異世界ヒロインが召喚される世界で好き勝手する話 作:もう万体
マオは宣言通りにアカネを一晩中犯し続けた。最後には虫の息となり、快楽の海に沈んだまま意識を手放したアカネをベッドに横たえてマオは部屋を出た。
マオはセックスで疲れ果てるということがない。ほどよい疲労感を得ることはあっても、体力を使い果たすようなことにはならない。文字通りの絶倫体質であり、特にヒロインを抱き、征服すると調子がよくなるくらいであった。
この勢いのまま、次のヒロインに手を伸ばそうと考えていたところで、マオをアクシデントが襲った。
「ロドギルドが占拠されたって?」
政策監室に戻ると同時に愛歌から報告が入った。
ロドポリス三大都市の一つ、職人の町ロドギルドはマオがいるホープから北方の山がちな地域にある。燃料になる木々や良質な水に恵まれ鍛冶や陶磁器が発展したのである。
ロドギルドで作った作品をホープの港を通じて東西に売りさばくというのが、ロドポリスの経済を支える基本的な流れである。
今は、アテナの石化によってロドギルドもホープと同じく石の棺に閉ざされている。
ノワール軍が乗り込んで、石化した町に「適切な対応」をしたホープと違い、ロドポリスの他の都市は無防備な状態が続いている。
そこに別の勢力がつけ込んだのである。
「まさか、ここで大公様の軍なんてな」
意外だったのは動いたのがクロガネ大公国だったということだろう。ロドポリスのさらに北方に根を張る大陸西部の最大勢力。その一軍がマオが女神を討伐するためにホープの港を出た頃を見計らってロドギルドに侵攻していたのだ。大陸全体で見ても強い力を持つとされるクロガネ大公国が、漁夫の利を狙ってきた形になる。
愛歌によって最大戦力となるヒロインを失ってから、クロガネ大公は求心力を低下させている。周辺諸国は言うに及ばず、国内でも如実に政治闘争が行われるようになっている状況だ。
ロドギルドへの出兵は、分かりやすい戦果を簡単に得られる好機と踏んだのだろう。
マオにも似たような考えはある。
領地を増やすのは統治者の力を増やすことに繋がりやすいのだ。税収だけでなく、人心を引き寄せるネタになる。
戦争をすることなく、領地を増やせるのなら、誰であっても兵を出すだろう。
今までは女神を恐れて出兵を見送っていたクロガネ大公国だったが、ノワールが女神の相手をするとなれば、美味しいところだけつまみ食いするというのは理に適っている。
「大公様直々のご出馬ってわけじゃないんだろう?」
「そうね。軍を率いているのは、ユーノ皇子。大公様の三番の息子さんね」
「ユーノ皇子ね。確か、東方遠征を成功させた軍閥のトップだったかな」
「三年前にそんなことがあったみたいね」
「ヒロインはどれくらいだ?」
「視たところ一人。ええ、あの娘ならわたしだけでも大丈夫そう。もしであれば、わたしが行って話をしてくるけど」
「あっちから手を出してこないのなら、今は放置でいい。無理をしてロドギルドまで手に入れる必要ないからな」
今のところ、ノワールとロドポリスを繋ぐのは海路しかない。内陸のロドギルドを無理に手に入れたところで、維持するのはそれだけの人手を要する。何かあっても簡単に救援するというわけにはいかないので、無計画な領地拡大は避けるべきだ。
ノワールが軍を出したのは、ロドポリスの救援を名目としたものではあるが、その実態はホープの解放と港の占拠を主目的とした侵攻だ。ホープを手にした以上、他の諸都市はクロガネ大公国と衝突してまで手に入れる必要はない。
それに、こちらには愛歌がいる。
クロガネ大公国にとってトラウマそのもののヒロインだ。
