異世界ヒロインが召喚される世界で好き勝手する話 作:もう万体
イステネブルが送り込んできた刺客の名はスピカ。
ハルカとは元の世界の顔見知りであり、同じ組織に属していたらしい。
ただし、最終所属が同じというだけで、彼女たちは最初から同じグループではない。そもそもハルカは閃忍や上弦衆などと呼ばれはするが、基本的には人間だ。一方のスピカは人間の女と同じ姿形をしているが、本質的には別物だ。
天界の騎士、神騎という存在らしい。人間を遥かに上回る力を持ち、人の世を悪魔から守る上位存在というべきか。世界の創造主から加護を受けて製造された天使のようなものだとか。
もちろん、この世界の人間にとってそのような違いは些事でしかない。
神を名乗るヒロインは過去に多数存在したし、今もこの世界にいるし、事実そう名乗るに相応しい強大な力を持っているものも珍しくはない。
そういった最上級のヒロインにスピカの能力が比肩するかというとそうでもない。もちろん、人間に比べれば圧倒的に強いのは言うまでもないが、天変地異を引き起こすような力を持つヒロインもいる中で比較すればまだ人間に近いほうだろう。
もちろん、そんなスピカでも戦闘型のヒロインすら所属していない小国ならば単身で滅ぼせてしまえるだけの力はあるが、聞くところによれば、彼女は生粋の「仕える者」らしく、自ら国を興そう等とは考えもしないようだ。
世の中というのは、存外上手くできている。
我を通そうとする者がいれば、それを挫こうとする者も現れるのである。
スピカのような生真面目で悪をよしとしないヒロインが、行きすぎたヒロインに対するストッパーになるというのも、歴史を紐解けば散見されるのである。
スピカがイステネブルの尖兵として、ノワールに踏み込んできたのも、道を踏み外したハルカを咎め、正道に戻すためだというから、彼女の真面目さは筋金入りだ。
そのスピカは今、ノワールの監獄に収監されていた。
以前、立香やマシュが閉じ込められていた施設である。
ヒロインを収監し、マオに忠誠を誓うまで徹底した教育を施す専用施設。スピカは、首輪の戒めに歯がみしながら、マオを睨み付けていた。
スピカの知らない魔術によって編まれた首輪だ。重みはないが、半透明な魔力の鎖で天井と繋がっている。首輪も鎖も頑丈で、スピカが渾身の力を振り絞っても脱出することはできなかった。
「あなたは……?」
「ノワールの領主、マオだ。初めまして、神騎スピカ」
「ノワールの領主!? あなたが……!?」
「イステネブルからようこそ。当然、歓迎はできないが、まあ、悪いようにはしないよ。貴重なヒロインだからね」
「ノワールの領主ということは一国の王も同然のはず。虜囚の前にわざわざ姿を現すなんて、ずいぶんと物好きですね」
「虜囚の自覚があるのにその物言いは大したもんだ。見た目によらず肝が太い」
マオの顔に浮かんだのは、苦笑か憐憫か。
理由はどうあれ、スピカはマオにとっては重罪人である。護衛も連れずに同じ部屋にいるということ自体が常軌を逸している。肝が太いというのであれば、それはマオのほうだろう。
事実、スピカは首輪で繋がれているものの、身体の自由はあるのだ。鎖の長さは部屋の中で動く分には不自由がない。マオに飛びかかり、打ちのめすだけの余裕がある。
「……わたしをどうするつもりですか?」
スピカはマオを睨みながら会話を続けることにした。
歴戦の戦士であるスピカから見れば、マオは特別強そうには見えない。鍛えてはいるのだろうが、よくてこの世界の騎士と同程度であろう。要するに武力で比べればスピカのほうが圧倒的に上だ。それくらい、マオはよく分かっているはず。曲がりなりにもハルカが仕えると決めた人物なのだから。
「捕虜という立場だからな。それ相応の処遇になる。君は罪人だからな。覚悟はしてもらわないとな」
「罪人、ですって?」
思わず口調がキツくなるスピカ。
生真面目かつ清廉な彼女にとって、罪人扱いされるというのは屈辱だ。
もちろん、理由は分かっている。
ノワールにとって敵国の将であるスピカは敵なのだから。
「イステネブルは長年の仇敵だ。国民感情も悪い。その将を捕縛したとなれば、当然ながら公開処刑も検討しなければならない」
「それがなんですか。今更、死など恐れません。首を落としたければ、すぐにすればよいでしょう」
「そんな風に結論を急がないでくれ。君のような力のあるヒロインは国の宝だ。簡単に失うのは惜しい」
「……まさか、わたしに寝返れと?」
「そのまさかだ。君はこのまま失うには惜しい人材だ。イステネブルを捨てて俺に仕えろ。そうすれば、罪を減じて、命は助けてやる」
「お断りします。裏切りなど笑止千万。わたしを高く評価していただいているようですが、生憎と筋を違えるつもりは毛頭ありません」
ぷい、とスピカはそっぽを向いた。
裏切り者のハルカを叱責するはずの自分が、ハルカと同じようにノワールに走るなど恥の上塗りでしかない。スピカが拒否するのは当然であった。
「そうか、なら仕方ない」
と、マオは肩を竦める。
言葉による説得が難しいのは分かりきっていた話である。特にスピカは融通が利かない上に正義感が強い。裏切り行為には生理的な拒否感がある。頷くはずがないことは、マオも分かっていた。
「このままヤルことにしよう」
「ヤル、なに……ッ」
マオはスピカをベッドの上に組み伏せた。
突然のことに目を白黒させるスピカの唇を強引に奪う。
「んんッ!?!?」
スピカは驚愕に固まり、そしてジタバタと抵抗する。
(何、まさか、キス!?)
