異世界ヒロインが召喚される世界で好き勝手する話 作:もう万体
ノワールの艦隊が出向して五日目の朝、ついにロドポリスの灯台を視認する位置にまで到達した。
大陸南西部の都市国家は、南海路と西海路の交差点にあり、それ故に大陸西海岸と南海岸の各国の船が寄港する貿易拠点として大いに繁栄した。
船乗りにとって、陸地が見えるというのはそれだけで大きな安心感に繋がる。
ロドポリス最大の港町ホープは、パラディクレールのクロワッサン港の三倍もの大きさのホープ港を有し、年間二十万人を超える貿易関係者が出入りするという一大貿易都市である。
ノワール海軍に属する騎士の中にも、ホープ港を訪れた経験のあるものは少なくない。だからこそ、異様な光景には絶句する他なかった。
「なんということだ」
話には聞いていたが、実際に目で見るとその異常さに愕然とする。
世界で最も美しい港町と称されたホープの町が静まりかえっている。
港を利用する人々のせわしない賑わいも、商売人たちの威勢のいいかけ声も何も聞こえない。
動くものは海鳥だけだ。
女神がこの町に襲来したときの姿のまま、すべてが停止している。石化の力は町を一つ飲み込んで、あっという間に仮初めの死を与えた。
逃げようとしている人間は一人もいない。全員、何が起こったのかも分からないまま石化しているのだ。日常の風景が、そのまま保存されている様は、翻って恐怖を煽る。
白亜の外壁と橙色の瓦屋根に統一された町並みすらも、灰色に変わっている。
女神の力は、生き物だけでなく、この場に存在するすべてを等しく石にしてしまったのだ。
「酷い、こんなこと」
石になった親子連れを見て、ユイが口元を抑える。
ユイもまた彫像に変身させられた経験がある。石化した人間は、彼女のトラウマを抉るものであった。
「ご主人様は、この人たちも助けられるんですよね?」
「助けられるぞ。そのために来たんだからな」
マオがさらりと言う。
試しに石化した雑草に念を送ると、艶やかな緑色を取り戻した。あくまでも石化はヒロインの力で引き起こされた現象だ。マオの力が通じない理由がない。
問題があるとすると、石化の範囲が確定していないことだろう。
石化の影響はホープだけでなくロドポリス全域に及ぶ。ロドポリスは大小五つの都市を持つ都市国家だ。ホープはその中の最大都市だが、同規模の都市は他にも職人街のロドギルドに農業を主産業とするキトロポリスもある。
ロドポリスを救援するのは騎士を送り込めばいいという問題ではなく、彼ら全員を助けなければならず、時間を要するのだ。
「まずは、政庁に入ろうか」
ロドポリスを統治するのは国民から選挙で選ばれた政策監だ。
様々な国の貿易船が行き来、移民も多いこの国では統一的な思想の浸透が図られず、多様な考え方の代表として政策監が選ばれる。
軍事的にも経済的にも今までのロドポリスは安定していた。そのため、政策監が誰であっても、同じような政治が継続する体制となっていた。
政策監の姿は庁舎にはない。
どうやらロドギルドに出向いている時に、石化の呪いに巻き込まれたらしい。となれば、それはそれで都合がいい。
中途半端に頭が動くよりは当面は動かないでいてくれるほうがありがたい。
ロドポリスの首都らしく政庁の中には多くの役人や商人がいる。全員が石化していたが、マオはその中から立場のある者を優先的に解放した。
ロドポリスの防衛を担当する騎士団長や財務を取り仕切る財政大臣、住民の生活全般を預かる民生大臣などだ。
彼らにとっては、何が起こったのか分からないといった状況だろう。突然、ノワール軍が町を占拠しているのだ。戸惑うのも無理はない。だが、今のホープの町並みを見せれば状況は一目瞭然だ。
「――――レベッカ政策監は現在行方不明だ。おそらくはロドギルドで石化しているものと思っているが、生憎と我々も今日、この町に着いたばかりだ。そこまでの確認は取れていない」
マオの前にいるのは、二人の少女だ。
一人は長い金髪と紅い瞳、もう一人は短い黒髪と同じく紅い瞳が特徴的だ。頭頂部付近の一対の羽は、彼女たちが純粋な人間ではないことを示し、ヒルドと同じ世界のワルキューレである証でもあった。
金髪のワルキューレがスルーズ。
黒髪のワルキューレがオルトリンデ。
ヒルドとともにランサーのサーヴァントとしてこの世界に現れたヒロインであった。
通常のサーヴァントととは異なり、スルーズ、ヒルド、オルトリンデの三人で一騎のサーヴァントという扱いになるらしい。彼女たちが解放された時、ヒルドの能力が大きく向上したのを感じた。
「状況は承知しました。わたしたちでも抗えない石化の呪いを、あっさりと解く手並みもお見事としか言えません。このたびはお助けいただき、ありがとうございました」
スルーズを石化したヒロインの力は凄まじく、とても人間に解呪できるものとは思えなかった。しかし、マオは簡単にこれを成し遂げた。理屈は分からない。近くで一連の流れを見ていたスルーズもオルトリンデも、何が起こっているのか理解できなかった。
彼女たちの常識では測れない力により、マオは女神の呪いに対抗できるということだけは事実であった。
「俺の魔力が君たちにも流れているようだが、それはそれで構わないか?」
マオは自分の魔力がスルーズとオルトリンデにも繋がっていることに気づいて尋ねた。
「ヒルドがあなたをマスターと認め、契約した以上、その契約はわたしたちにも適用されます」
「問題はありません。わたしたちはサーヴァントですし、ヒルドと思考の根底を同じくします。あなたをマスターとすることに同意します」
機械的な返答だが、こじれないのならそれでいい。