愛歌がノワールにいることを、クロガネ大公国は知らない。まだ、鎧の町にいると思っている。愛歌が鎧の町を離れてノワールに属していると知られたら鎧の町は総攻撃を受けてしまう可能性が高いため、情報を統制している。愛歌自身も鎧の町と交流を継続しているので、クロガネ大公国は怪しみながらも詳細を掴めていない。
「大公様方がどこまで軍を進めるつもりか分からないが、南下する気があるのなら、それはノーを突きつけなければならないが、さて……」
今のノワールにいる戦力だけでも、クロガネ大公国が派遣してきた遠征軍を退けることは不可能ではない。
騎士の質も数も劣っているが、ヒロインの力はこちらが上だ。ただ軍をぶつけた戦争となると戦域が広くなりすぎる。個の力が尖っていても、数で押されることも考えられる。それに、全員が全員戦争で力を発揮できるわけではない。立香やマシュが人間相手に殺し合いを割り切れるかと言えば、そうではないだろう。彼女たちにそうせよと命じれば実行するに違いないが、その後の彼女たちのメンタルは大いに揺らぎ、傷つくことになるだろう。
いずれにしても、クロガネ大公国と徒に対立関係になる必要はない。
だが、相手がマオと同じく闘争を避けようとしているとは限らない。ホープという良港を手にしたいと考えているのは明らかだ。ノワールを小国と侮り、兵を南下させる可能性がないとは言えないのだ。
■
南洋連合に多大な損害を発生させ、ロドポリスを初めとする複数都市を滅ぼした闇の女神こと女神アテナ。
立香や愛歌の世界でも女神として語られるものと同一の名を持つヒロインであり、その力はまさに神というに相応しいものであった。
もとの世界では都市の守護神として有名で、さらに芸術、学問、工芸など様々な職能を有する女神であった。
彼女が立香の世界のアテナかというとそうではないが、かなり近しい世界観の世界で誕生した女神なのだろう。
ギリシャの中でもトップクラスの力ある女神であり、人間に屈することなどあり得ない至上の存在。
それが、今は人間が作った建物の一室に押し込められ、満足に動くこともできない状況に追いやられている。
アテナは黒曜石のような黒い瞳をマオに向けた。
どこまでも深い暗闇が濃縮されたような闇色の目だ。ロドポリスを石の眠りに沈めた邪視も、マオの前には無力だ。
「やはり、効かぬ、いや権能を発動することすら封じるか」
「女神だろうと俺には勝てないってことだ」
苦々しげに顔を歪めるアテナは、大きなベッドの上に座り込んでいる。
誇り高いアテナにとっては敗北そのものが認めがたく、憤怒に値する。その一方で、人間のように見苦しい言い訳に終始するようなこともしない。負けは負けとして潔く認める。分不相応に自分を打ち負かした者には、相応の見返りと困難があって然るべきだろう。
「忌々しいことだな。敗北した挙げ句に虜囚の辱めを受けることになろうとは。世界の違い、相性の良し悪しは問わぬ。一思いに我が首を落とすがいい。この世界では妾の権能を奪うことは叶わぬだろうがな」
「首を落とすって。そんなことをするつもりはないな。それが目的なら、お前を連れてくるようなことはしない。俺が必要としているのは、お前の力と身体だ」
「……貴様」
薄々そうだろうとアテナも想像してはいた。
知恵の権能すら封じられた彼女には、超常の感覚はなくマオの思考も未来も読み解けないが、無力な少女に成り下がったアテナを欲するのは、自然のことのようにも思う。
「妾を汚すつもりか。無礼な。分を弁えよ」
「弁えるのはそっちだ。女神とはいえ、戦に負けたお前は戦利品だ」
「なんだと」
「戦争で負けたほうが奴隷になるのは世の常だ。お前がいた世界でもそうだっただろう。なら、俺に負けたお前が俺の奴隷になるのは当然じゃないか」
