※この作品はR-18です。

異世界ヒロインが召喚される世界で好き勝手する話   作:もう万体

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第七十七話(ディアナ)

 青い流星が空から降ってくる。

 およそ自然界には存在しない神秘の光は、灼熱を湛えて地上を穿つ。

 耳をつんざく轟音と共に抉れた四方に散弾の如く瓦礫を飛び散る。

 青い光は大魔法級の威力を持つが、その着弾から発生する瓦礫の散弾も脅威だ。ディアナは弧を描くように斜面を駆けながら、剣を振るう。

 放たれた真空の斬撃が青い流星を両断する。

 空に大輪の花が咲いた。

 すでに戦場となった山の斜面は見るも無惨に掘り返されて、至る所に大小様々な穴が空いている。切り倒された木々が山肌を転がり落ちて軍道に積み上がっている。

 山は切り開かれ、穴だらけの肌を曝している。

 スピカとディアナの決闘場のようだった。

 聖鎧と聖槍で武装したスピカと青い宝剣を携えたディアナ。

 二人の騎士の激突は、山の景色を変えるほどの激しさだ。

 お互いに遠距離攻撃も近接戦闘もこなすことができるからか、決定打が遠い。

 スピカの光線をディアナの剣閃が斬り裂いて、その余波でさらに山肌に亀裂が生じる。

 いつ土砂崩れが起きてもおかしくはないというほど破壊され尽くした斜面を蹴って、槍と剣が火花を散らす。

 刃と刃を打ち合わせる度に、魔力が吹き荒れて轟風を発生させる。明滅する火花は数瞬と持たずに吹き散らされるということを幾度も繰り返した。

 スピカの槍もディアナの剣も、この世界のものではない。彼女たちの世界から持ち込んだ、彼女たちに紐付いた力の一端が具現化したものだ。激しくぶつかり合っても刃こぼれひとつせず、騎士の戦いに華やかな彩りを加えている。

 

「ッ……!」

 

 ガツン、と重たい一撃を剣で受けてディアナは後退する。

 華奢な見た目にそぐわずなかなかの怪力の持ち主のようだ。

 背中の翼は飾りではない。

 ディアナと同じ人間ではない。

 これほどの強敵との手に汗握る戦いは久しぶりだ。

 

「さすがに手強いですね。素晴らしい槍の腕前です。わたしからの賞賛など、不要でしょうが……」

「いいえ、ありがたく頂戴します。そして、あなたの剣も素晴らしい。この結界の中にいながら、これほど抵抗できるとは、心底から感服します」

「やはり、この不可解な力は環境要因ではないようですね」

「察してはいたのではありませんか?」

 

 ディアナは答えない。

 四肢に力が入らない状況に変わりはない。魔法騎士たちは身体的な異常までは感じていないようだったが、ディアナは能力が弱まるというだけでなく、身体に力が入らないといった症状まで出ていたのだ。

 一方で、スピカはどうやら万全の状態だ。

 ディアナの能力だけが低下している。

 能力制限はこの山の特徴ではなく、ノワール側で操作可能な何らかの魔法の類だ。

 だとすると絶望的な状況だ。

 相手にデバフをかけるのは戦場の基本ではあるが、これほど強力なものは類を見ない。

 このような力が広まれば戦の常識が根底から覆る。

 クロガネ大公国の軍備では、ノワールには勝てない。

 どれほどの大軍を擁していても、どれだけのヒロインと魔法技術を駆使しても、この山を抜くことは不可能だ。

 

「降服するのなら、今ですが」

「すると思いますか?」

「いいえ。あなたはそんな性質ではありませんね」

 

 剣を構えるディアナにスピカは槍を向ける。

 

「しかし、残念です。あなたと正々堂々と決着を付けることがわたしにはできない」

 

 スピカは顔を曇らせて小さくため息をつく。

 ディアナは侮られたと内心で苛立つが、この僅かな接触だけでスピカの性格は理解できた。とてもまっすぐな性格だ。生真面目で融通が利かない。ディアナの能力が制限された状態で戦うことに、罪悪感を抱いてるのだろう。

