異世界ヒロインが召喚される世界で好き勝手する話 作:もう万体
――――酷い光景を見せられている。
アリーシャは虚な瞳で目の前で繰り広げられる凶行を見つめている。
ぶらぶらと揺れる豊かな乳房。
愛らしく尖った乳首。
男を蠱惑する卑猥な女の形だ。
「お、お、おふ♡ おほぉ!? んおおおおおお♡」
もうずっと耳に届くのは獣の声としか思えない女の嬌声。
イキ狂い、肉欲に支配された淫らな情婦の喘ぎである。
アリーシャに覆い被さるように四つん這いになったディアナが後背位でセックスしている。
他者のセックスをこんな至近距離で見せられることになるとは露ほども思っていなかったアリーシャだったが、その対象がディアナであるということもあって思考停止してしまっている。
戦いに敗れて囚われの身となってから、何があったのかをアリーシャは知らない。
相当の出来事があったのだろう。
誇り高く生真面目な騎士が、ただ男に媚びを売り快楽を求めるだけの雌犬に成り下がるほどの出来事など想像したくもないが、事実としてディアナはすっかり敵国の領主に手籠めにされてしまっていた。
悦楽の炎に燃え立つ瞳と視線が合う。
吐息すら感じられるほどの近距離だというのにディアナの目にアリーシャは映っているのかどうかすら定かではなかった。
「んお!? お、ひいいいいいん♡ イイれすぅ♡ ご主人様ぁ、奥、ゴリゴリしてください♡ あなた専用チンポ奴隷の子宮もっとノックしてくださいいいぃ♡」
卑猥な言葉を恥ずかしげも無く叫ぶディアナ。
頬を蕩けさせて、汗の雫を散らして喘ぐ姿はあまりにも扇情的だった。
自分の身体は痺れたように動かない。静謐の毒の影響かはたまたディアナにイカされ続けたことで体力を使い切ってしまったのか。
「イクッ、おおお! イク、奥に、射精して……は、ひいいいいいいいい♡」
絶叫が響いた。この独房のみならず、フロア全体に響きかねない大声だ。ディアナは自分の声を抑えるという発想もなかっただろう。快楽が彼女の脳を焼いて羞恥心を失ったディアナは、むしろ積極的に自分から声を出している。そうしてマオの情欲を誘い、そして自分自身も昂ぶらせる。無理矢理犯されているのではない。ディアナが自分自身でマオとのセックスを望み、腰を振っているのだ。
(ああ、なんて幸せそうな顔をして……)
アリーシャの眼前でディアナはアヘ顔を曝している。
普段のディアナではあり得ない、醜く欲望に歪んだ顔。それでいて、とても満足そうな顔である。
「あ……お……んほ……ぉ、イク、はえ、ぇ、気持ちよかったれすぅ♡」
甘えるディアナの声色は耳元で聞こえた。両手で体重を支えることができなくなったディアナは、崩れ落ちてアリーシャに倒れ込んだのだ。
弱い痙攣を繰り返すディアナは意識が朦朧としていて、とても会話ができるような状態ではない。夢見心地のまま絶頂の余韻に浸っている。
突き上げた形のよい尻を押さえてマオはペニスを引き抜いた。
キツキツのマンコはペニスを離すまいと抵抗して締め付けてきたのだ、最後の最後まで気持ちがいい。本来であれば、もっとディアナのマンコを味わっていたいところだが、今日の本命はアリーシャだ。
ご褒美中出しで射精したペニスは、まだまだ余力を残している。ディアナに注ぎ込んだ精液は、マオが射精できる総量のごく一部でしかないのである。
マオが何も言わずとも、アリーシャにはすべて伝わっている。
ビキビキと血管が浮き上がる男根は満足していない。むしろ、ディアナを犯したことで、勢いが付いている。快楽の犠牲者をさらに積み上げなければ、治まることはない。
性に疎いアリーシャですら、これから自分の身に起こることを予見するのは容易だった。
「あ……」
ディアナを退かして、アリーシャにペニスを見せつける。
ディアナのマン汁と精液で濡れたペニスからは、強烈な異臭が放たれている。顔を背けたくなる悪臭だ。
それにも関わらず、アリーシャはペニスから目が離せない。
ディアナをよがり狂わせた本物のペニスだ。静謐に毒を盛られ、ここに監禁された時からアリーシャの体内には性欲の火が確かに灯っていた。
強靱な理性とプライドで今まで我慢を重ねてきたが、本物がそこにあると身体が認識してしまうと一気に瓦解してしまう。
(これが、男性のペニス……! なぜだ、こんな汚らわしい物を見せられて……わたしは、こんなに昂ぶっているのだ?)
