異世界ヒロインが召喚される世界で好き勝手する話 作:もう万体
はあはあ、と熱い吐息が漏れる音がする。
マオの前に頬を赤く染め、涎を垂らす雌猫が二匹。
ヒロイン生協に属しながらマオに快楽を教え込まれたのどかとジャンヌだ。
二人は屹立するペニスを前にして、興奮を抑えきれない様子で熱い視線を向けている。
「れろ……れろ……ちゅぱ……ちゅる……れろれろ♡」
「んちゅ……ちゅぱ……れろ……れろ……れろ……れろ♡」
のどかとジャンヌがペニスを舐める。
赤く濡れた舌が亀頭をぬるりとなぞり、裏筋を弾く。えもいわれぬ快感が背筋を通って身体を震えさせる。
「気持ちよさそう。やっぱり、ここがいいんですね……ちゅ……れろ……れろ……んちゅ」
のどかの舌がカリを重点的に刺激し始める。
読心術を使えなくても、彼女には修羅場を何度も乗り越えた経験があり、養われた観察眼は例え力が十全に発揮できなくても有用だ。
「負けませんよ、のどか。わたしも、マスターを気持ちよくして差し上げますから。ちゅ、れろ……ちゅ」
ジャンヌも負けじとのどかに対抗心を燃やす。
大きく出した舌でペニスの側面を舐め回し、キスを何度も落としてくる。柔らかい女の唇がペニスの柔肌を啄んでくるので、それだけで興奮してしまう。
「ちゅる……ちゅる……れろ……れろ……ちゅぱ……ああ、すごい臭いです。はあぁ……ん……ちゅ、男の人の臭い」
「マスターも感じているのですね。先から雫が零れていますよ……れろ」
ぴちゃぴちゃとペニスを啜る音がする。女たちは鼻息荒くペニスに群がり、一生懸命にカウパー液を舐め取る。
女にフェラチオをさせるときの征服感やぞくぞくとした快感は何度味わっても飽きることがない。
のどかもジャンヌも経験豊富とは言えない。
だからこそ、手探りでフェラチオの経験を積んでいて、素人が少しずつ上達していく様を眺めることもまた、一つの味わいでもあった。
「動いてますね。もう、射精しそうですか?」
「お好きなときに、いっぱい射精してくださいね」
二人の美少女に促されて、マオの精巣は大きく脈打った。
そんな風に言われて、我慢できる男はいない。まして、マオは超絶倫だ。精液を温存して、我慢に我慢を重ねる必要はまったくない。
「のどか、ジャンヌ。口開けろ」
短く命じると、のどかとジャンヌは言われたとおりに口を開けた。
「射精するぞ」
マオはペニスを扱いて、のどかとジャンヌの口を目がけて精を解き放つ。
勢いよく吹き出した精液は、そのままのどかとジャンヌの口と言わず美麗な顔を白く汚す。
「んあッ、あ、んん!」
「はう、熱ッ、あ、すごい……♡」
雄臭のする精液を浴びて、女はますます発情する。
条件付けされた犬のように、マオのペニスを見るだけで彼女たちの身体はセックスの準備を始めるし、精液の臭いに釣られて思考が蕩けていく。
精液を味わってしまえば、それこそセックスのことしか考えられなくなるだろう。
ヒロイン生協に所属する強大なヒロインであっても、マオの力は例外なく屈服させる。
マーリンたちの協力もあり、より堅固にマオに忠誠を誓わせた形になった。
惚けた彼女たちを押し倒し、順番に膣内を汚す。
激しい種付けプレスでのどかが仰け反り、野太く雄叫びのような絶叫を放つ。
バックからジャンヌのアナルを穿り返す。シーツを噛んで声を堪えるジャンヌは、その我慢が仇となって、最終的には壮絶な絶頂を迎えた。魔力がアナルから彼女の全身に行き渡っていくのが分かる。
この世界にやってきたサーヴァントには、マスターの存在は必須ではない。しかし、魔力をエネルギー源とすることに変わりはなく、マスターを得たサーヴァントはより強くなる。マオからの魔力供給に強烈な快楽が加わることで、ジャンヌはどんどんとセックスの深みに嵌まっていく。
目の前で行われる背徳的なセックスに、のどかもまた欲望の火を燃え上がらせる。
「あの、わ、わたしも」
凜々しいジャンヌばかりを見てきたのどかにとっては、美しい彼女の顔が法悦に歪む様は衝撃的だったし、それほどまでに狂ってしまうほどの快感に身震いする。それは恐怖ではなく期待から。のどかもまた、マオが与える快感に何度もイカされてきたのだ。
のどかとジャンヌを交互に抱きながら、マオは彼女たちにマーキングするように徹底的に精を注ぎ込んだ。
■
ブリンクウォールへの内通者を身内から出してしまうのは、エクシールにとって大きな想定外だった。