スルーズとオルトリンデは共に自然にマオのサーヴァントであることを受け入れていた。
ヒルドと感情なり記憶なりを共有したのであろうか。
ワルキューレの思考方法は人間と異なる。個人の感情もあるにはあるが、大本は同一らしい。マオには理解できないことだが。
「それでは、改めてマスター。今後の方針は?」
スルーズの問いにマオは答える。
「女神を倒し、南海路を回復する。町の住民の解放も並行して行うが、優先順位は低い。女神を倒せば解決するからだ」
町は交易に必要な機能を回復させる人員を優先的に蘇生させ、それ以外は時間をおく。マオの目的は経済に影響を与える南海路の封鎖を解くことだ。ロドポリスの救援という建前だが、女神の問題を解決しなければいたちごっこになるのは目に見えている。
「了解しました。確かに、マスターが去った後で女神と対峙する力はロドポリスにはありません。適切な判断かと」
「わたしも、そう思います。ですが、あの女神は強力です。勝算はあるのでしょうか?」
オルトリンデの疑問ももっともだ。
彼女たちは女神と真正面から戦い、敗北した。
彼我の力の差は、はっきりと認識している。
戦士たちが抱くような、強い者と戦い凌駕したいという欲求をワルキューレは持たない。だからこそ、戦いの趨勢分析はシビアに行う。
「勝算はある。相手が女神だろうと、ヒロインである限りは、俺の力が通じる。なんだったら、それを証明して見せてもいい」
♪
ホープの郊外の丘の上にマオはやってきた。
海に面した丘は、年中風が吹いているためか木々は少なく見晴らしがいい。美しい港町が一望できる絶景を堪能することができる。
一昔前は、ここからの眺めは最高の一言だっただろう。
今は灰色に変色した町並みと、雨ざらしになったかつて人だった石像が並ぶ異様な風景に圧倒される。まるで、人形の町を上から眺めているかのようで、気味が悪い。
周囲には大きな花崗岩の塊がいくつも転がっている。
加工の痕跡があり、ここにかつて建物があったことを窺わせた。
「このようなところで、何をするのでしょうか?」
と、スルーズが尋ねる。
「俺の力を証明するって言ったぞ」
「どのように?」
「俺と二人で試合をしよう。倒せれば、君らの勝ち。逆に君らを倒せれば俺の勝ち。倒すってのは、そうだな、尻餅をついたらにしよう」
「はい? わたしたちと戦うと? 試合とはいえ……」
スルーズは困惑し、マオを睨みつける。
サーヴァントではなく、異世界からやってきたヒロインというわけではない人間だ。
マオから感じる力は、どう見積もってもワルキューレには及ばない。まして、闇の女神に勝るところは何もない。策を弄するのならばまだしも、直接戦闘で彼がスルーズやオルトリンデに勝てるとは思えない。
「スルーズ、どうしよう」
「マスターがわたしたちを解放したのは事実です。不可解ですが、何かあるのでしょう」
スルーズが槍を取り出す。光輝くこの世のものではない神槍だ。
「ヒルド、いちおう結界張っといて。外から見えないように」
「了解」
ふわふわと漂いながら、一連の流れを眺めていたヒルドにマオは指示を出した。原初のルーンで視覚妨害をする。
ここはマオの領内ではない。どこで誰が見ているか分からない。マオの噂は一部に広まっているが、ヒロインの力を完全に無効化する能力を持つなどということは迂闊に漏らすわけにはいかない。
「ヒルド、本当に大丈夫なんですよね?」
「んー、やってみればいいんじゃない?」
「……分かりました。もう何も言いません。少しの怪我なら、ルーンで治しますので、お目こぼしを」
スルーズが槍を構えて、勢いよく突進する。愚直にまっすぐに、マオに向かう。それでも人間の動きを超越した速度だ。
二十メートルの距離を、スルーズは二歩でゼロにする。
「ッ……!」
そのまま槍を突きつければ、とりあえず終了だろう。尻餅をつかせるまでもなく、実力差は明確になる。そう思っていた矢先、スルーズの身体から力が抜ける。膝が折れて、前のめりに倒れようかというとき、穂先を地面に突いて何とか態勢を立て直しつつ、勢いのままに跳躍してマオを飛び越えた。
「スルーズ?」
「いえ、何でもありません」
オルトリンデの心配する声にスルーズは答えた。
「オルトリンデ、迂闊に突っ込まないように。何か妙な力を感じました」
「……妙な力?」
「確かめます」
スルーズは宙に指を這わせる。
魔力が光の線となり、文字を描き出す。
アンサズのルーンが呼び出すのは、青い雷撃。
スルーズが思い描く雷神の力をそのままに、というわけにはいかないが人間を気絶させるには十分な威力で発現する。
雷撃が鞭のように撓って四方からマオに襲いかかる。雷の速度に普通の人間が反応することなど不可能だ。
一瞬先の未来で、マオが大の字にひっくり返っているのが道理だ。
驚愕はスルーズの瞳に浮かび上がった。
マオを射貫くはずの雷撃が、かき消えてしまったのだ。まるで初めから雷などなかったかのように。
「何をしたのですか?」
「企業秘密だ。ヒルドに結界を張ってもらったのも、こういうのをあまり見せたくないからだよ」
「それが、マスターの特殊能力……!」
詳細は不明ながら、マオには原初のルーンが通じない。それどころかスルーズの身体能力すらも何らかの手段で無力化している。
相手の能力そのものを制限するデバフのようなものとスルーズは分析する。スルーズとマオの戦闘を離れて観測していたオルトリンデも同様の結論だ。マオの能力を向上しているのではなく、方法は不明だがスルーズの力が打ち消されているのだ。
(オルトリンデ。あなたのほうで何か掴めましたか?)