 なるほど、それは美徳だ。

 味方であれば、信用に値する人格だろう。

 だが、ここで引くわけにも降服するわけにもいかない。

 勝ち目のない戦いだということは理解した。だから、潔く負けを認めるかというと、それはない。ディアナにも意地がある。能力が制限されたから降参しましたでは、格好が付かない。

 ありったけの力を剣に込める。

 また余力はある。

 震える手足にむち打って、剣を振り抜くことは可能だ。

 

「はあああああああああああ!」

 

 力が削がれるのなら、削がれた分を補充する。

 火事場の馬鹿力だ。

 青く輝く剣の軌跡が、巨大な刃を作り出す。

 大型の魔物すら斬り伏せるディアナの斬撃は、スピカの聖鎧に傷を付けることすらできずに散った。

 目を見開くディアナは、膝から崩れた。

 力を使いすぎたのか、あるいは結界の力が強まったのか。

 視界が青く染まる。

 眩く輝くスピカの光がディアナを押し流した。

 

 

 

 ■

 

 

 

 ディアナが目覚めると、そこは白い部屋だった。ベッド以外は何もない無機質の極みといった部屋であった。

 窓がないので外部の情報は一切なし。驚いたことに身体を拘束するものもない。手枷も首かせもないのだ。

 

(なるほど、まったく力が使えない)

 

 不用心ではあったが、意味は分かる。

 今のディアナは愛剣を呼び出すこともできないし、力尽くでドアを破壊することもできない。一切の抵抗ができないほどに力を制限されているのだ。幸いにして手足は動くが、握力は子どもと同程度にまで低下しているはずだ。

 貫頭衣一枚を着せられているだけで、衣服はない。自分の服がどこに行ったのか、と気の抜けた疑問が頭を過ぎった。

 

(力は使えないが、それ以外に身体に異常はない。治療をされたか?)

 

 ほぼ無防備の状態でスピカの攻撃を受けた。

 本来ならば、この身体は回復不能なほどのダメージを負っていてもおかしくはなかった。

 治療した上でこの独房に繋がれているというのは、自分を捕虜として扱うという意図があると思っていいのだろうか。

 思えば、スピカは最初から本気ではなかった。

 ディアナの能力を封じていたのだから、もっと容易にディアナを倒せたはずだ。

 初めから、ディアナを捕縛するつもりで動いていたのだろう。

 と、そこで無造作にドアが開いた。

 入ってきたのは、黒髪の男だ。 

 

「もう目が覚めたのか。さすがはユイの魔法だな」

 

 男はディアナが目覚めたことに驚いた様子だ。

 

「……あなたは?」

「ノワールの領主をやってるマオだ」

「……何? ノワールの領主?」

 

 ディアナは驚愕に目を剥いた。

 今まさに攻め込んでいる敵国のトップが、目の前に現れたのだから驚かないほうがどうかしている。

 クロガネ大公国はマオを討つことも公言しているのだ。

 

「信じられないな……まさか、ノワールの領主が捕虜に護衛も連れずに会いに来るとは」

「普通ならあり得ないが、君は別だ。クロガネ大公国の騎士団長の一人で、ヒロインの中でも特別だ」

「戦はどうなったのか、伺っても?」

「近いうちにクロガネ大公国の連中は壊滅する。この国に踏み込んできた敵は、二度とノワールを敵に回せないように徹底的に叩く。当然だろう?」

 

 それはディアナの問いへの答えではなかった。

 今がどうではなく、この戦へのマオの心意気でありノワールの方針だ。

 

(今はまだ負けていませんか)

 

 これからクロガネ大公国を壊滅させる意気込みだということは、また戦は継続中ということだ。脱出して軍に合流する機会を窺うことも無駄ではない。

 

「言っておくが脱出はできないぞ。この牢獄はお前のような罪深いヒロインを収監するための施設だからな」

「わたしが罪深いですか」

「自覚がなかったか?」

「いいえ。戦場で剣を振るったのです。虜囚となることも、貴国で裁かれることも覚悟しています」

「殊勝だな」

 