しかもマオの力が思いのほか強く、振りほどけない。
「んちゅ、ん、ふはッ、はあ、な、何を、いきなり」
「目の前に可愛いヒロインがいるんだ。そりゃ、することは一つだろう」
「あ……まさか」
「ああ、変に暴れるなよ。挿入しにくくなる」
「ふ、ふざけないでください」
(抵抗を、抵抗をしないと。こんな男に汚されてしまう!)
貞操の危機にスピカは慄然とする。
それでもマオを押しのける力はか細く、腕より強いはずの太ももですら簡単にこじ開けられる。なぜか、抵抗しようとしても力が入らない。
スピカの抵抗など、何の障害にもならない。
マオの力が作用して、スピカはマオを害せないし抵抗も許されないからだ。マオがその気になれば、簡単に手折られる花でしかない。
囚人用の貫頭衣をまくり上げ、桃色のマンコを露わにする。
「や、止めてください。それでも、あなたは一国の主なのですか!? 捕虜とはいえ、女を強引に手籠めにしようなど、恥知らずにもほどがあります!」
「恥知らずでけっこう。そんなに暴れると痛いぞ」
「あ、いや、止めて」
スピカの瞳が恐怖に曇る。
そんな少女を抑え込み、マオは屹立するペニスを容赦なくマンコに突き刺した。数多の女を抱いてきた経験がある。スピカが逃げようとしても、最小限の動きでマンコを貫けるのだ。
「ひ――――ああああああああああああ!!」
対してスピカは平常心を維持できなかった。
戦場で朽ち果てる覚悟はできていても、虜囚として辱めを受けることまでは想像していなかった。いや、ありうるものと思っていても、それが実際に自分の身に起きるとは考えていなかった。
「あ、あ、ああッ、わたしの、初めてが」
「何だ、初めてなのか。イステネブルのルドルフはお前を抱かなかったのか」
「殿下には奥方がおられます。それにあの方は武人。あなたのような無闇に乙女を襲う獣ではありませ、ん゛ッ」
スピカの怒りもどこ吹く風と、マオは腰を動かす。まだマンコは濡れていないが、それすらも関係ない。
「痛ッ、ひ、あぐ……待って、ください。動かない、ぃ、ん、ぐぅぅ」
破瓜の痛み。それに、膣の準備不足も相まってスピカの顔は悲痛に歪む。マオのペニスを受け入れた膣は、防衛本能から潤滑液を分泌する。それが満ちるまで、マオも動きを最小限にした。今のままだとマオも快感を得られない。
スピカの膣内のぬめりを確認しながら、マオは腰を動かす。ややあって、十分に濡れてくるとマオは抽挿のペースを早めた。
「ふ……ん……くう……あ……ぐうぅッ、抜いてください。こんな、非道、許されませんよ。ん、ふぐッ」
「許されないか。誰が許さないんだか。君もずいぶんと濡れてきたじゃないか」
「こんなもの、生理的な反応に過ぎませんッ、あなたなんかに無理矢理されて、こんな屈辱、天罰が下ります。絶対に、許さないんですからッ」
「天罰か。それは怖いな。怖いから、今のうちに愉しんでおかないとな」
「う、く……ぐう……ああッ、ひあッ、何、早くしてるんですか! ん、抜いてって言ってる、う、んく……あ、んあッ、はうぅ」
スピカは腹部の圧迫感に苦しんだ。初めてのセックスがあまりにも強引な抽挿なので快感よりも苦痛が勝っている。
このような場所でこのような男に初めてを奪われたショックは大きく、そしてスピカの反骨心に火を付けた。
キッとマオを睨み付けて、唇を引き結ぶ。
神騎の威圧を受けてもマオのペニスは縮こまることなく、固さを堅持している。パンパンパンを強くスピカの膣を打つ。スピカに快感を与えるのではなく、あくまでも自分が愉しむためにスピカの身体を使っている。
スピカの膣内は初物らしくまだまだ初々しい。固さがあり、初セックスに驚いているようだ。
神騎でも女としての反応は人間と変わりないらしい。
スピカ自身は嫌がっているが、膣は精を求めてしきりに収縮している。
ぐちゅぐちゅと音を立てるマンコがキツくペニスを締め付ける。きっちりと襞がカリに引っかかり、奥を突くとひくひくと媚肉が震えるのが伝わってくる。堅物のスピカに対して身体のほうはずいぶんと素直だ。
「ふ……んく……んくぅ、く、あッ、ん、ふぐぅぅ」
「どうした、顔が紅いぞ。感じているのか?」
「そんなはずないでしょ、ぉ、んくあッ、く、ふうあ、動かないで……んん」