心臓がバクバクを跳ねているのを自覚する。
臭いがきつく、呼吸にすら影響している。それなのに、この臭いを嗅ぐことすらも止められない。堪らないと身体が認めているのだ。理性と本能が乖離していくのが分かる。
(これはダメだ。受け入れてはいけない。敵の……女を貶める卑劣な行為だ。絶対に認めてはいけないことだ)
マオがアリーシャの貫頭衣の裾を捲り上げる。
白く澄んだ肌が仄かに赤くなっている。太ももの付け根には、しっかりと充血して愛液を垂らすマンコがある。
「俺とディアナの交わりを見て興奮していたのか?」
「ば、馬鹿なことを言うな。そんなはず、ないだろう。静謐の毒がこうさせているだけだ」
「何にしても、お前の身体はもう限界だな」
アリーシャは純粋な人間だ。
マオが抱いたヒロインの中には人間ではない者もいるが、尽くを屈服させてきた。力を失い、媚薬で発情したヒロインを堕とすことなど造作もない。
マオはアリーシャの乳首を擦った。
弱い刺激だが、今のアリーシャには鋭い針で刺されたかのような強烈な刺激となる。もちろん、それは苦痛にはならない。乳首に触れられた瞬間に、腰が痙攣したかのように震え始め、全身を巡る血の量が増えた。
「ふう……♡ う……は……ああ……だ、め……それ……止めろ、ぉ♡」
弱々しい言葉だけの抵抗だ。
アリーシャは身じろぎしながら、快感に流されそうな我が身を恥じた。
そんなアリーシャの愛らしい乳首をマオは舐める。
「ひい……♡ あ、なんてこと、ほおぉ♡ はあ! あ!」
「さすがに出ないか」
「馬鹿者……出るわけ、ないだろう。そんなことも、知らないのか、う! はあ! なんで、続ける!?」
「アリーシャの反応が可愛いからだな。ずっと続けられる」
「ひゃあ、乳首、吸うな、ふああ♡ あ、あ、ああ♡ なぜ、こんなに敏感なんらぁ♡」
「素直になれ。もっと気持ち良くなりたいだろ」
「く……ふう……ん……ちがう……ん♡ ん♡ はあ……はあ……♡」
熱い吐息が唇から溢れ出る。
マオの愛撫は執拗で刺激的、それでいて最後の一線は越えようとしない。
アリーシャの身体が絶対に満足しないように、絶頂の一歩手前で踏みとどまらせる。
(この男に、わたしの身体は支配されている)
そう自覚するのに時間は掛からなかった。
快楽を感じる場所もその程度もすべてがマオの手の平の上だ。
マオがアリーシャをイカせようと思えばイカされ、その逆にアリーシャをイカせないようにすれば、アリーシャはいつまで経ってもイクことはない。
乳首ばかりを執拗に愛撫されながら、その乳首の感度も極限まで高められているというのに、アリーシャはイクことができないまま苦しめられている。
もどかしい。
すぐ目の前に絶頂の頂があるというのに、その手前で足踏みさせられている。
「はあー♡ ふうー♡ ん♡ ふ、はあ♡ あ♡ ふぅん♡ くうぅ♡」
アリーシャは決して屈するまいと頭では決意を盤石にするものの、マオの指先と舌が乳首に触れるたびに乳首から流れる快楽信号がその決意を溶かしてしまう。
アリーシャは横目でディアナを見る。
快感のあまりに気絶したかつての同僚。
この男の手練手管で堕落した彼女には、騎士団長として活躍していた頃の面影は皆無だ。
本能のままに性欲を求める姿は目を背けたくなるほどにおぞましく、マオはアリーシャをディアナと同じところまで堕とそうとしている。
このままマオの調教を受け続ければ、何れは自分もディアナのようになってしまうのだろうか。
ディアナのほどの人物が堕ちたのだ。
その可能性は低くはない。
拒否しなければならない未来だ。
ディアナを正気に戻して、必ず脱出する。
性奴隷になるものか。
そう心に決めてアリーシャは、今一度マオを睨み付ける。
と、その時、マオの手がさっと動いた。
アリーシャの太ももの間、乙女が最も触れられてはならない秘密の花園にマオの指先が触れたのだ。