人道的な問題を多く抱えるブリンクウォールは、何十年も前からヒロイン生協の要注意国家として注目されていた。
これまで積極的にヒロイン生協が関わらなかったのは、ヒロイン生協が基本的に他の国々対して中立というスタンスであることに加えて、ブリンクウォール自体が小国であり、影響力が低いことやヒロイン生協の勢力圏からも離れていること、また、今まさに喫緊の課題となっている現代の魔王たちへの対処を優先しなければならなかったという事情もあった。
ヒロインたちのこの世界での生活の安定にも力を入れるヒロイン生協にとって、ブリンクウォールの悪行は目に余るものであったが、だからといって積極的に対立するには時勢が悪い。ヒロイン生協にも立場があり政治的にも複雑な利害関係ができあがっているのだ。
そんなヒロイン生協が、ようやく表だってブリンクウォールを敵として行動できるようになったのは、リドル・バージェスが周辺諸国に破滅的な戦争を仕掛ける可能性が高まっていることや、彼女自身の別世界の吸血鬼に由来する強力な不死性、そして世界を破滅させる可能性のある企てが危機感を醸成したからであった。
綺麗な理由だけではないだろう。
ブリンクウォールを快く思わない勢力は少なくない。
まして、ここ数年のリドルの手による自国民への虐殺が、ついにクロガネ大国国内でも展開されたとなれば、他国の出来事として放置できるはずもない。
ブリンクウォールの動きはクロガネ大公国の弱体化を加速させる。反体制派の根城とはいえ、自国民を他国軍に虐殺させるなど、クロガネ大公国はもはや国内を自分たちで統制することも難しくなっているのかもしれない。
大陸西部の覇権を担っていたクロガネ大公国の弱体化は、大きな社会不安を生み出す。それもまた、ブリンクウォールの狙いであろう。
リドルの計画が真実であれば、この大陸全土に影響しかねない大災害が発生する可能性が高い。何としても阻止しなければ、多くの人命を失うだけでなく、今後数百年に渡って大きな被害を及ぼし続けることにもなりかねないのだ。
だからこそ、ヒロイン生協はノワールにやってきた。
現状、大陸西部において唯一、ブリンクウォールと政治的な関係性を持たず、そしていざとなれば真っ先にその悪影響を被るであろうノワールならば、協力を得やすいと踏んでのことだ。
もちろん、異能で内部を探ることができないノワールの中ならば、中立という建前のあるヒロイン生協としても動きやすいという事情もある。
いずれにしても、ノワールとの関係性は今後の対ブリンクウォールの要であり、何としてでも友好関係を築かなければならないという中で、よりにもよってヒロイン生協の人間がブリンクウォールと繋がりを持っていたというのは手痛いスキャンダルだ。
エクシールはジャンヌとともに戦場でブリンクウォールの対応に当たってきたので、あの国の破滅的な行状を知っているし、許すことはできないと確信している。世界の危機という以前の問題である。この地に共にやって来た仲間たちも、志を同じくしていると思っていただけに、裏切られたという思いが強い。
胸の内に溢れる激情の炎を深呼吸で落ち着かせる。
ジャンヌは自らを焼き殺した者たちを恨んでいないのだという。それが虚言でないことは共に戦ってきたエクシールが一番よく分かっている。
ジャンヌ・ダルクという英雄の人生は、エクシールのいた世界にも伝わっている。完全な同一存在ではないだろうが、辿った人生は概ね同じだ。それで恨み辛みがないというのだから、ジャンヌの心身の強靱さと尊さには敬服するほかない。
心の底に秘めた激情が鎌首を擡げるのを、エクシールは恥じる。
ジャンヌのようにはなれない。
エクシールは理知的な人格の奥底に狂気を潜ませている。それを自覚しているからこそ、僅かな怒りや憎しみの感情すらも、エクシールにとっては恥の対象となるのだ。
ともかく、拷問いらずの「いどのえにっき」があるおかげで、余計な手間暇をかけることなく事実を聞き出すことができたのは幸いだった。
のどかがいなければ、調査にはより多くのコストをかけることになっただろう。
エクシールはため息を押し殺して屋敷の廊下を歩いた。
ブリンクウォールに対処しなければならないはずなのに、まさか身内から問題が噴出するとは思わなかった。気が重いとはこのことだ。
「どのような顔をしてマオさんにお目にかかればよいか」