(ごめんなさい。こっちから見ていても何が起こったのか分からなかった。魔術じゃないのは確か)
(とすると、強引に攻めるしかないですね)
マオの能力は解析不能だ。分からないものを考えていても仕方がないので、速さと力で攻め立てる。マオの体運びは平凡だ。武術の経験があるようだが、サーヴァントについてこれるほどではない。
呼吸を合わせて二方向から挟み撃ちにする。
スルーズとオルトリンデは思考を共有し、タイミングを完璧に揃えることができる。
一方はマオの視界の外に出て、反対方向から攻撃する。
「う……く……!?」
「な……うぁ!?」
オルトリンデがスルーズと同じように前のめりにつんのめる。同時にスルーズもまたバランスを崩した。マオに攻撃態勢に入った瞬間に、足の力が抜けたのだ。
二人の槍から光が失われて、ただの鉄の塊も同然になる。
さらに、スルーズとオルトリンデを繋ぐ思考共有のパスも遮断された。
マオは試合開始から一歩も動いていない。ただ立っていただけなのに、スルーズとオルトリンデは勝利できなかった。
マオは倒れ込んでくるオルトリンデを受け止めて、膝を突くスルーズの額を押した。スルーズは、かくりと糸の切れた人形のように仰向けに倒れた。
「俺の勝ち」
信じられないといった面持ちのスルーズは、不承不承ながら敗北を受け入れた。
■
「ヒロインの力を無効化する能力?」
「そうそう。ようは、あたしたちサーヴァントだけじゃなくて、別の世界から来た娘はぜーんぶ、マスターの力の対象に含まれちゃうんだって」
ヒルドがスルーズにマオの力を説明している。
ヒルドにとっては懐かしの我が家である。
ロドポリスに来てからワルキューレ三姉妹は、ずっとこの町で過ごしていた。強力なヒロインということで、彼女たち三人にはそれぞれ一等地に屋敷が用意されていたが、生活の大半はスルーズの屋敷が使われた。
同じものなのだから、別々に暮らす意味がなかったのだ。
石化した屋敷をマオの力で復旧し、積もった埃を掃除した。
「俄には信じられませんが」
「でも、事実だし。スルーズもやってみて分かったでしょ? これ、勝てないって」
「それは……そうかもしれませんが」
スルーズの魔術も槍術もなにもかもをマオの力は無力化する。理性で納得はできないが、本能の部分でそういった理不尽を飲み込んでいる。神々の時代にもそういった理不尽はあった。強制力の強さは神々にも似て、ヒロイン限定とはいえ絶対的だ。
その力があの女神にも通じるのなら、マオは存在そのものが切り札となる。
スルーズはマオの力をその身に受けて、理不尽な相性の悪さを実感している。マオとスルーズが戦えば確実にマオに軍配が上がるし、ヒロインすべてに等しくマオの力が左右するのなら、女神を討ち果たすことも現実的な選択肢となるはずだ。
そして、マオは女神の石化を容易に解除した実績がある。
「勝機のない無謀な戦いを仕掛けるというわけではないのであれば、わたしからはもう何も言いません。サーヴァントとして、全力を尽くすだけです」
スルーズは窓の外に目を向ける。
大通りに面した屋敷からは、町の様子がよく見える。
昼間だというのに、人通りはまったくない。
ロドポリスに来て以来、これほど静かな一日は初めてだった。
石像と化した町の住民たちは、ノワールとロドポリスの騎士たちの手で建物の中に移している。ロドポリスの騎士からすれば忸怩たる思いがあるだろう。自分たちの手で何一つ守ることができず、ノワール軍に町を占拠されたようなものなのだ。
「ところで、オルトリンデがどこにいるか知りませんか? 先ほどから、呼びかけに応じず、まったく、家の片付けを放り出して何をしているのか」
「オルトリンデなら、マスターのところにいるよ」
「マスターのところに?」
「うん。見に行く?」
政策監室は、庁舎の三階にある。ロドポリスを治める「王」の部屋というには、こじんまりとした部屋である。これは、政策監が終身制ではなく、任期制で入れ替わりがあるからだろう。あくまでも個人の部屋ではなく、公人の部屋として整理しているのだ。
とはいえ、政策監室の調度品はどれも一級品だ。
貿易国家を統べる政策監の執務室というだけのことはある。
ソファの座り心地もよい。
ゆったりと座れる三人掛けのソファを独り占めするマオは、背もたれに大きく体重を預ける。ふかふかのベッドもかくやとばかりの座り心地だ。肌触りもよい。用いた皮革は魔獣の毛皮を加工したもののようだ。魔獣の皮の加工品は上流階級のステータスだ。
ソファに座っているのはマオ一人だが、室内にいるのはマオだけではない。
オルトリンデも一緒にいる。
マオの足下に膝を突き、マオの股間に顔を埋めていた。
愛らしい唇はマオのペニスを咥えていて、紅い瞳を潤ませてフェラチオに励んでいるのである。
