異世界ヒロインが召喚される世界で好き勝手する話 作:もう万体
スライムは立香から魔力を吸い上げ、牢から出て行く。その後、どこで何をしているのか分からないが、しばらくしてからまた戻ってきては、再び立香から魔力を吸い上げていく。時間感覚が狂った牢の中では、一時間なのか一日なのかも分からず、自分の立ち位置が不安になる。仲間のことも、これからのこともまるで情報がない。当然のように存在していた時間という概念すらも曖昧なものになって、心のよりどころを失ってしまう。
だが、それでも立香は屈していなかった。何度もスライムに絶頂を味わわされて、他人に触れさせたことのない場所まで犯されていながらも、己の使命を忘れることはなかった。
立香には、立ち止まってはいけない理由がある。
立香が背負っているものは、常人には理解できないほどに重い。世界の一つや二つではないのだ。乗り越えてきた異聞帯の数だけ責務を負っている。
生きたくても生きられなかった、何億の命の上に立香はいるのだ。
立香は頑なだ。
大抵の女は、一度のスライム姦で許しを請い、屈服する。ヒロインは、総じて強靱な精神力を持つというが、立香は痛々しいまでに強情だった。
(来た……)
スライムがいつものように扉の下から牢の中に侵入してくる。
心なしか、最初の頃よりも体積が増えているように見える。立香を弄ぶ内に成長したのだろうか。
スライムは立ち上がるように柱状になって、立香に覆い被さってくる。波に攫われるように立香はスライムに押し倒される。抵抗はしない。暴れても、魔力を練っても、それはスライムに対して何の意味も成さないことは十分に理解していた。だから、今は体力を温存する。身体はスライムにいくら嬲られても構わないので、脱出や交渉の時に不利にならないように力を残しておかなければならない。
「う……ん……くう……!」
冷たいスライムが全身に絡みつく。ざらつく毛に包まれたスライムの表皮が立香の肌を撫でる。痛みはなく、くすぐったさに身体が震える。
身体は熱を抱き、子宮がきゅんきゅうと切なくなる。スライムは立香の身体を知り尽くしているように、乳首とクリトリスを丹念に舐ってくる。こうして性感帯を弄ると、立香から魔力の篭った体液を摂取しやすくなると覚えたからだ。
スライムの思考回路は単純だ。
立香を獲物としか見ていないのか、ある種の性的興奮を覚えているのかは分からないが、単純であるからこそ、最高効率で立香の身体の反応を学習する。
「ふうー、んふうー、ん、んむッ!?」
よほど気に入ったのか、口の中にも入ってくる。喉まで入ると窒息する。それはスライムも分かっているようだ。立香の舌を吸いながら口内全体を舐め回してくる。ざらざらとした気味の悪い感触が口中を絶えず動き回る嫌悪感にも、すでに慣れてしまった。
スライムは酷い悪臭を放つ。鼻が曲がりそうだ。それでも、この怪物にまとわりつかれる立香の身体は常に清潔だった。
不幸中の幸いというべきか。スライムは立香の体液も老廃物も余さず吸収分解し魔力を得ている。結果、犯され尽くした後の立香の身体は、隅々まで綺麗にされていたのだった。
前時代的な衛生観念の世界で特に気をつけることは病気だ。偶然の産物ではあったが、立香をそうした不慮の体調不良から切り離していた。
(今日は、何回イッたら終わるかな……)
漠然と、立香はそんな風に考えるようになった。スライムが求めているのは飢えを満たすことだ。立香がスライムの飢えを満たせれば、この責め苦は早く終わるのだ。
スライムが立香の命を奪うような相手ではないと分かった以上は、適当に受け流してしまえばいいと割り切る。何の情報も刺激もない無味乾燥とした空間では、思考能力が鈍っていく。スライムの快感は強烈に過ぎるが、立香はこの快感を気付け薬として利用していた。
(あッ、ああ、イクッ)
「んふぅぅ♡」
マンコを穿るスライムが、立香のGスポットをひっかく。堪らず、立香は深い悦楽を味わうことになった。
(もうすっかり、わたしのこと知り尽くして。抵抗してないっていっても、こんな簡単にイカされるなんて)
今更悔しいとも思わない。が、うら若き乙女でもあるので、それはそれでショックではあった。
それでも、使えるものは何でも利用して生き残る。カルデアに戻り、また皆で一緒に旅をする。そのためならば、どんな恥辱にも耐えてみせる。
立香は一秒一秒を積み重ねる。
根気強く、気が遠くなるほど数えに数え、スライムは約六時間おきにやってくることが分かった。スライムの体内に残した衣服の断片から、立香の牢に通っているのが同一個体であることも特定した。
スライムが立香のもとにやってきたのは、これが二十回目だ。つまり、立香はこの牢の中で過ごした時間は五日から六日といったところだろう。
食事すら時間感覚を狂わせるために、まちまちのタイミングでやってくるというのに、スライムにはそういった配慮はないようだ。
(使えるものは何でも使ってやる。時間感覚が戻れば、当座の目標も立てやすい)
熱い身体に対して心は冷える。冷静にスライムすらも、立香が理性を保つための道具として扱う。無抵抗の立香を嬲るスライムの方は、捕食が楽になったからか、拘束に力を使うことなく今まで通りに乳首を吸い、涎を啜り、マンコを穿る。
今がいつか分からないという不安は、一応だがこれで解消された。スライムに犯されるというリスクも、情報と引き換えと思って今は堪えるしかない。
スライムは立香から、さらに多くの栄養を摂取できると思ったのか、愛撫する場所を変えてきた。全身の至る所を舐め回されてはいたが、ここまで手つかずだった場所だ。それは立香のアナルだった。
(ちょ、ちょっと、どこに触ってるの!?)