アテナは今までで一番の身の危険を感じて表情を強ばらせた。
権能の一切が封じられているので、抵抗は不可能だ。知恵の権能もないので、脱出の糸口も見いだせない。
同時に彼女には葛藤が生まれていた。
一つはマオの言葉を正しいと理性が認めている。
アテナのいた世界でも亡国の姫が侵略者に拉致され奴隷に堕とされるのは当たり前のように行われてきたし、アテナが神として支援した英雄も多くがこうした行為を当然のものとしていた。一定のルールはあったが、少なくとも敵国の姫を戦利品として連れ去り、妻とするのはおかしなことではなかった。
今回、敗北し、連れ去られたのがアテナだったというだけで、戦争の構造としては変わりがない。
だが、だからといって大人しく犯されるつもりもない。
戦いで敗れ、その先に命を失うというのであれば本望だ。
戦争を司る女神として、それは受け入れられる。
「く……ッ」
マオはアテナの腕を掴みベッドに押し倒した。
人間の肉体はおろか岩石も容易く砕くアテナの細腕が、マオを突き飛ばすことも振りほどくこともできない。
(ここまで力が封じられるか。まるで妾が人間の小娘のようではないか)
アテナはマオを押しのけようと抵抗する。
その身に有り余る大地と闇の力を何とか振り絞って、マオに神罰を下そうと藻掻くが、何一つ権能を発動させることができない。
「おのれ、何と汚らわしい。妾を誰だと思っているのだ。アテナイの守護女神、大いなる大地の処女神を、汚そうなど」
「処女の神様っていうだけで、男としてはそそるんだがな。まあ、いくらでも抵抗してみればいい。高飛車な女を躾けるのも、趣があっていいもんだからな」
「く、貴様……貴様ッ」
マオはアテナの服を剥ぎ取り、強引に股を開かせる。
マオの股間の槍はアテナのマンコに入りたくてうずうずしている。いつまでも抵抗を止めないアテナを刺し貫きたい一心で狙いを定める。
「待て、それを妾に入れるつもりか!?」
「当然だ。知恵の女神と聞いていたがセックスを知らんわけじゃないだろ?」
「馬鹿な、馬鹿な、馬鹿な、妾の処女を奪うだと、貴様、人間の小僧が、妾を――――!」
「もう、諦めろ、あんたは負けた。それを思い知らせてやる」
マオはアテナのマンコに押し当てたペニスを無理矢理挿入した。
「な――――くはああああああああああ!!」
アテナの膣が破瓜の痛みに泣く。
神話以来、誰一人として到達することのできなかった未踏領域にマオのペニスが押し進む。
マンコは濡れておらず、処女神というだけあってまだまだ硬い。マオの剛直を受け入れるだけの柔軟性がないので、挿入は一苦労だ。
一息に根元までとはいかないので少しずつ律動させて、馴染ませる。
「アテナのマンコ、イイ具合だ。今までずっと男を知らなかったのは、もったいなかったな」
「貴様……許さぬ、この非礼、高くつくぞ。必ず、貴様に神罰をくれてやる」
「それは怖いな。怖いから、そうならないようにお前を気持ちよくしてやる」
「ぐ……あ……動くな」
「無理な相談だ。セックスしてるんだからな」
アテナの膣内でペニスを前後させる。
小さな膣道にパンパンに詰まったペニスを動かすのも力が必要だ。狭い膣内はみっちりとペニスに張り付いてくるし、アテナは暴れる。アテナの抵抗を押さえつけて、腰をゆるゆると前後させる。単調な前後運動だが、キツい締め付けがあるのでマオもほどよく気持ちがイイ。
「アテナ、どうした濡れてきたぞ。それに、あと少しで一番深いところまで届きそうだ。抵抗するなら今のうちだぞ」