「ちゅぱ……ちゅぱ……ちゅぱ……んちゅぱ……じゅる……じゅる……じゅる……んふうぅ♡ ちゅる……ちゅる……じゅるる……ちゅぱ……ちゅぱ……んじゅる♡」
オルトリンデの頭が前後に揺れて、吸い付かれたペニスが快感に震える。
大人しそうな顔に似合わずオルトリンデのフェラチオは上手い。
ヒルドによれば彼女たちの世界のワルキューレは、基本は同じものという扱いらしい。外見も見た目の印象や性格が異なるものの細部のパーツで見ると似通った部分も多い。
「んちゅ♡ ちゅぱ♡ ん、ちゅ……んちゅ……れるちゅ……じゅるる♡」
「すごい吸い付きだ。いいぞ、オルトリンデ。ずいぶんと積極的じゃないか」
「ちゅぱ……はあ、はあ……れろれろ……ちゅ♡ ヒルドから、マスターとの魔力供給の情報を共有しました。ん、あ……れろ……はあ、ん、すう、はあ……ヒルドの記憶と同じ臭い、味……れろ……気持ちよさもきっと、同じなのだと思うと、ん……く……ちゅぷ……んちゅぷ、じゅるる♡」
オルトリンデはうっとりとした表情でフェラチオを再開する。
ヒルドを介してオルトリンデも性欲を覚えたのだ。彼女たちは記憶領域の一部を共有し、感情や知識、経験すらも同期することができる。
根幹が同じであっても、そこから別れていけば別個体として独立する。しかし、同じ情報を共有してアップデートを重ねることで、個体差を最小限にするという方法もある。
ヒルドが経験したマオとの繋がりをオルトリンデも自分のことのように追体験した。結果、マオに抱かれる前に堕ちた。
ヒルドが堕ちているのだから、同期したオルトリンデも同じ結論に至るのは当然だった。
「んふぅ……ん、ちゅぷ……じゅるる♡ ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ、んじゅる♡ んぁあ♡ ん、んんぅ、れろ、れろ、れろ♡」
オルトリンデは美味しそうにペニスに舌を這わせる。
勃起して少女の顔ほどにも膨れ上がったペニスは、雄の臭気を強め、オルトリンデはその臭いに当てられてさらに心を昂ぶらせる。
今やスルーズともヒルドとも同期を切って、自分の世界に没頭している。
「オルトリンデ、入れるからこっちに来い」
「……はい」
オルトリンデは立ち上がって、マオの招きに応じた。
白磁のように美しいオルトリンデの肌を撫で、腰を抱いたマオは痛いくらいに勃起したペニスをワルキューレのマンコに押し当てる。
「ヒルドの記憶を共有したんだったな」
「はい」
「どうだった?」
「あ……」
オルトリンデの膣口をペニスが擦る。対面座位の体位で素股を強制する。オルトリンデはペニスを見つめながら腰を前後に擦り付ける。
「ん……ん……はあ、マスターのペニスが、ヒルドのマンコに……ん、はあ……しっかり、根元まで挿入されていました。何度も出たり入ったりして、マスターが動く度にヒルド、が……ん……卑猥な声で、喘いでいて、ふう……ん……身体が言うことを聞かないくらいに、ぞくぞくした、感覚が、頭を……ん……犯して、いて……はあ、はあ……ん、ん、はあぁ♡」
オルトリンデの膣口からとろとろの愛液が滲み出る。彼女が動くと愛液がペニスに塗りつけられて、潤滑油塗れになっていく。
「わたしも、ヒルドみたいに犯してください」
「なら、そのまま入れろ」
「は、はい……♡」
オルトリンデはペニスを自ら受け入れる。
オルトリンデのマンコは最初から雄を受け入れる準備を整えていた。
入れた瞬間に奥まで吸い込まれそうなくらいに吸い付いてくる媚肉と侵入を阻止せんとするかの如く狭まる膣道のアクセントがすばらしい。
「ひぃ、んふぅあああ♡」
挿入直後、オルトリンデの身体が反射的に跳ねる。彼女の腰を押さえて、強引に挿入する。
「あ……くあ……はううう♡」
オルトリンデの膣奥にペニスが届く。つんつんとポルチオをつつくと、オルトリンデが苦しげに髪を振り乱す。
「あう……んあ……ああッ、んあッ、お、く……すごい、です」
「オルトリンデの膣内もキツくて気持ちがイイ」
「あ、んあ、わたしも、です……んう……マスターのペニス、イイ、気持ちイイです。下腹部すべて、マスターに満たされて、んあ、はあ、はあ、ふぅ♡ んはあぁ♡」
ずっちゅ、ずっちゅ、と大きく腰を動かして、オルトリンデはマオのペニスを膣内で味わう。しっかりとオルトリンデを抱き締めて、マオはペニスを固くする。熱いマンコの熱と圧に負けないように気を引き締めて、セックスをする。
「はあ、あ゛、んあ……はあ……ふう……んんん♡ ああ、はぁ♡ ん、ふう……あん♡ んあ、あん♡」
「声が止まらないな、オルトリンデ」
「あ、あ、あ、んあ、すみません、んあ、はあ……ん、あ、んあう♡ 気持ちイイ♡ あ、マスターぁ♡」
甘えた声を出すオルトリンデ。
ワルキューレの勇士を求める本能とヒルドから流れ込んだマオへの感情が一気にオルトリンデを染め上げる。
