異世界ヒロインが召喚される世界で好き勝手する話 作:もう万体
闇が晴れて、岩山がひび割れていく。女神の力に支えられた黒曜石の岩山は、女神が力を失った今、自重を支えることができずに少しずつ砕けていく。
数ヶ月もすれば、今とはまったく違う姿になっていることだろう。
「黒曜石の山だからな。まるごと、ノワールのものにしてしまおうか」
純度の高い黒曜石の岩山だ。
宝石としては決して高いランクではないが、それでも、これほど大きな黒曜石の塊はそうそう手に入らない。加工すれば、外貨獲得の大きな原動力になるだろう。
残すところはロドポリスの戦後処理と、捕えたヒロインたちの調教だ。彼女たちを放免とするわけにはいかない。
設備はないが、問題はない。
マオの力で能力を封じられた彼女たちは、赤ん坊よりも無害だ。
牢獄に閉じ込めるまでもない。
捕えた三人のヒロインをそれぞれ庁舎内の別の部屋に閉じ込めて、監禁すればよいのだ。縄を切ることもできない彼女たちには、もはやなすすべはない。部屋を抜け出すことすら不可能である。
マオが最初に向かったのは、ゴーレム使いとして女神の下にいた少女を押し込んだ部屋だ。
護衛官の宿直室であり、簡素ながらベッドもある。
「なんだ、もう起きていたのか」
ドアを開けると少女と目が合った。ベッドの上に座っている。彼女は縛られていない。その代わり、ベッドの周囲に結界が張られていて、外に出ることができないのだ。
彼女個人の力は大したことはない。魔術もろくに知らない一般人と大差ないということで、拘束は緩めにしてあったのだ。
「…………」
少女は怯えたような顔で警戒心を露わにする。
「ずいぶんと警戒されたもんだな。俺はノワール領主のマオ・パンガイア・ノワールという。女神に石にされたこの町を救援するために来た。で、お前を女神の一党として、拘束させてもらった。海に魔獣を放って、船の航行を邪魔したのはお前の力だろう?」
「魔獣じゃなくて、怪獣」
「ん?」
「怪獣、わたしが作ったのは魔獣なんてもんじゃない」
「作った。やっぱり、あの機械的な魔獣、いや怪獣か。あれはお前が作ったものなんだな」
「だとしたら、何? わたしを、どうするつもり?」
精一杯の強がりか。
少女は不安を隠しきれない様子でマオを見つめている。
「どうするつもりと聞かれてもな。どうすることもできる」
「…………ッ」
「俺はノワールの領主なもんでな。これからこの町も俺の勢力下に組み込む。お前はこの町を滅ぼした敵の仲間だ。女神の力で石化した町並みを見ただろう。この町だけじゃないぞ。他の町も石化している。まだ被害者の総数が分かっていないくらいだからな。まあ、ロドポリスはじめ、被害を受けた国や町の連中は女神を相当恨んでいるだろうよ」
「……知らない」
苛立ったように少女は呟く。
「そんなの、そんなの知らない。人が石になるなんて、訳分かんない。わたしは、ただ、連れて行かれただけ。これからやり直そうって、思ってたのに、どこなのかも分かんないところで目が覚めて、知らない人に首輪を付けられて連れ回されて、それで、何、国を滅ぼした女神様の仲間? わたしが? そんなの意味が分かんない。もう何も分かんないよ!」
頭を振って絶叫する少女は、すっかり憔悴しきった様子だ。理不尽な環境におかれて精神が参っているのだ。
女神アテナに望んで従っていたわけではないのだ。
セクストゥムと異なり彼女をアテナが手元に置いたのはたまたまだ。
偶然、異能を持つ彼女にアテナが興味を持ち、その力を使って島の防衛をさせていた。
「それで、名前は?」
「…………」
「答えないか。まあ、いい。検討はついてる。新条アカネだろう」