「はッ――――ぁ」
乳首以上の甘い痺れがアリーシャを襲った。
目を見開き、びっくんと腰が跳ねた。
溜まりに溜った性衝動が、一瞬でアリーシャの中で弾けた。
「はあ、あが……かは……な、今の……」
それは一瞬の出来事だ。
真っ白な光が視界で炸裂して過ぎ去っていった。
残されたのは快感の残滓だけ。
「イクのは気持ちイイだろう?」
と、マオが言う。
「イッてなど、いない」
アリーシャは否定した。
口先だけの否定である。
アリーシャの身体の状態など、マオにはお見通しだ。
だから、マオはアリーシャを激しく責め立てることはしなかった。
マンコに直接触れることもない。
クリトリスの周辺を円を描くように撫でるのが精々だ。
「ん……くふぅ……はあ……う……ぁ……ぁ……うう……ふうう♡」
アリーシャは時折腰をひくつかせる。
優しい愛撫は地獄のような苦しみをアリーシャに与える。
(いっそ、ひと思いに……)
決して満足することがない。
快楽で火照った身体は、どうしようもないくらいに刺激を求めている。
マオの指が乳首とマンコを焦らし続ける。
一番気持ちイイところを敢えて外して、絶頂の手前を維持している。
快感の熱が引こうとすると、そうはさせないとばかりに急にスイッチを入れてくる。
アリーシャの身体は一気に快感のギアを引き上げられ、しかし、その後が続かない。
小刻みな痙攣を繰り返し、太ももを擦り合わせてどうにか快感を誤魔化している。
「はあ……はあ……はあ……うぁ……んあ♡ あ、ち、くび……あん♡ あ……また、離れ……う、くうぅ♡」
じわじわと理性が溶けていく。
(熱い。身体が燃えるようだ。あと少しだというのに、この男の指があそこに触れてさえくれれば……)
涙がこぼれ落ちた。
乳首もクリトリスも充血してビンビンだ。静謐の毒も使われているのだろう。快感で全身がおかしくなっている。
そこで、マオの指先がマンコの筋を撫でる。
「ひッ……あッ」
アリーシャは迸る熱に小さく悲鳴を上げる。
触れられただけでとんでもない痺れが襲ってきた。
それは甘美な毒。
稲妻のように脳天を貫く快感だ。
「アリーシャ、欲しいか?」
「あ……はッ、はッ、な、何、を」
「さっきから、お前が見てるものだよ」
「ッ……あ」
指摘されて初めてアリーシャは自分がマオのペニスを見つめていたことに気づいた。
強靱な雄の象徴。
ディアナの心と身体を滅茶苦茶にした元凶だ。
アリーシャの肉欲は明確にマオの一物を欲しがっている。
無意識のうちにアリーシャはペニスに熱い視線を注いでいた。
それを言葉で自覚させられて、羞恥に顔を紅くする。
「ち、違う……わたしは」
「いい加減素直になったらどうだ? ディアナのように、羽を伸ばして快感に身を任せればいい。今のままだと苦しいだけだぞ」
「わ、わたしは、あなたの言いなりにはならない!」
アリーシャは迷いを打ち払うように声を荒げた。
自ら口に出すことで、気持ちを新たにするためだ。黙っていては流されてしまう。快感が頭に作用するのだから考えているだけではドツボに嵌まる。思考が徐々に快感を受け入れる方に流され、そのままループしていく。口に出して、気持ちをリセットしないといけない。これで、またしばらくは耐えられる。
「なら、仕方ない。時間は十分あるからな。俺もたっぷり楽しませてもらう」
「ふ、く……何をするつもりだ」
「お前ばかり気持ち良くなるのはずるいだろ」
マオはアリーシャの股を開かせると、勃起したペニスをマンコに擦り付けた。挿入はしないがペニスの根元を股座に押しつけると亀頭はアリーシャの臍の上には届きそうだ。巨根といっても差し支えないだろう。
「あ……あ……そんな、大きい……」
(こ、こんなに大きかったか? こんなものを挿入されたら、一息に子宮まで貫かれてしまう!)
