異世界ヒロインが召喚される世界で好き勝手する話 作:もう万体
サーヴァントには自己回復能力がある。個体ごとに性能は異なるものの、霊格の高いサーヴァントならば、多少の損傷は魔術に頼らなくても回復することができるのだ。
ジャンヌ・オルタは特殊な成り立ちのサーヴァントではあるが、この性質は他と変わらず保有している。それも、オリジナルとなったジャンヌ・ダルクが上位のサーヴァントだからか、ジャンヌ・オルタもまた強力な回復能力を持っていたし、必要な魔力は魔力回復スキルによって補充できる。アンジェリカに敗北した事実は彼女の復讐心をかき立て、規格外の魔力回復スキルを高速回転させている。
一晩砦に身体を横たえただけで、ジャンヌ・オルタの身体の傷は概ね癒えていた。回復に魔力を使ったために、体調は万全ではないが、この分ならば、二、三日もあれば魔力も満タンになっているだろう。
「まったく、湿気た砦ね。雨漏りしてるじゃないの」
不満があるとすれば、砦が廃墟だったことだろう。
だからこそ、戦闘することなく侵入することができたのだが、落ち着いてくれば、やはりそれなりの場所で過ごしたいと思うのが自然である。
別に死にはしない。
サーヴァントに周囲の衛生状況など関係がない。
だが、泥水に浸かった身体を清めたいと思うし、雨漏りしない部屋で過ごしたいとも思うのは当然であろう。
「まずは綺麗な泉を探しましょうか」
身体が動くようになったので、ジャンヌ・オルタは侵入していた部屋から外に出た。人の気配は皆無で、魔術による防御もない。完全に雨ざらしの砦だ。火を放たれた形跡があるが怨嗟の念は感じないし、骨も転がっていない。どうやら、この砦は戦場になったものの、守兵はさっさと砦を放棄したらしい。
水の手は下を流れる川だけか。雨で増水した川は、残念ながら茶色く濁っていて、沐浴には適さない。
「わたしがいつまでも泥水のついた服を着ているわけにはいかないでしょうが」
砦の周囲の木は見晴らしを維持するために切り払われているが、南側には深い緑の山が聳えている。
ひんやりとした湿った風が吹き下ろしてくる。
ジャンヌ・オルタは砦を拠点として使いつつ、森の散策を始めた。
森の中には誰もいない。
人間の気配はなく、消え入りそうなくらい脆弱で形を為すこともできないような森の精の存在を感じる程度だ。
ジャンヌ・オルタのクラスは復讐者。復讐対象はフランスという国そのものであり、それを容認する人間だ。この世界にはそもそも復讐対象が存在しないので、彼女の存在意義そのものが揺らいでしまうが、それはそれ。消えて堪るか。人間に負けるか。そういう信念で這いずり回る。ジャンヌ・オルタは泥水を啜って、地べたを這いずり回ってでも生き残るタイプのサーヴァントだ。
「あの女、必ずぶっ飛ばしてやるわ」
思い出したら腹が立ってくる。
黄金の船に腰掛けて無造作に剣を放ってくる偉そうな女。
力でこちらをねじ伏せようとする文字通り上から目線のアンジェリカは、ジャンヌ・オルタが最も毛嫌いする人種だ。
恨み辛みを心の中で反復していけば、それが力となってジャンヌ・オルタを助けるだろう。
森の中で見つけた泉で身体を清め、服を洗い、拠点に定めた砦の中でまともな部屋を探す。幸い、放火の影響をまったく受けていない区画があり身体を休める部屋としては及第点となるところも見つけられた。
召喚したワイバーンに周囲を警戒させながら、ジャンヌ・オルタはどうやって復讐を果たすかを思案した。
正面から戦っても、アンジェリカを倒すのは難しい。
数多の宝具を所持し、個人で戦争を体現する英雄王の力を使用するアンジェリカはサーヴァントの天敵だ。ジャンヌ・オルタも例外ではない。
それに、ブリンクウォールにはアンジェリカ以外にも強力なヒロインが所属している。一人で挑みかかっても、袋だたきにされるだろう。
ジャンヌ・オルタは一匹狼のサーヴァントだ。
この世界に来て放浪の旅をしているところで、ブリンクウォールの領内に入った。
アンジェリカから襲撃を受けたことをきっかけにジャンヌ・オルタはブリンクウォールを敵と定めて砦攻めをするようになったのだ。
