第一部終章及び第二部のネタバレを含みます
「やりましたね、先輩っ!」
「ああ。これでこのロンドンは正しい歴史に戻るんだな......」
『二人ともお疲れさま。こっちの計測器が正常に作動し次第、レイシフトさせるよ』
地面に寝そべる
両者の距離は離れており、その手が届くことはない。
「何故だ......。既に今を生きるのはお前たちだけだというのに、何故態々苦しもうとする。救ってやったところで、誰もお前たちを認めないというのに。取り戻したところで、異界に呑まれ、殺戒を犯し、己が心を自ら打ち砕くことになるというのに。
なあ、今からでも羽化登仙に至るのは遅くはないぞ。何、お前が望むなら俺の全てを以ってカルデアを桃源郷にしてやろう」
「くどいぞ、
「なんだ、俺に手伝えというのか。まったく、困った奴だ。いいぞ、いいぞ、持っていけ。ここから出るのに足りんだろう。何、気にするな。俺とお前の仲だろう」
「何をする気だ!」
私は、さも良いことを思いついたといわんがばかりの顔をした
だが、最後まで使われることの無かった
変化が起こったのは、
「これは......。どういうつもりだ」
腰に現れた見覚えのある剣に、柊四四八が
「なんだ、そんなにうれしかったのか。お前が俺にそんなこと言うなんてなあ。愛い愛い、いいぞ、抱きしめてやろう」
そう妄想に答えた
「最期まで人の話を聞かん奴だ」
「全くだ。それで、なんとも無いですか?四四八さん」
「何を考えていたかは知らんが、あいつ、俺の霊基を強化していったぞ。いくつか
『そんなバカな。ルーラーの令呪にそこまでの力はないはずだよ!?』
「盧生って連中が馬鹿だからにきまってるでしょ。令呪の補助で宝具が打てるのを、令呪で宝具を作ってるとでも思ってたんじゃないの。
盧生はどんなに馬鹿げたことでも無謀なことでも成し遂げられちゃう奴らなのよ。
そんな連中に成り代わろうとか、初代も先代も何考えてたんだか」
緋衣南天が呆れたように答えた。
「負けたとはいえ、何故、特異点のサーヴァントがそんなことを?」
「あいつ、人類史側に呼ばれたサーヴァントよ」
「「『はい?』」」
「人類代表が人類を滅ぼそうするはずないでしょう。結果が滅びであることはあるけど」
『盧生って一体......』
「最初の盧生も人類滅ぼしかけてるし、柊四四八の言う通りに馬鹿でいいんじゃない」
「それは......」
四四八さんに憧れている私としては否定したいが、他ならぬ四四八さん自身が言っているだけに私は何も言えなかった。
主役はじんたん(゚∀。)y─┛~~
次回、6/6 0:00予定です。