まるで狙いを定めるかのようにペニス先端はアリーシャの顔に向けられている。ペニスの熱は肌を通じて子宮に届く。
人肌以上の熱を持つペニスは異様な存在感を放っている。
「分かるなアリーシャ。お前がコイツを受け入れれば、速やかにお前の熱を取り払ってやる。お前の倦怠を一気に解決してやれるぞ」
マオはアリーシャのクリトリスに裏筋を擦り付けながら話しかける。
ペニスをアリーシャの身体に教え込むかのように、ゆっくりと前後に動かす。クリトリスが潰されるようにもみくちゃにされて、アリーシャは悲鳴を上げた。
「やめ、てくれ……動かないで……あ、あ、そんなものを、擦りつけないでくれぇ」
「そんなものとは失礼だな。失礼だからもっと続けるぞ」
「ひぃ、やめ、ふあ……あ、熱い、やだ、ひ……あ……男の人のものが、ぁ……こんあ、熱い、なんて……はあ、あ……あふ……あぁ♡」
アリーシャは自分から腰を動かして、ペニスにマンコを押しつけている。それどころか、両足はいつの間にかマオの腰に絡みついて挟み込んでいた。
「身体は素直だなアリーシャ」
「ち、違う、違う、こんな、こんなこと、したいわけじゃ……あ、あ、ああ、おかしい、熱い、下腹部が、燃えるようだ……はあ、ふあぁ♡」
アリーシャのマンコから愛液が垂れ流されている。
ペニスに愛液が絡みつき潤滑油となってさらに淫らな音を響かせた。
アリーシャは挿入されてもいないのに嬌声を上げ始めている。クリトリスへの断続的刺激は、散々に焦らされたアリーシャをイカせるには十分な刺激であった。
一度軽く絶頂を迎えると、連鎖的に快感が爆発していく。
オーガズムは一度で終わらず何度も繰り返す。マオがペニスでクリトリスを擦る度に、さらに快感が追加される。
「ひ……ふ……お、おお♡ イク……これが、イク……はへ♡」
あっという間にだらしない表情に生まれ変わったアリーシャは、ペニスを凝視したまま犬のように喘いでいる。
「物欲しそうだな、アリーシャ」
「はあ、はあ、はあ……んく……い、く……はあ、はあ、これ、が、くれば」
「今の絶頂では足りないか? そうだろう。お前の身体は挿入なしでは満足できないはずだ」
アリーシャの臍をマオはペニスで軽く叩く。
「この奥にコイツを挿入してほしくないか?」
「はあ……はあ……はあ……あ、う……ぅ……それ、は……ぁ……」
「ディアナのように、何もかも忘れて快楽に耽る。それを悪いと誰が決めた? アリーシャ。身体の訴えに耳を傾けてみろ」
「ふう……♡ ふう……♡ はあ……♡ あ、うぅ……♡」
理性と本能の狭間で漂っていたアリーシャの意識は多分に本能に流されつつある。ペニスを擦りつけられ、これでもかと本能を刺激されたまま、オーガズムを味わった。快感を脳が味わってしまった。そのさらに先に行くのにペニスが必要ならば、それを咥え込もうとするのは当然だ。
(目が離せない。これが、これさえあれば、気持ち良くなれる。だが、それは、それをしてしまえば、わたしはもう……)
「くふ……ふう……うあ、ああ……あああ♡ ひぐ……う……んあ……ああぁ♡」
一度味わった快感が忘れられない。
絶頂経験が次の快感を求めてさせる。
どれだけ言葉で否定し、快感を拒絶しようとマオにコントロールされた性欲はアリーシャの理性の埒外を行く。
(なんて情けない。こんな性欲一つに弄ばれて、敵に心も身体も委ねてしまうだなんて……だが……)
ディアナを見る。