「ふう……んふう……んああ……ふああ……ああん♡ あ、あ、あ、ああん♡ はあぁ、んああ、はんん♡ んあ、んああ♡」
蕩けた顔でオルトリンデが喘ぐ。
法悦に歪んだ少女の表情はマオの性欲をさらに刺激する。
「ひぅう♡ あ、すごい、まだ、大きくなって……んあ、はう……あ、ああん♡ マスター、感じてますか? わたし、身体がおかしく、なりそうで。あ、ん、ふう♡」
「ああ、気持ちイイぞ。オルトリンデの中は温かくて、ぎゅっと締めてきて最高だ」
「あ、あ、マス、ターー……ん、ふあ♡」
オルトリンデの頬を撫でて、抱き寄せる。
膣が震えている。
ペニスの竿が優しく、しっかりと締め付けられていて、肉襞がカリを扱くから蕩けてしまいそうだ。
マオは、オルトリンデを口付けを交わした。
「ん――――んふ……んちゅ……れろ……んぁ……れろ……♡」
オルトリンデは積極的に舌を絡ませる。マオの涎を吸い出し、舌を口の中に押し込んでくる。腰を振るのも忘れない。キスに没頭して油断していると、マンコがきゅっと敏感な亀頭をひっかくから堪らない。
「ん……ん……れろ……んあ……マスター、はあ、んあ、んぉ……れろ……」
オルトリンデの舌を吸いながら、マオはペニスを突き上げる。
呻くオルトリンデの尻を鷲掴みして、ペニスを深く突き立てて身体に教え込む。
ヒルドと共有した経験が、オルトリンデに抵抗を許さない。堕ちきった身体はペニスの僅かな動きにも反応して悦んでしまう。
「ふう、んふう♡ あ、んあ……ふああ……ん、ん、んあ、あん♡ あ、ちゅぱ、ん……んん、マスター、わたし、ん、もう、イキ、ます♡」
「俺も出しそうだ。このまま膣内に出すぞ」
「はい、出してください。わたしに、マスターの子種を注いで、ヒルドみたいにしてください」
腰を大きく捻るように動かすオルトリンデ。
加速していく射精感に抗うことなく、マオはオルトリンデの膣内を精で汚染する。
最高の快感と脱力感で、マオは幸福の内に果てる。
「んあ、ああああああ♡ 出てる、わたしの膣に、マスターの精液が、ん――――あぁあ♡」
仰け反って快感を堪能するオルトリンデ。
ふやけた笑顔が、彼女が感じた快楽の程を物語っている。
絶頂の余韻に膣を震わせるオルトリンデは、マオの胸に頬を寄せて密着する。そんなオルトリンデを慈しむようにマオは抱きしめた。
■
マオとオルトリンデの情事が行われた政務官室は魔術で施錠されているので、誰も許可なしに入ることはできないし、内部のやり取りに聞き耳を立てることもできない。
しかし、そんな二人の交わりを間近で見つめる者がいた。
政務官室の隣の秘書室は、廊下と政務官室の両方に通じている。そこに入室したヒルドとスルーズは、魔術を駆使して政務官室の様子を盗み見ていたのだ。
もともと政務官室に張った結界はヒルドの原初ルーンを用いたものだ。鍵を作り、施錠したのがヒルドなのだから、のぞき穴くらい容易に用意することができる。
「…………ッ」
スルーズは言葉をなくして呆然としていた。
「どうしたの? 別にわたしたちが勇士とエッチするのは悪いことじゃないでしょ?」
「それは、そのとおりです。しかし、だからといってこんな短時間に性行為に及ぶなんて思わないでしょう。それに、マスターがヴァルハラに招くに値する勇士かどうかを見定める必要もあります」
「お堅いなぁ。ほら、見てよオルトリンデの顔。最高に気持ちよさそう。エッチが終わったのに自分からディープキスしちゃってる。いいよね、あれ。上も下も全部、溶けて記憶領域が根こそぎ飛んじゃいそうになるんだ」
「ヒルド、あなたも」
「そりゃ、あたしは、前からマスターに仕えてるからね。魔力供給は何回かしてもらってるよ」
マスターとサーヴァントの契約に必ずしも性行為が必要というわけではないが、体液の交換は魔力を効率よく回すことができるので魔術の世界では珍しくない契約方法ではある。勇士とワルキューレの肉体関係も特に忌避されるものではない。マオの位置づけが不明瞭なだけで、スルーズ自身もセックスに否定的というわけではないのだ。
問題はその必要性だ。
女神を倒すのに必要かと言えば否だろうし、サーヴァントの務めを果たす上で必要というわけでもない。その上でセックスをするのは、単なる娯楽の延長線上でしかないのではないか。
「現時点で性行為をする必要性は認めません。魔力の供給に不具合はありませんし、契約に不備もありません」
「だよね。だから、そういうのナシで楽しめばいいのに」
「何を言っているのですか。あのような無意味な行為に時間を費やすより、ロドポリスの復興や女神の対策に時間を費やすほうが建設的です」
スルーズの正論にヒルドは困ったように頬を掻く。
娯楽を無駄と割り切れば、確かにその通りだ。
人間ならその無駄を活力に変え、次の仕事の能率を向上することもあるだろうが、ワルキューレは基本的には機械的な存在であり、無駄だと分かっていることに取り組もうとは思わない。