「……どうして、わたしの名前を」
少女――――アカネの前にマオは一枚の羊皮紙を見せる。
「ああ、この世界の文字はまだ読めないか。これはな。奴隷商の取引リストだ。お前の名前が書いてある。六千万ドラクマ。買主は、リドル・バージェス。これまたずいぶんとヤバいヤツに目を付けられたもんだな」
六千万ドラクマもの大金、おいそれと出せる金額ではない。庶民が一生働いても稼ぐことのできない額だ。
「お前を連れ歩いていたのは、イザベラ商会。奴隷商の中でも見た目のいい女を扱うことで有名だな」
奴隷というと悪いイメージを持つ者もいるが、大陸中で一般的に行われている商売であり、重要な産業だ。
戦乱の世が続き、どの地域も人手不足が深刻化している。
飢饉や魔獣の襲撃もあり、小さな村ならばまるごと奴隷に身売りするという展開もある。
そのままでは飢えて死んでしまう人々を食わせ、次の就職先を金で斡旋するというように見れば人材派遣のようなものであろう。
就職先を選ぶ権利が奴隷側にはないが、そのような我が儘が通じるほど、優しい世の中ではない。
ちなみに一般的に奴隷は男のほうが高値がつく。
それは奴隷を購入する目的が労働力不足を補うことだからだ。肉体労働に強い男のほうが、費用対効果が優れている。
奴隷商人の多くが取り扱うのが、労働奴隷であり、最も活発な市場である。
次いで、多いのが知識人をターゲットにした奴隷である。
こちらは没落した貴族や大商人ら知識人の子女が奴隷に堕ちたパターンが多く、自分の子どもに英才教育を施したい知識人らが家庭教師や付き人として買い求めるものだ。取引数は少ないが、一回が高額になりやすい傾向がある。
そして、最後に悪名高い性奴隷だ。
その名の通り買主の性的欲求を満たすために売買される奴隷である。
経済的余裕がある者でなければ手が出せない特殊な奴隷であり、貴族階級の子女が売りに出されることもある。
イザベラ商会は、性奴隷を専門的に扱う奴隷商だ。そこで商品として扱われていたアカネは、当然、性奴隷として購入されていた。
「何、性奴隷って。今時、何なの、そんなこと、言われても……」
アカネには十分な説明はなかったようだ。
説明して逃げられるよりは、自分の運命を知らないまま買主に引き渡してしまおうという腹だったのか。
「引き渡しの直前に、アテナが町を襲ったんだな。お前以外は全員、石になった」
「ッ……ぅ」
アカネには何が起こったのか分からなかった。
そもそも自分がこれからどうなるのか、今、どういう状況なのかも分からない。何も知らないまま首輪を填められ、知らないところで自分の扱いを決められている。そういう状況だったのだ。ただ、目の前で行われている取引が自分を対象とした人身売買だろうということは察しがついた。だからといって、どうすることもできなかった。
目の前で男たちが石になったときも、現実のものとは思えなかった。それからずっと、アカネは現実逃避を続けてきた。
抵抗などできるはずがない。
アテナが近くにいるだけで息が詰まる。
ただの少女に過ぎないアカネでは女神に抵抗しようなどという意思すら持てないのだ。
「神様の目に止まったのは不運だったかもしれないが、バージェスに買われるのとどっちがマシだったのかね」
「……わたしを買ったヤツ、知ってるの?」
「有名だぞ。現代の三大魔王の一人、不死身の女帝リドル・バージェス。ブリンクウォールの女王で、背徳都市エルドラドの管理者だ。エルドラドには、大陸有数の色町で有名でな。国営の娼館が軒を連ね、ヒロインも最上級娼婦として働いているって話だ」
「じゃあ、わたしもそこで働かせられるところだったんだ」