快楽堕ちした騎士団長の幸せそうな表情が脳裏を過ぎる。狂ったように快楽に流されたおぞましい姿が、今となっては羨ましい。
肉欲を認めて、素直になってしまえばすべて解決する。
「くぅ……ううううう」
ぷつん、と理性の糸が切れる音がした。
「……くれ」
「ん?」
「入れて、くれ……」
呟くようにアリーシャは唇を動かした。
「聞こえないぞ。何を、どうしたいんだ?」
「あ……う……」
悔しげに顔を歪めたアリーシャだったが、前言を撤回することはもうできない。
快楽を認めると決めた瞬間に苦しみは倍増した。目の前のペニスを早急に挿入しないと狂ってしまう。我慢ができなくなったからだ。
「た、頼む。意地悪しないでくれ……あなたの、それをわたしに」
「それじゃ分からんぞ。そうだな、おチンポ様だな。おチンポ様と言えたら挿入してやる」
「そんな、こと」
「言えないなら、俺はもう帰る」
「あ……な……そんな」
アリーシャの胸に去来するのは途方もない恐怖だ。
この快感の火を灯されたまま放置されたのでは堪らない。もはや、戻れないところまで来ているのだ。行き着くところまで行かなければ、心身ともに壊れてしまう。
「……お、おチンポ様」
(恥ずかしい。こんな言葉を口にしなければならないとは……だが、そうしないとわたしはもう……耐えられない)
踏ん切りさえ付いてしまえば、後は雪崩を打つように言葉が出てくる。
男に媚びを売り、セックスを求める雌の本能に従うだけだ。
「おチンポ様をわたしの膣内に挿入して……ください」
「必死だな。そんなに欲しいのか?」
「ほ、欲しい、欲しいんだ。た、頼む。早く、おかしくなってしまう、おチンポ様を、頼む、頼む、頼む、お願いだ、イカせて、おチンポ様を」
アリーシャは恥も外聞も無くマオに縋り付く。マンコをペニスに押しつけて、くねくねと腰を動かした。
どうしようもない発情した雌犬だ。騎士の顔をかなぐり捨てたアリーシャは、性欲に従う以外に考えられないとばかりに悶えている。
ここまで堕ちれば十分だ。
美少女騎士が堕落した瞬間というのはいつ見てもいい。マオの中の嗜虐的な心が満たされる。
「いいぞ。堕ちたご褒美をくれてやる」
「あ……!」
アリーシャの膣口をマオのペニスがこじ開ける。
愛液が溢れる蜜壺をペニスが容赦なく貫いた。
破瓜の痛みはなかった。
ただ快感だけがあった。
「うあ……あ……おおお♡」
アリーシャは衝撃で大きく仰け反った。
言葉もなく嬌声もない。
だた快感で脳が焼き切られたかのように痙攣して激しいオーガズムに溺れた。
「お、おチンポ様が、来た、わたしの奥、にぃ♡」
「いい締め付けだ、動くぞ」
ギチギチに締め付けてくるアリーシャの膣肉はヌルヌルしていながら簡単には抜けない。しっかりとした肉質でペニスを包み込む。処女ではあったが、何日も時間を掛けて熟成したからだろうか。快感を受け止めて、ペニスを締め付けるという仕事を完璧に熟している。
「お、ひいぃ♡ あ、ああん♡ あ、あ、そんな、いきなり、動く、ふおおお♡ 何だ、これは……あ、あ、あ、お腹の奥、奥に、おチンポ様が届いて、ひいいい♡ 知らない、こんな気持ちイイの、は、初めてだ♡」
アリーシャは未知の快感に翻弄されている。
身体は本能任せでも理性はそうもいっていられない。
何とか快感を理解しようとする。
その知性の働きを快感が妨害する。
優れた頭脳もプライドも快楽の前には意味を成さない。
一突きする度に子宮が下りてくる。
子宮口にペニスがキスすると、腰が砕けて力が抜ける。
