『待って、え、どういうことっ!?話通じてるよね!?モニター正常?』
私の耳から混乱するドクターの声が入ってくる。
緋衣南天と名乗ったサーヴァントの口は、私達を切り刻むのを止めない。
「カルデア代表って口だけのあんたであってる?」
ドクターからの返事はない。アニメに逃避しているのだろうか。
私も逃避しているのは変わらない。
「あ、あのっ!緋衣さん。今は言い争っている場合ではっ」
「あんたもあんたよ。石神静乃を甘やかすから、終段も使ってない最弱の盧生、
「私に至らないところがあるのは、わかっています。でもっ、先輩は!」
マシュが止めようとしてくれたが、彼女の口は止まらない。
「なに?阿頼耶は私をこの仲良しごっこに付き合わせるつもりなの?真っ平御免よ。いい、あんた。私は、今の現状はそこで感傷に浸ってる石神静乃が全力を出してない所為だって言っているのよ。ちょっと全員黙ってなさい、たたき起こすわ」
「えっ、ズルいですよっ、抜け駆けですか!わたしにもアプローチさせてください!」
緋衣南天が私の方に歩いてきて、じろじろと蔑みしか感じない目線で見上げると私の隣まで近づいてきて、耳元で囁いた。
「
『君は一体?』
「別の世界線の逆十字にして、
「
私は思わず叫んで距離を取る。
「それがどうかした?マスターに逆らうサーヴァントなんて珍しくないでしょう。こっちの目的の為に使ってあげる」
『それはそうだけど、ルーラーは何故か令呪を持っているんだよ』
「あいつは私が何してようが気にしないわよ。
『うっ......。えっと、どうするつもりだい?あと、その目的とやらを聞かせてほしい』
「
私を救うだけ救って勝手に消えた
「大切な人なのか」
「柊四四八より凄い道具よ、これで満足?こっちはさっさと終わらせたいの。まずは妄想じゃない過去の本人を喚びましょう?」
「みごっ!?まさか、そこの如何にも触るな危険って感じの聖杯使う気じゃないでしょうねっ。なんかあっちのヤバげなサーヴァントと同じ気配するんですけど」
「敵のサーヴァントを明言してる相手に言われるがままに聖杯を使うわけには」
「判断が遅い。はい、これはなんでしょう?」
そういったキャスター南天の手には、静謐のハサンが回収したはずの聖杯があった。
南天ちゃんは万仙陣後、信明くんをそのままにはしないはず(゚∀。)y─┛~~
次回、5/9 0:00予定