結局、反撃に転じたアンジェリカによって撃退され、この寂れた廃墟まで逃げ延びる羽目になった。
「何……?」
ふつふつとした怒りに苛立ちを隠しきれなくなったところで、外の騒がしさに気づく。
砦周辺に展開したワイバーンたちが騒いでいるのだ。
どうやら、この砦にジャンヌ・オルタが住み着いているのを知った騎士たちが取り戻しに来たらしい。
「上等。ちょうど、身体を動かしたくなってたところなのよ」
凶悪な笑みを浮かべてジャンヌ・オルタは旗を手に取った。
■
「ダメです。説得に応じません」
伝令兵が疲れた様子で伝えてくる。
マオは砦を見上げた。
上空を旋回するワイバーンは見える範囲に三匹いる。竜を操る能力を持つサーヴァントということだ。その上、城の明け渡し要求を彼女は拒み、騎士たちを黒い炎で追い返している。
「分かった。お前たちはここで待機。ヒロインの相手はこちらで対応する」
「……は、しかし、領主様、危険です。あれは暴れ牛といいますか、炎をまき散らして話し合いにもなりません」
騎士の心配はもっともだ。
マオがヒロインの能力を無効化するという規格外の能力を持っていることを知らないので、マオを行かせるのはリスクが大きすぎる。
「問題ありません。わたしが同行します。マスターに危害を加えさせることはありません」
騎士は慌てて振り返る。背後から冷気が忍び寄り、彼の背筋を震わせた。白銀のヒロイン、セクストゥムだ。
「ハハッ、失礼しました」
セクストゥムがただの人間ではないということは、すぐに理解できた。表情は読めない。ただ、無機質な声音に冷たい魔力が同居して底抜けの恐ろしさを感じたのだ。
少なくとも、一介の騎士がヒロイン同士の戦いに口を出すような真似はできないのだ。
マオは上空のワイバーンにだけ注意を払いつつ、砦から距離を取って警戒するよう騎士に伝え、砦には自分とセクストゥムで乗り込むこととした。
「で、のこのこまた来たって?」
砦の門の上からジャンヌ・オルタが見下ろして来る。
漆黒の鎧に身を包んだ、明らかに不機嫌そうな美少女だ。
「この砦は俺のもんだ。勝手に盗られたら困る。返してもらうぞ」
「はあ、誰の物とか知らないんですけど、どこに書いてあるんです? ていうか、この砦の持ち主だっていうのなら、修繕くらいきちんとしなさいよ。これでよく砦なんて言えたわね?」
「まず、砦を明け渡せ。無駄な戦闘をする気はないし、大人しく従うのなら身の安全は保証する」
「ふん、あなたに従う理由はありませんね。ああ、そういえば、この国はノワールって言うんでしたか」
ジャンヌ・オルタは牙を剥くように笑みを作る。
邪悪な炎が彼女の手の平で渦を巻いた。
「フランス語じゃないの。ちょうどいいわ。超絶苛ついてたところだったし、八つ当たりさせてもらうわよ!」
マオに迫る爆炎を、セクストゥムの氷の盾が防いだ。
「魔術……!」
「わたしの世界では西洋魔法と呼びます」
「そう。よく分からないけど、丸腰で来たって訳じゃないのね!」
炎弾を連発するジャンヌ・オルタに対し、セクストゥムが氷の槍で迎撃する。
炎と氷が激突し、真っ白な水蒸気が発生する。
マオの目ではもう追えない。
白く煙る霧の中でセクストゥムとジャンヌ・オルタが拳を交わしている音がする。
戦闘の余波で崩れた門を乗り越えて、マオは砦の中に入った。
セクストゥムとジャンヌ・オルタの戦いはほぼ互角。遠距離攻撃は互いに決定打にならず、接近戦を繰り返している。
瞬発力と技量でセクストゥムが上回り、火力と耐久力でジャンヌ・オルタが上回るという印象。だが、その差も僅かで、油断すれば攻守が入れ替わるほどの接戦だ。
「ただの人間が、わたしの戦いに足を踏み入れてくるなんていい度胸だわ。まして、フランス語由来の名前がそこら中にある国の王様! 火傷じゃ、済まないわよ!」
ジャンヌ・オルタが火炎をマオに放つ。
怨念を燃料にした炎弾は、鋼鉄をも融解させる超高温だ。普通の人間が受ければ、跡形もなく蒸発してしまう。
マスターの命の危機だ。セクストゥムはマオを庇うだろう。この一撃でセクストゥムを倒すには至らないだろうが、行動は大きく制限できる。その隙に、一気に宝具で片を付ける。そういう目算だ。
(庇わない!?)