「まあ、そうだろうな。異能のあるヒロインは国が戦力として確保するが、そうでないヒロインは実害がない限りは「ヒロインである」という一点に価値が見いだされる。抱きたいという男はごまんといるだろう」
もちろん、そういった男を相手にする詐欺も横行している。ヒロインではないのにヒロインであると偽るヒロイン詐欺は、この業界では当たり前のように行われている。娼館の中には、本物ではないことを承知の上でヒロインらしく振る舞うヒロインプレイを売りにするところもある。
そのような中での本物ならば、それは高値がつくだろう。
本物のヒロインを抱くためだけに長旅をしてエルドラドを訪れる者も後を絶たないくらいだ。
「お前に嵌められた首輪はもうない。女神が壊してしまったんだろう。売買契約は為されたが、まあ、この町ごと俺が接収した。アカネの身柄は今後、ノワールのものになる」
「……結局あなたの奴隷になれってことじゃん」
「話が早い。その通りだ。もちろん、バージェスのように他の男に抱かせて金を稼がせるようなことはしないぞ」
「最低。あんたなんか、誰が相手にするか」
アカネは跳ね起きるように立ち上がってベッドから飛び出そうとする。とにかく、この場にいれば犯されるのは目に見えている。
「んあッ、きゃッ」
しかし、隙を突いた逃走劇は一瞬にして終わりを告げる。
ベッドの周囲に張られた結界は、アカネの身体を跳ね返してベッドから出ることを許さなかった。
「な、何よ、これ。ほんとに何なの……?」
「結界ってヤツだ。アカネの世界にはなかったのか?」
「気安く名前で呼ばないでッ」
「逃げ出してどうする? この町が石に閉ざされたのを見たんだろう? 逃げれば誰か助けてくれるとでも?」
「――――ッ」
アカネは唇を噛み、マオから顔を背ける。
マオの言うとおり、この町は女神の力で石化していて、まだその呪詛は解けていない。
アカネがいた世界に魔術はなかった。
自分を閉じ込める結界も、ファンタジー小説やゲームの中の話だ。
怪獣を作り、世界すらも自由に作って壊すを繰り返したアカネであっても、魔法の存在を簡単には受け入れられない。
尻餅をついたアカネにマオが手を伸ばす。アカネはその手から逃れようと、ベッドの隅に後ずさりする。
「ひッ、やだ、来ないで」
「そんなに怖がるなよ」
「やめて、いやッ、いやあああああッ」
パニックを起こして暴れるアカネの腕を押さえる。
アカネの細腕にマオを押しのける力はない。それどころか、全身から力が抜けていく。力で押さえ込まれているのではなく、アカネ自身の力が抜けているのだ。
顔を背けようとしたがまったく力が入らず、マオの口付けを受けてしまう。
「ん――――ッ」
もはやアカネは呻くことしかできない。マオの胸を叩き、蹴り飛ばそうと藻掻いても、何の意味もなかった。子どものじゃれつきでも、もう少しマシだっただろう。
「ん、んふ……んん、んあ、あ、いや、いやぁ、んんふ……んちゅ……んんぁ……ふあぁ」
アカネの眦に涙が浮かぶ。マオが押し込む舌に口の中が蹂躙されているのに、どんどん抵抗する意欲がなくなっていく。
(最悪、最悪、最悪、なんで今日会ったばかりのこいつとキスなんてしなくちゃいけないの。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い、のに……なんで)
アカネの口の中で好き勝手に動き回るマオの舌が上顎をくすぐり、舌の裏側と表側を舐めてくる。歯茎や頬の内側も全部、舐め回される。唇が涎に濡れて、馬鹿みたいな呻き声を垂れ流している。