「うぐ……ぐ……ペラペラと下らぬことを、しゃべる舌だ。ん、く……言われずとも、その程度、く、ぐぅ……!」
アテナは苦悶の表情を浮かべ、身体を起こそうとする。男に組み伏せられるのは趣味ではないし、闘争を旨とする以上、生きて抵抗できるのであれば最後まで戦うのが女神アテナだ。
だが、この戦いはアテナの知る戦争とは別物であり、処女神だった彼女にセックスのノウハウはない。知恵の権能も封じられている。
「く……んおッ」
アテナの口からそれまでにない声音が漏れる。
ついにマンコは解されて、子宮口までペニスが到達したのだ。
同時にアテナの全身に甘い痺れがもたらされる。
それを性的快感だと認識することはアテナにはできなかった。
「うぐ……んく……くぅ、あッ、ぐ……ぐう……くはッ、ん、ぐ、ぅ!」
アテナの膣奥をペニスが叩く。
着実に抽挿はスムーズになっている。
アテナの膣はごく普通の乙女のそれと同じく分泌液を出してペニスとの摩擦を弱め、男を受け入れる状態を作りつつある。
(馬鹿な、ありえぬ。妾の身体が、このような……何という屈辱)
燃えるような怒りがアテナを支配する。
死を与えるだけでは生ぬるい。
神話の時代ですら、これほどの屈辱を受けたことはないのだ。
首を絞めて、へし折ろうとマオに手を伸ばすアテナ。しかし、その腕を掴まれベッドの押さえ込まれる。
「どうした。抵抗するんじゃなかったのか? 喘いでばかりじゃないか」
「黙れ、実に汚らわしい、く、う……あぐ……く、う、早く抜け、あなたの粗末な一物如きで、妾がどうにかなると、思っているのか」
不敵に笑みを浮かべてみせるアテナにマオはむしろ嗜虐心をそそられた。
自身最大のアイデンティティである処女を散らされてなお、アテナは強気で振る舞うのだ。その顔を歪めてみたいと思うのは当然だ。
「なら、その粗末な一物であんたをメロメロにしてやるよ」
「ふん、できるものならやってみせろ」
言われなくとも、とマオは気合いを入れてアテナのマンコを突く。
熱く湿ったマンコの中は最高に気持ちがイイ。
人間のではない女神の膣というだけで特別な感じがするが膣肉の柔らかさや繊細さは人間の女と変わらない。
女神というからどんなものかと身構えたが、突けばきゅんと締まって反応を返す辺り、人間と同じ責め方で十分だと判断できた。
最初はゆったりと馴染ませるようにペニスを動かす。
破瓜の痛みに泣くこともなく、アテナは強い視線を投げかけてくる。さすがは戦神というだけあって、痛みには強いようだ。
「ん、ん……んぐ……ふう……ぐ……ん……ん……くう……ぐうう」
「苦しそうだな。無理に我慢するからだ。気持ちイイならイイって言っていいんだぞ」
「巫山戯たことを言うな」
「そうか」
「ん……くあッ!?」
角度を変えて深くペニスを突き刺す。
マンコの形を変えようと言うかの如く極太のペニスがアテナの小さな膣道を拡張し、マオのペニスに適した形に矯正していく。
「か……ん……あッ、くあッ、ん……ふあッ……あッ、くぐ……あ、あ、んあッ」
狭い膣内を掘り進み、膣奥のウィークポイントを的確に突く。
女神であっても弱点はある。そして、女の弱点を探ることにかけて、マオの右に出るものはいない。
強い自我で快楽を押さえ込み、反撃の機会を窺うアテナは獰猛な猛禽を思わせた。
見た目は十代前半から中頃という程度でしかないというのに、彼女が纏う雰囲気は歴戦の猛者もかくやとばかりだ。
だが、その程度どうということはない。
マオのペニスに流れる血流が加速して、さらにペニスを膨張させる。相手が神様だろうが関係なく、ヒロインならば籠絡する。それがマオの本能であり能力だ。アテナの腰を掴み、しっかりと固定してペニスを打ち込む。