セクストゥムは構わずジャンヌ・オルタの前に踏み込んでくる。
顔面を狙った崩拳を旗で受け流す。
放った炎はマオのすぐ目の前で掻き消され、火傷どころか熱で炙ることすらできなかった。
「な……!」
炎が通じない上にセクストゥムに懐に入られたジャンヌ・オルタは、後ろに飛び退こうとして腕を掴まれる。
そのまま足払いされ、体勢を崩されたところで強烈な肘打ちを叩き込まれた。
「かはッ!?」
地面に背中から打ち付けられて、ジャンヌ・オルタは苦悶の声を上げた。
全身がビリビリと痺れて力が入らない。
呼吸も億劫になるくらいの衝撃は、サーヴァントの彼女であっても耐えがたい苦痛となった。
「降伏してください。悪いようにはしませんから」
「悪い冗談だわ。お断りよ」
アンジェリカの次はノワールの王とその臣下。次々に自分に襲いかかってきては、打ちのめして降伏させようとしてくる。これほどの屈辱を黙って受け入れられるはずがない。
「わたしはね、そんないい子ちゃんじゃないのよッ! 降伏するくらいなら、自分もろとも吹っ飛ばしてやるわよ!」
セクストゥムの足を掴んだジャンヌ・オルタが魔力を加速させる。集束した魔力は燃え上がり、漆黒の槍となってセクストゥムに迫る。
――――ジャンヌ・オルタの炎が、かき消えた。
「は……?」
加熱した魔力も怨嗟の炎も何もない。消えた。文字通り、初めからそんなものはなかったかのように消失してしまった。
「これ以上暴れるのはナシだ。ジャンヌ・オルタ。お前の力は俺には通じないからな、諦めてくれ」
「な、何よ、それ、図に乗ってんじゃ、くぁ」
起き上がろうとするジャンヌ・オルタだが、マオに敵意を向けた途端に力が抜けて動けなくなってしまう。
理解できない。何らかの呪いや魔術であろうか。正体が掴めず、何をされたのかも分からないのでは対策の取りようがない。
「こおれ」
セクストゥムの呪文が聞こえる。
ジャンヌ・オルタを水が包み、立方体の檻となって閉じ込める。さらに、瞬時に水は凍結し、氷の棺となった。
「マスター、いかがなさいますか?」
と、セクストゥムは尋ねた。
魔法の氷に閉じ込めたジャンヌ・オルタはもはや無力だ。マオの力でヒロインとしてのすべての力が封印されているので、脱出不可能である。
「そうだな。こっちに運んでくれるか?」
セクストゥムと封じられたジャンヌ・オルタをマオは連れて、砦の西側の建物の扉を開けた。
「まあ、ここがちょうどいいだろう」
と、マオは言う。
ほこりっぽいが天井が高く、空間は広い。
「ここは?」
「備蓄庫だ。今はもう何もないが、昔は食料をここに保存していたんだ」
備蓄庫にジャンヌ・オルタを運び込ませたマオは、セクストゥムに命じて結界を張らせた。
セクストゥムの世界の魔法は利便性が高い。
現在のゴンドワナ大陸でも学ばれている魔法の系統の祖が、おそらくは彼女の世界の魔法だ。魔力があれば、誰でも最低限の魔法を使うことができる世界だ。生まれながらの才能は問われるものの、ゴンドワナ大陸の人々でも学ぶことができる。その便利さが危険視されて、あまり普及していないというのは皮肉なことだ。
マオの能力はまだ秘密だ。ヒロインの力を強制的に無効化するなど、反則もいいところだ。
「セクストゥムのおかげで、また一人ヒロインを確保できた」
「ありがとうございます。マスターのお役に立てて光栄です」
「頑張った娘には、ちゃんとご褒美をあげないとな」
「ん……マスター……」
セクストゥムの唇を撫でる。柔らかい彼女の唇はしっとり濡れていて、吐息は熱を帯びている。その唇に吸い寄せられるようにキスをした。舌を伸ばして涎を絡め合うディープキスだ。口を使ってセックスをしているかのように気持ちがイイ。
「ん……あ……れろ……マスターぁ」
切なげなセクストゥムの表情。無機質なだった彼女もずいぶんと人間らしくなったものだ。
セクストゥムはマオの股間に手を伸ばして、ズボンを下ろした。取り出したペニスはすでに勃起していて、セクストゥムとの結合を今か今かと待ち望んでいる状況だ。
「ああ、もうこんなに」
「セクストゥムが魅力的だからだ。壁に手を付け」
「はい」
セクストゥムは壁に手を突いて尻を差し出した。
マンコは発情してびしょ濡れだ。
前戯をするまでもない。
マオはペニスを徐にセクストゥムの膣内に挿入する。
「んは……ああん♡」
セクストゥムの卑猥な声が響く。
瑞々しい膣肉をマオのペニスが蹂躙する。
「んふ……あん……んあ……んあ……んん……はぁん♡ あん♡ あ、あ、あ、ああん♡」
セクストゥムは男を誘う甘い声を発する。
白い絹のような肌に汗が滲み、たっぷりの愛液に濡れたマンコはぬるぬるとして気持ちがイイ。ペニスを動かし、膣の中を徹底して味わっているとセクストゥムもそれに応えて腰を動かし、反応を返してくる。