ヒルドも元はそうだったはずだが、いつの間にか、無為な時間をマオと過ごすことを楽しいと感じるようになっていた。そういった感情は、ヒルドの中に留めてあって、オルトリンデともスルーズとも共有していない。
だから、スルーズはヒルドの心変わりに気づいていない。
「じゃあ、マスターがスルーズを求めたらどうなの? 勇士を楽しませるのは、ワルキューレの仕事じゃないの?」
「そのときはそのときです。ですが、ヒルドもオルトリンデもマスターのお相手をしたのですから、わたしにお鉢が回ってくるとは思いません」
などと、スルーズは言う。
スルーズという個体への評価にも関心がない。
性欲処理ならば、すでに経験した者が行えばいいという程度の認識だ。
「どうかな。マスターはスルーズも抱きたがってるみたいだけどね」
「な……ッ」
次の瞬間、秘書室のドアが開いた。
入ってきたのはマオだった。
政務官室と繋がるドアを封鎖していたルーンの結界は、いつの間にかなくなっていた。
「マスター。オルトリンデに魔力供給をしていたのではないのですか?」
「そのオルトリンデからヒルドとスルーズが覗いてると聞いたから来たんだよ。興味があるなら、覗いてないで、来ればよかっただろう」
「き、興味があったわけではありません。ヒルドがオルトリンデがここにいると言うからついてきただけです。まさか、オルトリンデがマスターと性行為をしているとは思いませんでした」
マオの後ろでオルトリンデが恥ずかしげにそっぽを向いた。
「いいじゃないか。ワルキューレが人間じゃないって言っても、女の機能はあるんだ。使わないのは損だぞ。ヒルドからもお前たちワルキューレの仕事に、俺たちの相手も含まれるんだって聞いたぞ?」
「語弊があります。勇士を楽しませることもあるというだけで、性欲処理を専門にするわけではありません」
きっぱりとスルーズは言い切る。
「というか、マスター。さすがに、下を履いたほうがいいのではないですか?」
オルトリンデとセックスした姿のまま秘書室にやってきたのでマオは下を丸出しにしていた。
「これからスルーズを抱くつもりだったからな」
「わたしは、マスターと性行為をする必要を感じませんが」
「どうだろう。ヒルドとオルトリンデは根本が同じで記憶やら経験やらを共有しているって聞くし、スルーズも同じなんじゃないのか?」
問われたのはヒルドとオルトリンデだ。二人とも頷いた。
「マスターの仰るとおりです。わたしたち三騎は、個別の記憶領域とは別に共通の記憶領域を持ち、記憶、経験、技術などを共有できます」
「思考の方向性も同じように設計されてるから、わたしたちの好き嫌いは原則同じだよ。あたしが好きなものはスルーズも好きだし、あたしが嫌いなものはスルーズも嫌い。表現方法の違いは個体差があるけどね」
「逆に言えばわたしたちが好感を抱いたものには、他の同位体も好感を抱くということです。わたしがヒルドの記録からマスターを愛したように、です」
ワルキューレの記憶や経験の共有は、人間のそれとは全く異なる。情報を感情も含めてまるごと相手に渡すことができる。物事の優先順位、判断の方向性が同一なので、入力する
ワルキューレという枠組みから抜け出して、完全に独立した個体になれば別だが、サーヴァントとして召喚された彼女たちは三騎一体のサーヴァントだ。完全な独立は果たせない。結果、ドミノ倒しのように堕落していくことになる。
「スルーズはこう言ってるけど、大丈夫だよ。あたしもオルトリンデもマスターを受け入れてる。スルーズもすぐにそうなるよ」
「そうですね。スルーズにも是非、マスターとの交友を深めてもらいたいです」
へらへら笑うヒルドに邪気のない笑顔を浮かべるオルトリンデ。どちらもマオと身体を重ねることに抵抗感はなく、むしろ良いものだと認識している。スルーズは、どうも旗色が悪いと感じて後ずさる。マオを悪いとは思わないが、性急過ぎる。
「じゃ、こうしよう。試しにあたしがマスターと初めてしたときの感覚を共有するよ。そしたら、すごくイイって実感できるでしょ?」
「は? いえ、何を言ってるんですか? そのようなもの、共有する意味なんて――――あッ」
スルーズの言葉が途切れて、呼吸が荒くなる。ヒルドから送り込まれた記憶が実感を伴ってスルーズの記憶領域に送り込まれたのである。
スルーズにとっては初めての快感だ。ヒルドが味わったそれをスルーズも我が事のように追体験する。
「かはッ、はあ……ん……はあ、はあ、はあ」
スルーズは崩れ落ちて両手を床に突いた。
快感の度合いが想像を超えていた。ヒルドが嬌声を上げて征服されていく過程が、脳裏を駆け抜けてスルーズの肉体に新しい感覚を叩き込む。
「どうどう、よかったでしょ。あたしの初体験。マスターのペニスが子宮の入り口まで全部、ぐちゃぐちゃにしていく感じ。もう最高だよね?」
