※この作品はR-18です。

FGO 第四特異点 仙界魔霧都市ロンドン   作:吉貝 雷

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人理を焼き尽くせば、盧生は無力化するのだろうか


第十二節 崑崙宮殿2/3

「うげっ、えんがちょ、えんがちょっ。それ、近づけないで下さいまし」

巫女服のキャスターがそそくさと後退りして南天から距離を取った。

『えっ......。はっ......?』

 

「言ったでしょう、黄錦龍の元眷属にしてサーヴァントだって。あいつの影響にある聖杯なんてどうとでもなるのよ。

そっちの柊四四八のことはよく知っているでしょうし、まずはこっち(戦神館)の歴史を教えてあげる。

柊四四八オタクのあんたなら聞くでしょう?」

 

そう言った彼女は彼女の世界で起きた甘粕事件、そして別の歴史での黄錦龍と石神静乃の戦いを語りだした。

 

にわかには信じがたい話だったが、思いもよらぬところから彼女の話が裏付けられることになる。

「悲しいなぁ......、俺はお前を救えなかったのか。何故、英雄というのは皆に苦しい世界で生きろと強いるんだ。そうか、そうか。だからお前はここに来たのだな。いいぞ、今度こそ好きな夢を見るといい。

俺は皆が幸せになれば良いと心の底から願っている。

ああ、俺はそうすれば良いのか」

 

「黄錦龍っ!?」

 

黄錦龍の姿が消え、代わりに空中に城と地上から続く階段が現れた。

 

『なんか城が出てきたんだけど、話に出た崑崙宮殿かい?

盧生って出鱈目だなあ。神代ならそりゃ地球の歴史を覗ける人物ぐらい居たけど、現代で実現しているんだろう?

よく魔術師に知られていなかったよね』

 

「えっ?私が時計塔で読んだ書物は盧生についても触れていたんだが」

私がそういうと、南天は急に冷めた表情になる。

 

「あー、はいはい。そういうこと。こっちも引っ掻き回されてるのね。結末が見えたし、目的がなければ帰りたいわ。目的がなきゃそもそも喚ばれてやらないけど。

ほら、充分耽れたでしょう、石神静乃。さっさと英雄四四八を喚ぶわよ。城があろうと戦闘面で黄錦龍が最弱な以上、あいつを殺すのに大した影響はないわ。

協力強制も人理が消し炭になったおかげでロンドン一つで頭打ち。唯一の取り柄の数が制限されているんだから、さっさと倒しましょう」

 

そういわれて、私は南天を見る。

『本物の柊四四八を喚ぶって言ったけど、朔とか言う日でなくてもできるのかい』

「充分状況は揃っているんだから、出来るわ。

あんたがこっちにいたら余計な戦闘が増えてそうね。

ほら、石神静乃。さっさと召喚なさい」

 

『触媒になりそうなものを持っているのかい?』

「さっきの夢の残骸と黄錦龍だけで充分でしょう」

 

緋衣南天に言われるがままに召喚陣を起動する。

 

そこにあらわれたのは。

 

「あー。ルーラー、柊四四八だ。盧生を返上した身ではあるが助力に参った」

 

「おおっ、まさにイケ魂。生きていれば、ベストマスターですのにっ」




次作はゆるい感じの日常系を月間ぐらいでやりたい(゚∀。)y─┛~~

次回、5/16 0:00予定
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