セックスを始めた時に比べるとずいぶんと滑りがよくなっている。キツくて動かすのも痛みを伴うというほどの狭さだったのが今や適度な締め付けでペニスを圧迫してくるようになっている。
口では抵抗していても、身体はすっかり女になっている。
「あッ、あッ、んあッ、くあッ、ああッ、ん……ん……くふッ、あッ、ああッ」
「どうした、すっかり声が蕩けてるじゃないか」
「だ、まれ……んッ、くうッ、あッ、動かすな、ぐッ、はッ、はあッ」
「そうはいってもな。アテナの膣内が気持ちイイから動いちゃうんだよ。お前だって気持ちイイからこんなに締め付けているんだろう」
「馬鹿なこと、をッ、くあッ、あッ、妾が、この妾が、男に組み伏せられて、悦ぶと、でもッ」
「悦んでるだろうが」
「あッ――――んああ♡」
探り当てたアテナの弱点を力強く突く。
「反応がいいな。まるで、人間の女の子みたいだぞ」
「妾を言葉で攻め立てる気か。そのような戯れ言で、んあッ、ふあッ、んおぉ♡」
アテナの意に反して喉が蕩けた声を漏らしている。
透き通った白い喉だ。
美しく絹のような白さである。それが頬に行くにつれてほんのりと紅くなる。もとの肌が白いから、欲情に染まると分かりやすい。
「ふぐッ!? んあッ!? くあああ!? あ、な、何を、した、妾に……んあッ。あ、ああん♡」
「何もしてないが。あんたが勝手に感じてるだけだ。まあ、俺が上手いってのもあるかもだけどな。もとが淫乱だと堕としやすくていい」
「い、淫乱!? 妾が――――ぐ、く、訂正しろ、妾をアプロディーテの手合いと同じだとでもいうのか」
「アプロディーテってのが何かワカランが、処女奪われてあっさりと感じまくってるんだから、才能あったんだろう。ほら、こんなに締め付けてくる」
「あッ、ぐあッ、深いッ、あああ!」
アテナが腰を逸らしてペニスから逃げようとした。その動きがまた新しい快感をアテナにもたらす。
アテナにとっての不運は、この感覚を知らなかったことだろう。
アテナは男女の関係については潔癖で知られる女神だ。
彼女は多くの英雄に加護を与え、その人生を祝福し続けたが、異性と恋愛関係にあったという話はない。
どの時代でも処女神として明確に位置づけられていたからだろう。
彼女たち「まつろわぬ神」は神話を構成要素として現代で肉体を形作った神だ。処女として神話で語られる女神は処女として降臨するものであり、同時に性に潔癖であると語られていれば肉体はその神話を反映する。
女神アテナは男女の色恋を知らない。性に関しては無知もいいところであり、彼女の肉体は人々が思い描く穢れなき乙女そのものだ。
だからこそ、女神としての権能を封じられ、ただの人間の少女も同然の状態になった今のアテナは湧き上がる性衝動に苦しめられる。
彼女にとって性的快感は毒だ。
処女神であるが故に、知恵の神であっても、この感覚だけは知り得ないのだ。
「ふ……く……ふあッ、んあッ、あ、な、なんだ、これはッ……んあッ、あ、身体が奥から熱く、ぉ、奥、突くなッ、あ、あ、ああ♡」
アテナにとって状況は最悪だ。
性欲を知らない清らかな乙女が、あらゆる女を抱き屈服させてきた歴戦の猛者にベッドの上で敵う道理がない。
おまけに、「まつろわぬ神」にとって自我の強さは極めて重要だ。
神としてのアイデンティティを失うことは、己の根幹が崩れることでもある。そういう意味で処女を散らしたアテナはすでに処女神としての己を喪失したと言っても過言ではない。
いつものアテナならば、手足を失っても苦悶の声すら上げなかっただろう。だが、今の彼女はどうだ。身体には傷一つ付けられていない。男のペニスでマンコを突かれているだけだ。それが、必死になって声を我慢し、唇を噛み締めることしかできていない。