容疑者逮捕から一日と立たず事件のあらましが纏まった。「いどのえにっき」で聞き取った内容をそのまま記録しただけだが、ここに書かれていることの大半はマオが承知の内容だ。新しい事実は特に出てくることはなく、影響は最小限に抑えられそうだし、ノワール国内の貴族の関わりもごく一部だったことがはっきりしたので、それだけは不幸中の幸いだった。
ランプの明かりが照らす廊下は、それでも薄暗い。神騎の力が大幅に制限され、人間と大差ない能力を強いられているエクシールにとって、これは不便だ。超常の感覚もすべて封じられていることで、今までどれだけ、神騎の力に頼って生活してきたのかを自覚させられた。
もう夜も遅い。
本来ならば、報告書を持って行くような時間ではないが、事案が事案だけに整い次第持ってくるようにとの命令が出ていた。
エクシールはマオの指揮下にいるわけではないが、拒否できるような状況ではないことは分かっている。
エクシールは陰鬱としながら、マオに報告書を持って行った。
マオの寝室は、オレンジ色のランプの光でほんのりと明るい。
香水だろうか。
甘い果物のような香りが室内を満たしていた。
そんな寝室の入り口近く、エクシールは立ち尽くしていた。
足下には持ってきた報告書が散らばっているが、拾おうという考えも湧いてこない。
足に根が生えたようだというのは、まさにこのことだ。
突きつけられた衝撃的な光景に頭が真っ白になって、何も考えられないのだ。
ぴちゃぴちゃと水音がする。
香水の香りの中に混じる淫靡な雄と雌の臭気。
「はあ、ちゅ……ちゅ……れろ……ちんぽ、熱い……はあ、はあ、れろぉ♡」
「固くて大きいです。もう、何回も射精しているのに、すごい……れろ、ちゅ、んちゅ♡」
何よりもジャンヌ・ダルクと宮崎のどかの二人がマオにフェラチオしているという光景が、エクシールに大きな衝撃を与えていた。
(どういう、ことですか……?)
エクシールはただ絶句して、目の前で情事に耽る同僚を見つめる。
一糸まとわぬ姿を男にさらし、自らすり寄ってペニスに奉仕している。
ジャンヌものどかも、見慣れた顔のはずなのに、今はまるで別人のようだ。見たことのない、まさに雌の顔をしている。
理解しがたい光景は、エクシールをその場に縫い付けるには十分過ぎた。書類を落としても気づかないほど、彼女は二人の情事で頭が真っ白になってしまったのだ。
(どうして、あの二人がこんなことを)
恋愛を否定することはない。ジャンヌものどかも元の世界がどうあれ、ここでは一個の個人だ。こちらの世界の男と恋仲になったとしても、おかしなことは何もない。だが、いくらなんでも二人同時に、同じ男と関係を持つというのは、あまりにもエクシールの常識を越えていた。まして、ジャンヌとのどかには、そのような気配は何もなかったし、このような関係を男と持つとも思っていなかった。彼女たちが、性的な不純行為とはかけ離れた生活態度だったのは間違いない。
だからこそ、このギャップはあまりにも大きく、普段のジャンヌとのどかから乖離している。
(何か、された? ブリンクウォールの刺客? それとも、マオさんからの催眠か何か?)
何とか頭を働かせる。
何の能力も行使できないエクシールは魔力を感じ取ることもできない。もしも、ジャンヌとのどかが操られていたのだとしても、エクシールに対処する術はない。
できることは考えることだけだ。
もしも、何らかの悪意がこの状況を形成しているのだとすれば、正さなければならない。
「あ――――あはぁ♡」
ジャンヌが黄色い嬌声を上げる。
ふやけた笑顔で舌を出し、粘性のある涎を零す。
マオに背を向けて腰を下ろしたジャンヌのマンコに極太のペニスが挿入されていた。
「マスターのチンポ! んんッ、奥、すごい、はぁん♡」
ジャンヌは心底から嬉しそうに叫び、腰を振っている。
エクシールがそこにいるにも関わらず、情欲に耽っているのだ。
(ジャンヌさん、あんな淫らな顔をして……)
ジャンヌの大きな胸が上下に揺れる。
結合部が粟立つほどの激しい上下運動。ジャンヌのマンコにペニスがしっかりと挿入されているのが、丸見えだ。
「ん……ん……んああッ、あ、エクシールが見てますから、はあん♡ あ、マスター、あ、あ、ああん♡」
「膣内がキツくなったぞ。見られて悦んでるんじゃないのか?」
「そんな、こと……んッ、あッ、はうッ、んんん♡ あ、あ、乳首を抓っては、んぁ♡」
「嘘ばっかり言うなよ。こんなにマンコキツキツにして。それとも、先にのどかとしたほうがいいか?」
