会談から一週間後
特戦隊本部 執務室
海風「…大丈夫?お父さん」
伊達司令官「…大丈夫だよ。」
海風「でもそうは見えないよ。それに最近夜遅くまで仕事をしているって綾波ちゃんから聞いた。」
伊達司令官「…最近夜眠れなくてな。仕事をしていたほうが落ち着くんだ」
海風「お母さんのこと?それとも」
伊達司令官「それともなんだ?」
海風「私たちのこと?私たちが本当の娘だって」
伊達司令官「蒼龍から聞いたのか?」
海風「うん。」
伊達司令官「…駄目なお父さんだろ?」
海風「最初はね。でも最近は違う。」
伊達司令官「どうしてだ。俺は一度自分の勝手な理由でお前さんらの親権を捨てたんだぞ!」
ギュウ
伊達司令官「海風?」
海風「確かに施設で過ごしてからずっと嫌なことばっかりできつかった!誰かに助けに求めても誰も助けに来なかったけど今度は違った!お父さんが助けてくれた!そのあとも責任を充分果たしてくれた!」
伊達司令官「…海風」
海風「もう思い悩まないで。私たちは大丈夫だから」
伊達司令官「そうか。娘に助けられるとはな。ありがとな」
海風「お父さん。」
伊達司令官「これで一つ悩みは解決した。あとは」
海風「お母さんのこと?」
伊達司令官「あぁ。必ず俺達で母さん達をこの負の連鎖から助けるぞ」
海風「うん。」
プルプル
伊達司令官「すまない。仕事の電話かも」
海風「私が出るよ」
ガチャ
海風「はい執務室。…分かりました少しお待ちください」
伊達司令官「なんだって?」
海風「カポネ提督から大事な電話だって」
伊達司令官「分かった。変わろう」
海風「3番だって」
伊達司令官「ありがとう」
ピッ
伊達司令官「私だ。」
カポネ提督『旦那、忙しい時にすまない。』
伊達司令官「構わないさ。それで娘と楽しい時間を邪魔するほど大事な用って?」
カポネ提督『そいつぁ失礼したな。だが実はな,』
伊達司令官「あぁ…なに!確かな情報か?」
カポネ提督『あぁ。あとは旦那に任せる』
伊達司令官「分かった…ありがとう」
放送マイクポチ
伊達司令官『司令より達する各部署のトップ及び全艦娘は至急会議室へ。繰り返す各部署のトップ及び全艦娘は至急会議室へ。以上』
マイク切る
海風「お父さん?」
伊達司令官「…時は来た。」
海風「え?」
伊達司令官「ついにこの時が」
海風「一体何が?」
伊達司令官「…瑞鶴の居場所が判明した。」
海風「瑞鶴さんが?」
伊達司令官「あぁ、海風お前さん確か瑞鶴に射撃を習っていたらしいな」
海風「えぇ舞鶴会議のあとにね。」
伊達司令官「そうか。」
海風「それで瑞鶴さんはどこにいるの?」
伊達司令官「あぁカポネからの情報によれば瑞鶴はこの九州にいる。もしかしたら蒼龍や飛龍、瑞鳳など他の皆のことについて何か知っているかも知れない。」
海風「本当に?」
伊達司令官「それを確かめるためにもなんとしても奪還しなければ!」
海風「奪還?もしかして幽閉されているの?」
伊達司令官「…詳しい話は会議室でする。まずは会議室に行こう。」
海風「…はい!」
続く