「んちゅ……んちゅ……れる……れろ……ん、ん、んふッ、んあ……いや、離れ、んん! んんぅ!」
初めてのキスが、熱烈なディープキスだ。口から伝わる鮮烈な快感にアカネは困惑する。
(なんで、力が入らない。口の中が、気持ちイイなんて、絶対に変)
アカネの身体が完全に弛緩した。
唇を離すと、もう逃げる意欲を喪失したのか茫洋とした視線のアカネがはあはあと息を荒げている。
「案の定、身体のほうは、すっかり調教されているようだな」
「どう、いう……こと」
「アカネが付けていた首輪だよ。イザベラ商会の首輪は、付けた相手の身体を性奴隷向けに仕上げるのさ。せっかく金を払って手に入れた性奴隷が何もできないんじゃ困るだろ?」
「な……なに、それ。わたし、知らない」
「どうかな。最近、性欲が強くなったなとか感じてたりしなかったか?」
「は、はあ!? そんなわけ……そんなわけないでしょ!?」
一瞬、言いよどむ。
アカネ自身も若干の自覚はあった。首輪が原因だとは思わなかったが、一人で自分を慰める夜が何回あったか数えられないくらいだ。
「自覚があるみたいだな」
「……あ、あるわけ……」
マオはアカネの服を掴む。
今、アカネが着ているのは一枚布の貫頭衣だ。衣の上からでも分かるバストの大きさは圧巻だ。
「何、いや、止めて、いやあ!」
「逆らっても無駄だ。アカネ。お前は俺に従う以外の道はないんだからな」
貫頭衣を脱がすのは簡単だ。まともに暴れることもできないアカネから脱がすのは、赤子を着替えさせるよりも簡単な仕事だ。
アカネの身体は想像以上に美しく、淫らだった。
可愛らしい童顔なのに、肉体は扇情的で男好きのする凹凸のはっきりしたものだ。
ペニスが固くなる。
アカネの肉体美に釣られたのだ。
すぐにズボンを脱いで、ペニスを取り出すとアカネは恐怖に顔を引き攣らせた。
「待って、ねえ、わたし、初めてなんだから、そんな……あ、いや、いやだって」
アカネの抵抗を組み伏せて封殺する。
アカネは泣きながら嫌々と首を振るが、ベッドからすら出られないのではどうすることもできない。太ももをこじ開けて、マンコに指を入れる。マンコの中はすっかり蕩けて熱い愛液を零している。イザベル商会に調教された身体は、アカネの意思によらず男を咥え込む準備を整えてしまうのだ。
くちゅくちゅとマンコをかき混ぜて、アカネの身体に本物の快感を教える。
「ふうッ、ん――――ふぅぅ♡ んあ、触んないで、ああ♡」
「ここはもっと触って欲しいと言ってるぞ」
「ふざ、けんな。これだから、男は、あ、んんあ♡ あ、いやああ♡」
びくん、びくん、とアカネの身体が仰け反る。
手マンだけで絶頂したようだ。
すっかり快感に敏感になった身体は、指だけでは足りないときゅうきゅう締め付けてくる。ペニスを欲しがっているのだ。
マンコを激しく虐めてから、クリトリスを扱く。
「ひッ、いいいいいいいいいいいい♡」
アカネの口から苦しげな嬌声があふれ出した。
「い、いや、あああ、そこ、そんなに激しくしないで。あ、あ、あ、んあああ♡」
アカネが海老反りをして、快感に悶えた。
よほど気持ちよかったのだろう。
アカネの顔は快楽に歪み、絶頂させられたのが信じられないとばかりに呆然としている。
「これだけイケば十分だろう。心配しなくても、誰にでも初めてはあるもんだぞ」
「ひッ……!」
アカネのマンコにペニスを押しつける。
「待って、本当に、それだけは……あ、いや、いやああああ、六花、六花、助けてぇ!」
アカネの叫び声が嗜虐心をそそる。
割れ目をこじ開けて、マオはペニスをアカネの膣に押し込んだ。
「いやあああああああああああああああああああああああ」