「おふ……んふ、は、へぁ……おお……しゅご、ひい、これが、セックスなのか、こんな、快感が、この世にあった、なんてぇ♡」
アリーシャは幸せそうにふやけた表情を浮かべた。
たっぷり時間をかけて肉体に刻まれた欲望が、アリーシャを狂わせる。
どれだけ強靱な理性があろうとも、人間は欲に流されやすい生き物であるという点は如何ともしがたい。
快感には特に弱い。
脳細胞に染み渡る享楽の毒は、アリーシャの騎士としてのプライドも良識も何もかも押し流してしまう。
「あ、くあ……んひぃ♡ ああ、おっきぃのが、わたしの膣内に、は、入って、あ、んお、すご、あはぁ♡ ふっひぃ♡ 気持ちイイのが、止まらない♡」
アリーシャは瞳をひっくり返して喘いでいる。
白い肌が紅潮し、しっとりと汗に濡れていく。
マオは愛撫を続けた乳首を噛んだ。ペニスで膣奥をコツコツ叩きながら、別の性感帯にも攻撃を続ける。
「ひあ、あああ! それ、やめてくれ、く、狂う♡ 乳首、同時は、無理らぁ♡」
嫌々とアリーシャは首を振った。
マオは器用に彼女の乳首とポルチオを同時に刺激する。乳首は優しく、ポルチオは激しく。快感から逃げようと身体を捻るアリーシャを押さえ込んで、絶対に逃がさないと腰を叩きつける。
初めて男を知った膣は、本能のままに性欲を貪る。それはアリーシャ本人ですら制御できない反応だ。否応なく快感は持続する。アリーシャの身体そのものが、絶頂を求めてペニスに縋り付いているのだ。
「どうだ、アリーシャ。初めてのセックスは」
「あ、あぐぅ、んぐうう♡ き、気持ちイイ♡ はぁ、あ、んああ♡ ディアナが堕ちたのも、分かる。これは、ふうぅう、あひ♡ さ、最高だ♡」
アリーシャは自らマオの腰に足を絡ませる。より深くに抽挿を求めるように腰を小刻みに動かした。
「はあ、はあ、んああ、声、我慢できない。こんな、あふ、はしたない、声が、あん♡ イイ♡ ダメ、よすぎる♡」
「我慢はしなくてもいいぞ。ここにいるのは俺とディアナだけだ。ディアナはどうだった? お前に遠慮したか?」
「はふ、んあ、そ、それも、そうか。あ、んあ、はあん♡ ディアナも乱れていたからな、はあ、はあ、はひ♡ お、おおお♡ そんな、奥に強く、はあああ♡」
恥も外聞も牢の中では関係ない。
ディアナという先例があるのだ。堕ちるのは仕方ないし、声を荒げて嬌声を叫ぶのも問題ない。気にしない。心の底から快楽に従い、素直になってしまえばいいのだ。
「は……ああ、んああ、んあ、あん、ふああ♡ あ、あ、あ、んんん♡」
マオはすっかり堕ちたアリーシャに顔を近づけ、口付けをする。
アリーシャは驚いて目を見開いた。
「口を開けろ、舌出せ」
「ん……あ……ああ」
アリーシャは命令に従った。柔らかい唇を開き、熱い舌を差し出す。マオはアリーシャの口の中まで犯すかのように舌を押し込み、アリーシャの舌を貪り食う。
「ん……ちゅ……れろ……んああ♡ れろ……んちゅ……んふうん♡」
(こんな激しい口付け……ああ、口の中まで気持ちイイ)
アリーシャはマオの抱きついて自分から舌を絡ませる。
マオの舌を吸って、粘膜接触の快感に溺れる。
何も考えられなくなった。
ぼうっとした頭は快感に埋め尽くされて、マオをどう繋がるかということにしか思案が及ばない。
「はあ、はあ、れろ……ちゅ……んあ、もっと……くれ……気持ちイイの……ちゅ……れろ、んん♡」
アリーシャの膣内の肉襞という肉襞がペニスに絡みついてくる。