「せっかくなので、わたしの初体験も。先ほどの、ですけど。みんなで共有します」
オルトリンデがスルーズを覗き込みながら言った。
スルーズは愕然としてオルトリンデを見上げる。
「ま、待ちなさい。今は、強引に記憶領域が使用されたばかりで、ん――――ふあ♡」
オルトリンデの快感がスルーズにも共有される。
未知の快楽に全身の細胞が激しくのたうつようだ。感情を知らないスルーズに、感情を知ったヒルドとオルトリンデの欲望が送り込まれる。
まるでそれは染みのようにスルーズの記憶領域にこびり付き、その勢力を広げていく。
「あく……んあ……ふう……あ、うう……頭が、わたしの何かが、おかしく……ん、ふう、ううう」
「ふふ、スルーズってば、そんなに我慢して。いいじゃん。マスターに愛してもらえば。あたしなんて、もう何回もしてるよ。知らなかったのがもったいないくらい、気持ちイイからさ」
「ん……あ♡」
悶絶するスルーズの前にマオのペニスが突き出される。
強制的に発情させられた美少女の姿はマオを興奮させるのに十分だ。
(マスターのペニス。ヒルドとオルトリンデを狂わせた元凶)
男の肉体に当然のようについている器官でしかないのに、それが恐ろしい槍や剣のように思えて仕方がない。
(生臭い臭気。ヒルドとオルトリンデの記憶情報は、どうしてこれを好意的に捉えているのですか。わたしも、このままでは、二人の情報に流されてしまう)
スルーズの口が開いて、舌が伸びる。
「はあ、はあ、はあ、いけません、こんな……もっと、力ある勇士……でないと。わたしは……」
「スルーズ、しないなら、わたしに譲ってください」
「オルトリンデ、ダメだよ。今はスルーズの番なんだから。あーあ、あんな風に勃起したペニス突きつけられたら、堪んないよね」
スルーズが堕ちるのは時間の問題だった。
ヒルドとオルトリンデの感情まで共有しているのだ。無感情を基本としたスルーズが感情という新しい情報に対応するのは不可能だ。どう足掻いたところで、二対一の情報戦に勝利できるはずもなく、そのまま飲まれてしまう。新しく追加された情報がインストールされ、スルーズの内面がアップデートされる。マオを悦ばせる雌として、新しいワルキューレが誕生するのだ。
スルーズの舌が亀頭を舐める。
電流のような快感がスルーズを襲う。
それまでの共有された情報ではなく、自分の舌が伝えてくる生のペニスの情報だ。
「ん……んん……じゅるる……んじゅるるる♡」
スルーズはペニスをあっという間に根元まで咥えてしまう。
熱く激しいフェラチオはオルトリンデのフェラチオの続きでもある。
経験を共有したスルーズは、初めてではあってもヒルドとオルトリンデの積み重ねをそのまま利用できる。舌と唇が玄人も同然に動いて、マオの弱点を撫でしゃぶる。
「ちゅぱ……れる……れる……れる……じゅるる……んふ、んあ……あぁ……れろれろ」
舌先が鈴口をなぞる。
腰砕けになりそうな快感がマオに襲いかかってくる。堪らない。オルトリンデとしたばかりで敏感なペニスは、精液をあっという間に大量生産していく。
「スルーズってば、もう堕ちてるじゃん」
「しかたないです。マスターのペニスですから」
ヒルドは呆れたように唇を尖らせ、オルトリンデはまじまじとスルーズのフェラチオを見つめている。
そんな二人の視線を感じながらも、スルーズはフェラチオを止めることができなかった。
(フェラチオが気持ちイイ。ペニスが美味しい。なぜ、このような、わたしは何をして……共有した感覚が、わたしをおかしくしている。このままでは、本当に、ペニスのことしか考えられなくなってしまいます)
「んきゅ……んぐ……んん、じゅる……ちゅぱ……ん、ぷはあぁ♡ あ、うあ、ぁ♡」
スルーズの口からペニスを抜き取ると、物足りなそうにスルーズは舌を伸ばしてペニスを追いかける。
身体は本能に従っている。なけなしの理性も今となっては風前の灯火だ。
「スルーズ、ソファでしようか」
「待って、ください。わたしは、もう、これ以上は……」
「待たない。俺のペニスを勃起させたのはお前だぞ」
「いけません。今、そのようなことをしては……あ」
スルーズを抱き抱えて、ソファに運ぶマオ。
スルーズは嫌がる言葉とは裏腹に、頬を染めて笑みを浮かべている。理性と感情が一致しない。スルーズの身体と心はすでにマオに犯されたがっている。
マオはスルーズをソファの上に押し倒して、股をこじ開ける。スルーズは一切の抵抗をしない。
勃起したペニスをスルーズのマンコに押し込むと、がくん、とスルーズの身体が跳ねた。
「あ――――ひあ♡」
根元までしっかりと押し込んで、さらに体重を掛ける。
スルーズにペニスの存在をはっきりと教え込むのだ。
「ひぃ♡ い、んああああああ♡」
スルーズが大きな嬌声を上げた。