「あん、意地悪言わないでください。エクシールに見られて、ふぅ、あッ、あッ、興奮してますから♡ み、認めますから、奥にいっぱいください♡」
ジャンヌは振り返りキスを強請りながら、腰をヘコヘコと振る。
そこに戦場に旗を掲げる凛とした乙女の姿はない。ただ雄に媚びるだけの雌が一匹いるだけだ。もとの容貌が美しいだけに、その堕落ぶりもまた美しい。
「あッ、い、イクッ――――ぃ、んひいいいいいいいいいい♡」
ジャンヌは大きく仰け反って、オーガズムに達した。
ペニスが膨らんで灼熱の白濁液を注ぎ込む。まるで生き物のように脈打って、ジャンヌの膣内に精を送り込んでいく。エクシールは、その一部始終を目に焼き付けた。
「ひッ、ひぁぁ♡」
ジャンヌは幸せそうに白目を剥く。膣から抜けたペニスをのどかがしゃぶった。じゅるじゅると離れたところに立つエクシールにもペニスを啜る音が届く。
(のどかとジャンヌが、どうしてこんなことを)
エクシールは三人の睦み合いを食い入るように見つめる。
そんなエクシールに視線を向けたジャンヌの表情は、完全に堕ちた娼婦も同然であり、凜々しさは欠片も存在しない。
そして、のどかもまたジャンヌと同じくマオの虜になっている。
マオとジャンヌの体液に汚れたペニスをのどかは美味しそうにしゃぶっている。一心不乱に、エクシールのことなど眼中にもない。
エクシールが息を呑む中、ジャンヌがベッドから下りた。
「エクシール、お待たせしました」
「え……?」
「仲間はずれにしてしまってすみません。あなたが来てからにしようと思っていたのですが、我慢ができなくて」
「何を、言っているのですか?」
「何って、マスターに愛していただくことをですよ」
ジャンヌはエクシールの元まで歩み寄ってくる。
本当にこれがあのジャンヌ・ダルクなのだろうか。
外見はそのままに内面は大淫婦にでもなったかのようだ。
「恋愛は人それぞれ自由だと思いますし、今はお仕事の時間でもないですけれど、やはり、限度があるのではないでしょうか」
「そうですね。ですが、これも仕方のないことです。マスターとの関係を良好にするのは、生協にとっても重要です。例え、この身を捧げることになっても、受け取る恩恵は遥かに大きいと思いますよ」
「そんな、身体を売るも同然の振る舞い、あなたともあろう方がなんて……ッ」
「そんなことを言って、あなたも期待していたんじゃないですか?」
ジャンヌが身体をエクシールに寄せる。
歴戦のサーヴァントらしく、その動きには無駄がない。エクシールの意識の間隙を突いて、間合いを詰めた。
ジャンヌはエクシールの股を擦る。
「ひッ、あッ」
エクシールは思わず声を上げてしまった。
ジャンヌはエクシールの下着の中に手を入れて、直接マンコを弄る。エクシールは膝をガクガクさせて、ジャンヌの手マンに感じさせられた。
「止めてください。ジャンヌさん、こんな……んふぅッ」
「そんなことを言って、抵抗しないじゃないですか。もう、こんなに濡らして」
「え……あ、そんな……」
エクシールのマンコから手を離したジャンヌの指先は、透明な粘液がたっぷりと付着している。エクシールの股から零れた愛液は太ももを伝って膝まで垂れていた。
「とても濡れやすいんですね。わたし、知らなかったです」
「ち、違います。こんなこと、ありえません」
「ふふ、でしたら、まさに身体は正直ということですね。マスターがお待ちですよ。エクシールの望みのままに、楽しんでくださいね」
耳元で悪魔が囁く。
エクシールの膣奥がきゅんと痺れる。
どういうわけか頭がはっきり働かない。この異常事態をありえないと分かっているのに、逃げることも抵抗することもできないのだ。そういう気持ちになれない。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
まるで発情した犬のように口で息をする。心臓がどくどくと高鳴って、依然として屹立する雄の象徴から目が離せない。
この部屋に充満する甘い香りの所為だろうか。呼吸をするごとに、欲求が溢れてくる。
「あ……あッ、これ……」
身体を蝕む欲望がエクシールを突き動かす。
のどかが口で勃起させたペニスは鋭く天井を向いている。
惹き付けられるようにエクシールはそれに顔を近づけて、床に膝を突いた。
「エクシール、物欲しそうな顔をするじゃないか」
「い、え……これは、違うんです。こんな、ん……はあ……あ、つい……はあ、う、ぅあ……」