「ふう……ふう……んふう……はあん♡ あ、あ、マスターのペニス、んく……はあ……イイ♡ あん♡」
「何がそんなにイイんだ?」
「あ……ふう……お、大きい、わたしの膣内、全部擦れて、気持ちイイ♡ 頭に響く快感、あッ、んッ、好き♡」
言葉にするとなおのこと気持ちよくなるのか、セクストゥムの膣肉が引き攣るようにして締め上げてくる。全方向からの圧迫で、ペニスが搾られている。
「あ、き、気持ちイイ。奥が、貫かれて、んん♡ はあ♡ わたしの膣が引きずり出されるようです♡ はあう♡ んあ、あ、ああ♡」
「イイ締まりだ。いいぞ、もっとキツく締めろ」
「はい、マスター♡」
セクストゥムの尻肉が震えた。
意図的に下半身に力を込めてマオのペニスを締め上げる。
密着度が上がって、カリ首に肉襞がよく絡まる。腰を抜き差しすると、立っていられないほどに気持ちよくなる。
セクストゥムの膣肉の熱を感じながら、マオはペニスを押し込み、引き抜き、何度も突いた。セクストゥムの人形めいた立ち振る舞いが消えて、精神的な余裕がなくなっていく様がなんとも愛らしい。
「あッ、あッ、あッ、んあッ、もう、イキ、ます……んあ、あッ、あはッ、あ、あ、あッ」
「俺も出す。そのまま、締めろ」
「あ、あ、ああ、大きく、脈打って、あ、あ、ああッ!」
ペニスの脈動をセクストゥムは自分の胎内で感じた。
強烈な愛おしさと快感が下腹部から登ってくる。
「あッ、くううううううううううう♡」
どびゅるるるるるるッ。
勢いよく、精液が放出される。堪らず、セクストゥムは腰を大きく跳ね上げて快感に呻いた。強烈極まりない快楽情報にまた自分の人形としてのあり方が上書きされていく。
戦うための人形ではなく、快楽を貪るための人形であることを期待し、マオに求められることこそが至上の喜びだと自動設定する。
「ふう、ふうあ……んあ、この喜び、あ、ぅ……」
ペニスを引き抜くと、セクストゥムはマンコを切なげにひくつかせた。
また彼女の身体は快楽を求めている。
それが如実に分かる反応だった。
セクストゥムにお掃除フェラをさせながら、マオはジャンヌ・オルタの封印を解いた。セクストゥムの魔法で構成された封印を解除するのは造作もないことだ。
ジャンヌ・オルタの氷棺が溶けて、地面に投げ出される。
咳き込むジャンヌ・オルタは、顔を上げて固まる。
封印を解かれた直後に見た光景が、他人のオーラルセックスなのだから情報の処理が追いつかない。
「………………」
硬直したジャンヌ・オルタは次に顔を紅くして叫ぶ。
「あ、あんたたち、何してんのよ!? こんなところで……そもそもどこよ!?」
「騒がしいぞ、せっかく封印を解いてやったのに」
「この状況で普通に会話しようとしてくんじゃないわ!」
椅子に腰掛けたマオはセクストゥムの頭を撫でている。まるで小動物を愛でるが如き余裕の態度である。セクストゥムはジャンヌ・オルタには目もくれず、ペニスを頬張って喉奥まで咥え込んでいる。
口の周りは零れた涎でベトベトになっているが、拭いもせずにしゃぶり続けている。
「んふぅ、んふぅ……じゅるる……ちゅぷ……ちゅぱ……んむぅ、んんんぅ♡」
セクストゥムはジャンヌ・オルタの視線も言葉もすべて無視している。ペニスをしゃぶっていれば、それ以外はどうでもいいと言わんばかりである。
そんなセクストゥムの口奉仕にマオは満足げにしていて、ペニスがビクビクと快感で跳ねている。
「ぅ、く……!」
ぞわりとした快感。ざらつく舌が裏筋を舐め上げた刺激がペニスを弛緩させ、射精してしまった。セクストゥムの口内に注がれた精液は、そのまま彼女の喉を通過していく。
「ん……ん……じゅるるるる、ちゅぱ、はあ……はあ……」
セクストゥムは、精液をすべて飲み干した。
マオの精に含まれる魔力がセクストゥムの身体を巡っていく。名残惜しそうにセクストゥムは舌先で亀頭を舐め回す。
「何、そいつ、あんたの性奴隷だってわけ?」
「そういう仕事もしている。この娘は、別にいやがっているわけじゃないけどな。砦を取り返したご褒美を上げるのも、上司の役目だ」
「何が上司よ。イカれてるんじゃない?」
「お互いに気持ちよくなれるから、WIN-WINってヤツじゃないか?」
ジャンヌ・オルタは目のやり場に困るという様子で視線を逸らしている。
封印を解かれて自由になったとはいえ、マオの前では力が抜けて満足に動けない。
超無防備な相手に炎を叩き付けるのは疎か、魔力を練り上げることもできないというのは初めてのことだった。
「ま、それはそれとして、ジャンヌ・オルタ。お前、このまま俺に仕えろ。砦を奪った罪は問わない。もともと、廃城にする予定だったしな」
「生憎と力で支配されるのは大嫌いなのよ。あんたみたいなのの下に就くなんて死んでもごめんだわ」
「待遇は応相談だが?」