尻穴にスライムが触れるという程度なら、何度もあった。が、今回は内部への侵入を試みている。堪らず、立香は呻き、腰を捻る。
「んんッ、ん、ふう、んんんんん!!」
さすがの立香も、アナルを広げられることには羞恥心を抱かずにはいられない。外部から強引に、一番恥ずかしいところを広げられている。
(やだ、止めて! ああ、たくさんの糸みたいなのが、お尻の中に入ってくる!? いやああ!!)
スライムは立香の直腸に触手の先遣隊を派遣した。内部の感触や栄養の度合いを探っているのだろうか。直腸という異物の侵入を想定しない身体の内側に、明確な異物が押し込まれ、それが蠢いているという感覚は、立香にとって初めての体験だった。
(ダメ、ダメ、そんなとこ入らないで。やだ、広がっちゃう、お尻の穴、むずむずして、ああ、やだ、クリも乳首もいっぱいいっぱいなのに!)
立香の抵抗を力で抑え込んだスライムは、立香の直腸もまた自分にとって都合がいいことを確認したようだった。
先遣隊となった触手同士が融合し、一本の太い触手となった。表面には数え切れない無数の毛が生えていて、これが立香の直腸をブラッシングする。
「ん――――んぶうううううううううううううううう♡」
それは、今まで知る快感とは異なる快楽だった。
(お尻の中、太いので広がって、擦れる。お尻、マンコと全然違う、おかしい、お尻で感じるなんて)
「んふッ、んふッ、んんん! んんじゅぶッ、んあ、んお……んおお♡ おおおおお♡」
獣のように呻き、悶える立香。
スライムによる強制的な腸内清掃により、立香の排泄物の一切が消化吸収されていく。そのお礼とばかりに立香の腸壁に数え切れないほどのスライム性の毛が突き立ち、撫でる。あっという間に、腸内が性感帯として開発されていく感覚に、立香は恐怖すら覚えた。
(このスライム、まさか、これからずっとお尻も犯すつもりなの?)
慄然とする立香。
快感を感じてはいけない場所でのアブノーマルな性感。アナルセックスというものが存在することは知っていたが、そんなものには欠片も興味を抱かなかった。
(お尻でイク、なんて、絶対に……絶対に、我慢して、それだけは、それだけは絶対にッ)
スライムの抽挿は激しくなる。のたうつスライムは、マンコもアナルも同時に犯して前後に左右にと触手を動かす。内部で回転し、表皮の毛を逆立てて優しく粘膜を愛撫してくる。ぞわぞわする凶悪な感覚は、立香の精神を著しく引っかき回す。
(ああああ、前も後ろもゴリゴリされてる! ダメ、ほんとに上がってくる、大きいのが!)