この時点で、すでにアテナは「まつろわぬ神」としては終わったようなものであった。
「このままイクぞ。膣内で射精してやるからな」
「なんだとッ、そんなことが許されると思っているのかッ。妾を、女神アテナを、そうまで汚すつもりか!」
「当たり前だ。お前はもう俺のものだぞ。女神だろうが何だろうが関係ない」
抽挿を加速させるマオ。
ペニスを膣壁に擦りつけて、快感を得て、射精欲求を高めていく。
「ふう、んおッ、くおあッ、おのれ、妾の膣内を、好き勝手にするのも、いい加減に……んぐッ、ああッ、くああッ」
「行くぞ、アテナッ」
「や、めろおおおおおおおおおおおおおお、お゛お゛お゛お゛ん♡♡」
アテナの憤怒が快楽に塗りつぶされる。
マオの射精がアテナの膣内で炸裂したのだ。
今まで感じたことのない熱が胎内で膨れ上がり、雄の白濁液が子宮まで注がれる。それは、処女神としての最後の砦が壊れたことを意味した。
「……馬鹿者め。妾の、処女神の膣内に精を漏らすなど、あってはならぬことを……」
呆然とアテナは結合部を見やった。
溢れた精液が愛液とともに滲み出ている。マオがペニスを引くとそれに引きずられて白く濁った粘液が零れる。
それは決してアテナのマンコから出てきてはならないものであった。
「ふう、あー、イイ。アテナ、まだまだやるぞ。お前も、いい加減諦めて楽しめ」
「く……ゲスめが」
「お前が迷惑をかけた人間の数に比べりゃなんてことはないだろうが。罰にしても気持ちよくなれるんだから幸運だったんじゃないか」
アテナやその仲間に沈められた船の数は多い。当然、命を散らした船員もいた。何よりも石になった町だ。国一つを覆い尽くすアテナの権能は、ロドポリス以外の諸都市でも石化の被害が多数生じているのだ。
彼女を快く思わない者も世の中には多い。それは、仕方のないことだろう。
「アテナ、ケツこっちに向けろ」
「うく……おのれ……」
ギリギリと奥歯を噛んで悔しげにしながらアテナはマオの言うとおりに尻を向けた。
アテナの桃尻を手の平の中で感じる。
ペチペチと叩くとぷるぷると震える。優しく温かい尻だ。その肌触りを味わいながら、マオは二度目の挿入を行った。
「ふぅ、ぐ……んあああああああ♡」
やはり、これまでとは異なる響きの声でアテナは鳴く。
射精されたことでアテナの精神が大きく揺らいだのだ。
もう処女神ではない。となると、すでにアテナとしてのあり方が崩れてなくなったということだ。
バックからマオはアテナを貫く。
白銀の髪が腰を打ち付ける度に大きく揺れる。
アテナは枕に顔を押しつけて、くぐもった嬌声を響かせる。
「ん……んあ……んあ……んおお、ふぐッ、んぐ……んあ、くおお♡ んふッ、あッ、くああ♡」
アテナの膣肉はすっかりマオのペニスに慣れてしまい、初めの頃の頑なな硬さはなりを潜めて、ぐちゃぐちゃと音を立ててペニスに吸い付いてくる。
肉襞がカリ首に絡みつき、堪らない快感を生み出す。
「お、お、お、んおおお♡ やめろ、強い、くお、お♡ 身体が、裂ける、ぐ、くああ♡」
「不死身の女神様なんだろ。人間の女でもこれくらい耐えるぞ」
「う、あ、くあッ♡ 何が起こっている、妾の身体が、あ、熱い……あッ、ありえぬ、このような、あ、ふあ♡ んあ♡」
「声がすっかり甘くなったな」
マオは体重をかけてアテナの膣奥を占拠する。さらに背後から彼女の身体を抱いて乳首を抓り、耳を舐めた。
「ふッ、あッ、ああん♡」
(なんだ、汚らわしい男に抱かれているのに、端女のような声を上げてしまうのはどういうことだ!?)