「お断りよ。わたしの力を買ってスカウトしようってんなら、まずは下を隠しなさいよ! どこの世界に下半身丸出しで家臣集めする王がいるのよ! アホなの!?」
「見ての通りさっきまでやってたからな」
「仮にも勧誘しようって女の前で盛るな! そんなんでわたしが「はい従います」って言うと思う!? 無理でしょ!?」
「俺はまだ他の王様に比べればマシなほうだぞ」
「そうだとしたら、こんな世界、とっとと滅んでしまえばいいんだわ」
ジャンヌ・オルタは吐き捨てるように言った。
交渉で従うような相手だとは初めから思っていなかったので、それは別に構わない。性格的にも人の下に就くようなタイプではない。本質的に反権力体質だ。サーヴァントのプロ、立香から彼女の来歴も聞き取り済みだ。立香と戦ったジャンヌ・オルタそのものではないだろうが、彼女は立香と面識がある可能性が高い。
「素直に従ってくれるとは思ってなかったし、じゃあ、これからは時間をかけて説得させてもらおうか」
「ハッ、最低ね。結局、女を慰み者にするしか能のない変態じゃない。あんたも、よくこんなのに従ってるわね」
ジャンヌ・オルタは汚らわしい物を見るような目でマオを睨み付ける。
そんなジャンヌ・オルタの態度に、セクストゥムが動いた。
強烈な冷気が駆け抜けてジャンヌ・オルタの鎧と服を氷結、粉砕したのだ。
相手の武器を氷結し、衣服を凍結粉砕する水属性の基本魔法の一つである。
衣服を凍結する一方で、相手には防御魔法をかけて凍傷になるのを防ぐという高度な処理を必要とする魔法でもある。
一瞬で裸にされたジャンヌ・オルタは、ぎろり、とセクストゥムを睨み付けて炎を発生させようと藻掻いた。
「マスターへの暴言は万死に値します。が、今は許します。まだ、あなたはマスターに愛される喜びを知らないのですから」
マオがジャンヌ・オルタの前に立つ。
セクストゥムに何度も射精したペニスは、しかし、そうとは思えないほど強く逞しく屹立している。
「ちょ、冗談じゃ、ないわよ」
「なんだ、ビビったのか?」
「んなわけないでしょ! なんで、あんたなんかと、く……!」
マオが取り出したのは、黒いチョーカーだ。
太めの革製チョーカーは、奴隷の首輪を参考にデザインしたもので、それをジャンヌ・オルタに装着したのである。魔術的な意味合いはまるでなく、これは彼女を挑発するためだけに装着したのであった。
「あんた、わたしにこんな物付けて、ただですむと思わないことね!」
「減らず口だけは達者だな。抵抗できなければ意味ないぞ」
取り付けたチョーカーに指を引っかけてマオはジャンヌ・オルタを引き上げる。そして、ペニスをジャンヌ・オルタの顔に押しつける。
「汚いもの、擦りつけるな……んく……んん!」
「そういうな。お前の膣内に入るんだ。今のうちに慣れておいた方がいいぞ」
ジャンヌ・オルタは口を閉ざし、憎悪に燃える瞳でマオを睨み付ける。
身体が動かず、抵抗は許されない。
雄臭漂うペニスをジャンヌ・オルタの唇に押しつけて、頭を押さえ、腰を押し込んでいく。ペニスの圧力にジャンヌ・オルタは抗えず、口内にペニスの侵入を許してしまう。
「んぐ……く、ぐぅぅう!」
ジャンヌ・オルタのくぐもった声を無視して、マオはペニスを前後させる。彼女の力と特性は知っている。憎しみを糧にするアヴェンジャー。従順という言葉からは限りなく遠いところにいるのが彼女だ。
既存の権力との相性は最悪だ。だが、同時にマオの能力とジャンヌ・オルタとの相性はいい。
「ぐむうッ、じゅる……じゅる……んッ、んんんッ!」
ジャンヌ・オルタは懸命にペニスを吐き出そうと藻掻き、反抗してくる。その抵抗をすべて抑え込んで、マオは彼女の口の中でペニスを何度も打ち込んで、喉奥を突く。
「ぐお、んごぉ……お……んお……じゅる……んじゅる……じゅる……おごッ!」
苦しげに呻くジャンヌ・オルタ。
涎をかき出しながら、マオのイラマチオはジャンヌ・オルタを苦しめる。徹底した屈辱を与え、彼女の心をかき乱す。
(こいつ、こんなのもをわたしに咥えさせて! 絶対、許さない。殺してやる!)
キッと睨み付けるジャンヌ・オルタに対してマオは上機嫌だ。
抵抗できない反抗的美少女を調教するまたとない機会である。この雰囲気も含めて楽しまなければ損というものだ。
ジャンヌ・オルタがどれほど憎み殺そうと念じても、マオには届かない。ペニスを噛み切ることもできず、口を玩具のように使われているばかりだ。
「あったかいな。ジャンヌ・オルタ。いいぞ、このまま出してやる」
「んむッ! んん! んあッ!」
「イク、ぞ! 飲め!」
「んッ! んんんんんんんんんん!!」
ジャンヌ・オルタの口内にマオの精がびゅっびゅっと飛び出す。
(射精した!? わたしの口に!? ふざけんじゃないわよ、こんな、気持ち悪い物! わたしの口を、好き勝手に使って!)