一度、絶頂を自覚すると止められない。立香は口をスライムに塞がれたまま、激しく嬌声を上げた。快感が断続的に襲いかかってきて、壊れた人形のように痙攣することになった。
それからさらに三日、立香はスライムの相手をした。スライムはアナルの味を覚えたのか、毎回アナルにも侵入するようになり、立香はもう自分がどこで絶頂しているのかも分からなくなった。
♪
マオが立香の牢にやって来たのは、スライムが去った後だった。散々、イカされた後だが、立香は努めて気丈に振る舞う。
「わたしがここに来てから、どれくらい経ったんですか?」
と、立香は聞いた。
「今日で九日目だよ」
と、マオは答えた。
立香の計算とほぼ同じ答えだ。絶対的な自信があったわけではないが、スライムの行動パターンから八日前後との見立てをしていた。自分の判断能力がまだ衰えていないことが分かって、立香はほっとする。
「今日は何をしに来たんですか? もしかして、またわたしに配下に加われなんていうんじゃないですよね?」
「そうだと言ったら?」
「お断りです。わたし、もうあなたの使い魔に何度も酷い目に遭わされてるんですから」
立香は口調は軽く、相手を挑発しすぎないようにしつつも、従わないという意思はきちんと伝える。
スライムが立香に乱暴狼藉を働くことについては、マオからの謝罪はない。使い魔が自分の牢の中でしていることだ。マオは容認しているのだろう。この程度の暴力に屈するなど、あり得ない話なのだ。
「ずいぶんと強情だな」
「慣れてるので」
「シオンとマシュからも話は聞いてる。苦しい旅をしてきたんだってな」
「助けてくれる人がいるし、運もよかったんです。ところで、二人はどうしていますか?」
「元気にしてるよ。少なくとも、君よりも大分元気だ。あっちには、俺の使い魔も顔を出していないからな」
「本当ですか? あの牛の魔物も?」
「もちろん。あれは国境警備のために配備した式神だ。こっちに出入りはさせないさ。警備が手薄になる。これでも、今は戦時下なんだって話は、この前したよな?」
それを聞いて立香はとりあえず安心する。仲間の情報はこれまでほとんど入ってこなかった。離れていても無事だと信じているが、それでも安否確認ができないのは不安だ。
「仕方がない。立香が俺に従わないというのなら、まあ、今はそれでもいい」
「いいんですか」
「ああ、なんせ貴重なヒロインだ。できれば、いい関係を築きたいからな」
そんなことをあっさりと言うマオ。これだけのことをしておきながら、関係改善ができると思っているのだ。そもそも、関係が悪化しているとすら認識していないかもしれない。前時代的な統治者の中でも、悪い方の思考回路を持っているのだろう。自分を頂点に置いて、それ以下の権利も尊厳も気にしないタイプ。
現代の日本に生まれ育った立香には受け入れがたい考え方だが、そうした考えがまかり通った時代もある。
「君が三人の中で一番の頭だと思ったから、こうして話をしているわけだけど、それがダメでもマシュ辺りから交渉するという手もある」
「マシュから?」
「ああ、あの娘が一番強そうだ。俺に従うようになってくれれば、心強い味方になる。あの盾も、いろいろと学べる要素は多そうだしな」
マシュ本人の戦闘能力は確かに立香よりは上だ。デミ・サーヴァント時代よりは低下しているとはいえ、独立した霊器の枠組みは持っているのだ。
それにマシュの装甲はノウム・カルデアの技術を結集したものだ。その技術を取り入れたいというのは、為政者ならば当然か。かの始皇帝も、シャドウボーダーを解析した結果、愉快な装甲車を開発したものだ。
「マシュがあなたに従うとは思えないけど?」
「どうだろうか。汚れを知らない感じだし、新しい快感を知ればコロッといくかもしれないぞ」
「マシュに手を出さないで」
初めて、立香が怒気を発した。強くマオを睨み付けてくる。
「マシュに酷いことしたら、絶対に許しませんよ」
「そのときはどうするんだ?」
「とりあえず、殴ります」
「ほんとに威勢がいいな。一応、牢に閉じ込められてるんでしょ、君」
心底、この前向きで強情でひたむきな少女には呆れてしまう。その一方で、その生き様を輝いているとも思う。聞けば、彼女が戦う運命に放り込まれたのはただの偶然で、もともとは何の力もない一般人だったという。果たして、彼女の旅路に同行して一緒に困難を乗り越えられる精神力を持つ者が、このノワールにどれだけいるだろうか。
「まあいいさ、マシュには手を出さないでおくよ」
「本当ですか?」
「本当」
疑いの眼差しを立香は向けてくる。当然だ。そもそも、この状況でマオを信じる要素はなにもないのだ。
だが、今は信じるしかなかった。
「ただ条件を付けさせてもらう」
「条件」
「俺を立香が満足させてくれるのなら、マシュには手出ししないでおくよ」
「あ……なッ、それってッ」