「くうう♡ 乳首、妾の乳首、そんなふうにカリカリするな、あん♡ あ、あ、膣奥、同時は、あ♡ あ、やめ、ああ♡」
「もう辛抱たまらんってところか? 女神様なのにあっさり堕ちたな」
「堕ちてなど、おおん♡」
アテナの顔が悦楽に歪む。
(不味い。これは、この感覚は毒だ。頭が溶けて、男の言葉を鵜呑みにしてしまう。何も考えられなくなる。これが快楽。これは、知ってはならぬものだ)
アテナはシーツを握りしめて、何とかベッドから這い出そうとした。
今は逃げてでも、態勢を立て直し、力を取り戻すのが先決だ。
戦略的撤退は必ずしも恥ではない。
「んはああ♡」
鋭い突き込みがアテナを襲う。
マンコの奥が痺れ、子宮が下りていくのが分かった。
逃亡をマオが許すはずがなかった。
尻を鷲掴みにして、力強くペニスを打ち込んでいく。
「んあ……くあん♡ ふあ……うあ……んあ……くあッ、あッ、んあッ、ん、くう♡ はう♡ あ、あ、あ、あああ♡」
動物の交尾のように交わりあうマオとアテナ。
マンコは淫乱な雌そのものでペニスを咥え込み、アテナの頭を快楽で埋め尽くしていく。
「アテナ、二発目イクぞ!」
「ま、て、今、出すな!」
「無理だ、イクッ」
「だ、出すなッ、あッ、くああああああああ♡」
マンコの中に精液が追加される。
アテナの反発を無視して、マオは彼女の膣内に精を注ぎ込む。
(妾の子宮に男の精が――――ッ)
瞬間的に沸騰した怒りが瞳を輝かせるが、効果を発揮する前に力を失ってしまう。アテナの力のすべてがマオに封じられている。
(おのれ、おのれ、このような屈辱。妾は大地母神。冥府の女王にして不滅の《蛇》。ゼウスならぬただの人間の種を受けるなど!)
アテナにとっての最大級の屈辱だ。
アテナは、かつて古きギリシャ土着の女神であった。彼女を信奉していた人々は外から侵入してきた民族に征服され、アテナはゼウスの娘として吸収された。同体をなすメティスはゼウスの妻となり、知恵の権能を奪われ、メドゥサは蛇の怪物に貶められた。
まつろわぬアテナは三位一体の女神である。アテナを主体としてメティスとメドゥサの要素を有する。だからこそ、男に征服されるのは我慢ならない。アテナが処女神というだけではなく、辱められ、屈辱のまま食い物にされた神話があるからだ。
「う……んう、かはッ」
ずるり、とペニスがアテナの膣から抜かれた。
注ぎ込まれた大量の精液が膣口が溢れる。
まるで、それがアテナの敗北を見せつけるかのようだ。精液と愛液で汚れたペニス。破瓜の血もどこかに消えて、今は生臭さしかないおぞましい肉の棒があるだけだ。
マオはアテナをひっくり返す。小さな身体だ。大して力は必要ない。屈辱と快楽に歪んだ顔は、島で対峙した威厳のある女神のそれとは大違いだ。本人にどこまで自覚があるか分からないが、すでに勝敗は決しているも同然だった。
マオはアテナに覆い被さる。頬を押さえて、唇を重ねる。
「んんッ」
小さな唇は柔らかく、張り艶がある。アテナは唇を引き結んでいたが、何度も唇を吸っているうちに絆されたかのように口を開いた。すかさずアテナの口内に舌を押し込む。
「ふむッ、んちゅ……れる……んちゅ……んん、ちゅぱ……ふあ、あ……れろ」
(妾はなぜこの男に唇を許しているのだ?)
