FGOの比率が多いですが、主役と主人公が万仙陣のキャラクターなので、そちらを中心とした展開となります
今日から3日連続更新後、週1の更新に移行します
クロス先に地の文が殆どないので、行間を埋める時間をください
ーー人皆七竅有りて、以って視聴食息す
ーー此れ独り有ること無し
霧の中、路上の壁にもたれ掛かる私に声をかけてくる者がいた。
「見つけました、貴方には我々に協力していただきます」
私が願われて断るはずがなく、言われるがままに何か大きな建物に入り、階段を下る。
クラスだの真名だの聞かれたが、私がそれを認識することはなかった。
案内された空間には霧を吹き出す巨大な機械があった。
そこで、世界の現状と計画とやらを聞かされる。
聞かされた話は嘆きと悲しみしかなかった。
私が皆を救ってやらねばならない。
人類は幸福であるべきだ。
「待て、何をする気だっ」
善い夢が見たいだろう
夢が霧に混じり合う、人類が救われる
「先輩......静乃先輩っ」
マシュの声に私は目を覚まし、ベッドから体を起こす。
ここはカルデアの私室、私は石神静乃だ。そのはずだ。
「マシュ......?」
「......、どうかしました?顔色が今朝はあまりすぐれないようですね」
不思議そうな顔で顔を覗き込むマシュに、私はさっきまでみていた夢を話そうと口を開く。
「なんだか嫌な夢をみていた気がする......私は人類の歴史を取り戻そうとしているのに、絶対に実行してはいけないような、致命的に間違えているような......思い出せないな」
口に出そうとしていくうちに零れ落ちていく夢の記憶に正直ほっとする。
「大丈夫ですよ先輩、今までのオーダーでも先輩は焼き払われようとしている歴史を修復してきたじゃないですか。
ミーティングが始まります、管制室へ行きましょう」
マシュと話しているうちに気持ちが上向いてくる。
「そう、そうだよな。ありがとう、マシュ。直ぐに支度して向かうよ」
そういって服を着替え、管制室を訪ねる。
「おはよう、諸君良いタイミングだ。丁度準備も整ったところだよ」
中ではロマニが資料をめくりながら待っていった。
「まず、前回得た情報の解析結果だ。レフ・ライノールたちが言っていた72柱の魔神と、それに関連してカルデアの召喚事例について話そう」
途中でダ・ヴィンチも混ざり、ロマニの説明を聞きながら考察を進めた。
ロマニが、マスターに逆らえないにしても、ソロモンが今回のようなことを企むマスターの召喚に応じるはずがないと頑なに主張していたのが印象的だった。
「次は、カルデアにある不審な記録の調査結果を発表するよ。カルデアスへのID不明のレイシフトのうち、座標の割り出せたものは、いずれも今まで修復した特異点に向かっていた。
敵と仮定して動くけど、残りの座標に特異点がある前提で調べてみようと思う。誰かの掌の上のようで落ち着かないけどね」
人理修復のための調査で判明した誰も知らなかった資料と記録。未だ発見されていないクリプターの痕跡も含めて、このカルデアには謎が多い。
所長が立て続けに死んだりしなければ、あっさり答えも出たかもしれないが、無い物ねだりしても仕方がない。
暗雲立ち込める中、それを振り払うようにロマニが言う。
「さて、どうあれ、残り四つの特異点...
このいずれかの特異点に黒幕が潜んでいる可能性は高い。
他の時代に異常はないんだ。特異点を潰していけば必ず黒幕に遭遇するさ」
さらに続けて地図を広げながら言う。
「今回のオーダーの詳細を説明しよう。
第四特異点は十九世紀、大英帝国。珍しいことに首都ロンドンに特定されている。
遠からず、特異点であるロンドンは焼却される。消滅だ、君たちにはそれを止めてもらう」
そして、十九世紀のロンドンのついての歴史的な解説を受ける。
「すなわち、文明の発展と隆盛、
ーーーつまり産業革命さ」
注意事項の確認の後、私とマシュはレイシフトを開始した。
人理定礎A-
A.D.1888
仙界魔霧都市ロンドン
会話劇の行間埋めに苦戦してます
原作は背景と立ち絵あるからね
イギリスといえば阿片(゚∀。)y─┛~~