「断っても、いいんだぞ」
「ッ……わ、わかった」
立香は悔しげに顔を歪ませたものの、マオの条件を受け入れた。すでに何度もスライムに蹂躙された身体だ。今更、マオに犯されたとしても変わらないと自分に言い聞かせる。それ以上にマシュの身の安全が最優先だ。立香にとってマシュは最愛の相棒だ。我が身可愛さにマシュを犠牲にするなどあってはならない。時間神殿でマシュは自分を庇って一度は命を落としたのだ。奇蹟がなければ、彼女との旅はそこで終わっていた。
もう一度、マシュを苦しめるくらいなら、自分の身体を差し出しても構わなかった。
立香の了承を得たマオは、立香を抱き寄せる。
「何だ、緊張でもしてるのか。固いぞ」
「するわけないじゃないですか。こんなこと無理矢理しておいて」
「減らず口はさすがだな」
強引に立香の唇を奪った。柔らかい唇を吸い、舌を差し入れる。
「く……んむ……んッ……」
立香は嫌そうにしながらも、マオのディープキスを受け入れるしかない。それでも嫌々キスしているので、舌を絡めてくることはない。
「立香、もっと舌を絡ませろ」
「ッ、わ、わかりました……ん」
立香との口付けを再開する。言われたとおりに立香はマオの舌に自分の舌を絡ませる。立香にとっては初めてのキスだ。どうしたらいいのか分からないので、マオの舌の動きに合わせて適当に舌を動かすだけだ。
(口の中に、マオさんの舌が……スライムと違う感じ)
自分でも驚いたことに、スライムで口内を汚されることに慣れてしまったからか、生理的な嫌悪感は少なかった。マオの人間性は大いに軽蔑に値するが、これは仕事だと割り切ればできないことでもない。
スライムのような嘔吐感を湧き上がらせるような悪臭がしないので、まだマシだとすら思った。
「ん……ん……ちゅ……れる……れる……れる……んちゅ……んん」
立香は度胸が据わっている。物怖じしないしこうと決めたらまっすぐだ。マオをマシュの下に行かせないために必要だと思えば、覚悟を決める。マオの舌を通じて自分の舌使いを見直し、学習することもできたのだ。
「ん……ん、ん、んんッ――――ぷはッ、はあ、はあ」
マオから離れた立香は涎で汚れた口元を拭った。
「も、もう、いいですか?」
「まだキスしかしてないでしょ」
「うぐ……」
「次、フェラで抜いてもらうぞ」
「フェッ……う、ぐ……」
「どうした? できない?」
「や、やります」
(まさか、こんなことまでしなくちゃいけなくなるなんて)
立香は自分のおかれた状況を嘆き恨みつつ、ベッドに座るマオの前に膝を突く。
マオのペニスは準備万端といった様子で勃起している。
(うわ、男の人のちゃんと見たの初めてだけど、変な形)
当然ながら立香は処女。男性経験は皆無である。ペニスの扱い方など知るはずもない。
「先端から舐めるんだ」
「分かりました……ぁ……ん……れろ……」
逡巡してから、立香は舌を伸ばした。ペニスの先端を言われたとおりに舐める。
「味わうのはまだ早いから、今は舌を使ってとにかく擦ることを覚えろ。亀頭全体を満遍なく舐めるんだ」
「はい……ん……れろ……れろ……れろ……こんな、感じですか?」
「いいぞ、その調子」
立香の愛らしい舌がおずおずと伸びてきて、赤黒く膨らんだカリ首を優しく擦る。ぴちゃぴちゃと音を立てて、亀頭を言われたとおりに舐める。マシュに手を出させない一心で、立香の愛撫は技術を棚上げしても熱心なものだ。
「棹のほうもきちんと舐める。キスも混ぜてな」
「んちゅ……ちゅ……れろ……れろ……ちゅぷ……れろれろ」
「そうそう、裏側に筋があるだろう。そこを重点的に舐めて」
「筋? ここ?」
「そうだ」
「れろれろれろれろ……あ……動いた。れろれろれろれろ」
立香の舌のざらつきが裏筋に集中する。
快感でペニスが跳ねる。
(今の反応、気持ちイイってことかな? 舐めるところで反応が違う気がする)
と、立香は冷静に分析する。自分の舌の触れ方でペニスの反応が違う。敏感に反応するところは、気持ちがいいに違いないと感じた。例えば亀頭。特に鈴口の辺り。それから指示された裏筋は、特に敏感な部類だ。
「同じ所ばかりだと刺激に慣れる。そうならないように、舐める場所は都度変えるんだ」
「はい……すみません……ちゅ……れろ……れろ」
「睾丸のほうも」
「はい……んちゅ……れろ、れろ……んん……ふう……ちゅ……はあ、はあ、はあ……」
「根元から先端なまでゆっくりと舐め上げる」
「ん、れろぉぉ」
舌を出した立香はペニスの裏側をべろりと先端まで舐めた。
「咥えろ」
「う……く……あむッ、んん」
(わたし、男の人の咥えちゃった。苦いし、さすがに臭いよ)
「吸いながら頭を振れ」
「んッ、んッ、んッ、んんッ」
「いいぞ、立香、もっと強く」
「じゅぶ……じゅぶ……じゅぶ……じゅぶ……じゅぶ……じゅぶ……じゅぶ」
(早く終わって……!)