顔を背けるエクシールだったが、視線は変わらずペニスに向いている。
生唾を飲み、理性と欲望の狭間で葛藤している。
「エクシールさん、いいんですよ。我慢、しなくても。わたしたちしかいませんから」
「のどかさん……そんなこと、今、言われると……ん……」
快楽を我慢するのは難しい。我慢しなくてもいいと言われると、なお困難だ。部屋中に立ちこめる媚薬のアロマが、日々夢の中で教え込まれた快感を無意識のうちに思い出させる。マオの雄臭がトリガーとなり、エクシールの肉体は瞬く間に発情し、理性を焼き尽くしていく。
(いけません。気をしっかり持たないと。これは、おかしい。こんな風になってしまうなんて、抵抗しないと)
エクシールが歯を食いしばる。
その時、マオがエクシールの髪を掴んだ。そして、強引に唇にペニスを押しつける。突然の乱暴に動転し、思考に空白が生まれる。そしてずるりと口内に入り込むペニスの強烈な味わい。
「んん――――ふむぅううううう♡」
エクシールの瞳が瞼の裏にひっくり返る。
恐ろしいほど強烈な快感が全身を駆け抜けたのだ。
発情した身体が夢の中での調教を思い出す。本物のペニスの味が、エクシールの雌を強引に浮き彫りにする。この日のために仕込まれていた調教の成果がエクシールの最後の理性を燃やし尽くした。
「ふッ、んッ、じゅる……じゅるるる」
頬を窄めてエクシールはペニスに吸い付く。
「んく……はあ、いいぞ、エクシール。少しばかり強引に進めたが、あっという間だったな」
「んむ……じゅる……チンポ……じゅるる……チンポ、熱い……んじゅる、じゅる、じゅるる♡」
エクシールは一瞬にして別人のようになった。
無我夢中で口内にペニスを弄ぶ。
吸い付き、舌で舐る。
その激しさは、一瞬前まで抵抗していたとは思えないほどの変わりようだ。
「エクシールさん、すごいです」
「仕方ないですよ。マスターのチンポですから」
「そうですね。エクシールさん、もっと強くしゃぶっていいですよ」
「はい。マスターのチンポは、絶倫ですから。負けないように頑張りましょうね」
ジャンヌとのどかがエクシールの隣に座り、「新人」に教えるように囁いた。
エクシールは言われるがままにペニスを根元まで咥えた。
喉奥を締めて、舌を絡ませる。唇でしっかりと竿を挟んで吸引する。
「ふう、ふう、んふう♡ じゅる……じゅる……じゅるる♡ じゅぶじゅぶ♡」
下品な音を立て、ディープスロートをするエクシール。
ジャンヌと同じように日頃の凜々しい顔を知っているからこそ、この落差は強烈な嗜虐心を煽る。
(どうして、チンポがこんなに魅力的に感じてしまうのですか。こんな、フェラチオなんて)
性知識が皆無というわけでもないが、決して縁があるという生活をしていたわけではない。フェラチオなど、したいとも思ったことがない。それが、涎を垂らして、ペニスを喉奥まで飲み込んで奉仕してしまっている。
いかがわしい音を立て、先端から滲み出るカウパー液を味わい、マンコを蜜で濡らしている。すべてがあり得ない状況にエクシールは困惑しつつ、徐々に胸に溢れる熱に流されてしまうようになった。
「んちゅ……れる、れる、れる、んじゅるる♡ じゅるる♡ ちゅぶ、ちゅぶ、ちゅぶ、んん~~~~♡」
より強く、積極的に舐めて、しゃぶる。舌を這わせてペニスの反応を見て、尿道からカウパー液を吸い出すように強烈にバキュームする。美しい顔が醜く卑猥に歪むのも気にならない。
口の中でペニスがひくひくと跳ねるのを感じる。
(感じている。間違いありません。もう、出そうなんですね)
射精の気配を口内に感じて、エクシールは責めを強める。
今か今かと射精の時を待ちわびて、激しくフェラチオに専念するのだ。
ぞくりとした快感がマオを襲う。
熱く蕩けるエクシールの口マンコがペニスに与える快感は強烈極まりないのだ。
美女の吸い付き。この光景だけでも射精ができる。左右にジャンヌとのどかがいて、熱に浮かされた彼女たちも視界に収まっている。その上でエクシールが懸命にペニスをしゃぶっているのだから、精巣は精液作りに全力を挙げるし、腰も浮ついてしまうのも無理もない。
「エクシール、イクぞ」
「ん……んん!」
エクシールの口内が狭まって吸引される。引きずり出されるように腰が浮く。ぬるりと蠢く舌が裏筋をなぞり最後の一押しとなる。
ペニスの先から溢れんばかりの精液が飛び出す。腰が溶けてなくなるのではないかと思えるほどの快感がマオを焼く。