つぶつぶの膣肉が絡みついて、ペニスを搾る。
スルーズの反応は非常にいい。
動けば動くだけ膣がペニスを求めてくるし、卑猥な声を響かせる。
「んひい♡ んああ♡ ふああ♡ あああん♡ んぅ、うぅ、ああああ♡」
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、と鋭い突き込み。カリ首が肉襞を擦り、膣奥を突き上げる。びくびくと膣内が痙攣して軽く絶頂し、さらに追撃をかけるとスルーズは堪らず腰を浮かせてブリッジする。
「あひ、んひあああああああああ♡」
ぶしゅ、と潮を吹くスルーズ。
「スルーズ、気持ちよさそう」
「潮まで吹いちゃってるよ。あたしたちの分も上乗せしてるからかな」
ヒルドもオルトリンデもスルーズを助けようとはしない。スルーズが悦んでいるのは見れば分かるし、根本が同じなのだから承知している。
「あ、あ、んああ、こんな、おかしく、なる。ひぃ、頭の中が、変に、あ、あ、ノイズ、酷い、ふあ、あ、あ」
「スルーズ、そのノイズ受け入れちゃって」
「何を言っているのですか。こんな、ノイズ、受け入れてしまったら、わたし、壊れ、壊れて、あ、あ、あああ♡」
角度を変えて臍を内側から抉るような突き込みにスルーズは目を見開く。快感で身体が壊れていくのが分かってしまう。
「終わる♡ 変わる♡ わたし、んあ、頭の中が直接、け、穢れ、んひ♡ あ、ああ、消え、ふはッ、あッ、んあッ、気持ちイイ♡ あ、あ、んああ♡」
「気持ちイイか、スルーズ」
「ひ、違ッ、あ、んあ、こんなことで、あッ、あッ、んああ♡ あ、あ、あ、あ、んん、ひあ♡ あ、んあああ♡」
「気持ちイイかと聞いてるんだぞ、スルーズ」
「ひあああああ♡」
がくん、がくんとスルーズは身体を痙攣させる。
強くポルチオを圧迫すると子宮口がペニスに吸い付いてくるかのような感覚がする。スルーズの身体に悦びが溢れる。
「あッ、おッ、んあッ、ふあッ、ああッ、き、気持ちイイ♡」
「そうか、気持ちイイか。素直になったなスルーズ」
「あ、ひゃ、あ、んあッ、あ、ペニス、マスターのペニスが、全部、塗り替えて、んあッ、あ、ひい、んあああ♡ あへぁ♡ ああ、イイ♡ ん、ふあ、あ、あああ♡」
スルーズはとろんとした表情に変わった。悦楽の色に染まったスルーズはマオの腰に足を絡めて、マンコを締める。
「あー、堕ちた」
「堕ちましたね」
ヒルドとオルトリンデはスルーズが陥落したのがすぐに分かった、表情もそうだが、彼女たちは内面で繋がっている。スルーズの心身の変化はすぐに分かるのだ。
「あひゃん♡ ふあん♡ あ、あ、んああ、イイ♡ ペニス、あ、んあ、抉れる♡ ああん♡」
スルーズはマンコからぐちゅぐちゅと音を立ててマオのペニスを味わっている。
ふやけた顔は普段のすました顔とは似ても似つかない。
「い、イク、イク、イク、あ、あ、マスター、わたし、も、もう、イキ、あ、ひぃあああああああああああああああ♡」
「スルーズッ」
絶頂とともにスルーズのマンコがキツく締まる。ペニスが受ける快感も跳ね上がり、マオも絶頂に導かれる。
大量射精がスルーズの膣と子宮を襲った。
「あひぃいいい♡ 熱い、ああああああ♡」
注ぎ込まれた精液がスルーズをさらなる高みに登り詰めさせる。圧倒的快感の前に理性は失われ、はしたなく舌を突き出して意識を朦朧とさせるスルーズはぐったりとソファに沈み込む。
不随意に震える膣からペニスに引き抜く。
その刺激で、スルーズは軽く潮を吹いた。
「マスター、それ、綺麗にしますね」
オルトリンデがすかさずやって来て、汚れたペニスを咥えた。
「あ、オルトリンデずるい」
「早い者勝ちです、んむ……じゅる……んちゅ」
さっそくオルトリンデが口内でペニスを掃除する。舌が竿を這い回り、涎が精液を溶かしていく。
「じ、じゃあ、あたしはちゅーする」
ヒルドが飛んできて、マオの唇を奪う。ぬらりと舌が入ってくるので、マオはヒルドの舌を押し返すように舌を絡める。
「んちゅ……れろ……んちゅぱ……えへへ、マスターの舌美味しい。れろれろ」
「ペニスも、ちゅ……ちゅぱ……濃厚な魔力がいっぱいです。れろ、れろ……んむ、じゅるる♡」
上と下からの愛撫がマオを昂ぶらせる。オルトリンデの頭を掴んだマオは、その口内に精液を流し込んだ。
「んふぅ♡」
オルトリンデは口を離さず、すべての精を口で受け止めた。
喉を鳴らして精飲し、さらに尿道の精液も吸い出した。
「ねえ、マスター。スルーズとオルトリンデに精液上げたんだから、今度はあたしだよね?」
ヒルドが宙に浮かびながら、マオに何度もキスをした。
もちろんだ、とヒルドの望みに応える。
ペニスはまだまだ余力がある。
ヒルドを抱き寄せて、思い切り彼女の膣を征服する。ワルキューレ三姉妹を完全に手中に収めたマオは、その後も何時間も彼女たちの肉体を堪能し続けた。