湧き上がる疑問は、上顎を舐められ、舌を絡め取られ、涎を飲まされるうちに消えてしまう。
知恵の女神でありながら、頭が働かず、反射的にマオの舌を貪ってしまう。
マオの求めに身体が勝手に応じているのだ。
「ふはッ、はッ、はあ……れろ、んちゅ♡」
舌を舐め合いながら、マオは再び勃起したペニスをアテナのマンコに擦りつける。
「んん、ちゅぱ……ふあ、まさか、また、するつもりか。いったい、あなたはいつまでこんなことを続けるつもり……んん♡ んんんんんんんんんんんんんん♡」
唇を塞ぎ、舌を押し込んで反論を封殺しつつ、アテナにペニスを挿入した。ぐちゅぐちゅに解れて蕩けた膣は熱くペニスを迎え入れる。
すっかり悦びに溺れた膣肉は、処女神のものとは思えないほど淫らにうねってペニスを鷲掴みにしている。
マオはキスを楽しみながら腰を律動させる。
アテナはくぐもった声で反応しながら、抵抗することなく抽挿を受け入れていた。
(下腹部が熱い。ペニスを打ち込まれて悦んでいる。妾の身体が、根本から作り替えられている――――♡)
唇も舌もマンコもすべてが気持ちイイ。
無理矢理結合しているというのに、この上ない至上の喜びのように感じてしまう。
本来ならばあり得ないことだ。
不敬にも女神に手を出した愚か者には神罰を与え、永遠の苦しみに堕とすところだというのに、
論理的に考えてそれはおかしい。女神であるのならば――――女神アテナであるのならば、神の身体を汚した男は百回死を与えても足りないはずだ。
(この快感、堪らぬ)
なのに、アテナの思考はそうならない。神話の世界では、あれほど憎み、蔑んでいた男の穢れをアテナは受け入れつつある。
神話の世界では、アテナは素肌を男に見られるだけでその男を呪詛し、アテナの神像を押し倒した男には艱難辛苦を与えた。
それなのに、今のアテナはどうか。まつろわぬ神だからだとでも言うのか。男に組み敷かれ、精を注がれる快感によがる娼婦のような姿は、とても処女神だったとは思えない。
「ずいぶんと、いい顔になってきたな、アテナ」
「ほ、ざけ。あん♡ これしき、の、快楽で、んふう♡ 堕ちる、ものか♡」
「見るからにもう限界だって感じだけど、まあ、お前がそう言うんならいいさ。あと何時間耐えられるか、試してやるよ」
それから、マオはアテナを犯し続けた。
膣だけではなく、アナルも犯した。初めてのアナルだったが何度も突いているうちにすぐに順応し、アナルでもアテナは絶頂できるようになった。
体位を変え、前と後ろを交互に使い、アテナの身体をオナホールのようにひたすら使い潰す。
マオにとって、それは何ら苦痛を伴うものではなく、アテナを抱く度に力が増してくるような気がするほどに調子を上げていく。
対するアテナは、いつしか反応すらしなくなった。
神としての尊厳は地に落ちて、肉体は人間の少女と変わりないほどに零落した。となれば、何時間もセックスを続けられるはずがなかった。
「んくふ……んあ……んあ……んお……あ、お、あ♡ んあ♡ あ、んああぁ♡」
アテナの膣は本人の様子とは裏腹に元気に締め付けてくる。
さすがに女神というだけあるか。アテナの膣は頑丈で、これだけやっても最初と変わりない締め付けだ。
アテナからペニスを抜いた。むらむらとした射精欲求を一瞬堪えて、立ち上がるとアテナの顔にペニスを突きつけて、精を解放する。美しい女神の顔が精液で穢れる。
「は……ふあ、あ」
生臭い臭いがアテナの鼻につく。それでも、白目を剥いたアテナは小さく痙攣するばかりだ。マオはアテナの髪を掴んで顔を起こすと、その口にペニスをねじ込む。
アテナは反射的にペニスを吸った。噛みつくほどの力は残っていない。雄の力を叩き込まれたアテナの本能はすっかり上書きされてしまったようだ。
高飛車な女神から従順な雌犬へ。
もはや冥府の女王などとうそぶけるほどの威厳は欠片も残っていなかった。
「んむ……ちゅぱ……れろ……れろ……れろ……じゅるる」
弱々しく口を動かしてペニスをしゃぶる。
それは数多の人々を石に変え、国を滅ぼした女神の末路としては、あまりにも無残な姿であった。