 マオは嘆息した。

 ディアナはクロガネ大公国でもかなりの上級幹部だ。彼女は騎士団長の要職に就いていて、この戦では彼女の部下も活躍しているし、教え子たちも北と南の両方で戦っている。

 この戦では騎士団長としての働きよりもヒロイン個人としての働きのほうが目立っていたようだが、ディアナは騎士たちの精神的支柱の一つであった。

 捕虜となったとき、騎士たちの上に立つ立場のディアナの罪が問われるのは当然だった。

 

「お前を罪人として裁いてもいいんだが、ヒロインを裁くのは、生協と手を組んだ手前ちょっと面倒なんだ。それに、こんなところでヒロインを失うのももったいない。スピカも言ったと思うが、降服してこちらに付くというのなら、相応のポストを用意しよう」

「そういうことでしたら、お断りします。これでもクロガネ大公国の騎士団長を拝命した身です。命惜しさに裏切るような真似はできません」

「スピカの言うとおり強情だ。まあ、なら仕方がない」 

 

 どん、とマオはディアナを突き飛ばした。

 

「きゃッ……!」

 

 ベッドの上に倒れ込むディアナ。

 

「な、いきなり何を……ん!」

 

 抗議するディアナの頬を掴み、マオはディアナの唇を奪う。強引な口付けにディアナは目を白黒させた。

 

「ん……んん……! んく…………ぐ、んはあ!」

 

 顔を逸らしたディアナは尻餅をついた姿勢のまま後ずさりする。口元を手で拭いながらキッとマオを睨み付ける。

 

「どういうつもりですか?」

「どうもこうもこういうつもりだ。これから、ディアナには立場を分からせてやるってこと」

「捕虜を辱めるつもりですか!? それが、ノワールの領主たる者の姿ですか!? ぐ、ぅ!」

 

 ディアナを押し倒したマオはその服を捲り上げる。力尽くでディアナを屈服させるという意図がありありと見えている。ディアナは嫌悪感と侮蔑に目を怒らせる。

 そんなディアナの口にマオは指を突っ込んだ。

 

「一方的に戦を仕掛けてきてよく言う。お前をここまで運んだのはお前がヒロインで使い道があるからだ。そうでなければ、誰が好き好んで大公軍の人間をパラディクレールまで連れてくるものか。ましてや指揮官級の人間を」

「んぐ……く……う、うえ……あが」

「降伏を選ばなかったお前の道は一つだけ。俺に飼われる忠実な犬になることだ。それ以外に選択肢をくれてやるつもりはない」 

「んお……ご、おぉ、お、え……が、ぁ……あ」

 

 ディアナは抵抗することができずマオの指に口の中を弄られる。喉の奥がきゅっと締まって、吐きそうになる。 

 マオはディアナの舌を引っ張り出して、人差し指と親指で揉みながら、吐き捨てるように言った。

 

「ヒロインの騎士団長様が捕まったというから、俺が直々に来たんだ。ありがたく思えよ。最初から、本気でお前を壊しにかかるからな」

「あ、くぁ、かはぁ」

 

 舌を離されて、ディアナは咳き込んだ。

 当初は友好的な雰囲気すらあったマオだが、ディアナに対してというよりもクロガネ大公国に対して怒りを抱いているというのは明白だ。

 その怒りにはまっとうな理由がある。

 今回の遠征は大公の発案で強権的に決められたものだ。

 確かに大公はノワールとの戦いで息子を失い、一時は大きく消沈した。ノワール憎しとなってこれを滅ぼそうとするのは親の情けなのだろうが、攻め込まれるノワールからしたらたまったものではない。

 騎士団長という重要ポストに就いているディアナに怒りの矛先を向けるのも、間違ってはいないのだろう。

 ヒロイン生協への配慮から裁判にかけて死罪を宣告するということはしないが、マオに有益な存在になってもらうことで表面上は「司法取引」した形とする。

 

「どうあってもお前に選択肢はないのだから、素直に今を楽しめばいい」

「ふ、ざけないでください。あなたのような男に従うくらいなら死んだほうがマシです」

「騎士団長だけあって強情だが、ここでは無意味だ。まあ、実際に経験したほうがいいだろう」

 

 マオのペニスはすでにいきり立っている。

 何人ものヒロインを堕としてきた魔性の肉棒は、まるで別種の生き物のように脈打ち、ギラギラした欲望の火を灯す。

 

「な、なにを、そんなものを出して、どういうつもりですか!?」

「事ここに至って理解していないなんてことはないだろう。ディアナ。お前をクロガネ大公国の騎士団長からノワールの雌犬に作り替えてやる」

 

 ディアナは抵抗しようとして身体に力が入らないことに絶望する。起き上がることすらできず、ベッドの上を芋虫のように這うしかないのだ。

 

(身体が動かない。どういうことですか。このままでは、この男に辱められてしまいます。何とか、何とかしなければ!)