「んんんんんんんんんんんんんんんん!!」
エクシールもまた口内射精に溺れている。
「んく……んく……じゅるる……ん――――ふ、はあぁ♡」
白濁液をすべて飲み干して、エクシールは満足げに吐息を漏らす。
「あ……ぁ……男の人の精液、飲んでしまうなんて」
「ふふ、エクシールもマスターの味を覚えてしまいましたね」
「ジャンヌさん、わたしは、わたしたちはどうしてしまったのですか……?」
「細かいことは考えず、今はマスターにすべてを委ねましょう」
「あ……ぁ」
エクシールは信じられないとばかりに目を見開く。
今、射精したばかりのペニスが元気を取り戻して勃起している。
「もう……? こんなに強く……なって……」
エクシールの子宮が切なさに泣いた。
眼前の雄の力にただの雌に成り果てたエクシールは強烈な魅力を感じた。
(このチンポがわたしの膣内に入ったら……)
そう思うだけでイキそうだ。
性欲の暴力がエクシールを狂わせる。
エクシールは切ない表情でペニスを掴み、ゆっくりと扱く。あたかも次に向けた準備運動でもしているかのように。
「エクシール。このまま、セックスするぞ。いいな?」
「……はい」
確認でも同意でもない。これは命令だ。通常の指揮命令など関係ない。雄が雌を従えるという単純な図式でしかない。
エクシールは当然のようにベッドに上がり、そして当然のように衣服を脱ぎ捨てる。
綺麗な身体である。
透き通るような真っ白な肌に母性を感じさせる大きな胸。色づきの良い乳首とマンコが白い身体によく映える。
ベッドに横たわるマオの上にエクシールが跨がる。
ペニスをマンコに押し当てて、腰を下ろしていく。
「あ♡ あッ、んんん♡」
「うぉ……うねる」
エクシールのとろとろマンコは何十もの複雑な肉襞を濡らしてペニスを迎えた。
根元まで包み込まれるまでに射精してしまいそうなくらいに気持ちがイイ。
そして、エクシールもまた感じていた。
熱く固いペニスが今まで届かなかった場所まで届いた。男と女の肉体的な結合。身体の内側まで異物が押し込まれる感覚にこれほどの快楽を伴うとは想像もしていなかった。
「あッ、あッ、大きい……♡」
「ああ、そうだ。エクシール。これが本当のセックスだ」
腰を突き上げるマオ。
その刺激でエクシールは軽く絶頂した。
「お、ふ♡」
「エクシールも腰を振れ」
「あッ、んあ……待ってください。今、そんなにされては、あ、あ、ああ♡」
エクシールの腰が跳ね上がり、上下に揺れる。逃げようとする彼女をマオは腰を掴むことで押さえつけて、ペニスを抽挿する。エクシールの体重が結合部にかかり、より深い繋がりになる。
「ふぐ……んふ……ああ、きゃあ♡ はぁん♡ あ、あ、どうして、こんなに……ぃ、ああ♡」
「エクシール、自分から腰振ってるの気づいてるか?」
「嘘、です、そんなこと、ぉ、あ、んん♡」
「俺はもう動いてないぞ」
「そ、んな、ぁ……あ、はあ……違うんです、ん、あ、あ、見ないでください」
ジャンヌとのどかの視線がエクシールには辛い。
同じ志を掲げてやってきた仲間の前でエクシールは騎乗位セックスに耽ってしまっている。自分の意思で身体を動かすことができない。快感に飲まれ正常な思考を維持できない。
「ん、はあん♡ あ、あ、んん、はぁあ♡」
パン、パン、パン、と勢いよく腰を打ち付けるエクシール。
夢中になって腰を振るエクシールもまた快楽の虜になっていると言っても過言ではなかった。
吸着してくるマンコの襞がカリ首を擦り上げる。
背筋を這うような快感にマオは呻く。
「あ、あ、あ、あ、んん、あ、んあ、はあ、あ、んん、ふうぁ♡ あん♡ 腰、止まらない、あ、ん、んはぁ♡」
「すごく気持ちよさそうですね、エクシールさん」
「あ、ん、違、います。これは、こんなはずでは……ん、はあ、ん」
のどかに話しかけられて、エクシールは咄嗟に否定する。
セックスしている事実は変えようがない。
しかし、それでも言葉にすることだけは抵抗しなければならない。そういう最後の理性が懸命に抗っているのだ。
そんなエクシールにのどかは微笑みかけた。
「……でも、エクシールさん。実はすごく楽しんでますね」
「え……あ、なッ」
エクシールは冷や水を浴びせられたかのようにぎょっとした。
のどかの手に一冊の本が召喚されていた。
「の、のどかさん、アーティファクト、ぉ♡」
のどかの「いどのえにっき」は本来のエクシールですら抗えない究極の読心術を可能とする。