スライムの相手をしているときは、ただ身体が気持ちよくなるだけだと思えた。相手の要望に応える必要はないし、極論、スライムという道具を使っているのと同じだと言い聞かせることもできた。
だが、マオは完全な人間である。そのペニスを口にしているのは、どう言い訳しようとも性行為の一つでしかない。
「ああ、イイ。出すから、そのまま受け止めろ」
「ふえ……あ、んむッ」
立香の頭を抑えたマオは、そのまま強引に口の奥にペニスを押し込む。ぬるりとした立香の口内の感触が気持ちイイ。苦しげに顔を歪ませる立香を汚したくて仕方がないのだ。だから、湧き上がってくる射精欲求を我慢することはなかった。
立香が目を見開く。
口の中でどろどろとした粘液が突然、溢れてきたのだ。
「んッ、んんんんんんんんんん!!」
(苦、何!? これ、どろどろ……まさか、精液!?)
「んん、んんぅ……んーーーー!」
立香はマオの足を叩いて、逃れようとする。しかし、マオは立香の口からペニスを抜くことなく、さらに精液を追加した。
「立香、全部飲め」
「ん!?」
「早く飲まないと、もっと口の中でイクことになるぞ」
「んんん!」
涙目になりながら立香は慌てて精液を飲む。
(こんなの、全然美味しくない。最悪。漫画と全然違うじゃん)
昔盗み見た漫画では、それは前向きにフェラチオしていたが、とんでもない。不味い上に気持ちが悪い。好意を抱いている相手ならば、別の気持ちでできるのだろうか。
「はあ、はあ、はあ……」
立香はペニスを吐き出して、何度も咳き込んだ。言われるがままに精液を飲み干した立香だったが、生理的な嫌悪感から今にも吐きそうだった。
「でも、やっと終わった」
「まだ前戯だぞ」
「え……でも、な、なんで!?」
立香はベッドの上で後ずさりする。
マオのペニスがまだ勃起していたからだ。
「お、男の人って連続でできないはずじゃ?」
「俺は人一倍精力が強いみたいだ。家系を繋いでいくために、代々性欲の増進を心がけてきたからな」
「なんなの、それ」
ノワールを代々治めてきた家である以上、常に後継者問題は抱える。いくら外敵に強くとも、後継者争いで内側から滅ぶ国は枚挙に暇がないからだ。確実に後継者を産むために、歴代当主は精力の強さを第一としてきた。
マオは立香を押し倒した。貫頭衣なので、下を隠すものは何もない。
「あ、いや!」
「おっと」
「う……ぅ!?」
立香の身体から力が抜ける。
(これは、あの森のときと同じ)
突然力が抜けて、サーヴァントの召喚ができなくなったときと同じ現象が立香に起こっていた。
「あれは、マオさんの能力……!?」
「そのとおり。といっても、あの式神の能力は俺の劣化コピーでしかないんだがね」
得意げにしながら、立香の服を無理矢理脱がせる。裸にされた立香の身体には、薄らといくつもの傷が残っている。
「歴戦の戦士って感じだな」
「見ないでよ」
「頑張ってきた証だろう」
「ッ……知ったようなこと言わないでください」
立香は事ここに至っても怒りと不屈の精神を抱いている。マシュのことだけではない。仲間も世界もまるごと背負っているのだ。
「いい心がけだ。その頑なな心を精々持ち続けるんだな」
股を広げ、マオは立香のマンコにペニスを宛がう。そして、亀頭を押し込み、体重を掛けてペニスを膣内に挿入していく。
「あッ、あ――――――――!!」
膣壁をこじ開けてペニスが立香の膣内に侵入した。
マシュのそれともシオンのそれとも違う。スライムが何度も出入りし、調教した膣は、なるほど極上と言っても過言ではない。立香の意思はどうあれ、膣の感度はかなり高まっている。スライムによる調教の影響だろう。
「うく……お、くあぁ……」
立香は驚愕を瞳に浮かべて、呆然とする。
挿入時の衝撃、感触がスライムとかけ離れていたからだ。
(何これ、大きい。スライムと全然違う固さ!)