おまけにマオは射精後もペニスを口から抜かない。
涎と精液が交ざり合った混淆物をジャンヌ・オルタは吐き出すこともできず、飲むしかなかった。
喉奥にペニスを押し込んで、むせるジャンヌ・オルタからずるりとペニスを引き抜く。
「かはッ、げほッ、はあ、はあ、はあ、あんた、絶対、許さない。必ず、殺してやるわ。必ず!」
「いい殺気だ。それがどこまで持つかな」
「く……ッ」
ジャンヌ・オルタの股を開き、マオはマンコに指を伸ばす。
割れ目を擦り、クリトリスを爪弾く。
ジャンヌ・オルタの身体も所詮は女だ。構造は同じである。マンコを撫でてから指を入れた。ジャンヌ・オルタの膣肉の感触を確かめながら、性感帯を調査する。
「ふ……く……ぐう……くうう」
ジャンヌ・オルタは素直に感じる気はまったくない。負けん気の強さは今まで抱いてきた女の中でも一、二を争う。復讐者というクラスの影響もあるのだろうか。
「ん……く……ふう……くう……ふ、ん……どうしたのよ、女一人、犯す勇気もないの?」
「前戯は大事だろ? 俺は犯すにしても、ちゃんと気持ちよくなって欲しいからな」
「なるわけないでしょ。あんたみたいな下手くそに抱かれて感じる女なんて、そこの白髪頭くらいよ」
「それはどうだろうな」
ジャンヌ・オルタの膣内で、指を動かすマオ。
膣内は幾重にも重なる肉襞が細かく並び、マオの指に吸い付いている。Gスポットの感度も良好で、正確に反して肉体はかなり素直だ。ジャンヌ・オルタは顔に出さないようにしているところも好感が持てる。
「……く……ふ……ふう……ぅ……ぅ……ん、ぐう……」
「どうした、声が出てるぞ?」
「うる、さい……黙ってなさいよ……ん……ぐぅ」
ジャンヌ・オルタの顔が紅くなり、唇を噛んで声を堪えようとしている。マオの指技が着実に彼女の膣に快楽を覚え込ませているのだ。
(何、この感覚。まさか、わたしが感じてるっていうの? そんな馬鹿なこと、あるわけない。わたしが、男なんかのいいようにされるなんて、ありえない!)
国家にいいように使われ、裏切られ、辱められて殺された。その憎悪がマオに屈服することを認めない。復讐者のクラスは絶対に復讐心を忘れることはない。例えそれがジャンヌ・ダルクとしては紛い物の感情なのだとしても、ジャンヌ・オルタは「復讐者であれ」という望みのみを構成要素に生み出されたサーヴァントだ。よりにもよって、国家権力を象徴する一国の主に辱められ、屈服するなど絶対にあってはならない。まして、それがフランス語を後生大事に抱える国家となれば、なおのことだ。
「ひくついてるな。もう入れて欲しいみたいだな」
「ふう……くぅ……勝手に、そう思ってなさい。あッ、う……う……ふうう……くぅッ」
くちゅくちゅと音がしている。ジャンヌ・オルタのマンコから潤滑液が分泌されていて、マオの指を濡らしている。
「すっかり濡れて準備オーケーだな」
「生理現象に悦んでんじゃないわ、変態」
「だとしても、お前の身体は俺を受け入れられる態勢と整えたんだ。この事実をまず受け入れるんだな」
マオはジャンヌ・オルタのマンコから指を抜いて、ペニスを扱く。女を幾人も屈服させてきたペニスはジャンヌ・オルタの痴態を見てバキバキに固くなっている。
「ほら、力抜かないと痛いぞ」
「離しなさい、この、ふざけんじゃないわよ。入れたらぶっ殺すわよ!?」
「今更、何を言ってるんだよ。俺はお前を犯すし、お前は俺に従う。これ以上はないだろ」
「誰が、誰があんたなんかに従うかッ、誰が、あんたなんか……く、あああ!!」
ジャンヌ・オルタの恨み言を無視して、マオはペニスをねじ込む。指で十分に解していたので入り口はスムーズに挿入できた。
「う……ぎ……あああ、入れた、入れたな、わたしを、汚したなッ」
「これを汚れと取るかは意見が別れるんじゃないか? ふう、狭いな。だが、こじ開けてやるぞ」
「く……ぐう……動くな、う、入ってくるな!」
ジャンヌ・オルタは腰をずらしてペニスを出そうとしている。その程度の抵抗は足を押さえてしまえば事足りる。
どうやら、処女だったらしい。