何重にも重なる柔らかな段差がカリ首を絶え間なく刺激する。
すっかりマオのペニスの形を覚えた膣内は、ペニスを効率よく刺激するために最適化している。抜き差しすると痺れるような快感が走り、射精を促してくる。
ついさっきまで処女だったとはとても思えない。
アリーシャの肉体は未経験のまま経験豊富な娼婦のそれに作り替えられていたのだ。静謐の毒と快楽以外の刺激のない空間が、只管肉欲を求める習慣を身につけさせた。
アリーシャ自身も自覚はなかっただろう。
一切の刺激が無く、代わり映えしない独房生活の中では性的快感だけがアリーシャの理性を正常に保たせる強い外的刺激だった。
「お、く……締め付けが、またキツくなったな」
百戦錬磨のマオを唸らせる膣圧がペニスにかかる。
アリーシャの美しい美貌が汗に濡れ、悦楽で蕩けきっている。それを間近で見ているのだから、マオ自身の欲望も格段に跳ね上がっている。
「んお……ふああ……ああん♡ すごい、これは、ひゃあ♡ ああ、奥に、わたしの奥が、あなたに蹂躙、されている♡ あはあぁ♡ これ、頭が変になって、ん、ふう、はあ♡ あ、あ、あ、ふぐううう♡」
ごり、と膣奥を打つペニスの衝撃にアリーシャは白目を剥いた。
(快感が強すぎて、意識が飛ぶ)
身体の制御がまったくできなかった。
止めどなく溢れてくる快感が、アリーシャを突き動かす。不随意な肉体の反応はより強まり、頭の芯まで痺れていく。
「気持ち、イイ。ああ、ん、気持ちイイ、あ、あ、んはあ♡ ああ、イイ♡ 好き、あ、はあ♡ イク、ああ、大きいのが、来る♡」
「我慢するなアリーシャ。そのまま身を委ねろ」
「ん、あ、激しく、あ、そんなにされたら、すぐ……ふぐ……あ、んああ、あ、あ、あああ♡」
むくむくと湧き上がる快感がペニスからマオの頭に伝わる。
アリーシャも限界なら、マオも限界だ。
お互いの性感が最大級に高まっている。
アリーシャに同調してマオもまた絶頂の寸前に到達していた。
腰の動きを早める。
アリーシャの理性を突き崩すと同時に自分を高めて射精するためにだ。
アリーシャの肉穴でペニスを扱く。
まるでオナホにするかのように自分が気持ちよくなるためだけの抽挿。そんな雑な扱いでもアリーシャの膣は十分に快感を味わえる。
ペニスの僅かな動きだけでもアリーシャの膣肉は自分から快楽を得ようと動いている。絡みつきしゃぶりつき精液を吸い出すために力を尽くしている。
昂ぶる心のままにアリーシャを犯すマオは、最後に根元までペニスを押し込んだ。
ペニスが跳ねて膣奥で射精する。
どくんどくんと全身の血流がペニスに集まり、アリーシャの膣内に流れ出ていくかのようだ。
「あ、あ、あ、イク、イク……あ、ひ、ぐ、ぅ……あ……ああああああ♡」
アリーシャの腰が浮き上がりペニスがさらに深く突き刺さる。
アリーシャは舌を突き出したアクメ顔のまま白目を剥いて小刻みに身体を震わせる。絶頂で意識は昇天し、身体はブリッジして余韻を味わっている。
「お、お、お……膣内が熱い……い、く……おひ、へあ♡」
がくん、とアリーシャは脱力した。
人生最大の絶頂はアリーシャをすっかりメロメロにしたらしく、彼女の表情に嫌悪は一切ない。幸せそうな笑顔を貼り付けて、夢見心地のアリーシャの唇をマオは貪る。そして、そのまま何度もペニスを抽挿する。
「んお……おおッ、今、イッたばかり、壊れて、ひぐ……んちゅ……ん、んんんんんんんん♡」
抗議の声も許さない。