「は……あ、うぐ……くぅ」
反抗的な目つき。自分の初体験がこのような男に奪われたなど屈辱でしかない。それでも、マシュを守るためには、この程度のこと大した問題ではない。
「動くぞ」
立香は答えない。
勝手にしろと言わんばかりにそっぽを向く。
マオも立香の反応に、最早関心はなく、心の赴くままにペニスを抽挿するだけだ。
ゆっくりとペニスを抜いて、勢いよく挿入する。抜くときには角度を付けた。カリを肉襞に引っかけると、立香の膣がひくつく。
「あ……ん……く……ふう……んく……あん……んう……ふう……はう……んあ……んあ……あう、んうう……うぐ……」
立香は苦しげに呻く。
膣から愛液が分泌されて、シーツを濡らす。
立香の身体は着実に快感に染まっている。
「ふぐ……ぅ……んう……んあ……ああ……ふあ……ん……ん……んん……く、あ♡ あぐ……んん♡」
「立香、声が蕩けてきたな」
「これは、ただの生理的な、反応……ぅ、ん……あ!」
立香の膣奥を突く。
マシュと同じだ。立香も奥が好みらしい。そこを重点的に責める。
「さっき気持ちよくしてくれたお礼に、俺も立香を気持ちよくしてやる」
「いいから、早く終わらせて……ん、ふう……はあ、んん」
立香は口を手で押さえる。声をできる限り漏らさないようにするためだった。
「身体は正直だな。もうぐっしょり濡れてるぞ」
「んんッ、ふう……あぐ……くう……ん、ん、んんん! あ、んお……ふう、あう……んあ、ああう!」
マオの腰使いは女を知り尽くしていた。固い剛直で膣を抉られると、甘く切ない痺れが子宮に伝わる。そこから頭までまっすぐに快感が登ってきて、のぼせたように熱くなる。
(嫌だ、わたしの身体、こんなので感じるなんて)
スライムに何度もイカされた所為でもある。絶頂の仕方を身体が覚えていた。快感を与えてくれるのなら、スライムもマオも変わらない。
立香はスライムの相手をする中で、できるだけ早くスライムが満足するように、早々に絶頂する癖を付けてしまった。その結果、今の立香は以前よりもずっと、オーガズムへの耐性が低くなっているのだ。
「分かるぞ、立香。もうイキそうなんだな」
「ひが、ひがうッ……あなたなんかに、ん、ひう……わ、わたしは……あひゃあッ、あ、んん」
「乳首をコリコリしてみようか?」
「あッ、あッ、あッ、ああッ、それ、ダメ、一緒なんて!」
「ダメか? 気持ちよさそうにしているみたいだが?」
「あッ、ダメ、ダメダメダメ、あ、あ、あああああああ!?」
一度猛った身体は鎮まらない。
登って登って、立香の理性の制止を振り切って絶頂してしまう。
「は――――あ♡」
見事にイった立香は茫洋と天井を眺める。その立香の意識を現実に引き戻したのは、マオの抽挿だった。
「あぐ……今、イッたばかり」
「俺はまだイッてないからな」
「少し、休ませて、少しだけ」
「ダメだ」
ずちゅ、と強く深くペニスが刺さる。
「お――――あああ♡」
立香は腰を浮かせ、背中を反らして悶える。
「やめ、ダメ、イク、イクからッ」
「俺がまだイッてないんだから、我慢しろ」
「ひぃん♡ 無理、我慢、あぐ……あ、上がって、お、ああああ、いや、イク、イクぅぅ♡」
白目を剥いて気絶する立香の膣を突いて気付けする。気絶に逃げることもできず、立香は延々と絶頂させられ続けた。
結局、マオが射精するまでに立香は十回も達してしまったのだった。
Qマシュにもう手を出していたのでは?
A本当は立香を先に堕とすつもりでしたがやめました。なので、嘘をついてます。