ジャンヌ・ダルクの復讐者の側面――――を、ジル・ド・レエなるサーヴァントが創造したキャラクターがジャンヌ・オルタの正体だ。
ジャンヌ・オルタが処女ということは、ジルが彼女を処女として設定したということだ。
処刑前、ジャンヌ・ダルクが強姦されたという話も残っているし、復讐者ならば、そういった負の側面を抽出してもよかっただろうに、「聖処女」という属性に拘った結果なのだろう。
そのおかげで、ジャンヌ・オルタの膣肉は男を知らず、半ばから先が解れきっていない。
マオの巨根が、膣肉を押し広げ、細かな抽挿で掘削していく。
「はッ、はッ、ぬ、抜け、抜きなさい、早く、わたしの膣内から出て行って!」
「そりゃ無理だ。気持ちイイからな。お前の膣内、最高だぞ」
「ふぐ……ゆる、さない、お前、あッ、んッ、くうッ、ふう、ふう、はああッ」
ぐりぐりとマオのペニスが膣を広げていく。
徐々に自分の深いところにペニスが侵入しているのを感じて、ジャンヌ・オルタは顔を青くする。
内側から抉られたことなど、今まで一度もない。
男とセックスするなど、それだけで吐き気がする。強引に組み伏せられて、身体を使い捨てられるのは御免だ。
「あ――――くはぁ!?」
心がマオを拒否しても、身体は抵抗できない。
ついにマオのペニスが根元まで突き立った。
子宮口にまで到達したマオのペニスがジャンヌ・オルタの膣内すべてを抉り抜く。
「一番奥まで入ったな。ああ、女になった気分はどうだ、ジャンヌ・オルタ」
「最悪、最悪よ。覚えてなさいよ、あんたなんか、力さえ戻れば、くぅ、あッ」
ずり、ずり、とマオのペニスがゆっくりと動き出す。
ジャンヌ・オルタの身体を征服するために、快楽を与え続ける。
しっかりと太ももを押さえて、体重を掛けてペニスを押し込む。
「ふう……うあッ、ああッ、太いッ。やめ、ぐ、はあ♡」
「しっかり覚えろよ、ジャンヌ・オルタ。お前がこれから忠誠を誓う相手だ」
「うるさい、離れろ、離れろぉ、おッ、くッ、ああッ」
ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ、とジャンヌ・オルタの膣に打ち込まれるペニス。
ジャンヌ・オルタの身体が敏感に反応する。
膣肉がペニスに絡まり、ぎゅうぎゅうと締め付けてくるのだ。
彼女の身体はすっかりマオのペニスを受け入れている。
「俺に従えジャンヌ・オルタ。お前の負けだ。負けを認めろ。認めて楽になれ」
「嫌、よ、あんたなんかに、支配されて堪るか……あッ、あッ、こんな、女を道具としかみない、ゲス男、ぉ……くう、あッ」
歯を食いしばってマオに抵抗するジャンヌ・オルタだが、一突きする度に表情が変わる。
生来の素直な性格が仇になったのだろうか。
快感が顔に出ている。
「よくよく考えろ。お前の復讐の相手はこの世界にはいないんだぞ。拘ってたって、しかたないだろう」
「フランスがなかったからって、関係ない。わたしが殺したいのは、あんたなんだからね、ふう、う、今に見てなさい、得意げにわたしの身体を汚した罪、しっかりと、ぉ、つ、償わせてやるんだから、んふ、ふう」
「説得力がないぞ、だったらもっと抵抗して見せろ」
「あ、あ、ああッ。くう――――ああッ、深ッ、あッ、はあん♡」
ジャンヌ・オルタの膣を滅茶苦茶に突き回す。激しく腰を叩き付けて、刺激を重ねていく。ジャンヌ・オルタは突然の早突きに驚き、悶絶する。
「ひ、くあ、あ、いきなり、あん、激しい、ぃ、あ、ああッ、ふぅ、ううう♡」
ジャンヌ・オルタの膣肉が狂ったようにペニスに縋り付いてくる。
カリ首が肉襞を引っ掻いて、ジャンヌ・オルタを狂わせる。
(なんで、こんなに感じてんのよ、わたしの身体!)
ジャンヌ・オルタ自身も不可思議に思う。
そもそも性欲自体、強い方ではない。サーヴァントだからというわけでもないだろう。そういうことに関心がなかったのだ。
だからこれは、事実上初めての快楽だ。
(こんなにも、どうしようもないもんだっていうの? 頭が、飛ぶ。身体が弾ける。男に組み敷かれて、こんな風になってしまうっての!?)
