク♡」
「ああ、俺も」
「んあ、来て、ボクの膣内に全部射精しておくれ!」
「出すぞ」
「ひゃ――――はああああああああああ♡」
焼けるような快感が脳を満たす。
マーリンの膣内にありったけの精を注ぐ。
たとえ夢の世界であっても、この快感は最高の快感だ。
ぐったりしたマーリンの膣をマオはさらに汚していく。
「んく……はあ、はあ、すごいマンコだ」
現実世界でマオはマーリンに挿入していたペニスを抜いた。
何度射精しても足りないほど、マーリンのマンコは気持ちがよかった。一度と言わず、二度も三度も使ってしまった。
精神のほうのマーリンが屈したことで身体のほうも感度がさらに跳ね上がったようだ。膣内は常にきゅんきゅんと悶えていてペニスを悦んで包み込んできた。
流し込んだ精液がマンコから溢れて椅子に零れていく。マーリンの顔は快楽に歪み、舌を出して白目を剥いている。
肉体と精神を別々に犯され、その両方が屈服した。身体を操る意識がないから、欲望のままに肉体は反応してしまったのだ。
夢から精神が解放されれば、マーリンはこの肉体に戻る。肉体もまたマオに堕ちている。もはやマーリンはマオには逆らえないし、マオ以外から精を吸うこともできない身体になってしまったのだった。
今度から愛歌だ。