 

 ディアナの内心の焦りなど、まったく意に介さないマオはディアナの腕を払い、強引に股を開かせる。弛緩した両足は、マオを撥ね除けることはできずディアナの抗議は馬耳東風の如く聞き流す。

 ディアナのつるつるのマンコはさすがにまだ濡れていないが、それすら関係がない。

 

「ま、待って! ……あッ、ひぎいいいいい!?」

 

 響き渡る悲鳴はペニスをマンコにねじ込まれたことによる苦痛だ。

 さすがの騎士団長も鍛えようのない部位を無理に押し広げられれば苦悶する。

 

「初物だったのか。意外だな」

 

 結合部から血が滲む。

 破瓜の出血である。

 

「あ……ぎ、ぐ……よくも、わたしを……いッ」

 

 マオはペニスをさらに押し込み、ディアナの膣を広げる。

 濡れていない膣内は処女だったこともありかなりキツく、滑りが悪い。ディアナの表情は痛みに歪み、唇を噛み締めて耐えている。

 

「痛いんだったら泣いてもいいぞ」

「外道め。あなたのような人間が、国を治めるなど……んぐ、う……嘆かわしい」

「大公に比べればマシだと思うぞ。お前がここにいるのも、大公が戦を仕掛けてきたからだろうが」

「ぐ……あああ!」

 

 思い切り、ディアナの膣奥を突く。

 快感よりも痛みが上回っている。

 目尻に涙が浮かんでいるが、歯がみしながらディアナはマオを睨み付ける。

 女が痛みに藻掻く姿より快楽に悶える姿のほうがずっと好きだが、クロガネ大公国の騎士団長を優しく扱うことはできなかった。

 乱暴に膣の中でペニスを扱く。

 ディアナを女ではなく、道具のように扱った。 

 

「かはッ、あッ、ぐッ、くはぁ!? あ、お、ぐッ、ぐああ!」

 

 ディアナからすれば、胎内を内側から殴られているような感覚だっただろう。無防備な内部からの突き上げは強烈だ。ディアナが鍛えた肉体はまるで役に立たない。

 破瓜の痛みも消えない中で濡れていない膣内で抽挿されるペニスに快感など感じない。ただ痛いだけだ。初めてを無理矢理奪われたショックと止むことなく続く痛みがディアナを責め苛む。

 

「はあ、んぐッ、ぐぅ……ッ、あッ、ぐ、ぅ……あがッ、うああッ」

 

 ガツン、ガツンと膣奥にペニスが当たる。

 ボディブローのような重たい衝撃に吐きそうになる。

 目の前が揺れる。

 膣の刺すような痛みが、ディアナを奮い立たせた。

 乱暴されて屈服することはできない。むしろ、このような卑劣な行為で女を手に入れることはできないのだと理解させるためにも、絶対に負けるわけにはいかない。

 騎士団長としてだけでなく、女としてマオのような卑劣漢に一矢報いなければならないのだ。

 

 

 マオがディアナを犯していたのは二十分程度であろうか。

 膣内に射精して、満足したら独房を出て行った。

 本当にディアナを性処理の道具のように扱っている。

 そのことに今更ショックは抱かない。

 罵る言葉も思いつかない暴挙に呆然としたものの、心は挫けていない。

 とはいえ、マオの行いはもちろん否定されるべきものではあるが、ディアナも清廉潔白ではない。侵略戦争に加担しているのだから、ノワールにとっては罪人だ。その領主であるマオが自分に怒りをぶつけるということ自体は妥当性がある。無論、それは捕虜を強姦するという形で表すのは非難に値するものではあるが。