「はい、エクシールさん。すごく気持ちイイって。口でどれだけ否定しても、心の声は誤魔化せませんから」
「そ、そんな、そんな! 違います。これは、違うんです! ん――――ふう、ううう!」
エクシールは愕然としながら否定の言葉を繰り返す。
そのエクシールを今度はマオが突き上げた。
「あッ、ああッ」
エクシールが喉を反らした。のどかに気を取られていたエクシールにとっては不意打ちだったのだ。さらにマオは身体を起こして、エクシールを組み伏せる。体勢を変えて、正常位で腰を動かした。
マオが主導権を握り、エクシールのマンコを犯す。のどかは「いどのえにっき」のページを捲り、エクシールに問いかける。
「エクシールさんの気持ちいいところを教えてください」
「ひッ……」
エクシールは顔を引き攣らせてのどかを見る。魔力を感じ取る力もないエクシールだが、「いどのえにっき」がエクシールの心を映し出しているのは理解できる。
のどかがマオに「いどのえにっき」を見せる。マオはにやりと笑い、エクシールの腰を掴んでペニスを押し込む。
「ぐ……ぃ、ひああ♡」
じっくりとした責め。マンコの奥深くにペニスを押しつけられて、小刻みに動かされる。激しさがない代わりにこれでもかとばかりにペニスの存在感を自覚させられる。
「はあ、はあ、んくぁ、ふう、ああぁぁ♡」
さらに焦らすように入り口付近にペニスが擦り付けられる。
深い挿入がなくなり、寂しさを覚えてしまうのだ。
(ダメ、こんな浅いところばかり。焦らされてる。さっきまであんなに激しかったから、急に弱められると)
「寂しくなるな」
「ッ……わたしの心」
「ああ、全部丸見えだ。すごいな「いどのえにっき」は、エクシールの淫らな本心がこうも赤裸々に出てくるとは思わなかった」
「わ、わたしは、そんなこと思ってません。嘘で、すぅ♡」
ずぶりとペニスで膣奥を突く。散々入り口で焦らした甲斐もあって、エクシールは一気に高みに登り詰める。
「んおぉ♡ おおおお♡」
びくん、とエクシールの腰が跳ねる。下品に舌を出して、表情を崩したエクシール。
(奥、深いッ。すごい、イクッ)
「イクのか?」
「ひ、ち、ちがい、あ、やめ、動かないでくださ、あ、あ」
エクシールは咄嗟に冷静になろうと深呼吸する。
その呼吸をマオの抽挿が乱す。
「マオさん、そのまま奥ぐりぐりするとイイみたいですよ」
のどかが隣でアドバイスする声がエクシールの耳に届く。
「のどかさんッ。ダメです、そんな。あ、んおおおおおお♡ それ、ダメです、おおお♡」
ポルチオを亀頭で圧迫されて、深く大きな快感がエクシールを支配する。目の前に星が舞う。全身を蝕む快楽の毒がエクシールの心を砕いていく。
「最高に気持ちイイから、もっと犯してください、だそうです」
「心の声はずいぶんと素直だな」
「ひがい、ます! そんな、思ってなひッ、はひゃ!? あ、あはぁ♡」
エクシールが腰を動かしマオから逃れようと懸命になる。当然、逃がさず快楽を与え続けるマオ。エクシールは何度イカされたか分からないくらいに絶頂を重ねて、すっかりグロッキーになっている。抵抗する力も弱くなり、膣の締め付けはそれに反比例するように強まる。
(わたしの気持ちイイところが、全部筒抜けになってる。抗えない)
「ひぃ……んはあぁ!」
エクシールの片足を持ち上げたマオは体重を掛けて膣奥までペニスを挿入する。
身体を捻り、シーツを掴むエクシールは目を見開いて絶叫する。
「ひい、んひぃ♡ あ、ああ、もう限界……ッ、あ、止めてくだ、さい、あ、ひい、イクの、無理です」
「……もっといっぱい犯してください、だそうです。奥が一番気持ちイイので、どんどん突いてほしいそうです」
エクシールの懇願を遮るようにのどかが言う。「いどのえにっき」のページを捲り、エクシールの心の声を代弁する。
「い、言ってません。思ってません、そんな、本当にもう、んお゛おおおおおおお♡ 待ってください、ぃ、休ませて、もう、イグ、へあぁぁ♡」
結合部から潮を吹くエクシール。
顔はだらしなく快楽に歪み、舌はだらりと口の外にはみ出している。ひくひくと痙攣する身体にマオのペニスが活を入れる。
「ひぎ、んひ、あへあ、んお♡ ああぁ、ひぁ、あ、んん、あああ♡」
(こんな的確に気持ちよくされる。「いどのえにっき」だけじゃない。マオさんがとても上手。わたしよりもわたしの身体を知り尽くされているみたい)
何をされても気持ちイイのだ。