アカネの絶望の叫びは、結界に遮られて誰の耳にも届かない。
破瓜の痛みすら、首輪で変えられた身体には不本意な快感となってしまう。
マオのペニスがアカネの膣をゴリゴリと抉っている。
指とは比較にならない圧迫感。
膣全体が擦り上げられて腰が甘く蕩ける快感に狂う。
「あ、んあ、わたし、の、初めて、あッ、あッ、んんん♡ あああ♡」
ずん、と膣奥に響く重たい感覚。
やや遅れて刺すような快感が頭を沸騰させる。
(どうして、こんなことに……)
信じられない快感が頭を犯していく。
下腹部に感じるペニスの熱と固さを身体が求めているのが否応なく分かってしまう。
おかしいとは思う。
だが、抵抗ができない。力は入らないし、認めたくないがどんどん気持ちよくなってしまっている。
「んあああああああああ♡」
拒否ではない。
ペニスに膣奥を突かれて、今まで発したことのない野太い嬌声を上げてしまった。
もはや声すらも自分の自由にならないのだ。
(最悪……最悪なのに気持ちイイ。最悪、最悪、死んじゃえ、こんなヤツの好き勝手にされて、こんな気持ちイイなんて、わたしの身体、ほんとに最悪)
パンパンパンとマオがリズミカルに腰を打ち付けてくる。
動くなと心で念じ、恨み辛みが脳裏に駆け巡るが、それを上回る快感がアカネの思考を埋め尽くす。
「ん……ん……ん……んあ……んふッ……ふあッ、あん♡ んあん♡ んああ♡」
「いい声を出すようになったな、アカネ」
「調子に、乗るな、あ♡ んあッ♡ ああ、んああ、そこ、あッ、ああん♡」
「ここがいいんだな? んん?」
「ひぃ、違う、違う、そんな、あ、あ、あ゛あ゛!?」
ペニスで入り口を小刻みに擦りながらクリトリスを弄る。快感を蓄えて、膣奥を一突き。動きに幅を持たせて、慣れさせない。どんな快感が来るかアカネにも分からないので、快楽情報が不意打ち気味にアカネの脳に届く。
「んお……んお……んああ♡ あん♡ んあん♡ ふああん♡ あ、あ、あ、くぉ、んお、あああ♡」
(ごめん、六花。わたし、六花たちの神様だって、しっかりしなくちゃって思ってたのに。ちゃんとやり直すんだって決めたのに、こんなことになってごめん)
「んひゃ、あ、ンアア♡ あ、あ、奥、深い、ひゃあぁ♡ あ、んはあ、んへあ、あ、あ、んお、おお!?」
アカネは舌をだらりと出して涎を零して快楽に酔った。
自分の意思がどこまで存在しているのかも定かではない。
初めてのセックスなのに、完全に蕩け堕ちてしまっている。これが、性奴隷調教用の首輪の力なのか。
「気持ちよさそうに喘ぐじゃないか」
「ひあッ、違うッ、これ、違う、あ、ああ、乳首ダメッ、引っ掻いちゃ、あ、ああぁ♡」
大きなアカネの乳房を堪能しない手はない。
しっかりと揉みほぐし、乳首をカリカリと引っ掻くとアカネは跳ね上がるように感じて絶頂する。
「アカネの膣内、最高だ。もう、俺も出すぞ」
「だ、出す!? まさか、絶対に、それだけはダメ、ダメダメ絶対ダメだから!」
アカネは中出しの恐怖に全身を引き攣らせた。
快感にのぼせた頭も、こればかりは溺れたままにはなっていられない。マオを押しのけようと決死の抵抗をするが、マオはアカネに覆い被さって、その抵抗を正面から封殺する。
マオはぎゅっとアカネを抱きしめる。
全身を密着させ、膣奥をただ突く。
「いや、なんで、それ、ダメ、ん、はあ♡ 離れて、絶対許さな、ひ♡ あああ♡ やだ、やだ、中は、絶対にやだぁあああ♡」
「そんなに締め付けると、もう出るッ」
アカネの膣肉がじゅぶりとマオのペニスを舐め上げる。その優しい刺激が最後の一押しとなって、ペニスを決壊させたのだ。
どぴゅるるるるるるるるるッ!!