 ヒロインという立ち位置の女たちが、一部を除いて厳しい環境に曝されているのをディアナは知っている。

 特別な力はないが、ヒロインという価値はある。

 そんな女たちがクロガネ大公国内でも酷い目に遭っている現実がある。ディアナの力で対応できた者もいたが、手が届かない者もいた。そうしたヒロインたちはきっと今のディアナに似た境遇に追いやられたのだろう。

 今日はもう疲れた。

 気力も体力も失ったので強い眠気が襲ってきた。これ以上起きていても、時間を無駄にするだけだ。ディアナは、ベッドに身体を投げ出すようにして眠りに落ちた。

 

 

 

 ■

 

 

 

 初めてマオに犯されてから、どれだけ時間が経ったか分からない。時間感覚はすでになくなって久しい。睡眠の回数は四回になるが、だからといって日数を計算する指標にはならない。体内時計もおそらくは狂ってしまっている。

 マオには五回犯された。

 強引に服を捲り上げられ、乱暴にペニスをねじ込まれる。そして、腰を何度も打ち付けられて痛みに耐えている間に中出しして帰っていく。

 気ままに性欲は吐き出して、それで終わりの関係だ。

 気がつけば破瓜の痛みはすでになく、初めての時の傷も治っていた。

 

「ディアナ、もっと愛想良くしてみたらどうだ?」

「いいから、早く終わらせてください」

 

 つれなくディアナは言う。

 マオに愛想を振りまく理由など何もない。

 独房に閉じ込められて、いいように性処理に使われているだけなのだから。

 

「まあ、いい。その鉄面皮もそろそろ見飽きたからな」

 

 マオはディアナの乳首を指で弾く。

 それからマンコを撫でて、クリトリスを愛撫する。

 

「挿入しないのですか」

「するさ。ただ、その前にちゃんと準備はしないとな」

「何を今更。散々、無理矢理犯してきた人が」

「どうしたところで刃向かえないと理解したんじゃないか?」

「この程度で女を屈服させられると思ったら、大間違いです」

「女全員がどうかは知らないが、お前はどうだろうな」

 

 マオは指をくの字に曲げてディアナの膣内を弄る。

 ディアナの胎内は熱く肉襞が重なり合っている。それを解きほぐしながら、Gスポットを優しく撫でる。

 

「んッ……ぅ」

 

 ディアナが小さく反応する。

 ひくひく、と腰が震える。

 

「どうした?」

「何でもありません」

 

 否定するディアナは視線を逸らした。

 マオはじっくりとマンコをかき回す。激しくはせず、三本の指を使ってゆっくりと膣穴を広げる。クリトリスへの刺激も忘れない。親指を器用に使い、ぐりぐりと押し込んでマンコを穿る指と連動させて刺激を与える。

 

「ほ、うく……ん……んんッ、あッ」

「可愛い声を出したな。感じてるんじゃないか?」

「そんなはず、ないでしょう」

 

 強気を崩さないディアナだが、マオの指先はディアナが軽イキを繰り返しているのを感じ取っていた。肉襞を指が撫でる度、腰が微細な痙攣をする。

 マオに犯される間に、挿入されることに慣れてしまったのだ。そうなると性器としての機能を最大限に活かすことになる。マオという雄を受け入れるようにディアナの肉体は本人の意思に関係なく雌の機能を充実させる。

 今日は今までのような一方的なレイプではなく、たっぷりと時間をかけてディアナに性の喜びを教え込む日だ。

 膣から指を抜くと、透明な液体で指が濡れている。マオは指をディアナに見せつけた。

 

「ディアナ、もうすっかり濡れているようじゃないか?」

「生理現象でしかありません。そんなことで得意げにならないでください」

「感じているという事実に変わりはないぞ」

 

 マオはディアナを起こすと背後に回った。そして後ろからディアナを抱きしめる。もちろん、ディアナに抵抗することは許されない。鍛えられた両腕ががっちりとディアナの上半身を抱え込み、乳首とマンコを同時に愛撫し始める。

 

「うく……! んッ! ふう……! 離して、ください! こんなことをしても無駄ですよ!」

「無駄かどうかはやってみないと分からないだろ。今日はディアナを気持ち良くしてやることにしているからな」

「ご冗談を。あなたなどに触れられても気持ちが悪いだけ……ん」

 