肉欲に溺れていくのを否応なしに自覚させられている。
「んへあ、あ、んお……ふぐッ、あ、あ、あ、ああ……」
エクシールの抵抗はすでになく、膣肉は悦んでマオのペニスに食いついている。持ちうるすべての面を使ってぎゅっと搾るように吸い付いているのだ。
この快感はやみつきになりそうだ。腰が止まらないので、エクシールの懇願に耳を傾けるつもりは毛頭ない。
「本当にいいなエクシール。ここまで来たんだから、もっと楽しめ」
「ああ、ん、ん、ん、あ、あ~~~~♡」
マオはエクシールに体重を掛けてピストンする。
のし掛かって唇を奪う。柔らかい唇の奥に蠢く舌をあっさりと掴まえてディープキスだ。甘い唾液を交換し、鼻息も荒くマンコをかき回す。
「んちゅ……ちゅぱ……んん、んあ、あ、れろ……ちゅ……んあぁ♡」
(息ができない。無理矢理、唇を奪われているのに、これすらも気持ちイイなんて)
エクシールの胸に去来する絶望が悦楽に塗り替えられていく。
「ふう……んちゅ……れろ……んあ……あ、ちゅ……んん」
エクシールは自分から舌を伸ばしてマオを求めた。キスをしながらセックスするのが気持ちイイ。本能がマオの身体を求め、それをエクシールが実践する。
「あ、んあ……ん、んん~~~~♡ んふ、あ、ん……ん……んんッ、ちゅぱ、あ、ふあ、あ、あ、ああ♡」
(「いどのえにっき」は誤魔化せない。わたしの気持ちが全部、のどかさんに読み取られている。わたしは、この方を求めてしまっている?)
茫洋として判然としない意識の中で快楽だけが明確にエクシールの中で弾けている。
頭がはっきりと働かない。のどかが視界に入る。のどかが何か話しているが、もう耳に入らない。
マオのペニスが膨らんだ。
雄の力強い抽挿が最後の一押しを仕掛けてくるのだ。
(中で射精される!?)
直感したエクシールだったが、だからといって逃げることができるはずもなかった。しっかりと押さえつけられて、ペニスの先端がポルチオを叩く。それだけで抵抗の意思は砕け散り、快楽に喘いでしまう。
「射精するぞ、エクシール。しっかり受け止めろ」
「あ、あ、あ、あ、強ッ、ひ、ん、んん、ひは、あ、ひあん♡」
マオの高鳴りに合わせてエクシールもまた気持ちが最高潮に引き上げられる。
そして、ダムが決壊するように熱い精液が膣奥に注ぎ込まれた。
「あ、ああ、イクッ、んあ、あ、あ、あ、ああああああああああ♡」
(一番大きな波、気持ちイイ……♡)
エクシールはうっとりとしたアヘ顔を浮かべてひくひくと痙攣する。
マオはペニスを動かして、ぐちゅぐちゅと音を立てながらエクシールの膣に精液をすり込む。
「んお♡ お♡ ふおぉ♡」
だらしない顔でエクシールは快感の余韻に浸っている。
ペニスにしがみつく膣肉の圧力は変わらない。むしろ、精を味わったためか、もっともっととせがんできているようにも思えた。
「エクシールさん、頭が真っ白になってしまったみたいですね」
のどかは「いどのえにっき」をカードに戻した。
強力な魔法障壁すらも意味を成さない読心術系の最高峰に位置づけられるアーティファクトである。この力を使えば、言葉による誤魔化しは意味を成さない。自分の記憶をすべて消すか人並みの理性を喪失するくらいしか対処法はない。
エクシールがどれだけ強靱な意志を持っていようとも、彼女の弱点を聞き出すことは造作もない。のどかとともに戦ってきたからこそ、エクシールはそれをよく分かっていた。
「いどのえにっき」に浮かび上がる言葉はエクシールの心の声そのものだ。
言葉を並べてどれだけ否定しようとも、「いどのえにっき」は真実を浮かび上がらせる。
エクシールを追い詰めたのは、快楽とともにのどかの精神攻撃だった。魔術でも魔法でもない「いどのえにっき」を読み上げるというだけの行動だが、そこにはエクシールが必死に目を背けて否定した「真実」がある。
それはエクシールに「堕落した自分」を突きつける根拠となった。
「いどのえにっき」に描かれた言葉はエクシールの心の声そのものだ。
のどかに読み上げられた「自分の本性」にエクシールは絶望し、快楽が歪んだ心を満たしたのだ。
「いどのえにっき」は嘘をつかない。
それは絶対の真実だ。
だが、「いどのえにっき」の読み手が真実を語っているとは限らない。
エクシールは「いどのえにっき」の中身を直接確認はしなかった。
もしも、エクシールがその内容まで目を通していたのなら、結果は変わっていたかもしれない。