それは、ジャンヌ・オルタにとって最悪の屈辱だ。
絶対に認めてはならない一戦である。
処女を奪われることよりもなお、男に身体が屈することだけは認めてはならない。
「冗談じゃ、ないッ、わたしが、男なんかにぃいい!」
手を伸ばす。首に手を掛けて、へし折る。サーヴァントの膂力ならば、人間の男を殺すことなど造作もない。オルレアンでそうしたように、有象無象のフランス騎士と同じく殺してしまえばいいのだ。
下半身から脳天を貫く快感に頭が真っ白になる。
「あッ――――くはあ♡」
腰が浮き上がる。
子宮口をゴリゴリと圧迫され、クリトリスを指で潰される。
クリトリスの鋭い快感とポルチオの深く溺れるような快感。二種類の快楽情報が同時に噴き上がり、身体を駆け抜けた。
「あかッ、くはッ、あ、あ、い、あああ♡ わたしの身体が、あ、壊れる♡」
「いい加減、認めろ。お前の身体はもう堕ちてるぞ」
「ふざ、けるな。こんなの、おッ、認め、ないッ、あ、うッ、んふッ、ああッ」
「気づいてないんだな。得意の恨み辛みはどうした? 俺を呪い殺すくらいの復讐心ってヤツはどこいった?」
マオの問われてジャンヌ・オルタは睨み返す。
(言われるまでもない。殺す、殺す、こいつを、殺して……ころして……ッ)
ジャンヌ・オルタは咄嗟に頭を抱える。
(何これ、どういうこと?)
霊器の出力が下がっているどころの話ではない。
彼女を支える根幹、アヴェンジャーの本質である「復讐心」が湧いてこないのだ。
いつもいつでも胸を焦がし、何があろうと忘れることのない憎悪。
ジャンヌ・オルタにとって心の支えであり、存在意義そのものとも言える燃えるような復讐心が、全身の細胞を責め苛む怒りが、消えている。
目の前の、今まさに自分に酷い仕打ちをしているはずの男を憎めない。
「わたしに、何をしたの? わたしに、いったい何をしたってのよ!?」
「俺はお前を抱いてるだけだ。まあ、よっぽど相性が良かったんだろうな。恨み辛みより、男に抱かれる快感のほうが強かったんだ」
「嘘よ、何よそれ、そんなはずがない、わたしは、そんな――――おッ、ああ♡」
ジャンヌ・オルタの膣を突く。
パニックになった心の隙を突いた抽挿は、彼女の身体を今まで以上に感じさせる。
ジャンヌ・オルタは混乱しているが、マオにとっては狙い通りだ。
アヴェンジャークラスの特性は、復讐者としてのメンタルにある。恨みを忘れず、憎悪を糧として力を得る。そのため、アヴェンジャーは憎悪を決して忘れないとされるが、マオはヒロインの力を完全に封じることができる。アヴェンジャーの憎悪すら、彼女たちの力の源であるのならば封じることも不可能ではない。
ジャンヌ・オルタが憎悪を能力の糧とするアヴェンジャーであるが故に、その心を支配する憎悪の念を完全に取り払ってしまえるのだ。
「ふあッ、あ、ああッ、あ、あ、あッ、あん♡ あ、んあああ♡ 違う、違う、おかしい、わたしは、あ、あ、ああ♡」
ブレーキの壊れた暴走車のようだったジャンヌ・オルタの心が変質している。
破滅まで一直線に駆け抜けることしかできないほどの
本質から抜け落ちている。
フランスないし人類への憎悪に支えられた信念も強靱な意志も、何も動かない。空っぽになってしまったジャンヌ・オルタに快楽という幸福を拒む意欲はない。
「ひぃん♡」
愛らしい嬌声を上げてジャンヌ・オルタが悶えた。
明らかに反応が変わった。
「あ、あ、あッ、あひッ、あ、んあッ、いや、なんで、ん、んんッ、感じる、いや、待って違う、違う、あああ♡」
ジャンヌ・オルタは頭を抱え髪を振り乱す。
雑念を取り払うように、それでもアヴェンジャーとして憎悪の燃料を燃やそうとする。酷いことをされているという事実を見つめ、心を燃やそうとするのだ。
「あ、ああああ♡ なんで、どうして、あ、あ、止めて、来ないでッ、もう、これ以上はぁ♡ 満ちる、満たされる、ありえない、気持ちイイのが、あ、あ、来るッ、嫌ああああああああああ♡」
どれだけ頑張っても、呪文のように恨み言を呟いても復讐心は湧いてこない。マオを恨めないし、攻撃する気持ちも湧かない。
逆に復讐心をごっそりと失ってジャンヌ・オルタの心は空っぽになってしまった。
何度も何度もペニスの抽挿を繰り返し精液を送り込まれていくうちに、すっかり反応が鈍ってしまった。
「お♡ あ♡ あはぁ♡ あ、ああ♡ ひはあぁ♡ あ、あん♡ あ、チンポ、気持ちイイ♡ あ、あ、もっと♡」
ジャンヌ・オルタの表情はすっかり蕩けて快楽を享受している。
心が空っぽになったと自覚して二時間あまり。延々と送り込まれる快楽情報は、空っぽになったジャンヌ・オルタを満たしていった。
もうジャンヌ・オルタはマオに抵抗しない。
その必要を感じない。恨みはないし、心と身体にセックスの良さが刻み込まれているのだから。