 大きな乳房を揉みしだき、乳首を抓る。

 さらにマンコを今までよりも強めに穿る。指を出し入れする速度を上げて、大きく動かす。

 

「ん、ん、ふう……ふう……ん……あ……ん……んん……んあ……はあ……んんん」

 

 くちゅくちゅく、くちゅくちゅ、とディアナのマンコはたっぷりの水気を孕みマオの愛撫に応えている。

 本人は頑なだが、身体のほうはずいぶんと素直だ。

 マオの問いかけに間髪入れずに解答してくる。

 

「息が乱れてきたぞ。平常心を保たないと、イッてしまうぞ」

「く……ぅ……んんッ!」

 

 悔しげなディアナの唇から甘い声を漏れる。乳首を抓り、クリトリスを摘まんだからだ。

 

「はあ……はあ……ふう、あッ」

 

 ディアナの腰がひときわ強く震える。

 

「イッたな?」

「く……ぅ」

「答えろ。イッただろ?」

「違います……イッてません」

「そうか。なら、イクまで続けないとな」

「な……んくぅ♡」

 

 ディアナをより強く責め立てる。

 胸を揉み、乳首を抓る。それも強弱を付ける。表面を焦らすように引っ掻いて、勃起した乳首を痛いほど抓る。ディアナが震えると解放して、それからまた弱い刺激を与えていく。蓄積した快感をクリトリスやマンコと連動させるように下半身にも愛撫を加える。

 Gスポットは特にお気に入りだ。浅いところを愛撫した後で、くの字に曲げた指で引っ掻くと面白いくらいにはっきりと腰をひくつかせるようになった。

 

「はあ、はあ、んあッ、あ、なぜ、こんなッ、はあ……ふう……うう♡ んふぅ♡」

「声が出てきたぞ。我慢しなくていいのか?」

「違います、これは、ぁ……はぁあ♡ お、おお♡」

 

 またディアナの腰が浮き上がる。

 いよいよ腰を押さえておくことができなくなってきたのだ。

 マオの指技につられて、腰をグラインドさせている。身じろぎするディアナの首にキスをして、耳に舌を這わせる。

 

「あ、ひぃ……! なんてこと、気持ち悪、い、ひう♡」

 

 ディアナはおぞましい感触に震えるが、それもマンコと乳首の快感に打ち消される。

 

(何ですか、この感覚……いつもと違う……!)

 

 何度もディアナの腰が浮き上がり、そのたびに強い快感が襲いかかってくる。痺れるような快楽が背筋を通って脳に達する。まずいと思う間もなく果ててしまう。身体がマオの愛撫を受け入れ始めている。

 

「だ、ダメです。離れてください、ぃ、はあん♡」

 

 悶えるディアナはマオを引き離そうと腕に力を込めてマオの手を掴むがビクともしない。それどころか、マンコを穿る指がさらに強く加速して、淫らな水音を奏でる。

 耳を直接舐めて音を聞かせる。

 それもディアナの卑猥な欲望をかき立てることになる。

 

「あ、あ、あ、んああッ、やめてください、それ、んふぅ♡ あ、あう♡ あ、あ、あ、い、いや、ダメ、指、止めて、お、んああ♡」

 

 突き抜ける快楽があった。

 ディアナは背中を反らして盛大に果てる。

 大きくのたうち、目を見開く。

 信じがたい絶頂は快感を認識することすらできなかった。

 

「あ、あ――――なんですか、今の感覚……頭、真っ白に、あぇ……」

 

 オーガズムの余韻を残したディアナをマオはベッドに投げ出す。

 淫らな騎士団長の姿にマオのペニスはすっかり元気だ。

 

「うあ……」

 

 ペニスを見て、ディアナが後ずさりする。

 明らかに今までと反応が違う。

 前戯を経てディアナの身体は快感をすり込まれている。火照った彼女の肉体は今まで作業として犯されていた時とは異なる反応をペニスに見せる。

 

「準備OKだな、ディアナ」

「待ってください、休憩を……今、それは、いけません。ダメです!」

「ダメなものか。そもそもセックスするための前戯だぞ」

「認めません! あなたとセックスなんて、絶対に、あ、離れて!」

 