口を塞ぎ舌を押し込んで呼吸すら覚束ない状態でペニスを打ち込んだ。中出しした精液を膣壁にすり込むようにペニスを擦りつける。
「ふお……ん、んんん、んふ……ちゅぱ……れろ……んあ、やめ、そんな、されたら、ふあ、あ、せ、精液が、染みつく、ん、お、んんん♡」
息もできない中で快感だけが頭を支配する。
(ペニスが精液を塗り込んでいるのが分かる。わたしの膣内全部にマーキングしている。また来る、終わらない、わたしの子宮が、この人の精液で満たされる、こんな、こんなことを続けられたら、もう……♡)
マオの抽挿は容赦がない。
アリーシャの身体に徹底的に雄と雌の関係を叩き込んでいる。
ポルチオに亀頭を叩き付け、精液を浴びせかける。
二度目の射精でアリーシャはピーンと両足を伸ばした。
「んふうううううううううううう♡」
悶絶するアリーシャの身体をマオは全身を使って押さえつける。
逃がさないようにペニスをしっかりと押し込んで、口も塞ぐ。アリーシャの嬌声はマオの口の中で封殺された。
それは逃げられないと自覚させるには十分すぎる暴虐と快楽だった。
何度もイカされ、抵抗も無力化される。そして何より、アリーシャの心身は快感を受け入れてしまっていた。この快感を与えてくれるマオに心が掌握されている。
(幸せだ。男女の交わりが、こんなにも気持ちイイことだったなんて)
自分からマオの舌を貪りながらアリーシャは目を細めた。マオの腰を両足で挟み込み、抱き締める。快感と幸福の中でアリーシャは堕ちていく。クロガネ大公国への忠節も仲間への罪悪感も流されていく。マオに抱かれているとそんなものはどうでもよくなってしまう。ディアナもそうだったのだろう。これほどの幸福を拒絶することなど不可能だ。
アリーシャは中出しの熱を再び感じた。
突き抜けるような快感でまた意識が途切れる。
苦痛はない。
この意識の断絶の度に自分はマオの女として生まれ変わっていく。そんな気持ちにすらなった。快感を受け入れて絶頂を拒否しない。
アリーシャは潮を吹いて、絶頂した。
嬌声を叫ぶ体力も残っていない。
マオが満足してアリーシャからペニスを抜き取った時、アリーシャはほとんど気絶に近い状態だった。白濁液をマンコから垂れ流し、弱々しく笑いながら痙攣しているという有様だ。
「アリーシャ、起きろ」
「あ……う……」
アリーシャはぐったりとした様子で身体を起こした。
髪を乱して汗だくになった彼女はすっかり疲れ切っている。
そんな彼女の前にマオはペニスを差し出した。
「アリーシャ、お前が真に忠誠を誓うのは誰だ?」
と、毒のような言葉が耳から脳に流れ込む。
快楽を叩き込んだペニスが目の前にある。精液の臭いを漂わせ、アリーシャに雌の自覚を強要した雄の象徴である。
それを見るだけで、アリーシャの心臓は高鳴ってしまう。
「あ……」
僅かな逡巡。そして、アリーシャは唇をわななかせた。
「わ、わたし……アリーシャ・ディフダは、ノワールの領主様に忠誠を誓います。どうか末永く、お側においてください……ちゅ」
そう言うや、アリーシャはペニスに忠誠のキスをした。
何をすべきか本能が理解していた。
これ以上無い屈辱的な忠誠の儀式だ。だが、アリーシャはそれをよしとした。このペニスに自分のすべては奪い尽くされ、作り替えられてしまった。
アリーシャは唇を開き、ペニスを受け入れる。
精液の味が舌を痺れさせた。
それでも吐き出さないでしゃぶり続ける。
堪らない幸福感を味わい続けるために、マオに従属する道を選んだのだった。