射精した傍から、アカネの膣に吸い込まれていく。ペニスごと吸引されているかのような圧迫感に、一度の射精では止まらず二度三度と注ぎ込む。
「あ――――ひあああああああああああああああ♡」
想像以上の灼熱にアカネは叫ぶ。
「あ、ああ、嘘、中に……嘘……」
愕然とするアカネだったが、休む間は与えられない。
すぐにマオは律動を再開する。
「あ、ああん♡ なんで、また動いて、今、出したんじゃないの? あ、んあ♡」
「俺を他の男と一緒にするなよ。俺はこう見えて絶倫でな。朝から晩までずっとお前を突き続けてもいいくらいだぞ」
「な、あ……嘘、そんな」
「嘘なもんか。お前の身体はすごくいいぞ。しっかりと吸い付いてくるし、締め付けも申し分ない。初めてとは思えないな」
「ひう……んはッ、あ、あ、あ、あ、んん♡ ふはぁ♡ あん♡ ああ、ああ、あああ♡」
「このまま俺に従い、仕えろ。何度も言うぞ。お前に選択肢はない」
「あ、ああ♡ んあ……あ♡ んあ♡ あん♡ ふあッ、あ、あ、すご、ぃ♡」
ぐちゅぐちゅと蜜壺をかき回す。
アカネは光を失った瞳で虚空を眺めながら快楽を味わい続ける。
子宮口がペニスに吸い付き、肉襞が幾重にも重なって絡みつく。自分の身体なのに自分のものではないかのように貪欲にペニスを求めている。
マオは本当に一度や二度では枯れなかった。
一頻り今の体位を堪能すると、今度はアカネをバックから突いた。
細かな体位など、アカネの関心の外だ。
疲れ果てた頭にマオの腰を突き出すようにとの指示が響く。
「んおッ、んおッ、んあッ、ふあ……んんん、あ~~~~♡ んふぁ♡ んおッ♡ ああん♡ んあああ♡」
後ろから容赦なくマオはペニスを突き込んでくる。
もう何回絶頂したか分からない膣肉は痙攣しっぱなしだ。快感が強すぎて、考えがまとまらない。
(これは、きっと罰だ)
と、アカネは思う。
(現実逃避して、いろんなものを壊して殺して神様ぶって、六花たちに許してもらえたからって、やり直そうなんて虫が良すぎたんだ)
アカネはなすがままにペニスを締め付ける。
快感以外身体に存在しないのではないかと思うくらい、頭がずっとイキっぱなしだ。
「は、はあぁ♡ んふあ、んあぁ、ああ、ダメ、また、イク、んふ♡ あ、ああぁ♡」
バックの後は対面座位。
アカネのほうから腰を振る。
ぐちぐちと結合部がねちっこい音を立てる。精液を愛液が混ざった体液が隙間から掻き出される。
もはや絶望と諦観がアカネの心を覆い尽くす。快楽だけがアカネの身体を燃え上がらせる。
「あ、んああ、ああ、いや、感じたくない、ん、ん、ふうあ、はあん♡」
「自分から搾り取っておいてよく言うな」
「これは、あなたがやれって言うから、ん、くう、んあ」
「かもな。でも、気持ちイイだろ?」
「う、んんんん♡」
アカネのマンコはペニスにしっかりとしがみついている。動けば動くだけ快感が増していく。
「どうだ? 気持ちイイだろう? 膣の奥が悦んでいるぞ」
「は――――あ、あ、ああ♡」
アカネを抱き締めて、尻を叩く。
対面座位の姿勢だとアカネにペニスを深く押し込む動きになる。
「あ、ああ、気持ち、イイ。気持ちイイ。イク、あん、イク、んあ、あ、ああん♡」
快楽に蕩け茫洋とした瞳は何も映さない。
アカネは快感だけを口にする。
絶頂で頭がどうにかなってしまう。身体は終始イキっぱなしだ。逃げることも抵抗することも、脳裏に浮かんでこない。
「ああイク。またイクぞ、アカネ」
「ひ、あ、あ、ああ、ああああああああああああ♡」
嬌声を上げてアカネは絶頂する。
射精が膣の中で行われているのが分かるのだ。
強い力が胎内から吸収されて、全身に回っている。雄に従うことが正しいのだと教え込まれる。快感を拒否できない。
アカネは自分でも意識することないままに幸せそうな笑みを浮かべた。
心も身体も疲れ果てていた。
できることなら、このまま全部終わってしまえとすら、アカネは思ったのだった。
このアカネちゃんは最終回の直後、自分の部屋で目覚めるはずだったアカネちゃん。気がつけば異世界転生。奴隷商人に捕まって調教されるところからスタート。本体のアカネちゃんはちゃんと人生やり直しているから大丈夫。