「無理だから。君はどうか知らないが、俺のほうは気持ちイイからな。このまま、出してしまおうかと思っているくらいだぞ」
「……出す? 出すって、まさか、あ、ん、そんな、ダメです。そんなことしたらッ」
スピカの表情が理解とともに決死のものになり。
膣の中で暴れるペニスが恐怖の対象となる。形振り構わず、マオを押しのけようとするスピカ。しかし、マオはそんなスピカをがっちりと押さえ込み、ペニスを大きなストロークで抽挿する。
ペニスを根元まで押し込んで、膣奥を打つ。しっかりとペニスの形をスピカの身体に覚え込ませるようにじっくりとした責めで角度と緩急を付ける。
「ひッ、ひいッ、んあッ、あんッ、いや、やめて、もう、動かないで、あ、ああッ、ひあッ、ああぁッ」
スピカの声音が甘く蕩ける。
強制的に快感を与えられ、恐怖と屈辱で狂いそうになっている。感じている自分を受け入れることができず、スピカは嫌々と頭を振る。
だが、そんな懇願を受け入れるつもりはなかった。
スピカはイステネブルのヒロインであり、マオにとっては大事な村々を焼いた騎士団と同じものだ。なので、徹底的に征服しなければ収まらない。
「出すぞ、スピカッ」
「いや、止めてぇッ、あああああああッ」
スピカが絶望に顔を歪める。
膣奥を突いたペニスから精液が流し込まれる。おぞましい熱と魔力がスピカの大事な場所で膨れ上がるのが分かった。
「あッ、ああぁ、ああああああああッ!」
(射精された。この男に、こんなところでッ)
スピカの絶望は憤怒に変わる。今すぐにこの男を殺してしまいたい。押し倒し、殴り、全力の必殺技で粉々にしてしまいたい。
生まれて初めての憎悪による激情がスピカを支配する。
「ふんッ」
スピカが掴みかかるより早く、マオは抽挿を再開した。
「ひん♡」
スピカはびくんと身体を跳ねさせた。腰をがっちりと掴まれて、臍の裏側を突き上げ、擦り上げるようにペニスが挿入される。ぞくりとした快感にスピカの怒りは霧消してしまう。
「あ、ぎ、なぜ、もう出したはず」
「たった一回で終わるはずがないだろう。イステネブルの悪者退治だ。十回でも二十回でも犯し抜いてやるから覚悟しろ」
「にじゅッ、あ、嘘ですよね。そんな――――あッ、ひぃん♡」
狼狽するスピカにそれが真実であると知らしめるが如くペニスを打ち込む。ずぱん、と力強い抽挿はスピカの膣を瞬く間に興奮の渦中に落とし込む。
女の感じさせ方を知り尽くしたマオの腰使いにスピカの処女マンコが敵うはずがない。セックスはマオの独擅場で、スピカは嵐に巻き込まれた小舟のように身体を揺さぶる以外になかった。
「お♡ お♡ おッ♡ おおッ♡ んぉ♡」
結局、二十回では終わらなかった。スピカの膣が解れてきて、より積極的に絡んできたのでマオのペニスもそれに応えて全力を投じてしまった。気づけば泣き叫んでいたスピカは、いつの間にか白目を剥いて痙攣し、声にならない声を漏らしてベッドの上で虫の息だ。
マンコからは収まりきらない精液がだらだらと流れ出ている。
「これはまた手酷いお仕置きですね」
と、様子を見に来たシオンが言った。
「お仕置きになったか?」
「飛ぶくらい気持ちよくしてもらえるのなら、ご褒美でもいいかもですが、まあ、それはそれとして、こっちは準備できましたよ」
「分かった。じゃあ、さっそくやってくれ。スピカのほうはこんな感じだけど、問題ないだろ?」
「ええ、はい。とりあえずは、身体があればいいので」
眼鏡をくいと上げてにやりと笑うシオン。その表情は犯されてぐったりと倒れる少女を気遣う様子はなく、むしろ知的好奇心に満ちていた。
自分たちの知らない神騎という存在を徹底的に調べ尽くしたいという欲求が顔にありありと浮かんでいる。
「スピカさんの解析が終わったら、この部屋に戻しますので。ああ、例の暗示もついでに仕込んでおきますので」
「何でもできるな、シオンは」
「他ならぬマオさんのためですし、わたしのためにもなりますからね。では」
使い魔がスピカを運び出す。
連れて行くのはシオンの工房だ。そこに設置されている調教マシーンにスピカを固定して、彼女の身体を調べつつ、マオの趣味に付き合うのである。
スピカの調教は、これからが本番なのであった。