 ディアナを押さえつけ、ペニスを膣口に当てる。

 クロガネ大公国の騎士団長もヒロイン無力化の影響下では赤子に等しい。

 すでに五度もペニスを挿入したマンコだ。手こずることなく簡単に挿入する。ずるり、と膣内に押し込まれたペニスを出迎えたのは、びしょびしょになった肉襞たちだ。

 

「ひあああああああああああ♡」

 

 そして、甘ったるい嬌声がディアナの唇から溢れ出す。

 

「ふふふ、今までと全然違うぞディアナ。お前のマンコ、ぎゅうぎゅう締め付けてくる。そんなにこれが欲しかったのか?」

 

 問いかけながらパンと強く肉を打つ。

 

「ひああ♡ 違います、違うんです♡ こんな、身体、わたしじゃ、ないぃ♡」

「いい加減認めろ。敵国の人間にマンコ扱かれたくらいであっさりイキまくってる雑魚マンコめ」

「あぉ、んおああああ!?」

 

 ずるずるペニスを引っ張って強く打ち込む。

 ディアナは舌を突き出して、叫んだ。

 ディアナの知らない強烈な快感が、全身を強打していく。

 

「ひい、ひい、くぉ……んああ♡ イ゛ぃ、あが……へああ♡ なんで、こんなに、感じて、んんん♡」

 

 マオはディアナの腰を掴み、ペニスを抽挿する。

 ディアナは枕の上で首を振り、快感を振り払おうと必死だ。

 勃起したペニスはディアナのマンコを奥深くまで侵略している。

 今まで処女だったディアナが百戦錬磨のマオの性技に抵抗できるはずがないのだ。まして、ヒロインである以上どうしたところでマオに堕とされる運命だ。

 それを知らないディアナは激しく困惑している。

 マオの言うとおり敵国の人間に犯されていながら、ディアナの身体は壮絶な快感に震えている。

 その許しがたい矛盾に、ディアナは動揺し、精神が揺れ動く。

 

「はあぁ……んお、おッぐッ、あああ!」

 

 マオのペニスはディアナの弱点を覚えている。

 無表情を気取ってきたディアナだったが、隠しきれない発情の気配はあった。過去の性交の中でマオはディアナの性感帯を把握していたから、ここで一気に突き崩す。

 浅いところをカリ首を擦る。クリトリスも指で刺激しながら快感を溜め込む。唇を噛むディアナは、次にくる深い挿入に備えて呼吸を整えているのだろう。

 今、ディアナにできる数少ない抵抗は、マオに屈しないように心を保つことだ。

 

「深いとこいくぞ、ディアナ」

 

 と、わざわざ教える。

 そして、ゆっくりと挿入していく。

 ディアナにペニスの感触を覚え込ませるように。

 

「う……ぉ……おおぉ」

 

 膣内が広がっていく。

 何段にも重なる肉襞を攻略しながら、ペニスが一番奥深いところに到達する。

 

「うぅ、お……」

(お、大きいのが、わたしの膣内を広げています。ビリビリする。分かる。男の形がはっきりと!)

 

 ディアナは深呼吸しながら火照った身体を冷まそうとする。

 ディアナの膣内でマオのペニスは時間を掛けて前後する。

 カリ首を肉襞に引っかけるように力を込めて、ペニスを形を覚え込ませるように膣壁に擦りつけながら。 

 そして、ポルチオをノックすると、ディアナの子宮口をこじ開けるように最奥にペニスを押しつける。

 

「お! おひ! へああああ!?」

 

 指では決して届かない場所だ。

 もちろん、ディアナも感じたことのない深い快感である。今まで頻繁に攻められていたGスポットの快感も強烈だがこちらは別種の快楽だ。

 

「い――――ひぅ、あ、く、うううう♡」

「どうしたディアナ。もう限界か? いい加減堕ちて雌犬になれ。そうすれば、身の安全は保証してやる」

「ふうー♡ ふうー♡」

 

 ディアナは吐息も荒くマオを見上げる。

 わなわなと震える唇を開いて、答える。 

 

「侮らないでください。わたしは、クロガネ大公国の騎士団長です。このような暴虐には決して屈しません」

 

 それを聞いてマオは気分を害することなく、むしろ喜んだ。

 そして、抽挿を再開する。

 何度も何度もポルチオを突く。執拗に執念深くディアナの膣奥を解していく。

 

「ん、ん、ん、ん! ん! あ! くぅ……う、あ、んん!」

 

 パン、パン、パン、パンとリズミカルにしつつ、時折強弱を変え、ディアナを翻弄する。快感への耐性を付けさせない。刺激に慣れないように、責め方を少しずつ変えていく。

 

「お……んお……お……いぅ……んあん♡ お、ほお♡ おお♡ い、イイ♡ んおお♡」

 

 必死に快感を我慢するディアナ。

 しかし、その表情は少しずつ崩れてきている。快感を堪えなければならないという心と快感に屈しつつある身体がせめぎ合っているのだ。それが表情に表れている。騎士団の長としての顔と雌の顔が交互に現れる。

 

「くぃ、んん、このようなものに、わたしは、負け、ません。んぉお♡」

「ものじゃない。チンポと言え」

 

 ずん、とひときわ強くペニスを押し込む。

 ディアナは予想以上の衝撃に一瞬気を遠くし、叫んだ。

 

「あ、ああああああ♡」

「チンポと言えと言ったぞ、ほら」

「あ、あ、チ、チンポ、おほぉぉお♡」

 

 快感で頭が真っ白になったディアナには、自分が口走った言葉の意味が理解できていない。卑猥な言葉を叫んだという自覚もないのだろう。

 心がどうあろうと身体はすでにマオに屈しているのは明らかだ。

 今のディアナはポルチオ一突きで絶頂する。

 それほど感じているディアナの膣内をマオは何度も何度も突き続ける。

 過呼吸になりそうはほどディアナは絶頂を繰り返し、汗の雫を飛ばしながらのたうち回る。

 

「ち、違う、今までと全然違います。んああ、止めてください。こんな、教えないで、お、おまんこチンポおしえないでぇ!」

 

 マオは身を捩り快感から逃げようとするディアナの腰を掴み、ペニスを叩き込む。

 攻め寄せてくる絶頂の気配に恐怖したディアナに追い込みを駆けるべく激しくペニスを動かす。

 

「ひぃいいいいいいいいいい♡ 強い! それ、はげしすぎりゅうう!」

 

 呂律がおかしくなるディアナの膣奥に狙いをつけて、マオは腰を沈めて抉るようにペニスを根元まで突き刺す。

 ほんの少し前まで処女だったとは思えないほどの感度のよさ。ディアナの膣の気持ちよさはマオを射精させるのに十分過ぎる。

 

「ディアナ、受け取れ!」

「ひぃ!」

 

 快感で蕩け恐怖に引き攣るディアナの膣内にマオは射精した。

 

「ひああああああああああああああ!?」

 

 仰け反ったディアナはこの日一番の大絶叫をした。

 ぎゅぎゅぎゅぎゅっと膣が締まって精液が吸い上げられていく。

 

「いぃ、ひいいいいいん♡ んお゛おぉ♡ イグ、いぐぉ、おおおお♡」

 

 ディアナは白目を剥いた。

 強烈な快感と精神的ショックが彼女の意識を吹き飛ばしたのだ。

 ディアナの膣内で射精を終えたマオはペニスを引き抜く。

 

「お、うぅ」

 

 ディアナは快楽に蕩け堕ちた表情のまま反応を示さなくなっていた。

 マオはそんなディアナの口元にペニスを持って行き、口内に押し込む。

 

「んぶ、じゅる……んんじゅる」

 

 ぬるぬるした口の中でペニスを綺麗にすると、身支度を調える。

 こうして女を抱いている間にも戦は進んでいるのだ。 

 クロメというヒロインもヒッポリュテが確保した。他にもクロガネ大公国はヒロインを動員しているが、そのヒロインたちもそう時を置かず捕縛される。

 この国にヒロインで侵攻した時点で過ちだ。それをクロガネ大公国はその身を以て思い知ることになるだろう。




ディアナ編もうちょっと続くんじゃ。
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